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練習用小説を書いてみる

1 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:33
昨日、僕は遠足に行ってきました。
おやつは200円です。
ガムとチョコを買いました

2 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:34
糞スレ認定

今の時代おやつ代200円は無いだろう?

3 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:36
帰りにまぁ君に出会ってそのお菓子を全て取られてしまいました。
僕は心の中で殺意を覚え、家に帰ってリュックの中にナイフを入れました。


4 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:39
翌日、バスの中予定通り隣にまぁ君が座りました。
チャンスと心の中で僕は歓喜しました。
ナイフを取り出し、一心不乱にまぁ君の体に突き刺します。
血が噴出します。悲鳴が上がります。
鳴き声が聞こえます

5 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:42
僕は興奮して続けて松原先生を刺します。
窓に血のりがつきます。

6 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 17:56
奇声をあげて僕は刺し続けます。


7 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 18:48
血まみれの僕を見て憧れてた美穂子は悲鳴を上げて逃げ出そうとします

8 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 18:53
彼女の髪を引っ張り、俺は自分の元へと彼女を抱き寄せる。
「お、お願い! わたし何でもするから助けて!」
懇願にも似た彼女の表情。
(犯す)
と一つの考えが脳裏にひらめく
「じゃあ服を脱げよ」

9 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 18:58
窓に映る俺の顔はまさしく鬼の顔だった。
「そんな恥ずかしいことできないよ」
気の強い彼女の性格が俺は好きだ。
彼女が俺に屈する姿を何度も夢を見てきた。
「じゃあ死ぬのか?」

10 :名無し物書き@推敲中?:03/04/11 19:02
ナイフを美穂子の喉元に突きつける。
「し、死にたくないよ。お願いそれだけは許して!」
うっすらと涙を浮かべているようだ。
(所詮は女か)
「俺のペニスをしゃぶれ」
ズボンのチャックを俺は下ろす。
「?」
意味がわからなかったのか?彼女は微かに首をかしげる。

11 ::03/04/11 19:14
>>7
>>8
>>9
>>10
俺様のスレだ!!

12 :山崎渉:03/04/17 13:13
(^^)

13 :名無し物書き@推敲中?:03/04/17 21:31
「しゃぶれって言ってんだよ」
俺の怒張が姿を現した。
ソレを見た美穂子の顔が、怯えと嫌悪感に歪む。
(かまととぶりやがって)

14 :名無し物書き@推敲中?:03/04/17 21:43
俺は美穂子の頬を思いっきり叩く。
「ひっ!」
悲鳴と共にスカートから液体が地面へと滴り落ちる。
漏らしたのだ――アンモニア臭と死体の腐臭。
「臭いぞ、美穂子」



15 :アダルトスレでやれよ:03/04/17 21:59
「だって・・・」
「口答えはするな!」
今度は拳で手加減無しにぶん殴る。
「た、叩かないでお願い。 本当に秀紀君の言う事を何でも聞くから」
「しゃぶるんだ!」
「うん」

16 :真・スレッドストッパー:03/04/17 22:16
(・∀・)ノ ニヤリッ!

17 :名無し物書き@推敲中?:03/04/19 03:42
>>16
創作だったのか・・・
(×∀×)ノ チクリッ!


18 :停止しました。。。 &rlo;止停&lro;:03/04/19 03:48
真・スレッドストッパー。。。( ´,_ゝ`)プッ

19 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/19 07:01
春眠暁を覚えずとはよく言ったもので入ったばかりの大学サークル主催の
花見にも行かずに気持ちのいいふかふか蒲団のなかでうとうとし続けていたら
急に寒気を感じて窓の外に目をやると一面の銀世界。この季節に東京に積雪
だなんてそんな馬鹿なと思ってNHKをつけてみたら、『紅白歌合戦』の真っ最
中だった。どういうことだろうと思いながらも実家に電話してみたら、母親が
電話口で泣き出してしまった。そしてしばらくしてから思い直したようにして
切り出した。
「タクヤ、よく電話してくれたねえ。今はもう、大晦日なんだよ。
お前が大学に入学してから、半年以上経ってしまったというのに、お前にとっては
そうじゃないんだね。そっちでは、どんな暮らしをしているんだい?」
どういうことか要領がつかめないので、
「普通に暮らしてるけど、半年経ったって、一体どういうこと?」
と問い質してみたところ、またしばらくの沈黙の後に、母はこう告げた。
「タクヤ、お前が入学してすぐの頃に、お前の下宿先で火事があって、
お前は亡くなってしまったんだよ。今、どこにいるのかわからないのかい?」
あまりに唐突な話に、「そんな馬鹿な」と言いながら部屋の中を見回して
いるうちにテレビや勉強机や本棚といった家財道具が部屋の壁に吸い込まれ
ていくようにどんどん消えていき、そのうち壁や天井までもが見えなくなり、
深夜の積雪のうえに立ち尽くした僕の視界には次第に外の景色さえも判別でき
なくなって、最終的に何もない闇の中に放り出されてしまっていた。
手に握っていたはずの携帯電話の感覚もなく、そもそもおよそ身体の感覚と
いえるものが一切感じられなくなっていた。
「僕は、死んでいたのか」
そうつぶやいたつもりの自分の声も聞き取れないまま急に意識は途切れ、

20 :http://www2.leverage.jp/start/:03/04/19 07:12
http://www2.leverage.jp/start/

21 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/19 09:26
ごめんなさい。スレの流れを読んでませんでした。
というわけで、以下、>>15から続きます。

「どおだ、僕のバナナは美味しいだろう、美穂子?」
「はひ……ほいひいへふ」
「咥えたままじゃ何言ってるかわかんねぇよ。やっぱり美穂子はバカな女だなあ」
「……ほへんははい」
「まだ咥えてやがる。そんなに僕のバナナが気に入ったのか?」
「……ほうへふ」
「美穂子の大好物のバナナは、おやつに入らないから持ってこれなかったんだよな」
「……ほうはほ」
「僕のバナナは遠足中でも食べ放題だからな。よかったな、美穂子」

22 :名無し物書き@推敲中?:03/04/19 21:57
>>21
「ごほっ」
うっすらと瞳に涙を浮かべ、美穂子はペニスを咥えながら咳き込む。
死と隣り合わせの空間――生きているのは俺とお前だけ。


23 :真・スレッドストッパー:03/04/19 22:00
(・∀・)ノ ニヤリッ!

24 :山崎渉:03/04/20 01:32
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

25 :山崎渉 ◇yGAhoNiShK:03/04/23 17:22
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

26 :名無し物書き@推敲中?:03/04/23 22:28
>22
ぎょむり。
一体何がおきたんだ?
下を見ると、美恵子の顔がスプレーを
吹き付けられた様な血しぶきにまみれていた。
「がぁぁぁあ!」
美恵子が叫んだ。
叫んだ口から肉片が落ちた。
俺は自分のペニスが食いちぎられたんだと
気付いた。

27 :list ◆FHLyPS5192 :03/04/24 01:01
>>26
「――っ」
血が…血が……。
声にならないほどの激痛、俺は手に持っていたナイフで彼女の首を掻き切る。
悲鳴を上げるでもなく、美恵子は陰惨な笑みを浮かべて地面へと倒れた。






28 :名無し物書き@推敲中?:03/05/01 22:00
僕は脱糞した。

29 :山崎渉:03/05/22 03:04
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

30 :山崎渉:03/05/28 10:53
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

31 :白紙:03/06/28 21:26
この娘は14歳で自立する事を強いられた。幸いにも?その趣味の客には事欠かなかった。


32 :白紙:03/06/28 21:34
耳の後ろから喉にかけての縫い跡は長髪に隠された。
真夏でも長袖の服を着た。

33 :白紙:03/06/28 21:43

極力明るく、愛らしく振舞った。
実際に当時は不安定な暮らしながらも開放感を感じていた。

「遥かにマシだ」と思ったのだ。

34 :白紙:03/06/28 22:03
彼女がリードしてあげる事が多かったそうだ。
またそういう客を好んで選んだという事も在る。

いつも金払いが良く気弱な童貞クンを狙った。
この歳で男性を満足させる術を知っていた事が皮肉にも彼女の生きる術となった。

淫らな生活に自己嫌悪する余裕さえ無かった。
野生の気高さに満ちていた。

35 :山崎 渉:03/07/15 12:05

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

36 :山崎 渉:03/08/02 01:19
(^^)

37 :山崎 渉:03/08/15 13:08
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

38 :名無し物書き@推敲中?:03/09/11 21:32
はなぽ

39 :名無し物書き@推敲中?:04/01/26 23:40
まずは書き上げろ

40 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 10:47
491 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:27
>>488-490
衰退スレに粘着し荒らしてるのは美香さんだということを忘れないでください。
衰退スレの404-406が動かぬ証拠です。このスレを潰す時が来たから粘着すると言ってます。
美香さんに対するアクセス規制が必要です。
粘着は、美香さんを被害者に見せてしまう点で、結果的に美香さんと共犯関係にあります。

「ぐだぐだ抜かす」とか感情的で脅迫的な言葉をなぜここで使われるのでしょう。
なぜそんなに必死なんですか。あなたは誰ですか?


492 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:31
>>491
必死なのはあなたでしょうよ。
美香を叩いているのは粘着もあなたも同じです。
叩く前に、美香かどうかはともかくそのレスの削除依頼をしたらどうですか?
それほどの手間ではありませんよ。その手間を惜しんで嘆いてみせる態度が偽善的に
見えるのです。




41 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 10:48
493 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:37
>>492
そのレスは美香さんが自分の名前でつけたものです。
はっきりHNも出ています。
「美香かどうかはともかく」などとどうしていえるのでしょう?
あなたはきちんとご覧になったのでしょうか?
このスレが気に入らないから潰すとはっきり書いています。
粘着すると自分で言っています。
問題行為を指摘することと、「叩く」ことを意図的に混同する
あなたの態度も粘着と同じで、荒らしに加担するものです。


494 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:43

http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1074253053/404-406


495 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/08 10:46
誤解を指摘させて。
衰退スレを雑談で荒らしたのは「おさむ」と自称劇作家の「C」。
スレを読んだらわかるのでは?




42 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 10:58

496 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:53
もちろんミカのレスはわかる。しかしミカにも一因はある。
で、「C」はファルスかファロスか?


497 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:56
>>495
雑談をするのは「荒らし」とは言えません。
彼らはスレの趣旨に沿う書き込みもしています。
これに対し、悪質な「荒らし」行為をしたのは
スレ自体を潰すと宣言し、粘着すると明言したあなたです。これは明白です。
実際に以後、おさむさんやCさんではない、名無しの粘着が発生し
暴力的な言葉でスレを誹謗中傷する発言を繰り返しています。
流れ上、これがあなたである疑いはありますし、
あなたでないとしても、あなたの言葉は明らかに荒らしを勧めるものであり、
粘着と同等以上の責任があるのは明らかです。



43 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 11:32
498 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 10:59
おさむとCがスレの主旨に沿う雑談って・・・・・・・・・・・・・・・・
美香云々の前に自分の常識を疑ったほうがいいよまじで。


499 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/08 11:00
>雑談をするのは「荒らし」とは言えません。

笑うところ?


