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【推理パズル 総合スレ】 第14回 モナギコ蜘蛛の会

1 :名無しのオプ:2006/11/07(火) 23:41:09 ID:LX4tFhhA
推理パズル、推理クイズの出題・解答に関する総合スレッドです。
あなたが作ったとっておきの推理パズルや、現実に起こったちょっと不思議な出来事、
お決まりの推理クイズに、どうしても分からない途方も無い謎……

試しに披露してみませんか?

百戦錬磨のミス板住人が、直ちに謎を解き明かします。
今日の執事役は誰だ!?

※スレ乱立を防ぐため、単発の「推理パズル出題スレ」が立った場合には、このスレへの誘導をお願いします。

【前スレ】
【推理パズル 総合スレ】 第13回 モナギコ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1149348998/

【避難所】
第14回?モナギコ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1162224726/

9 :長文問題1:2006/11/08(水) 16:31:26 ID:l/EN3HVt
地下の会場で執事は話す。探偵達も静かに耳を傾けた。
「今回の事件は、実にスコット警部の事件にございます。密室事件と定義してもよいかと思います。
さて、語るのに少々お時間を頂きたいと思います。では、お話し致しましょう・・・」

問題
登場人物紹介@(事件パート)
ヘンリー・・・事件の被害者。嫌われ者。
ゴードン・・・事件があった屋敷の主人。権力者。
セバスチャンン・・・ゴードンの屋敷の執事。
サム・・・ゴードンの屋敷で働く下男。恋人の件でヘンリーに殺意を抱く。
アラン・・・同上。ヘンリーに弱みを握られ脅迫されており、同じくヘンリーに殺意を抱く。
ジェシー・・・ゴードンの屋敷で働くメイド。サムの恋人。
エリー・・・同上。事件当日は風邪で休み不在。
オッペンハイム・・・ゴードンの屋敷で働くメイドでメイド長。

10 :長文問題1-2:2006/11/08(水) 16:33:53 ID:l/EN3HVt
ゴードンの屋敷で月に1度はパーティーが開かれるのは街の全員が知っている。当然、街の人間がゴードンを好きという事は無く、黒い噂が絶えないのも事実だ。
参加者は貴族をはじめ、公務を司る者から、他の街の権力者までと、人を踏んでも何とも思わぬ悪党達は、全てゴードンと(裏の仕事などで)繋がりのある人物だった。
さて、ゴードン邸でヘンリーが死体となって発見された事件はいささか不思議な状況であったと執事のセバスチャンは話す。
パーティーのあった当日、ヘンリーは当然そこにいたし、また、ヘンリーにとって不幸なことかどうかは知らぬが、ヘンリーを最も憎む下男のサムとアランもパーティーの中、仕事をしていた。
サムは女好きのヘンリーに恋人のジェシーを寝取られそうになった。事実がどうかは知らないが、サムがヘンリーを殺したいほど憎んでたことは言うまでもない。
また、もう一人のアランはヘンリーに弱みを握られ、脅迫されていた。ゴードン邸での給金の多くを奪われ、家族にもろくに食事をさせることができずにいる。
常日頃から、二人はヘンリーを殺したいと思ってたし、権力を盾に横暴なことも平気でする町で嫌われ者のヘンリーだったが逆に殺したいほど憎んでいるとなると、やはりこの二人だけだった。
そんな中ヘンリーは意識を失い、そして、死んでしまう。死因は毒物によるものであった。
パーティーの参加者では他に死者がいないのだから、ヘンリーが飲食した物にだけ毒物が入っていたと考えるしかないだろう。

11 :長文問題1-3:2006/11/08(水) 16:35:28 ID:l/EN3HVt
ここでパーティー会場の説明がいるだろう。パーティー会場は来客が200人入ってもまだ余裕はあるだろうとも言える広さだ。内装から部屋の外まで城を模して造ったようだ。正方形の形だが、壁から壁の一辺は間違いなく、100ヤード(約90メートル)はある。
まるで城の門かと思われるような大きなぶ厚い扉(高さ約3ヤード、幅約2,5ヤード、厚さ約4フィート)を開けるとまず目の前に見えるのは、大きな宗教者の肖像画だ。優に4ヤード(約3.6メートル)はあるか。
しかして、一風変わった画なのは、その宗教者の腰から下の部分が人の悶え苦しむ姿でさらに真っ赤に塗られていたことだ。
毎度の参加者の中には顔をしかめる敬虔な信者もいたのだが、権力者のゴードンに口だしするわけにはいかず、ただおそれだけを抱いていた。
会場の左手はステージと大きなグランドピアノが置いてある。当日は楽団が使用していた。報酬はいいものの、実に扱いはぞんざいで、楽団の団員も団長の命令が無ければ、ここで演奏することはないだろう。
右手側は全面的に、窓ガラスで一部は色とりどりのステンドグラスになっていた。普段なら、そこに荘厳な庭園を眺めることができるが、当日はあいにくの雷雨で、もちろん闇の中でもあったし、庭園の景色を楽しむことは叶わなかった。
また雷雨にも構わず、参加者が多かったことから、召し使いや御者、馬が濡れることを厭わぬ(中にはそれすら愉しむ)愚かな貴族や執政者がいかに多いかが伺い知れる。
絨毯は足がめりこまんほどの柔らかさだ。住み込みで働く下女や下男達のベッドが、ほとんど板きれのような物だったから、傲慢なゴードンの性格もわかるだろう。
いくつかの床に届きそうな長いクロスが掛けられたテーブルには豪勢な料理とワイン、もちろん働いてる従業員達が食べられる訳もなく、残されることが確実なそれらは、次の日には、燃やされるか埋められるかだった。

