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鉄道文学を熱く語らない?NO2

1 :吾輩は名無しである:04/03/14 08:02
前スレッドが1000を越え書き込めなくなりました。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1065143280/l50
今日の日本の反映を築いたのは鉄道。別れと出会いを運んだ鉄道は
それそのものが物語であり文学でもある。鉄道文学は存在する、熱
く鉄道文学を語ろう。鉄道がもたらした激烈な時間変化は文学、文
化、生活に大きな影響を与えた。思考、思念にも大きな影響を与え
た。近代文学の源泉でもある。前スレッドはほとんど一人だったが
これからはのんびりといきたい。消えるなら消えてもよい。

・文学に出てくる鉄道場面を話題にする。近現代問わない。俳諧・
俳句、短歌、小説など。キャッチコピーでもいい。自作の紹介もか
まわない。例、俳句とか。
・前スレッドで出てきた作家などについても論じたい。そういうこ
とを通して鉄道文学の存在を問い続けたい。芥川龍之介、中野重治、
宮沢賢治、志賀直哉、萩原朔太郎などなど
・文学と文化は切ってもきれない。鉄道文化についても話題にして
ほしい。
不思議なことに鉄道用語は、詩語でもある。汽車、停車場、信号
機、跨線橋‥鉄道文学を遊びましょう

2 :吾輩は名無しである:04/03/14 08:41
昨日開業した九州新幹線は文学的じゃないな。テレビのニュースで乗客
がトンネルばっかでしたっていってたもんな。笑。景色見えないと詩は
生まれねえもんな。

3 :吾輩は名無しである:04/03/14 11:01
いまの肥薩線は、もともとは鹿児島本線だった。日本三大車窓の一つ
になって歌枕にもなった。新幹線じゃあ、歌も生まれないね。

4 :吾輩は名無しである:04/03/14 11:55
1001 :1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
コピーしてみた、w

5 :吾輩は名無しである:04/03/14 15:08
九州新幹線のキャッチコピーは「つばめ、翔ぶ」だ。詩的で文学的だ。
地元は開業に湧いているが鹿児島八代開業というのが今ひとつ理解でき
ない。さきに末端を作っておけば博多まではつながざるを得ないだろう
という思惑が見え見え。
レス1でも「長崎の未来は新幹線なしには描けません」というのが問題に
なったが‥。
汽車が文学になりえたのは人間のスピードに合っていたからだと思う。


6 :吾輩は名無しである:04/03/15 06:49
前スレ消えちゃった

7 :吾輩は名無しである:04/03/15 08:20
汽車って雅語になったな。俳句、短歌用語。田舎では汽車がまだ通用する。都会では
あまり通用しない。

8 :吾輩は名無しである:04/03/15 14:44
ジーゼルカーを汽車っていうの抵抗あるな。つながった客車が、汽車なんじゃないか


9 :吾輩は名無しである:04/03/15 20:19
前スレ、「現在 通常のブラウザで読む事は出来ないです。
html化されれば読めるようになります。(通例、2〜3ヶ月ほどかかります)」
だとさ。


10 :吾輩は名無しである:04/03/15 20:41
グーグル、検索からも「鉄道文学」消えたよ。言葉の雑草に埋もれるのが
鉄道文学の運命だな。

11 :吾輩は名無しである:04/03/15 21:27
幻想鐵道株式會社

12 :吾輩は名無しである:04/03/15 22:19
>>8 というより”ジーゼルカー”ってあんた・・・

13 :吾輩は名無しである:04/03/16 06:58
単行のジーゼルがハマナス海岸を走る

14 :吾輩は名無しである:04/03/16 08:22
テールランプ文学はありそうだけどよ、このごろのLEDの後尾灯じゃあ、
詩情が湧かねいな

15 :吾輩は名無しである:04/03/16 20:41
鉄道文学って何?

16 :吾輩は名無しである:04/03/17 23:07
>>15 紀行文学のことかな?鉄道文学と言うジャンルがあるかどうかは知らん。

17 :TYINEIN ◆KefGiBPazM :04/03/18 00:03
高野悦子の「二十歳の原点」はある意味で鉄道文学だね。

18 :吾輩は名無しである:04/03/18 07:49
age

19 :吾輩は名無しである:04/03/18 18:21
>>17
そうなん知らんかった。
鉄道文学の定義、前スレでしたけど、遠くなってしまった。だれか上げありが
とうしばらくおらんかった。鉄道旅行しとった、笑

20 :吾輩は名無しである:04/03/18 20:29
汽車の中でも眠らずにいろいろの事を考えてきました。
そのひとつは詩を書こうと思うのです。どんな詩かというと、その題は「汽車
は動く」というもので、汽車の窓からみたいろいろの景色を、人生の生から死
に至るまでにたとえてその間に「ガターン、ゴトーン、汽車は動く、ガターン
、ゴトーン」の言葉をいれ、時間(人生の悲しさ、空しさを含んだ)を表して
人生の不可思議のようなものをうたいたい。

ネットに出ていた。うん、ある意味での鉄道文学ね。はい‥

21 :吾輩は名無しである:04/03/19 08:08
鉄道を主に素材、テーマとした文芸作品。例えば、芥川龍之介の「蜜柑」など。
小説などでも部分的に見ると、すばらしい車窓風景が描いてある。わたしはそこを
も含めたいと思っている…

22 :吾輩は名無しである:04/03/19 12:23
鉄橋へかかる車室のとどろきに憚(はば)からず呼ぶ妻子がその名は 明石海人

歌意: 鉄橋へさしかかった時の一際高い音響に、周囲の人に気兼ねせずに、別れの
せつなさに耐えきれず思いきり妻と子の名前を呼び叫んだのだった。


23 :吾輩は名無しである:04/03/19 17:43
鉄道によって喚起された感情を巧みに言葉で描いているもの。
鉄道文学の一つの意義付けかな?

24 :吾輩は名無しである:04/03/19 21:12
あまりむずいこというな、w

25 :吾輩は名無しである:04/03/20 06:23
そこらは青い孔雀のはねでいっぱい
 真鍮の睡さうな脂肪酸にみち
 車室の五つの電燈は
 いよいよつめたく液化され
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第1巻 『青森挽歌』P.176」


26 :吾輩は名無しである:04/03/20 17:21
国鉄のうたごえベストセレクションCD

【収録曲】俺たちのシルクロード/凍える街に/俺のハンマー/夜/俺は枕木
/すかんぽによせて/操車場恋唄/機関車のうた/人間の歌/さらし者のブル
ース/ルシュシュはあなたのお気に入り/職場にかえる日を信じて/署名とお
ふくろさん/俺達の歌/レールよ高らかに歌え/レールの音が聞こえますか/
未来をかけて/その日のために
こういうのあるんだ。歌詞は詩的なのかな

27 :吾輩は名無しである:04/03/20 21:18
歌声が鉄道文学かよ、疑問だぜ。レールよ高らかに歌え、そういうても無理
やんか。みんなロングレールになってしもて、このごろのレールは歌わない
のよ

28 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:09
↑ロングレールのレールは謳わない、ほんとそうだ。レールの歌がおもしろか
ったんだ。継ぎ目の音は旅情、詩情だったのに


29 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:16


30 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:24
ちいとわかんないよな。かつてはレールには継ぎ目があってがったん
ごっとんという音がしていたもんだ。けれどこのごろは、継ぎ目が溶
接されて車輪の走行がなめらかになった。

昔の人は汽車にのってがったんごっとんという音を聞きながら思いに
ふけったもんだ。鉄道抒情だべや。w

31 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:37
レールの音を聞いてみたかった。

32 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:43
前スレ
http://makimo.to/2ch/book_book/1065/1065143280.html

33 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:44
鉄道文学はレールの音からも大きい影響。聞いてみたらいいよ
http://www65.tok2.com/home2/tetuon/pc_sound.html
しばし旅情に浸れる。旧型客車がいいかもよ、w

34 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:49
>>32
感動したよ、ありがとう。しばらくはみられないとおもてた。あれ、
そいえばなんか記憶にあるなあと思っていてもみられなかったんだ。


35 :吾輩は名無しである:04/03/21 11:56
 真鶴あたりからだろうか。列車の行く手に、確実に夜のとばりがおりて、青白い月が、窓の
端に浮かんだ。まん丸い月だった。
 窓を見つめていると、闇の中を、黄色くにじむ家々の明かりが、後方に飛び去っていく。ふ
いに、赤い灯が現われる。多分、派出所か救急病院の灯だろう。
 眼を閉じると、車輪が、レールの継ぎ目を拾う音が、リズミカルに聞こえてくる。
 ときどき、周囲の空気を引き裂くように、汽笛がひびく。

36 :吾輩は名無しである:04/03/21 12:02
なんかチャットやってるみたい。w
東海道本線下り夜行列車、なかなか味わいがある。ジョイントを踏む
音、それにホィッスル。たまらんね。で、書き手は微かな憂愁を漂わ
せている‥

37 :35:04/03/21 12:14
>>36
誰の書いたものだか分かりますか? あまりにも意外な作家なのでたぶん驚きますよ。

38 :吾輩は名無しである:04/03/21 12:48
うん、誰だろう。興味深いなぁ。下り列車である。これは間違いない
客車列車だと思う。赤い灯は効果的だねぇ。独り旅の男だね、w。
窓辺に彼女のことを思い浮かべているかも。
ぜひ種明かしを。推理系ということがあるかもしれんな。でも、文の
練達者であることは確かだ。

39 :吾輩は名無しである:04/03/21 13:08
>>38
これは恐れ入りました! 確かに「下り列車(寝台特急はやぶさ)」です。
「独り旅の男」というのも正解です。そしてご明察のとおりミステリであります。
更に文の練達者と書いておられますが、これを書いた作者は当時、デビュー14年目のベテランでした。
どうせなので種明かしはメル欄に書いておきます。

40 :吾輩は名無しである:04/03/21 13:16
はい、ありがとう。勉強になった。全体のテーマということになると
鉄道推理物は文学に入れるのが難しくなる。車窓場面の一風景を巧み
に捉えれば鉄道文学なる。新しい視点をもらった感じがする。
楽しかった。

41 :31:04/03/21 16:19
鉄道の音は、汽車が見えないのに、レールに耳をつけると汽車が
走っている音がします。
ここらあたりにも、文学で使えそうなテーマが見え隠れしますね。


42 :吾輩は名無しである:04/03/21 16:26
汽車の音は大事な要素です。伝導音、汽笛、案内放送、駅弁売り、いっ
ぱいあります。人がいるから鉄道がある。文化のおもしろさです。
こういう話題はなかなか楽しめませんね。前スレでは文学板で1,2
を争うきもスレといっている人いました。新しい文化の前触れです
よ、w。

43 :吾輩は名無しである:04/03/22 07:42
「思えば遠くへきたもんだ」(海援隊)の歌詞に「十四の頃の僕はいつも 冷
たいレールに耳をあて レールの響きを聞きながら 遥かな旅路を夢見てた」
とあるね。ある時代の人々の抒情のみなもとだよね


44 :吾輩は名無しである:04/03/22 18:55
レールははっきりとした痕跡がある。錆びた鉄の線路がどっかにつながって
いるという確かさがある。少年の夢は鉄路から道路に変わったのだろうか。
道路だと夢があいまいになりしないんか?。

45 :吾輩は名無しである:04/03/23 09:13
レールの響きは郷愁となった。幹線に乗っているとそれを忘れる。地方ローカ
ル線に乗るとかたことと音が聞こえてきて新鮮な驚きを持つことがある

46 :吾輩は名無しである:04/03/23 09:26
「埋葬列車」という詩がある。興味ある人は見て
http://fox.zero.ad.jp/redtail/kanjokairo/maisouressya.html

47 :吾輩は名無しである:04/03/23 11:19
「電車の音を外部の定点から聞いた場合、そこを通過する電車の車輪が線路の
継ぎ目を通過する時の音は、(電車のスピードが一定であれば)常に一定であ
る。だから最初に『ガタン』と聞こえたなら2回目も『ガタン』。よって外か
ら聞く場合には『ガタンガタン』と聞こえる」<< 面白い考察,下記参照。
http://mscw.msec.ne.jp/ytv-cgi/announce/kotoba/back/0901-1000/0996.html

48 :吾輩は名無しである:04/03/23 16:47
理系から文系へ
鉄道線路の継ぎ目における荷重の影響範囲に関する研究
鉄道線路の継ぎ目における列車通過音の文学的考察


49 :吾輩は名無しである:04/03/23 17:32
スレッドシャッフルで板がみつからない、情報の洪水だべや。

50 :吾輩は名無しである:04/03/23 20:29
単線の駅 函 記名 尾崎一雄 昭 51 2000

「単線の駅」は御殿場線の下曽我駅のようだ。

51 :吾輩は名無しである:04/03/23 22:07
漱石復刻全集 第5巻 明治42年(1909)
汽車の中―国府津より新橋まで―『国民新聞』10月19日[評]

52 :吾輩は名無しである:04/03/24 09:30
汽車のひびきも夜明けらしい楢の葉の鳴る 種田山頭火 草木塔から

漂泊行乞の人にしては珍しい汽車の句。木賃宿か、其中庵かで汽車の音を
聞いているんだろう。

53 :吾輩は名無しである:04/03/24 10:14
汽車過ぎるあとを根岸の夜ぞ長き 正岡子規

 寝返りを打っている詠み手の姿が浮かんでくる。

54 :吾輩は名無しである:04/03/24 22:18
花冷えの雨を衝いて単行の汽車がゆく 詠み人自作、w

桜咲き始めたのにな、寒いわ

55 :吾輩は名無しである:04/03/25 11:41
蓮の花さくやさびしき停車場  正岡子規

 明治二十六年作。「はて知らずの記」掲載句


56 :吾輩は名無しである:04/03/25 15:13
蓮の花咲く停車場、おもむきがある。山陽本線の小月駅のそばがレンコン畑、蓮咲
いているの見たようにも。咲くや、ひっそり咲いている。

57 :吾輩は名無しである:04/03/25 16:53
東京へ近づく一時間 宮本百合子 青空文庫からの汽車場面引用

 むこう向きに赤い手柄の丸髷が揺れている。連れの、香油をつけて分けた頭が見
える。睡っている連中が多い。それだもんで、喋っている一組の男の声だけがさっ
きから、車輪の響きや短い橋梁をわたるゴッという音の合間に私のところまで聞え
て来るのである。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3914_13060.html
ここからの引用、汽車場面がリアルに浮かんでくる文だ。読んでみて…

58 :吾輩は名無しである:04/03/25 20:15
宮本百合子は汽車からの眺めとても多い。女性作家としては珍しい。
「線路を軋ませながら、重い車輌が線路に入ってきた」多和田葉子のような
文を彼女は書かないな。

59 :吾輩は名無しである:04/03/25 20:44
>>55
明治26年6月正岡子規が,奥の細道を訪ねた時,岩切駅で詠んだ句のようだ。

60 :吾輩は名無しである:04/03/26 07:00
また独り旅になったね。w

61 :吾輩は名無しである:04/03/26 08:49
鉄道文学アンソロジーで忘れていたものあった。
「機関車・食堂車・寝台車」詩情旅情鉄道、新潮社。昭和62年刊行だ。阿川弘之編
冒頭に「新幹線考」阿川弘之、つぎが鉄道文学の目玉として持ってきたのだろう。
「網走まで」(志賀直哉)、「夜汽車」「帰郷」詩(萩原朔太郎)、「汽車の罐焚
き」(中野重治)が選ばれている。芥川の蜜柑やトロッコがないだけで、順当路線
だ。萩原朔太郎の夜汽車は白眉だ。他エッセイも載っているが…
「長崎阿房列車」などだ

62 :吾輩は名無しである:04/03/26 09:00
上記エッセイに「汽車は左へ走る」という倉本聡のエッセイがある。
映像で東京から大阪へ下るシーンは右から左が普通だと、いやそうじゃない
という議論、これはおもしろい。いかが?

63 :吾輩は名無しである:04/03/26 10:17
化物丁場 宮沢賢治 鉄道敷設時のエピソード


64 :吾輩は名無しである:04/03/26 15:17
阿川弘之のアンソロジー、鉄道文学はまだいいけど、エッセイがまるで寄せ集めと
いう感じだ。鉄道諸国話や鉄道百年随筆集の方がまだいい。

65 :吾輩は名無しである:04/03/26 15:59
南蛮阿房列車 阿川弘之
気が短いくせに、なぜだかトロトロ走る汽車が好き。奇人・変人せき立てて、世界
の列車に乗りに行く。お供するのは、お馴染みマンボウ、狐狸庵、それに幽霊、マ
ダガスカル島の日本人村長さん……。何とも優雅で奇妙な旅です。でも、こんな旅
もあるのです。煙に悩まされないのは、ちょっぴり残念ですが、文明批評も織りこ
んで詩情豊かに綴る、汽車キチ垂涎の当世風世界漫遊紀行。
 というものらしい。紹介文だ。「汽車きち垂涎」というところが鉄道文学から逸
脱している。ちょっと読み手を馬鹿にしてません?


66 :吾輩は名無しである:04/03/26 20:38
マジなことばかり言うとはやらんのよ、ときに鉄道文学から脱線しねえとな
阿川弘之ええでないの、系譜性あるちゃうの? 

67 :吾輩は名無しである:04/03/26 20:42
阿房列車のということ?

68 :吾輩は名無しである:04/03/26 21:18
阿房列車、南蛮、時刻表。鉄道三大紀行作家

69 :吾輩は名無しである:04/03/26 21:24
傑出しているのは阿房列車。文章芸術という批評語で言うとすれば
突出しているのかもしれん

70 :吾輩は名無しである:04/03/27 08:14
阿房列車は文化革命だったと

71 :吾輩は名無しである:04/03/27 08:54
田端の汽車その他 宮本百合子 青空文庫より

 私たち子供達が田端の汽車見物をしたのは、その坂を下りず、草道を右にき
れた崖上であった。ころがり落ちないような柵のあるところで、一人の女の子
とそれより小さい二人の男の子とは、永い永い間、目の下に活動する汽車の様
子に見とれた。汽罐車だけが、シュッ、シュッと逆行していると、そのわきを
脚絆をつけ、帽子をかぶった人が手に青旗を振り振りかけている。貨車ばかり
黙って並んでいるところへガシャンといって汽罐車がつくと、その反動が頭の
方から尻尾の方までガシャン、ガシャンとつたわってゆく面白さ。白い煙、黒
い煙。シグナル。供水作業。実に面白くて帰りたくなるときがなかった。
 その間に、ついて来ていた大人は何をしていたのだったろう。誰がついて来
たかは覚えていないが、やがて弁当をひらいて、小さい握飯をたべた。
 それは正午と限ったことはない。とにかく「汽車を見にゆく」ときにはきっ
とお弁当がいり、それは、田端で汽車を見ながら食べられなければならなかっ
た。>>宮本百合子の汽車経験、彼女の歴史に汽車があった


72 :吾輩は名無しである:04/03/27 11:17
駅などで貨車の連結作業さっていて、つぎつぎにがしゃんがしゃんというのが
響き渡っていったのあったけど、音の文化としてはなくなったね。

73 :吾輩は名無しである:04/03/27 12:50
浮気は汽車に乗って
製作=松竹キネマ(蒲田撮影所) 
1931.08.15 帝国劇場
3巻 878m 白黒 無声

74 :吾輩は名無しである:04/03/27 15:33

鉄道車窓を通じた風景生成に関する研究 -「汽車の窓から」における風景描写
分析 ○橋本 健一・吉村 晶子

75 :吾輩は名無しである:04/03/27 16:13
上記は「都市計画論文集No.32(1997)目次」にあった。理系的な捉え方だけど
文学的にも非常に面白いものがある。

76 :吾輩は名無しである:04/03/27 16:30
◆『わたくしの汽車は北へ走っているはずなのにここではみなみへかけている』
「痴漢電車いけない妻たち」監・瀬々敬久。
上記のタイトルどこかで見かけたことのある名文句。w


77 :吾輩は名無しである:04/03/27 17:31
わたくしの汽車は北へ走ってゐるはづなのに
ここではみなみへかけてゐる
焼杭の柵はあちこち倒れ
はるかに黄いろの地平線
それはビーアの澱〔をり〕をよどませ
あやしいよるの 陽炎と
さびしい心意の明滅にまぎれ
水いろ川の水いろ驛
  (おそろしいあの水いろの空虚なのだ)
青森挽歌、宮沢賢治

78 :吾輩は名無しである:04/03/27 18:13
宮本輝 「駅」冒頭
能登の桜の時期も終わり、五月の連休あけで、しかも平日だったので、七尾線」
の輪島行きには、少ししか乗客はいなかった

