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ドイツ文学総合スレ 2

1 :吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 15:37:08
前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1060439563/

関連スレ

フランツ・カフカについて 3
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1142685724
ヘルマン・ヘッセ 2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1133030736/
▲▲▲トーマス・マンに登る▲▲▲
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1122202358/
【特性のない男】ローベルト・ムージルを語れ!
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1066708957/
エリアス・カネッティ★
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1085831367/
トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard)
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1107216953/
ゲーテ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1097681317/


2 :吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 15:38:19
シュテファン・ツヴァイク
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1095741284/
ドイツ神秘主義
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1117553711/


3 :吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 15:48:57
即死防止
>>1乙です

4 :吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 20:26:12
いつの間にかドイツ語の新スレが…

あー「ゴーレム」はおもしれーぜ。

5 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 18:27:20
ワールドカップ保守

6 :AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/24(水) 19:06:42
前スレがマゾッホのレスで落ちてるようじゃ、2も消えそうだね。

ところで、これまで資料的にしか目を通してこなかった
コルネリウス・アグリッパの『オカルタ・フィロソフィア』を
そろそろ通読してみようかと思ってる。
あれをきちんと読んだ粋人はいる?
ちなみにわたしのは、フリーク訳の黒い八折判さ。

7 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 19:35:38
日付から推測するに書き込みが一定数を超えると自然と格納される仕掛けになっているんじゃないかな。
詳しいことはよく知らんよ。

8 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 19:47:45
たしかレスが980を超えると、自動的に落ちるようになってるはず。
>>1さん乙

9 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 19:51:37
それで、一定期間のあいだに20を超えないと即死だっけか。
協力します。>>1さんありがとう。

10 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 20:09:45
じゃあオイラも即死防止に協力。

ドイツ文学はあまり知らないけど、好きな作家はホフマン。
「黄金の壷」イイ!! 何故文庫絶版なの、岩波さん?
かなり前にドイツ文学名作集って本で読んだ、「スキュデリー嬢」
ってのも面白かった。

11 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 21:59:24
では、わたしも即死防止に協力。
ヨーゼフ・ロート小説集、4冊なんだし全部買っときゃ良かった。

12 :吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 22:08:09
ホフマンは『砂男』しか読んだことないな、フロイトの
『無気味なもの』との合本の奴、河出文庫の。

13 :吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 01:24:50
ロマン派即死回避

14 :吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 04:16:40
アイヒェエンドルフが好きです。
詩だけ読むのもいいけど、小説の流れの中で読むと魅力が俄然引き立ってきます。
これまでに読んだのは、大理石像、予感と現在(邦訳「フリードリヒの遍歴」)、デュランデ城悲歌
日本の歌物語を連想させますが、日本のそれが色好みの系譜に繋がる連続的な恋遍歴なのに対し、
アイヒェンドルフのは倫理的な緊張が張って心理的展開にドラマティックなものが生じています。
ドイツ文学の中では、ゲーテのヴィルヘルム・マイスターに始まり、シュトルムへと連なる
「歌物語」ですが、アイヒェンドルフはその中でも幻想と現実の間の夢幻的な空間の広がりと
倫理的な志操の高さにおいて群を抜いているといってもよいと思います。

15 :吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 04:55:41

  君はねむっている


君はねむっている――だからぼくはそっとささやこう
やすらかにおやすみなさい! と。ぼくの足音が
君のねむりをさまさぬように ぼくの祈りの声が
君にきこえぬように そおっと帰ってくる。

ひとつの墓 ただそれだけで思い出されるたくさんの場所、
そしてすぎ去ったさまざまのことが 夢と香気の中にある。
さあ 湧きいでよ すがすがしい生の泉よ
墓碑や墓穴を超え さざめき流れよ!

                      シュトルム詩集/藤原 定訳/角川文庫

16 ::2006/05/25(木) 05:35:49
その場しのぎ的な話題提供ですが、個人的にホットトピック。

今年ってR・ヴァルザー没後五十周年なんですってね。
みすず書房の『詩と小品』、今度読んでみようかなーと思っています。
『ヤーコプ・フォン・グンテン』が講談社文芸文庫あたりで上梓されると願ったり叶ったり。

略式年譜が面白すぎる。ちょっと抜粋。

 一九〇四年(二六歳)
  一月、チューリヒに戻り、チューリヒ州立銀行に勤める。
  十一月、ベルンで兵役再訓練。
  同月末、処女出版『フリッツ・コッハーの作文』刊行(ライプツィヒ、インゼル社)。
 一九〇五年(二七歳)
  三月、ベルリンに行き、兄カールと同居。(六月末、一旦チューリヒに戻ったらしいが
  詳細不明。)召使い養成学校に通い、十月から年末まで、オーバーシュレージェンの
  ダムブラウ城で召使いとして働く(この間の体験が『ヤーコプ・フォン・グンテン』の
  素材となる)。
 一九〇六年(二八歳)
  一月、ベルリンの兄のもとに戻る。二月、『タンナー兄弟』を書きあげる。
  夏から秋にかけて、失われた第二の小説執筆。
 一九〇七年(二九歳)
  『タンナー兄弟』刊行(ベルリン・ブルーノ・カッシーラー社)。
  この年しばらく美術団体「ベルリン分離派」に書記として勤める。
 一九〇八年(三〇歳)
  『助手』刊行(ブルーノ・カッシーラー社)。六月−七月、パウル・カッシーラー
  (ブルーノの従弟)とともにベルリンからケーニヒスベルクまで汽球飛行。
  この年のうちに兄カールとの共同生活を一旦打ち切る(衝突の原因等詳細不明)。
 一九〇九年(三一歳)
  『ヤーコプ・フォン・グンテン』刊行(ブルーノ・カッシーラー社)。
  『詩集』限定版刊行(同)。

