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2chライトノベル板大賞 2006下半期
- 1 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/12(金) 00:16:13 ID:qZ2qlAMl
- 2006年下半期ライトノベル板大賞/ベストキャラクター賞の投票スレです。
2006年7月〜12月の間に発売された本の中からマターリと優秀作品を選びます。ルールを確認の上、奮ってご参加下さい。
【大賞概要】
●2006年下半期大賞の票数は【5票】まで。感想必須。
●投票期間は、タイムスタンプが
07/01/13 00:00:00 〜 07/01/27 23:59:59 まで。
07/01/28 00:00:00 以降となった投票は無効。
ただし日程中に、長時間サーバーがダウンするなどのトラブルがあった場合は延長する可能性があります。
●投票はage推奨。
●マターリ推奨。勝ち負けにこだわらず気楽に楽しみましょう。殺伐(・A・)イクナイ!!
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
イベント運営・感想スレッド part6
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1152715135/
※投票期間中に票数を公表するのは絶対に止めてください。
【作品リスト】
少年・男性向けレーベル1:ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070101
少年・男性向けレーベル2:ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070102
少女・女性向けレーベル:ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070103
(参考としてのリストです。期間内に発売された『あなたがライトノベルだと思う』作品なら、リストになくても構いません)
簡単テンプレ(【 】内は必須ではありません)
<<作品名>> 【著:○○/絵:□□/レ:△△】
コメント
他のルール、キャラ賞ルール、過去ログなど>>2-6
- 130 :1/2:2007/01/17(水) 13:20:55 ID:aWIJMzJz
- ○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
ひさしぶりに、読み終わった後に幸せを感じた。
科学と言う変わったモチーフながら、話の展開としてはオーソドックスな少年マンガ風で、
襲い来る困難を主人公達の努力と根性で乗り越えていくといったもの。
ただし、この作品の魅力はそんなものではない。
キャラクター一人一人には愛を、シーンひとつひとつには技法を、
そしてなにより、その設定の練り込み具合には理系の学生としても納得させられるできだった。
続編が出ることが、なによりも希望。
<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
まず最初は途中で投げた。地の文がうざくて。
ただどっかで「地の文は、『地の文』というキャラクターがいると思えばうざくないよ!」
といわれてそう思って読むとすらすらといけた。これが、なかなかのいいものだった。
まぁ、何がいいって一番はイラストで、それの元でキャラクター達が好き勝手動く感じで、
気づけば一巻を読み終え二巻を買いに車を出していた。
こう、主人公が可愛いね。どっちも。
- 131 :2/2:2007/01/17(水) 13:22:33 ID:aWIJMzJz
- <<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
わくわくする。一言でいったらそんな感じ。
主人公はヒッキーでニートで自殺志願者っつーどうしようもない主人公がこれまでかつていただろうか。
もしいたとしても、こんな風にわくわくする展開につながるような、そんな物語があっただろうか。
これは、そんな風なある意味いまにならないと出なかった物語である。
ただ、2巻への引きが正直結構きにならんでもなく、はやくでねぇかなぁと待ってるところですがでますよね?
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
愉快痛快図書館活劇。
作者曰くは月9風。
連作短編集で、おそらく1話がドラマの1話に対応する感じ。
ただ、ところどころに、波乱の種がいつもあり、それが爆発したときの主人公'sの対応がまたなかなか面白い。
読んで損無しとりあえずどぞ。
<<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】
内乱編、とりあえず、完。
このシリーズのいいところは、なんといっても女の子がいっぱげふんげふん
いや、失礼。それ以上に、予想の斜め行く展開、魅力溢れる主人公、そしてその所属する鋼鉄の白兎騎士団。
1巻で予想の斜め上を行かれ、2巻で落とされ、3巻でそのキャラクター達の作るドラマにやられた。
近々知ったばかりだったので、本当は一巻こそ投票したかったけれども
しかたがないのでこの3巻を。いや、ほんといいものでした。
- 132 :1/2:2007/01/17(水) 13:58:13 ID:bcubim8l
- ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
人と吸血鬼の共存という特区の理想が崩れようとしていく中、破綻を望む者、防ごうとする者
皆いろいろ抱え傷つき、それでも己の血に従い吸血鬼も人も必死に生きてます、頑張ってます。
そんな彼ら彼女らの生き様が大好きです。
あと、次巻への引きがうまいです。これだけ次が待ち遠しくなる引きされると待つのが辛い(笑)
物語的はそろそろクライマックスかと思える盛り上がりにも思えますが
個人的にはやっと加速に入る段階じゃないのかなーとも思えます。
6巻分で、前作のDクラッカーズ3〜4巻くらいまでのノリかなと感じているので
今後更なる盛り上がりが期待できるシリーズです。
ベタ萌えな展開に飽き飽きされている方にオススメです。
- 133 :2/2:2007/01/17(水) 13:58:48 ID:bcubim8l
- <<ネコのおと>> 【著:富士見F&Mの精鋭?/絵:/レ:富士見ミステリー文庫】
イベントでの企画ネタから始まり、よくこんなもの出したなというのが本音w
新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 とバラエティ溢れる作家が
本音と建前の間で生み出したリレー小説。
私は あざの 水城 築地 の3名の作品しか読んでなかったので正直買おうか迷いましたが、
それでも楽しめました。
2番手、3番手の時点でおいおい・・・と思えてしまいますが(でも水城は、あれである意味水城らしいともいえます)
それを立て直した後半4人の手腕は感心、ではなく感動もの。
特にラストのあざの氏には頭が下がります。
彼が自分のパートに書き記したとあるセリフ 私は至上の名言だと思います。
<<アルスラーン戦記12 暗黒神殿<>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】
前巻からたったの1年で続きが読めたという奇跡に1票をw
内容もカンを取り戻したのか、キャラの動きが良くなってきていると感じます。
蛇王の僕率いる悪鬼にちょっかいかけられつつも、改革から安定へむかおうとするパルス
激変する周辺国の動向や暗躍する蛇王陣営は、パルスの宮廷画家の思惑を超えていくのか?。
今後誰に死亡フラグが立つのか?
最近他人任せが多かったりと作家としてどうよ?と思ってた御大ですが
このままの出来でアルスラーンが進んでくれたら、ちょっと期待してもいいかなと思えました。
- 134 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 20:09:06 ID:1wDO03xB
- ○<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
この戦う司書シリーズ、個人的には一巻から段々クオリティが落ちてきていたような気がしていました。
しかし、この巻では、一巻に負けず劣らぬ素晴らしい物語が展開されます。
ただひたすらに、あるものを求めて疾走するオリビア。
彼女は善人でも、正義の人でもありません。
目的のために犠牲を払うことに躊躇しません。
しかし、それでも、彼女の魂は、彼女の魂が求めるものは、決して汚れない。
踏みにじられ、消し去られようとしても、彼女の魂は、それを求めてやみません。
その何よりも強い魂が引き起こした、奇跡のような偶然の積み重ねの果てに、彼女が手にしたものは……!
そして、彼女を彩る脇役達も忘れることができません。
何の因果か、オリビアと逃避行を共にすることになった若き司書ヴォルケン。
オリビアと対照的に、どこまでも正義を求めた青年。
鉛の体を持つ、元人間のベンド=ルガー。
その悲しい想いが、オリビアを突き動かします。
前作の石油人間もそうですが、作者は鉛人間というキャラクターを本当に魅力的に昇華しています。
そして、悲しい母親レナス。
愛する息子が命に代えて助けたオリビアを、自らの存在をかけて導いた女性。
さらに、ハミュッツと楽園管理者の両親玉もいい味を出しています。
素晴らしい登場人物と、圧倒的なストーリー。
とにかく下半期、いや2006年イチオシの小説です。
- 135 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 20:16:41 ID:RfAnAaL2
- ○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
おお、炸裂よ! 塵と灰に
ハ_ハ
('(゚∀゚∩
地道な捜査で予想以上にハードボイルドな2巻もいいけど、やはり無機質な文体でボイルドが
虚無へと突き進む3巻は圧巻。結末はある程度予想できたのにここまで衝撃を受けるとは……。
名シーンは多々あるが、最期まで忠実だったオセロットが……( ´Д⊂ヽ
<<ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
俺の好みにジャストフィット! ラノベというよりジュブナイル的な面白さだけど気にしない!
実は結構ひねくれてるのに、あまりそう感じさせないのは作者の素質ではないだろうか(アレ除く)
現代に魔法実在モノの最高峰になることを期待してます
<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
とにかく上手い小説で感想書きにくくて困る。それだけ隙がないってことなんだけど。
個人的には連作もののミステリとして評価したい。
去年下半期はあまりラノベ読んでないから無投票も考えたけど、この3作はツボだったので投票します
今年はたくさん読もう
- 136 :134:2007/01/17(水) 20:23:39 ID:1wDO03xB
- <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
青春の苦々しさと、しかしそこにあるかけがえのない大切なもの。
それを思い出させてくれる佳作です。
「何故間違ってしまったのか」。
いつも、どうしても決定的なところでボタンを掛け違えてしまう芥川くん。
彼の苦悩を、文化祭の演劇を通して、武者小路実篤の『友情』を通して、
救い出そうとする文芸部の遠子先輩と、我等がヘタレトラウマ主人公心葉。
第一巻のメインキャラだった竹田さんも絡んで、そしていつものように琴吹さんもカラ回って、
物語は二転三転していく。
「文学少女の想像力」によって、絡み合った事態を解きほぐしていく遠子先輩は、
いつものように魅力的で、優しくて、儚げな強さを備えています。
そんな彼女に包まれて、心葉も一歩だけ、ほんの少し、でも確実な一歩を踏み出しました。
無駄なことなんて一つも無い、苦く、切ない青春のかけがえのないひと時。
ラストの強烈な引きを含め、次巻がとても楽しみな小説です。
- 137 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 20:23:50 ID:p89zae18
- ●大賞・イチオシ賞
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
萌えイラストのカバーを被ったスポ根ライトノベルの集大成。
頂点に届きそうな場所から一気に奈落の底に叩き落されるスポーツの怖さ、そこから再び頂点へと再び挑む展開はお約束ながらも熱い。
これのおかげでこの冬話題だったフィギュアスケートも面白くみることができました。
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
逃げ込んだ倉庫には先客がいた…
主人公と先客との仁義はあるけどまるで子供な争いがとても愉快でした。
そして主人公の生い立ち等の独白やそこから最後までの話の流れはとても印象的でした。
<<ひと夏の経験値>> 【著:秋口ぎぐる/絵:濱元隆輔/レ:富士見ドラゴンブック】
TRPGを学生時代にやっていた自分にとってクリティカルな内容だった本作品。
主人公の悩みも友人達の悩みも経験者にとっては懐かしさやもどかしさを感じるものでした。
くだらなくも面白く過ごしたあの夏の日々を思い出させてくれた作品です。
- 138 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 20:24:36 ID:p89zae18
- <<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】
絶体絶命の状況に追い込まれた副団長。彼女を救うために主人公が出した策はとんでもないものだった。
最後までまったくその策の内容がでてこないこともあり緊迫した雰囲気が作中続いてとてもよかったです。
反乱編はこの巻で終わりですがこの後主人公達がどんな物語を紡いでいくのか楽しみな作品です。
<<僕と先輩のマジカル・ライフ>> 【著:はやみねかおる/絵:ゴツボ×リュウジ/レ:角川文庫】
一般レーベルですがライトノベルに近い作風を感じたので推挙しました。
03年に一般書籍で発売した本の文庫化。著者は児童文学で有名なはやみねかおる。
大学生活を営む主人公と不思議な先輩との周辺で起こるほんの少し不思議な事件を解いていく本格ミステリー。
その物語の微妙なさじ加減は作中でのキャラクターの立ち位置とあいまって面白くも懐かしい感覚を思い出してしまう。
気になる方はぜひ本屋であとがきの後の解説だけでも読んでみてください。
●ベストキャラクター賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12))
彼は最初から最後までずっと己を貫き通しました。敵ながらも天晴れな戦士です。
でも最後のあれは反則w
- 139 :1/2:2007/01/17(水) 20:41:11 ID:8ubkd3YX
- <<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
前作以上に「月9」っぽくなった作品だと思う。
意味のない会話にも引き込ませるセンスやテンポの良さは絶妙。
ページをめくる手が止まらなかった作品。
一読の価値アリ。
<<レインツリーの国>> 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】
作者が同じということで気が引けつつも投票。
ここまでくると言うことない。
怪獣とか変な機関とかがない分会話に割かれる割合が多く、あのテンポを沢山味わえて幸せ。
怪獣とかも有川さんの色で、好きなんだけど。
話の筋も考えさせる内容。感動的と書いておく。
<<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
短編集であるもののやっぱり半分の月、という感じ。
橋本さんのあの雰囲気は健在であり、半分の月を締めるに相応しい出来だと思う。
エピソードにありがちなグダグダ感はなく、後日談としてとても素晴らしかった。
- 140 :134:2007/01/17(水) 20:52:16 ID:1wDO03xB
- <<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
「たとえこころがはなれなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ」
少年は、少女を守るため、その手をしっかりと握る。
「歴史は動く。嵐はまたやってくる。だが、けして、けして大人に捕まってはならない……!