79 :吾輩は名無しである:04/03/27 18:44
猟人 津村信夫 <<青空文庫 冒頭文

 鉄砲打ちと云ふものには、よく、秋の汽車の中で出会つた。赤ら顔で、大柄
な、さうして大抵、沈黙勝ちな人が多い。
 三等寝台のあつた頃だ。
 初冬の寒い夜更け、信越線の或る駅から、上り列車に乗り込むと、私の座席
に、鳥打帽を被つた二人の男が坐つてゐた。


80 :吾輩は名無しである:04/03/27 20:10
汽車に忍び寄る野の臭い。野生の臭いという感じはいいなと思う。「沈黙
がちな人」というのがいい。

81 :吾輩は名無しである:04/03/28 08:09
汽車の風が花を散らして春の深まる 詠み人おれ、w

82 :吾輩は名無しである:04/03/28 08:58
「国鉄労働組合五〇年史」
補章 第二節 国労の文化運動から
<作家集団の発足>
 一九五四(昭和二九)年に足柄定之の長編小説「鉄路の響き」、五六年に半
田善之の長編小説「国鉄新幹線」が刊行され、職場のなかの創作活動が活発に
なってきた六一年二月に作家集団(国鉄作家集団)が結成された。

83 :吾輩は名無しである:04/03/28 09:13
白足袋のちらちらとして線路越ゆ 中村草田男


84 :吾輩は名無しである:04/03/28 09:41
線路の錆び、踏切、そこを行く白足袋姿の女性、色彩が鮮やかだ。艶の鉄路


85 :吾輩は名無しである:04/03/28 09:52
御経塚踏切に春風吹いて女高生のスカートを揺らした 詠み人知っている、w

86 :吾輩は名無しである:04/03/28 12:31
光文社文庫
せつない話〈第2集〉
◆一房の葡萄(有島武郎)◆雪(宇野千代)◆踏切(水上勉)

87 :吾輩は名無しである:04/03/28 13:07
日本の名随筆 93  駅  宮脇俊三 編
水上勉      小浜線若狭本郷駅 故郷の駅


88 :吾輩は名無しである:04/03/28 14:17
三島ゆかりの作家とその足跡
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/kakukaHP_system_kanrika/amenity/
bunka/yukarinosakka/yukarino.htm
三島由紀夫のペンネームの由来が記されている。
昭和16年(1941)の5月、『花ざかりの森』を雑誌に掲載するとき、本名
の平岡公威ではいかにもかたいとして、恩師の清水文雄が修善寺の新井旅館
からの帰り、電車の中で「三島に向かっているから三島」そして「三島駅か
らの雪を頂(いただ)く秀峰(しゅうほう)富士にちなんで由紀夫」と。


89 :吾輩は名無しである:04/03/28 15:02
空(くう)を飛ぶパラソル 夢野久作 青空文庫掲載
 鉄道にかかわる逸話、二題。リアル


90 :吾輩は名無しである:04/03/28 18:17
鉄道創作空間 www.kanshin.jp/tetsudo/
マイクが拾っちゃった音
ガチャ、ガチャリ―ンッ…ト、ト、コォー…ツテテットトン、トテテテット
トン、トテテゴタゴタゴタゴタ…ッテトトン、トテチチッタタ…トテチチッタ
タ…ピー
 オハフ33だそうだ。w

91 :吾輩は名無しである:04/03/28 20:32
ジョイント音の模写うまいね!

92 :吾輩は名無しである:04/03/29 17:43
誰も来ない鉄道文学か、認知度が低いんだね

93 :吾輩は名無しである:04/03/29 20:50
飼屋時計一番汽車に合せけり 素水



94 :吾輩は名無しである:04/03/29 22:28
夜汽車 (CD)
価格 1,000円 (税込1,050円) 送料別
夜汽車の響き…
さまざまの思いを乗せて今日も走ります
その響きには郷愁を感じます
北は稚内、網走、釧路から
もちろん札幌、青森からも
南は西鹿児島、佐世保、長崎から
上野駅そして東京駅から今夜も……
製造元:株式会社ピジョン

95 :吾輩は名無しである:04/03/30 07:53
夜汽車  大木実


96 :吾輩は名無しである:04/03/30 10:26
*公開対談

「銀河鉄道の夜(賢治)」と「夜汽車の食堂(中也)」をめぐって 中村稔・
いいだもも



97 :吾輩は名無しである:04/03/30 10:32
夜汽車が雨の闇を衝いて走る
機関車のくぐもった汽笛がこだます
新緑の闇は深い

98 :吾輩は名無しである:04/03/30 11:56
桃の實 若山牧水 冒頭文、青空文庫からの引用

 武藏(むさし)から上野(かうづけ)へかけて平原を横切つて汽車が碓氷
(うすひ)にかゝらうとする、その左手の車窓に沿うて仰がるゝ妙義山の大
岩壁は確かに信越線中での一異景である。丁度そのあたり、横川驛で機關車
は電氣に代る。そして十分か十五分の停車時間がある。辨當賣の喧しい聲々
の間に窓を開いて仰ぐだけに、空を限つて聳え立つたこの異樣な山の姿が一
層旅心地を新たにする樣だ。

99 :吾輩は名無しである:04/03/30 12:49
若山牧水はうまい。妙義山は信越線のハイライトだな。碓氷峠越えて眺め
られる浅間山も良かったけどどな

100 :吾輩は名無しである:04/03/30 14:48
九州線唱歌 汽車 (1番〜54番・門司〜長崎〜鹿児島)

1. 鳥も通わぬ玄界の 海原遠く右に見て
汐の流も早鞆の 瀬戸を渡れば門司港
2. 門司の関屋の跡旧りて あらたに起こる石炭の
輸出にぎわう一大市 鹿児島線の起点の地
             鉄道唱歌は鉄道文化

101 :吾輩は名無しである:04/03/30 20:45
鉄道文学生きていたか!

102 :吾輩は名無しである:04/03/30 21:30
近代の鉄道は文学を生まない。トンネルばっかりだと印象の刻みようが
ない。しょうがないから車販のかわいい子見ているしかない。そこに
恋が生まれれば物語も書けようというもの。ないか

103 :吾輩は名無しである:04/03/30 22:04
在来線貨物あたりにはまだ可能性あるのではないか。そこそこのスピー
ドで走っていて目立たないから。どなんだ?

104 :吾輩は名無しである:04/03/31 14:15
すばらしい新世界 BRAVE NEW WORLD 田村隆一 新潮社 *カバー帯,初版 
●通勤電車なんて言うな。いま,人は,磨滅する「物」にすぎない。
貨物電車と呼べ!! 人間とは何か まっとうな社会とは何か(帯より) (定価\1700)
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105 :吾輩は名無しである:04/03/31 21:25
電車は人畜運搬貨車
なのにおれは俺らしい顔
あなたは女の顔
動物の顔してもいいのに
みんな素知らぬ顔

106 :吾輩は名無しである:04/04/01 11:40
永井荷風「船と車」(『あめりか物語』明治四一年八月 博文館)
知らぬ間に眠ってしまった。汽車はリヨンに着いた。自分はあわてて汽車を出た。
夏の空は、あけかかっていた。河岸のとあるホテルに入り、バルコンをあけると
小鳥の声が聞こえた。都会の夜明けに鳥の声を聞くのは、紐育から来たものには
不思議に思われた。目がさめたとき思い出したのは、白薔薇のことである。汽車
の窓の上においたまま忘れてしまった。花は今頃マルセイユへ行ってしまったろ
う。あるいは途中で出入りの人の足に踏みにじられてしまったかも知れない……。



107 :吾輩は名無しである:04/04/01 18:59
路面電車と文学作品 よく探してあるよ。
http://www.threeweb.ad.jp/~yokhoo/toden/toden_old.html

108 :吾輩は名無しである:04/04/01 20:21
坊ちゃん 夏目漱石

もう田舎へは行かない、東京で清とうちを持つんだと云った。その後
ある人の周旋で街鉄の技手になった。月給は二十五円で、家賃は六円
だ。

109 :吾輩は名無しである:04/04/01 20:42
「矢岳越え」 肥薩線  〜えびの高原線〜 
    人吉−大畑−矢岳 前スレにもあるけど、この矢岳越えいいよ。
鉄路の詩情が形にまだ残っていて見えるというところがいい。ここは鉄道
遺産として後世に残してほしい


110 :吾輩は名無しである:04/04/02 09:11
矢岳越えの車窓は景色がいい、眼下に京町温泉、その上に霧島連峰


111 :吾輩は名無しである:04/04/02 09:25
電車の見えない電車通り
宮本百合子


112 :吾輩は名無しである:04/04/02 14:21
道灌山
宮本百合子 彼女はなぜ多く鉄道の語彙がかかるのか。女鉄道愛好家


113 :吾輩は名無しである:04/04/02 20:32
女の鉄ちゃんね、宮本百合子、林芙美子、多和田洋子とかか

114 :吾輩は名無しである:04/04/02 20:44
さびしぃ鉄板、まあ、そんなものだろうね。種つきちゃうもんな。そうね
そんなもんだよ。ネット見てたら、土讃線に女鉄ちゃん、貨車好みだと
おもしろいね

115 :吾輩は名無しである:04/04/02 20:47
スレッドに水上勉いいってあるけど、あれは、鉄道物はいいよ。ほんといい
おすすめなんけど。土讃線の女鉄は、タヌキかキツネだよ、そんなことも
わかんねぇのかぁ、笑

116 :吾輩は名無しである:04/04/02 21:14
現代乗り物考 松谷みよ子だったっけ、汽車化話?

117 :吾輩は名無しである:04/04/03 09:15
狸や狐が機関車に化けて線路を走るという話は、明治から大正にかけて関東を
中心に語られていた。佐々木喜善は『東奥異聞』の中でこの話を「偽汽車の話
」という題で紹介し、この話は少なくとも明治一二、三年頃から語られはじめ
たと述べている。
調べてみると、確かに明治一一年の読売新聞に、品川の八ッ山で狸が汽車には
ねられて死んだという記事が載せられている。



118 :吾輩は名無しである:04/04/03 09:34
偽汽車↑
http://page.freett.com/sekihantaki/tanuf/tanuzatu/zatu5.html#

119 :吾輩は名無しである:04/04/03 14:02
誰も書かない、誰も乗らない、鉄道文学

120 :吾輩は名無しである:04/04/03 18:58
誰も知らない、誰もわからない、鉄道文学。w

121 :吾輩は名無しである:04/04/04 08:30
隊長! スレッド 1065143280.dat は、html化されるのを待っているようです。
しばらく待つしかない。前スレはなかなか」



122 :吾輩は名無しである:04/04/04 08:41
『春と修羅』第二集 八六 『山火』冒頭、宮沢賢治
風がきれぎれ遠い列車のどよみを載せて   
樹々にさびしく復誦する    

123 :吾輩は名無しである:04/04/04 15:33
鏡花幻影鉄道

124 :吾輩は名無しである:04/04/04 16:12
age

125 :吾輩は名無しである:04/04/04 16:23
あれ、上がっていた。一番線ホーム入るの久しぶりだった。w。
鉄道文学だったら新橋停車場がいいかな

126 :吾輩は名無しである:04/04/04 17:48
内田百閧フ阿房列車、いつも新橋駅に敬意払うんだよな。かつての始発
駅。汐留に復元されているけど、中に入っているのはおかしや。なんか
おかしい。

127 :吾輩は名無しである:04/04/05 08:53
キノサキ郡の橋 餘部鉄橋物語?

128 :吾輩は名無しである:04/04/05 08:57
餘部橋梁の保全的活用に関する要請
など出ているから、架け替えの話が出ているのだね。志賀直哉、泉鏡花
など通っていった、ラフカディオハーンもそうかな

129 :吾輩は名無しである:04/04/05 09:01
近代(明治・大正・昭和)

明治の初めの頃は、まだ世情が不安定で浴客も少なく、明治42年鉄道が開通し
てからは、にわかに東西の知名の士の来遊が増し、紀行文に随筆に詩歌に、当
地に取材したものが多く出されるようになった。明治末年では、紀行文作家遅
塚麗水、後年日本民俗学を創始した柳田国男、文章家で知られた国文学者大町
桂月、「不如帰」「自然と人生」などの作で知られた徳富芦花等の紀行文があ
る。この頃のもので最も注目すべきは、高浜虚子とともに子規門の双璧と称さ
れた俳人河東碧梧桐の40日間にわたる滞在。
 城崎と文学



130 :吾輩は名無しである:04/04/05 11:37
志賀直哉 城崎にて 冒頭はよく知られている。
 山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、其後、養生に一人で但馬の城
崎温泉に出掛けた。


131 :吾輩は名無しである:04/04/05 20:19
志賀直哉は版権切れてないね。引用気をつけたほうがいいよ

132 :吾輩は名無しである:04/04/05 20:42
あいよ、了解


133 :吾輩は名無しである:04/04/06 10:43
志賀直哉 豊年虫 上田駅での話じゃなかったっけ

134 :吾輩は名無しである:04/04/06 17:35
常磐線は明治29年に開通。飯表喜雄の私財を投じての誘致運動により我孫子
の停車場ができる。停車場は志賀直哉の小説『和解』に登場。駅弁の店「弥生
軒」に青年時代の山下清画伯が寄食。画伯の絵 は駅弁の包装紙となり好評だ
った。
我孫子市のホームページ

135 :吾輩は名無しである:04/04/06 18:46
俳人「種田山頭火」と路面電車
おもしろいテーマだ

136 :吾輩は名無しである:04/04/06 20:13
電車がごうごうおれは酒を飲んでゐる

137 :吾輩は名無しである:04/04/06 22:18
X電車にのって
村田喜代子著 四六判上製・309頁・2200円

「鋼索電車」「花蔭助産院」「木渡り木の宿」「耳納山交歓」などの初期作品
に単行本未収録の短編を加えた著者初のアンソロジー。「次にはどんな人物に
出会えるか、と興味に促されて、私は村田さんの小説を手に取る」
(高井有一氏評)。 本の宣伝文から



138 :吾輩は名無しである:04/04/07 08:18
山頭火は熊本市電だな。

139 :吾輩は名無しである:04/04/07 08:35
ほろほろ酔うて電車と遊んだよ 実際は酔って市電を止めたのかな、大正十四年

140 :吾輩は名無しである:04/04/07 20:34
層雲雑吟 尾崎放哉

古い汽車の時間表を見て居た二人であった

141 :吾輩は名無しである:04/04/07 21:59
某駅の待合室のできごとか、懸命になって時刻表を見ている二人。しばらく
して「おや?」というんだな

142 :吾輩は名無しである:04/04/08 08:42
尾崎放哉
大正六年
雪晴れしみち停車場に着く車
   大正七年
線路工夫にのみ明けし朝の堅い土

143 :吾輩は名無しである:04/04/08 10:41
線路工夫は朝からつるはしもって線路の突き固め。踏み面が開けて来た空に薄青く
ひかっているのか。

144 :吾輩は名無しである:04/04/08 10:52
氷る河わたる車室の裡白む   山口誓子 汽車名句だ

「氷る河」に架かっている鉄橋を、汽車が渡る瞬間を捉えたものだろう。その汽車
の車内にいた作者は、車両が鉄橋を渡っているとき「車室の裡」が「白む」のを感
じたのである。ほかに即物的な把握の「ピストルがプールの硬き面にひびき」「夏
の河赤き鉄鎖のはし浸る」や作者自身が木枯しと化し虚無の暗黒へ向う、時代背景
を考慮に入れたイメージで云うと、特攻隊をも彷彿とさせる「海に出て木枯帰ると
ころなし」などが代表作。



145 :吾輩は名無しである:04/04/08 11:01
よしきりや汽車走らねば線路消ゆ ;平松良子


146 :吾輩は名無しである:04/04/08 14:01
平松良子ちいと難解。よしきりに対する感動。汽車が走らないので線路が消える
彼がいい声で泣いていて独占するのか?

147 :吾輩は名無しである:04/04/08 16:07
「汽車」という言葉も、汽車に馴染んできた年寄りたちがいなくなれば、生活の場
所からは死語となつて消えるだろう。という言葉に出会った。「汽車」雅語だと
思っていたのに、爺さん言葉だった。

148 :吾輩は名無しである:04/04/08 16:20
きしゃ 2 【汽車】

蒸気機関車によって客車・貨車を引き、レールの上を走る列車。明治初期には「陸蒸
気(おかじようき)」と呼ばれた。SL 。――の後押し 無駄な骨折りをすることのた
とえ。


149 :吾輩は名無しである:04/04/08 16:25
国語辞書との一致
きしゃ【汽車】
蒸気機関車によって客車・貨車を引いて走る列車。 (新辞林 三省堂)
類語辞典との一致
きしゃ【汽車】
→てつどう
てつどう【鉄道】
鉄路 ・ 電鉄 ・ 国鉄 ・ 私鉄 ・ 地下鉄 ・ 高架
▽列車 ・ 汽車 ・ 夜行列車 ・ [ 詳細 ] (類語実用辞典 三省堂)
和英辞書との一致
きしゃ,汽車
きしゃ 汽車 a train.詳しく (デイリーコンサイス和英辞典 三省堂)


150 :吾輩は名無しである:04/04/08 16:30
鉄道文学的辞書 夜汽車

夜の闇を衝いて走る汽車。夜を駆ける汽車。暗夜を行く列車。尾灯が赤くうるむ。
萩原朔太郎「夜汽車」の詩

151 :吾輩は名無しである:04/04/08 17:59
「日記」(「夜光雲」改題) 第11巻 その4 ネット掲載

かつて桜井から奈良へゆく汽車で
三輪山に連なる布留や高圓の山脈を
わたしはさむしい思ひで見てゐた
それから六年 我が姿はいよいよ細く
山脈はけふ見ても寒々しく裸だ
萬葉人は何としてこんな山々を歌つたか
この冬のさびしさを夏に忘れたか
親しい人々を此の麓に埋めなんだか
奈良の停車場でわたしは身慄ひしてゐた


152 :吾輩は名無しである:04/04/08 19:13
151は田中克己 (たなかかつみ)1911-1992

 詩人、東洋史学者。「四季」「コギト」編輯同人。


153 :吾輩は名無しである:04/04/08 20:27
鉄道文学冷たく語るなよ、のんびり熱くだぜ、上げたるぜ

154 :吾輩は名無しである:04/04/09 10:43
高熱隧道 吉村昭 

155 :吾輩は名無しである:04/04/09 16:03
塚本邦雄の短歌見てたら、レールの色を「レール百條翡翠色」といっていた。
どうだ?。

156 :吾輩は名無しである:04/04/09 21:26
よみかたがわかんねぇ、レールなんちゃらこうちゃら

157 :吾輩は名無しである:04/04/09 22:00
夏の街の恐怖

焼けつくやうな夏の日の下に
おびえてぎらつく軌条(レール)の心。
母親の居睡(ねむ)りの膝(ひざ)から辷(す)り下りて、
肥(ふと)った三歳(みつつ)ばかりの男の児が
ちょこちょこと電車線路へ歩いて行く。

八百屋の店には萎(な)えた野菜。
病院の窓の窓掛(まどかけ)は垂(た)れて動かず。
閉(とざ)された幼稚園の鉄の門の下には
耳の長い白犬が寝そべり、
すベて、限りもない明るさの中に
どこともなく、芥子(けし)の花が死落(しにお)ち、
生木(なまき)の棺(ひつぎ)に裂罅(ひび)の入る夏の空気のなやましさ。

病身の氷屋の女房が岡持を持ち、
骨折れた蝙蝠傘(かうもりがさ)をさしかけて門を出れば、
横町の下宿から出て進み来る、

夏の恐怖に物言はぬ脚気(かつけ)患者の葬(はうむ)りの列。
それを見て辻の巡査は出かかった欠呻(あくび)噛(か)みしめ、
白犬は思ふさまのびをして、
塵溜(ごみため)の蔭に行く。

石川啄木詩集より 青空文庫から

158 :吾輩は名無しである:04/04/10 08:08
石川啄木の詩ね、めずらしい。

159 :吾輩は名無しである:04/04/10 08:45
明治41年啄木の日誌より

明治41年1月19日:小樽を発ち釧路へ向かう
  午前11時40分汽車に乗る。午後4時岩見沢で下車
明治41年1月20日:
  11時20分岩見沢発。午後3時過ぎに旭川下車。停車場前の宮越屋に投宿
明治41年1月21日:
  午前6時半、釧路行一番の旭川発に乗った。午後3時半帯広町を通過、
9時半釧路着。

160 :吾輩は名無しである:04/04/10 09:43
釧路が最果ての町、北辺だから詩になるんだろう

161 :吾輩は名無しである:04/04/10 15:00
「句碑の森」 北海道 鷹栖町 丸山地区 丸山自然林   
句・塩野谷秋風 緑陰に幹太々と地に入りぬ
句・川端 麟太 星の湿りの切符が溢れる終着駅
句・西本 一都 萬緑やおもえばながき冬ごもり


162 :吾輩は名無しである:04/04/10 15:04
旅・鉄道■
日本の路面電車/鈴木晴一編/徳間書店
S52・初版/A4版・Town Mook/1800/12000円/並/各地、各時代の"市電風景"。
「回想チンチン電車と私・斎藤茂太、杉浦幸雄、田村隆一」「文学と電車-直
哉・鴎外・漱石・荷風-・香取俊介」「チンチン電車の24時」

163 :吾輩は名無しである:04/04/10 16:27
鉄道と文学 鉄道と文芸 鉄道と電車 鉄道と韻文 鉄道と散文
鉄道文学用語集 

164 :吾輩は名無しである:04/04/10 21:46
おいおい、事務連絡かよ

165 :吾輩は名無しである:04/04/11 07:48
文豪たちとみしま
    ・俳句革新の正岡子規と相模屋
    ・チンチン電車にゆられた島崎藤村
    ・歌人若山牧水の三島散策

166 :吾輩は名無しである:04/04/11 07:53
夏目漱石 三四郎
三四郎が東京で驚いたものはたくさんある。第一電車のちんちん鳴るので驚
いた。それからそのちんちん鳴るあいだに、非常に多くの人間が乗ったり降
りたりするので驚いた。

167 :吾輩は名無しである:04/04/11 12:27
チンチンの音も遠くなったね

168 :吾輩は名無しである:04/04/11 14:01
一隅
宮本百合子

169 :吾輩は名無しである:04/04/11 16:09
洋傘だけを置いて荷物を見にプラットフォームへ出ていた間に、児供づれの
女が前の座席へ来た。反対の側へ移って、包みを網棚にのせ、空気枕を膨らま
していると、
「ああ、ああ、いそいじゃった!」
 袋と洋傘を一ツの手に掴んだ肥った婆さんが遽しく乗り込んで来た。
一隅の書き出し。青空文庫から 


170 :吾輩は名無しである:04/04/11 20:57
sage

171 :吾輩は名無しである:04/04/12 10:53
鉄道旅の友、空気枕ね。空気枕の文化ってあるんかも

172 :吾輩は名無しである:04/04/12 20:30
土瓶 空気枕 膝掛け? 明治大正三大所持品?