17 :吾輩は名無しである:2006/05/25(木) 22:20:20
シュティフターの水晶を全ての子に読ませたい


18 ::2006/05/25(木) 22:25:07
うん。あれはいい作品だと思う。
石さまざまの序文はすばらしいと思う。

19 :吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 08:04:07
ローベルト・ヴァルザーってドイツ文学?
一冊も読んだことないものでコメントできないけど面白そうだね。

20 :吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 08:27:35
16の年譜は集英社版世界の文学74『カフカ|ヴァルザー』からのものです。
ヤーコプ・フォン・グンテンを藤川芳朗訳で収めています。いわゆる断章形式の物語です。
「日記」という副題が冠されているようですが、自律的に《日記が「僕」を物語る》と言ったほうが適切かもしれません。
ベンヤメンタ学院というタイトルで95年にクェイ兄弟から映画化されています。

「そう、要するに僕はまだベンヤメンタ学院にいる、まだ僕は規則にびくびくしなければならないし、
まだ授業が行われ、質問がされ、誰かが答え、まだ僕たちは命令されて跳びまわり、
朝になれば相変わらずクラウスが不機嫌な声で、「起きろ、ヤーコプ」と怒鳴りながら、曲げた指で
怒って僕の部屋を叩き、まだ僕たち生徒は先生がいらっしゃれば「おはようございます、先生」と言い、
夜先生が奥に引っ込む時には「おやすみなさい、先生」と言っている。」

21 :19:2006/05/27(土) 09:27:12
>>20
多謝!sageで書いたのにレスが早くてびっくりしましたw
図書館にあったら読んでみるよ。

22 :吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 16:36:12
ワールドカップだよ。
もうちょっと盛り上がげていこうよ。

23 :吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 19:43:37
今年こそは、ブロッホに挑戦しようと思う。

24 :吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 21:47:04
フットボールはよく分からんが
ドイツ文学的には10番はやっぱゲーテなのかな

25 :吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 21:55:32
センターフォワード、ゲーテ選手は晩年
転向してTorwart(ゴールキーパー)になりました。

26 :吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 22:40:35
俺の元にもゼルペンティーナみたな人外の娘さん来ないかな

27 :吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 20:29:59
水声社さん。シュティフターの『ヴィティコー』の復刊お願いします。

28 :吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 01:49:00
白水社さん。池内のカフカ翻訳、どうにかしてください。

29 :吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 13:35:51
松籟社様、シュティフター作品集の復刊お願いします。荒みきっている、この日本、
シュティフターを味読することが必要と思います。

30 :吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 20:54:27
知泉書館
カッシーラー <ゲーテ論集>     7月刊行予定
カッシーラーのゲーテを主題とした論文,講演,エッセーなど全10編を集大成。
カッシーラー文化哲学の知られざる思想基盤を解明
 
エルンスト・カッシーラー著
森 淑仁編訳 


31 :吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 23:02:57
シュティフターか…
いい人だったのだろうな、きっと。

32 :吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 00:11:31
>>31
死に方は壮絶だけどね。

33 :吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 10:17:35
三島由紀夫と同じように評されるドイツの文学者、いませんでしたっけ・・?

34 :吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 23:34:50
ユンガーかな?

35 :べっけんばうあー:2006/06/10(土) 00:25:05
ドイツ文学よりオーストリア文学ですよ。

36 :吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 23:49:53
ユンガーですか。ありがとうー。

37 :吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 17:26:02
シュティフター『石さまざま』の全訳版、出版されました。松籟社さん、ありがとう


38 :吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 00:25:23
>>37
中央公論社の赤い表紙の文学全集に入っている『石さまざま』は抄訳?

39 :盗作犯佐藤亜紀が盗んだ賞を剥奪しよう!:2006/06/19(月) 15:57:54
>477 :吾輩は名無しである :2006/05/27(土) 18:18:18
>>476
>2ちゃんで運動展開汁! 告発サイト作ってリンク貼れ!
>「盗作婆佐藤亜紀の盗作を追及し
>主催者に盗んだ賞を剥奪させよう!絶版にさせよう!
>盗作婆佐藤亜紀に公式謝罪をさせよう! 告発&投票サイト」w

●佐藤が盗作したのは
マンガの萩尾望都と
遍歴物の純文学ヨーゼフ・ロート、イヴリン・ウォー、ナボコフ。
●放浪のユダヤ人作家、ドイツ語散文の巨匠ヨーゼフ・ロートを盗作して
くだらねえラノベを書き賞を盗んだ盗作婆を許すな!
(詳細は 盗作追及スレ参照【爆笑の】ラノベ婆佐藤亜紀【漫画から盗作?!】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1145418866/l50


40 :吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 08:25:50
大学とかのドイツ文学学科ですと、やはりドイツの巨匠をよんでいくのでしょうか。
なんかドイツは哲学というイメージがつよくて文学者が少ないような・・

41 :吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 22:26:36
スイスの19世紀の作家C.F.マイヤーの作品の翻訳で現在入手できるものはほとんどない?
同じくスイスの現代作家デュレンマットについても似たような状況かな?

42 :吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 12:42:41
大学の一般教養でシュリンク読んでるんだけど、
いまいちかな・・・
いままでドイツ文学は古典中心だったのもあるけど、
イデオロギー色が強いというか。

43 :吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 09:33:33
シュリンクはイデオロギーの前に小説としてもどうだろって思った。

44 :吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 02:36:14
文学と同様にサッカーでもアルゼンチンを凌駕する

45 :ドイツベスト4進出記念:2006/07/01(土) 02:53:06
クローゼはベルンハルト
バラックはグラス
シュナイダーはカネッティ
ってとこか。


46 :吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 18:22:44
トーマス・マンはカーンなのか?