500 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:04
スレを読む限りCさんには何の問題もありません。
むしろスレの趣旨に流れを向けようと努力しています。
おさむさんはやや荒れてますがそれはありがちな脱線の範囲です。
このほかに名無しの粘着がいて、スレを誹謗中傷する
暴力的な発言を繰り返しています。その内容は美香さんの
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1074253053/404-406
の発言に沿うものであり、少なくとも美香さんは明らかに、
荒らしの勧奨・依頼をしていることになります。
しかも今なお責任を他人に転嫁しようとしている。



44 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 11:33
501 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:06
しかも>>498-499という態度には、誠実さのかけらもありません。


502 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:09
これが「荒らし」です。

330 :吾輩は名無しである :04/02/02 23:27
このスレの自分は文学を知っているって思ってるやつは
ろくなやつがいねえな。
簡単なことを小難しい単語を並べて余計に解り難くしている。
そんなことしてりゃ、真実も何も永遠にわかりゃしねえよ。

ま、そういうのがバカなやつの一般的な方法なんだろうけどね。

360 :吾輩は名無しである :04/02/03 18:42
個別作家スレで語る知識も思考力もない
でも「文学」には参加したい
そういう人が集まる雑談の場 それがこのスレッド




45 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 11:34

503 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:13
美香さんはこれらの「荒らし」と同意見だと言っています。

410 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/04 10:19
>>408
実はわたしの意見を要約すれば>>330>>360となる(w
もちろんそれらを書いたのはわたしではない。


それからhttp://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1074253053/404-406のように
スレを潰すと明言し、粘着すると言っています。
そしてこのあと名無しの粘着が発生し、口汚くスレや住人の
誹謗中傷をしつこく繰り返すわけです。

504 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:30
以下がそのコテ叩き、粘着です。
言ってることには美香さんと同じものが多く
美香さんでないとしても、充分、荒らしの教唆にあたります。
   ↓
417 418 425 428 432 433 440 441 443 445 447 448 455 461 464 465
469 474 475 478 482 483 490 497 498 501 505 516 520 523 528 529
532 541 549 552 558 561 565 566 568 570 573-575 578 583 585 586
588-593


46 :名無し物書き@推敲中?:04/02/08 11:47
505 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/08 11:32
>>504
調べてみなさい。IPでもなんでも。
ぜったいにちがうから。


506 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:39
>>505
また意図的にすり替えをしてますね。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1074253053/404-406は明らかに
あなたがHNを入れて書いていて、その後、>>504に挙げたように、
あなたの言葉を受ける形で、荒らしが進んだのだから、
あなたのこのレスは、荒らしの依頼・教唆にあたると言っているのです。



507 名前:吾輩は名無しである :04/02/08 11:43
そんなに暇でないのでもうやめます。
このあとあなたが卑劣なやりかたでごまかし通せたとしても
あなたがしていることの悪質さは決して消えません。
美香さんに対する粘着が発生すると、美香さんが被害者に見えてしまい
本質がごまかされますので、美香さんへの粘着はやめて下さい。
そして冷静に美香さんに対する処置を検討してほしいと思います。



47 :名無し物書き@推敲中?:04/03/18 13:10
荒らし糾弾終了?

48 :名無し物書き@推敲中?:04/05/08 11:00
今日はいい天気だ。
でも今の自分にはどうでもいい事だ。
外出なんてしないからな。
一日中家の中だね。
天気が変わったほうが窓の景色が変化していいとは思うけど。
季節がめぐるのもいい。
日本の引きこもりは恵まれてるね。
砂漠や北極の引きこもりは退屈だろうね。
砂漠は砂と太陽ばっかり。
北極は氷と雪ばっかり。
変化が少ないだろうね。
だが実際は部屋の外の環境なんてどうでもいいはずだ。
引きこもりにとって重要なのはインターネットだ。
インターネットでみんな同じになれる。
ぼろアパートでも城でも30階の部屋でも平等な関係を作れる。
匿名の掲示板なんて様々な住宅条件から発信されている。
部屋の外は大嵐なのに他愛の無い書き込みしていたり
窓の外は吹雪なのに暖房のきいた部屋で喉の渇きについて書き込んでいたり
美少女がネカマ呼ばわりされていたり、いろいろあるだろうね。
2ちゃんねるの書き込みは9割以上サクラだったりするかも知れない。
小説のネタはネットの向こうにたくさん転がっている。
気づかないなんてもったいない話だな。




49 :名無し物書き@推敲中?:04/05/08 15:54
ある一人の少年が部屋の中でインターネットをしていた。
ふと時計を見るともう何時間もぶっ通しでやり続けているのに気づいた。
きりのいいところで中断することにした。
腰に手を当ててストレッチをした。
飲みかけの缶コーラを手に持ち、窓辺へ移動した。
今日の海は穏やかだった。
船舶独特の円形の窓はボルトが丸見えの無骨なデザインだった。
少年はそれが嫌いではなかった。
機能一点張りな感じが頼もしく思えるのだった。


50 :名無し物書き@推敲中?:04/05/09 13:19
バッファローの大群が砂埃をあげながら疾走する。
すでに幾つもの町がこの大群によって壊滅された。
警察の武器では歯がたたなかった。
もちろん軍隊も出動した。
核以外の兵器は全て通用しなかった。
奴らは恐ろしく巨大で強力なモンスターだ。
姿形はバッファローだが、サイズはダンプカー程もあった。
それが何千頭も群れをなして大地を疾走しているのだ。


51 :test:04/05/18 15:56
いつ頃の記憶だったろう。小学校1年頃位か。
まだ護岸工事もなされていなかった家の近くの小川沿いを、のんびり歩いている。
本当に田舎の田園風景だった頃。
彼岸花が咲きほころび陽気の良い日差しの下を小川に流した笹舟と一緒にのんびりのんびり下っている。
幼なじみの女の子と、えっと誰だったろう。名前も覚えていない。
初恋の相手だったけどすぐに引っ越していったあの子。
すかんぽの茎を手折って酸っぱいねなんて言いながら仲良く手を繋いで歩いていた。
 久しぶりの北海道の風景に幼い頃の記憶が思い出され、甘酸っぱさが心を掠める。
20年近く振りになるだろうか。中学2年に父の仕事の都合で東京へ引っ越して以来の北海道。
もともと父も母も北海道の出身というわけでは無かった。今の俺と同じく仕事で住んでいたというだけだったのだろうけれど、俺にとってここが故郷なのだ。
 北海道に転勤になった俺は、別に左遷と思わなかったけれど同僚の皆は同情するよなどと言い送別会では泣く者もいた。結婚を約束した彼女も転勤が理由というわけでは無いなどと言ってはいたが、なんだかんだ理由を付けられて結局振られた。
 35歳にもなって、完全に結婚の当ても無くなった今の俺にはなぜか思い出の甘酸っぱい切なさが心地よかった。
 羊蹄山が見える。鉛色の空に雲にかすむ羊蹄山。
快晴の日よりなぜか色彩が鮮やかに浮かぶこの不機嫌な羊蹄山も好きだった。


52 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 16:36
傷心旅行めいている移動日も良いものなのかなとも思う。
少なくとも彼女の事を忘れられるし幼い頃の思い出に浸れる時間も有意義なのかなとも思う。
どこか目の前に見える羊蹄山のように傷ついた心の襞が曇天の中にくっきり現れるような気がした。


53 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 16:48


札幌事務所は、以外と小さい支店で5人だけの支店だ。
もう何年かで定年の東山所長と3歳上の先輩が人。それと現地採用の進入社員の子が一人。
事務の女の子が2人だけの小さい事務所だ。
もともと主な業務は、本社サイドが行ない、不足する現地対応と現地営業的な感じで特に忙しく殺伐とするわけでも無いとの事だった。
苫小牧支社、室蘭支社の方が忙しいとの事だったが、3歳上の先輩が家業を継ぐため会社を辞められるという事でその交代要員で俺に的が当たったのだった。



54 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 17:05
このあと、幼なじみの子と運命の出会い
判れた彼女が北海道まで復縁しにあいにくる。
で幼なじみの子と愛が生まれてしっちゃかめっちゃか。
もと彼自殺未遂。一見復縁とおもいきやどんでん返し!
彼は、会社辞めて自分見つめなおして幼なじみと結ばれる。
でも、幼なじみ子供うんで死んじゃう。
って話にしようかな・・・。と

読む気起きると思う?

55 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 17:12
>>54
どこかで見たり読んだりしたようなものが
いろいろと混ざってるだけという感じがする。

岩井俊二のラブレターという映画っぽいな。

56 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 17:30
そうでつか・・・。
ラブレターていうのは、見たこと無かったけど似たのありましたか・・・.

オリジナリティってのは難しいですね・・・。
文章力的にはどうでしょうか・・・。
良かったら批評してくだたい。お願いしまつ。

57 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 17:37
>>56
ヘタではないよ。
けどあまり本を読んでいない、まだ勉強不足という感じ。
いろんな小説をいっぱい読んで文章の書き方を勉強してください。
小説を読むことで楽しみながら、自然と文章を書く勉強になるからね。
あといろんな映画を見るのもストーリーを作る上で勉強にもなるよ。

58 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 17:38
あっと、幼なじみと思ったこが実は、自分の姉でとか言うのはどうだろう・・・。
で、恋愛とか無しで空想の中に理想の恋愛を見ているとかってのは・・・。

59 :名無し物書き@推敲中?:04/05/18 18:53
切る。切る。切れる。
痛い。
どこが?手首が。
違う。心が。
鳴ってる。携帯が。
ハッとして私は顔を上げた。
血の流れる手首を上に上げながら、私は携帯を手に取った。
進藤。またくだらないメールだし。
明日何時に行くかって?そんなこと自分で調べてよ。
私なんかを頼らないでよ。どうかと思うよ。
誰を?私を。


60 :名無し物書き@推敲中?:04/05/19 15:17
>>58
ちょっと非現実的すぎる。
ちょっとさぶい。

61 :名無し物書き@推敲中?:04/05/19 17:22
そうかな・・・。でも非現実的なドラマじゃないと読み手が・・・。

62 :名無し物書き@推敲中?:04/05/20 01:49
>>61
じゃあラノベに行けよ。

63 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 11:17
(0)
雨が降っている。
Kはベッドに腰掛けて外を見ている。
窓にぶつかった雨は、だらだらと流れて落ちていた。
テーブルの上には飲みかけのコーヒーが冷め切っている。
Kは立ち上がり、台所へ行った。
冷蔵庫を開けてみたがビールしか入っていない。
時計を見た。15:45と表示されていた。冷蔵庫を閉めた。
頭痛薬をまた2錠飲んだ。
カレンダーを見ると、今日の日付が赤い丸で囲まれていた。
Kはベッドに戻った。寝転んで、寝返りを2・3うった。
窓の外を見た。雨はますます激しくなっているようだ。

(1)
雨が降りつづく。
Kはベッドに腰掛けてそれを見ていた。
窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていく。
Kは立ち上がって窓際に行った。
下を見下ろす。近所の駅に列車が入ってきたところだった。
ぞろぞろと出てきた人並みが、駅前で傘を開いては去っていく。
たいていは真っ黒なこうもり傘なのだが、ひとつ真っ赤なものが混じっていた。
パッと開いた真っ赤な傘は、誰かを待っているのだろうか、開いたまま駅前で立ちつくした。
頭痛がする。
テーブルの上には飲みかけのコーヒーカップが冷え切っている。
その横に頭痛薬の箱があった。
Kはそこから2錠をとって台所へ行き、冷蔵庫を開けた。
ビールしか入っていない。時計を見ると15:46だった。冷蔵庫を閉めた。
コップに水をそそいで、頭痛薬を飲んだ。
カレンダーの今日の日付には、赤い丸がつけてあった。
Kはベッドに戻った。寝転んで、寝返りを2・3回うった。
窓の外を見た。雨は止む気配もなく、ますます激しくふりつづくようだった。


64 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 12:12
( 2 )