ただ、互いのために生きるのだ……!」
時代は混沌とし、暗い影がヨーロッパを覆う。
「だけどなにがあっても、信頼できる友達がそばにいたら大丈夫だよ。互いが、互いを守ることができるからね。
ぼくたちは、離れない。なにがあっても」
「そうだ。我々はけして離れまいよ……!」
少年は少女のために、少女は少年のために。
確かに、このシリーズはミステリーとしては、トンでもミステリーに入るでしょう。
トリックの説得力はありません。
しかし、小説の説得力はとてもあります。
少年が、少女が、時代に翻弄されながら、ともに手を取り合いながら大人たちに立ち向かっていくのです。
その心の揺れ動きのリアリティが説得的なのです。
- 141 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 20:54:31 ID:H1UwXRrl
- この板にいる奴らきもいな
普通に考えて
シャナかゼロの二択だろ
- 142 :2/2:2007/01/17(水) 20:58:06 ID:8ubkd3YX
- <<デュラララ!!×3>> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
成田さん独特の群像劇が今回も展開。
「バッカーノ!」も好きだがこっちの方が雰囲気が好きだ。
他の成田作品もだが、さまざまに絡み合う糸たちが分かれ、ねじれ、収束する様は素晴らしいと思う。
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
「バッカーノ!」とどちらを採るか迷った作品。
どこまでいっても鎌池さんは鎌池さんだな、と再認識。
……どこの少年漫画ですか、これは。
そう思いつつも上条のセリフに燃えてしまう自分が好きだ。
人によってかなり意見が分かれるのは承知で推させていただく。
●2006年下半期ベストキャラクター賞
{{マルタ・サギー(鷺井丸太)}}(マルタ・サギーは探偵ですか? )
個人的にかなり好き。
抜けてはいるが美味しいところは持っていく。
カードの使いどころとか絶妙です。
周りに迷惑かけつつ頑張って、と言いたい。
{{クレア・スタンフィールド(フェリックス・ウォーケン、ヴィーノ)}}(バッカーノ!)
何だろう、「最強」のキャッチコピーに惹かれたのか。
その無鉄砲さ(もといバカ)に惹かれたのか。
こういうヤツが居たら嫌だろうなー、と思いつつキャラクターとしては非常に好き。
- 143 :134:2007/01/17(水) 21:12:11 ID:1wDO03xB
- <<皇帝ペンギンが翔んだ空>> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】
この小説は、萌も無ければ、きっちりとまとまった優れた話の構成があるわけでもありません。
さらに言えば、ギャグもすべり気味ですし、文章が取り立てて上手いわけでもありません。
正直言って、人に勧められるものではないのかもしれません。
しかし、それでも好きなのです。
この小説に流れる、不思議と暖かい空気が。
それは、「空気感、季節感をしっかり書ける」といった意味での空気ではありません。
作品全体に流れる、温かい人のぬくもりが、何かとても私の琴線に触れるのです。
あまり評判がいい作品とは言えませんが、個人的には、やたら癒されたので一票入れます。
<<<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】
厳密な意味では新刊ではありませんが、復刊記念に一票を。
そして、巻き込まれただけの感が強かった一巻よりも、宇宙への強い意志が見えた二巻に投票。
やっぱりロケットと宇宙は男のロマンだと思うんですよ、本当に。
そのロマンを仮託するの相手が、サイズが小さくてコストがかからんというので女子高生。
いいでしょ?ロマンでしょ?
キャラ賞はまたの機会に……
- 144 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 21:13:43 ID:MsI38QKD
- <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
なんとも青いし臭いし痛いしあざといし、普通なら恥ずかしくて読めないかもしれない典型なのに、
密室の中での攻防から展開していく構成に文章に無理なくテンポ良く詰め合わせるものだから、
いつのまにか異色の青春モノの良作と感じてしまうという魅力がありました。
<<学校の階段 3>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
これも青臭い話なのに、それ以上に階段部という設定勝ちを巻を追うごとにうまく消化させているから、
青春スポ根モノとしてますます面白くなっていると思いながら、お決まりの展開に安心しながら読める。
ライトノベルでスポ根モノで、いま一番好きかもしらん。
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
◎<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
ライトノベルでスポ根もので一番好きといえば「銀盤カレイドスコープ」だと今までは思っていたけれど、
7、8、9巻とトップアスリートの銀盤の上での意義がこれだけ壮絶に描かれていれば、これはもうスポ根ではないと気付いてしまいます。
一言感想が良ければただ「壮絶。」とでも書きたかったんですが……ただただ薦めたい壮絶な傑作ということです。
<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
最後に「文学少女」で、繋がれた愚者ではなく飢え渇く幽霊です。
ネタを割らずには感想が書きにくくて大変ですが、最後の展開にはわなわなと震えてしまいました。
のどがつまるような物語だけど、のどを通りすぎてしまえば、なんとも血の通った物語となっていましたさ。
- 145 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 21:31:04 ID:P7gA1OTn
- >>141
ヒント・主催者
- 146 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 21:56:04 ID:LiJP6ga1
- いぬかみっ!10 に一票
- 147 :Achtung!!:2007/01/17(水) 22:19:07 ID:A7virjiN
- >>141>>145
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
イベント運営・感想スレッド part6
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1152715135/
- 148 :Achtung!!:2007/01/17(水) 22:24:35 ID:A7virjiN
- >>146
<注意事項>
「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
- 149 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 22:58:52 ID:6/pi40mK
- ○<<戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】
<<戦艦人間ハヤト 脅威!メガナイクス!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】
穏やかな日常を送る主人公、そこへある日起こった異変。
異常な存在との接触、そして告げられる非情な現実。
自分が人間から逸脱したことを知った主人公は決意する。
迫り来る敵から、日常を守ると。
これは、一人の“戦士”の戦いの物語である。
タイトルはSFみたいだが、改造人間もの。そう、まんま仮面ライ○ーのノリ。
V3と空牙と龍騎を適当に見ていただけの人でもえらい燃えた燃えた。
日曜朝8時に見てみてーなーとけっこう思った。
2巻ではおやっさんポジションになるのかなという人も出て次巻も非常に楽しみ。
<<神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】
<<神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】
でか男とちび少女の組み合わせはいいですねー。
他の色に比べて萌え狙いキャラクターが少ないのもいいところ。
BUNBUNのイラストも素敵で、プレイヤー・ブラックのキラキラしてる二人とかのび太くんが印象に残った。
期間外だけどまぁぶるのちびキャラもとても可愛らしい出来でした。
イラストのことばかり言っているが、文章もうまくて読み易い。
これを読んで上のハヤトを買ったぐらい好きになった。
シェアードワールドものだけど読んでみてほしい。他の著者のも好評だから。
<<超鋼女セーラ>> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】
綺麗なお姉さんは好きですか? 私は大好きです。
強いお姉さんは好きですか? 私は大好きです。
実はロボなお姉さんは好きですか? これを読んでありかな、と思いました。
強くて純情で主人公ラヴなお姉さんということで護くんやのぎーさんなど好きな方におすすめ。
そういうものとして肩の力を抜いて読んで下さいな。
読む際の注意としては「番長能力者」というものを「Xメン的超能力者」みたいなもので、
とにかく凄いんだと理解し深く考えずスルーしてください。本編にあまり説明がないのです。
- 150 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 22:59:58 ID:6/pi40mK
- {{粟生島隼人}}(戦艦人間ハヤト)
必殺技は右主砲キックだ!
{{マナガ&マティア}}(神曲奏界ポリフォニカ ブラック)
熊パジャマとエプロンはいいですねー。
{{来栖セーラ}}(超鋼女セーラ)
黒髪ロングなロボ娘お姉さんいいねー。
{{ヴラッドレン3}}(超鋼女セーラ)
たとえ挿絵もないボスでも、巨大な鋼はかっこいい。
なぜこんなの推してるんだろうね自分!
{{ゴブリン}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする)
コードGだ! なんでネズミに萌えてるんだろうね自分!
あまり読んでない上にマイナーを推しているから凄い個性的な組み合わせだ…
ほぼ1票確定だろうか…
- 151 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 23:27:55 ID:REqwOZHG
- <<オーパーツ・ラブ SP 〜あ・ら・か・る・と 5〜>> 【著:ゆうきりん/絵:酒井ヒロヤス/レ:スーパーダッシュ文庫】
今巻もお馴染みの萌えるキャラクターが大活躍でした。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
物語もいよいよ終盤に入ってきて結末が楽しみです。
<<クライム・ハウンド>> 【著:柊ハルヤ/絵:深遊/レ:スーパーダッシュ文庫】
フリッツが大活躍して見ごたえがあって面白い。
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
禁書自体は好きだから入れるが相変わらず当麻がうぜえ死ねよ。
<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
3年に渡った渡瀬先生の長編シリーズもとうとう完結しました。
最終巻まで飽きさせる事なく緊迫した展開で満足しました。
ジェラルドとフェリオ・ウルクの会談での駆け引きや、メビウスに立ち向かう面々の様子、
神柱や死の神霊の謎など見所が満載です。
シリーズ通して細かい世界観と読者をすんなりと世界に引き込むナチュラルな文章使いがとてもよかったです。
キャラクターも生き生きと描かれ、役割がきっちりしていてストレートに入ってくる。
全体的にとても良質のSFファンタジーでした。
広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない
小説は珍しいです。
シア・パンプキン・イリスとエンジュ・シルヴァーナとハーミットとかのサブストーリーも気にはなりますが、
作者が物語りの全てを描く必要はないのでこれで良いかなと思います。
広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない
小説は珍しいです。
久しぶりに素直に面白いと感じるシリーズでした。
そして最後にパンプキン、かっこ良すぎですよ。まさに物語を彩る見事な道化師でした。
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12))
文句なし
- 152 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/17(水) 23:42:04 ID:1DIQpBDQ
- <<GOSICK VI 仮面舞踏会の夜>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
<ベルゼブブの頭蓋>と呼ばれる修道院から辛くも脱出した一弥とヴィクトリカは豪華列車に乗り込む。しかしそこには自らを仮の姿で名乗る奇妙な乗客たちが。そして列車内で起こる殺人事件。
大男の無骨な声が、低く、不吉に響いた。
『それなら、俺は―<死者>だ』
今、仮面舞踏会の夜が幕を開ける―。
「たとえこころが離れなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ。ただ、ぼくは、あの子のそばにいたいんだ…」
謎解きだけではなく、登場人物の心情の変化にもかなり魅かれる作品。
相変わらず一弥が格好良過ぎでヴィクトリカがカワユ過ぎた。
シリーズものとして今作も期待を裏切らない出来だったと思う。
<<レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い(下)>> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】
いつきの奮闘空しく、葛城みかんは姉の香とともに<人柱>にされた。そしてついに葛城家の「鬼の祭り」が開始される。
姿を見せた真の敵の前に、すれ違うばかりのみかんと香の想いが重なる―
「…あたしはね、お姉ちゃん」
「…わらわはな、みかん」
「お姉ちゃんのことが…」
「おぬしのことが…」
「「ずっと大嫌いで……」」
「「…ずっと大好きだったよ…」」
いつき達<アストラル>は「鬼の祭り」とその陰に潜む敵からみかんを救えるのか!?
上巻と繋がる鬼の祭り完結編。
驚愕の事実や交錯するばかりの登場人物たちの哀しすぎる想いには思わず涙した。
また、今回は久しぶりに、いつきの活躍が見られた気がする。
- 153 :1/2:2007/01/18(木) 01:06:17 ID:C155dSmO
- ああ。投票するのはいいが―
別に、全票TRPGリプレイに入れても構わんのだろう?