47 :吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 05:16:06
>>45

ベルンハルト → オーストリア代表
カネッティ → ブルガリア代表

じゃないのか。
まあ教授連中でもこんな程度だよな。

48 :吾輩は名無しである:2006/07/02(日) 10:39:24
>>46
留吉さんでしょ?
スマートになったもんだねえ
もう何があっても動じないって感じ
昔は「何処の誰 兵衛 か 知らなんだ」が・・・
姐しゃんも元気にしてる?
七福神の弁天様みたいで、とっても綺麗だったよね
そのくせお地蔵様が嫌いなんてちょっとか無しかった
まあお地蔵様は七福神じゃないからし方無いね!

49 :42:2006/07/03(月) 14:03:30
>>43
具体的にどのへんだめだと思いました?
割礼読んでる(女子も多い授業なのに・・・)ですが、
・テーマはありきたり
・登場人物になんというか現実味、実体がない
・割礼をすることは解決にはならないのでは?
と自分は思いますた。


50 :吾輩は名無しである:2006/07/06(木) 11:35:35
>>49
シュリンクの小説は朗読者しか読んでないけど、あれもヒドかったよ。
新潮クレストブックスレでもシュリンクは賛否両論だからスレ読んでみては?
個人的にはもうこの人の著作は読まなくても構わないと思う程度の作家です。
良い点取るために書いてる中学生の作文読んでる気分になる。
人物への考察が全然足りないと思う。だから読んでても全然入り込めない。
人間ってどんな人でももっと凄まじいものを持っているでしょう?
そこを描けなくて何が小説家と。



51 :吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 23:16:43
本屋でシュトルムばっかりしか売ってないけど、シュトルムってどうよ?

52 :吾輩は名無しである:2006/07/21(金) 15:26:17
シュトルムしか売ってない本屋とは・・・?

53 :吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 13:21:08
http://www.dogakusha.co.jp/dt_kyokasho6.htm
ドイツ語の教科書なのですが、この中で面白い作品はありますか?


54 :吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 21:57:40
シュリンクの小説は哲学や倫理学などの形而上なものに根ざしているから、そういう
視点がなければ、主人公の心のうちを理解しがたいのかもしれない。
西洋を罰(or罪)の文化。日本を恥の文化といった日本の文学者がいたが、やはり
文化の違いでまったくシュリンクを受け付けない人たちがいるんだなと思った。
西洋思想を学んだら、シュリンクへの見方が変わることもあるよ。そうだったのか
ってね。彼らの言動はこういう骨格があったんだって。わかりやすく教えてくれる
いい教官にめぐりあえればいいですね。自分で本を読みかつ理解するのは大変だから。

55 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:53:31
冒頭の数行で、
物語世界へ引き込む手腕に長けた作家というものがあります。
ドイツ語散文の名手ヨーゼフ・ロートもその一人です。

『ラデツキー行進曲』を訳し「知られざる大作家」(柏原)ロートを日本に紹介した
芥川賞作家柏原兵三氏の死(39歳逝去)によって、
その後の訳出も伝播も遅れてしまった作家ですが、
池内紀氏によれば
「どれといわず十分おもしろい。それは保証できる」「“最良のオーストリア的伝統”に
根ざした、清潔で、細心で、正確で、柔軟なドイツ語で書いた」……。

…ロートの魅力の一端が窺える冒頭部分を、いくつか引用してみます。
訳者の違い「にもかかわらず」、その魅力は顕われています。

56 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:54:55


 トロッタ家は古い家柄ではなかった。祖父にあたる人物がソルフェリーノの戦いののちに
貴族に叙せられたのである。彼はスロヴェニア人だった。ジポーリエというのがーーそれは
彼の出た村の名前であるがーー貴族の称号となった。運命が彼を運び出して特別な功績を
挙げさせたのである。ところが彼のほうで、後世が彼のことを忘れ去ってしまうように心を
つかったのだった。
                          『ラデツキー行進曲』柏原兵三訳

 トロタというのがぼくらの名だ。ぼくらの一族はスロベニアのジポーリエの出身である。
「一族」だというのは、狭い一家族ではないからだ。ジポーリエはもう存在しない。とうの
昔に消えてしまった地名だ。今では周囲のもっと大きな行政区と合併してかなり大きな町を
作っている。それは、世間の誰もが知る「この時代の意志」なのである。人間たちはいつまでも
ひとりぼっちではいられない。彼らは寄り集って意味もない集団を作るし、村々もまた孤立を
続けるわけにはいかない。こうして意味のない集合体ができあがるのだ。農民たちは駆り立てられる
ように町に押し寄せ、村自身がまさしく町になりたがる。
                          『皇帝廟』佐藤康彦訳


57 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:56:21
 オーストリア軍の陸軍中尉フランツ・トゥングは一九一六年の八月にロシア軍の俘虜になった。
彼はイルクーツクから東北にむかって数露里離れたある陣地につれていかれた。うまいぐあいに
あるシベリアのポーランド人に助けられて脱走し、タイガの果てにあるそのポーランド人の
遠い、もの淋しい、荒涼とした農家に一九一九年の春までとどまった。
                         『果てしなき逃走』小松太郎訳


 四年も前のことになるが、ツゥフノフにメンデル・ジンガーという一人の男が住んでいた。
敬虔で、神を畏れる、普通の、とく平凡なユダヤ人だった。教師という地味な職業に就いていた。
たった一つ、だだっ広い台所があるだけの自宅で、彼は聖書の知識を子供たちに伝授していた。
誠心こめて熱心に教えていたが、目立った成果は上らなかった。何十万という先人が彼と同じ
ような暮らしをし、彼と同じように教えていたのだった。
                      『ヨブーーある平凡な男のロマン」平田達治訳