 雨が降り続く。
 大きな窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていった。
 Kはベッドから立ち上がり、窓際に行った。
 ひんやりとした分厚いガラスに手をつき、周辺のビルディングの先端を見上げた。
 雨粒はそこらあたりからやってきて、自分の居る窓の前へやってくる。
 それを追うようにして、Kは下を見た。
 ビル街の真ん中に、自分の泊まっているホテルが突っ立っていた。
 足元、14階下の最下層には駅がある。そこへ列車が入ってきたのを眺めた。
 ミニチュアの線路上を、小さなムカデが歩いているように見え、
 雨はそこへ向かって、吸い込まれるように落ちていった。
 しばらくすると駅前に人があふれた。真っ黒な傘をさしては、
 ばらばらの方向へ散っていく。それは小さな甲虫が大量に湧いたように見えた。
 その中にパッと真っ赤な傘が開いた。小さく、鮮やかに。
 真っ赤な傘は、何かを待っているのだろうか、その場にくっついたように動かなかった。
 頭痛がする。テーブルの上には空き缶が2本ころがっている。
 その横に頭痛薬の箱があった。
 Kはそこから2錠取り出して、台所へ行き、冷蔵庫を開けた。ビールしか入っていない。
 時計を見ると、15:46と表示されていた。冷蔵庫を閉め、コップに水を汲んだ。
 頭痛薬を飲み下した。
 口のわきをぬぐい、カレンダーを見ると、今日の日付に赤い丸がついていた。
 Kは目をそらし、ベッドにもどった。
 あまり乱れていない、真っ白なシーツに寝転び、2・3度ねがえりをうった。
 窓の外を見る。雨は止む気配もなく、はげしく降り続いていた。
 電話がなった。着信メロディーに慣れた耳に、
 ホテルの電話のコール音はやけに大きく聞こえ、Kはぎくりとした。
 受話器をとり「はい」と答えた。なにか御用はございませんか、と聞く声に、
 「いや、なにもないよ、ありがとう」と答えて、静かに受話器を置いた。
 
 

65 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 12:33
 (3-1)

 雨が降り続く。
 大きな窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていった。
 Kはスリッパに痩せた白い足を突っ込んで、シルクのガウンの前をかき寄せると、
 キングサイズのベッドから立ち上がり、窓際に行った。
 ひんやりとした分厚いガラスに手をつき、周辺のビルディングの先端を見上げた。
 雨粒はそこらあたりからやってきて、自分の居る窓の前へやってくる。
 それを追うようにして、Kは下を見た。
 ビル街の真ん中に、自分の泊まっているホテルが突っ立っていた。
 足元、24階下の最下層には駅がある。そこへ列車が入ってきたのを眺めた。
 細いミニチュアの線路上を、小さなムカデが歩いているように見え、
 雨はそこへ向かって、吸い込まれるように落ちていった。
 しばらくすると駅前に人があふれた。真っ黒な傘をさしては、
 ばらばらの方向へ散っていく。それは小さな甲虫が大量に湧いたように見えた。
 その中にパッと真っ赤な傘が開いた。小さく、鮮やかに。
 真っ赤な傘は、何かを待っているのだろうか、その場にくっついたように動かなかった。


66 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 12:34
(3-2)

 頭痛がする。窓際を離れた。
 テーブルの上には汚れたグラスと、空き缶が2本ころがっている。
 その横に頭痛薬の箱があった。
 Kは細い指で箱をさぐり、残っていた2錠を取り出して、キッチンへ行き、冷蔵庫を開けた。
 ミネラルウォーターが欲しかったのだが、ビールしか入っていない。
 時計を見ると、15:46と表示されていた。冷蔵庫を閉め、コップに水を汲んだ。
 頭痛薬を飲み下した。水道水の後味の悪さに顔をしかめる。
 口のわきをぬぐい、カレンダーを見ると、今日の日付に赤い丸がついていた。
 Kは目をそらし、ベッドにもどった。
 あまり乱れていない、真っ白なシーツに寝転び、2・3度ねがえりをうった。
 窓の外を見る。雨は止む気配もなく、はげしく降り続いていた。
 電話がなった。着信メロディーに慣れた耳に、
 ホテルの電話のコール音はやけに大きく聞こえ、Kはぎくりとした。
 受話器をとり「はい」と答えた。なにか御用はございませんか、と聞く声に、
 「いや、なにもないよ、ありがとう」と答えて、静かに受話器を置こうとした。
 寸前、ミネラルウォーターと頭痛薬のことを思い出したが、そのまま切った。
 そういえば2日間外出していない。 その間ベッドメイクもさせていなかった。
 死んでやいまいかと心配になったか。Kは唇をつりあげて、少し笑った。

67 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 12:49
 (4-1)

 雨が降り続く。
 大きな窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていった。
 Kはスリッパに痩せた白い足を突っ込んで、シルクのガウンの前をかき寄せると、
 キングサイズのベッドから立ち上がり、窓ぎわに行った。
 ひんやりとした分厚いガラスに手をつき、周辺のビルディングの先端を見上げた。
 雨粒はそこらあたりから自分の居る窓の前へやってくる。
 その滴の落下を追うようにして、Kは下を見た。
 ビル街の真ん中に、自分の泊まっているホテルが突っ立っていた。
 24階下の最下層には駅がある。そこへ列車が入ってくるのを眺めた。
 細いミニチュアの線路上を、カラフルなムカデが歩いてきたように見え、
 雨はその小さなムカデへ向かって、吸い込まれるように落ちていった。
 足元の死角へとムカデが消えてゆき、しばらくすると、駅前に人があふれた。
 真っ黒な傘をさしては、てんでばらばらの方向へ散っていく。
 小さな甲虫が大量に湧いたように見えた。
 その中にパッと真っ赤な傘が開いた。小さく、鮮やかに。
 真っ赤な傘は、何かを待っているのだろうか、その場から動かなかった。


68 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 13:00
 (5-1)

 雨が降り続く。
 大きな窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていった。
 Kはスリッパに痩せた白い足を突っ込んで、シルクのガウンの前をかき寄せると、
 キングサイズのベッドから立ち上がり、窓際に行った。
 ひんやりとした分厚いガラスに手をつき、周辺のビルディングの先端を見上げた。
 雨粒はそこらあたりから自分の居る窓の前へやってくる。
 その滴の落下を追うようにして、Kは下を見た。
 ビル街の真ん中に、自分の泊まっているホテルが突っ立っていた。
 24階下の最下層には駅がある。そこへ列車がやってくるのを眺めた。
 細いミニチュアの線路上を、カラフルなムカデが歩いてきたように見え、
 雨はその光景へ向かって、吸い込まれるように落ちていった。
 足元の死角へと小さなムカデが消えてゆき、しばらくすると、駅前に人があふれた。
 真っ黒な傘をさしては、てんでばらばらの方向へ散っていく。
 小さな甲虫が大量に湧いたように見えた。
 その中にパッと真っ赤な傘が開いた。小さく、鮮やかに。
 真っ赤な傘は、何故だろうか、しみついたようにその場から動かなかった。



69 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 15:11
 (2)
  壁の向こうで、言い合いの声がする。
  老人はヴァイオリンを手に取り、しばし眺め、それからあごにあてた。
  狭い部屋のなかに、か細い音色が流れ始める。
  粗末なテーブルの上には蝋燭が数本立っていて、その周りに缶詰の魚や汚れたお皿、
  空のワインボトルにグラス、古新聞が乗っている。
  それから日記帳もあり、今日の日付のところが開かれていた。
  冷たい床には、薄い毛布、わずかな着替えを詰め込んだバッグ。
  老人の奏でる曲は、そんな閑散とした部屋の中、 淡々と続いた。
  いつしか老人の心は、あのコンサートホールの舞台に飛んでいた。
  ぐるりと広い観客席から、観衆達が固唾を飲んでじっと見守り、二階のブースからは、
  VIPたちがゆったりと見下ろしている。
  老人は目を閉じて、その曲を演奏し続けた。
  そっと、部屋の壁が横に動かされた。隠し扉があったのだ。
  そこから、数人の人間が入ってきた気配がある。
  老人のヴァイオリンが、静かな旋律の中の圧倒的なある力でもって、
  その者たちを黙らせた。それは芸術性の勝利だった。
  注意深く弾きだされる一つ一つの音が、繊細なタッチで次の音へと連結されてゆき、
  そうやって創り出だされた、目には見えぬ柔らかな糸が、聴く者を捕らえたのだった。
  誰も全く動けなかった。誰も物音を立てなかった。
  老人の紡ぐ音楽だけが、静かに静かに流れていた。
  「ブラボー」曲が終わり、ある兵士は言った。言った後、はっとして口をつぐんだ。
  大佐は それを横目でちらりと見て「良いものに賛辞を送るのは恥ではない」と言い、
  「腐るほど音楽家を殺してきたが、今日ほど惜しいという気持ちが頭をもたげたことはない」
  と続けた。
  その数分後、銃声が響いた。
  大佐は日記に気付き、手に取った。そこには老人の思いが連綿と綴られていた。
  それを夢中になって読みながら、
  偉大なる音楽家と偉大なる小説家を同時に失ったことに気付き、
  大佐は涙を流したという。


70 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/28 16:00
 
 (6-1)

 雨は降り続く。
 大きな窓にぶつかった雨粒は次々にくだけて、だらだらと流れ落ちていった。
 Kは、キングサイズのベッドに腰掛け、スリッパを足の指で弄んでいる。
 しばらくそうしていたが、痩せた白い足をスリッパに突っ込むと、
 シルクのガウンの前をかき寄せ、窓際に行った。
 ひんやりとした分厚いガラスに手をつき、周辺のビルディングの先端を見上げた。
 雨粒はそこらあたりから自分の居る窓の前へやってくる。
 その滴の落下を追うようにして、Kは下を見た。
 ビル街の真ん中に、自分の泊まっているホテルが突っ立っていた。
 24階下の最下層には駅がある。そこへ列車がやってくるのを眺めた。
 細いミニチュアの線路上を、カラフルなムカデが歩いてきたように見え、
 雨はその光景へ向かって、吸い込まれるように落ちていった。
 足元の死角へと小さなムカデが消えてゆき、しばらくすると、駅前に人があふれた。
 真っ黒な傘をさしては、てんでばらばらの方向へ散っていく。
 小さな甲虫が大量に湧いたように見えた。
 その中にパッと真っ赤な傘が開いた。小さく、鮮やかに。
 真っ赤な傘は、何故だろうか、しみついたようにその場から動かなかった。

71 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/29 12:17
>>69の3-1 
  壁の向こうで、言い合いの声がする。
  老人は壁から離れ、ヴァイオリンをケースから取り出した。
  長年愛用してきたそれを、やせ細った指で愛しげに撫で、それからあごにあてた。
  弓を構える。狭い部屋のなかに、か細い音色が流れ始めた。
  その部屋には、小さな明り取りを除いて窓がない。それだけでなく、ドアも無い。
  四方を壁に囲まれている。考えてみれば奇妙な部屋だった。
  薄い毛布、わずかな着替えを詰め込んだバッグ、そんなものを置いた
  冷たい床には、古新聞が数枚散らばっている。
  ”勝利”とか”奪取”とかの文字が躍る記事の横に、戦車の写真が見える。
  粗末なテーブルの上には蝋燭が数本立っていて、その周りに魚の缶詰や、汚れたお皿、
  空のワインボトル、グラスが置かれている。
  それから日記帳もあり、開かれたページに今日の日付だけが書かれ、
  その下は空白になっていた。脇に置かれたペンの先はまだ乾いていない。
  インク瓶のふたは開けっ放しだった。  
  小箱のような部屋の中で、老人の奏でる曲は淡々と続いていた。
  楽曲が進むにつれ、それは次第に熱をおびていく。
  いつしか心は、あのコンサートホールの舞台に飛んでいた。
  ぐるりと広い一階席、暗がりの向こうから、大勢の観衆が見あげている。
  二階のブースからは、VIPたちがゆったりと見下ろしている。
  曲の抑揚にあわせ、時には安らぎの表情を浮かべ、時には悲しみに眉をひそめて、
  皆がひとつの感性に溶け合っているのを感じる。
  老人は目を閉じたまま、演奏を続けた。
  何か重いものをどかす音がした。壁の隙間から、冷たい空気が忍び込んでくる。
  隠し扉が注意深く、だが完全に暴かれ、そこから、数人の人間が入ってきた気配がある。
  そっと歩いているようだったが、軍靴の立てる音はそれでも重々しく聞こえた。


