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新聞】今日読んだ一行を写して小説するスレ【書籍

1 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 12:51:44
「日記」が我々に示すように、カフカは作家であることしか望まなかった。

2 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 12:55:02
だからこそ彼は劇中、ロボットをバリケードにのぼらせ、世界に向かって叫ばせた。

3 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 12:57:33
「たったいま50クローネ入った11日付けのお手紙、受け取りました」

4 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 12:59:20
ひどい時代だった。

5 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 14:11:48
とマダム・マニは指摘しているが、これは知性の洗練のためでなく既成概念に対する一種、先天的な無関心のためである。

6 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 14:12:56
★開栓まえによく振ってください。

7 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 15:29:49
いよいよ旅に出発する日の朝。

8 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 15:33:13
ブライドは服部半蔵から希代の名刀と極意を伝授されると、一路東京へ。

9 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 15:35:39
復讐は神が与えた私の運命。すべてをぶった斬る。

10 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 15:38:01
だけど僕がいないあいだ忘れないで、毎日おさらにミルクをいれて階段の上にだしておいてよ。秘密だからその訳はいわないけどさ。

11 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 15:41:41
”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。

12 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 19:41:44
首都は激しく揺れていた。会館の所属をめぐって流血沙汰があったばかりだ。旧市街の広場からデモの行列がやってくる。

13 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 19:45:54
小道を抜けてカフカは言った。旗と楽隊で始まったこの新式の宗教戦争も、略奪と流血に終るだろう。

14 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 19:48:15
「そこでは残忍な怪獣が産まれては、探訪記者の向けるカメラに向かって親しげに微笑みかける」

15 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 20:48:46
さあ、どうだか……

16 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 08:18:36
これだけ言うと彼女は口をつぐんだが、その目に溢れんばかりの涙はその場にいあわせた者の涙を誘った。

17 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 08:25:00
「芸術の最盛期はわたしたちにとって過去のものになったといわなくちゃ」

18 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 09:08:06
「例の駅でしたのと同じキスをおくる。君は気に入らなかったようだけど……(今日の僕は素直じゃないね)」

19 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 09:11:59
手紙を受取った女達は、この人物の逡巡に手をやきながらも相手が去るまでは自分の方からは去らなかった。

20 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 12:01:09
どうしてなの?

21 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 12:03:05
「効果のためじゃ。運命の響きじゃ。お分かりか。幕があがる」

22 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 11:27:32
不誠実な編集者の登場。

23 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 11:31:06
承服しがたい作者からの手紙「小説はお渡し出来きない……

24 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 11:35:28
なぜ今さら思いおこそうとする必要がある?技術的にも失敗した作品の欠片をぼくが破棄しようとするのは、完成への期待を未然に防ぐためだ。

25 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 11:37:28
この夢想された全体なるものは控訴院にも似ており、ぼくが困難に陥ったとき胸を叩き救いを求めることが出来る。しかし、

26 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 11:42:32
それがまったくの無駄であることをぼくは充分に知っている」

27 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:38:31
編集者は笑いころげ、ムシャムシャとその手紙を食べた。

28 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:42:40
作者の素朴な希いは慎ましく消えていくことだったろう。けれど皮肉にもこの慎みが彼のテキストを一般読者に手渡し、彼に栄光を与えたのである。

29 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:44:51
「最新式のシュレッダーを賭けてもよいが、それも喩えだね」

30 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:46:25
「なんで逆らうだろう。喩えどおりにすればいい。そうすれば自分も喩えになる」

31 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 00:28:46
彼は窓から眺めていた。

32 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 00:32:24
ときどき自分に耳を傾けると、自分自身の中に子猫の鳴き声のようなものを聞き分けた。しかし要するにいつでもそうなのだ。

33 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 11:21:58
カフカは言う。「環境がぼくのただ一つの願い、唯一の天職である文学に逆らうので、ぼくには耐えられない」

34 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 11:32:23
証明されたものなど何ひとつないと思っている人間が、ある種の信頼をもってある語を眺めたり、驚異を感じなかったのは不思議なことだ。

35 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 11:35:35
「文学に関係ないすべてのものをぼくは憎む。なんらかの方法で役立てることの出来るすべての機会は、すべて文学の領域内にある」