58 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:57:29
 彼女の名前はバルバラと言った。その名前には労苦(アルバイト)といった響きがありはしまいか。
青春時代など一度もなかったような、そんな女の顔をしていた。年齢を推しはかることなど
とてもできない。労苦の刻み込まれたその顔が白い枕に横たわっていると、一種黄ばんだ派色の
砂石のような色のために、白い枕とはとても対照的だった。灰色の眼は、欄zつに積まれた
座ぶとん(クッション)の山に迷い込んだ鳥たちのように、休みなくせわしげに動いていた。しかし
時折硬直することがあった。白い天井にできた穴か、羽を休めている蝿かもしれぬ黒い一点を
凝視したまま、動かなくなった。そんなとき、バルバラは自分の人生を振り返って考えているの
だった。                 
                          『バルバラ』平田達治訳

 一九三四年のある春の宵のこと、かなりの年配の紳士が、セーヌ川にかかる橋の一つの石段を
下りていった。川岸には、ほぼ、どの国にもおなじみの光景がひらけるものだ。あらためて
思い出していただこう。パリの宿なしが寝ている。より正確には、野営をしている。
                     『聖なる酔っぱらいの伝説」池内紀訳

 ある日、私はジャーナリストになった。どんな職業にも、私に充実感を与えるだけの力が
完全に欠けている、そうした絶望からだった。私は、その思春期を詩作でひらき、詩作で
もって閉じる人たちの世代には属していなかったし、フットボールと、スキーと、ボクシングに
よって性の成熟を向かえる最新の世代にも、まだ属してはいなかった。自在輪(フリーホイール)の
ないつましい自転車に乗るのが精一杯のところで、文学的才能といえば、日記に精確な文章を
まとめるくらいのことであった。
                  『白い町たちー南仏通信』吉田仙太郎訳


59 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 19:02:04
ヨーゼフ・ロートの連続書き込み>>55-58 すみません。

興味を持たれた方はぜひ、
時代と運命に翻弄されながらもジャーナリストとして作家として、欧州各国のカフェの
テーブルで友人の芸術家たちに囲まれながら書き続けて豊かな作品群を残した
“放浪のユダヤ人”ロートの作品世界に、分け入ってみてください。

なお、ロートの伝記的事実については、
柏原兵三氏が拠った原全集の誤謬などを糺し
ロートの友人達の著作や証言まで遡って調べた菊盛英夫氏による正確な小伝があります。
作品と共に、豊かで強靭なロートの生涯や人柄もまた魅力的です。

60 :吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 22:44:49
誰かゴットシェートが演劇に課したっていう、
何タラの三原則(だったかな?)の詳細しりませんか?

61 :吾輩は名無しである:2006/07/27(木) 23:14:56
>>60
「三一致の原則」ですね(筋、場所、時間)。元々はアリストテレス詩学に由来する考え方です。

1.ストーリーが脇道に逸れてはいけない
2.場所が変わってはいけない
3.時間ジャンプがあってはいけない

62 :吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 01:06:43
>>61
それです。ありがとうございます。
アリストテレス由来ってのは全く知らなかったなー

63 :吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 23:58:13
岩波文庫のドイツ文学案内ってどうよ?

64 :吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 18:02:01
>>63
通読したことはないけど、拾い読みしているうちにかなり読んでしまった。
作家に対するページ数の配分が、いくらなんでもひどすぎないかな?

ゲーテ・・・53ページ
マン・・・・5ページ
ヘッセ・・・1ページ

65 :吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 01:37:23
それで?

66 :吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 17:13:19
【文学】ノーベル賞作家G・グラス氏の「ナチス親衛隊告白」に厳しい批判、ノーベル賞返還要求も
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1155584775/

67 :吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 22:08:18
FMシアター
シリーズ・ドイツの現代文学
『黙って行かせて』
【放送日】
2006年9月2日(土曜日)22:00-22:50



68 :吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 01:12:16
「鳥の王」というタイトルの本をご存知でしょうか?

69 :吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 23:58:39
ホーフマンスタールの後継者ともいえるベーア=ホフマンは、
我が国ではほとんど知られていない。まったく不思議なことである。
彼の代表作である小説『ゲオルクの死』を出版する勇気ある出版社は
ないものだろうか?

70 :吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 00:14:51
ホフマン…原研ニあたりが訳する気があるのか?

国書が出せばいいじゃん。『ウィーン聖なる春』の中に入れてるし


71 :吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 00:49:59
「ゲオルクの死」は傑作。

72 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 08:52:19
>>68 >>71
よかったらどんな作品か教えてください

73 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 09:06:10
自分でググればいいじゃんw ばか?

74 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 09:23:27
ググってもよい評論や解説がないから聞いているんだろう?

ネットしか頭にない超馬鹿=>>73

ネトゲでもやっとけ、ガキがwwwwwwwww


75 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 09:38:22

なんだ ジエンかw




76 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 10:14:09
ジエンが 当たってしまった…w

77 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 10:14:42
オーストリアでは,
その風土性・文化基盤からしてドイツ以上に印象主義を受け入れる土壌が
あったためか,ウィーン印象主義という名称が定着した。
批評家ヘルマン=バール(1863〜1934)を中心とする〈若きウィーン派〉はその別称ともいえ,
ホーフマンスタールやシュニッツラーの初期作品のほか,
市井の風俗の軽妙な散文スケッチ集を残したアルテンベルク(1859〜1919)の『私の見るところ』
ベーア=ホフマン(1866〜1945)の小説『ゲオルクの死』(1900),
シャウカル(1874〜1942)の『選詩集』(1904)などがある。

リヒャルト・ベーア=ホフマンも
ウィーン印象主義の特徴である憂愁・繊細美が目立つ作風で、
長編小説『ゲオルクの死』はその傾向が端的に顕われている作品。
ストーリー性よりも主人公の気分・夢・回想・内省などに重点がおかれ
様式化された装飾的な表現で綴られている。

ちなみにベーア=ホフマンは水戸黄門と同じ誕生日である。200年ほど若いが


78 :吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 22:17:06
ホーフマンスタールは印象主義とも新ロマン主義とも言われるけど、
どうなんでしょうか?