72 : ◆uJ7C4cZlGA :04/05/29 12:19
3-2 
  老人のヴァイオリンが一瞬だけ高い音を響かせた。
  聴く者を指差し、はっとさせ、その場に立ち止まらせるような音色だった。
  それから静かな旋律に戻り、その中に含まれた、ある圧倒的な力でもって、
  侵入者たちをその場に張りつけにした。
  注意深く弾きだされる一つ一つの音が、繊細なタッチで次の音へと連結されてゆき、
  そうやって創り出だされた、目には見えぬ柔らかな糸が、聴く者を捕らえたのだった。
  それは芸術性の勝利だった。誰も全く動けなかった。誰も物音を立てなかった。
  老人の紡ぐ音楽だけが、静かに静かに、流れていた。
  「ブラボー」曲が終わり、ある兵士はつぶやいた。言った後、はっとして口をつぐんだ。
  大佐は それを横目でちらりと見て「良いものに賛辞を送るのは恥ではない」と言い、
  「沢山殺してきたが、今日ほど惜しいという気持ちが頭をもたげたことはない」
  と続けた。
  隠し扉の向こうから、悲しみと絶望の声が聞こえる。
  老人をかくまっていた資産家が嘆いているのだ。彼は心からの老人のファンだった。
  銃声が響いた。
  大佐はテーブルの日記に気付き、手に取った。そこには老人の思いが連綿と綴られていた。
  夢中になって読みながら、
  偉大なる音楽家と偉大なる小説家を同時に失ったことに、大佐は涙を流した。
  だが、それを誰にも見られぬよう、彼は黒く光るエナメルの帽子を目深にかぶると、
  日記をコートのポケットに突っ込み、その隠し部屋を後にした。


73 : ◆uJ7C4cZlGA :04/06/01 14:45
(2-1)
ワープアウトには軽い衝撃があった。
「見ろ! Chon-Mageβだ!」
効率よく光を受け続ける、輝く光子パネルを並べたマストの上から、見張りの宙兵が叫ん
だ。ボトルシップ型──ガラス瓶の中の帆船模型のような宇宙船。この時代の平均的な
設計思想だ──の透明な外壁に手を押し付け、進行方向を見つめた。超新星爆発によ
って生まれた青い帯が、緩やかにカーブを描きながらとなりのブラックホールに吸い込ま
れていく様がよく見える。たしかに黄金の房をつけたちょんまげに見えなくも無い。命名は
アメリカ人だった。67年代の半ば、アメリカは何度目かの日本ブームの真っ最中だったの
だ。宇宙開発もそのノリで行われ、船の機構のそこらじゅうに日本語がつかわれている。
日系の僕がみると、多少の違和感はやはり感じる。だがむやみにニンジャだのサムライだ
の言わなかっただけ偉い。考えてみれば、日本人もえらくいい加減な英単語を技術用語に
使っていたのだから、大きいことは言えない。
 「十二単を展開しろ」というキャプテンの号令と共に、船の尾部にある遮蔽版がひらく。十二
単は影をつくり、光子パネルへの光の当たり具合を調節すると共に、それ自体が星間物質の
抵抗を受けるため、ブレーキにもなる。「光速の6%まで減速完了! ロングボート出せます」
伝声管から声が聞こえた。「ついて来い」キャプテンが僕を手招いた。惑星に降りるのだ。エア
ロックに行く。探検の装備に着替え、簡易な防疫処理を歯にほどこす。「口呼吸って苦手なんで
すよ」「贅沢を言うな。吸える空気があるだけいい星だ」そんなやり取りをしながら、鏡をのぞき、
鼻栓をつけ、二ッとわらった。おはぐろだよな、と毎度思う。商品名になっていないのが残念な
くらいだ。


74 : ◆uJ7C4cZlGA :04/06/01 14:45
(2-2)
 ロングボートを出すためにボトルシップの第一外壁が開かれた。僕とキャプテン、数人の宙兵
が乗り込む。「出せ」景気のいい射出音と共に第二外壁が開き、僕らは惑星へと降りていった。
 惑星には思ったとおりの空気があった。「いいところですね」鼻栓のために妙な声になってい
る。いやまて、違う。なんだかアヒルみたいな声だ。これは……。「ヘリウムが多いようだな」ア
ヒル声のキャプテンがいかめしい顔で言った。僕と宙兵は思わず爆笑した。アヒルの集団が笑
っているようで、笑い声がまた笑いを呼んだ。さらに歯が黒く染まっているのがよくない。笑いが
止まらない。ついにはキャプテンまでもが黒い歯をむき出してニヤニヤしはじめ、これはディズニー
映画だな、とつぶやいた。
 探索は声のこと以外、全く支障なく終わった。僕らは後続の船団に「問題なし」と通信し、岐路
についた。後続のやつらも、大笑いしたらしい。こんな旅ばっかりなら、採掘調査も楽なんだがな。


75 :名無し物書き@推敲中?:04/07/22 23:33
ぼくは今年で33さいになる。
仕事も結婚もしてない。
今のままでは幸せになれない。
そう思ったので小説を書いて賞を取ろうと思った。
あのときのことを思い出すのは苦しいけど。
ぼくも仲間もかなり傷ついた。
逆に金をもうけたり、出世したりしたヤツもいる。
不公平ないんちきな世の中だ。
だからやっぱり書かなくちゃいけないんだ。
30日戦争でぼくたちがやったこと、やられたことを書く。
戦争にいってない人間が本をだしてる。売れてるようだ。
敵の捕虜になった可愛い女の子がテレビで人気者になっている。
傷一つ受けずに済んだらしく、運がいいほうだ。
もっと可愛い子がひどい目にあって、死んだのを見た。
母国の兵隊にやられたんだ。


76 :名無し物書き@推敲中?:04/07/23 00:29
30日戦争にぼくが参加したのは残りの10日間ほどだ。
島はほぼ制圧されていたから戦闘はほとんど体験しなかった。
でも戦闘がなくても辛いことはいくらでもあった。
隊長の暴力とか、仲間のいじめとか民間人にたいする暴行へ加わるように
強制されたこととかだ。
隊長が孤児になったぼくらの国の少女に目をつけた。
敵国の少女達は無理やり娼婦にさせられていた。
隊長はそれに飽きて、保護すべき母国の少女に手を出した。
ぼくは内心うらやましく思っていた。
きれいな少女を抱けたら辛さをまぎらわすことができる。
母国の少女を娼婦でなく愛人にしようとしたらしい。
少女が暴れたので頭を壁にたたきつけたみたいだ。
動かなくなった少女を隊長が犯し、数名の兵士が順々に犯した。
もう死んでたにちがいない。
もし少女を助け出し、二人で逃げられたら、と思ったりした。
現実に出来るわけない。ぼくはそのときからマンガに興味がなくなった。

77 :名無し物書き@推敲中?:04/07/23 09:06
こうして執筆している今も各地で戦争は続く。
あの30日戦争はほんの小さなエピソードでしかない。
ぼくはあれで兵役義務を果たした。
敵の攻撃で障害者になったので、再召集もない。
毎月少しだけ金が支給される。
独りで生活するには全然足りない。
日用品を買うぐらいはできる程度だ。
多少は家族の負担はへっている。
でも自立するために出来るだけの努力はしたい。
たとえ実家でも居心地のいい場所ではないんだ。
戦争って人によってとらえかたが全然ちがう。
敵国の資源や産業をただ同然で手に入れて大もうけした会社がある。
武器商人も景気がいい。
先祖代々軍人の一族は戦争が人生そのもので、当たり前のことなのだ。
それに対するぼくたちの反戦運動は落伍者の悪あがきだ、と見下されている。
世界には戦争にかかわらない国もある。
たぶん参戦しなくてもすむような政治的からくりがあるんだと思うけど。

78 :名無し物書き@推敲中?:04/07/23 19:27
ぼくが従軍した、あの島の戦闘より大規模で悲惨な戦地はたくさんある。
メディアでも連日報道されていた。
作戦上そちらのほうが重要だし、派手な画像もたくさん撮れる。
多くの人にとって30日戦争はスポーツ観戦のハーフタイムショーでしかない。
それも数多くあるハーフタイムショーのうちの一つでしかない。
それをぼくが今ごろになって小説化することにどんな社会的意義があるのか、
考えたいと思う。
あの戦闘でギネスブック的なものはない。
ちょっといい話もない。
笑える失敗談もぼくが知る限り、ない。
このまま時間とともに消え去りそうな、ありふれた殺戮の風景だ。
半島での大爆撃、湾内での潜水艦の攻防、ロボット戦車団の圧勝などと比べると
おまけのような、ほんのついでの戦闘だった。
べつに攻める必要はなかったはずだ。
でも誰も疑問に思わず、惰性で引き金をひく。
おれたちは楽な仕事で得したなって、お互い皮肉を言っていた。
それと対称てきなのが、超大国の「完全試合」だ。
ハイテク兵器の演習をかねて、地方都市を攻略した。
建物は無傷のまま、住民のみ瞬時に(苦しめずに)殺した。
ほぼ完璧だった。デッドボール1つ以外は。
町外れの孤児院は威力が弱まり、地獄絵図だったらしい。

79 :名無し物書き@推敲中?:04/07/24 09:09
30日戦争でぼくの部隊の隊長だった人が亡くなったそうだ。
葬儀会社からメールが届いた。
ぼくはお通夜に行く気がしなかったが、親に言われて参列した。
喪主の未亡人は意外と若かった。
近くですれ違ったとき、一瞬目を疑った。
殺されたはずの少女がそこにいるのだから。
あれから10年ほど経過しているので、二十代半ばになってはいたが。
突然のことで頭が混乱してしまった。
ぼくは人の列をかきわけて、その場を後にした。
殺されたのはデマだったのか。
何らかの色事はあったにせよ、生きて母国に帰って来れたんだな。
隊長との歳の差は15歳ほどだろう。
それにしてもあの若さと可愛さで、隊長の妻になったのには裏がありそうだ。
弱みを握られていたのかな。
家に帰ってきたぼくはいろいろ考えたが納得のいく答えは出なかった。
気が散って執筆する気にもなれなくて、テレビをつけた。
ちょうどニュースの時間だった。
コーヒーを飲みながら画面を見てたら、今日二度目の驚きがあった。
あの隊長の未亡人が殺人容疑で逮捕されたんだ。
しかも未亡人と思ったのはぼくの早とちりで、実際は養女だった。
養父から長年性的虐待を受けていたらしかった。
減刑されるだろうけど殺人にかわりはない。
それなりの刑罰を受けることになる。
ぼくは島の体験を思い出していた。
旧式の兵器の敵兵を音もなく大量に殺したレーザー銃。
試作品の試射のために的にされた少年兵。
宗教寺院でストリップを強要された少女。
軍が撤退するまで24時間裸でいなければならなかった。
もちろん軍の関係者は罪に問われない。
戦場ではこんなもんだ、と誰もが思っていた。
ぼくはそんなことを考えながら、隊長の養女に強烈な欲望を感じていた。