36 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 11:38:09
我々はカフカによって、文学というものを一べつする機会を与えられたかのような印象をしばしば抱く。とはいうものの、

37 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 13:01:05
「変身」の初版本のカバーには、ガウンで顔を覆いドアから出て来る男の絵がある。

38 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 15:15:44
読む者の解釈によって変わる物語の中に没入し、生きることの不可能のすぐそばまで彼は近づくが、とどのつまりどうなったのか。

39 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 15:17:44
まさしく生き続ける。彼は自分の不幸から逃れようとさえせずに、寝台の下に最期の努力と希望をもちこむ。

40 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 15:20:53
「ぼくは疲労に屈しない。自分の顔を傷つけなければならぬとしても、小説の中では思いきり跳びはねるだろう」

41 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 15:22:04
しかし要するに、これもイメージに過ぎない。

42 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 17:34:56
「やれやれ、この世は日ごとに縮んでいく」とネズミが言った。

43 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 17:51:47
これを、これからパクリと食いつこうと考える猫がひきとった。「方向をかえな」

44 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 21:05:55
では月夜。狭い通りを、遠くに見えたいた男がまっしぐらに走ってくるとしよう。

45 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 21:12:03
夜のもっとも静かな時刻に自分自身の影に追いかけられるようにして、書くことを止めたら死ぬ、と叫んでいる。

46 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 21:13:46
われわれとしては、とどめたりしない。走り過ぎるにまかせるだろう。

47 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 21:17:03
こちらが巻き添えをくいかけないのだから。もしかしたら相手は夢遊病者で武器を持っているかもしれないのだから。

48 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 11:32:14
父親の工場を引き継ぎ二週間も書かなかったとき、彼は自殺を考えた。

49 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 11:36:01
彼の日記の大部分が、その日記に数語でも記すという結果に到達するための、日々の闘争を中心して回り始める。

50 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 11:37:50
こうした執着は大変に涙ぐましいものだが、それほど希有なものでもない。

51 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 11:58:36
「ぼくが書いているときには、いつもとは違い、大胆で、赤裸々で、強力で、不意打ちだ」

52 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 12:01:47
しかし、なぜ書くのか。重要な作品ではなく、ほとんど無意味なことばをなぜ書くのか。

53 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 12:50:31
「それはぼくの中にひとりのドラキュラがいるからさ。手紙の数だけの蝙蝠をぼくは飛ばのだ!」

54 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 20:30:19
カフカは文字の増殖機械と化すことへのパラノイア 的な欲望さえ隠くさない。

55 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 20:35:20
「君がぼくにとってどんな意味をもっているかを君に分からせたい。どうか大きな距離をおいて、ぼくを甘受してください」

56 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 20:57:38
恋を恋文に代置しようとする彼が恐れるのは家族という十字架と、夫婦生活というニンニクだけである。

57 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:35:02
「そんなにぼくを苦しめないでください。あなたは今日の土曜日も(手紙なしで!)わたしを放っておきました」

58 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:37:04
「あなたはもうぼくに手紙を書いてはいけません。ぼくもあなたにもう書かないでしょう」

59 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:41:07
「あなたはひどく煩わしい恋人を持っている。二日間あなたから手紙が来ないと言葉だけにせよ、盲滅法に打ってかかり、そのときあなたが辛い思いをしていることが分からない」

60 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:43:22
「ぼくの手紙が邪魔にならないだろうか。ぼくは邪魔をしているにちがいないし、それ以外には考えられない」

61 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:46:12
「では、これで終わりなんですね」

62 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 21:48:40
女が受け取った数にほぼ等しい手紙が、カフカのもとにも届いたはずだが、それは一通も残っていない。

63 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 23:25:15
カフカは一切のものを処分した。手紙の途絶という文字通りの破局。ただし言語的な。

64 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 23:27:32
「ご存知ですね。いかにぼくが手紙を憎んでいるか。ぼくの人生のすべての不幸は──べつに訴えているのではなく、確認するだけなのですが──

65 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 23:29:58
いわば手紙のせいでおこりました。欺いたのは手紙でした。それも受け取った手紙ではなく、この手が書いた手紙がそれをしました」

66 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 10:27:01
川が見える。橋が見える。対岸の丘がうっすらと緑をおびている。

67 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 10:47:04
「戦争が終ったら、五時半にウ・カリハで!」