───イベント運営・感想スレッド705
<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】
DXオリジンシリーズの最終巻。単に完結記念というだけでなく既刊の話題が伏線として最終話に収束していく快感、
ストーリー的なテーマと同時に、ゲームシステムの設計理念にまで挑戦する陰謀、
定番NPCの存在を逆手に取ったセッション展開の誘導に至るまで見所多数の傑作。
卓上ゲーム板で「ここまでの完成度を見せ付けるとユーザーが萎縮してしまって、プレイの参考としてはまずいのでは」
という意見まで飛び出すのもむべなるかな。
<<アルシャード・ガイア リプレイ 明日へのプロファイル>> 【著:矢野俊作、F.E.A.R./絵:ぽぽるちゃ/レ:ファミ通文庫】
作者つながりでもう一冊。
本作の注目すべき点は、主人公格である宮沢茉莉の父親、宮沢祥吾であろう。
キャラクター作成時のダイス目によってなんとも奇矯な人物になってしまったが
それが後半に明かされる彼の過去を引き立て、娘である茉莉の成長へと繋がっていく。
こういうキャラクターが、偶然と作為の狭間から生まれてくるのがTRPGの醍醐味だろう。
上記の「未来の絆」と同月発売だったため霞んでしまった観があるが、見逃すには惜しい作品。
<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】
今期のリプレイ作品を語るとなると、やはりこの一冊は外せないか。
複数人の意思と、ランダマイザによる偶然性が絡み合うリプレイだからこそのクライマックス。
後半の緊張感と落涙のエンディングは、まさに筋書きのないドラマの真骨頂だ。
最終巻がどうなるのかという不安と期待も含めて、このシリーズから目が放せない。
一方で、前半部分における市中探索のルールなど、ゲームとしての運営にも興味深いところが多い。
…あと、アルテアを「よ○ば」って呼ぶの禁止。
- 154 :2/2:2007/01/18(木) 01:07:07 ID:C155dSmO
- <<盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1)>> 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】
まさかライトノベル大賞でスチャラカ冒険隊に票を投じられる日が来るとは思わなかった(笑)
1990年前後に発表された、ソード・ワールドRPG初のリプレイ。
およそ歴史的事件や英雄譚とは無縁な冒険者たちが織り成す狂想曲の如き物語。
知名度やメディアミックスでは関連作の「ロードス島戦記」に遠く及ばぬが、ことTRPGというジャンルに限って言えば
このシリーズの影響度は決してロードスに劣るものではないだろう。
少年時代にこの作品に熱狂した(そして人の道をいろいろ踏み外した)ノスタルジアに懸けて一票。
<<異界戦記カオスフレア・リプレイ 暁の戦士たち>>【著:小太刀右京、F.E.A.R./絵:合鴨ひろゆき/レ:新紀元社Role&RollBooks】
最後に、作品リスト外から一冊。流石にゲームサプリメントに併録のリプレイだと躊躇もするが
新書サイズの読み物向きレーベルということでご容赦いただこう。
平行世界間の戦争を舞台に、地球から召喚されてきた勇者の少年をはじめとして
「スーパーロボパイロットのサイボーグ変身王女」「愛と平和のラブリー魔王」「織田上総介信長(巨乳)」
「ガトリングフルアーマーメイド」「アジサンドを齧るガンドッグプリンセス」「自動車」とかが
バトルしたり、恋愛したり、ストーキングしたり、焼き宇宙怪獣パーティーしたりする。
F.E.A.R.社のTRPGに顕著な特徴として、物語の構築を前提としたゲームシステムの傾向があるが
本作ではゲーム上の専門用語だけでなく、上記のシステム傾向に沿ったプレイヤーの演出についても注釈が入る。
卓上ゲーム板では既に暗黙のお約束となっているものも多いが、ラノベからこのジャンルに入る初心者には興味深いかも。
なお蛇足ではあるが、GMをつとめている著者は元卓上ゲーム板のコテハンである。
以上5冊。「星を継ぐ者」や「超鋼女セーラ」など、TRPG絡みの小説にも投稿したいところだが
洒落と意地で、すべてリプレイで統一してみた。
- 155 :1/3:2007/01/18(木) 12:57:57 ID:7b5Mfoin
- 集計人さんおつかれです。
しかし凄い悩むな。
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
体育会系根性技術開発というかつて無い分野の作品を生み出したこの作品がイチオシ。
徹夜に次ぐ徹夜、風呂抜きに次ぐ風呂抜きの果てに完成する美しい花火! 久しぶりにヤラレタ!と思える作品でした。
作品の中にイギリスを舞台にしたと思われる異国の雰囲気や、男女差別ネタやら女同士の友情、
国同士の威信をかけた暗闘なども折り込みつつも、結局は頑張って日夜実験に取り組んでぶちかました花火が
物語中の人間/国家の醜い争い全てぶっとばしてくれる所は快感以外の何者でもないと思う。
<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】
寒川さんを虐めるメイゼルが可愛いのでもうコレは票を入れるしか無いと。それはともかく相変わらずの設定の濃さと、
3巻に比べて全体的に読みやすさの向上が感じられる所がいい。一人一人のキャラクターの表と裏の書き込みと、
単純に白黒と言えない世界のあり方の表現も良し。善/悪そういった二元論的な所を超えた世界で語られる人間達と
魔導師達の生き様が胸をうちます。
<<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
ヴィクトリカが可愛いのでコレは票を入れるしか無いと。それはともかくじっくりと深化してきた主人公二人の関係と、
比較的ストレートにミステリに取り組んだと思える所を評価。
あとはやっぱり二人の信頼関係が深まれば深まる程にボディブローの様に効いてきている
「不吉な予言」の存在が物語全体に適度な緊張感をもたらしているようで、目が離せません。
桜庭一樹の地の文は人によっては叙情的過ぎてイマイチかもしれないけれど、はまる人には堪らないほど
想像力を刺激してくれます。
- 156 :2/3:2007/01/18(木) 13:00:44 ID:7b5Mfoin
- <<紅 〜ギロチン〜>> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】
最年少ヒロインではないかと思える紫が可愛いのでコレは票を入れるしか無いと。
7歳でも恋する少女は強いよなと思えるキャラクターの描写と、少年漫画的な王道のストーリーがとても好感触。
あと、悩める青年のグダグダ感と、吹っ切れた時の真っすぐさは若さの特権だなあと思えるようなスッキリとした
展開が読んでいて嬉しい。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
内容の胸に迫る感じは他の作品の追随を許さない出来だと思います。
ちょっと”文学少女”の発言に一部納得出来ないような所も在るものの、作品全体からすると正直些細な問題のような気もする。
少なくとも作品全体に凄いパワーがあると思える作品。ねじってねじって今反発力をもの凄い勢いでためているキャラクターが
影にいるので、このキャラが爆発するとこの話どうなるんだろうという異様な緊張感に満ち始めているような気がします。
次点:
狼と香辛料 III まあ誰か入れるだろうし。
化物語 (上) まあ誰か入れるだろうし。
化物語 (下) まあ誰か入れるだろうし。
ジャストボイルド・オ’クロック 面白いけどまだ種まき感が強いしね。
ラジオガール・ウィズ・ジャミング 発想では1、2を争う出来だと思う。
ゼロの使い魔 9 双月の舞踏会 うーん、うーん、いや、まあいいかと。
図書館内乱 うーん、うーん、票がもう一つあればこの本。
ヤクザガール・ミサイルハート 敢闘賞があったらこれ。
- 157 :3/3:2007/01/18(木) 13:02:52 ID:7b5Mfoin
- ●ベストキャラクター賞
{{エルフェール}}(ユーフォリ・テクニカ)
新しいヒロイン像の地平を切り開いてくれたと思える彼女に一票。
もうこのキャラは絶対外せませんね。喜びのあまり壁に頭を打ちつけて血が出るヒロインなんて空前絶後。
その割には可愛らしさを失っていないと思えるその造形は秀逸としか。
{{恋ケ窪ゆり}}(とらドラ!)
最後っぽい弾を既に撃ち損じている彼女しかいない。
いいの!みんなは別に分かんなくってもいいの!きっとみんな彼女の苦しみと笑いどころが大人になれば分かるからっ!
際どい年齢に達してしまい、結婚を焦る女性の真っ黒な感じがたまらない。
{{インコちゃん}}(とらドラ!)
だってブサイクでぶくぶくでよだれらしきものがいつも開きっぱなしになっているクチバシから垂れていて
毛が抜けかかって鳥的興奮のために痙攣しつつ目が白目ですよ。もう好きにならずにいられないじゃないですか。
生きたグロ画像とまで思われつつも生きているんですよ?勇気が湧いてくるよ!
{{コヒロ}}(神様のおきにいり)
3巻かけて魅力をじっくりと熟成させてきましたね。多分他に誰も投票しないのではとか思って投票。
気がついたら足下にまとわりついている猫のような、あるいは近づきたいけどちょっと不安な子犬とか、
なぜかちゃっかり隣の席を確保しているようなその微妙な振る舞いがとても良いです。
微妙な可愛らしさとでも言いましょうか。
{{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語)
外せない鉄板。作者の趣味と言うか遊び心が全開に出まくったキャラクター。
既存の枠にはまりそうではまらないその毒舌と、時々出てくる可愛らしくもあまりの本気っぷりが怖いような恋心。
こういう人に愛されたいとは思えないんですけど、そのキャラクター性は読んだら忘れられないインパクト。
化物語はどのキャラもいいんだけどね、代表で彼女。
- 158 :1/2:2007/01/18(木) 21:56:37 ID:Fi036/1U
- <<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
一応京極堂オマージュな作品なのかな。ただし、西尾維新の趣味でゴテゴテにデコレーションされている。
タイトルも『化物語』だし、化物をファンタジーと京極堂の中間ぐらいで祓ったりする。
化物を抱える人間と出会って、祓ったりしながら青春してる高校生たちのストーリー。
ストーリー自体は大風呂敷を広げるでもなく、きれいに纏まっている。
が、この小説のメインはストーリーじゃない。キャラクターだ。
主人公は見ていて爽快になるほど歪に優しい男の子。
メインヒロイン(?)戦場ヶ原ひたぎは、なんとも激しい女の子。
「阿良々木くんみたいないかさない童貞野郎と話してくれる女の子なんて、
精々私のような行き遅れのメンヘル処女しかいないということよ!」
罵倒のためなら自分の身を貶めることすら厭わない戦場ヶ原、蕩れ。
その他登場人物もみんな一癖二癖で済まない奇人達。
物語の進行のテンポが乱れようとも、素敵にいかれたキャラクター達のやりとりは止まらない。
この作品の賞味期限は、きっとひどく短かい。少なくとも年内には読んだ方が良い。
それ以降に読んだなら、それはそれで味があるかもしれないが、今読んだ場合とは相当味が違うだろう。
まったく西尾維新と趣味が合って良かったなあと思います。
ツンデレ美少女戦場ヶ原ひたぎの、惚れ惚れするほどえぐいツン描写に敬意を捧げ、上巻に投票。
- 159 :2/2:2007/01/18(木) 21:57:34 ID:Fi036/1U
- <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
と思ったのだけれどやっぱり、エロい後輩神原駿河と「戦場ヶ原の全部」も捨てられないので下巻にも一票。
あと阿良々木くんのこと「おにいちゃん」って呼ぶ美少女が脱ぐよ!
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
>>124のロボコンでスポ根という表現は納得。
前半まではすがすがしくスポ根やってるねー、という感じ。
しかし徐々に裏っかわの重い部分が少し見えてくる。
冬湖と聖一はともかく、1巻の最初では単に《ゲーム》の強豪だった雫と智香は、
ふつーに学生やってふつーに仕事したりして、ふつーに幸せな人生をおくることだって
できただろう。しかし1巻が終わった時点で、二人は既に国家レベルで重要な人物になって
しまっている。おそらくはこれから、人類レベルで重要な人物になっていくだろうことは
想像に難くない。
残り2票は、気になってるけど読んでないのがあったりするので保留しときます。
- 160 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 02:39:56 ID:Q64+Wb9R
- <<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
出てくれただけで嬉しい。一年に一度の贅沢な楽しみ。
話は派手ではないけど、一文一文をじっくり味わう楽しさがある。
<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
どっちか一冊に絞ろうと思ったんだけどしぼれなかった。軽妙な会話にひたすら笑った。
そしてひたぎ蕩れ。過去編として執筆されるらしい「こよみヴァンプ」にも期待。
<<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】
うんちくを読む楽しさがあった。まだ粗削りだけど、今後に期待をこめて一票。
今回は以上の4作品に。集計人さんお疲れ様です。
- 161 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 14:12:31 ID:ueek7ZKt
- <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
作者も楽しんで書いてるのがひしひしと伝わってくる快作。
文句なし。
- 162 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 15:04:55 ID:T6SQWL5e
- <<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】
なんでライトノベルのレーベルで出さないかな、と思った一冊。
少なくともこの装丁はないだろ。
(落ち込んでいる)中高生あたりが手に取りそうな装丁で出してほしかった。
自分ではなく「姉」が生まれていたパラレルワールドに迷い込む主人公。
ネガティブな主人公とポジティブな姉が世界の「間違い探し」をするのだけど、
それがすべて主人公の絶望に帰結してしまうという展開がとても痛い。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
シリーズ3作目で、モチーフの小説との絡め方が一番しっくりしてた。
遠子先輩の舞台上での演説はちょっと気恥ずかしくて個人的にはマイナスなんだけど、
それでも名場面だと思う。
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
SF設定を用いた前向きな青春スポ根もの。
しかし努力とか成功が必ずしも幸せを意味しない世界でのスポ根。
一応この巻だけでも話が一段落してるけど、
続きの展開が気になる。できれば主人公たちが幸せになれる方向で。
<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
二人の語り部が話を披露するファンタジー世界での百物語、
みたいな話なんだけど、話が積み重なり繋がり収束していくさまに圧倒される。
きれいにまとめすぎて世界が小さくなってしまった感じもあるけど、
そこには目をつぶる。
あと、万城目学『鴨川ホルモー』を選びたかったのだけど調べたら4月発売だった。
多人数対多人数で特殊なゲームで対戦するというのは『クジラのソラ』と
共通しているけど、雰囲気や方向性はまるで違う。
吉田の孔明か京都の長門かっていう楠木さんの終盤の活躍がすばらしく
イチオシにしたかったのだけど残念。
- 163 :Achtung!!:2007/01/19(金) 16:03:15 ID:9MPf9ILP
- <注意事項>
「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
- 164 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 21:41:49 ID:pLV2GX5P
- <<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】
ストーリーも決して悪くはないのだが、もうとにかくリネア様のインパクトが強烈。
ヤンデレなんて言葉が吹っ飛ぶくらいの凶悪ヒロイン。
(たとえ登場回数は少なくても)リネア様さえいればシリーズ完結までついていける。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
登場人物全員が精神を病んでいるところが好き。
たった一人まとも(?)な琴吹さんが大好き。
でも遠子先輩はあんまり好きじゃない…。
エピローグで示された修羅場の片鱗に期待しつつ。
<<ソラにウサギがのぼるころ II>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
罵り罵られ押し倒されるツンデレ眼帯メイド萌え。
4巻で完結っぽいけど、特に2巻が最高。
<<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】
「荒削りだけど魅力的」というタイプとしては、昨年の新人の中ではダントツに光ってた。
最近はデビュー時からそつなく纏まってるタイプが多いけど、こういう作家も残ってくれればいいな。
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
上巻にも入れたいくらい好きだけど他人任せ。
これまでの作品のようなごちゃごちゃした設定が少ないので、
西尾維新を知らない人に読んで欲しいと思った。
- 165 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 22:14:16 ID:zRUcw9hI
- 集計人様、乙です。少女レーベルにもおもしろい作品はあるよということで、
少女レーベルから男女問わず読めるおもしろい本を五冊。当然801要素はまったくありません。
<<EDGE 5 〜ロスト・チルドレン〜>> 【著:とみなが貴和/絵:緋乃鹿六/レ:講談社X文庫ホワイトハート】
祝完結。既刊が講談社文庫に移ったくらいなしっかりとしたストーリーは相変わらずだった。
読み応えがあって満足〜。ラストも嬉しい驚きがあってよかった。
<<銀の騎士 金の狼 新たなる神話へ>> 【著:榎田尤利/絵:北畠あけ乃/レ:講談社X文庫ホワイトハート】
すっごい骨太の革命物のファンタジー。著者が著者なので手に取りづらいと思うが、絶対読んでみて欲しい。
革命の象徴・フェンリルと運命の少女サラがようやく出会った今回の巻、続きはどうなる!