80 :名無し物書き@推敲中?:04/07/25 02:28
隊長の養女になった女性は無実だった。
隊長は複数の女性と交際していた。
そのうちの一人の女が男と共謀して隊長を脅迫していた。
欲と欲がぶつかりあい、ついに殺人に至ったわけだ。
ともかく彼女が自由の身になってほっとした。
彼女は内心隊長を殺したかったはずだ。
他人がやってくれたのは好都合だった。
これからは心も体も財産も自由なんだから。
でもちょっと話がうますぎるか?
それともぼくの考えすぎか。
そんなわけで、ぼくの頭のなかは彼女でいっぱいだ。
会いたい気持ちが強くなった。
あの島の戦闘についての証言者を訪ね歩いていることにしてメールを送った。
何度か短いやり取りをしたら、実際に対面できる事になった。
まさかうまくいくとは思ってなかったので驚いた。
約束の時間に彼女の家を訪問した。
彼女は少女っぽい顔立ちで、スタイルも良かった。
喪服のようなモノトーンのドレスは体のラインが強調されている。
今回ぼくに会う気になったのはほんの気まぐれらしい。
最近の生活に疲れて、戦争体験が懐かしい思い出に思えたそうだ。






81 :75:04/07/26 00:35
あまり考えずに、適当に書いてみた。
かなり稚拙な内容だけど、後々役に立つこともある。
とにかく文章化しないとだめだな。
アイデアをダイレクトに小説化できるようにしたい。
自分でストーリーを考えずに、小説のセンスを発揮して書き進める。
このやり方だと創作自体を読書のように楽しめる。
どんどん書いてれば、まぐれで傑作が生まれる。
とにかく数をこなさないと、まぐれも起きない。
能書きたれてないでとにかく書く、それが一番。

82 :スーパー・マリオ・ネーション:04/07/26 14:27
僕はここ数年、映画館に行ってない。
一時期、映画大好きだったが、次第に興味がなくなった。
なのにある日なんとなく駅東口に足を運び、上映中のいくつかの映画のポスター
を眺めていた。
ファンタジー映画の続編、、、パート3?だめだ。
映画祭グランプリ受賞作、は関心ない。
ナンバー1ヒット・ホラーサスペンス、、、趣味じゃない。
人形アニメ?CGでは表現できない質感、生命感を伝統のスーパーマリオネーション
で見事に映像化、だって。
ストーリーはオーソドックスな探偵物の、オリジナルストーリーだ。
ちょっと迷ったが、これを見ることにした。

83 :名無し物書き@推敲中?:04/08/19 06:43
たった一度きりの 切ないたびに出かけた
全てが変わるその瞬間に 今

84 :名無し物書き@推敲中?:04/08/19 20:12
75みたいな雰囲気の短編、俺は好きだなぁ。
ちょっと残酷さと冷たさがあるような雰囲気。
個人的見解&個人趣味になるが、作品がエッセイっぽく感じたので、これがショートショートみたいな小説になったら、
もう一回読んでみたいぞ。


85 :名無し物書き@推敲中?:04/08/28 01:31
>>84
小学生向けだぞ

86 :名無し物書き@推敲中?:04/08/28 02:24
>>84
腐るほどあるから、パクリ丸出しだぞ?


87 :おはつ  ◆BLAnKy9YoU :05/03/05 07:57:36
「モンキーパイプ」



某所、多数の者達が二手にわかれて言い争っている。
一方は役人風。他方は業者風、若者風、ばかもの風、がいる。
議題は、麻薬、喫煙具、その中に、モンキーパイプあり。

するりとあらわれた男。若者、坊主頭。
開口一番 「なんでやんすかぁ」

ざわめきたつ群衆。

男、モンキーパイプをひょいと取り上げて、
端に座り、取り出した容れ物から茶色い草を取り出し、
モンキーパイプに詰めて、マッチで火を付けた。

ぷかーぁっ

ぽん

にんまり


あっけにとられる群衆。

それはなんだ

たばこでやんす

88 :おつぎ  ◆BLAnKy9YoU :05/03/05 07:58:38

かっかっか
男が笑う

爆笑する群衆


「では」
男が立つ
「さらば」
男が去った。

89 : :05/03/05 07:59:03
おそまつ

90 :名無し物書き@推敲中?:2005/03/22(火) 15:17:53
その声……チビ太、チビ太じゃないか!

91 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/10(日) 22:10:26
その日、わたしはひどく疲れていたし、そのうえ邪悪な睡魔に襲われパンク寸前だったので、
仕事から帰ると、着替えることもせず、万年床の汚い布団のうえに、倒れこみ、
すやすやと寝息をたて、眠り込んでしまった。ここまでは覚えているのだが、
目が覚めたときには、どういうわけか、わたしは野外にいた。

92 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/13(水) 18:33:58
学校から帰宅した上杉宏明は、リビングから聞こえてくる母の声を聞いた。


93 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/13(水) 18:34:57
暗闇。帰り道を急ぐ。

94 :名無し物書き@推敲中?:2005/04/13(水) 18:38:31
へへへ、やっと突き止めたぞ――おまえの居場所を。
染谷は電柱の陰に隠れ、女を見据えていた。
髪を染めたのだろう。黒かった髪が栗色に変わっていた。
認めないぞ。黒髪のほうが染谷の好みだった。くそっ、くそっ。



95 : ◆IGEMrmvKLI :2005/05/02(月) 14:58:36
帰宅した涼子は鞄から、レジ袋を引き出した。
ダイソーに寄ったので、白い石をつないだブレスレットを買ったのだった。
それぞれいびつな半透明の石を18個ゴムでつないでいる。着けてみたが
涼子の手首にはきつい。
「子供用なのね」と涼子は思った。「百五円だもんね」
ゴムを切って石をばらし、持っている木のビーズを、石と石の間に挿むことにした。

96 :赤貧ドロボー:2005/06/30(木) 22:53:47
扇大橋を左に曲がったところで、ぼくは何かにけっつまずいた。
何につまずいたのだろうと思って足元に視線を凝らすと、何も無かった。
あるのはただ所々剥がれているアスファルトの地面で、何も無い。
バカだ。素直にそう思う。
何も無いただのアスファルトの地面で、あし躓くなんざ愚の骨頂だ。俺は
最低の人間だ。生きる価値も無い。どうしようの無い人間だ。
そう思ってこんな単純なミスをした自分を責めた。
蒸し暑い、6月の土曜の午後の荒川土手。そんな所にぼくはいる。
暇をもてあまして外に出たまでは良かった、どうせすることもないし
池袋か新宿辺りを適当にウロウロして、時間さえ潰せればいいと思って
いた。しかしいざ行くとなると思っていた以上に人が多かったのには
驚かされた。土曜ということもあって、多少の混雑は覚悟していたつもり
だったのだが、家族連れや中高生、郊外から出てきた人も沢山居いたが、
何より僕と同じような事を考えていた人達が結構いたのだ。

97 :薄野蛍(12)のダブルデイズ。 ◆6A/VdCUOv. :2005/07/02(土) 05:35:29
私が学校で倒れて次に目を覚ました時、そこには白い清潔そうな天井があった。
ぼんやりとした意識の中で、私は「ああ…」とすぐに此処は病院なのだと悟った。
私は、気付けば病院のベッドの上に寝かされていた。

それは散々予期していたことだった。こうなることを含めて、すでにある程度の覚悟はしていたのだ。
私は――
私は、その時初めて、私の手を握ったまま、そこで寝ている少年の姿に気付いた。
椅子を近付け、ベッドにもたれるようにして眠る、その安らかな寝顔は馴染みのものだった。
まるで女の子のように綺麗な顔立ちをしたその少年の頭を、私は優しく撫でた。
柔らかな栗色の髪の感触が、なんだかとても心地良い。

98 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/15(金) 23:54:24
保守


99 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/28(木) 15:43:18
保守

100 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/31(日) 14:08:26
こいつも100だ、と

101 :名無し物書き@推敲中?:2005/07/31(日) 18:17:41
いかに生きるべきかを述べ、いかに死ぬべきかを諭し、おまえ達は最高の戦士だと褒め称えた。
予想以上にうまくいった。
ある部下は快哉を叫び、またある部下は涙をぬぐっていた。
私は嘘の演説に酔い、嘘のはずなのにいまは何物にも勝る真実のような気さえしてきた。
いつしかその嘘に己の感情は高ぶり、涙すら出てきた。
それなのに、唯一人だけ冷ややかな目の男がいた。
周囲もそれに気づいたのか声をかけるが、彼は一向に感情を見せない。
この計画はここにいる全てを感化してこその成功である。
私は壇を降りて彼に近寄ったが、それを認めると彼は鼻を鳴らして私に背を向けた。
その不敬の色に周囲は色をなすが、私はそれを手を上げて制し、『待て』と言いかけて歩みだした彼の肩を掴もうとした。
しかしそれより早く彼は振り返り、その手元がキラリと光った。
ほんの一瞬、すぐに理解できた。私の右手が宙へ跳んでいた。
回転することなく、ゆっくりと天に向かっている。
私は呆けてそれに目を奪われたが、彼も同様である。これほど見事に斬れるとは自分でも思っていなかったらしく、両の目を剥いていた。
もしかしたら威嚇に留めるつもりを間違えたのか。どちらにしろ私は斬られた。
痛みはなかった。
それなのに私の手が地面に落ちたと思ったら、次に私が見たものは青い空だった。


102 :名無し物書き@推敲中?:2005/08/09(火) 20:22:47
馬はうつくしい。
 
 レースの興奮を抑えられない観衆がざわめく中で、パドックを眺めながら男はそう独りごちた。
うつくしいけもの――ただ平原を疾走するためだけに生まれてきた野走獣よ。お前を汚すものは誰であろうと許さない。
 男は、崇拝するサラブレッドの上に跨る小男に機械的に移すと、リュックサックの中に手を差し入れる。ぐしゃぐしゃのスポーツ新聞で作られた包みを機械的に解くと、中に包まれていた真新しい万能包丁が、日曜の午後の日差しを跳ねた。
 先週、スポーツ新聞の競馬欄に小さな記事が載った。一頭の馬の死亡記事だ。地方競馬で無敗を誇った馬が、初めての中央競馬レースにて事故を起こし、再起不能となったのだ。
 男は、そのときの騎手の名を二度と忘れなかった。
誰かが捨てていった外れ馬券を踏みつけ、柵を乗り越えると周囲のざわめきが強くなった気がしたが、男にはもう聞こえていなかった。
馬と男の世界。永遠にただ走り続ける世界。孤独で崇高な世界に踏み入った異物を排除するために手にした包丁を振り上げると、一直線に邪魔な小男のもとへ走りよった。
 興奮したサラブレッドがいななき、男に向かって前脚を上げる。
が――男が覚えているのはそこまでだった。
 数日後、警察の病院で目を醒ました男は、それから以後二度と馬のことは口にしなかったという。

103 :名無し物書き@推敲中?:2005/09/07(水) 18:38:01
 暑い夏。
 クーラーで冷された部屋から外に出ると、アスファルトで加熱された空気が襲う。
 糊がきいてパリットしていたはずのスーツは、出てから10秒でしなびてしまったように感じる。断定はできない。
 確かめようにも、その時すでに眼鏡が曇っていたからだ。
 目の前が真っ白で、前が見えない。
 ついでに明日も見えないと、呟いた声が口からこぼれた。

104 :タッコング ◆spDlFejoAY :2005/09/16(金) 02:21:38
僕の高校にはサンルームと呼ばれる、生徒が交流する為の
ガラス張りの部屋がある。女の子達が、お菓子を食べたり
バンドをやっている連中が、これみよがしに練習したりする
そんな部屋だ。
僕は特に目立つ生徒ではないから、サンルームの廊下寄りの
すみっこで車の雑誌を眺めていた。

もちろん高校生だから免許も無いし、車を買う金も無い。
でも車の雑誌を見ているのは、本当に楽しかった。
『お金が出来たら』・『彼女が出来たら』・『大学に入ったら』
仮定ばかりの未来に、ダメ男の僕は希望を託していた。
・・・・希望じゃないな。現実逃避だ。