68 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 10:53:43
たとえ破局が完璧であっても僅かな余白はいつも残されるので、それが希望を示すのか、永遠に遠ざけているのか、我々にはさっぱり分からない。

69 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 13:10:00
このとき橋の上には文字通り気違いじみた馬車の往来があった。

70 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 13:15:18
なんにしても「女性なしには書くことはできないし、女性と一緒では書くことはできない」

71 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 13:20:22
と書く彼の思考は一律に有効な法則とは無関係であるが、彼自身の生活の単なる記号という訳でもない。

72 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 20:51:26
「彼女自身を物語に巻き込み、素晴らしく長い手紙を奪い取ること。そうだ。読者こそが本当の主人公になるべきだ」

73 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 20:55:49
「ぼくは小説を支配するつもりはないし、作品に制圧されたりもしない」

74 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 20:59:27
本性がそうしむけるんだって?けっこうな本性ですな。でも、あなたもそうしなければならないんです。

75 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 21:00:44
「それが友情ってもんですか?」

76 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 21:01:43
さぁ、知らないね。

77 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 11:29:13
カフカは前衛的な表現主義運動の時代に生きていた。

78 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 11:32:52
「ぼくに欠けているのは。そう、訓練だ。三ヶ月の間、ぼくは夢中になって勉強したい。今日はこんなことを知った」

79 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 11:45:11
カフカは文学に対し多くを要求し、得るところがあった。そして人は書き始めたときから、よく書かずにはいられないのだ、とも考える。

80 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 11:46:22
「ぼくのことは、まったく信用してもらってけっこうですよ」

81 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 11:51:14
「幽霊が飼えるという話は、本当です」

82 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:26:55
あっそ。だけど、そもそも文学などいうものをこっちは信じない、言ったらどうです?

83 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:29:35
そうすれば、じつに簡単な話、文学に出合っても、もう怖くなんかない。

84 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:34:24
「そうですね、けれど重要なのは文学が出現する原因に対する恐怖です。この恐怖は去りません。じつは、そうした恐怖を物凄く沢山ぼくは持っているのです」

85 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:37:14
あらまぁ、ならいっそ。直接、文学に尋ねてみてはどうです?その原因とやらについて。

86 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:44:16
ブロッホも「探偵小説の哲学的考祭」の中で述べている。「…したがって探偵小説の本来的の読者は作中の人物や語り手への感情移入に依存するのではなく、

87 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:45:33
出来事のディテールとプロセスを自分の眼で確かめ、綜合するような姿勢の持主なのだ」

88 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 13:28:25
「やれやれ。文学からは何ひとつハッキリしたことは聞き出せたりしませんよ。文学は自分の実在について、われわれ以上に疑っているようなのです」

89 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 13:42:34
けれどカフカが疑うのは自分の書く能力であって、書くことの可能性ないし文学の価値ではない。

90 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 10:58:52
カフカをめぐる真実……「何年ものあいだカフカはとりたてて誰に自慢するでもなく、夕方から夜、文学(ゲーテとフローベル)を読み耽り、

91 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 11:05:19
自分の中の幽霊を──のちにグレゴール・ザムザと名づけたものだが──まんまと我が身から追いだした。

92 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 11:10:47
そやつは毒虫に変身するなどというバカをしでかしたが、宮仕えの習性が禍し朝寝坊したことの方に驚くしまつ。

93 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 11:32:22
自由人カフカはこともなげにザムザを放棄と孤独、ゴミ箱の方に追いやり。たぶん責任感から、ヴァイオリンが好きな妹の若い手足をぐっとのばさせる。

94 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 11:35:22
そしてザムザが完璧に死ぬまで──それはザムザという存在の忘却を含む──とびきり意味深い喜びを味わった」

95 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:06:44
ゴキブリのように死ぬだけでは充分ではない。死んだ息子を忘れる両親の月並みな希望のうちに存在の継続が描かれる必要あるのだ。

96 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:15:21
「死後」とカフカはいう「静寂が死者のためにやってくる、地上的な激情は終った。誤ちは生存者に対してすら遠ざけられたように思われる。

97 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:18:07
まさに一息いれるときだ。従って死の部屋の窓は開けられる。この休息が幻覚に見え悲嘆が始まるまでは」

98 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:48:59
マジっすか?