五代ゆう好きなら絶対にハマる。
<<繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚>> 【著:本宮ことは/絵:池上紗京/レ:講談社X文庫ホワイトハート】
なんかホワイトハートが続くが、今期のホワイトハートは設定がしっかりしたファンタジーが多かった。
コバルト・ビーンズに比べてターゲット層が年齢上なのかな。
これも、設定が一ひねりされたファンタジー。幻獣がカッコ可愛かった。
<<オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者>> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】
秘密結社と闇魔法教会の話が盛り上がった巻。世界の謎も出てきて物語が広がった感じ。
ちょっとダークな感じのファンタジー要素がとってもツボ。イラストもぴったりだし。
<<エパタイ・ユカラ 〜愚者の恋〜>> 【著:高丘しずる/絵:輝竜司/レ:B's-LOG文庫】
東西に分割された近未来の日本で、大陸からの独立を目指すレジスタンスががんばっちゃってる世界。
女子校に入学した主人公の少女は、という話ですが。いや、ちゃんと少女レーベルなのですよこれでもw 素晴らしい設定です。
あと、今回は選外ですが、相変わらずの実力の「流血女神伝 喪の女王4」
ジェットコースター小説もいよいよ佳境。今回は政治的陰謀をねちねちやっている巻でした。
- 166 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 22:17:00 ID:vjhrSiyV
- >>45
面白いけどURL貼ってくれ。
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1168528573/129
- 167 :165:2007/01/19(金) 22:17:24 ID:zRUcw9hI
- 一度あげます。
キャラ賞
{{蘇芳}}(緑風は刃のごとく 彩雲国物語)
このシリーズでほぼ初めて出てきた後ろ向きで普通な男キャラ。普通だけど、だからこそやるときはかっこいいのだ。
{{光焔}}(吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚)
ドラゴンのくせしてタカビーで意地悪でお茶目、しかももふもふの毛皮は反則だと思う。
{{イーダル}}(流血女神伝 喪の女王4)
女装王子の暗黒面降臨。黒くて鬱ですばらしい。
長くて読みづらくてすみません。よろしくお願いします。
- 168 :166:2007/01/19(金) 22:19:20 ID:vjhrSiyV
- すいません。誤爆しました。
- 169 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 23:19:46 ID:dhSpzvGJ
- <<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
○<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
個人的に戯言シリーズより面白かった。
ストーリーよりも細かい小ネタを楽しむ作品。
続編の傷物語(仮)もしくは無物語(仮)に期待
- 170 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 23:25:05 ID:zrtuHSux
- <<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
後日談、平凡な日常、平凡で幸せだからこそ涙が止まらなかった
- 171 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/19(金) 23:54:00 ID:dwg1jZhr
- ○<<ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】
今でこそエロゲライターとしての名前が有名だが、
もともとは一般の受賞経歴有りの物書きだっただけあって流石の文章構成力、そして表現力。
自他共に認める、経歴に対する作品排出率の低さ(遅筆とは認めたくないらしい)に加え、
再就職によって本業に戻ってしまったため次回作は期待できないが、
ゴシックロリータの王道をぶっちぎり、百合を惜しげもなく振りかけて、巻頭にアラブヒゲを隠し味に加えたこの料理、
知られないのはあまりに惜しい。
<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
西尾の新シリーズでありながら最高傑作候補にもなりえる作品か。はっちゃけっぷりは戯言以上。
深みはないが、だからこそ戯言よりも"ライトノベル"足り得るものがあるのでは。
といいつつ西尾らしい言葉遊び・伏線管理も健在なのだから良いとこ取りにもほどがある。
西尾維新、お前本当はエロゲライターになりたかったんじゃないのか?
- 172 :結構サイズでかくなったなあ……1/5:2007/01/20(土) 02:16:24 ID:4hKZVFSb
- 今期、というか今年はリプレイの当たり年だったと心から思う。
非常に質の高い作品に多く出会えた。その中でも特に素晴らしかったのが、ダブルクロス・リプレイ・オリジンだ。
<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】
シリーズ完結票。
しかし、シリーズの最後にとんでもないものを残していった。まさに集大成と言える一冊。
最高傑作と呼んでも過言ではないだろう。
ダブルクロスの、そしてダブルクロスを創った男の、全身全霊がここにある。
子どもであるということと大人になるということ、そのための決断。そして絆。
ある種ジュブナイルの王道とも言えるテーマだが、やはり幾つになっても大好きなテーマだ。
皆がDXの各種システムを効果的・演出的に盛り込んでいく事で、無理なくシナリオとシステムが融合している。
そのため、作品の中でやりたい事というのがはっきりと良くわかる。
既刊のネタも余す所無く使い、シリーズとしての厚みも見せる。加えてキャラクターも全員集合大盤振る舞い。
名物敵役や、かつての仲間たち。彼らが各人の役割を全うし、ストーリーを盛り上げていく。
特にギャグをやるときはそれに徹し、シリアスなときはとことんシリアスな、ぼんくらーずの果たした役割は極めて大きい
(ギャグは半分以上素でやっている様な気がしないでもないが。特に天)。
こいつらのラストバトルは隼人と椿のそれよりも熱かった。しかし共にギリギリのラインでの戦いである事に変わりは無く。
本気でぶつかってくるボスキャラクター達に対して、真正面から応えるキャラクター達の熱さときたら。
その行動一つ一つに読んでいるこっちもハラハラさせられる。
そして、読み終えた後。TRPGと出会えて良かったという幸福を感じる。だからTRPGをやりたいのだという初心を思い出す。
やはり大好きなのだと再確認させてくれる。
ここには、過去・現在・未来が確かに在る。そして、それらは絆で繋がっている。
ありとあらゆる要素が集束し、一冊の本を創り上げる。ゲームとしてのみならず、
一つの「お話」としての魅力に溢れている本当に素晴らしい一冊だった。
この作品に出会えた事に本当に感謝したい。ありがとうございました!
- 173 :172 2/5:2007/01/20(土) 02:17:10 ID:4hKZVFSb
- ○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
新人への期待票。
この作品の一番の魅力は一言で言うと「暖かさ」。
街の人、軍人、そしてレコリスの想い。その全てが心を熱くたぎらせ、震わせる。
読み終わった後には確かな暖かさが残る、ハートウォーミング・ファンタジー(仮)です。
キャラが良く動く事、勢いがある事。その点は十二分に満足できるものでした。
全く関係ない板で紹介されて、まあ期待せずに読んだのですが、まさかここまで心の琴線に触れるものだとは思いませんでした。
終盤にかけての心震わす展開は新人の中のみならず、他の作品にも決してひけを取りません。
というわけで新作下さい。
<<銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】
今期の新シリーズ期待票。新シリーズとしてはトップクラスの構成・展開だった。
富士見スタンダードな主人公にベタな展開なれど、きっちりと読ませ、盛り上げるのは見事。
初めの方を読んだときはハズレかな?と思ったけれど、次第に丁寧に描かれた世界に引き込まれていく。
ソツなくこなし、シリーズ出だしとしては非常に濃い一冊となりました。
これから続きが出るのか?、というのは非常に不安な事ではありますが、まあこれ一冊でも良く纏まってるからいいかー。
とか思ってしまうヒドい自分もいます。
個人的なポイントは少年の誓いときれーなおねーさんです。
<<れじみる。>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
基本は連載まとめた短編は投票しないのだが書き下ろしが良い出来だったので投票。
影があるから光がある。光があるから影がある。そんな黒い太陽らしい一冊です。
連載時は本編とのリンクっぷりも見事ながら、イラストとのリンクも見事です。
流石共同作業。地の文とキャラの台詞の交差するギャグがツボ。
そして書き下ろしの、あまり前面に出ない理緒の話。これが非常にツボ。これはもうレジンキャストミルクの要素が、
今の藤原祐がぎっしりと詰め込まれていると言っても過言ではない(酷い目に会う人がいない点は除きます)。
これから酷い目に会うのだから今のうちにほのぼのしておくが良い!と言われているような短編でした。
- 174 :大賞はここまで 3/5:2007/01/20(土) 02:18:10 ID:4hKZVFSb
- <<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
一気に第一部完!まで引っ張りやがった。いつもの事ながらクライマックスからの引きが凄い。
疾風怒涛とでも言うべきか。心理面の描写が緻密、と言う訳ではないけれど、それぞれの個が際立ち、
引き立てていてとても魅力的なものに写る。キャラ自体はあまり好みではないのだけれど(特に男性陣の情けなさといったらw)。
続きがどう来るか楽しみな一冊。
以上で大賞投票を終わります。
最後まで悩んだ作品は多いです。候補を絞りきったぞ!と思った時点でまだ半分。
嬉しい反面優柔不断な自分を罵っておきました。まあそれくらい一杯良作ありました、と。
最も悩んだのが「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」。この作品で受けた衝撃だけなら年間トップでしょう。
振り返ると、矢野俊作に驚かされっ放しの一年でした。
他には完結した「空鐘」「半月」「銀盤」「ディフェンソル」
本領を発揮しつつある「バッカーノ」「BBB」
高水準のノベライズを放つ「ガンパレードオーケストラ」「ペルソナ3」「ライドウ」
相変わらず、美しくもやりきれない世界を描く「紅 〜ギロチン〜」「戦う司書」
非日常と日常の絶妙なブレンド「お隣の魔法使い」「月の娘」「星屑エンプレス」
そして、作者の力量・方向性がよくわかる「ねこのおと」w
その他最終候補に挙がった約50冊、全てを次点とさせていただきます。
また、勝手に著者賞として矢野俊作・藤原祐・高殿円。
勝手にベストイラストレーター賞に椋本夏夜・しのとうこ・深遊を勝手に送らせていただきます。
あとキラの旅とか禁書目録48巻目とか読んでみたかったなーとだけ言っておきます。
それでは始まったばかりでありますが大賞集計人様、集計大変でしょうが頑張ってくださいませ。
さあ、次はキャラ賞だ。
- 175 :ここからキャラ賞 4/5:2007/01/20(土) 02:19:01 ID:4hKZVFSb
- {{トラン=セプター}}(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ)
「我が名はトラン=セプター。偉大なるダイナストカバル……極東支部長だ」
譲れない思いがある。守りたいものがある。そして大切な仲間がいるから、戦える。
全エリンディルが泣いた、最高に輝いていた男だ。
ルージュを読んだ後、しばらく放心状態だった。
気が付くと、「もしも」を考えてしまう自分がいた。
その衝撃から立ち直るのに、どれだけかかっただろうか。
ここまでショックを受けているという事実もまた、衝撃的だった。
意識していなかったが、本当にこのフォア・ローゼスというギルドに思い入れがあったのだなあ、と今では思う。
この痛みがあった事、これから先も決して忘れないだろう。
{{パンプキン}}(空の鐘の響く惑星で)
「――どうか貴方に、幸福が訪れますよう……」
カボチャたっぷりカボチャがやってくる。最終巻はどこを切ってもカボチャ。
締めまでこの男。イラストと相まって背中で魅せやがった。裏の主役としての来訪者たち。
その中でも何も持たなかったこの南瓜が満たされたこの世界は、間違う事なき、彼の居場所なのだと思います。
彼はこれからも人の笑顔のために踊りつづけるのでしょう。スイッチョスイッチョ出かけるのでしょう。
{{陣内ショウゴ}}(ブラック・ブラッド・ブラザーズ)
「……うむ。私もまだ、捨てたもんじゃない」
子どもっぽい所もありますが、頼れる大人です。非常に生き生きとした「カッケー」大人です。
Dクラはテーマ上、書けなかった大人キャラでもあります。
ジローと共に、聖戦を生き抜いたかつての頼れる相棒。
この街の、この世界を託す者として、彼以上に相応しい人はいません。
自分を継ぐ者がいる。その事実を確信を持って生きる事ができる。こういう大人になりたいです。
もう遅いけどな。
- 176 :ラストー 5/5:2007/01/20(土) 02:19:58 ID:4hKZVFSb
- {{ジュード&アル}}(ジャストボイルド・オ’クロック)
「ポジティブ!」
「ポジティブ!」
目の覚めるようなハイタッチの音が、澄みきった青空にこだまする。
珪素脳を宿す元ヒーローと一匹の家電が、今日もちょっとちょーどいい感じで、こうしてなんとかやっていく。
(後略)
失われたものは非常に大きく、それでも格好良く生きる男たち。
久しくご無沙汰だったけど、実に清々しい一組のヒーロー。
どんなに辛くとも前を向いて歩いて行こうとする。英雄と訳さない類の、正真正銘のヒーローだ。
彼らの生き方はエリカでなくとも見ていて嬉しくなってくる。
{{ミノティアス}}(神曲奏界ポリフォニカ(白))
「いいではないか。ダンスこそ、牛のロマンなのだ!」
牛。説明不要! というか説明不可能。
絵的なイメージは変身後のパ○スト太郎なんですがどうか。
腹黒お嬢様や別名(仮)サンダーストロンガー姫もコメディタッチで攻める今、
ギャグ担当……とは必ずしも言えないのが白の怖いところで。
ブランカがあまり語りたがらないものだから彼を知る上で、重要なキーパーソンになるのではないか、
と思いきやこのまま別の精霊にその役割も取られそうな予感……!