173 :吾輩は名無しである:04/04/13 11:43
汽車汽船旅行案内、空気枕、膝掛け?

174 :吾輩は名無しである:04/04/13 20:54
なんとまあ古い話、どこが鉄道文学?

175 :吾輩は名無しである:04/04/13 22:15
川端 麟太 星の湿りの切符が溢れる終着駅
 この句とてもいい。思いもかけない見方、句碑となって北海道にあるという
のはいいな

176 :吾輩は名無しである:04/04/14 08:13
西奈弥羽黒神社
    与謝野晶子歌碑
    種田山頭火句碑
    汽車の碑
    松尾芭蕉の句碑

177 :吾輩は名無しである:04/04/14 08:15
俳句小径:芝不器男句碑(1)【松野町JR松丸駅前】
「 汽車見えて やがて失せたる 田打かな 」がいしゅつ?

178 :吾輩は名無しである:04/04/14 08:19
子規句碑

 背に吹くや五十四郡の秋の風 子規

 弔魂碑と並んで建てられている。明治26年(1893)8月19日、正岡子規
が彼の著『果て知らずの記』の中に、「……十九日曇天、小雨折り折り来る。秋の
蝿二尺のうちを立ち去らず……午後の汽車にて水沢に赴く、当地公園は町の南端に
あり、青森仙台間第一の公園なりとぞ、桜、梅、桃、梨、雑木を栽う、夜汽車に乗
りて東京に向ふ」とあり、このあとにすぐ「背に吹くや」の句が誌されているから、
水沢公園で詠んだものと思われる。


179 :吾輩は名無しである:04/04/14 09:38
[ 作品 ]
月従いて汽車ふるさとへ古里へ
[ よみ ]
つきしたがいてきしゃふるさとへふるさとへ
[ 作者 ]
河本善耕子  
[ 場所 ]
土居町萬福寺


180 :吾輩は名無しである:04/04/14 10:39
上田南嶺
安政5年(1838)−昭和18年(1943)
昭和18年3月3日、「このたびは、汽車も電車もいらぬ旅、ただ六文で弥陀の浄
土へ」の辞世を残し、86才の生涯を終えたという。

181 :吾輩は名無しである:04/04/14 12:11
山から山が見えてくる短日の汽車で(昭3)秋山秋紅蓼

182 :吾輩は名無しである:04/04/14 12:46
筒井の「熊の木本線」も入れてやってくさい。

183 :吾輩は名無しである:04/04/14 14:22
「熊の木本線」
 面白い想像鉄道 生活の中に生きている鉄道というのがいい。現在の肥薩線
を思い出した。五木の子守歌のあたりとか、ネットにあらすじ載っていた

 日本のどこかの山間部、蕎麦の名産地として知られる四つ曲の近くにある
土地。ここにはその名も「熊の木本線」という名の単線の鉄道が通っている。
これは、この地方の主要幹線となっている毛多線の猪の木駅から山の上へと
のぼり、山頂近くの熊の木駅を経て、鹿の木駅で再び毛多線に合流するとい
うものである。何故このような短い、しかも単線の鉄道が「本線」と呼ばれ
ているかと言うと、もともとこの地方には熊の木本線しかなかったからであ
る。それが、山裾にある毛多の町が大きくなるにつれて、そちらを回る鉄道
の方が整備されたという訳なのだ。……
http://member.nifty.ne.jp/miskatonic/works/frame138590.html

184 :吾輩は名無しである:04/04/14 17:24
鉄道で町づくり
北村隆一編著
「鉄道と新しい文学空間」という項目がありまっせ。読んでないけど


185 :吾輩は名無しである:04/04/14 20:40
「熊の木本線」慕情、おもしろそう。簡単に手に入る本はなんだろ?

186 :吾輩は名無しである:04/04/14 21:53
「お助け・三丁目が戦争です」に載っている  

187 :吾輩は名無しである:04/04/15 08:17
↑ありがと

188 :吾輩は名無しである:04/04/15 14:07
ウェブ 鉄道文学 の検索結果のうち 日本語のページ 約 59,300 件中 1 - 20 件
目 (0.32 秒)
鉄道文学を語るスレッド
... 鉄道文学を語るスレッド 1 :名無し物書き@推敲中? :03/08/05 09:00 今
日の日本の反映を築いたのは鉄道。別れと出会いを運んだ鉄道はそれそのものが物語
であり文学でもある。鉄道文学はある、熱く鉄道文学を語ろう 89 ...book2.2ch.n
et/test/read.cgi/bun/1060041609/l50 - 14k - キャッシュ - 関連ページ

グーグルで検索すると創作文芸板の鉄道文学がトップでひっかかる。この板はまだ
でない。w

189 :吾輩は名無しである:04/04/15 21:07
現代民話考〈3〉偽汽車・船・自動車の笑いと怪談 ちくま文庫
松谷 みよ子 (著)

これ汽車文化だね


190 :吾輩は名無しである:04/04/16 13:39
映画晩春の冒頭シーン
1 北鎌倉の駅
晩春の昼さがり――
空も澄んで明るく、葉桜の影もようやく濃い。下り横須賀行の電車は、ここのホーム
を出はずれると、すぐ円覚寺の石段前にさしかかる。


191 :吾輩は名無しである:04/04/16 14:56
「春の絵の枠とも野行く汽車の窓」友次郎

この俳句は巧み、汽車俳句、友次郎はじめてしった。

192 :吾輩は名無しである:04/04/16 15:09
「麦の芽に汽車の煙のさはり消ゆ」汀女
芽に煙が触る、さすがだな

193 :吾輩は名無しである:04/04/16 21:40
電車の混雑について
寺田寅彦 青空文庫


194 :吾輩は名無しである:04/04/17 07:15
春の夜の貨車の模型のぶどう色 田崎 纓
 たさき えい 俳人・歌人 


195 :吾輩は名無しである:04/04/17 07:16
汽車が着いてもさびしい枯野の日のひかり 田崎 纓

196 :吾輩は名無しである:04/04/17 07:18
故里を発つ汽車にあり盆の月 竹下しづ女

197 :吾輩は名無しである:04/04/17 07:31
端書 正岡子規
小生表記の番地へ転寓、、処は名高き鶯横町
    鶯のとなりに細きいほり哉
  実の処汽車の往復喧しく(レールより一町ばかり)ために脳痛をまし候。
    鶯の遠のいてなく汽車の

山手線鶯谷だろね

198 :吾輩は名無しである:04/04/17 07:46
よくもってくるわ、やっぱキモスレだね

199 :吾輩は名無しである:04/04/17 08:24
長き長き春暁の貨車なつかしき 加藤楸邨

<通釈>春の夜明けの頃。長く長く車体をつらねた貨物列車がゴトゴト
と音を響かせながら通過して行く。その音を聞いていると自分の胸に
はなつかしさの感情が一杯に湧き上がってくる。


200 :吾輩は名無しである:04/04/17 08:28
葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波

201 :吾輩は名無しである:04/04/17 08:43
成層圏1号
                   (昭和12年4月25日 發刊)
山陰風景 福高 久保一朗

傳説の山陰(くに)寒々と夕燒くる
傳説(ここ)秘めし邑蒼々と春暮れぬ
山眠る夜を潮鳴のゆるく響く
天地眠りまた晦冥の古(よ)に還る
沈黙(もだ)のまゝ驛の灯(ひ)波に鋭くゆるゝ
オリオンは寒き夜空をゆるく燃ゆる

驛の灯の暗きに時の刻み幽か
夜を燃ゆる驛の暖爐や終發後
埋火や歐露西亜の海を窓の外に
うつぶせる老驛夫の夢は友の死に
蒼き夜をプラットの油月と泳る
蒼き夜を貨車一輛のどす黒き
蒼き夜をレール斜に北辰へ
夜の沈黙は雪呼ぶらしき春と云ふに
傳説(ここ)秘めし邑何時明くるとも見えず


202 :吾輩は名無しである:04/04/17 11:49
一連の鉄道俳句は情緒があっていい。

203 :吾輩は名無しである:04/04/17 14:34
『列車』論 ―  一九三三年の太宰治  ―
    『列車』の位置
太宰治の「列車」についての論考、興味ある人は検索で引いてみて


204 :吾輩は名無しである:04/04/19 08:19
近代列車論は興味あるな

205 :吾輩は名無しである:04/04/19 08:53
「一切れのパン」掲載学年 中学2年生 光村図書
掲載年
 昭和46年〜昭和55年
作者
 F・ムンテャーヌ
訳者
 直野敦
挿絵
 倉石 隆

【ストーリー】
 第二次大戦中のこと、ルーマニア人の「わたし」は敵国ドイツ軍に捕縛され、同じ
境遇の仲間とともに列車に詰めこまれて何処かへと護送される。
途中、何人かが列車の床板を外し、脱走を企てる。「わたし」もその1人だった。
列車からはなれようとする、そのとき、ふとしたきっかけで心を通わせることとなっ
たユダヤ人のラビが「わたし」に、ハンカチにくるまれた、干からびたパンを手渡す。
次のコメントとともに。「そのパンは、すぐに食べずに、できるだけ長く保存する
ようにしなさい。パンを一切れ持っていると思うと、ずっとがまん強くなるもので
す。……そして、ハンカチに包んだまま持っていなさい。そのほうが食べようとい
う誘惑にかられなくてすむ。わたしも今まで、そうやって持ってきたのです。」
ラビの話とともに、一切れのパンは、「わたし」にとっての希望の灯火となるのだ
った。


206 :吾輩は名無しである:04/04/19 08:55
父の列車 教科書

主人公は、兵隊に取られた夫の生死に不安を感じながら過ごしていた。結局夫は帰っ
てこなかったが、最後に子供たちを夫に会わせることができたことに達成感を感じて
いる


207 :吾輩は名無しである:04/04/19 20:39
佐藤嗣男 「『列車』を読む――太宰文学の原点を探る」
(『新編 太宰治研究叢書 2』近代文芸社 1933.4)
前にも聞いたけど、このスレ見ている人いる?


208 :吾輩は名無しである:04/04/20 14:00
長崎の印象
(この一篇をN氏、A氏におくる)
宮本百合子

 不図眼がさめると、いつの間にか雨が降り出している。夜なか、全速力で闇を貫き
駛っている汽車に目を開いて揺られている心持は、思い切ったような陰気なようなも
のだ。そこへ、寝台車の屋蓋をしとしと打って雨の音がする。凝っと聴いていると、
私はしんみりした、いい心持に成った。雨につれて、気温も下り、四辺の空気も大分
すがすがしく軽やかになったらしく感じる。――一人でその雨に聴き入っているのが
惜しく、下に眠っているYにも教えたいと思った位。
  青空文庫冒頭より

209 :吾輩は名無しである:04/04/20 14:05
板の下に「水上勉いいねぇ」↓(すぐどっかいっちゃうけど)、そうそう水上勉は
いいね。彼の鉄道場面は好きだ。若狭本郷とか…じぃんとくるな

210 :吾輩は名無しである:04/04/20 14:10
山陰本線五条駅もよかった。遊郭の中にある駅だったとか

211 :吾輩は名無しである:04/04/20 16:17
水上勉の「櫻守」に隧道の汽車が出てくるようね。

212 :吾輩は名無しである:04/04/20 20:38
水上勉の「金閣炎上」、三島由紀夫「金閣寺」 どっちも鉄道出てくるな

213 :吾輩は名無しである:04/04/20 22:29
保津川駅か

214 :吾輩は名無しである:04/04/21 12:26
亀岡の文芸作品
「文芸作品の中に、亀岡のでてくるものがいくつかあります。
そのうちのいくつかをご紹介します。」というもの、三島も水上も出てくる

215 :吾輩は名無しである:04/04/21 13:02
亀岡の文芸作品
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kankou/bunngei/bunngei.html

216 :吾輩は名無しである:04/04/21 17:29
金閣寺 保津峡 汽車 三語のつながりに見えてくるのは線路

217 :吾輩は名無しである:04/04/21 20:23
文学の森の鉄路をさまよう旅人

218 :吾輩は名無しである:04/04/22 06:55
筒井康隆「熊の木本線」見た。無許可で単線鉄道を運転というのは面白い。
巨大農家のたたきに軌道があって、その両脇がホームとなっているのがいい
買った本には「改札口」「地下鉄の笑い」が収録。たのしめそう

219 :吾輩は名無しである:04/04/22 08:18
鉄道文学さん、一人で偉い。根源説いいかもよ

220 :吾輩は名無しである:04/04/22 14:31
「熊の木本線」の電車、器物的なリアリティが欠けるなと思った。

221 :吾輩は名無しである:04/04/22 15:46
詩集 蒸気機関車とともに

森田茂治著
伊奈町 国鉄詩人連盟 52p 21cm 1200円 (国鉄詩人第四次RPシリーズ4)
※著者は四日市市在住。国鉄詩人連盟に参加。2冊目の詩集。
 (中日夕刊12/12、朝日12/19)



222 :吾輩は名無しである:04/04/22 22:28
国鉄詩集「鉄路のうたごえ」(一九五四年)

223 :吾輩は名無しである:04/04/23 06:42
☆『五足の靴』の旅
 『五足の靴』は1907年(明治40)7月28日から8月27日まで、九州西部中心
に約1ヶ月旅した、5人(与謝野寛、北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野
万里−−五足の靴としゃれている)による紀行文です。その年の東京二六新
聞に旅程より10日ほど遅れて8月7日より9月10日まで、5人が交互に執筆し
て、29回にわたり連載されました。いろいろな所に立ち寄っていますが、特
に、天草下島西海岸の富岡より大江まで約32qを徒歩で行く部分が印象的で
す。一行は、平戸、長崎、島原、天草などでキリシタン史遺跡に立ち寄り、
戦国時代から苦難を乗り越えてきたキリシタン信仰に思いをはせています。
  >>この旅に関わる汽車


224 :吾輩は名無しである:04/04/23 18:47
日本の文学作品・新聞投稿にみる鉄道車内場面の一覧
http://www.soc.titech.ac.jp/~hidano/j-homepage/contents/topic/text.html

225 :吾輩は名無しである:04/04/23 21:36
電車古典文学大系嵐山光三郎H3(1991)新潮文庫「中吊り小説」p.154男
>>224から

226 :吾輩は名無しである:04/04/23 22:51
鉄道文学大系、汽車古典文学大系、軽便古典文学小系

227 :吾輩は名無しである:04/04/24 07:06

七月十二日

汽車が止まると駅の外は落葉松林
鳶が舞つてゐる 蟋蟀が鳴いてゐる
旅情を下ろして汽車はまた動き出す
田中克己 「日記」第9巻 (「夜光雲」改題)ネット掲載より
 汽車場面がしばしば記述してあって興味深い。

228 :吾輩は名無しである:04/04/24 09:36
田中克己、旅情を下ろして汽車はまた動き出す、はいいね。カラ松、トンビ、
コオロギ、静寂だね

229 :吾輩は名無しである:04/04/24 13:41
山へよする
               竹久夢二
慌しき旅客

  焦慮と不安とに胸を閉されつゝ、車窓に身を
  凭せて眼は野にやれど山を望めど、眼に見ゆ
  るは黒髪の子がある夜ある時の姿なりき。
野も山も森も小川もけぢめなくひたに走れる旅とおもへや
逢ひにゆく旅にしあれど慰まずわが乗る汽車のやまず走るも
夜をこめて山の峡をましぐらにわがわびしさはきはまりにけり

230 :吾輩は名無しである:04/04/24 13:43
東京駅

ふるさとへ帰る心できたものをながれてくればやはり寂しい
親と子が知らぬ他国へきたやうに悄然と下りる広い停車場
親と子がある寒い日に東京へ下りたと書けば詩のやうだけれど
                     やまへよする 竹久夢二    

231 :吾輩は名無しである:04/04/24 16:07
竹下夢二的な情調が言葉に流れている。慌しき旅客はひたに走る、いいな

232 :吾輩は名無しである:04/04/24 16:32
言葉で描かれた竹久夢二世界

233 :吾輩は名無しである:04/04/25 07:10
竹久 夢二(たけひさゆめじ)

 画家で詩人。妻、岸たまきをモデルに目の大きな美人画を描き、
明治末から大正初期にかけて一世を風靡しました。

 大正11年3月31日、芸者らと7人で酒田から汽車で象潟を
訪れました。『象潟行(画帳)』。<<象潟町ホームページ


234 :吾輩は名無しである:04/04/25 07:20
別れむと家をいでけり情もなうわれと泣きつつ停車場へゆく
男あり汽車は幾度いでたれど待合室を起たむともせず
竹久夢二文学館第7巻歌集


235 :吾輩は名無しである:04/04/25 07:30
竹久夢二「青い小径」

    忘れえぬ面

  の   みち
  野 の 路 で
  ぼ ん や り と
 
  き しや
  汽 車 を 見 て ゐ る
 むすめ
  娘 が あ つ た。
 

  かな  わたし
 悲しい私の
  たび   ひ
 旅の日に。


236 :吾輩は名無しである:04/04/25 13:25
編年体 大正文学全集 第十五巻<大正十五年 1926>
玩具の汽罐車  竹久夢二


237 :吾輩は名無しである:04/04/25 16:28
停車場の黒き垣根のコスモスは君につまれて大阪へゆく
竹久夢二文学館第7巻歌集


238 :吾輩は名無しである:04/04/25 20:26
竹久夢二鉄道シリーズ、いいね。まいりまちたでちゅう。w

239 :吾輩は名無しである:04/04/25 21:45
そうそう情緒纏綿鉄道竹久夢二、それに官能的

240 :吾輩は名無しである:04/04/26 08:18
ひそやかな文学だな、鉄道文学っていうのんは。うん、静かに同意

241 :吾輩は名無しである:04/04/26 12:43
竹久夢二童謡集
かけくら

汽車と煙の駈競だ!