「何読んでんの?」
僕の隣のテーブルで、派手目グループの女の子同士で
お喋りをしていたHさんが、急に振り返って言った。
「車の雑誌」
愛想もへったくれもないが、僕は今まで話した事がない
女の子に声を掛けられた事にビックリしてしまって
それだけ言うのがやっとだった。
「へーえ。車好きなんだ?」
「うん・・・」
「ちょっと貸して」
僕は開いたままの雑誌をHさんに手渡した。
彼女はパラパラとページをめくり、
「これ、彼氏の車だわ」と、黒のワンボックスカーを指した。

105 :タッコング ◆spDlFejoAY :2005/09/16(金) 02:22:39
急に僕は、Hさんがそのワンボックスカーの中で
彼氏と抱き合う姿を想像してしまい、不覚にも勃ってしまった。
Hさんは化粧をしている分、他の女の子よりも
大人の雰囲気があり、その彼女が車に乗っている男と
付き合っている事、そして(前から想像はしていたのだが)
男とヤっている事に興奮してしまったのだ。

「私はねー、これかな?格好良くない?」
それは・・・・僕が欲しいと思っている車だった。
「俺もこれ欲しいんだ・・・」
「え?マジ?アハハハ、買ったら乗せてよねー」
そう言うと、彼女は雑誌を僕に返してから
くるりと背をむけ、また女の子達と話はじめた。

「どしたの?何の話?」
Hさんのテーブルの女の子達が、僕とHさんの話を
聞こうとしていた。Hさんは
「んー。車の話。雑誌持ってたからさ」
とだけ言うと、すぐに話題は僕と関係のないものになっていった。

そんな話を聞くともなく聞きながら、
僕は買おうと夢想している車に乗って、
Hさんと抱き合うシーンを思い浮かべた。
妄想の中のHさんは、ちょっと不良っぽいけど
照れながら僕にキスしてくれるような、そんな子だった。

しばらくボンヤリしていたら、授業のチャイムが鳴ったので、
僕は頭を振ってから雑誌を閉じた。

106 :名無し物書き@推敲中?:2005/10/01(土) 19:17:05
age

107 :錠剤モード ◆rE6HKFUfaI :2005/10/12(水) 15:47:16

それは、全く単純明快であり一片の疑いの余地も無い、陳腐な事件である。
調書は20ページも費やせば足りてしまうだろうが、なんとかどうにか120ページの大作?に仕上られた。
「これも一応殺人事件だからな。」
コンベヤーに乗せられた被疑者は薄っぺらな内容の供述調書と共に警察での作業をほぼ完了し次の工程である検察へと出荷されるのを待つ。

「個性とは出すのではなく出るものである。無理やりに搾り出し続ければ死をも覚悟しなければならない状況に陥るだろう。
他人と違うことがしたいのか。ならば君は他人が何をしたのかを全て把握する必要がある。とてつもなく大変な作業だと思うが」
「いいえ。まずやりたい事を仮に決め、同様のことをした人間がいるかどうかを探すだけですから実際はそんなに大変ではありません。」
「それで目標が達成できなかったらどうするんだい?」
「私は意地悪な質問とは受け取りませんよ。期待に応えられるようにがんばりますよ。」



108 :錠剤モード ◆rE6HKFUfaI :2005/10/12(水) 19:24:57
取調室は間口が6尺程、南北に長い長方形で北側に鉄格子を備えた引き違いの腰窓がある。ブラインドーを明けると赤城山が望める。なかなかの眺望である。
2016年に警察が完全民営化され様々な事が試されてきた。しかし取調室や拘置所・刑務所といった所のセキュリティーシステムはその殆どの部分をアナログ式に戻すことになった。理由は言うまでも無いがあえて言うなら”技術的な問題”である。
小指の爪ほどの大きさにまで小型化したワークステーションはユビキタス社会の到来と共に普及し、そして新たな人種を生み出した。

109 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/07(水) 23:07:36
 砂漠が広がっている。
 空の一番高いところで太陽が、自分自身の姿を溶かしてしまうほどの日差しをふりまいていた。
 砂ではなく、灼けた岩に覆われた砂漠だ。
 わずかに見える赤茶けた土は乾き、ひびわれていた。
 枯れたような低木帯がまばらに連なって、大地に縞のような模様を織りなしている。
 あまり豊かな色彩とはいえない風景が続くなかで、色鮮やかな布で飾られたテントが集まる場所があった。
 砂漠の中に作られた村である。
 乳白色の布に、赤や黄、青、緑の飾り付けが濃淡を変えて縫われた様々な大きさのテントが、井戸を中心として、やや雑ながら適度な間隔で立てられている。
 小さな村だ。
 村の端にひとつだけ、テントではなく、レンガで作られた建物があった。二階建てで、白壁に小さな窓がつけられている。屋根は平らで、そこから小さな鐘楼が突きだしている。
 この建物が村で唯一の寺院だ。入り口には扉ではなく、周りのテントと同じような布が大きく垂れ下がり、そこに、このあたりの土地で信仰されている神の印が縫い込まれていた。
 寺院の鐘が、村中に鳴り響いている。
 昼を告げる鐘の音であった。

(未推敲なので変な箇所もアルカも知れない)

これじゃ、出だしとして、くどい? はよ、物語をはじめんかいっ!って思っちゃう?

110 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/07(水) 23:31:18
ちょっとくどいかな

111 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/13(火) 18:34:26
かなりくどいかな

112 :名無し物書き@推敲中?:2005/12/14(水) 16:39:06
すごくくどいかな

113 :denden:2006/02/11(土) 16:29:34
私鉄が県境の長い鉄橋にさしかかると、ツタは子供のように座席に
膝を突いて車窓から半身を乗り出し、凸レンズ状に膨れた河面から
斜めに突き出た巨大な鉄塊が見えてくるのを待ち受け、いつも通り
黄土色の濁流の向こうに高さ百メートルほどの先端の尖った電信塔
が姿を現すと口の中で小さく歓声をあげた。鉄塔には先端から水際
まで虱のようにびっしりと小鳥がはりついていた。地下鉄の落書き
のように鮮やかな色彩だった。このあたりのペット業者が逃がした
インコが河川敷に沿って群生する灌木の中で繁殖したのだ、そうツ
タは勝手に推測していたが、なぜこれほど多くの鳥が一箇所に集結
しているのかは分からなかった。


114 :denden:2006/02/11(土) 16:31:07
列車が接近するにつれてインコは端からはばたき始め、塔の表面
が波立ち、けばだった極彩色の表皮がめくれて赤黒く錆びた鉄骨
の地肌が剥き出しになり、あたり一帯は見る角度によって緑にも
紫にも色を変える霧に覆われ、ツタは食い入るような目でそれを
見つめ、他の乗客が誰一人感動したそぶりを見せずため息ひとつ
つこうとしないのを不満に思いながら身体の向きを変えた。


115 :denden:2006/02/11(土) 16:32:40
しばらくすると小鳥が次々に車両にぶつかるくぐもった音が列車
の中に響き、それでも乗客は顔色を変えなかった。一羽はまっす
ぐこちらに向かってくると車両に激突し、ツタのいる場所から数
メートルと離れていない窓の上に赤い飛沫と小豆大の肉片が飛び
散ったが、そのすぐ前の座席に腰かけていた初老の男は背後を振
り返ろうともしなかった。ツタはすぐ外で飛び交う高周波の鳴き
声に耳を塞ぎ、降りしきる紫と緑の羽毛に軽い吐き気とめまいを
感じ、そのめまいは半島の南端の駅で降りてモノレールに乗り換
え、閉鎖したばかりのショッピングモールの駐車場跡地に見渡す
限り広がるフリーマーケットの出店の間をさまよい歩いている間
もずっと続いていて、耳奥には今くぐり抜けていたばかりの鳥の
羽音と鳴き声が染みつき、目の前には虹色の斑点が散らばってい
た。


116 :denden:2006/02/11(土) 16:39:46
ねえ。浴室に向かう僕を背後から呼びとめる声に振り返ると、ベッド
の上に両脚をこころもち開いて横たわった女の、その二つの足親指の先
に、青白い炎がともっていた。思わず僕は足をとめた。暗い部屋の中、
五センチほどの高さの紡錘形の光は丸い親指を包んで揺らぎ、揺らぎな
がら少しずつ他の指も呑みこんで行く。女は両肘を立てて上体を起こす
と、特に取り乱した様子もなく、むしろ面白がっているような調子で呟
いた。
ねえ、なんだろ、これ? 
珍しい昆虫を捕まえた子供のような声だった。

117 :denden:2006/02/11(土) 16:41:20
僕はその答えを知っていたし、本当は女も知っていたに違いない。
今時、人間が常温で発火することを、誰も異常だとは考えていな
い。いや、新聞は書きたて、週刊誌は特集を組み、ブラウン管は
床の焦げ跡を連日のように映し出すが、それだけのことだ。

118 :denden:2006/02/11(土) 21:18:20
足先を包んだ光が青白い輪となり、踝から膝へ、カタツムリの速度で這い
上っていくのを、僕と女はただ見つめていた。輪が去った後の部分はすっ
かり炭化し、青く光る飾りが縁についた黒い靴下のようだ。
熱くない? 僕は訊いた。女は青白い光に魅入られた様子で黙っていたが、
靴下の縁が膝を越えて太ももに達するのを見て、小さく咳をした。とたん
に両脚が砕けた。両脚があった場所一面にに黒い灰が広がった。女は何か
を言おうとし、さらに激しく咳きこみ、ばつの悪そうな、恥じているよう
な目で僕を見上げた。
そこから先はあっという間だった。新しい火が左右の手のひらにともり、
輪となって二本の腕を這い上っていった。女は鼻を鳴らした。笑ったのか
もしれない。話しかけようとして、二時間前に出会ったその女の、名前を
まだ訊いていないことに僕は気づいた。

119 :denden:2006/02/11(土) 21:19:50
女が自分自身の炭化した身体に左右から挟まれ、その顔が黒い扉の
向こう側に完全に覆い隠されてしまうと、後には人の形に見えない
こともない灰が残った。その灰の中に、鈍く光る小さなものが落ち
ているのを見つけた。指輪だ。拾い上げて顔に近づけ、そこに刻み
つけられた小さなアルファベットを読んだ。H・Y。たった今まで目
の前に横たわっていた、名前もわからなかった女の、頭文字なのか
もしれない。シーツの端でこすって灰を落としてから、僕はその指
輪を自分の左の薬指にはめた――初めて女と寝た夜の記念に。

120 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 23:24:29
>>113
良かった。
指輪のくだりが好き。

121 :denden:2006/02/12(日) 09:58:43
>>120
ありがとう。
116-119は書きあぐねている短編の抜粋、というか
ダイジェスト。いつ完成することやら。


122 :名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 02:09:03
>>121
早く完成版を読みたいな。待ってるよ!