頑張れ牛。高殿円も何かプッシュしてるぞ!
今回のテーマは格好良い男達……のはずだった。はずだった。
次点はまさに快男児。ぐぐっても快男児。快男児オブ快男児「天花寺大悟」
今が駆け抜けるとき!銃姫の「オルテッグ」
気が付けばどこにでもいる。墓石病院の「釘斗博士」
どいつも投票するに相応しい男どもであった。はずだった。
- 177 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/20(土) 07:04:40 ID:Pf2IogWd
- ○<<銀月のソルトレージュ>>【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】
あちこちの書評を見た時点では「枯野も萌え小説に流れたか」と残念に思っていた。
本書を一読した後に、その感想を捨てた。確かに萌える。だがそれ以上に、これは燃える。
魔法の設定が特に凄い。多くの作品でそうであるような便利な超能力ではなく、また伝奇にあ
りがちな、実在の神話や伝承をそのまま持ってくるものでもない。そしてその設定を骨の髄ま
で活かしきるキャラクターとストーリー。作風こそ違えど、魔法遣いの枯野瑛は健在だった。
どれだけ良作を書いても売れずに打ち切りの恐怖が付きまとう、作者の微妙な打ち切りキャラっ
ぷりにも少し萌え。
<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
多くを語る必要はない。
ただ、全ての登場人物たちと、この長くも素晴らしい物語を書ききった作者に、ありがとうを。
そして、もはや語られることのない彼らのこれからに、祝福を。
<<クジラのソラ01>>【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
巻末で作者自身にスポ根と分類されていたけど、どこか違う感じがする作品。
確かに、ゲームのルールが分からなくてもスポーツの観戦はできるし、スポ根ものも読める。
けれどそれは言わば入門編のような楽しみ方であって、本来はその後、ゲームルールを勉強し
た後にこそ、真の楽しみ方があるように思えるのだ。そしてこのクジラのソラという作品を楽
しむ上で、それは出来ない。
しかし、そんなスポ根ものとしての最大の武器を持たずとも、この作品は面白いのだ。
おそらくそれは、抽象化されたゲームと、あまりに複雑で絶望的な現実との二面性を、作者が
きっちり書ききっているからだろうと思う。緩急の勝利というか、確かにスポ根ものにおいて
は定番の、コートの外におけるドラマがしっかりと描ききられている。先が楽しみな一作が、
またひとつ増えた。
- 178 :177:2007/01/20(土) 07:05:11 ID:Pf2IogWd
- <<レジンキャストミルク5>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
今まで積み重ねてきたものは、全てこの悲劇を彩るためのもの。藤原祐はやはり容赦がない。
だがそれがいい。もうこのまま、行き着くところまで行き着いてくれ。
語るべきところがあまりに多く、逆にそれゆえに何も語れない作品。
<<ネコのおと>> 【著:大勢/絵:大勢/レ:富士見ミステリー文庫】
誰の章がいいとか悪いとか、そういうことを語るのは簡単だが、もうむしろ全部の章をありの
ままに楽しんでしまえばこれほど笑える作品もそう多くはない。ありがちな萌えキャラコメディ
になるはずの企画が、いつの間にか意味不明のバトルロワイヤル。そして最後には壮絶かつ美
しい結末が。
作者たちのリアル人間関係に影響がないことを祈るばかりだ。
次点はアリアンロッドやロケットガール。でもあまり五冊の選出自体には悩まなかったような。
ここからキャラ投票。
{{ジネット・ハルヴァン}}(銀月のソルトレージュ)
誰よりも幸せになる資格があるけれど、誰よりも幸せになれないひと。
できれば、彼女が笑ってくらせるようになるまでシリーズを続けて欲しい。無理か?
{{フィオル・キセルメル}}(銀月のソルトレージュ)
一作品から二人も推薦するのはあまり主義ではないのだが、そこを敢えて。
いたいけな少年の人生を弄んでしまう、極悪なおねーさん。しかも実はある意味本当に極悪。
きれいなおねえさんは好きですか? ぼくは大好きです。
{{パンプキン}}(空の鐘の響く惑星で)
説明不要。男たるもの、かくありたい。
空鐘の真の主人公にして、全てを持っていく者。存在感溢れるカボチャっぷりが実にカボチャ。
ああもう畜生、かっこいいなあ。
{{あざの耕平}}(ネコのおと)
最終章の執筆者としてではなく、四章最後と五章頭に出てきたそれぞれのキャラクターに。
電車の中で笑い転げそうになった。泣いていいか。
- 179 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/20(土) 11:57:06 ID:YW36p0Rg
- <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
思い出したのは料理マンガを読んだ時の感覚。
天野先輩が語る『本』はとてもおいしそう(おもしろそう)と思ってしまう。
シリーズの中で私はこれが一番好き。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
まぁ言わずもがな。
なんか語ろうとしても、すでに皆さんが言っているの事の焼き回しにしかならないが……
ホロ、かわいいよ、ホロ……。
<<黄色い花の紅>> 【著:アサウラ/絵:Bou/レ:スーパーダッシュ文庫】
ラノベらしくない、でもラノベ。
主人公紅花の成長と前半後半のコントラストは見事だった。
銃に関する蘊蓄が多く、それがもう少し考慮してあったらイチオシだった。
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
今後のシリーズに期待が持てそうなメカ・スポ根作品。
なんせ01。これは二桁は出すという覚悟のあらわれか?
- 180 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/20(土) 12:54:43 ID:4F7g1S5I
- ○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
ライトノベルでこれだけ笑ったのは初めてだ。
西尾維新おとくいの言葉遊びもあったし、キャラの会話が何より面白い。
(上)のほうが表紙が好きなのでイチオシはこっちにしておく。傷物語はいつになる
のか。
<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文
庫】
泣いた。泣けた。
戦争の傷跡がのこる町を駆け回るヒロインは、見ているだけで勇気が出てくる。
人のぬくもりを教えてくれる小説だった。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文
庫】
ななせかわいいよななせ。
今回は話に関われなかったけどだがそれがいい。
遠子先輩が卒業したら心葉はどうなるんだろうか。
料理番組を見る遠子先輩に萌。
<<学園キノ>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
時雨沢節が爆発していた。
本編好きな人にはちょっとあれなんだろうが、パロディとしてみるなら楽しめる。
- 181 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/20(土) 15:31:32 ID:TOhATSJ7
- ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
怒涛の展開で完結したこのシリーズはやはり外せない。
正直、途中どうやって最後まで持って行くのかと思った。
いつか、またきちんとしたアニメ化がされる事を切に願う作品です。
<<しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess in The Unprincipled Tales>> 【著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫】
相変わらずしずるさんとよーちゃんだけでお腹一杯になれちゃう作品。
この先の展開が気になる。
<<零崎軋識の人間ノック>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】
戯言本編は完結しても、まだまだ幾らでもサイドストーリーが出てくるなあ。
これだけで当分満足出来そう。
<<メイズプリズンの迷宮回帰>> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/レ:祥伝社 NON NOVEL】
こちらは、しずるさんと違ってドライでほろ苦い読後感。
主役達の過去とか出て来たので、こちらも今後が楽しみ。
{{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ)
100億ドルの美貌に乾杯。色々とお幸せに。
{{リア・ガーネット・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ)
シリーズもう一人の主役。
その後の二人の関係が色々気になって仕方ありません。
{{ガブリエラ・パピィ・ポッゾ}}(銀盤カレイドスコープ)
タズサとリアの間で苦悩する「聖女」っぷりがとても好ましかったです。
彼女にも幸あらんことを。
{{しずるさん&よーちゃん}}(しずるさんシリーズ)
いつも甘々な二人は読んでいるだけで、微笑ましくなってしまいます。
{{萩原子荻}}(零崎シリーズ)
彼女の羞恥プレイっぷりに、大爆笑しました。作者が楽しんで弄り倒してるのが分かります。
- 182 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/20(土) 16:04:16 ID:SOS2KCiv
- ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
完結おつかれさまでした。
アスリートの過酷な戦いと至上の喜びを描ききってくれたことに敬意を表します。
フィギュアのおもしろさをふたたび思い出させてくれたことにも感謝!
<<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】
入れるべきか迷ったけど、ミステリというよりはラノベ読みの人に読んでもらいたいので。
最後の一言に震え、そして考えてみてください。――あなたならどちらを選びますか?
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平
/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】
ラノベ版「ウロボロスの基礎論」! なんてゴージャス!
これにISBN付けて売り出しちゃった富士ミス編集部にLOVE寄せです。
{{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ)
ここまで性格の偏ったヒロインを、最後まで偏らせたまま貫き通した姿勢があっぱれ!
{{あざの耕平}}(ネコのおと)
作者ではなくキャラクターとしてかっこよかったです。
ダイヤモンドより硬い原稿に涙!
- 183 :1/3:2007/01/20(土) 16:24:05 ID:5ePH2qcP
- ●大賞、イチオシ賞
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
ホロとロレンスの関係に最大の危機が訪れた部分が前巻までとの明確な変化。
二人の恋の行く末もそうだが、黄鉄鉱の市場競争の場面は手に汗握る。
ひと癖もふた癖もある登場人物たちの小気味いい会話もよく練られているし、
この時代には、まだ誕生していない株式の概念を持ち込んだことも評価したい。
とりあえず、アマーティは見事なかませ犬っぷりだった!
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
一番の見所は、舞台上での10ページ以上にもわたる文学少女の語りでしょう。
物語とその登場人物への愛のあふれる素晴らしい演説でした。
心葉の荒んだ心境も徐々に改善されつつ、ラストでは強烈などんでん返しをみせて、
次回の大波乱を予感させるターニングポイントにもなりました。
そしてここにきてベタなツンデレキャラと化した琴吹ななせ嬢に乾杯!
<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
人間がお互いを思いやる心。信頼し合う心。笑顔と笑顔の交換。
慌ただしい生活の中で忘れがちな人と人の繋がりの大切さを思い出しました。
綺麗事と言ってしまえばそれだけだけど、そんな無感動で切り捨てて欲しくない。
一人ぼっちで寂しくしている夜に、ふと読みたくなる心温まる一品です。
- 184 :2/3:2007/01/20(土) 16:25:04 ID:5ePH2qcP
- <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
西尾維新の全才能がギャグコメに暴走した最高傑作。
会話だけでこれほど爆笑した小説は、いままで読んだことがない。
戦場ヶ原ひたぎのグサグサと突き刺さる毒舌が甘美な上巻も捨てがたいが、
なにかと肉体ネタに走ろうとするばるかん後輩に感動したので下巻をプッシュ。
「戦場ヶ原ひたぎ、蕩れー」は、今期のライトノベル界の流行語大賞。
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
感極まってベランダから池にダイブして大怪我を負ったり、
額から血が出るほど土下座で頭を打ちつけたりと、
抑えきれない情熱からくる突き抜けた奇行を見せる変態王女が大変面白い。
技術の進歩は、ただ人々の生活を便利にするだけのものではなく、
ときに優れた技術は人々に新しい世界を見せて、その心に感動を生む。
ページをめくる間中、彼らがこのあといったい何をやらかしちゃってくれるんだろうと、
ドキドキワクワク、湧き上がる気持ちをとめられませんでした。
この興奮をどうか多くの人に体感してほしい。2006年の作品の中でも、一番のオススメです。
次点
『とらドラ』・・・当然、誰かがいれるでしょう
『煌夜祭』・・・良作なのは自明なので、誰かがいれるでしょう
『付喪堂骨董店』・・・作者が一皮剥けた、これも見る目のある誰かが(ry
『空ノ鐘が響く惑星で12』・・・ラノサイ杯で投票しちゃったしなぁ
- 185 :3/3:2007/01/20(土) 16:26:11 ID:5ePH2qcP
- ●ベストキャラクター賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で)
まさに道化としての生き様にふさわしい幕引き。
フェリオ様なんかより、よっぽど格好いいじゃねぇか・・・。
{{櫛枝実乃梨}}(とらドラ!)
ラブコメが生み出した最強の萌えピン芸人。
他キャラとのコンボも爆笑モノです。
{{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語)
流行るといいな、「蕩れ」
{{コヒロ}}(神様のおきにいり)
何故かいつも美味しいところをもっていく。
水落しの術フリフリダンスはシリーズ定着だなこれは。
{{寒川紀子&鴉木メイゼル}}(円環少女)
「やめてください!やめてください!」
なんだかとても逆効果な気がする。
- 186 :1/3:2007/01/20(土) 22:09:19 ID:1K3q2PBs
- ●大賞・イチオシ賞
○<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
小さい頃、手を伸ばした先。そこはまだ遠い気がして、それが悔しい気がするから
まずはこのシリーズに一票を投じることができるという現実に感謝。・゚・(つ∀`)・゚・。
この大賞のために改めて読みなおしてみると、最初、読んだ時には見落としていたものが色々と見えてきた。
この巻ではカラの成長が見て取れるたのが良かったです。これも最初は気付かなかったw
その他、事後処理や、新たな展開への各陣営の動きなんかも読んでいて面白かったし、
絵描きさんのカラとは違った真っ直ぐさも非常に気に入りました。
変わらない透き通った雰囲気と変わっていく面白さ、最後まで付き合っていきたい作品です。
<<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
ようこそ、ホテル・ウィリアムズチャイルドバードへ
こういう灰色な雰囲気の作品も好きです。
ジョナサンの手紙に涙を誘われ、サチの言葉に懐かしいものを感じ、
華乃子の行動にハラハラさせられ、浅井の思いに寂しいものを感じ、
そして、灰色の雰囲気に溶け込んでいるようで、浮いているキズナに不思議な魅力を感じました。
少し違ったベクトルで、しかしとても魅力的な住人に惚れました。
キズナの物語がどのように続いていくのか、楽しみです。
- 187 :2/3:2007/01/20(土) 22:10:19 ID:1K3q2PBs
- <<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
なぁほら、大丈夫、笑っているだろう――?