79 :吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 19:28:48
ベーア=ホフマン、、、ハァハァ

80 :吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 15:43:59
ホフマンスタールって、読んでもあんまり印象に残らない。
というか、少なくともオレはそうだった。

81 :吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 08:35:34
ギュンター・グラスage

82 :吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 11:47:32
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20060904k0000e030026000c.html
元ナチ告白:ノーベル文学賞作家の自伝、売れ行き好調

ノーベル文学賞作家のギュンター・グラス氏(78)が先月、自伝の出版を機にヒトラー親衛隊に所属していた過去を告白した問題で、
ドイツではグラス氏への厳しい批判が続く一方、自伝は好調な売れ行きを続けている。
告白の背景にはメディアによる演出もあったようだが、なぜ告白を決心したのかは謎のままだ。

グラス氏が親衛隊軍事部門に所属した過去を記した自伝「タマネギをむきながら」は、8月下旬の発売直後にベストセラーに躍り出た。
出版したシュタイドル社によると20万部を突破し、今後も部数を伸ばす気配だ。

背景には「演出」がある。フランクフルター・アルゲマイネ紙は8月12日、同氏とのインタビューを特集で報道。
「告白に驚いた」と記し、出版社も9月の発売を前倒しした。

ところがその後、同紙が今年4月には告白を知っていたことが判明。
読書シーズンを狙った販売戦略で、同紙も「過去を隠した」と批判された。
同紙は「グラス氏に黙っているよう頼まれた」と釈明している。

グラス氏と同じ部隊に所属していたビルフリート・シュターツさん(80)は、「我々の部隊は犯罪行為はしていない」と話す。
それでもグラス氏が批判されるのは、同氏が戦後左派言論人の代表格で、ナチや戦後保守政治を厳しく批判する「道徳の番人」だったからだ。

出身地グダニスク市(現ポーランド領)への手紙では
「この年になってようやく(過去を)より包括的に伝える形式を見つけた」と記し、高齢が告白の理由と示唆している。

グラス氏と同じ文芸グループに所属していた批評家のヨアヒム・カイザー氏(77)は
「もっと前に告白していたらノーベル賞もなかった。今なら自分で話しても大した話題にならないと思ったのでは」と話している。

毎日新聞 2006年9月4日 10時18分

83 :吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 11:14:24
>>80
ホーフマンスタールの優雅で高貴な作品は、
あなたのような人間には合わない、というだけですよ。

84 :無名草子さん:2006/09/05(火) 12:00:21
優雅で高貴、ってホフマンスタールの場合決まって言われるんだよね。
それが彼の弱点なんじゃない?
文学作品の場合、ある種のエグさがないと後世に残らない。
そういうものに欠けている気がする。

85 :吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 22:59:00
>>84
それは単にあなたがエグい作品が好きなだけでしょう。
優雅で高貴というのも、エグいというのも、作品の傾向の問題であって、
それゆえに作品が残るとか残らないということではない。

86 :無名草子さん:2006/09/06(水) 12:00:59
そうかな。
日本でもドイツ語圏文学として、ホフマンスタールは
ほぼ同時代のマンやカフカ、リルケなんかに比べて人気度ではっきり差があったよね。
日本だけじゃなく、ドイツ語圏を離れると彼は必ずしも評価が高くない。
それは、彼の作品に人を惹きつける何かが欠けていた、という証拠じゃないの。

87 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 13:07:19
マンやカフカと、
ホーフマンスタールとの優劣を比較することは無意味。
前者は詩人ではなく、叙事的な小説家である。
後者は象徴主義の影響を受けた詩人である。

ホーフマンスタールとリルケとの比較はどうか。
どちらも優れた詩人である。
今の日本ではどちらも人気がないといっていい。

そもそも日本で人気があるドイツ語圏作家は、ヘッセくらいだ。
レーナウがどんなに美しい抒情詩をたくさん残したからといって、
悲しいことに、日本ではほとんど無名である。

88 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 13:41:41
我が国の文学ヲタには「文学は深刻でなければならない」
というタイプの人が多い。
葛藤を抱えてもがくとか、苦悩を吐露するとか。
音楽で言えばベートーヴェンの中期が好きなタイプ。

89 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 14:16:58
ホーフマンスタールは岩波文庫で読もうとしたことがあったが、挫折した。
今はその文庫本も持っていない。
「道と出会い」の冒頭が理解できなかったのを憶えている・・・。
ジャケ(だったか?)の言葉として「空に残る鳥の軌跡と処女に残る男の跡」
というのが出てくる。
このふたつを比べるって、何か伝統があるの? 全然似てないのに。
一方は広い空間における話、もう一方は狭い所での・・・。

90 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 15:24:26
>>89
平凡社ライブラリーのホーフマンスタールの詩集を読むべきです

91 :無名草子さん:2006/09/06(水) 17:12:22
>>87
話がすれ違っているな。
ホフマンスタールは詩人であるだけではない。
散文作家でもあり、脚本家でもあり、評論家でもある。
詩人としての彼しか見ないのでは、視野が狭すぎるね。