「なんださか こんなさか
 とつてんかつたん どつてんがつたん」
汽車勝つやうに!
煙勝つやうに!
なんだ坂 こんな坂 j−textsより

242 :吾輩は名無しである:04/04/26 13:07
忘れえぬ面

野の路で
ぼんやりと
汽車を見てゐる
娘があつた。

悲しい私の
旅の日に。
 j−textsより、再録



243 :吾輩は名無しである:04/04/26 15:12
夢二画集 花の巻 竹久夢二
江戸川や電車の皮をとりたまふ白き腕と窓の葉ざくら
おそき夜の電車の偶に女ありうつむきたれば首ばかり見ゆ j−texts


244 :吾輩は名無しである:04/04/26 20:31
夢路の鉄道はフェイントだぜ。考えちまったよ。
「江戸川や電車の皮をとりたまふ」
 これがよくわかんななかった。取ったのは女性だということがわかったけど
皮がよくわからなかった。やっぱりつり革なんだろうね。なるほどね、艶だね
夢二夢路だわ。

245 :吾輩は名無しである:04/04/27 06:54
夢路夢鉄道、官能電車、官能汽車

246 :吾輩は名無しである:04/04/27 21:11
日本少年 江見水陰 A5 附録・写真1枚欠 彩色懸賞當て絵+写真3枚+
96P(卒業式)沖野かもめ(化かされ狼)仰天子 木元平太郎(五人兄弟)
西村渚山(蚤の角力)樋口二葉 川面義雄(怪島の宝)江見水蔭(冒険奇譚
 機関車の釜)清水橘村 小泉勝爾 角少欠2枚

247 :吾輩は名無しである:04/04/27 21:17
日本少年 竹下夢二 菊判 表龍子+カラー口絵(魚篭を手にして)川端龍子
(少年踏切番)竹下夢二+写真2枚+112P(野球小説兄の代りに)芳水
 龍子(冒険小説地底の宝玉)三津木春影 中野修二(妹の生まれた日)
秋田雨雀(骸骨島)有本芳水 上部・右部虫欠有

248 :吾輩は名無しである:04/04/27 21:23
踏切の向かふにあれば冬の顔  中村菊一郎

249 :吾輩は名無しである:04/04/27 21:53
白い日傘が一つ踏切を渡って初夏

250 :吾輩は名無しである:04/04/27 22:38
汽車四分の一勾配を上る、わかんねぇな、この意味。

251 :吾輩は名無しである:04/04/28 06:42
汽車文化の記録としては貴重ですね!

252 :吾輩は名無しである:04/04/28 11:05
日本現代詩大系 第8巻 河出書房新社 1975 ◇911.56-ニ No.000694
 昭和期 1(中野重治‖編)/内容:/どんぞこで歌ふ抄(根岸正吉,伊藤公敬)
/労働・放浪・監獄より抄(後藤謙太郎)/中浜哲遺稿集抄/アナキスト詩集抄
(猪狩満直,碧静江,秋山清)/夢と白骨との接吻抄(遠地輝武)/人間病患者抄
(遠地輝武)/白痴の夢抄(ドンザッキ−)/ダダイスト新吉の詩抄(高橋新吉)
/高橋新吉詩集抄/新吉詩抄抄(高橋新吉)/雨雲抄(高橋新吉)/平戸廉吉詩集抄
/神原泰詩抄/死刑宣告(萩原恭次郎)/萩原恭次郎詩集抄/夜から朝へ抄
(岡本潤)/罰当りは生きてゐる抄(岡本潤)/夜の機関車抄(岡本潤)/襤褸の旗
抄(岡本潤)/壺井繁治詩集/果実抄(壺井繁治)/神のしもべいとなみたもうマリ
ア病院抄(壺井繁治)/半分開いた窓抄(小野十三郎)/ほか
 

253 :吾輩は名無しである:04/04/28 11:08
『ふるさと行きの汽車が来る』 オリビア・クーリッジ 中山知子 文研出版 1985


254 :吾輩は名無しである:04/04/28 12:39
みなかみ紀行 (紀行文集・みなかみ紀行)  若山牧水 
大正11年10月17日(1922) 草軽鉄道乗車
登り登って漸く六里ヶ原の高原にかかったと思われる頃には全く黒白もわ
かぬ闇となったが、車室には灯を入れぬ。イヤ、一度小さいな洋燈を点(トモ)
したには点したが、すぐ風で消えたのだった。一二度停車して普通の駅で呼
ぶ様に駅の名を車掌が呼んで通りはしたが、其処には停車場らしい建物も灯
影も見えなかった。漸く一つ、やや明るい所に来て停った。「二度上」とい
う駅名が見え、海抜三八○九呎(フィート)と書いた棒がその側に立てられてあっ
た。

255 :吾輩は名無しである:04/04/28 12:46
はるかなる山河に
市村秀八 戦没学生手記

乗車命令を俟つて粛然と列をなして乗る。片側の窓は堅く鎧戸が閉ざされてゐた。
打ち振る手も万歳の歓声もなく、鈍重な車輪の音と共に汽車はプラツトホームを滑
り去つた。やがて二食分の汽車弁と飴が一袋わたされる。意志なき目で窓外を眺め、
感能なき頭で己を省みた。床を見ては天井を仰ぎ無暗矢鱈に飴をしやぶつた。汽車
は途中大宮で切り換えたのみで驀ら都へ東京へと進んで行つた。 一部のみ、
j−textsより

256 :吾輩は名無しである:04/04/28 15:17
ほんの一部の引用だが書き手の明晰な目が見える。意志なき目で窓外を眺め、は
うまいなとう

257 :吾輩は名無しである:04/04/28 17:03
はるかなる山河に
杉村裕
 大正十二年二月二十六日生
 東京高校を経て昭和十七年四月法学部に入学
 昭和十八年十二月入団
 昭和二十年七月北海道千歳海軍航空基地で殉職

「昭和二十年六月二十九日」の日記に詩がある。
愈々母、多恵、静卜別レテ上野ニ向フ車中ニテ認ム。是デ此ノ世デハ再ビ顔ヲ合
ハセルコトハナカラウ。窓カラ首ヲ出シテ見エナクナル迄手ヲ振ツテ別レタ。『オ父
様卜色々話ヲシテ行キナサイ、私ナドニ言フト泣クト思ツテ言ハナイカモ知レヌケド。
』ト母ガ停車場デ言ハレタガ胸ニシミタ。併シコノシツトリシテ別レルノガ良イノダ。
『特攻隊ニ行ク人ハ本当ニ新聞ニ書イテアル様ニ喜ンデ行クノカ聞イテクレト誰カガ
言ツテヰタ。』ト母ノ言ニ一寸憤慨シタ。少クトモ私ハ喜ンデ行キマス。ソレガオ国
ノタメト思フカラ、ソレガ日本人トシテノツトメデアルト思フカラ。
<<とあって、つぎの詩がある。一人旅の書き手の思いが伝わってくる。
別れ来て
独り窓辺の
汽車の旅
海や林や松の森
月見草咲く丘越えて
ふりむきふりむき 進み行く
かなしかりけり汽車の旅
かなしかりけり独り故
http://www.j-texts.com/showa/haruka.html



258 :吾輩は名無しである:04/04/28 20:30
汽車の歴史文化って大事にしなきゃなって思うな。もちろん自動車文化だって
いいんだよな。交通の中のそれぞれの役割つうかな。なんゆうたらええんか.
特攻兵も運んだ汽車とかいうんじゃないな。なんかもっと大きなもの?

259 :吾輩は名無しである:04/04/29 06:14
中村徳郎
 大正七年十月二日生
 第一高校を経て昭和十七年十月理学部地理学科に入学
 昭和十七年十月入営
 昭和十九年六月比島方面に向い以後行方不明


   在隊手記抄録
(千葉県習志野東部第九部隊に在隊中、当時戦車兵、二等兵より上等兵の期間)
 昭和十八年一月二十一日
 マスクを洗ひながら汽車の笛をきいた。妙に長く山にこだまする様にひゞい
て行つた。ふちの光つた藍色の夕焼雲が美しかつた。水晶の上の様な雲であつ
た。<<この情景描写は美しい はるかなる山河に からの引用


260 :吾輩は名無しである:04/04/29 07:16
あづかりしさうびの帽のかろかりし長路の汽車のはてのうまやぢ
佐保姫(晶子第八歌集)


261 :吾輩は名無しである:04/04/29 07:16
夜の汽車に鈴蘭の香のただよひし胡地の五月の白かりし月
さくら草(晶子第十二歌集)


262 :吾輩は名無しである:04/04/29 07:17
昆布の根をもたらしたりし友の居て夜汽車の客も海の香を嗅ぐ
草の夢(晶子第十八歌集)


263 :吾輩は名無しである:04/04/29 07:17
飯山町信濃に向ふ汽車ありて虚空に鳴れり木がらしの音
汽車わびし硝煙の舞ふ悪趣へは誰のゆかりに落ちんとすらん
心の遠景(晶子第二十一歌集)

264 :吾輩は名無しである:04/04/29 09:38
内蒙古車中
ねぢあやめ地平の線にいたらずて其処さへはては白き砂山
われは今地と云ふものの平らかさ数ふるさまの落日とある
をちかたの胡沙に曇れる日ならずてうららかならば悲しからまし
都とは砂漠の空をゆきかへるめでたき雲を見ざるところぞ
曠野なる蒙古の築地一隅に物見つくれど見んものは無し
昨日今日興安嶺を発したる河のみ見れど逢はぬ山かな
鞍山の鉄の砂より暗き雲蒙古の町の上にひろがる
いづくとも興安嶺をわれ知らず山おろしのみ渦巻を描く
蒙古野に去年の出水の溜れるは五十年して乾ぬべしと聞く
朝より夕風少し騒ぎ立つころまで乗りぬ蒙古の汽車に
満蒙遊記(晶子第二十三歌集) J-TEXTS近代文学作家作品より


265 :吾輩は名無しである:04/04/29 09:38
梅の枝胡弓の棹に似たるをば娘抱けり房州の汽車
梅花集(晶子第二十六歌集)

266 :吾輩は名無しである:04/04/29 11:29
晶子、列車に乗っていても紙とペン、言葉が湧いて出てくるんだな。

267 :吾輩は名無しである:04/04/29 16:16
与謝野晶子 いまの季節にちょうどいい短歌、上記
夜の汽車に鈴蘭の香のただよひし胡地の五月の白かりし月

胡地は辺境の地なのかな。艶にさびしい汽車


268 :吾輩は名無しである:04/04/29 17:19
赤い貨車

ナースチャは自分の村にあった鉄橋の景色を思い出した。鉄橋の両端には見張
所があった。銃を肩から逆さにつった平服の番人が橋桁にならべた板の上をい
つもぶらぶら歩いていた。ナースチャの死んだ親父も赤いルバシカを着て番人
したことがある。鉄橋から見下す河水のひろやかな大きさ……。汽車が通る時
は鉄橋じゅうがふるえた。
バージニア大学図書館エレクトロニック・テキスト・センターとピッツ
バーグ大学東アジア図書館のテキストから

269 :吾輩は名無しである:04/04/29 18:03
「赤い貨車」は宮本百合子

270 :吾輩は名無しである:04/04/30 06:09
陸橋 伊藤信吉 詩


271 :吾輩は名無しである:04/04/30 16:27
朝から晩までご苦労さん。ときどきいい加減にしてくださいな。うん、疲れないよう
にね。鉄道文学士さん、w

272 :吾輩は名無しである:04/05/01 07:24
ありがとう、ぼちぼちやります。

273 :吾輩は名無しである:04/05/01 08:13
貫一は船橋を過(すぐ)る燈(ともしび)暗き汽車の中(うち)に在り。
尾崎紅葉 金色夜叉に出てくる用例。ランプなのかな?

274 :吾輩は名無しである:04/05/02 07:35
207
停車場のするどき笛にとび立ちて暮れの山河にちらばれる鳥
大正三年四月  宮座賢治 歌敲

275 :吾輩は名無しである:04/05/02 07:36
賢治の短歌は情景がまっとうなので面食らう。けど、現実の彼がいるから
おもしろい

276 :吾輩は名無しである:04/05/03 07:31
97
よろめきて汽車を下ればたそがれの小砂利は雨にひかりけるかな
 
歌稿A 大正三年四月 宮沢賢治

277 :吾輩は名無しである:04/05/03 07:35
たそがれの小砂利は雨にひかりけるかな」がいい。停車場前の道の砂利かな
短歌には普通の賢治がいるから違うおもしろさがある。

278 :吾輩は名無しである:04/05/03 07:49
180
はだしにて夜の線路をはせ来り汽車に行き逢へりその窓は明るく
歌稿A 大正三年四月 宮沢賢治



279 :吾輩は名無しである:04/05/03 07:52
はだしにて」というところに何かドラマがあるように思われる。なんだろう
気まぐれで家出て裸足だったとも思われないしな。バラストが痛いのですよ

280 :吾輩は名無しである:04/05/03 17:06
前スレで話題になったけど雑誌「旅」、リニューアルいうのか、衣替えした
んかわかんないけど、本屋の店頭でみたわ。おしゃれになったなあって感じ
だな。交通公社の「旅」はどっかあか抜けていなかった。だけど今になって
思うとそこが魅力だったんだと思うな。ちぃと田舎くさいいうところかな。
新潮社版はあか抜けしすぎてちょっと手がでないわ。都会の女になっちまっ
たんだろうな。声かけんのむずいよな。笑

281 :吾輩は名無しである:04/05/03 20:35
新創刊 「旅」の五大要素 新潮社ホームページから
1. 日本だけでなく海外にも進出! ワールドワイドな旅の魅力を満載!
2. 判型一新! B5判からA4変型判に大きくなって、よりクリアなビジュアルを実現!
3. 読んで見て行ってみたくなる、情報誌にはない旅の魅力を詳細にレポート!
4. 多彩な執筆陣!『旅』の伝統を継承しつつ、紀行文学の新しい流れを牽引!
5. 旅にまつわるあらゆるモノをクォリティ重視で厳選紹介!

282 :吾輩は名無しである:04/05/03 20:38
よくわかんないけど、4のところに鉄道文学入ってくるのか。紀行文学の新
しい流れ期待するか。そうだべな、おれら田舎者が声かけられる姉ちゃんで
あってほしいわ

283 :吾輩は名無しである:04/05/03 20:41
だけんどよ、いま書き込んだけんど「旅」発刊の、5番目の要素いうのんが
ほとんどさっぱりわからんのよ、おれって頭悪いんかな

284 :吾輩は名無しである:04/05/04 15:02
グーグル、鉄道文学検索
ウェブ 鉄道文学 の検索結果のうち 日本語のページ 約 68,400 件中 1 - 20 件目 (0.08 秒)
鉄道文学を熱く語らない?NO2
... 鉄道文学を熱く語らない?NO2 1 :吾輩は名無しである :04/03/14 08:02 前
スレッドが1000を越え書き込めなくなりました。 http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1065143280/l50
今日の日本の反映を築いたのは鉄道。別れと出会いを ...
book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1079218969/l50 - 18k - キャッシュ - 関連ページ


285 :吾輩は名無しである:04/05/04 15:05
前スレ、これは便利、忘れたときに使える。
http://makimo.to/2ch/book_book/1065/1065143280.html

286 :吾輩は名無しである:04/05/04 21:46
リアルタイム情報、w。すぐに連結は解除だな
113: 鉄道文学を熱く語らない?NO2 (285) 
114: 【百鬼園】内田百關謳カの第二阿房列車【先生】 (630) 


287 :吾輩は名無しである:04/05/04 22:49
気づかなくても独り、気づいても独り、あは、後世の記録と思えばな

288 :吾輩は名無しである:04/05/05 08:12
銀座は昔からハイカラな所
淡島寒月 <<青空文庫から

西洋蝋燭
 明治五年初めて横浜と新橋との間に汽車が開通した時、それを祝って新橋停
車場の前には沢山の紅提灯(べにぢょうちん)が吊るされましたが、その時そ
の提灯には皆舶来蝋燭(はくらいろうそく)を使用して灯をつけたものです。
その蝋燭の入っていた箱が新橋の傍に山のように積んで捨ててあったのを覚え
ています。これが恐らく西洋蝋燭を沢山に使った初めでしたろう。その頃は西
洋蝋燭を使うなどということは珍らしかった時代ですから大分世間の評判に上
りました。


289 :吾輩は名無しである:04/05/05 08:23
わがまま 伊藤野枝 博多駅だ 青空文庫から
地響をさせて入ってきた汽車はプラットホームにそって長々と着いた。ピタリ
と汽車の動揺が止むと、激しい混乱が登志子の頭を瞬間に通りすぎた。


290 :吾輩は名無しである:04/05/05 08:36
青春の逆説
織田作之助 <<青空文庫より

赤井の妹ならば、さぞかしひょろひょろと痩せて背の高い、眼の落ち込んだ、
びっくりしたような顔の娘だろうと、豹一はふと微笑した途端に、胸が温っ
た。赤井の言った旅情というものかも知れなかった。妹が兄のいる京都へ修
学旅行に来るというそのことが、妹をもたぬ豹一の心を思い掛けず遠く甘く
ゆすぶって来たのだった。夜汽車の窓を見る気持に似ていた。豹一は晩春の
宵の生暖い風を頬に感じた。


291 :吾輩は名無しである:04/05/05 10:45
山本有三 路傍の石 鉄橋にぶら下がるいうのがあったな

292 :吾輩は名無しである:04/05/05 11:53
後部連結、継続。内田百閨@
「鉄道が好き」集英社文庫 巻頭エッセイ 内田百
通過列車、初乗り、乗り遅れ

293 :吾輩は名無しである:04/05/05 11:59
後部に阿房列車が連結されてゐる様だ。どちらが後ろか前が言ってゐるよう
だが無駄なことである。

294 :吾輩は名無しである:04/05/05 12:06
汽車汽車走れ
北原白秋

 一、
  タラタツタン ピイポツポ
  汽車汽車走れ 機關車客車
  ピストンピストン動いた,はけはけ煙を,
  ならせよ汽笛
  さよなら ステーシヨン,さよならブリツヂ
  タラタツタン シユツシユツシユ
 ニ、
  タラタツタン ピイポツポ
  汽車汽車走れ 機關車客車
  レールが光つた とべとべ林よ
  まはれよ野原
  をぢさん旗出した 踏切お早よう
  遮斷機の前だ
  タラタツタン シユツシユツシユ
 三、
  タラタツタン ピイポツポ
  汽車汽車走れ 機關車客車
  鐵橋鐵橋渡つた 風風ふけふけ
  お窓口入れ
  お紅茶にサンドウヰツチ 林檎はいかが
  食堂車に行こよ
  タラタツタン シユツシユツシユ


295 :吾輩は名無しである:04/05/05 13:06
子どもの日のサービス、あはは、汽車汽車しゅっぽもいいか

296 :吾輩は名無しである:04/05/05 15:27
童話鉄道文学、やっぱり「銀河鉄道の夜」か。というよりもファンタジーか


297 :吾輩は名無しである:04/05/05 19:04
あいかわらずはやらない鉄道文学。だけんど、存在することもだいじだべ

298 :吾輩は名無しである:04/05/05 20:54
麦刈や汽車早けれど刈り進む 星野立子

情景が浮かんでくる。汽車が通る間にもどんどん刈り取られる。いまの季節
かな


299 :吾輩は名無しである:04/05/06 13:06
>>292
「鉄道が好き」裏表紙、「内田百閧ニ阿川弘之を除けば、『鉄道好き』の作家は、
まずいない。」とある。もっといるな、まずいないというところで留めておくと
鉄道文化は発展しないと思うな。


300 :吾輩は名無しである:04/05/06 17:50
「鉄道が好き」見ていたら阿川弘之の「欧州畸人特急」があった。そこには、「『二
代目阿房列車が運転したければしても構わないよ』」と言われているような気がしな
いでもない。文章の上では及ぶべくもないが」と書いてある。彼は運転したのか?、
しなかったのか、超えたのか範囲内か、どうか?後続に連結されている阿房列車で聞
いた方がいいか?。

301 :吾輩は名無しである:04/05/07 16:09

宮本百合子<<青空文庫から

「汽車は鉄橋わたるなり」
 白い汽車の煙と、轟音と、稚い唱歌の節が五月の青空に浮んで、消えて、再
びレールが車輪の下で鳴った。

302 :吾輩は名無しである:04/05/07 21:53
宮本百合子は車中風景うまい、階級的な意識観点か、鉄道文学を深層化して
いるな。わけわかんない。w

303 :吾輩は名無しである:04/05/08 06:36
醉ひたる商人
水野仙子 <<青空文庫から

旅行の汽車はいつも三等に乘つて、彼等の樣々な談話に耳を藉すのが好きな
のであつた。

304 :吾輩は名無しである:04/05/08 06:41
三等の汽車、赤切符はエピソードの宝庫だったのだろうな。気取らずない話
エッチな話とか夜逃げの話とか

305 :吾輩は名無しである:04/05/08 07:15
冥土行進曲
夢野久作<<青空文庫より 冒頭場面

       一

 昭和×年四月二十七日午後八時半……。
 下関発上り一二等特急、富士号、二等寝台車の上段の帷(カーテン)をピッ
タリと鎖(とざ)して、シャツに猿股(さるまた)一つのまま枕元の豆電燈を
灯(つ)けた。ノウノウと手足を伸ばした序(ついで)に、枕元に掛けた紺
(こん)背広の内ポケットから匕首拵(あいくちごしらえ)の短刀を取出し
て仰向になったまま鞘(さや)を払ってみた。