今回の電撃の新人さんが書いた作品の中で一番好きな作品です。
傍点やルビが少し多いような気もしますが、新人らしいと言えば新人らしいかな。
てなわけで、雰囲気に惚れてしまいました。
登場人物の一人一人が、自分の信念の下で揺るがず動いているのが魅力的でよかった。
そして、そんな人たちが全力で自分の大切なもの守っている姿が読んでいて楽しかった。
これからに期待がもてる新人さんでした。俺が期待すると消えていくのはなぜだろう('A`)
<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
おおかみさんという くちとめつきがわるくてむねのない おなごがおったそうな
好き嫌いが激しいだろうなぁ、この作品は。このシリーズは2冊出たけど、はじまりってことで1巻に投票。
とりあえず、六人じゃん、とか、八人じゃん、とかいったことは気にしないようにしましょう。
頭を空っぽにして楽しみたかった(というか、途中までそうしてた)から後半の展開は少し気に入らなかったけど、
すっきりした終わり方だったのでよかったです。気に入らなかったのは自分が悪いんだしねw
地の文を含めたすべてのキャラクターがかわいいんだよ。変にひねくれてもいないし。
これでもか、ってぐらいにキャラの魅力が詰まった、気楽に読める作品でした。
- 188 :3/3:2007/01/20(土) 22:11:28 ID:1K3q2PBs
- <<輝石の花>> 【著:河屋一/絵:山基海苔/レ:富士見ファンタジア文庫】
――聴こえてる?私のリズム
今期出版された富士見の新人の作品はすべて読みましたけど、これが一番気に入りました。
なんというか、地の文と作品の雰囲気とがあってないような気がしました。
でも、そんなことを忘れさせてくれるぐらい面白いお話でした。
主役二人のその時、その時の感情がストレートに伝わってきてとてもよかった。
お互いの為、ただ真っ直ぐに今できることに全力を注ぐ。その姿が清々しかった。
最近はこういった雰囲気の話が減ってきたので、作者にはがんばってほしいです。
感想が陳腐だなぁ。これではいかんねぇ。ま、大切なのは愛だよ、愛w
今期は全くもって富士見厨らしくない投票結果になってしまった。
やっぱりソルトレージュを読んでおくべきだったかな。
それにしても、今回は結構絞るのに苦労した。やっぱり買う量が増えると違うなぁw
今年も今期と同じように真っ直ぐな本と出合えるといいなぁ。
さて、中賞、小賞にも投票してくるか。
- 189 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 06:28:33 ID:zgRE1Jxy
- ●大賞・イチオシ賞
<<ストロベリー・パニック!(2)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】
○<<ストロベリー・パニック!(3)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】
百合ブームを当て込んだ読者参加企画という俗っぽいにもほどがあるところからスタートしてるのに、女の子の気持ちから一切逃げないシリアスなお話になっている。
シスプリもそうだったけど、どんなにふざけた企画ででもその作品世界の中でキャラクターが真剣に生きてるんだって思わせてくれる公野櫻子先生はすごいと思う。
- 190 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 09:30:34 ID:w7RRYT0G
- ○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
とりあえず掛け合いが絶妙。この人らしい言葉遊びをとても含んだやり取りが面白い。
キャラクターもとても立っている。神原はまさに新機軸。
まあ主人公がモテモテなのは何時ものことだが、恋愛模様も今までに無いくらいあるし。
作品自体も変なクセがないというか純粋なエンタメ作品として仕上がっている。
西尾維新に初めて触れるのにはちょうどいい気がする。
個人的には比べればだが、下巻の方が好み。ぜひとも下巻まで読んでもらいたい。
特に終わらせ方がとてもうまい。いろいろあるがネタバレもあれだしこの辺で。
<<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】
個人的にノベライズというのには、あまり凄い印象を持っていなかったが正しくノベライズ維新。
単なる小説化ではない、オリジナル要素、キャラ満載だが、決して原作への愛が無いわけでなく
Lやナオミ大好きだ!という波動が伝わってくる。
安易に死神のデスノートを使わない。でも原作のワイミーズハウスとか
1コマ名前がでただけのロサンゼルスBB連続殺人事件とかからよく思いつくな。
正直、自分のオリジナル作品に使えそうなものはたくさんあるのにバンバン使う。
やっぱり掛け合いが面白い。新規読者も来るだろうのに容赦ねえ。
あとはとても気持ちよく騙された。とだけ。
- 191 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 09:31:47 ID:w7RRYT0G
- <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
なんか巻を増すたびのどんどん面白くなっていくような気がする。
恋愛というか、お互い意識し始めたのがいいね。
アミも最初の頃とは違う側面がでてきていい。
<<xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル>> 【著:西尾維新 原作:CLAMP/絵:CLAMP/レ:講談社】
四月一日と侑子のコンビがナイス。
の浅ましい台詞でしりとりをしよう。とかよく思いつくもんだと感心する。
これも原作の美味しい設定やキャラを使わず自分の持ち味でやったのに脱帽。
ムシウタ本編の新刊が出ていればいれたんだけどまあ次に期待。
- 192 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 09:32:20 ID:w7RRYT0G
- {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語)
相変わらず名前が凄い。
ツンデレはツンデレでも西尾版ツンデレは凄まじくやべえ。というか自分で自分をツンデレとか。
やべえだけではない魅力がある。
{{神原駿河}}(化物語)
レズでBLでネコで受けでロリコンでマゾで露出狂で欲求不満、そして何より魅力的。
ありえない組み合わせを実現させたもの。
これほど爽やかなエロキャラは見た事がねえ!
{{南空ナオミ}}(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件)
いや漫画版のこの人、殆ど忘れていたんだけどもういろいろ。
ぐはぁ!
{{阿良々木暦}}(化物語)
西尾作品には珍しいというほど主人公なのに一般的に魅力的というか、すごい好感が持てる。
なによりツッコミがいい。
{{忍野メメ}}(化物語)
ある意味裏の主人公。
不器用だけど、とてもとても。
- 193 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 11:14:27 ID:oq9MrUNm
- 西尾信者か
- 194 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 12:10:20 ID:kU4NTEBI
- >>193
>>7
- 195 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 14:59:35 ID:JAe/Wqin
- 西尾信者でも人間ノック入らんのか…
- 196 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 16:51:34 ID:JAe/Wqin
- ここにわざわざ感想付きで投票すること自体信者的だけど、あんまり露骨過ぎるのはアレか。
化物2冊とノベライズ2冊が2つ1票×2でできるなら、他に3作品入れられるわけだけど。
個人の感想だし余り気にせず
- 197 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 17:34:34 ID:6iKIeTva
- >>195-196
>>1
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
イベント運営・感想スレッド part6
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1152715135/
- 198 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 18:31:11 ID:QA81z4Rb
- 集計よろしくお願いします。
○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
実に正しいファンタジーをかちっと纏め上げて完結させる。
近年のライトノベル界が見失いかけていることだと思う。
読者も勿論うれしいし、作家を成長させる重要な経験だと思う。
まあ、何にせよ、この3年間楽しませてくれたことに感謝です。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
毎回期待通りのクオリティで、今回も満足した。
経済・金融に疎いので、このシリーズは毎度二回は読まなければいけないんだけど、
マネーゲームのからくりに気づいたときの爽快感は格別です。
もちろん、人外キャラにもハァハァです。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
文学部で美人の先輩とだらーと過ごしたい。
そんな僕の欲望が転移したかのような作品です。
ストーリー展開上はなにやら波乱の予感だけど、
あんまりぎすぎすしてもらいたくないんだよねー。
もっとぐたぐたしてもらいたいです。
<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
今までに読んだことのないタイプの作品で、とても新鮮だった。
自分の大学院生活は似ても似つかぬものだったけど、
研究が楽しくて楽しくて脳からドーパミン出しながら奇行に走る描写に
なんとなくノスタルジーを感じながら楽しみました。
<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
久しぶりに西尾作品を読んだんだけど、やっぱり面白いわ。
雰囲気や作風は既存の西尾作品の中では一番好きかも。
主人公が馬鹿でへぼナイスです。
でも、箱が邪魔なんだよねー。
- 199 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 19:38:32 ID:/MlZ1SWT
- ●大賞&イチオシ賞●
「ユーフォリ〜」と「ラジオガール〜」でイチオシを迷ったけど、口絵の分で差があった。
○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
1本の話として、読みごたえのある作品だと思う。
街の人々とメインキャラたちの絡みは温かみを非常に感じる。
一般の人にもオススメできる。
口絵のマンガでのルパン的な爽快感が大好き。
<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
個人的に「ツボ」なシリーズ。かる〜く読めるのも良い。
キャラが一人一人際立っていて、皆に笑いどころがあった。
あと、この巻の最大の魅力は「大人の下ネタ」にあったと思う。アレには降参。エロいとかじゃなくて「うわっ!」てなる。
<<イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ>> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
スネデレが良い。ツンデレ好きには、たまったもんじゃない!
主人公がことあるごとに妄想ストーリーを語り始めて、脱線しまくり。
だ が そ こ が イ イ !
2巻よりロリっ子が多い1巻をチョイス。
次に続く
- 200 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 19:40:45 ID:/MlZ1SWT
- <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
きっと下半期のなかで「まっすぐ心に届いてくる」内容だったと思う。
登場人物の悪戦苦闘っぷりを自分も一緒になって体験する。それくらい引き込まれた。
ぜひ続きや短編でもう1度、彼らの活躍を見たい。
<<狼と香辛料 V>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
今回は面白かった!
ロレンスとホロの関係も近づいたり離れたりで、その様子を非常に気になってる自分がいた。
また、なんやかんやで毎度「ホロの能力」で片付けていたラストの展開を、理にかなったやり方で締めたので1票。
次点としては
『みずたまぱにっく。 ―This is MIZUTAMASHIRO!!―』…「擬似メガネ」には感服。またそれを七草さんが描ききってるところもスゴイ。
『とらドラ3!』…なんか今一歩ほしい。(内容・挿絵ともに)
『ゼロの使い魔 9 双月の舞踏会』…笑いだけならシリーズ中、最強な巻。あとがきでヤマグチさんが壊れたのも◎。
『モノケロスの魔杖は穿つ』…大体のストーリーは面白かったけど、複雑すぎ。
『ぷいぷい! 3』…ゼロ使の次はは「楔形文字」かぁ。
- 201 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 21:31:01 ID:MY7wfjXJ
- ○<<レジンキャストミルク5>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
5巻にしてついにきたなと呼べる超カタルシス。特に終盤における主人公と
ヒロインの覚醒は身震いがたちました。藤原祐は、どうにも尻上がりに調子を
上げていくらしく5巻でこれなら次はもっと期待できるんではないかと愉しみつつ
も恐れおののいた作品。
<<れじみる。>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
もういっちょおまけに藤原作品でw完全に自分は信者なのだが、このひとの
幅が広がったと思うところと年に5冊出したこの人の脅威のスピードとその
全くクオリティを落とさず書いたことに敬意を表したいと思う。
<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
祝完結という事で一票。自分が追いついたのは9巻あたりだったためもっと
この作品に浸りたかった。そう心から思えるほどに読後感が素晴らしかった。
今、番外編がでることに最も期待したい作品。
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
毎回わかっていたとしても熱くなってしまうところが、すごく好きです。でも
文章力や構成力も少しずつ上がっているんじゃないかこの巻では特に思いました。
ある意味いろんな意味でターニングポイントになった巻ですがこれからに凄く期待
をこめて一票。
<<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】
個人的には今期の新人では一番良かったと思う。特に綺麗に終わってるんだけれども
ご都合主義じゃないちょっと悲しいハッピーエンドが物凄く壷にきました。
この人の今後の作品に期待を込めて一票。
- 202 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/21(日) 22:21:14 ID:09JskdH5
- 大賞、イチオシ賞
○<<グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I>> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】
人間が来なくなってから、1000年間AIたちだけで夏を繰り返してきた仮想リゾート地。
その最期の時、凄惨な殺戮劇の中で年上の少女に思いを寄せる少年が成長へと踏み出す。
グロテスクながらも描写が綺麗で官能的。著者10年ぶりにして初の長編。
倒錯的な体験のために用意された仮想空間内の夏の田舎町と、その登場人物の中の人という設定も
エロゲ板住人な自分にはツボだった。
<<ラギッド・ガール 廃園の天使 II>> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:Jコレクション】
上記の作品のサイドストーリーを集めた短編集。SF設定のいくつかは補完された。
「魔術師」と「蜘蛛の王」がよかった。
シリーズ次回作『空の園丁』は高校をモチーフとした仮想空間が舞台で楽しみ。
刊行マダー!?