第一、今はともかく、戦後ずっとドイツ語圏詩人としては
ホフマンスタールはリルケに比べてはるかに読まれなかったぜ。
もしかしたらトラークルにも負けてたかも。
それは、ホフマンスタールの作家・詩人としての格の問題に
行き着くと思うね。

92 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 18:10:50
別にすれ違っていないと思うけど。
91氏は、文学はエグいものであるべきだと考えている一方、
私はそうは思わない、というだけのこと。
ホーフマンスタールの後期の散文も味わい深いですね。
象徴的で、抒情的で・・・。
あなたが求めるエグさはないだろうけどね。
トラークルもいいですね。
トラークルはホーフマンスタールよりあなた好みでしょう?
それにしても、あまり読まれないから作家として格がない、
という考え方はオリコン的で低俗ですね。
あまり読まれなくても私はカロッサが大好きですし、
読まれていてもトーマス・マンは好きとはいえない
(近年はトーマス・マンもかなり下火になりましたが)。
ともあれ、作家や作品の評価を、好みや、発行部数で判断するのは
アホらしいとしかいいようがありません。

93 :無名草子さん:2006/09/06(水) 18:40:43
個人的な好みを否定しちゃいないよ。
ただし、作家だろうが詩人だろうが、
一定程度読まれることによって出版が持続されるわけだから
一般的な人気度だって無視はできないって話でね。
そもそも本当にマイナーな作家や詩人は
日本語に訳されることすらないんだし。

94 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 19:11:55
ドイツ文学でエロイのって少ないよねwwwwwwwwwwwwwwwwww

95 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 21:03:39
例えば、ドイツ文学史に必ずといっていいほど登場する
マイアー、ハウプトマン、リリエンクローン、デーメル、
ヴェルフェルなどの作品は、邦訳はほとんどないか、
あっても絶版になっている。
主要な作品が文庫で網羅されて、誰でも手軽に読める作家は、
ゲーテとヘッセくらいのもの。
いくらリルケがすばらしい詩人であっても、
邦訳の全集は絶版になって久しいし、「マルテの手記」や
「名詩集」の類を除けば、ほとんどの作品は古書店で探すしかない。
だからと言って、リルケは人気がないから格がない、
ということにはならない。
ハウプトマンの最も有名な作品「沈鐘」でさえ絶版だが、
ハウプトマンより綿矢りさのほうが作家として優れていて
格が上であるとは誰も思わないだろう。

96 :吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 21:10:23
>>94
ムージル『テルレスの惑乱』

97 :無名草子さん:2006/09/07(木) 10:36:50
>ハウプトマンの最も有名な作品「沈鐘」でさえ絶版だが、
>ハウプトマンより綿矢りさのほうが作家として優れていて
>格が上であるとは誰も思わないだろう。

をいをい(笑)。
そういう比較をするなら、ゲーテと渡辺淳一とか・・・(笑)

でもハウプトマンは昔はすごい名声の主だったけれど、
その後の評価は本国でもイマイチだよ。

リルケやマンが日本で昔ほど読まれないというのは
外国文学に対する日本人の感受性が変わってきたということだけれど、
ハウプトマンの場合は、それとはちょっと別でしょ。

98 :吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 13:45:13
文学を読むことはいいことだという常識が、
若者にドイツ文学を読ませていた面がある。
今はそうではない。本を読まなくてもいいというのが常識。
大学のゼミで教授が学生に読ませる本が
「国家の品格」「バカの壁」だというのが当たり前の時代。

ハウプトマンは、特筆すべき作家だと思いますね。
トーマス・マンとかよりずっと好きです。
なぜなら、彼の文章は詩的だから。「ハンネレの昇天」とか。
ハウプトマンが読まれないのは残念です。

99 :吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 14:00:59
ハウプトマンなんか雑魚でしょヴェデキント万歳!!!!!!!!!!!!!!!!

100 :吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 06:01:38
>>98

せっかく文学やっているのに、文章は下品なんですね。

101 :吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 08:25:02
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス様
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。


102 :吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 08:27:57
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス様
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。


103 :吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 08:29:35
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。


104 :吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 08:31:16
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。

105 :104:2006/09/12(火) 08:32:57
すみません。間違って何度も書きこまれてしまいました。

106 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 17:54:44
トーマス・マンの「魔の山」を読もうと思うんですが
翻訳はどこのが良いでしょうか?

107 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:03:14
『魔の山』は岩波文庫と新潮文庫で出てたね。
どちらも悪くないんじゃないかな。

108 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:06:25
>>104
同感だが、『ドゥイノの悲歌』は岩波文庫に手塚富雄の訳があるから、
品切れにならなければOK。
『オルフォイスに寄せるソネット』は記憶違いでなければ
文庫化されていないね。
あれほどの名作が、惜しい。

109 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:24:41
ロートはどう?