123 :名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 02:15:01
ところどころ改行した方がいいなと思った部分がある。
長さもそうなんだが、音律として。
それ以外の文章力は申し分ないと思う。

124 :denden:2006/04/23(日) 12:27:59
>>122,123

ありがとうね。そう、改行って難しくて、こつがまだ
よくつかめていないんだ。
ハードディスクには、こんなふうに、書きかけのまま
放置された断片がたまっている。
こうして時々虫干ししないと、カビが生えてきそうだ。
またupするかもしれない。その時は笑って読んでや
ってください。

125 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 00:14:34
 俺にとって、あれがどんな存在であったのかということだが、今になっても、はっきりとした答えが見つか
らない。
 そして、おそらくそれは俺ばかりでなく、誰にとっても同じだ。誰もあれを友人だとか、恋人だとか、または
親子といった、そんな一定の関係性の中に閉じ込めてしまうことはできない。誰にもあれを何処かひととこ
ろに縛りつけておくことなど、許されないのだ。少なくとも俺は、先の問いに適当な答えの見つからない理由を
そう考えている。――いや、そう考えてきた。
 俺に語ることができるのは、あれに関するいくつかの記憶、俺とあの男が関わっていたわずかな時間の
断片についてだけだ。
 断片。極めて断片的な。
 しかしそれらの映像一つ一つは、細かく途切れ途切れでありながら、数十年という俺が蓄積して来た時間の
中で、現在でもひときわ鮮烈に浮かび上がっているのである。例えれば、それは汚泥に埋もれた美しい宝石の
ようでもある。ただそこにあるだけで尊いもの。

 つまりはそういうことなのだ。


126 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 00:16:54

 昭和四十六年(1971年)の八月某日。正午の日差しが容赦なく街を熱し、ゆだるような
暑さである。
 朝方降った雨の湿気を吸った空気は熱をはらんで重く膨らみ、屋外では満足に呼吸を
することもままならない。まさにそこは地獄の釜の底かとも思われた。道行く人々もみな
顔の表情が気だるげだ。しかし他方、彼らの足の方はそんな釜の底に止まることを嫌っ
てか、 一様にせかせかと動き回っており忙しない。どこまでも暑苦しいとしか言い様の
ない光景。
 陽炎に霞む雑踏の中を、刑事が二人並んで歩いていた。一人ははや頭髪にも眉にも
結構な割合で白いものが雑じる、老年に足を突っ込みかけたというような男。もう一人の方は
まだ大分若く、三十を過ぎたばかりといった顔つきで、見るからに隣の年長刑事の横に
仕えている風である。
 先ほどから二人はずっと無言で来たのだが、若い方がとうとう堪えきれなくなったらしく、
思わず愚痴を零す。

127 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 00:18:38
 「しかし、」
 こんな日に足で探すのは、さすがにつらいですねえ。そう言って、額に際限なく浮き上がる
汗の粒をハンカチで拭った。
 隣の男は何も答えなかった。
 聞こえなかったはずはあるまい……ちらと横目で見やると、老刑事はくわえ煙草に下唇を
突き出したような格好で、相変わらずつまらなさそうな表情をしていた。じっとりと前を見据える
眼の端に刻まれた深い溝がこの男の年月を感じさせる。その鷲鼻ぎみに高く張った鼻の頭
から、ちょうど汗がひとすじ流れ落ちるのが見えた。
 今はただこれから向かう場所へ歩を進めていれば良い。年若い刑事は、こんな時に無駄口を
叩いて余計な体力を使うな、と無言の内に言われたような気分になった。
 これがベテランの貫禄というものなんだろうか。若い刑事、(なまえ1)は肩を竦めて小さくため息
を吐く。

128 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 00:19:46
 (なまえ2)刑事と組むのは今回が初めてだった。(なまえ1)が警察署に入ってから六年目の
今年、地域課の交番勤務から希望していた少年捜査課に配属されて、そこで最初に任された
仕事が、間もなく退職を迎えるというこの刑事の補佐だった。
 事件に関する資料を(なまえ2)から手渡されたとき、

129 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 21:29:13
宣伝失礼します
☆★☆創作文芸板 SF祭り☆★☆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1144830650/l50#tag206

世にも奇妙な物語,もしくはSFを書いて下さい。

場所……「短編小説投稿掲示板」http://novel2ch.sakura.ne.jp/toukou/index.html l)
枚数……20枚〜50枚
日程……応募期間 7/7(金)〜7/9(日)の23:59
    感想期間 7/7(金)〜7/12(水)の21:59
各賞……読者賞・作者賞それぞれ集計し、受賞者を発表します。
備考……SF(すこしふしぎ)、SF(Science Fiction)の解釈は各々の判断に委ねるものとします。複数投稿可。再投稿不可。

七夕と重なりますが,奮って御参加下さい

130 :名無し物書き@推敲中?:2006/07/21(金) 11:38:18
空に聳える鉄の城
スフパアロボツト マヂングハゼツト
無敵の力は僕等の為に
正義の心をパイルダハオン
飛ばせ鉄拳 ロケツトパンチ
今だ出すんだ ブレストフアイア
マヂングハウ マヂングハウ
マヂングハゼツト



131 :名無し物書き@推敲中?:2006/07/21(金) 19:21:33
ある町をさまよっていた僕。(ryってなんですか。外国がわからないのだ。近くの人に尋ねた。
教えて君うぜえ、巣に帰れ。半年ロムって炉。厨房。死ねじゃなくて死ね。
なんてこわいところだ。この町は僕にあってなかったんだ。僕の居場所、居場所を探さないと。
僕の世界に帰る方法がわからないんだ。この世界になれないと・・。さ迷い歩きつかれきって寝てしまう。
僕はあちこちの村をさまよった。都市かしたところなら、ばれないだろうと
こっそり紛れ込むが、
お前、〜にいたや津だろ。マルチ乙。
こわい。ばれてる。過疎化した村ならいいと思いこっそり入る。様子を伺い
さりげなく、会話に入る。
保守・・
ゴラァあげんなボケ。
こわい。ここの村人も強暴だ。さまざまな情報が飛び交うのを聞いていると、この国のあちこちの村で、
ソウカとザイニチという敵が侵入しているので、みんなでスパイ狩りをしているようだ。僕も間違われたのか。違う違います。
そうだ、南のほうにある歓楽街に行ってみよう。なんだか優しい人がいそうだ。
その村はくれーくれー、アップしてくれーという亡者の巣だった。魔術師のような人々が外国語の呪文を唱えている。
フラフラと、アルファベットで書かれたその呪文に触れてみた。うぉおおおお。
ここはどこだ。変なところに飛ばされたぞ。なんだ黒い画面が・・おおエロイ世界ダ。エロイセカイダ。
歓楽街に戻る。僕は亡者となっていた。クレークレー。
おまいらにいいものをやろう。これでどうだぁ。あぁ魔術師様ありがとうごxざいます。僕を飛ばしてください。ああ。
そしてギャー。なんだこれは。世界が世界が教われr。クラッシュしていく。世界の終わりだぁ。
「おお、現実に戻れた。なんて僕はばかだったんだろう。」
あれから5年たった。もう2度とあの奇妙な国には入り込めない。大人になったということだろうか。


132 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/07(木) 15:21:08
僕の前にピストルがあります。ピストルは発射されるものだそうです。
ピストルを拾う。
親父が僕の部屋を覗いた。親父は対立するものです。出てけよ親父。お前というヤツは
うるせー。ピストルを構えます。親父は逃げた。
親父に代わって母親が来た。あんたおとうさんになんてことを。母はやさしい。小さいころのおにぎりの思い出。
思い出しながら引き金を引く。母は死ぬものだからだ。母は死んだ。母さんごめん。なにもできなくて。
僕は久しぶりに学校へ行く。学校は久しぶりに行くものだからだ。
あら、元気してた。憧れの先輩が声をかけてくれた。憧れの先輩はレイプするものだ。制服は脱がすものだ。
でも、まだしない。レイプはじらすものだから。
あのー。小柄な少女が僕ににじり寄る。そばには蜜網のめがねっこ。これ食べて。弁当を渡される。僕は弁当を投げ飛ばした。少女は泣く。
めがねはいかる。クラス中が怒る。僕の味方は後輩だけだ。「先輩、まずいっすよ」うむ。僕はこぼれた弁当をじゃりじゃり食べてやる。少女は微笑む。
次の日。少女と待ち合わせ。ザッス。後輩が現れた。要領のいい後輩。少女はきませんよ。俺が食っちゃいました。
後輩は裏切るものだ。殺してやろうと追いかけると、コンビニの前に若者がいる。後輩はそこに逃げ込む。若者はコンビニにいるものだし。僕は泣き面にはちになるものだ。
さんざん不良どもになぐられた。傷心したら土手に行くものだ。土手では野球をやっている。もちろん夕暮れだ。鉄橋には会社帰りの人を乗せた列車がみえる。
少女の自宅へいく。家の下から彼女の部屋を覗く。カーテンは閉まっている。
そこへあこがれの先輩がやってくる。聞いたわよ。公園へ誘う。ここでレイプ。
家には帰れない。僕は殺人とレイプを犯している。レイプされた先輩はぼくについてくる。
二人であてども泣くさまよう。偉ぶっているヤツはガツンとやればいうことを聞くものだ。
雨が降ってくれば駅前の喫茶店に入ってコーヒーいっぱいで夜中まで粘るもの。
二人でもう一度少女の家に行く。でも会えない。先輩に帰れという。「いやよ。ついていく」
そうだとも。二人はさまよう。でも殺人者は警察に捕まるものだ。僕は自主をした。
違うな。

133 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/07(木) 15:50:51
悪いやつは捕まるものだ。後輩はつかまる。当然。
少女は後輩の一回で妊娠。子供は僕が育てる当然。憧れの先輩はとことんひどい目にあう。
これ属性。風俗だな。きれいで優しい先輩は汚れていく。がんばっても報われない。
僕を愛しても蹴飛ばされる。僕は汚いものを見るように先輩を見る。それでも尽くすでもやはり報われない。常識。
先輩にいい人が現れる。でも先輩はその人を選ばない。僕を選ぶ。でも僕は蹴っ飛ばす。かわいそうだね。
少女と僕は幸せに暮らそうと努力する。あやふやな関係。おびえる少女。子供は大きくなる。事件に巻き込まれるものだ。
親父との対立はここで解かれるものだ。
何が言いたいのか。浅はかな考えは失敗するものだ。後輩は出所してくる。パワーアップした悪者は仲間を連れて襲ってくるもの。
僕の小さくまとめた生活は崩壊する。読者よりがんばってないヤツは、勘違いやろうとして嫌われるもの。
少女は目の前で子供を殺され、自身もレイプされる。僕はそれを見ているだけ。縛られて見えているだけ。これ属性。
少女は自殺する。もう必要ないし。僕はまた一人に戻る。
これが僕。行きて帰りし物語。
違うな。

134 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/15(金) 23:29:09
みなさまのお力添えで犯罪人残飯を叩き潰すことができました
それでは 第二次ごはん戦争 の勝利を祝ってみなさん、ご唱和ください

          ケッ、ざまぁ見やがれ! 残飯!!

 
あれ、もう解散なの?     中傷スレッド 作家でごはん 被害者友の会、二次会行くぞ〜!
                 やっぱり残飯はクソだね
       愉快愉快
いやハイさん                    この調子で何年も続くと面白いね

ありがとう     おめでとう     でも良かったよかった
    おいおい、ハイさんの都合も考えないと
残飯の泣き顔が見られないのが残念だね
     わーっはっはっはっはっは……

135 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/16(土) 15:37:52
やめろー僕は叫んだ。 その頃明は
夜明け前のコーヒーをすすりに神戸に来ていた。
しかしコーヒー大を忘れた。店の親父に捕まった。
「300円くらいけちけちスンナ」
「同じことが、この人を前に言えるかな」
彼の前に建っていたのは、
拳銃を突きつけられた恋人のカンナだった。
「ダレだよお前」
「私よカンナよ。覚えているでしょ」
「そういえば」
「そう五日前のあの日」
明は思い出していた。5日前そういえば、トラックが突っ込んできて
それから、たしか、
「俺はトラックだった。俺はトラックだと」
「追いあんた、今どこにいるかわかっているのか」
「神戸じゃないか」
「かんべだよ。かんべ」
明が周りを見ると、喫茶店はカンベに囲まれていた。
「ところでかんべってなに」明は聞いた。
「それより私の話は」カンナは怒っていた
「かんべとは」
「私の話は。トラックがつっこんdね来て、あなたは私を救ってくれて」
「だまってろ。それによく見ろ、お前は猫じゃないか」
「え、私は猫? そんな馬鹿ニャー」

136 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/16(土) 19:09:05
「そんなわけないでしょ」カンナは明をこづいた。
明は頭部から血を噴出して倒れこんだ。
「なに、わたしなんかした」カンナはテンパっている。
夜明けコーヒーのマスターがカンナの腕をちらりと見て驚愕の表情を浮かべた。
「おい、あんた」カンナの腕を指差す。カンナは恐る恐る自分の腕を見た。
その腕は、なんと