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
今回はひとひねりがあり、まんまとミスリードされました。
今までの3巻のなかでは一番印象が強かった。
真打登場で以降の展開が気になる。
- 203 :202:2007/01/21(日) 22:22:05 ID:09JskdH5
- <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
今回は相場ネタ。いかに値崩れする前に売り抜けられるか。
なんかライブドアショックを思い出した。
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
終盤、大河が取り乱すさまがいい。
みのりんのマイペースぶりも健在。
その他で良かったのは
『ねこのおと』『オオカミさん』『2409階の彼女』『ROOM NO.1301』『イチゴ色禁区』
キャラ賞
{{天野遠子}}(文学少女)
心葉くん、いくら硬く薄くても胸を触らせてもらってるのに安心してはダメでしょう(#゚Д゚)。
{{大神涼子}}(オオカミさん)
メイドオオカミさんにはやられました。
- 204 :158 3/2:2007/01/21(日) 22:59:58 ID:xOaioC5F
- 時間空きましたが、後半の投票です。
<<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
主人公の科学少年っぷりが心を掴んだ。ニュートンはすごいんだぞー的逸話を語ったりしてて、共感を覚える。
あと全体的に雰囲気がホワホワしてる。ゆるゆるの空気で心地良い。
まずジョン平の「じゃ、やくそく、してた、さんぽいこう、しげる。いいてんきだ、よ」みたいな口調。
そして魔法の呪文が「ランドセル。かえで。ろうそく。ぶどう酒。くじら」とかだったりする。
主人公もジョン平の主だけあって、それなりにはゆるい。
「ゆるい」って別に誉め言葉じゃないかもしれないが、この作品は「ゆるさ」が良い感じに作用してたなあと思う。
<<ネコのおと>> 【著:長いので省略/絵:左に同じ/レ:富士見ミステリー文庫】
富士ミスが生み出した迷作中の迷作。この作品を読むだけで、富士ミスっていうのが稀代のミステリーレーベルだと
いうことがよくわかる。この作品に込められたミステリーは探偵の神ですら解決が困難なことだろう。
この奇跡に感謝すればいいのか困惑すればいいのか、もしくは絶賛、罵倒、どんな感想を寄せればいいのかわからない。
騙されたと思って読めば、「騙された」と思うであろうことは間違いない。
次点
「ユーフォリ・テクニカ」 ジョン平あたりと迷った。主人公達が天才野郎どもで、ジョン平の主人公が高校生程度の知識なのが好感でこちらに。
「銀盤カレイドスコープ」 8、9巻が良かったよ!言われても、手出してない人はいまさら出さんかなー、と。
「狼と香辛料」 おもしろかったしいいなー、と思う。もちろん今後も楽しみだ。でもなんか順当に面白かったので投票するにはおもしろみに欠けた。
このスレで挙げられてる気になる作品で、まだ読んでないのも多いけど投票。
- 205 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/22(月) 20:04:30 ID:dPOSsYBY
- ○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】
リプレイという形式に拒否感がないなら是非とも読んでもらいたい一冊。
TRPGだからこそのPLのとある選択から始まる手に汗握る展開。
話の筋だけを抜き出せばベタな展開、なはずなのに実際の内容と来たら。どうしてこうも熱いのか。
これと同じ位熱いリプレイはもう出てこないんじゃないかと思えるくらいでした。
<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
どん底に突き落とされてから這い上がるのはスポ根の王道。
だけど何もそこまで、と言う所まで徹底して突き落とす。本当にどん底の描写が痛々しくて読んでて辛かった。
ただそれだけに這い上がったときがまた格別なんだけど。
シリーズ完結に相応しい出来栄えでした。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
正直、恋する爆弾以降出来が緩やかに下降ラインにあるなぁと油断してたら、やられました。
恋する爆弾と同じかそれ以上の出来栄えで、中盤からの徐々に追い詰められていく展開が最高。
それにしても前からそうだったけど、今回のハッミュッツ=メセタは輪をかけて凶悪。
エンリケなんかよりよっぽど怪物してるだろw
- 206 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/22(月) 20:06:09 ID:dPOSsYBY
- <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
兎にも角にも、走る走る走る。暴走王女は止まらない。
本筋そっちのけで大笑いした一作でした。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平
/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】
こんなもんどないせいっつーんじゃあ! という作者たちの叫びが溢れんばかり
あざのん頑張った、ちょー頑張ったw
●ベストキャラクター賞
{{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3))
この四人だからこその話でした。
- 207 :1/2:2007/01/22(月) 21:24:28 ID:98Yww1Hz
- <<ジュリエットと紅茶を ―ようこそ、呪殺屋本舗へ―>> 【著:神埜明美/絵:日鵺祭/レ:集英社コバルト文庫】
女子高生店長の小泉鏡花と波多野康祐が営む紅茶専門店の裏の顔は、
依頼者の指定した人物を呪殺するという「呪殺屋本舗」。
小学生の留美が持ってきた依頼の裏には大きな陰謀が隠されていて……という話。
わりあい正当なコンゲーム物かな?ありがちになりそうでならない微妙な物語進行と、
主人公2人の軽快なやりとりが面白かった。
そして個人的には「お葬式物」といいたくなるほどなぜかお葬式業界に異常に詳しいこの本。
葬祭ディレクターなる資格は初耳。
主人公2人のこれまでとか、これからとか、もっと読みたいなと思いました。
<<エニシダの五月 黄金の拍車>> 【著:駒崎優/絵:岩崎美奈子/レ:講談社X文庫ホワイトハート】
英国中世騎士物語のシリーズ最終巻。
ラスボスの国王が出てきたのに、1冊で終わってしまうのが少し残念。
2人の活躍とか、嫁取りとか、ジミーが大人になる話とか、もっと色々読みたかったなぁ(番外編に期待します)
シリーズ物の最終巻を読んで、もう少し読みたかったと思えるというのは、すごく良かったということだな。
すごくいい、最終話でした。
<<ヴィクトリアン・ローズ・テーラー カントリー・ハウスは恋のドレスで>> 【著:青木祐子/絵:あき/レ:集英社コバルト文庫】
恋をかなえるドレスをつくると評判の仕立屋「薔薇色」の仕立て人クリスと、売り子のパメラが、
とある公爵のカントリーハウスで住み込みでドレスを仕立てることになった今回の話。
仕立屋「薔薇色」の店主であり、縫い子であるクリスとシャーロックの恋物語、
もしかして真面目にやるの?とびっくり。
なんちゃってヴィクトリアンで、なんちゃってな身分差物かなと、見くびってました、ごめんなさい。
でも、主人公とシャーリーの身分差が大きすぎて(労働階級と公爵家の跡取りって、絶望的なんだけど)
一体全体どうするのだろうと、いままで以上の先が気になる一冊。
- 208 :2/2:2007/01/22(月) 21:25:19 ID:98Yww1Hz
- <<零崎軋識の人間ノック>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】
え〜と、双識兄ちゃん萌え!
そうか、過去に遡るのなら双識兄ちゃんの話が読めるのかと、目から鱗な一冊。
しかしこの話でも、ひたすら妹妹と言い続けている双識兄ちゃんを見た後に、
人間試験を読み直すとなんかくるものが……
とにかく双識兄ちゃん萌えな自分には大満足な一冊でした。
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
自分から進んでは絶対に手をださないレーベルであり、出版社であるこの本を読んだきっかけは、
前回のラ板大賞の投票コメントがきっかけでした。
特に図書館法を書き出してあった感想がよかった!大感謝。
本屋で見かけてあ〜これあれだと手に取り、買って帰って早速一読。
すぐに「図書館内乱」を買いに走りましたw
いやぁ、おもしろかった!「戦争」もよかったけど「内乱」もおもしろい。
登場人物の軽妙なやりとりに笑わされ、主人公の成長を微笑ましく見守り、
なにより嫌なやつが本当に嫌なやつで!久しぶりに夢中になって読んだ本でした。
- 209 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/22(月) 23:23:48 ID:CidwH6nu
- 1/2
すいません、前に投票した182です。
間違いや誤解を招きやすい投票のようだったので投票しなおします。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
完結おつかれさまでした。 デビュー作にしてここまでの完成度。臨場感にあふれた描写に加えて、アスリートの持ち得た『心』、至上の厳しさと喜びを描ききってくれたことに敬意を表します。
フィギュアのおもしろさをふたたび思い出させてくれたことにも感謝! テレビでシーズンを見るのも楽しかったです。
<<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】
入れるべきか迷ったけど、ミステリというよりはラノベ読みの人に読んでもらいたいので。
行間に浮かんでくるのは、塗り込めたような灰色の空と海。これは主人公の心そのものです。
最後の一言に震え、そして考えてみてください。――あなたならどちらを選びますか?
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平
/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】
ラノベ版「ウロボロスの基礎論」! テキスト版「吼えろペン!」
なんてゴージャス!
どこまでも暴走していく設定と、必死に帳尻をあわせようとしていく作者の血の叫びがきこえてきそうです。
これにISBN付けて売り出しちゃった富士ミス編集部にLOVE寄せです。
- 210 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/22(月) 23:24:48 ID:CidwH6nu
- 2/2
{{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ)
ここまで性格の偏ったヒロインを、最後まで偏らせたまま貫き通した姿勢があっぱれ!
百万ドルの美貌と不屈の精神。 あなたのストレートラインステップを実際に見てみたかったです。
{{師走トオル}}(ネコのおと)
すいませんあざのさんではなく師走さんでした。書いてる方まで混乱していたようです。作者ではなくキャラクターとしてかっこよかったです。
ダイヤモンドより硬い原稿に涙。でも投票できるなら作者あざのさんにも投票したかったかもですw
たいへんご面倒おかけしました。
- 211 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 00:45:06 ID:KH/C384R
- とりあえず、俺は投票を見て
煌夜祭、タザリア王国物語、二四〇九階の彼女、ユーフォリ・テクニカ を買ってきた。
廃園の天使 の二冊も購入予定。
文学少女 は人を選ぶようなので考え中・・・
ジョン平とぼくと も気になってはいるんだが過去に
ゆるい雰囲気の作品買ってきて全く合わなかったことがあるからスルーということで。
二四〇九階の彼女はさきほど読了。
正直、全く期待してなかった意外と面白かった。すっきりしていて読みやすい。
ただ、イラストがどうしても好きになれないんだよなあ。それだけが残念。
投票作品に入るかどうかはまだわからないが。
現在はユーフォリ・テクニカを読んでるところ。
なんだかんだいって、このイベントを最大限に楽しんでるな・・・
- 212 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 00:46:08 ID:KH/C384R
- 失礼。こっちに誤爆してしまったorz
- 213 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 01:20:52 ID:dfg+Dti9
- ●大賞・イチオシ賞
○<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
掛け合いが面白すぎる!
ほとんど面白いんですが個人的には阿良々木暦と八九寺真宵の漫才が最高でした。
作中で阿良々木が「八九寺と話してるときが断トツで楽しい」と語ってたのが嬉しかったです。
これで終わるのが非常に惜しい作品でした。
●ベストキャラクター賞
{{八九寺真宵}}(化物語)
暦と真宵の掛け合いを毎月10P程で刊行して欲しいぐらいです。
{{阿良々木暦}}(化物語)
同上。
初めはこんなツッコミキャラ大丈夫かよ、と思ったものだけど今ではこれでなくちゃダメですね。
阿良々木君のツッコミはアニメにしやすいと思うんですよ…まぁ有り得ないかw
{{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語)
戦場ヶ原、蕩れ。正直これはどうかと思うけど戦場ヶ原は大好きです。アロンアルファ…
{{神原駿河}}(化物語)
エロキャラです。少なくとも自分が知ってる限りで最強。
- 214 :1/2:2007/01/23(火) 01:30:29 ID:8J40jadS
- <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>
◎<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>
某推進委員会のサイトで見て知って以来、ずっと読んできました。7巻ラストの宣戦布告から、
燃える勝負でかっこよく終わるとばかり思ってたら8巻の鬱展開がすごすぎ。
そこから最後までもってくとこも神展開。最終巻で読んでて良かったと思えるのは久しぶりでした。
<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>>
こっちも最終巻ですが、ハイスピード刊行してたせいか
待ちわびた感がぜんぜんありませんw
でも最後までクオリティ高くていい作品でした。
作中で書かれていない部分が多いのでぜひ外伝か続編希望。。
<<七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>>
これも最終巻?になるんだろか。サブタイ見てつぶれた武器屋の再建だとばかり・・・
正直ジャンプの打ち切りマンガのような潔いブチ切りかたで
したが、武器屋の話っていうのはいいとこに目をつけたと
思ってただけに残念です。もっと続けてほしかったなあ・・・
<<狼と香辛料V>>
ついにやってきた破局展開?!あのホロがほかの男に転ぶなんて。と思って読んでました。
2巻もそうですが絶望ピンチ展開が非常におもしろいです。
4巻もロレンスの不幸っぷりを期待しています。
次点:マルドゥック、追走の魔女、クジラのソラ、デスノ、人間ノック
- 215 :2/2:2007/01/23(火) 01:31:28 ID:8J40jadS
- ●ベストキャラクター賞
{{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ9)
{{リア・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ9)
8巻と9巻のリアは、まさにラスボス。
8巻の無敵ップリが最高です。あの9巻の終わり方だったら、
「リアの逆襲」で10巻出しても違和感ない。
タズサはタズサで今までとは打って変わって絶望のズンドコ。
毎回毎回落ち込んで立ち直ってを繰り返してきたけれど、
さすがにあそこまでヘコむとは思わなかった・・・
長い間お疲れ様でした。
{{アマルティ}}(狼と香辛料V)
見た目めヘタレ系なのに、正々堂々宣戦布告して、
さらに真っ向からワナにはめてくる、いいライバルキャラでした。。
- 216 :214:2007/01/23(火) 01:34:06 ID:8J40jadS
- うあ、ミスったイチオシ賞が丸じゃなくて二重丸になってるorz
- 217 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 06:47:43 ID:7Lax4YPz
- ○<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
ノベルズなのでノーチェックだったが、上での好評を受けて購入。
これは新人とは思えない傑作だわ。しっかり食べた気がする一品。
しばらくすると次作が確約されていない・前作がないことに飢えてしまうだろうな。
ばらばらのエピソードがきっちり収束していくさまはある意味連作短編ミステリ。
ぜひ富士見ミステリーに欲しい人材、と言っては失礼に当たるか。
<<シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜>> 【著:雨宮諒/絵:ポコ/レ:電撃文庫】
投票期間前には下半期イチオシのつもりだった。
電撃から出ているため『しにバラ。』を『ポストガール』で味付けしたフォロワーという評価でしか語られないし、
俺も最初は批判前提で手に取ったが、そういった色眼鏡抜きで出逢いたかった佳品。
ポエム集である『しにバラ。』に対し、こちらは連作中篇小説。文章読みにはたまらない。
謎解きアリだし、富士見ミステリーに欲しかった逸材。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平
/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】
「作家間や編集部との力関係が伺える内輪ネタの奇書」という体裁のフィクション、
と思わせてやはり実際に力関係や怨念が透けて見えるメタな構造のリレーノベル。
もう地雷とかあさってのベクトルとかねじれの位置とかそんな甘いもんじゃない。
ライトノベルの極北にブラックホールのごとく鎮座するアンチライトノベル。
完璧に設定伏線無視した上暴走もしなかった非富士ミス作家・築地先生の存在意義が最大の謎。
次点:化物語(上)・(下)
俺はメフィスト系の記号的なキャラがどばどば出てくるのが嫌いなんだ。
しかし、そんな俺でもこれは楽しんで読めた。人物描写が深化しているように思った。
西尾維新苦手な人も再挑戦してみる価値があると思う。
投票しようか迷ったが、是非とも他の人に読ませたいという情熱では上記作品に一歩譲るので、次点。
- 218 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 08:35:46 ID:Ie28Wgfa
- >>213
1作だけだとそれしか読んでない信者なんじゃない?って印象与えるから
もう少し投票に幅もたせるか書き方工夫したほうが良いと思うよ。
- 219 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 18:51:22 ID:MARfxzEh
- ●貴方が名作だと思うものが名作です。他人の投票内容には寛容に。
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
イベント運営・感想スレッド part6
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1152715135/
- 220 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 18:52:21 ID:MARfxzEh
- 失敬スレ移行してました
イベント運営・感想スレッド part7
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1169394264/
- 221 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 19:25:59 ID:Q8G9fymC
- >>169
>>213
- 222 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 20:21:08 ID:2iOc6cAo
- <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
フェリオ×ウルク、フェリオ×リセリナのハーレム、エンジュ×イリス、ライナスティ×ディアメル(?)