110 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:39:12
>>107

ありがとうございます

111 :吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 22:04:27
マンよりもヘッセの方が難しいと思うのは
私だけだろーか

112 :104:2006/09/14(木) 00:10:43
>>111 
同感。ヘッセは文章の読みやすさに反してわけが分からない感触がある。
でもそこが魅力でもあると思う。一方マンは語彙が豊富だけど、なんか俗っぽい
気がする。「魔の山」は春樹の「ノルウェイの森」にも登場してた有名な作品
だけど、なんか作品として浅さを感じる。マン好きの方すみません。
>>108
ドゥイノの手塚訳は入手困難だと思う。俺も持ってない。最近リルケの
晩年の詩の研究が盛んになってきてるから、それを踏まえた新訳が欲しいな。
まあ詩は原語で読むのが一番だと思うが。でもリルケの場合、Engel(天使)
とかの意味が解りにくいから、どっちみち読みにくいね。

113 :吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 10:48:41
>>109
ヨーゼフ・ロートのことかな? (オイゲン・ロートってのもいるので。)
悪くない作家だよね。
鳥影社から作品集が4冊出ている。
あと池内紀訳で『聖なる酔っぱらいの伝説』が白水社から出てたかな。
代表作『ラデツキー行進曲』は以前は筑摩書房の世界文学全集に入っていたが、
現在は入手が困難。
平田達治の新訳で鳥影社から出るという話を聞いたのだが、
さっぱり出ないね。どうなっておるのだ。

114 :吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 10:55:25
>>112
手塚訳の『ドゥイノの悲歌』、調べてみたら、
アトリエHBってところから再刊されてたよ。税抜2300円。
http://www.books.or.jp/ResultDetail.aspx?IdString=0%2cMAIN%2cNODE%2c1777859&scode=&searchtype=0&title=&writer=%83%8a%83%8b%83P&syuppansya=&showcount=20&startindex=0

あと、岩波文庫版も古本なら結構出てる。
http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon

115 :吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 21:43:31
岩波文庫の『ドゥイノの悲歌』って、本文スカスカ77頁に対し註解ベッタリ97頁もあるんだな

116 :吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 01:51:09
注解がないとわけわからないからね。でも注解があっても理解しにくいと思う。
研究目的以外なら、感覚的に楽しめばいいと思う。自分勝手に解釈しながら読むのも面白い。

117 :吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 01:55:51
ああいつの日か恐るべき痴情の果てに立って 痴漢を讃える歌を
うべなう2ちゃんねらーに 高らかに歌いえんことを
(植草教授作、第十の悲歌)

118 :吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 15:55:07
リルケ専用のスレもあるよ。「リルケ」で検索しても引っかからないのが欠点。

リルケスレがないのはおかしい
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1151181490/

119 :吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 22:08:46
>>117
wwww ツボにはまった

120 :吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 22:44:12
http://gutenberg.spiegel.de/index.htm
ご存知かもしれませんが
ここで古い作品を読めます

121 :吾輩は名無しである:2006/09/30(土) 14:52:51
ちくま文庫からホフマンの『悪魔の霊酒』が出ましたね。
シュティフターと『晩夏』、ブロッホの『夢遊の人々』、
ノヴァーリス全集に続くドイツ文学シリーズ。
優れた作品が比較的リーズナブルに読めるのは、とても良いことです。
今度はメーリケの『画家ノルテン』あたりを出してほしいですね。

122 :吾輩は名無しである:2006/09/30(土) 19:59:49
『画家ノルテン』は筑摩世界文学大系に入っているんだっけ

123 :吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 15:31:40
そうです。古本屋で500円で買いました。
(神保町では凄い値段がついていたりする)

124 :吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 02:24:20
メーリケは「プラハへ旅するモーツァルト」を読んだけど、いまひとつ良さが
わからなかった。
オレンジを失敬するところまでは面白く読めた。
しかしその後の宴会で、モーツァルトがオレンジ事件の弁明として少年時代の
思い出を語るところからつまらなく思えてきた。
解説にはこの部分が素晴らしいと書いてあったけどね。

125 :吾輩は名無しである:2006/10/06(金) 00:58:55
すいません
ブレーメンが舞台に出てくる和訳ものがあれば教えてください。
出てくるのがちょっとぐらいでも構いません。
もちろん音楽隊とか漫画はなしで。
今度行くので、機内で読もうと思っています。


126 :吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 19:44:00
ゴットフリート・ベンを読め。
ドイツ知識人なら、みんな知っている。
日本では、隠されている。

127 :吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 13:39:09
E.ランゲッサーのトルソーって短編集なんだけど、日本語訳古本屋とかで売ってるとこ誰か知らない?

128 :吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 06:22:10
マンやシュティフターなどの小説の中に出てくる建物の内部や都市の町並みの描写が
読んでもどういったものか分からない、あるいは想像できなくて不満に感じます

18〜19世紀ごろのドイツの生活についての入門書ありませんか?
図版が多いのがうれしいのですが


129 :吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 06:41:02
>>128
建物や町並みはあんま変わってないよ。
日本が変わりすぎ。

130 :吾輩は名無しである:2006/12/27(水) 14:16:16
すみません。大学の試験でこんなの出たんですけど。教えて貰えるとうれしいっす。

1、「灰かぶり」について、『ペロー童話集』、『エーレンベルク稿』、『初版』、
『第七版』のテキストを比較せよ。

2、ディズニーの『シンデレラ』を1と関連づけて論じなさい。

131 :吾輩は名無しである:2006/12/27(水) 17:07:15
HAIKABURI

132 :吾輩は名無しである:2006/12/27(水) 17:08:28
日本は焼け野原にされたから

133 :吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 09:27:44
>130
さらに、宮澤賢治の『猫の事務所』に言及するとよい。
四番書記の竃猫は、シンデレラだろうか。

134 :吾輩は名無しである:2007/01/11(木) 20:04:46
どなたかトゥホルスキーに詳しい方いらっしゃいませんか?
詩なのですが、『理想と現実』や『塹壕?』の訳詩が全く分からないのです……

135 :セチガライ ◆SPj8OryZTM :2007/01/17(水) 23:05:59
良スレ認定印 byセ チガライ

136 :吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 07:31:11
仕事帰りにでも何か読んでみようと思うのですが、
ドイツ文学を殆んど読んだ事が無い私の様な者にお薦めの本はありますか?