99 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:49:37
問いただしくなり不安そうにパチクリさせている目を覗きこんだところ、彼はやおら逃げ出した。

100 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:50:20
早トチリってこと?

101 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:54:52
カフカを読む者は、否応なしに嘘つきにされてしまう。

102 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:05:09
ところでカフカも漫画を描いた。ノートや手紙、勤め先の官庁用紙にも。

103 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:05:40
意味を問われると私的な象形文字だと答え、丸めて屑かごに捨てたが、かなりの数が残されている。

104 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 19:02:25
「ひたすらわらじ虫から理解してもらうように努めるんだね」

105 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 10:51:35
単純な伝言ではありえないカフカの遺言について、ボルヘスは述べている。

106 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 10:53:20
「きっちり)本当に自分の著作の消滅を望む者であれば、その仕事を他人に依頼したりしない」

107 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 11:12:20
女友達は遺言を素直に受けとって遺稿を焼却し、男の友人は彼の遺志を無視した。

108 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 12:37:48
そんな訳で、ある注釈者はいう。「皇帝の使者」から「断食芸人」まで、それらの作品が示すのは、ひそやかな名誉への欲望なのであると。

109 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 12:52:49
そうではない、と別の注釈者はいう。" 言語自身 "のなかにひそむ権力の構造が、カフカに穏やかな拒絶の姿勢を選ばせたのだと。

110 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 12:56:45
「ああ、もう。ぼくの伝言など気にしないでくれたまえ」

111 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 12:58:26
という前に、カフカは無事、死んだらしい。

112 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:00:21
作者のつらい立場、ある者にとっては不名誉な成功の一歩手前のことであった。

113 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:06:48
「死者の枕辺で悲観にくれる訳は、要するにその死者が本当に意味では死ななかったからだ。そんな死に方で満足しなければなぬ。ぼくらは賭けを続けているのだから」

114 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:32:04
『カフカよりの使者』    伝承によるとカフカは君に──ただの読者、よくいって熱心な注釈者、文豪の光輝のまえではなす術もなく逃れていくシミのような影、

115 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:33:19
そんな君のところに死の床から一人の使者をおつかわしになった。

116 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:40:08
使者をひざまずかせ、唇をとがらせると、まるで大切な水でも注ぎこむように使者の耳に伝言を囁いた。

117 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:46:13
それでも心配だったのだろう。もう一度わが耳に復唱させ、聞きとったのちにコックリと頷き、居並ぶ面々のその目の前で使者を出立させた。

118 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 13:54:01
途中なんやかやあるが、使者の胸で輝く文豪の紋章が一切を解決する。

119 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 14:02:00
なぜなら注釈とは対象を古典と見なす、ひとつの偏見から出発するのであり、テキストの美しさとポジティブな内容だけを問題とするからだ。

120 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 14:05:15
そんな訳だから、まもなく君も戸口を叩く高貴な音を聞くはずである。

121 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 18:39:27
「だが、そうはならない」と、いつもの調子でカフカは続ける。……使者はなんと虚しくもがいていることだろう……

122 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 18:47:09
それは迷宮のような階段と幾重にも広がる中庭が、使者の行く手を阻むからというより、訪れない使者を待つ君の方に光をあてるためだ。

123 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:01:15
このようにして、とっくに死んでいる人からの使いは薄暗い所へと沈みこむ。

124 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:04:38
ただ窓辺に座り、夕べがくると彼の到来を夢見るKだけが残るというわけ。

125 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:19:02
読者は物語にその足先を触れたときから、全面的な無知の中に投げ出されているのだ、ということを思いおこそう。

126 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:25:02
精密画めいたリアリズムが発動されようと、「城」の行政メカニズムが精緻に洞察されようと、何も分かっていないという思いから逃れるのは、無理というもの。

127 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:33:14
では分かっているフリをして辺りをうろつくのが、この場の作法、あるいはれえの「掟」とかいうものなのか。

128 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:47:24
外套をまとい、部屋の明りを消して、廊下に出て、階段に足をかければ、早速すれ違う隣人らしき人からこう声をかけられるのだろう。

129 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 11:48:22
「またお出かけですか。まるで浮浪者ですね」

130 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:21:42
「いいえ、測量技師です」

131 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:22:23
「洒落ですか?」

132 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:22:55
「ただの冗談です」

133 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:38:18
文学とは「わたし」から「彼」への経過であると感じたとある午後、カフカは偶然に