のカップルが次々と成立。ご馳走様でした。シズヤみたいな悪人が退治されなかったのが残念だけど良い完結編。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
何が良かったって故郷が滅びて落ち込んでるホロが可愛いすぎた(Sかな、俺?)。
<<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】
ヒルメス編しか期待してなかったけどアルスラーン達の方もとてもよかった。
- 223 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 21:17:12 ID:0Seig0YY
- ●大賞、イチオシ賞
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
当然オリンピックで勝って終わりだと思っていたので、あの展開には驚愕した。こんなにのめりこんで読んだ小説は珍しい。
<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
みんなが歌を歌うシーンで泣きそうになった。ぜひ続編を!
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
遠子先輩の暖かさが心に染みた。あと、あの一言を言った心葉によく頑張ったと言いたい。
<<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
感情表現の精度が純文学っぽい。べたなネタで勝負したポストマンの話も良いが、いわく言いがたい感情を描いた着ぐるみ父の話もなかなかだ。
<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
複数の物語が最後にぴたぴたとはまっていくパズルのような展開が見事。
●ベストキャラクター賞
{{天野遠子}}(文学少女シリーズ)
大仰な演技をする姿がかわいらしい。好き嫌いせず、何でも食べるところがえらい。
{{吉田茄矢}}(ネコのおと)
新人なのに思い切りのよさがすごい。あとネコミミがかわいい。
{{ガブリエラ・パピィ・ポッゾ}}(銀盤カレイドスコープ)
普段は温厚なのに、演技の時にみせた執念に惚れた。この小説は登場人物みんなに見せ場があるのが良いですね。
- 224 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/23(火) 23:43:58 ID:WijNbodi
- ○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
遂に出た過去編。前作で描写されなかったボイルドの想いを知ることにより、前作自体も
新しい視点で読み直せるというお得さ。もちろん単体としての出来も絶品。おお、炸裂よ!
ウブカタ版X-MENの名は伊達じゃあない。(命を燃やして)本を書くウブチンはいいウブチンです。
<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
相手がヴェロシティじゃなきゃ、文句無しにイチオシ。BADENDは無いと確信していても、
リアの新プログラムからタズサの演技への流れはページを繰るのがホントに辛かった。
幽霊とかペアとか色々あったけど、頂点を狙うアスリートの厳しさを見事に描いたと思う。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
今作で持ち直したとか色々言われてるけど、私的には良作レベルを維持し続けてると思います。
物語も良く、イラスト・デザインも凝ってる。でも…もうちょっと売れると、いいのにね。
<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
年一冊を維持しつつ、読むたびに心癒される本シリーズ。特徴である透明感ある雰囲気が
巻を重ねるごとにさらに良くなっているのは凄いと思う。物語の終わりはまだ見えず、
完結は遠い先に思えるけど、急がず、じっくり味わっていきたい、そういう作品です。
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
(物語が)うまい、(刊行ペースが)早い、たらこ(ゆゆぽが)、と三拍子揃ったこのシリーズ
ですが、なによりも好きなのが描写の細かさとネタの豊富さ。体重に負けるな、ゆゆぽ!
絵買いをやめると購入が保守化してしまいますが、新しい選択肢を示してくれる当大賞には
大変お世話になっております。色々荒れてるみたいだけど、その本旨は失わないでほしい。
次点は半月8、狼3、円環4、煌夜祭など。単行本は価格で躊躇してしまうのが辛いところ。
- 225 :中小集計569 ◆jL7Eje6kvI :2007/01/24(水) 00:14:20 ID:wjKZVWpc
- ○<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
完結記念。前回予告したとおりこちらを大賞に。萌えと燃えとのぶつかり合い。
派手ぞろいの電撃の中でははっきり言って地味な作品であり、ゆえに開始当初から中盤までスレ住人は打ち切りの恐怖と
戦いながら次巻を待っていた。最終巻となった今巻では一応全てのことにケリをつけその上十分な落ちもつけてくれた。
堅実で確かな実力の上に書かれた良作といって差し支えないと思う。
で、陰陽が3月なのでとても楽しみだなあ。
<<NO CALL NO LIFE>> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】
ぼくらのカーベイの初ハードカバー。『心が擦り切れるような恋』というフレーズがまさにぴったり。
伏線の張り方とその回収の仕方、そして設定の使い方がマジで神がかっている。
最初のほうの設定が最後の最後にようやくその意味がわかるという凄まじい展開は読んでていて思わず震えた。
ラストの展開が少し性急かもしれないが、全体として程よくまとまった良品だと思う。
<<翼は碧空を翔けて1>> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELS ファンタジア】
さすが三浦真奈美といおうかこれぐらいの時代背景書かせると本当にうまいと感じる。
飛行船というギミックが今後どのように話の中で動くのかとても興味深い。
ユーフォリ・テクニカという予想外の良作のおかげで少しその影にかき消されている感はあるが、
こちらも良作であるし一読をオススメしたい。予想外に良作が連発することがあるのもこのレーベルの特徴だろうか。
- 226 :中小集計569 ◆jL7Eje6kvI :2007/01/24(水) 00:16:26 ID:wjKZVWpc
- <<ストロベリー・パニック! (3)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】
いわゆる百合ブームに便乗した作品ではあるが、それを差し引いても十分に良作と読んでいい作品と思う。
栄光の「エトワール」の座を目指す乙女たちの恋、さらにその栄光を自分の学校に引き寄せようと画策する
三生徒会長の動き、復仇を誓う少女、自らの想いに揺れる少女たち、そういった要素をうまく形にした感じ。
少々蛇足に思える設定がなくもないが気にしなければなんともないレベルのもの。
<<マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:集英社コバルト文庫】
瞳子の抱えているものが予想外に大きかったことがようやく判明する巻。
しかし柏木が今回もいい味というか年の功というか、この人のおかげで話が動いた印象。
登場回数こそ少ないがキーパーソンとして大役を果たしているなあ。
祐巳視点では成長していないように感じても、他人の視点からでは確実に成長しているのだと
実感させるような話が続いているが、今巻はその路線がよりはっきりしたように思う。
次点 「出てくれたことで満足」七姫4 「きれいな『始まりの終わり』」半月8 「拾い物。いい意味で」ラジオガール
「完結お疲れ様」黎明4 「こんなに票が入るとは思わなかった」ユーフォリ・テクニカ 「笑った笑った」人間ノック
ユーフォリは作者にバイオレンスなイメージを持っていたけど払拭されたいい話。
- 227 :中小集計569 ◆jL7Eje6kvI :2007/01/24(水) 00:17:24 ID:wjKZVWpc
- キャラ賞
{{パンプキン}} (空ノ鐘の響く惑星で)
この人に入れたくない自分もいるのだがやはり入れないといけないと思う、そう思わせるだけでもすごいキャラ。
この人がいなければこの作品そのものが崩壊してしまっていたかもしれない、そんな錯覚さえ覚えるほどの圧倒的存在感。アンタ本当にすげーよ。
そんな最強カボチャことパンタグリュエル・プリギルスチチス・キンバーライト氏に一票。
{{フェリオ&リセリナ&ウルク}} (空ノ鐘の響く惑星で)
いやもうこの三人は三人でひとつですよ?ていうか主役なのにパンプキンに持ってかれた感しかないのは何でだろう……。
実際作品の最後の最後ではちゃんと(略)なのになあ…。このまま順風満帆で幸いあれ。マジで。
{{エルフェール}} (ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語)
暴言は吐くわ結構武闘派だわ女捨てかけてるわその上天才だわとお転婆ではすまない気もする女主人公。
自分から壁に頭打ちつけて怪我するヒロインなんていねーよw
でも一番すごいのはなんて言ってもこの人が 王 女 だ っ て こ と だ。
{{此花 光莉&鳳 天音}} (ストロベリー・パニック!)
こうまでぶっちぎって百合百合してくれると心置きなく萌えられる!
2週間会わないで過ごすという試練に耐え切れずに密会しちゃったり、それをしっかり監視されてて反省房送りになったり、
あまつさえそこから抜け出して駆け落ちまでかまし、駆け落ち先の別荘でコトに至る(そこまではしていないw)と
まあそこらの百合ップルを突き放して独走。今期のベストカップルこの二人でいいと思うよ?
{{柏木 優}} (マリア様がみてる)
大賞のほうでも触れましたが本当にこの話のキーパーソン。
よくよく考えてみればこのシリーズの大元のきっかけもこの人なわけだし、実はこの作品の最強キャラなのではないかと思う。
あと皆様中小賞のほうもどうぞよろしくお願いします↓
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1054659258/
- 228 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/24(水) 01:53:32 ID:2xVCV/sz
- ●大賞、イチオシ賞
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
ライトノベルでは珍しいスポ根というジャンルを見事に完結させていた。今まで同シリーズには投票しないことにしてたけど
これは2冊セット(本当は三冊なんだけど)でひとつの話だと思っているのでこういう形で票を入れました
<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
これも長編完結作。地味ながら読みやすい実力派。完結がほのめかされた段階では
話の尺が足りないと言う声も多かった中きれいにオチをつけていた。短編のストックも溜まっているし短編集が出ることを期待する
<<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】
下半期新人賞。テンプレートな終わらせ方をせずきれいに纏め切っていた。今後に期待
<<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】
オチが超展開だったのが難点だがそれまでの展開は面白かった
しかしスーパーダッシュの新人はなんか偏ってるなあ
- 229 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/24(水) 01:54:23 ID:2xVCV/sz
- キャラ賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で)
本編からエピローグまでおいしいところをさらっていったナイスガイ
主人公の父の仇という立ち位置ながら設定の暗さをまるで感じさせず最後まで存在感の強さを主張し続けた
{{リア・ガーネット・ジュイティエフ&桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ)
銀板の範馬勇次郎&バキ。最強のライバルと挑戦者の関係をここまでうまく表現できていたことはすばらしい
単体としてもヘタすれば嫌われてしまいそうな性格の主人公なのに応援したくなってくるような気持ちになった
{{九鳳院紫}}(紅)
自分の中に眠っていた不発弾を起爆させた火元。俺は決してロリコンではないつもりなんだが・・・
抱きついて泣きじゃくるシーンがよかった
{{神原駿河}}(化物語)
正直作品としては主人公のキャラになじめなくて好きになれなかったけどキャラとしては秀逸だった
{{蔵内狭霧}}(花守)
ブラコン姉。傍観者として弟とヒロインを見守りながらラストでは
弟に対して逃げ道と進む道の両方を与えてくれた人。俺もこんな姉とラブラブエッチで自堕落な生活がしてみたい
しかし正直な所俺ぐらいしか投票する人が居なさそうだ
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