137 :吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 12:14:17
>>136
ブッデンブローク家の人びと

138 :吾輩は名無しである:2007/01/23(火) 12:54:00
>>137
ありがとうございます!
書店で探してみる事にします

139 :究極生物フジツボ@ヤク切れ ◆WhyGoXdEhI :2007/01/23(火) 23:53:29
嗚呼、読み通したのにヤーンの名前がなかった。
大学院でハンス・ヘニー・ヤーンを研究することって可能だと思う?

140 :吾輩は名無しである:2007/01/26(金) 19:00:37
ドイツ文学で女性差別に関係あるやつって何かある?

141 :吾輩は名無しである:2007/01/27(土) 15:48:43
>女性差別に関係あるやつ

って、フェミニズムの立場で書かれた文学ということ?
女性問題を内在させている文学なら、ほとんどあてはまる。
ジェンダーという視点から、ゲーテなどのドイツ文学を
読み直す試みなどは多いと思う。

オーストリアだが、2004年にノーベル文学賞受賞した
エルフリーデ・イェリネクなどは?

142 :吾輩は名無しである:2007/01/27(土) 21:04:49

ヴァレーナシュテファンの脱皮、クリスタライニヒのやもめたち、
アンゲリカメヒテルのカトリン

↑この三つの作品に何か共通点はあるの?

143 :吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 11:27:54
>>134
どの訳書に載っているものですか?

144 :吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 01:22:21
みなさんはなぜドイツ文学を学ぼうと思ったのですか?
また立教大学と明治大学ではドイツ文学を学ぶ際の比較を教えてください。


145 :吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 03:40:51
デリが出てるね。会社が変わったのか、潰れませんように…

146 :吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 22:07:53
ご存知の方もいるかと思いますが、「詩文学板」がきでました。
ドイツ抒情詩について専門的に語るスレを創ろうという動きもありますので、興味のある方は是非お越しくださいませ。
http://book4.2ch.net/poetics/

147 :よしこ:2007/02/15(木) 01:55:56
例1:ドイツ(国・言語・文化・宗教)について,あなたが特に関心のある事柄を一つ選択し,80語程度のドイツ語で説明しなさい。
例2:「グッバイ,レーニン!」「白バラの祈り」「善き人のためのソナタ」など,第二次世界大戦にまつわるドイツ映画が,最近になって特に注目を浴びています。
   そこで,もし端的に述べるとしたら,あなたは「戦争」や「平和」についてどのように考えますか。100語程度のドイツ語で説明してください。
例3:日本は,「四季」を感じることのできる独特の国の一つですが,それぞれの季節のあなたの過ごし方について,70語程度のドイツ語で自由に作文しなさい

の独作なのですが。ドイツ語初心者なのですが、どういうところに気をつけて作文をしていけばいいのか、またどんな文法を駆使していけばいいのをアドバイスいただけないでしょうか?よろしくお願いします。

148 :吾輩は名無しである:2007/02/15(木) 03:34:26
>>147
ここよりは外国語板のドイツ語スレの方が答えてくれる人は見つかると思います。
勉強頑張って下さい。

149 :吾輩は名無しである:2007/02/15(木) 11:03:15
>>144
明治も立教もたいして変わらないでしょう。
しいて言うなら、HPで学生数と教員数の比率を比べて、
なるべく教員一人当たりの学生数の少ないところを選ぶことかな。

150 :吾輩は名無しである:2007/03/02(金) 15:04:13
>>126
いったい誰が隠しやがったんだ

151 :吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 17:15:29
白水社のドイツ幻想小説傑作集読んでるんだけど、かなり面白いよ。
秘密結社ありーの、人造人間もどきの話ありーの、シュールレアリズム風のも
あってドイツの面白さが一杯詰まってるって感じだな。

152 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 05:07:56
ロートのラデツキー読んだ人いる?

153 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 10:04:47
>>151
白水の幻想小説傑作選はホントにイイね。高校生の頃に読んで感銘を
受けた。その頃はドイツ文学に関する知識なんて皆無のところに偶然
買って読んだから、なんなんだこれは!?と。あの挿し絵も独特だった
なあ。

154 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 21:09:20
ドイ幻傑作集、値段の割りにかなりいい。でも中にはひどい訳をつけてるのが
いる。いけうちさん全然やる気ないし。
名前忘れたけど、編纂者もやっつけ仕事みたいな訳をつけてる。
かよちゃんはうまいね。「彼女が微笑むと、まるでこの星の太陽ヒーが昇った
かと思われた」なんて。

最近の翻訳出版は企画を先に立てるから、シュリンクみたいな下らないものや、
イェリネクの下手くそ訳みたいな日本語になってないものが出回ってる。
シャーデ。

155 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 21:14:20
もとい。いけうちさんでもあの原作の雰囲気は訳出不可能だった。
一番難しいのを人にまかせて自分は楽ちんなのばかり選んだ編纂者が
憎たらしい。

156 :吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 22:21:30
>>152
読んだことあるけど随分前のことなので
内容は忘れたけど良かったような記憶が・・・

157 :吾輩は名無しである:2007/03/31(土) 13:22:09
>>152
むかし読みました。
今度、新訳が出たから、興味のある人は読んでおいて損はない作品だと思うな。
オーストリーの『ブッデンブローク家の人々』だ、なんて言い方もされている。

158 :吾輩は名無しである:2007/04/02(月) 18:29:18
茅野簫簫訳の『リルケ詩抄』初版本を某古本市で手に入れてしまった。
昭和2年刊の限定1500部。

159 :吾輩は名無しである:2007/04/03(火) 05:00:21
>>156>>157
ありがとう。
スルーすべきじゃないような気がしていて。。
ブッデンブローク好きなので、買ってみます。

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