134 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:40:38
「彼は窓から眺めていた」という文章を書き、われながら完璧だと感じいる。

135 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:47:06
彼がその文章をつくり、その文章が彼という「作家」をつくり、とどのつまり、なんの不足もなく、その文章が彼そのものなのだ、と。

136 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:59:21
まじりっけのない喜びが彼のもとに訪れた。

137 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 10:59:57
「あははははははははははは……」

138 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 11:00:40
とは笑わなかっただろうが。

139 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:41:54
「どの語も疑わしい、っていうか、語よりも早くぼくは疑惑をみつける。いや、そうじゃない。正確にいえば、ぼくは語をみつけない。ぼくが語を産みだす」

140 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:47:06
相手の手紙が失われたために、ほとんど独り言のようにしか見えない書簡の中で彼はこたえる。

141 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:53:20
「あなたのご指摘。語の限界と、感情の細やかさの比較は間違っているように思います。語における感情の無限性は、内面における感情の無限性に等しい。

142 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:57:04
わが胸で明らかになるものは、同様に語においても明らかになっている。だから語をめぐって悩むことはないです。

143 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:59:49
まず語を見つけて、しかるのちに、わが身に心配りしても、ぜーぜん、遅くないんじゃないですか?」

144 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 22:22:50
「ぼくの試みは単純だ。伝え得ないものを伝えること。伝え得ないのは、たんに言い表わすすべがないから。だからこそ、伝えられようとしてもがく」

145 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 23:18:29
「沈黙が完全性の属性なら……走り過ぎる電車のほうが、はるかに立派な意味をもっている」

146 :名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 23:22:43
彼の思考は沈黙と平凡な言葉の間を振幅するが、どちらにも到達はせず、一般性の中に休息を見つけることもない。

147 :名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 23:33:21
「ぼくの頭には巨大な迷宮がある。それを閉じこめようとするよりも、むしろ千倍にも爆発させることだ。なぜって、そのためにぼくは此処におり、このについてだけは少しの疑いもないからだ」

148 :名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 12:17:00
日記や手紙の中でカフカはいつも自分を文学者として扱い、こんにち多くの人が軽蔑するこの称号を要求することに誇りを持ち続けた。

149 :名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 12:20:55
幾つかの言葉の配列に気を配り、生活の全部をそれに賭けることがどうして出来るだろう。しかし、そういうことにしておこう。

150 :ケッターロホ:2006/04/06(木) 05:54:51
「博士!恐竜帝国のメカザウルスが伊豆半島上空を通過!研究所に向かっています!」

151 :名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 07:17:04
150 名前:ケッターロホ メェル:真 投稿日:2006/04/06(木) 05:54:51
「博士!恐竜帝国のメカザウルスが伊豆半島上空を通過!研究所に向かっています!」

152 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 23:56:46
”インテリジェント・ゴリラスーツ”を常に身に着けることが、この未来社会での第一のルールだった。
それを着用しない外出は、まさしく死を意味した。ゴリラスーツに装備された高価な機械が発見次第
すぐ反応し、パワーアームで、即撲殺。辺り一面が肉片や汚物で汚れても、パワーアームできれいに
掃除するから手は汚れずに済む。未来社会では水は人の命よりも高価だから、それは環境にも
やさしい。指先すべてに仕込まれた、肉食の昆虫が全ての肉片や汚物を食べてしまうのだ。その後、
今度は虫が排泄した糞がゴリラスーツの動力となるのである。何と合理的であろうか。
このゴリラスーツを開発した、J・チャリティ博士はその為に大いに苦労した。

153 :無個性 ◆RelMnLZ5Ac :2006/07/12(水) 15:44:40
(^(T)^)

154 :http:// KD125029243058.ppp-bb.dion.ne.jp.2ch.net/:2006/09/03(日) 02:42:31
guest

155 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/24(日) 00:08:27
アスペルガー残飯、諦めて働け。おまえに小説は無理だって。
 
 
 
 

156 :名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 07:24:33
「アゴーン」(競争)

157 :名無し物書き@推敲中?:2006/11/14(火) 09:52:45
ゴーン(社長)

158 :名無し物書き@推敲中?:2007/02/23(金) 21:19:31
ゴン中山は現役続行だ。

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