3ヵ月後
僕はアルバイトをしていた。

そのころ、カンナは、

僕はアルバイト先で、とんでもないものを見てしまった。そのとんでもないものとは

その頃かんなは、

僕がみたその恐ろしいものとは…。

「私の話は」カンナは怒っていた。「…う? 大丈夫だ。じゃまされない。よし、私の話を聞いて」
「実は」、「あの時私は見たのよ、私の腕が」カンナはじゃまされないように言葉ときりながら様子を伺った。
大丈夫だ、さあ今のうちにと息を吸い込んだ。そのとき

僕が見たその恐ろしいものの話を聞きたいって。任せてよ。僕はアルバイト先へ来た探偵の松永氏に
そのとき・・・

137 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/04(水) 19:26:01
明日香は就職するまで、コンビニでバイトをしてました。そしてその
頃の明日香は、とにかく、よくモテたようでした。なんと常に4〜5
人の男性に交際を申し込まれていたそうです。私は少し心配でした
が、心から明日香を信用していたし、それに自分の恋人がモテるのも
悪い気はしませんでしたから、その件では特に何も言いませんでし
た。しかし明日香はそんな私が不満だったようで、「全然ヤキモチ焼
いてくれないのは、私を愛していないからでしょう?」なんて、カラ
んでくるのでした。オンナって、ホント難しい生き物ですよね。

ある夜、明日香がバイトを終える時間を計って家に電話を入れたのですが、
出ませんでした。翌日、どうしたのかと思って再度、電話を入れたら、
「交際してくれっていう男の人が、車で家に送ってくれるって言うから
送ってもらったの。そのついでにドライブに付き合わされたので、
帰宅が遅くなってしまったの。ごめんね」
と、気軽に言うのです。さすがの私も本気で怒った記憶があります。
「俺の気持ちを知りながら、知らない男の車に乗るとはどういうこ
となんだ!」という筋の通った怒りでした。が、しつこく怒ってい
るうちに、今度は明日香のほうが逆ギレしてしまいました。で、「そ
んなに言うなら自分で迎えに来い。だいいち、雄太の存在が薄いから、
私がいろんな男の人に声を掛けられるんじゃないのよ!」と言うの
ですからね。呆れて物が言えませんでした。が、結局はこの喧嘩も
私が負けて、いつもの降伏の印でもある「ア・イ・シ・テ・ル」サ
インを送ったのは私のほうでした。

138 :名無し物書き@推敲中?:2006/12/22(金) 13:23:26
それから二か月、明日香からメールが来ない。

139 :名無し物書き@推敲中?:2007/01/30(火) 12:49:52
>>138
「ア・イ・シ・テ・ル」、私はもう一度メールを送った。すると

140 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/08(木) 16:04:32
中川浩二は、取って置きの場所に彼女を招待していた。夜景がきれいな公園で、有名どころじゃないので、彼にとっては大変重宝するスポットだった。
今日のお相手は彼がよくいくコンビにのバイトの女の子だった。少し変わった子だったが、今日を境に自分が調教してやると意気込んでいた。

夜景を見ている彼女の肩にそっと手を回そうとした中川は突然鳴り出した着信音に肝を冷やしてしりもちをついてしまった。
落ち着きを取り戻すと、あたりがやけに静まっていることに違和感を覚えた。見上げると
彼女は携帯を取り出し、モニターを見つめている。暗闇に青白く浮かび上がる彼女の顔はドラマの中の幽鬼のようだった。
何の気のせいさ。
ズボンの汚れを払い、立ち上がり、何気ない不利をして携帯画面を覗き込む。
アイシテル。そう打ち込まれたメールが届いていた。
「誰、この人」
中川は平静を装って、聞いた。
「私の彼。雄太っていうの。でももう死んでるの」
「ははは。霊界からのメッセージってやつだね。ははは。な、わけねーだろ」
中川は、少女の脳天に軽くチョップを入れた。
「…」
「…どーでもいいですよ。なんちって。ははは。…ふーん。死んだ彼からのメールか。でも僕はしにましょーん。愛しているといってくれ。同情するなら金をくれ。ははは」

気づくと、中川は建設中のマンションの骨組みを作っているクレーンにつるされていた。
「なるほど、中側が工事中だ。ははは、中川工事」

吊り下げられた人影は地面からはただの黒い塊に見えた。明日香は、右手を前に突き出し、親指をぐるりと下に向けた。
「オチよ」



141 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/11(日) 12:33:09
 山県有朋は、久しぶりの連休なので夜更かしをしていた。明け方近くのサイレンが鳴り響いたので、
見ていたビデオを一時停止して、窓から外をのぞいた。
暗闇を横切る赤色等と制服警官が見えるが事情はつかめなかった。恐る恐る、家の玄関を開けると、
ドアが何かにぶつかった。
 顔をのぞかせると、少女が、座り込んでいた。山形は数秒間が身動きができなかったが、
これは、ばかげた物語の始まりだと、冷静に思えたとき、ようやく体が動いた。
とにかく少女を追い払おう。山形はドアから体を出し、後ろででドアをしめた。
そのとき、携帯の着信音が響き渡る。パニックになった山形は庭にすっころんだ。顔を上げる山形。
少女が食い入るように画面を見ている。その青白い顔は、ドラマの中の幽鬼のようだった。
出ていけよ。私、ある男に付きまとわれているんです。
画面から顔そらし、山形を数秒見つめると、山形には脈絡のない行動としか思えない動きを少女はした。
――少女は抱きついてきた。
 
ドアをしめて、鍵をかけた。警官なんかいなかったことにしてその後のこともなかったことにして、
幸い、暗がりでビデオを見ていたし、光の漏れないようにしてあったし。まさか、寝ている住民をたたき
起こすまではしないだろう、日本の警察は…。ドアがたたかれた。驚く山形。
のぞき穴から見ると、先ほどの少女がこっち見ている。
警察を呼ぶぞ。山形は低い声で、言った。ドアがまたたたかれた。
山形はズボンのポケットから、携帯電話を取り出し、警察へ通報しようとした。
くそ、あの子、外の事件と絶対つながりある。本当は電話なんかいやなんだよ。俺も関係者かよ。

着信音が響き渡る。メールだ。アイシテル。なんだこれは。これは俺の形態じゃない。
俺の携帯は。ドアがたたかれる。もう一度のぞき窓から見ると少女が俺の携帯を
持っている。くそ、さっきドアを開けたときに摩り替えたのか。そんなことができるのか。

142 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/12(月) 01:50:07
 突然頭のスイッチが現実と悪夢を入れ替えてしまったようだ。
記憶が産卵してどこから手をつけていいのかわからなくなった。
なんだか面倒くさくなった。
 ドアを開けて携帯をとりかえそう。それだけ決めると、鍵を開けた。
鍵を開けた瞬間に、リビングのほうからけたたましい銃撃音が流れ始めた。
なんだかわからないうちにしりもちをつき、あわててリビングへ向かった。
一時停止していたビデオが動き始めたらしい。
リビングに戻ると暗闇の中でビデオ画面が浮かび上がっていた。
画面を見ると、小太りの少年が移っている。
ぎくりとした。明日香愛しているとその少年は画面越しに語りかけている。
山形はビデオのスイッチを探した。ボリュームを下げなくては。
しかしボリュームは上がっていった。なぜだ。



143 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/12(月) 12:02:34
人の気配がして、振り向くと先ほどの少女がすぐそばでリモコンを握って操作していた
山形はリモコンを奪い取り、スイッチを押した。ようやくテレビは沈黙した。
彼は雄太っていいます。影が薄いので私が男の人と一緒にいる状況を作らないと、
出てきてくれないんです。いつもや気持ちを焼かせるの苦労します。
なにをいっているんだ。
なんだかこわいよ。ビデオももう見たくない。巻き戻そう。恐怖が思考を停止し、
焦りが思考を先送り、時を超え、明日のビデオ返却日の支度をする行為を選択したよであった。
腕を目の前に上げてスイッチを押す。痛みが走った。気づくと山形は自分の親指を人差し指におしつけていた。
なにをやっているんだ。親指のつめが人差し指の肉に食い込んで血がにじんでいる。リモコンはどこにおいた。
すいっちをいれたいんですか。
少女は手に持ったリモコンのスイッチを入れた。網膜が瞬間的にクラッシュし、記憶と現実の境をさまよった。
落ち着いてくると、先ほどのシーンをもう一度見る羽目になった。小太りの少年が愛しているといっている。
アイシテルアイシテル明日香アイシテルアイシテル愛死tel
再び着信音が。どこだどこでなっているんだ。

144 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/12(月) 12:08:43
 ポケットだった。ポケットにすっと腕が伸びた。
少女が山形のポケットから携帯を取り出した。
返してもらうね。
少女はモニターを凝視し始めた。その顔は青白くまるでドラマの中の幽鬼のようであった。
部屋の中には青白く浮かび上がる小太りの少年と、少女がいた。
山形の顔もきっと青かったのだろうが、暗闇に溶け込み、彼の青白い主張は、脇役でしかなかった。
脇役ですらない。彼はこの茶番の観客となりはてた。この意味不明な行為の。
男女は会話をしていた。男はテレビ画面を通じて、女は携帯電話で。
山形はなんとか、この状況を打開する武器となる質問を、剣先鋭い質問を考え付こうとして、さらに固まっていた。
ようやく搾り出した質問は。

お前が明日香だな。
だった。
そうですよ。だからなんだよ、おっさん。
殺意が芽生えた山形は少女の殴り倒した。
つつぬけなんだよ、おっさん。僕はモニターからあんたのしたことをみているんだ。
あんたのしたことをみているんだ。あんたのしたことをみているんだ。
あんたはしてはいけないことをしてしまった。

 翌朝警察が工事現場での殺人事件を調査に山形の家をおと連れ他時には、家の中は空っぽであった。
リビングには一本のビデオが残されていたのだが、警察は興味を示さなかった。

145 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/25(日) 03:29:55
そのころ次元のハザマからなぞの怪人が姿を現した。そいつは未来人なんだ。
そのころ、僕は、病院にやってきていた。彼女が白血病だった。彼女はオーストラリアに行きたいといっていた。
僕は何もできない自分が腹立たしかった。変われるものなら変わってやりたかった。
そのころ、進化の神が目覚めていた。しかし、寝ぼけていたため、ゴキブリに取り付いてしまった。
そして、ゴキブリほいほいに捕らえられてしまった。僕は進化の神を助けてやった。
神は、ありがトーといって去っていった。
そのころ、彼女の容態が急変した。僕は病院に駆けつけた。
そのころ、進化の神と未来人が対決を始めた。しかし、進化の神はゴキブリなので弱かった。
進化進化進化。進化の神は進化したがやはりゴキブリだった。進化の神は戦いに敗れ、病院にやってきた。
ゴキブリと僕の意見が一致した。彼女のがんを利用して、彼女を助けるのだ。
しかし、人間ではなくなるだろう。仕方がない。こうして、ガンガールが誕生した。
ガンガールは、ガンを利用して一瞬で進化することができる。ガンガールはオーストラリアで
カンガールと戯れて幸せになった。しかし、進化の神は彼女を利用して、未来人と戦わせようとしていたのだ。



146 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/25(日) 16:28:55
実は、進化の神は、両性具有人間を作ろうとしていたのだ。それは成功した。
彼女は、ひとりでに増殖していった。
ガンガールたちは女性を取り込み始め、世界には女性がいなくなってしまった。
それから、200年が経過した。生き残った男性は、確保した女性となんとか、子孫をつくり、
細々と、暮らしていた。しかし、最後の女性が死に絶えた。ガーン。
未来人はタイムマシンで過去にやってきたのだ。


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