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5 :第1幕〜始まりの時〜:2006/06/08(木) 06:48:03
「はぁ・・・はぁ・・・まずいって──」
俺は必死に脚を動かし、村の集会所まで全速力で自転車で走った。
集会所まであと1`という目印の看板を通り過ぎる頃、見慣れた顔と出会った。
「あ〜!フェルツ!!」
「・・・なんだよ。お前も遅刻かダン?」
フェルツは俺の幼馴染で腐れ縁ともいえる存在。小さい頃からいろんなことで競ってきた。
「やべぇよ。遅れたら。後10分!」
「・・・しゃべる前に足を動かせ。じゃあな」
表情を一切変えずに奴はスピードを上げた。対抗意識が芽生え俺もスピードを上げた。
じゃり道を風のように駆け抜ける。今日から、自転車じゃなくて、
狼に乗れるんだ。そう考えただけで、俺はワクワクした。
集会所には同い年の奴らが大勢集まっていた。
フェルツは一足先に着き、俺も少し遅れて入った。
「・・・さて、みんな揃った様だな」
村の長であり、最高の狼使いであるホマンドさんが椅子から立ち上がった。
スラッと伸びた足に筋肉質な体。端整な顔立ち。みんなの憧れの的だ。
相棒の狼「ルビアン」が黄色い大きな目を細めた。黒と白の縞々の体に
細長い鼻。爪は鋭く光っていた。
「皆の諸君。今日から君達は狼使いとなる。」
俺は一心にホマンドさんを見つめた。
「ただ──狼をもらうということは、彼らを手名づけ、背に乗ることを許してもらう事が必要だ」
横で眠っていたルビアンが太い首を持ち上げホマンドさんに擦り寄った。
ホマンドさんは喉元をさすり微笑んだ。
「・・・諸君の根性と体力があれば。まぁできるな」
俺はゴクリと息を呑んだ。
狼についての説明を聞いた後、俺たちはそれぞれ見合った種類の狼をもらうことになった。



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