306 :吾輩は名無しである:04/05/08 18:30
夢野久作、どきどき書き出し、好きだな。彼は特殊な感覚を鉄道に嗅ぎつけて
いるんじゃねぇかと思うわ

307 :吾輩は名無しである:04/05/08 20:45
下関発、一二等特急の二等寝台車の上段という設定がかなわないという感じ。

308 :吾輩は名無しである:04/05/09 07:36
街頭から見た新東京の裏面
杉山萠圓(夢野久作)
品川駅の蓄音機 青空文庫から
震災後初めて東京に行く人は、先ず品川駅に着くとホームの雑音にまじって、
「品川ア――……品川ア……山の手線、新宿……方面行(ゆき)乗換えエ……
品川ア――……品川ア――……お早く願いまアす……」
 という特別に異様な割れ鐘声を聞くであろう。記者も変な声だなと思って、
窓から首を出して見た一人であったが、不思議なことには怒鳴っている駅夫
の顔が見えない。変だなと思ってキョロキョロ見まわすと、それはホームに
備え付けられた蓄音機で、声自慢の駅夫に吹きこませたものだとわかった。


309 :吾輩は名無しである:04/05/09 07:38
駅文化の変遷ということでいえば面白い。駅名が蓄音機で流されていた。
使っているうちに針がすり切れて変な音にならなかったか。

310 :吾輩は名無しである:04/05/09 07:44
街頭から見た新東京の裏面
一寸坊揃の女車掌

運転手は電車のような制服を着た男で、車掌は福岡あたりの女学生と寸分違
わぬ姿の若い女である。どっちが真似たのか知らぬが、前にガマ口の大きな
位の鞄を下げていなければ、とても区別は出来ぬ。
 も一つ面白い事に、どれもこれも揃って一寸坊の姉さん位のばかりだから、
どういうわけかと思ったら、これは車内の天井が低いので大きなのを採用し
ない結果だと、或る「通」が教えてくれた。初めは随分別嬪(べっぴん)が
居たが、切符を売る序(ついで)にほかの約束まで売るので、とても長続き
がしない。今残っているのは極めて現実的な売れ残りばかりだと、序にその
「通」が説明してくれた。「それはちと怪しい。万更(まんざら)でもない
のが居るぜ」と云ったら、その方が怪しいと云う。何が怪しいと云ったら、
怪しいと云うから怪しいんだと……何だかわからなくなった。

311 :吾輩は名無しである:04/05/09 07:48
都電の昔の習俗を述べたものかおもしろい。切符を売るついでに他の約束
まで売る。そのユーモアがいい

312 :吾輩は名無しである:04/05/09 10:31
夢野久作は福岡で新聞記者やっていたのかな。それで福岡引き合いか。

313 :吾輩は名無しである:04/05/09 21:53
ゆめの きゅうさく 小説家 1889.1.4-1936.3.11 福岡市で生まれる。慶応
大学中退後農園経営を経て僧侶となり各地放浪。新聞記者などもして作家とな
る。「夢の久作」とは福岡地方の方言で「いいかげんな人」の意味という。昭
和十年(1935)の長篇代表作「ドグラ・マグラ」を始め、怪奇性と幻想性の濃い
作品を残しユニークな位置を占めた。 ネットから

314 :吾輩は名無しである:04/05/10 08:52
晴れ渡る青空の下に 鉄道が死の直線を 黒く引いてゐる
 猟奇歌 から 鉄道が死の直線を黒く引いている、唸るしかないな

315 :吾輩は名無しである:04/05/10 12:04
鉄道文学は自在だ。スレッドの前後にくっついた車両のことを話題にすればいい。
現在、この前に梶井基次郎がついたようだ。梶井と鉄道、なにか言ってもらおうか。


316 :吾輩は名無しである:04/05/10 12:33
城のある町にて 梶井基次郎 インターネット図書館
小さい輕便が海の方からやつて來る。
 海からあがつて來た風は輕便の煙を陸の方へ、その走る方へ吹きなび
ける。
 見てゐると煙のやうではなくて、煙の形を逆に固定したまま玩具の汽
車が走つてゐるやうである。

317 :吾輩は名無しである:04/05/10 20:31
スレ痕跡残らなくなったよ。さび色のスレ痕跡残らないと、探すの難しいな。
検索で引いて上げるしかないものな。あれ、メイル省略可にもsageがねぇ。
どうなっちまったの?

318 :吾輩は名無しである:04/05/11 16:12
間怠(まだ)るこい田舎(いなか)汽車 こういう表現好きだな、誰だろう

319 :吾輩は名無しである:04/05/11 18:05
『汽車が田舎を通るそのとき』という歌あるぜ

320 :吾輩は名無しである:04/05/12 10:53
ソヴェトのピオニェールはなにして遊ぶか
宮本百合子
「田舎のステーション」が用例として出てくる。

321 :吾輩は名無しである:04/05/12 20:11
まだるこい田舎の汽車に乗って
旅してみたい

322 :吾輩は名無しである:04/05/13 21:18
田舎を走る汽車に乗って
早苗田の脇や
牛が草を食んでいるそばを
のんびりと旅してみたい


323 :吾輩は名無しである:04/05/13 21:33
田舎のステーションに
雨が降って
トタン屋根が
停車場交響楽を
演奏した

324 :吾輩は名無しである:04/05/14 09:38
田舎の駅の雰囲気でているよ

325 :吾輩は名無しである:04/05/14 21:07
田舎の駅のドクダミの花の可憐さよ

326 :吾輩は名無しである:04/05/14 21:16
わが毒と痛み語ってよ

327 :吾輩は名無しである:04/05/14 21:56
わが毒と痛みは陽炎燃えるレールの彼方に

328 :吾輩は名無しである:04/05/15 08:03
創作文芸にあって引っ越してきたが、里帰りした方がいいかもな。

329 :吾輩は名無しである:04/05/15 08:10
芥川文学の構造分析
インターネットに載っている論文だ。ここに「蜜柑」「トロッコ」の分析が
出てくる。エロスと捉えた点は了解するが、その他はちいとついていけぬぞ


330 :吾輩は名無しである:04/05/15 12:27
〔類題謹解〕昭憲皇太后御集
J−TEXTSから
汽    車
かなぢゆく車のうちの軍人みおくる声もいさましきかな    (三十八年)
  かなぢゆく車 汽車。
  日露戦役当時ノ御実感ニシテ出征軍人ヲ見送ル万歳ノ声ノ勇シサヲ悦ビ玉
ヘルナリ。


331 :吾輩は名無しである:04/05/15 12:30
明治天皇御集
J−TEXTSから
名所橋
かなぢゆく車のうちに見つるかな昔わたりし瀬田の長橋


332 :吾輩は名無しである:04/05/15 12:32
歴史的な資料ですね。330,331


333 :吾輩は名無しである:04/05/15 12:37
かなぢゆく車 宮中雅語だ

334 :吾輩は名無しである:04/05/15 18:27
スリーナインを崩してみたくなる鉄道文学

335 :吾輩は名無しである:04/05/15 20:19
>329
「蜜柑」はすごいなと思います。大体何も考えないで読んでるので
詳しく書けないんですが、これは目の前に蜜柑が飛び出てきた。
ついでに食べてしまったよ。

336 :吾輩は名無しである:04/05/15 20:40
「蜜柑」鎌倉出発のときなんかの情景は芥川龍之介ですね。

337 :吾輩は名無しである:04/05/16 07:34
恐れ多くも、帝室鉄道観みたいなものが330,331に見えるから面白い


338 :吾輩は名無しである:04/05/16 10:41
〔類題謹解〕昭憲皇太后御集 J−TEXTSから
 
風さへそひて汽車の内もいとさむうおぼえけるに

かち人の道のぬかりをふむ見ればしづ心なき今日の雨かな   (十七年)
  かち人 歩行スル人。ぬかり 泥濘。しづ心 落付。
  コレモ御慈心ヨリ迸レル御歌ナリ。


339 :吾輩は名無しである:04/05/16 15:15
「これも」云々は意義付けだけど、お召しの列車からの車窓がリアルに見え
てくる。

340 :VON・トーマス・マン:04/05/16 15:39
トルストイの「クロイツェルソナタ」もまた鉄道文学か?

341 :吾輩は名無しである:04/05/16 15:54
クロイツェルソナタは、青年と妻が合奏したベートーベンの曲名、鉄道出て
きたっけ?

342 :吾輩は名無しである:04/05/16 20:22
鉄道文学的皇室鉄道観か、うん、畏れ多いな…

343 :吾輩は名無しである:04/05/17 21:50
野田正穂ほか編『大正期鉄道史資料 第2期第2巻 大正天皇大喪記録』
(日本経済評論社、1990、鉄道省1928刊の復刊)
 かなりマニアックになってきた


344 :吾輩は名無しである:04/05/17 21:54
乗る汽車の窓より見れば秋草の 花盛りなり 毛野の国はら 大正天皇

345 :吾輩は名無しである:04/05/17 22:31
秋草の花盛り、秋桜か。短歌は巧みだ。お召し列車からの光景だろう。


346 :吾輩は名無しである:04/05/18 12:52
日本海と敦賀湾は絶景で、その昔、大正天皇が敦賀に行幸になった折、景色のあまり
の美しさに、しばらく汽車を止めてご覧になったという。
ネットに落ちていた表現。汽車止めて魅入る景色は敦賀湾

347 :吾輩は名無しである:04/05/18 18:52
あはは、あいかわらずおれ一人でやっているわ。自演言うのだな、w

348 :吾輩は名無しである:04/05/19 12:07
独り旅
若杉鳥子 冒頭場面、青空文庫より

 汽車がA駅を通過する頃から曇って来て、霧で浅間の姿も何も見えなくなった。
冷たい風と一緒に小雨が降り出して、山際の畔で、山羊が黙々と首を振っている。
三つめの駅で汽車を降りた時には、もう日が昏(く)れかけていたし、自動車も
あるにはあったが、目的地まで半里だというので、ナニ歩けないことはない――
脚には少し自信があるので、私は日和下駄のまま歩き出した。

 具体的な駅名言ってくれるとよかったな。信濃追分とかするとぐぐっときたと

349 :吾輩は名無しである:04/05/20 20:42
検索したら前スレ、なつかしいわ。グーグルのキャッシュにあった。

199 :吾輩は名無しである :03/11/04 20:20
志賀直哉「網走まで」は下り。上りだったらあんな細かな観察眼はなかったと
思う。
「下げ進行!」



350 :吾輩は名無しである:04/05/20 22:21
九条武子著
無憂華
野辺(のべ)、原野(げんや)、森林(しんりん)、汽車(きしや)はその
なかをひたはしる。ひろ/゛\とした野(の)のはてに、はるかに山脈(さん
みやく)がかさなつて見(み)える。こゝらには村(むら)もないのであらう
か、人(ひと)のあゆむ道(みち)もついてをらない。小雨(こあめ)がなゝ
めに窓(まど)をぬらす。なんだか寂(さび)しいものが漂(たゞよ)つてゐ
るかのやうに靄(もや)がけむつてゐる。どちらが西(にし)か東(ひがし)
か、それさへ走(はし)る車(くるま)のなかでははつきりわからず、旅(た
び)の気分(きぶん)がしみ/゛\とにじみこむ。
j-netから

351 :吾輩は名無しである:04/05/21 21:13
九条武子の車窓いいもんだ

352 :吾輩は名無しである:04/05/22 07:46
九条武子
無憂華
札幌にて

   1
 雨(あま)ぞらの暗(くら)い夜汽車(よきしや)は、常暗(とこやみ)
の穴(あな)からぬけ出(だ)したやうに美(うつく)しい光(ひかり)の
町(まち)に着(つ)いた。曾遊(そういう)の地(ち)とは云(い)へ、
十五年(ねん)ぶりに迎(むか)へられた人々(ひと/゛\)の顔(かほ)
は、大方(おほかた)新(あたら)しいものであつたが、親(した)しき眼
(め)もて心(こゝろ)もて、更(ふ)けゆく夜(よ)をかうして迎(むか)
へられることは、勿体(もつたい)なくさへ感(かん)じられる。そして私
(わたし)の眼(め)に入(い)るのは、たゞたくさんな人(ひと)の顔
(かほ)であるけれども、なんだか大(おほ)きいひとつの手(て)がまちま
うけられてあつて、安(やす)らかにかゝへとられたやうな、和(なご)やか
な心地(こゝち)をさへ感(かん)ぜずにはをられなかつた。

j-netから


353 :吾輩は名無しである:04/05/22 18:07
歌人的な列車というところがとても味があっていい。九条武子

354 :吾輩は名無しである:04/05/23 13:48
 みおやの涙 「九條 武子」
百人の われに非難の 火は降るも
一人のひとの 涙にぞ足る
        (九条 武子)

金閣寺に放火した者の母親のことを言っている。母親は保津峡に汽車から飛び
降りたっけね

355 :吾輩は名無しである:04/05/23 17:04
世界の文学 12号
ヨーロッパIII
ディケンズ、ブロンテ姉妹ほか
<大いなる伝統>
 ささやかな家庭団欒の幸福をうたいあげたディケンズの『クリスマス・キ
ャロル』、そして大都市の光と影を描いた『二都物語』。『ジェイン・エア』
『嵐が丘』で女性ファンに根強い人気を持ち続けるブロンテ姉妹。ヴィクトリ
ア朝時代、頂点を極めたイギリス文学の香り高い名作の数々を紹介する。

作家たちは、急速な近代化の衝撃にペンで立ち向かった。/海老根 宏
(東洋大学教授)
ジェイン・オースティン
文明としての田園/鈴木美津子(大阪女子大学教授)

ディケンズ
大都会ロンドンの光と影/松村昌家(大手前女子大学教授)
ウォルター・スコット 歴史小説の創始者/高橋和久(東京大学教授)
鉄道誕生と文学/小池 滋(東京女子大学教授)
サッカリー『虚栄の市』 上昇志向と虚栄心/松村昌家


356 :吾輩は名無しである:04/05/23 17:36
九条武子からイギリス文学への飛躍がわかんない

357 :吾輩は名無しである:04/05/24 15:33
「夜光雲」第4巻 田中克美
法隆寺駅へ

堅下の山のくぼみに日はありて大和の稲田にいまだ光あり

ゆうづきてさむき身にしむ次に来む汽車つくまでにまだ半時もある

一汽車をおくれし故に法隆寺の鐘をきヽけりまけおしみにあらじか

358 :吾輩は名無しである:04/05/24 20:46
短歌の汽車はおもしろい

359 :吾輩は名無しである:04/05/25 12:01
夜光雲第3巻 ネットから

トンネルを出づれば青き波の色まなこにしみてこころさびしも

汽車とまらぬ小駅の村の花畑カンナ大きく咲けるを見たり (古市)



360 :吾輩は名無しである:04/05/26 10:57
二首ともいい歌だ。味わいがある。眼に染みて寂しい。それにカンナ、あるなぁ

361 :吾輩は名無しである:04/05/26 20:40
やはりこの板で1,2を争う、きもいスレだ。あはは、だけんど文学いうのは
いつもローカルじゃなくちゃなんないからいいんかもな。w、高笑いも認知
だべやさ。あはは

362 :吾輩は名無しである:04/05/27 18:46
山裾を汽車つらなりてすぎゆけり窓より我を見出る人あらめや 夜光雲第三巻

363 :吾輩は名無しである:04/05/27 20:25
朝より夕風少し騒ぎ立つころまで乗りぬ蒙古の汽車に 与謝野晶子


364 :吾輩は名無しである:04/05/29 13:52
山々を踏み分けて隧道に入る汽車、闇若葉目に残る 即詠 
 

365 :吾輩は名無しである:04/05/30 07:52
古代の交通文化がどのように鉄道に生きているか。万葉などの文学作品を
例に挙げながら論じている。日本鉄道名所6 鉄道線路に歴史を探る
 原田勝正 おもしろかった

366 :吾輩は名無しである:04/05/30 15:37
万葉集と鉄道文学って論題の作品あったら読みたい。ないか
白妙の道行く汽車の とか

367 :吾輩は名無しである:04/05/31 12:52
新古今集的汽車論っていうのはどうだ。こういうのだったら読みたいわ。

368 :吾輩は名無しである:04/05/31 20:41
ユリイカ6月号で鉄道の特集やってる。
野崎歓の、鉄ちゃん教育、えかった。かれは、群像で鉄道エッセイも連載してたな。

369 :吾輩は名無しである:04/05/31 22:03
うん、今日買って来たわ。ユリイカ、まだそれ読んでないわ。いつもの鉄色
帯びた著者にはわらつた。あはは。鉄道文学の展開は、味付けちぃと薄いな。
冗談、冗談


370 :吾輩は名無しである:04/05/31 22:34
野崎歓 物語性があるね。おもしろかった

371 :吾輩は名無しである:04/06/01 13:23
鉄道に惚れた作家の系譜 原口隆行  ユリイカ 上記6月号
 しめくくり 「これはもう「鉄道文学」といってもいい領域ではないかと。」
 内田、阿川、宮脇の系譜をそう言っている。

372 :吾輩は名無しである:04/06/02 18:56
ユリイカ 鉄道文化論というところでは面白かった。対談面白い。

373 :吾輩は名無しである:04/06/03 20:21
鉄道文学、ではなくて、鉄道文化か、トーン落ちたね。文化はひっそり、とき
にだれも見向きもしないのが文化かもよ。

374 :吾輩は名無しである:04/06/04 18:51
小泉八雲 停車場にて 全集に載っていたので読んだ

375 :吾輩は名無しである:04/06/04 19:12
「アメリカ文学と鉄道」序説

海外鉄道研究会会長 小池 滋

「序説」の理由
 歴史の浅いアメリカでは、その文学は、他の文化と同じく世界の文学の中
で最も若い。科学と同様人が意識的につくった文化であり、印刷術よりも若
い文学である。他の国々では記録されていない文学があるが、アメリカのそ
れはすべて印刷されている。
 他の国々では文学が鉄道より先にあったが、アメリカでは鉄道と文学が同
時に始まった。1828年に会社が設立され、1830年に蒸機が走り出したボルチ
モア&オハイオ鉄道である。鉄道と文学は密接不可分であり、資料は豊富に
残っているので、短期間には語りきれないため「序説」とした。
 詳しくは近く出版される予定の小野清之教授(千葉大学・アメリカ文学)の
「アメリカ文学と鉄道」を参照されたい。

ネットに載っていた。検索で引いてみて

376 :吾輩は名無しである:04/06/05 08:28
滅びゆく蒸気機関車 関沢新一写真集
 エッセイ 私の汽車 水上勉 上り特急つばめ 野坂昭如 過ぎゆくもの
谷川俊太郎(詩) 文学と写真のコラボレーション

377 :吾輩は名無しである:04/06/05 16:39
電車と労働 稲葉嘉和詩集
(国鉄電車修理工場での労働を中心に
書かれた詩集。心境がよく分かります) 稲葉嘉和 土曜美術社


378 :吾輩は名無しである:04/06/05 16:40
詩集 放電地帯
(国鉄労働者の詩集、重くないです) 動力車
文芸連盟 オリジン出版センター

379 :吾輩は名無しである:04/06/05 20:33
機関車歳時記 動力車文芸連盟編 東京 オリジン出版センター 1979.11 

380 :吾輩は名無しである:04/06/05 20:34
怒りの汽笛 武居孝男著 東京 驢馬出版 1983.5

381 :吾輩は名無しである:04/06/06 18:13
水無月の明け方、機関車がほの蒼い停車場を出てゆく

382 :吾輩は名無しである:04/06/07 10:23
雑誌「旅」にある6月号だ。  
旅は文化だ。それをどう料理するのかな

鉄道が運んだもの 文 関川夏央
 『坊っちゃん』の汽車、林芙美子の駅


383 :吾輩は名無しである:04/06/07 12:10
鉄道文学は旅文学でもあるな。

384 :吾輩は名無しである:04/06/07 20:40
紀行文学全集にけっこう鉄道載っているもんな。
紀行にシフトか。

385 :吾輩は名無しである:04/06/08 14:07
上記、「旅」6月号 立ち読み。漱石が鉄道文学の嚆矢と書いてあったがどうな
 んだろうか。鉄道を風景の重要な一要素とはしているけど…

386 :吾輩は名無しである:04/06/09 11:11
田山花袋なんかどうなんだろな。

387 :吾輩は名無しである:04/06/09 11:17
三毳山(かもやま)の形が面白い。それは東武線の汽車の館林、佐野間を通る時に
よく見るが、それが絶海の孤島のやうな筑波の翠微と相對して、いかにもひろ/″
\とした眺めを成してゐる。 田山花袋、「日光」から

388 :吾輩は名無しである:04/06/09 19:00
少女病 鉄道空間が舞台 田山花袋

389 :吾輩は名無しである:04/06/09 19:07
浮気は汽車に乗って  こういう映画あるけど、文学的でねぇか?

390 :吾輩は名無しである:04/06/10 20:47
汽車電車はエロスか、あるな。

391 :吾輩は名無しである:04/06/12 08:00
山裾を汽車つらなりてすぎゆけり窓より我を見出る人あらめや

 夜光雲 第三巻 田中克己


392 :吾輩は名無しである:04/06/14 10:47
夜光雲、汽車よくでてくるな

393 :吾輩は名無しである:04/06/15 19:09
「日記」第9巻 (「夜光雲」改題)
21cm×16cm 横掛大学ノートに縦書き(127ページ) 

昭和8年2月5日〜昭和9年1月20日

七月十二日

汽車が止まると駅の外は落葉松林
鳶が舞つてゐる 蟋蟀が鳴いてゐる
旅情を下ろして汽車はまた動き出す

ネットから

394 :吾輩は名無しである:04/06/16 11:02
田中克己 なかなかいい。旅情を下ろして汽車はまた動き出す。いい味の文。

395 :吾輩は名無しである:04/06/17 21:38
貨物列車が
旅情という荷物を
拾って
唐松林の中の
停車場を出た


396 :吾輩は名無しである:04/06/18 12:57
あげるね

397 :吾輩は名無しである:04/06/19 11:01
蝶舞ひ込み児の画く汽車がまだつゞく
   掌の上(へ)に反るセロファンの魚春が来た
   胸白ろ燕よ吾には母の記憶なし
   弱肉強食真ッ赤な月へ汽車が馳す 川口重美 ネットより


398 :吾輩は名無しである:04/06/20 12:26
傾ぐ冬富士人轢きし汽車動きそむ 川口重美
 夕暮れ時がったんと動き出した客車が見えるな

399 :吾輩は名無しである:04/06/20 12:51
曼珠沙華汽車ゆくとき勢ひたつ 川口重美
 これ好きだな


400 :吾輩は名無しである:04/06/21 12:46
草軽電鉄が昭和35年4月(1960年4月)に廃止され、既に40年以上の歳月が流れまし
た。私がこの電車の存在を知ったのは、福永武彦の随筆集『別れの歌』の一節『草
軽電車』でしたが、その時はもう廃止された後だったので、それほど興味があった
訳ではなく、北軽井沢に山荘を構えるに到って、「こうゆう電車があったらよかっ
たのに」とつくづく思われる今日この頃です。
 やはり文学作品となると北軽井沢大学村に山荘を構えた人たちの作品が多く見ら
れるのですが、映画『山鳩』『カルメン故郷に帰る』のような作品から、推理小説
にいたるまで興味の誘われる草軽電気鉄道です。ここに小説、随筆等草軽電気鉄道
が登場する作品を紹介致します。
http://www.karuisawa.com/top13.htm


401 :吾輩は名無しである:04/06/21 21:11
草軽と文学って前にも話題にしたけど面白い。
映画に出てくる草軽をDVDにしてくれたら買いたいけど…

402 :吾輩は名無しである:04/06/22 17:40
古本屋で世界文学大系「トルストイ」筑摩書房、を500円で買った。
クロイツェル・ソナタが収められていたから。

403 :吾輩は名無しである:04/06/23 20:20
踊る地平線 上下 谷穣次 岩波文庫緑 もいいね

404 :吾輩は名無しである:04/06/25 14:52
この頃ここバッタリだね。着眼点いいけどね、鉄道と文学、近代の源流にな
ると思うけどね。ま、でもそれはおもしろいことではあるけどね。

405 :吾輩は名無しである:04/06/26 18:06
女盗」 南部修太郎
窓外の雨は急に降りまさつて來たらしく、窓硝子を傳つて流れ落ちる水玉
が玉簾のやうに動いて行く。何時しか汽車は逢阪山に差しかかつたのであら
う。喘ぎ登る機關車の車輪の響が篠つく雨音の間に絶え絶えに傳はつてくる。

406 :吾輩は名無しである:04/06/28 09:21
玉簾のようという形容が面白い。時代の文化を反映しているのが言葉。車窓にも反映
されている

407 :吾輩は名無しである:04/06/28 13:26
華厳瀧 幸田露伴 冒頭、青空文庫より

 昭和二年七月の九日、午後一時過ぐるころ安成子(やすなりし)の來車を受け、
かねての約に從つて同乘して上野停車場へと向つた。日本八景の一と定められた華
嚴(けごん)の瀑布及びその附近景勝遊覽のためであつた。
 二時五分の日光直行の汽車はわれ等二人を乘せてはしり出した。車窓の眺めは例
によつて例の如しであるから退屈の餘りの時間を雜談に消すほかはなかつたが、安
成子は職分に忠實なので、しきりに八景論を提出して老人の談話(はなし)を引出
さうとつとめる。

408 :吾輩は名無しである:04/06/28 15:34
そうか、車窓景色は平板化してしまっているのか。

409 :吾輩は名無しである:04/06/28 20:57
米原から大津に至るまで、右側の車窓に見えかくれする琵琶湖は、海のよう
に広くて明るい。そういう琵琶湖は、どちらかというと、私には興味がなか
った。(『山河巡礼「湖北」』)
 水上勉、鉄道好きだものね


410 :吾輩は名無しである:04/06/28 21:03
鉄道は高速化すればするほど叙情性を失うな。鉄道文学も消えるのかもね。
あげとくわ、

411 :吾輩は名無しである:04/06/29 19:14
 高速化した窓見てまた何かを思う人が出てくるんだろうな。上り新幹線
徳山あたり、コンビナートの灯りも異空間に見えるようだ。
 たぶんな九州新幹線最終の新八代行きではまた新たなドラマが生まれてん
だろうなぁ。

412 :吾輩は名無しである:04/06/29 19:36
鉄道文学のあとに車道文学ってないの?

413 :吾輩は名無しである:04/06/29 21:36
>>412
車道文学ないことはない。在る。が、車は自由に動けないからちょっとむずい
点あるな。長距離トラック運転手の物語とか。あるな。
 

414 :吾輩は名無しである:04/06/29 22:59
宮脇俊三さんのミステリー、悪いけどほんっと面白くなかった。。
「最長片道切符の旅」みたいなエッセイは面白いんだけどね。。

415 :吾輩は名無しである:04/07/01 19:28
>>414
うん、同感だね。エッセイの方がいいね。確かに。また内田百閧ニなると
そのエッセイもだいぶ違うものね。
「車窓はテレビよりもおもしろい」は絶妙なネーミングだね。

416 :吾輩は名無しである:04/07/02 20:38
内田百閨A阿川弘之、宮脇俊三、この系譜をどう考えるかだね。

417 :吾輩は名無しである:04/07/02 22:11
多和田葉子の「容疑者の夜行列車」おもろかったよ。

418 :吾輩は名無しである:04/07/03 08:43
そうだね、多和田葉子は、ちょっと特異な存在だね。鉄道とジェンダーおもしろい
素材提供してくれる作家。おれも、この板で勧められてそれ買ったものな

419 :吾輩は名無しである:04/07/04 07:32
女性の鉄道文学でいえば、林芙美子ということになるね。生活と汽車、
おもしろい

420 :吾輩は名無しである:04/07/04 10:13
age

421 :吾輩は名無しである:04/07/04 12:12
宮本百合子も汽車は必ず出てくる

422 :吾輩は名無しである:04/07/05 09:36
与謝野晶子の汽車短歌もあるな。

423 :吾輩は名無しである:04/07/07 21:14
与謝野晶子の書いた童話、金魚のお使いは新宿停車場が出発地点だと、
はらはらどきどきだと…

424 :吾輩は名無しである:04/07/10 08:50
夏の遮断機

警報機が鳴って
黒と黄色の縞模様の
竹筒が前をふさぐ

やがてがぁうと音立てて
電車が通過する
首をねじ曲げた女高生
ドアを抱いているサラリーマン
朝の通勤電車は
家畜輸送車

過ぎゆく車輪を
見ていると
レールがしなう
家畜の重みが
路盤に吸い込まれていく

電車がいくと
遮断機がふぁんと上がる
しばし止められた
ちょっぴりの人生
文明批評を思わせる
こんなときもあってもいい

425 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 07:00
検索中にひっかかった
233 :名無しでGO! :03/11/24 09:36 ID:YgFMU+5k
文学板に、鉄道文学スレ立てて草軽のこと書いているやついるぜ
 草軽電鉄復活のスレから

426 :吾輩は名無しである:04/07/13 22:32
この汽車文学もはやんなくなったな。

427 :吾輩は名無しである:04/07/15 13:57
汽車がゆくゆくネットの汽車が

428 :吾輩は名無しである:04/07/16 21:37
つゝもてる狩人ひとり嫗一人汽車の中さびし朝寒くして 木下利玄歌集 
 jtxstから

429 :吾輩は名無しである:04/07/17 17:12
ネットを渉猟していたら鉄道詩に出会った。現役の人なので
著作権がある。興味のある人は見て。ローカルな味わいがある。
http://www12.plala.or.jp/KAN_ZE_ON_BOSATU/index.html


430 :吾輩は名無しである:04/07/18 00:53
梅小路運転区誕生90年記念展
イラストパネル展「蒸気機関車の時代と文学」
http://www.mtm.or.jp/uslm/evnetguide/index.html

431 :吾輩は名無しである:04/07/18 07:51
>>430
ありがとう。引用してきました。
梅小路運転区誕生90年記念展
イラストパネル展「蒸気機関車の時代と文学」

  今回は文学作品に描かれた「鉄道」に関する場面をイラストで紹介します。
期    間   7月20日(火)〜9月26日(日)
会    場   旧二条城駅舎資料室
主な作品 石川啄木「一握の砂」
夏目漱石「坊ちゃん」
徳富蘆花「不如帰」  他
   
文学の中の鉄道だね。有名な箇所。他はだれなんだろうな。中野重治
志賀直哉とかか?

432 :吾輩は名無しである:04/07/19 07:33
汽笛の火を一日焚きて夜を学ぶ
 目に黒板の字の揺れ止まず 新田吉司 鉄路有情154p

433 :吾輩は名無しである:04/07/19 21:03
鉄路有情 日本交通文化協会 s62年4月発行
 鉄道文学的な編集
 文学の中の汽車10篇をあげている

434 :吾輩は名無しである:04/07/23 20:06
警報機文学ってないか、あれ結構生活の中に染みついているよな。
きゃんきゃんきゃんって鳴るやつさ

435 :吾輩は名無しである:04/07/23 21:19
いいな、その音。きゃんきゃんきゃんってぴったりの表現ですね。
夕焼け雲とその音がセットになっているのかなあと懐かしい気持ちに
なりました。

436 :吾輩は名無しである:04/07/23 21:48
夕焼け雲はあかね色
レールにもうっすらと

踏切の警報機が
犬が吠えるように
きゃんきゃんきゃんと

特急寝台列車が
きゃたことたんたん
きゃたことたんたん
軽やかな音立てて
過ぎてゆく

後には赤いテールが
尾をて流れ
こんどは
向こうから
夜がやってくる

437 :吾輩は名無しである:04/07/23 21:57
目の前を 風が 列車の軋みが
文字の連なりの中から 呼びかけるものがある
踏み切りの前で 呆然としていたあの頃の日々

何となくいろんなことを思い出しました。とてもステキな詩ですね。

438 :吾輩は名無しである:04/07/23 22:12
>>437
レールが暮れゆく

夕焼け雲は
あかね色
レールもうっすらと
暮れていく

警報機のランプが
赤く点って
きゃんきゃんきゃんと
鳴き始める

ぶぁううと
機関車が空気を
切り裂いていく
後には窓窓の明かり
きゃたことたんたん
きゃたことたんたん
車輪を弾ませて
走りゆく

客車最後尾の
赤いテールが
尾をて引いて流れゆき
やがて向こうから
夜闇がやってくる

ありがとう。ちょっと物足りないので、少し推敲してみました。

439 :吾輩は名無しである:04/07/24 19:54
郷愁鉄道だな。今はテールもデジタルになったからつまらないな

440 :吾輩は名無しである:04/07/25 18:25
隧道を抜けると海
車窓は貨物船を一艘
食べては
きゃたことと
走り行く

441 :吾輩は名無しである:04/07/27 21:20
鉄道は文学だ。古書写真を見ていたら

江若鉄道キニ9の
単車が
琵琶湖と電信線を
背に受けて
ジョイント踏んで
走ってくる



442 :吾輩は名無しである:04/07/29 19:01
江若鉄道か、古いな。

443 :吾輩は名無しである:04/07/29 20:01
自分は旅をしないので、ここを拝見して何となく旅情にひたっています。
今いる場所から離れたいというか、遠くに何となく行ってみたいなあ。
線路ってずっと一緒なのに絶対に交わらない、いいなあ。

444 :吾輩は名無しである:04/07/30 09:58
>>443
読んでくれている人いるんだ。ありがとう。旅情、いいですね。思い浮か
べました。


トンネルを抜けると
藍色の海が広がった
きらめくちりめんは
車窓についてくる
小さな漁港を過ぎる
突堤で一人の少年が
釣り糸を垂れて夏の絵姿
と、竿がしなった
それなのに列車は無情
彼の腕で跳ねる銀鱗を
見せることもなく
窓絵を捨てていく
すると苔むした墓石
小さな漁村の歴史が
ひっそりと眠っている
字が摩滅した墓にも
菊が一本
墓地を捨てて切り通し
がぁうと音がして
赤い橋梁を渡る
深く切れ込んだ谷の
向こうにそびえ立つ山


445 :吾輩は名無しである:04/07/30 20:26
出発進行
信号よし
寝台特急「北陸」運転士は
喚呼した
 機関車が動き出すと
 雨滴が窓にかかった

番号のそろいすぎだな。変えちゃうな。

446 :吾輩は名無しである:04/07/31 21:20
鉄道文学夏、やっぱり銀河鉄道か
賢治のネーミングはかなわないか

447 :吾輩は名無しである:04/07/31 23:28
>444
うーん、なんだか自分も車窓から同じ景色を眺めているような気分になりました。
どこか懐かしい風景です。そして少し哀しいような感じで。

448 :吾輩は名無しである:04/08/01 18:51
>>447
感想ありがとう。単独行の車窓と複数の車窓とでは色合いが違いますね。
内田百閧ヘ単独ではない。単独だとちょっと哀しい感じにどうしてもなり
ますね。
 鉄道、衰退しているから味があると思うのです。滅び行く美なのかもし
れません。

449 :吾輩は名無しである:04/08/03 20:10
中央地溝帯に
単行は入った
谷を縫って
出発進行

深い谷を見上げると
広葉樹の葉が
つぎつぎに
翻って
山を登ってゆく

白い葉裏が
風のしるし
タイフォン一声
ジーゼルは谷に
響かせた

450 :吾輩は名無しである:04/08/04 19:28
電車と労働 稲葉嘉和詩集
(国鉄電車修理工場での労働を中心に
書かれた詩集。心境がよく分かります) 稲葉嘉和 土曜美術社

451 :吾輩は名無しである:04/08/06 08:31
哀れD51
オークションで
100円で売られている
何千人もの運命を運んだ
大型機関車が
引き取り手もないまま
錆びていく


452 :吾輩は名無しである:04/08/10 19:17
蒸気機関車は近代人の意識形成に重要な役割果たしたのにね。

453 :吾輩は名無しである:04/08/11 07:57
「汽車の窓」
お空であかいは
あれはなに。
あれはお汽車の燈のかげよ、
さみしい赤よ、亡い赤よ。

454 :吾輩は名無しである:04/08/12 08:56
詩集花電車 \8,400 北川冬彦 昭24

455 :吾輩は名無しである:04/08/13 15:40
会津若松駅ライブカメラ

跨線橋の上の空は
あかね色
ホームに止まった
電車は赤いテールを点している
ときおり放送が流れる
「一番線の列車は19時02分発
ばんだい10号郡山行きだ」と男の声
「まもなく2番線に列車が入ります。
黄色い線まで下がってお待ちください」
これは女性の声
ヘッドライトが画面の奥で光った
それがみるみる太っていって
きぃきしきしぃっと
ブレーキをかけた

跨線橋の上の空は
薄ピンク色
1番線と2番線に止まった
電車は二台とも赤い後尾灯を
レールの上に放っている

夜のとばりが列車の
あしもとに貯まっている
蛍光灯がいっそうあかるんで
画面ににじむ
ネットの会津若松駅は暮れていく
時刻は8月8日18時53分


456 :吾輩は名無しである:04/08/15 09:34
中央線薄暮行

黒々と縁取られた
南アルプスの稜線
えぐられた谷間の
一枚の田だけが
茜色に染まっている

列車の窓辺は
千変万化
くねくねと曲がった農道が
さっと現れて消えていく
葛の葉の陰に古い墓石を
視界に拾う間もなくこんどは
咲きかけた一面の月見草

きゃたつつきゃたつつ
軽やかな軌道音を
リズムに刻んで
日野春、長坂の
山道を駈け下る

麓に着くと
灯りは人工色
パチンコ屋のネオンの赤
ガソリンスタンドの黄色
ラブホテルの紅
遙か遠くに連山のシルエット
薄暮列車は時を追いながら
シルクハットを逆さまにした
甲府盆地の夕暮れを駈けていく


457 :吾輩は名無しである:04/08/17 20:12
鉄道旅行検定
【主な項目】
時刻表とその掲載内容に関する事項
時刻表あれこれ、JR、私鉄、駅など
鉄道の車両・設備
JR・私鉄の車両、有名列車、駅舎、線路の設備など
鉄道の歴史
温泉地と鉄道、映画・文学と鉄道、駅弁など
販売価格: 2,000円(消費税込)
体 裁: B5判、230頁
 鉄道検定って文学と鉄道知らなきゃだめなのか。

458 :吾輩は名無しである:04/08/17 21:47
トラム復活の潮流
アイルランドの首都ダブリンにおよそ半世紀ぶりにトラム(路面電車)が帰ってきた。
6月30日、市南部のサンデーフォートと中心部セントスティーブンズ・グリーンを結ぶ
「グリーンライン」が開通。さらに市北部にも路線が建設される計画だ。

ダブリンゆかりの作家ジェームズ・ジョイスは「トラムは生活の中心」と記している。
だが同市では路面電車が約50年前に姿を消したままだった。それがようやく、
装いも新たに生まれ変わって再登場した。(Yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000999-nna-int

459 :吾輩は名無しである:04/08/17 22:12
>>458
トラム復活はいいよ。文学文字スピードは速くなりすぎてしまった。
時間をわれわれは取り戻す必要がある。姑息的にスピードについていこうと
しても破綻する。トラムの速さがちょうど人間的だ。

460 :吾輩は名無しである:04/08/26 19:09
ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく
 この歌碑上野駅でさっき見た。
 人混みにまざってはみたけれど訛りもない上野駅だった


461 :吾輩は名無しである:04/09/05 13:48
詩集 列車運行状況調査 国鉄詩人賞作品集
1974年 飯塚書店
 素朴な味とリアリズムがある

462 :吾輩は名無しである:04/09/11 15:39:32
水上勉氏は鉄道文学 惜しい人をなくした。「停車場有情」には死んだら
故郷の停車場に帰るのではなかろうかと、今頃小浜線、若狭本郷駅にさま
よっているだろうか。


463 :吾輩は名無しである:04/10/09 07:40:47
水上勉氏が亡くなった。それで彼の著書、「停車場有情」を取り出した。
「人の一生を旅にたとえる人がいる。もちろん、人間は、母の胎内を出た日か
ら孤独な旅行者である。それにしても、故郷の駅は、現実の旅の出発点でもあ
って、暦の底の方でいつも輝いたり眠ったりしている」
 冒頭エッセイ、「小浜線若狭本郷駅〜故郷の駅〜」の一節だ。彼が出郷した
のは「六つか、七つだった」という。朝日新聞には「水上さん 小僧体験、底
流に」と見出しにあった。通り一遍に言えばそうかもしれない。が、彼の、文
学の底流に潜んでいるのは旅だ。汽車旅経験である。彼の車窓を見るまなざし
は素晴らしく冴えている。
 鉄道文学という見地から眺める人はいないが、わたしは彼を推挙したい。
「野道が眼の下のレールにへばりつくほど接近したかと思うと、急にはなれ弓
字なりに海岸へ逃げたり、踏切をつくって山裾へまわりこんだりするのが面白
かった。」(若狭本郷)
 彼の視線が見えてくる。座席の片隅で息を詰めて車窓を一心に見ている少年
、つぎにどのような景色が見えてくるのだろうか、不安と期待に戦きながら彼
は窓辺を懸命に見ている姿である。彼の近代経験が出郷によって始まったとも
いえる。古い道は地形に沿って造られている、が、直線を欲する鉄道は古代の
道を真っ直ぐに突き抜ける。古代道と線路道のクロス経験をつぶさに経験して
いる。幼少時のその姿が浮かんでくる。
 旅の中に文化を見いだす彼の文体は好きだった。それが見られなくなるのはとても残念だ。汽車好きだった彼、もう一度「鉄路有情」を読み直してみたい。


464 :吾輩は名無しである:04/10/10 18:51:37
夜行列車 横光 利一 ネットみっけたけど読んでみたい。

465 :吾輩は名無しである:04/10/19 22:08:06
 昼行列車はいま駅を発車したばかりだ。動き慣れないのか列車はひどく
揺れた……

466 :吾輩は名無しである:04/10/24 06:51:16
多和田の「容疑者の夜行列車」読んだ。おもろかった。

人間の肉体は時間軸にそってレールの上を行く列車のように
衰えていくものだけど、人間の記憶というものは、時間軸
とは無関係に突然、過去の記憶が蘇ったりするもの。
主人公が肉体の衰えを意識せざるおえない宿命のダンサー
という設定も納得する。


467 :吾輩は名無しである:04/10/25 23:51:58
俺は「ゴットハルト鉄道」っていうのがかなり好きだった。
だれか読んだ人いる?

468 :吾輩は名無しである:04/10/31 20:27:40
容疑者の夜行列車
きままに開いてみて、125p
「食堂車の窓際につく傘つきのランプの黄色い光だけ目覚めている。」とい
うところが目についた。全部は読んでない…

469 :吾輩は名無しである:04/12/10 21:51:14
詩集 列車運行状況調査 
プロフェッショナル
 発車を知らせる運転士知らせ灯が
 何の前触れもなくぼっと点灯するまでの
 ぎゅーんと締めつけられる数秒間

 こういうのいいな^^

470 :吾輩は名無しである:04/12/19 10:47:39
age

471 :吾輩は名無しである:04/12/21 21:11:12
何かで読んだんだけど、車窓の風景を名づけようのないものだと気づく場面の
出てくる小説のタイトルがわかる人っている?

472 :吾輩は名無しである:04/12/29 12:37:13
野火。だったかな、ジャングルの中彷徨していて、かつて見たことのある
車窓風景が浮かんでくるというのあったな、あそこはいい場面だと思った。

473 :吾輩は名無しである:04/12/29 20:46:55
なにげにこのスレって存在するよな。書き込みなくっても存在感あるよ。
車窓文学いいとこついているよ

474 :吾輩は名無しである:05/01/15 08:53:23
車窓がきれい描いてある文学作品を教えてくれるとありがたい

475 :吾輩は名無しである:05/02/05 21:18:57
いつまでも鉄道文学が生きているというところがなかなかよい。伝統文化だ


476 :吾輩は名無しである:05/03/10 09:33:07
浮遊物語世界的日記というのがあるけど,現実リアル文学,下北沢エックス交点物
語は鉄道文学というところもある。


477 :吾輩は名無しである:05/03/13 21:28:26
下北沢X物語 そうだな。鉄分多い文学だ^^

478 :吾輩は名無しである:05/03/13 21:47:25
拝見してます。夜汽車とか古い駅舎を思い浮かべながら。
行って見たいなあ。どこなんだろう。どこかにあるはずの駅。

479 :吾輩は名無しである:05/03/19 23:00:08
どこかにあるはずの駅を探して旅をしているのかもしれないね。人生の駅は
更新されてばかり、古い駅もいいけどね

480 :吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 19:28:01
10年近く前の新聞の文化欄の近代詩についての対談?だったんだけど、
時代の移り変わりが早すぎて、「汽車」という言葉を詩で使うだけで
笑われてしまうような状況があるという記事、誰か覚えていない・・・?

481 :吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 19:34:13
忘れっぽいんで覚えてないんですけどーそのときの新聞も読んでないかもしれないので
でもー「汽車」っていい!
汽車 汽車 しゅっぽしゅっぽー後は唄ってください♪

482 :吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 21:16:27
汽車、いいですね。根源ですね。だけど今は忘れ去られつつある。汽車が
近代を造った。汽車が文学を創った。忘れられていることだけどね

483 :吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 08:06:26
誰なのかわからないが、この鉄道詩写実的でいい、リアル

484 :吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 18:19:23
>>482
汽車は根源、禿名刺、しく活用で同意^^

485 :吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 18:48:55
忘れ去られつつあるっていい!
ぽー♪ 鉄橋だ 鉄橋だ 楽しいな♪

486 :吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 21:45:04
汽車を覚えている人もいれば、まったく知らないひともいる^^

487 :吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 07:55:30
文学的汽車論という本ないか、あったら紹介して、買いたい、詠みたい

488 :吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 21:32:23
>>487
歌詠むのかぁ、鉄道和歌いうのは聞いたことないわ。文学の新ジャンルか


489 :吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 07:23:33
文学的鉄道書籍ってどんなんだろう。「汽笛のけむり」みたいなもんがあるけど


490 :吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 22:19:32
汽車の罐焚き」やね

491 :吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 21:51:31
↑中野重治だね

492 :吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 18:09:25
>>491
古典的鉄道文学
古いね、汽車文学なんて死語、もともとなかったか?

493 :吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 23:12:52
それでもとりあえず500はめざそうや
「街の座標軸」これは比較的新しい、軸は鉄道だな

494 :吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 07:35:13
これだけローカルな分野もないよな
しかし汽車は忘れられている。かつての作品には至る所に出てきてその存在感
を著していたけどな。鉄道をどう表現するかで文学は歴史を作った
あと6で折り返しか

495 :吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 22:34:11
忘れられていく文化というのも好き、発見があるもんな
鉄道文学ね、希薄な存在だ

496 :吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 08:10:08
踊る地平線、書き出しはいいね。鉄道文学だねこの作品は

497 :吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 17:22:57
暗夜行路は一種の鉄道文学だな。

498 :吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:18:40
「踊る地平線」読みました。青空文庫に入ってるんですね。
夭折した作者のことなど初めて知りました。
詩的な言葉に満ち溢れている。とてもよかったです。

499 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 07:32:18
そうそう、青空文庫にありますね。東京駅発車シーンは好きだな。心が踊って
いるんだもの。岩波文庫でもあるよ。

500 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 08:03:52
そうですか。今度探してみます。どうもありがとうございました。

501 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 21:19:48
あれ、折り返し点通過
宮脇俊三氏の箴言を思い出した。「終着駅は始発駅」、いいですね。また、
鉄道文学は発車する。

502 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 21:57:08
ぽー♪
時々書き込みさせて頂きます。どうぞ宜しく♪

503 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 23:23:52
しゅっぽー、ええ、ときどき鉄道文学するというのもかっこいい。
よろしく。

504 :吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 23:26:29
ガトンゴトン

505 :吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 00:26:56
種村直樹

506 :吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 07:46:02
文学レベルの紀行だったら内田百閨A百鬼園ですね。丹念にみていけば面白い
ものはたくさんあるかな

507 :吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 08:17:25
鉄道文学の検索で見つけたので貼り付けておく。

『文学から見たフランス鉄道物語』壇上文雄・著、駿河台出版社、1985年12月刊
第2章;隆盛期のフランス鉄道文学 17.エルクマン=シャトリアンと鉄道文学賞


508 :吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 20:18:17
鉄道文学 鉄道文学社[編] 鉄道文学社 これ読みたいけどね。

509 :吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 00:22:12
みなさん、とっても文学的で素敵ですね。
という私はクリスティが大好きで
オリエント急行殺人事件、ブルートレイン殺人事件
ついでに、パディンとンハツ4時45分(だったかな?)
くらいしか思いつかないのですが
これでは話題にもなりませんか?
あとは芥川龍之介の「蜜柑」くらいだな・・
女の子のあかぎれた手からこぼれる蜜柑の描写と
弟たちが立ってる踏切があっという間に過ぎる場面しか覚えてません。

だけど鉄道は大好き。
日本のもいいけど中国の長距離列車には旅心をくすぐられました。
地面が平らで、軌道がまっすぐだから
列車自体にすごい重量感があるんだよね。軽量化の必要なし!
駅では乗り降りする人も多いし、乗るたびに
ああ、このままずっと乗ってどこかに行きたい、って思ったよ。

こんな薄い感傷では、ここには混じれないね。

510 :吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 07:38:34
こんにちは
文学場面にでてくる鉄道は好きです。
「蜜柑」はよく出てきますね。「トロッコ」の方が好きです。あれは青春
小説みたいでいい、でもなんか未来が灰色ですよね。薔薇色だったら
作品の質感落ちるでしょうね。
 中国の鉄道は乗ってないな。どこまで行っても風景があまり変わらないように
も思う。中国鉄道旅行記は読んだな。ポールセルーと宮脇俊三、あれで行った
気になったのかもしれません。よろしくね^^

511 :吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 06:57:04
赤い鉄橋に鉄輪響いて桜のはなびらが散る

512 :吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 09:40:14
思い出はるか 揺れる枝先

513 :吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 21:14:35
汽車の窓灯りが夜桜を染める
23時13分は大阪行き


514 :吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 21:25:01
鉄道文学っていうのは古典になったね?

515 :吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 23:44:44
そんなに新しくはないのですが高内壮介さんの「業」より

時おり警笛を鳴らして轟音とともに通り過ぎる 
電車の青いスパークで
緑の草があざやかに照らしだされ 中の乗客に見られているようで
俺は不思議な恍惚を覚えたものだった

詩の一部ですが鉄道を情感と合体させているなあと思いました。

516 :吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 07:35:15
青いスパークというのは面白いですね。
芥川龍之介だったと思う、命と引き替えてもいいと。
近代というものの象徴でもありましたね。

 春の宵でした。たまたま泊まった高台の旅館から新幹線線路が眺められました。
 しゅぱしゅぱしゅぱと音を立てて京都方向に走っていきました。いまは
パンタグラフ改良されて昔ほど火花でなくなったみたい^^

517 :吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 23:29:05
命と引き替えてもと思うのは汽車の力強さに憧れたのでしょうか。
機関車だったら自殺しなくて済んだのになあと思いました。

518 :吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 06:52:04
そこはとても興味あるところで、近代という意味合いが象徴的表れていると思うのですよ。
たんねんに調べると面白いですけどね


519 :吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 12:34:32
鉄道文化に大きく影響を受けたのが近代文学。そこはおもしろいところだね

520 :吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 20:38:47
どのように?

521 :吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 22:11:51
掲示板列車は上る

522 :吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 09:46:09
ナンダ坂 コンナ山 タカポコタカポコ ンッポッポー♪

523 :吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 10:29:24
歌でつづる 鉄道百年 高取武著 というものもある
 ああ、踏み切り番 有名だったらしい

524 :吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 19:03:15
>>522
それって、あれじゃない?^^

525 :吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 22:08:05
あれです。そのまんまお借りしました♪

526 :吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 08:57:46
そうですか、それはそれとして^^
刻むということは文化論的にはおもしろかったのですが、それがいまはない
忘れ去られつつありますね。近代的な時間論ですけどね

527 :吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 20:05:07
時間論って難しいですね。お手上げです。というわけで小話。
時間は痴漢に似る。ハジが無い。どうもお粗末でした♪

528 :吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 20:32:15
鉄路の刻みが、時刻を創った、難しいですね。じかんはちかんか、時間は置換
とも。女性専用車というのもやっぱり必要なのかもね。
都市文化といっても獣都市文化、人間の動物性は変わりないですね。
ダブルベットというのが日本の鉄道文化に根づかなかったことわかるような
気がします^^

529 :吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 22:12:14
♪女性専用者でくつろぐ女性達♪
http://rutohime.hp.infoseek.co.jp/sha026-2.jpg

満員電車で突っ込まれるリーマン
http://rutohime.hp.infoseek.co.jp/7071.jpg
http://rutohime.hp.infoseek.co.jp/japan02.jpg

女性の喜びの声
http://rutohime.hp.infoseek.co.jp/1112603350997.jpg
http://rutohime.hp.infoseek.co.jp/1112605766673.jpg



530 :吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 22:29:33
>>529
女性の喜びの声」これには大笑いしてしまった。
鉄道は何を運ぶ、知性、獣性、むかしは家畜運搬車がありましたけどね
すき間から運ばれる牛の目が見えてました。
鉄道はロマンですよね、ロマンは文学、鉄道文学って固いか
レスには笑いました^^


531 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 21:06:21
こういう団体が活動しています。

http://www.rass-rail.org/whats_rass.htm


532 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 21:43:28
こんばんは
羅須地人鉄道協会
その活動は知っています。鉄道ロマンを持った少年の夢ですね。
北陸方面は面白いものがありますね。砂防鉄道には乗ってみたいなと
思いますけどね。

533 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 21:52:46
こんばんは  
では鉄道ロマンの夢をみながら唄いましょう。
今は山中 今は浜 今は鉄橋わたるぞと おもう間もなくトンネルの
闇を通って広野原♪

534 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 22:21:32
>>532
こんばんはクラムボン


535 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 22:27:55
『銀河鉄道の夜』と『銀河鉄道999』どっちが好き?

536 :吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 23:29:53
鉄道浪漫の唄ですか、その唄は時間を言い表しているともいえますね。
山中の切り通しを走っていた列車、こつぜんと浜に躍り出る。が、ま
たたくまに赤い鉄橋を渡る、そしてたちまちにトンネルに吸い込まれる。
みぞうの経験だったのですよね。めくられる絵でした‥‥




537 :吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 07:27:23
>>535
賢治ワールドが好きですね。鉄道を核にした世界観を持っています。賢治の
生家行ったとき聞いたことは、ここから鉄道の音聞こえますか?。
もちろん聞こえるはずだという前提で聞きました。「夜は鮮明に聞こえます」
よと、自分のアンテナは納得しました。

538 :吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 22:12:25
いっそ鉄道文学も上げときましょか

539 :吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 22:16:56
鉄道というと固くなる。船舶鉄道文学とかはないの、連絡船とかあったような
どなんだろ?


540 :吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 20:32:09
連絡船文学は今記録しておかないと永久に消え去るかもしれない


541 :吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 07:23:26
関門連絡船を歌った詩があったよ。名前が思い出せないわ^^

542 :吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 21:31:08
鉄道文学会ってあるの?


543 :吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 07:54:07
ネットで調べると  川口順啓さん (鉄道文学会副会長)というのが
数件出るだけだ。なぜ、会長って出てこないのか。ミステリーだ
北海道鉄道文学会というのはかつてあったようだ。


544 :吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 14:20:13
萩原朔太郎 帰郷 鉄道だね

545 :吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 19:29:59
ディケンズのThe signal manは鉄道文学ですか。

546 :吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 22:15:41
鉄道諸国物語 小池滋編 弥生書房 
これに「信号手」は掲載されている。「鉄道文学アンソロジー」と謳ったもの
です。ディケンズの「信号手」は鉄道文学ですか?と聞かれて、「イエス」と
いうのも面白みのないものですね^^。

547 :吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 11:20:37
鉄道文学消えないように上げておくわ
レールは希望五月新緑に消える

548 :吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 13:02:46
レールの踏面の鏡に
新緑が
映っている


549 :吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 18:37:46
髪がゆれる
車輪が響く ただぼんやりと
空を見上げた

550 :吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 23:09:22
ほの熱い
レールが顔に
踏切を
渡るとき


551 :吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 23:16:17
踏み切りの模様のシマウマが
アフリカを縦断した

552 :吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 22:09:31
踏切に赤い薔薇が一輪落ちていた

553 :吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 22:12:07
アフリカは 熱い銀の樹
新緑が ゆれている

554 :吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 22:26:29
むまぶんば平原を駆けるアフリカ鉄道
ジーゼルの運転士の目に
青空が光ってゐる

555 :吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 06:14:40
http://blog.livedoor.jp/rail777/
浮遊的物語世界的日記 鉄道をしばしば取り上げている。
それを文学と結びつけている。「小田急ワーストワンはベストワン踏切」
森茉莉御用達の踏切だったようだ^^。

556 :吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 12:56:59
>>555
踏切文学だな

557 :吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 22:06:08
まあ上げよう鉄道文学

558 :吾輩は名無しである:2005/05/28(土) 08:37:38
郵便局と停車場が好きだった
萩原朔太郎

559 :吾輩は名無しである:2005/05/28(土) 19:22:37
こんばんは。
朔太郎の「猫町」に軽便鉄道が出てきますね。
停車場という響きはいいなあと思います。

560 :吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 16:30:14
ていしゃば、いいね。
停車場に停まった汽車から
唐草模様のふろしき背負った
おじいさんが下りてきた
手にキセルを持っている

561 :吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 14:03:31
かけよる子供
白い小さなスイカズラ
ゆっくり風がふいてます。

562 :吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 19:12:33
汽笛が鳴って
石炭がにおう
ホームの砂利が
川になって
流れていく

なつかせぇ、^^

563 :吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 16:04:48
泉鏡花の「風流線」「続風流線」は鉄道文学の範疇に入る?

564 :吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 18:51:46
鋭い質問。見たとたんぎくっとした。幅広く考えると範疇には入ると。
が、問題の本質は表面ではなく実質、彼にとってのレィルウェイというのは
とてもスリリングな問題である。下げでいっときますぅ^^

565 :吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 10:49:57
鏡花汽車場面の鋭い筆致はあるな

566 :吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 07:12:44
鏡花のタイトル紹介してほしいわ

567 :吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 18:31:43
「C567」に牽引された客車に眼鏡の男が乗っていた。泉鏡花である。


568 :吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 21:58:22
泉鏡花は鉄分濃いな、風流鉄路北陸本線

569 :吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 22:11:55
東海道線刈谷駅 内田百閨@50円でゲット 

570 :吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 08:41:23
本がゴミになってきている。身辺整理する暇のなかった人が整理しはじめて
かつての大型本が屑同然、金曜日の資源回収の日、えっと思うような本が
あちこちのゴミ捨て場にすずらんテープで縛られておいてある。古本屋さん
によってはホームレスの館みたいなところもある。そこに思いがけないもの
もあるからな。精粗さまざまだな、内田百閧セったらめっけもんだ。

571 :吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 19:16:43
鉄道文学って誰がベスト?

572 :吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 21:48:16
鉄道愛[日本篇]
編集解説 小池滋
四六判 312頁
定価1995円(本体1900円)
4-7949-6672-5 C0093 
明治の北海道をゆく開拓列車。昭和20年、敗戦の日に走る汽車。
この百年の日本人の人生は鉄道とともにあった。鉄道を主題とする名作を
選び抜いたアンソロジー。収録作品ー独歩「空知川の岸辺」、花袋「少女病」
荷風「深川の唄」、龍之介「トロッコ」、百 「時は變改す」、
阿川弘之「にせ車掌の記」、宮脇俊三「米坂線 109列車」他。


573 :吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 23:45:41
こんばんは。
題に惹かれて「少女病」を読みました。幕切れがすごいですね。

574 :吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 06:22:39
幅を広げた、鉄道アンソロジー、「深川の唄」の電車の風景のリアルさは
かなわないと思った。鉄道が近代をつくった、文学は端的にその影響を
受けていますね

575 :吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 17:01:25
電ちゃ好きな男の子がでてくる本がでるな。
野崎歓の「赤ちゃん教育」。
赤ちゃん教育は鉄ちゃん教育を含んでいます。
http://www.seidosha.co.jp/isbn/ISBN4-7917-6193-6.htm

576 :吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 22:12:46
赤ちゃんは鉄粉の匂いってきっと分かるんだろうな。さびくさい、鉄臭い
あの匂い。そこから文学は始まる。

577 :吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 22:18:26
>576
「鉄粉の匂い」かあ。
鋭い表現です。
「そこから文学は始まる」かあ。深い洞察です。

578 :吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 22:43:11
女性専用車って最近の電車ってあるけど鉄の匂いを薄めるために
あるのかと勘ぐりたくもなる

579 :吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 21:58:02
鉄輪の歯車が時を刻んできた
されどもいまは
ロングレール
音のしない電車が駆ける

580 :吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 10:18:25
近代とは音や匂いを消すことなのかもな

581 :吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 08:35:09
電車は静かになったな。ブレーキの鉄紛も飛ばない。
乗客は消臭スプレーで匂いけしているしな。

582 :吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 20:15:08
こんばんは。
電車の前面は顔に見えますね。トーマス君みたいですが。
あれはどうしてなんだろうなあ。

583 :吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 21:25:41
>582
「丸い顔をした機関車たちや、四角い顔をした貨車や客車たち。」
『赤ちゃん教育』でもこういってますね。
因みに、581で「鉄粉が飛ばない」と表現されましたが、この本によると、
鉄粉の匂いなどが一番あるのは、どうやら井の頭公園の新幹線のようなんです。
http://www.bk1.co.jp/product/2570197

584 :吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 17:10:54
井の頭公園の電車はブレーキシュー履いているんだ。

585 :吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 06:24:27
夏鉄道文学の季節
それは車窓の物語
日射しが山から
転げてくる
まぶしいと思うと
つぎのページは海
砂浜の松原が
過ぎていく

586 :吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 17:26:08
はじめまして。

>>585
鉄道唱歌に歌われた昔のような風景ですな。
夏の景色に似合いそうなのは、
ハエタタキと呼ばれた何本もの電線を張った電柱あたりだろうか。
五月蝿い感じとか(笑)。

音と言えば、釣り掛け電車。モーターを唸らせながら走る。
もちろん、冷房などない車内、ニス塗りの木の床。
木の枠の窓を思いっきり開けて、夏を堪能。

587 :吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 18:43:21
こんばんは。
電柱がハエタタキというのはぴったりですね。ハエタタキって
今は見かけませんね。585は絵本がぱらぱら夏風にめくれてるみたいでステキです。

588 :吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 22:58:35
こんばんは
 絵本ね、鉄道絵本ってありましたね。リアルで微妙に違うという点、あれ
がよかった^^

589 :吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 09:33:59
夏は電車
細長いうねりの行列が
霧に見え隠れして
高原の夜に
頭から消えていく



590 :吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 21:07:52
夏は夜行列車
いくつものレモンが闇を駆けていく

591 :吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 08:59:17
夏は大垣夜行
いくつものミカンが駆けていく
根府川あたり

592 :吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 21:28:34
鉄路に咲く物語 鉄道小説アンソロジー / 西村京太郎/選 日本ペンクラブ/編
誰か読んだ?よんだ^^

593 :吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 22:41:43
アンナ・カレーニナ

594 :吾輩は名無しである:2005/08/30(火) 11:35:22
人大杉で書き込みができなかった。

枕木を枯野一駅歩み来し  山口誓子

山口誓子は鉄道俳句を多数詠んでいる。これいい。


595 :吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 09:33:18
さりげなく汽車の窓より見てとほる
四月はじめの朝あけの舞子の浜のしほらしさ

人見東明の詩の一節

596 :吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 10:24:53
朝露を踏んで一番列車の単行ジーゼルはタイフォンを鳴らした。
「英語の宿題、6番みせてくれよ」
「なんだやってないのか」
朝日が右から転げ落ちてきた。
新学期が始まった車内
今日からまたにぎやかになる

597 :吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 12:54:16
踏切をよぎれば汽車の遠ひびきレールにきこゆ夏のさみしさ
木下利玄  ああこれいいわ


598 :吾輩は名無しである:2005/09/08(木) 21:18:41
>>597
かたん、かたんて響いていっちゃうんだ、いいわと自作自演してみる夜

599 :吾輩は名無しである:2005/09/09(金) 11:17:05
夕河鉄道寂寥本線汽車が往く

600 :吾輩は名無しである:2005/09/09(金) 22:46:50
がたんごとん 紅い唇 秋の息

601 :吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 09:10:52
>>600
ロマンスカーに乗った女がルージュを塗ったとたん、相模大野のポイント群に
さしかかって、電車はくるるんくるるんと床下が鳴った。彼女は、と、ふと
彼との関係も終わったなと、ため息ついた。窓の外には秦野あたりだろうか、
色づいた秋の田が広がっていた。

602 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:56:49
松山市柳井町2丁目 戒井政一郎氏宅前(元料亭「亀之井」)      
 正岡子規句碑があるようだ。

   汽車道をありけば近し稲の花

603 :吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 06:51:04
汽車道って懐かしい

604 :吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 15:40:59
汽車道の ひとすじ長し 冬木立 正岡子規

605 :吾輩は名無しである:2005/09/14(水) 12:46:13
「汽車たてばそこに極暑の浪の群れ」 吉岡禅寺洞
「兵隊がゆくまつ黒な汽車にのり」 西東三鬼
「路地裏を夜汽車と思ふ金魚かな」 攝津幸彦

これは巧い、あじがあるねぇ


606 :吾輩は名無しである:2005/09/16(金) 07:20:00
路地裏の夜祭りはさながら遠い昔の夜行列車

607 :吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 11:59:13
汽車を逐て煙這行枯野哉 夏目漱石

608 :吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 07:46:47
ヤフーで「鉄道文学」検索するとこのスレがトップ、そこから入ってきた。
地味な領域だね。

609 :吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 06:50:12
進歩はスピードを緩めねばならぬ。速度の向上が人間を堕落させる。
リニア新幹線はまったく不要である。速度を得る変わりに人は感性を失う
乗って数十分すると目的地に着いている、これ異常だよ。
スピードは緩行がこれからはベストだ。
じゃないと鉄道文学は生まれない。緩やかなスピードがあってロマンは生まれる

610 :吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 15:21:26
宮脇俊三に替わるひとが出て来てほしいな。

611 :吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 06:22:50
故宮脇俊三氏に冥界の路線紀行記送ってみてもらうか。
「天国行きの特急列車と地獄行きの普通列車では雲泥の差がある。一方は
車内サービスでハスの花のサービスがあるが、鈍行では血の地獄行ったときの
せめてもの温情からか、前を隠す安っぽいタオルが配られます」

612 :吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 10:56:23
ウィキペディアに出てる宮脇氏についての解説が的を射ているな。
特に鉄道ファン特有の嫌味さ、ていうところは鉄道紀行文を書く作家は
気をつけて欲しいよ

>地理や歴史の深い教養に裏打ちされた簡潔かつ格調高い文章、軽妙なユーモアに
あふれた文章を書くことで知られる。熱心な鉄道ファンでありながら、鉄道ファン
特有の嫌味さ(専門用語や車両の形式名を自慢気に羅列したり、評論家ぶったりす
るなど)がほとんど無い飄々とした文体は多くの人々に受け入れられ、鉄道ファン
以外にも多くのファンが存在する。

613 :吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 13:23:07
百鬼園、内田百閨A宮脇俊三かもしれないね。
もっとも隣に住んでいた北杜夫に影響受けたこともあるだろうね。
斉藤家はみな汽車好きだからね。

614 :吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 13:28:40
「鉄道文学」かどうか分からんが、山口瞳の一連の旅行記も汽車旅の面白さが
伝わってくると思うぞ。特に、ほぼ同世代の宮脇氏とはよく似ているし。


要は、百閧フ弟子の高橋義孝の薫陶を受けたことが大きいのだが。

615 :吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 13:30:55
>百閧フ弟子の高橋義孝

「弟子」は極端かもしれんが、高橋にとって「大先輩」なのは間違いない。

616 :吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 07:57:06
高橋義孝で思い出した。日本の名随筆「駅」に彼のエッセイが載っている。
「篠突く雨の糸魚川駅」というタイトルだ。東京行きの急行を待っているとき
に二人の労務者が話をしている。それを書き留めたとある。いい味のエッセイ
だ、深更の糸魚川駅が浮かんでくる。でも、締めくくりが好きでない。

何年か前に見た深夜の糸魚川駅の待合室の様子が、いまだ忘れられないのは、
なぜだろうか。」とある。なぜだろうかは余分、これが邪魔しちゃうな。


617 :吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 14:00:26
「鉄道文学」をグーグルで調べた。
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小池滋、宮脇俊三、の順だった。



618 :吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 20:33:51
頭ならびに腹

横光利一は抜かせないね

619 :吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 07:30:17
「急行列車は小駅を黙殺した」というとこか、利一の親爺さん鉄道技師だった

620 :吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 15:40:33
キップをなくして 池澤夏樹

新刊で、ほんの少し立ち読み。微妙
誰か読んだ?

621 :吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 20:22:44
鉄道文芸か一般文学か、微妙ってってことか?
読んでない

622 :吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 08:32:47
検索「読書ナビ」からの転載
読書ナビ
キップをなくして [作]池澤夏樹
[掲載]2005年08月26日

イタルは出かける途中でキップをなくして「駅の子」になった。仲間と一緒に東京
駅で暮らし、駅弁を食べ、電車は乗り放題、そして仕事もする。改札から出られ
ず、しばらく家には帰れないけれど結構楽しい。でも、1人だけみんなと違う女
の子ミンちゃんが気になって仕方がない。実は彼女は、駅で死んだ子だった=中
学生から



623 :吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 18:30:38
ていうか、旅行好きで飛行機嫌いの作家なら、余程のヘボでもない限り
鉄道旅の佳篇の一つや二つありそうだな。(今世紀以降に限定されるのは仕方ないとしても)

624 :吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 20:28:38
どの作家も鉄道を掠った名品は、ていうか、佳品はあるか。うん、了解
その臭いがどれだけリアリティがあるかということかな。
面白い問題提起だね


625 :623:2005/09/30(金) 20:33:59
×今世紀以降
○前世紀以降

626 :吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 21:14:36
了解、世紀意識と鉄道、重大な問題だよね、例でいえば芥川龍之介

627 :吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 06:49:19
芥川鉄道は文章の保線、レールの表面をいつも光らせていた、消耗する。
蜜柑でも染み通る、文章芸術だ。

628 :吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 15:14:07
吉田健一は食堂車でビール飲むのが好きだったらしい。
山口瞳の旅行記ではかなりの確率で食堂車シーンが登場する(小説でも)。

629 :吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 20:41:56
食堂車でビール飲みながら「下向」するのは心持ちがよい、遠灯りが音を立てて
飛んでいく、鉄道の文芸は窓をどう処理するか、巧いのに出会うとときめく
な。

630 :吾輩は名無しである:2005/10/03(月) 22:15:59
ビールは下り列車がうまい、上りは日本酒か

631 :吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 09:45:59
上り文学と下り文学は違うな、三四郎は上り文学だ。

632 :吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 21:36:32
「網走まで」は下りか

633 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 05:39:19
村上春樹にも「若い頃の話に限って」鉄道旅の記述がある。

634 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 06:35:40
四十、五十の代の人はかならずあるね、ワンシーンとかね。
鉄道のスピードが文学の情調にフィットしていうという点も見逃せない。
新幹線文学は車窓物語が欠落、文学になりにくい。
リニアだと完全会うと、利便さは文学を窮屈にする‥‥

635 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 13:28:01
>634
新幹線は、実質飛行機とあまり変わらないからな。
飛行機文学なんてのがないのと同じか。
それによる移動が、完全に手段と化しているせいか?

食堂車とかビュッフェがあれば、まだ可能性もあったが消滅したし。

636 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 14:06:31
新幹線文学といえば、前に、大阪行きの新幹線最終列車の車内をモチーフにしたもの
を読んだことがある。山陽新幹線上り大阪行き最終列車だったかな。
移動するものに付加的なものついていると物語になるね、
 

637 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 15:03:16
>>635
山口瞳の『温泉へ行こう』に新幹線の食堂車シーンが出てきたよ。

638 :吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 22:56:32
新幹線文学
徳山コンビナートの車窓は詩になるね、新幹線の窓から眺めた夜景

639 :吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 23:38:37
>638
確かに、山陽新幹線唯一といってもいいくらいの印象的な風景だな。
地平の在来線からじゃあの景色は見えない。

640 :吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 07:52:08
>639
なんかで読んだことがある、新幹線車中で売り子をしている人の印象
博多まできれいだなと思うところは二カ所ある。
一カ所は、浜名湖近辺
もう一カ所は、徳山コンビナートの夜景、だと。
 何度も通らないとわからない、なるほどと思った。


641 :吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 13:01:54
在来線東海道は早川、根府川、山陽は須磨あたり

642 :吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 06:00:32
車窓文学か、五能線もいい

643 :吾輩は名無しである:2005/10/15(土) 09:18:39
函館本線も悪くない、噴火湾

644 :吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 07:51:39
車窓美学の言語表現 志賀直哉もいいな

645 :吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 07:17:12
帰郷、もいいね、前橋敷島公園になる、前橋駅前の方がいいのに

646 :吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 08:19:51
炎天にレールまつすぐ 山頭火のこれいいよ

647 :吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 09:00:48
汽車旅行 大城のぼる画 小学館

648 :吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:53:55
最後の箱 浜口国雄

中野重治君。
最後の箱は悲しいやつ
愚かなやつではない。

赤錆たストーブがある。
煙突がある。
一行路 十五‥‥ ここまで書いて、漢字がないことに気づいた、旧漢字


649 :吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 12:29:45
おお、久しぶりの復活だ。廃線がよみがえって文学鉄道が走り出す、
いいよな

650 :吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 19:09:55
二ヶ月書き込み無しで沈まない文学板も凄すぎるよ...

651 :吾輩は名無しである:2005/12/09(金) 22:08:30
鉄道文学板物語か?^^
だいぶ錆びていたけど思いついて上げておいた。
いのちびろいかな。

652 :吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 17:44:09
汽車汽車しゅっぽぅ、夜を走る稲妻

653 :吾輩は名無しである:2005/12/18(日) 20:49:04
雪が降り
雪が降る
赤いテールが
濡れている
会津若松駅の
リアルタイムを
画像で見ながら
掲示板書き込みの
キータッチ



654 :吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 14:26:44
海が寄り添ってきて
窓にへっついた
おれは岸壁に打ち付ける
波濤を眺めた
鉛筆形の赤い灯台が
またたくまに過ぎて
列車はミカン畠に入った

655 :吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 07:48:21
鉄道は速度が速くなればなるほど文学性を喪失する。
窓辺にはタダの単色、居眠りするばかり

656 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 07:52:15
春暁
小駅に着いた
機関車が
ぼっと汽笛を
山峡にこだませた

657 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 08:43:22
黒き海の、波よせてあり廃駅の汽車停まりもさびしかりけり
尾山篤二郎

658 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 08:44:26
          / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
           彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
          lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
          _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
         l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
         'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
          ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
           ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    
ングングングング   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
イツデモダシテ       ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
イイカラナ          ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
            ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
            .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
           ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
         ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
        /        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
        ´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
        ノ(    /        `'''''''''´      \

659 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 21:54:41
鉄道文学はローカル線文学だった、それにいま気づいたことであった。

660 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 12:41:08
なほ北に行く汽車とまり夏の月       中村 汀女


661 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 20:50:51
静浦 与謝野晶子

トンネルを又一つ出でて
海の景色かはる、
心かはる。
静浦の口の津。


662 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 08:53:42
ホームに停まった電車の窓から水平線
紺と灰色の間に一直線
客席の向こうで赤ん坊が
おんがぁと鳴いている


663 :名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 18:29:03
さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝

664 :吾輩は名無しである:2006/02/25(土) 11:29:09
汽車の灯が流れて春の夕焼けかな(やんま)


665 :吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 18:02:03
新幹線の青白いスパークが春の山峡を行く

666 :吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 21:28:31
桃さくらはや匂いでし そを眺めつつ 
ゆたかなる旅なりしかな

667 :吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 11:20:09
文語体の車窓っていうのは当然のことながら
在来線が似合う。新幹線文学はジャンルとして
存立しえない。

668 :吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 08:56:36
小岩井農場 宮沢賢治
パート一
わたくしはずゐぶんはやく汽車からおりた
そのために雲がぎらっとひかったくらゐだ
けれどももっとはやいひとはある



669 :吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 09:40:30
堅すぎる車掌さん  文:渡辺淳一

 先日、北九州市に講演に行った帰り。一旦、小倉から福岡に戻り、そこから飛行機で東京に帰るつもりで新幹線に乗ったのだけど。
 自由席の切符で乗っていたら、たまたま車掌さんが来て、「ここは指定席だから、自由席に移ってください」とのこと。
 「でも、わずか十数分のあいだだから、 それくらい見逃してくれてもいいじゃないか」といったけど、「駄目だ」とのこと。
 「それじゃあ」と立上ったら、隣りはグリーン席。
そちらのほうがはるかに楽、と思って乗っていたら、先程の車掌がまた来て、「ここはグリーン車」ですと。
 そんなことはわかっているけど、 いまさら自由席に行くのは面倒くさい。
それに広い車輌に乗っているのは二人だけで、あとはガラ空き。
 「もう直ぐ着くから、ここにいても、いいじゃないか」といっても、 「駄目だ」の一点張り。
 そこで、「君きみ、これくらいは大目に見るものだよ、本当に融通がきかないね」と説教して立上り、 デッキに出たら、途端に福岡に到着。
 この車掌さん、職務に忠実といったらそのとおりだが、 過ぎたるはおよばざるがごとし。
もう少し時と場所を考えて、自在にやって欲しいものですね。 JR西日本さん。

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html


670 :吾輩は名無しである:2006/04/18(火) 19:09:32
>>669
渡辺淳一さん本人の貼り付けだったら面白い^^
JRも分社化して相互コミュニケーション悪くなった。九州寝台の廃止は
鉄道全社の怠慢だと思う。夜汽車の文学性を排除したところが間違いだ。
鉄道料金も高いな。航空機に負けている。

671 :吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 21:49:35
レールが軋んで
山間の新緑にこだまする

672 :吾輩は名無しである:2006/05/14(日) 20:00:36
停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んで見るとマッチ箱の様な
汽車だ。
 ごろごろと五分余り動いたと思ったら、もう降りなければならない、道理で
切符が安いと思った。たった三銭である。 
小説「坊っちゃん」より


673 :吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 22:03:33
乗り込んで見ると森永キャラメルのような汽車だ。めるへんだ

674 :吾輩は名無しである:2006/07/05(水) 21:20:54
近代鉄道文学は危うく腐って消えるところだった。

675 :吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 13:44:34
内田百閧フ衣鉢を継ぐというとき、よく上がる名があるけど、百鬼園のは
文学的な技が違うと思った

676 :吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 09:42:18


677 :吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 17:14:08
目も眩むばかりの汽車わざ師^^

678 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 15:14:19
>>675
よく上がる一人に宮脇俊三がいるが、向井敏に「内田よりも上」って
言わしめたのはある意味すごいと思ったな。
向井が内田を評価しないのは「洒落が過ぎる」からだそうで、わからんこともないのだが...

679 :sage:2006/07/26(水) 22:17:41
文学的な技ということでいえばかなわないと思うな。
百鬼園は事象、現象を言葉で抉っているから。

680 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 22:19:37
ごめん、あがってしまったよ。忘れてた

681 :吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 09:26:39
躑躅から線路始まる、始発駅。 尾池和夫(大地)


682 :吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 21:00:20
富士見野を汽車の煙の朝なづみ我が裳裾辺(もすそべ)に花は露けく
伊藤左千夫



683 :吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 23:03:27
三菱金属製の銀輪が
きっきっと
レールを
軋ませながら
杉木立の峠を
上って行く



684 :吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 09:02:40
白い蝶が線路を遠く横切って
汽車がゴーと過ぎて
血まみれの恋が残る

685 :吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 07:38:08
赤トンボが線路に停まっている
走ってくる電車の動きが
足に伝わったとたん
目をぎょぅろぉりと動かした


686 :吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 04:13:02
列車

687 :吾輩は名無しである:2006/10/25(水) 22:02:28
鉄道文学なくなったかと思ったらあった。
鉄道も存続、文学も存続させないと
しかし、鉄道の高速化は文学性を排除していると考える

688 :吾輩は名無しである:2006/11/19(日) 21:07:50
深刻に鉄を求めると、鉄道文学 
軽く考えると 鉄道と文学

689 :吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 11:22:27
踏切文学

690 :吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:52:17
隧道文学

691 :吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 21:37:53
果てもない線路隧道に向かってまっしぐら

692 :吾輩は名無しである:2007/02/21(水) 18:22:43
鉄橋を貨物が行く
台車に載った貨物は一つ
春の陽を浴びて

693 :吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 10:58:06
夜の貨物
コンテナーは空
五両目の
コキ26780に
まん丸い月が
載っている

694 :吾輩は名無しである:2007/03/28(水) 22:08:35
>>590
すごい表現だと思いました。
何と言う作品ですか?>

695 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 20:37:49
作品ではなく自分が書き込んだものです^^

696 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 22:57:42
夜行列車っていいよな。
最近どんどん本数が減ってるのが寂しいけど。

697 :吾輩は名無しである:2007/03/30(金) 07:31:50
夜行列車は詩なんだよね。そう、寂しい

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