12 :長文問題1-4:2006/11/08(水) 16:37:48 ID:l/EN3HVt
会場の天井にはちょうど真ん中に豪勢なシャンデリラが吊り下げられていた。実際この高さで火を灯すのだから、その役目を担う下男は毎回命がけである。
シャンデリア以外にも壁に多くの燈台と大きな蝋燭に火は灯される。
必要以上の明かりが会場にはあった。ダンスが十分できるほどのスペースもある。
また、入り口の扉はその大きさから自由に開け閉めするのが困難であるため、執事のセバスチャンやその他の下男達が、従業員や招待客以外はねずみ一匹すら入らないように見張っていた。
それがゴードン自慢のパーティー会場だった。

事件の日に話は戻ろう。ヘンリーはパーティー途中で意識を失った。パーティーが終わり、時刻は10時前だったが、散会した後、貴族達がそぞろ帰る間もヘンリーのその姿は見えなかった。
パーティーの終わった後は大変だ。屋敷中の従業員が集まり、享楽の宴の後かたづけをしなければならないからだ。
それは右へ左へと行き交う。人を蹴ろうが物を蹴ろうが自分の仕事を片づけるのに大忙しだ。であるから、誰がどこで何をしているのか知ることは、初めての街で、馬を手に入れるくらい困難だ。
ジェシーは大きな宗教者の肖像画にワインがかかってるのを、画を傷付けず、落とすことに難儀しながら今日休みのエリーの動けないほどの風邪は大丈夫なのかしらなどと考えていた。

13 :長文問題1-5:2006/11/08(水) 16:39:30 ID:l/EN3HVt
また、メイド長のオッペンハイムはメイド達に指示を与える一方で、ピアノをひとしきり触ってみたが、出ない音がある。反響盤に問題があるのかしら?明日技師を呼んで見て貰おう。
テーブルからは料理は下げられ(多くの下男達はそれを羨ましげにながめるだけだ)、ワインは保管庫に、クロスは洗濯のために取り外される。
ステージの後かたづけは、セバスチャンが一人で受け持った。
最も年配で従業員のまとめ役のセバスチャンだったが、楽団が使用した椅子や指揮台などは軽い物が多いため、片づけてよけておくだけのことはさほど苦にはならない。
後かたづけが終わると、従業員は持ち場やそれぞれの部屋(といっても複数人が押し込められ寝るだけのたこ部屋だ)に戻る。
セバスチャンは不審な人物などが会場に残ってないか?床には何か落ちてないか?そういった所を十二分に確認して、
いつも通りサムとアランの二人の下男とさらに二人の若い下男に命じて、会場の灯りを消し、一人で閉めるのは不可能な内開きの大きく重くぶ厚い扉を閉めさせた。
その時にヘンリーの死体など無かったのは確かだったので、セバスチャンは自分と主人のゴードンしか持たないその扉の鍵を閉めたのは、昨晩の11時前だったろう。

翌朝、昨夜の雷雨が引いて快晴だった。
朝の9時過ぎに朝の仕事が終わった後のセバスチャンは昨夜の会場の掃除(昨夜もやったのになんとさらに!!)をするため、会場の扉を開けさせようと昨夜の二人を呼んだが、サムとアランは姿を見せず、折しも通りかかったジェシーとオッペンハイムらと協力して扉を開けた。
そうして、ついには部屋の中。扉を開けた目と鼻の先にヘンリーの横たわった死体を発見した。
オ〜ヘンリー様が!!なんということだ!!昨夜はこんな物は無かったはずだ!!!
慌てたセバスチャンは主人のゴードンに報せた後、我らが街の名探偵スコット警部に連絡したのだ。

14 :長文問題1-6:2006/11/08(水) 16:40:18 ID:l/EN3HVt
登場人物紹介A(探偵パート)
スコット警部・・・街の名探偵。悪事を好まない。
デビッド・・・スコット警部の部下。地元生まれ。
ヤマシタ・・・スコット警部の部下。日系人。
キム・・・スコット警部の部下。日系人。
フェイル博士・・・マッドサイエンティスト。
ジム・・・フェイル博士の助手。
エレナ・・・ジムの妻。ブルドッグ似。

15 :長文問題1-7:2006/11/08(水) 16:41:43 ID:l/EN3HVt
朝、スコット警部は事件の報を受けた。
これはやはり現場に行くべきだ。スコット警部は部下のデビッドには、馬車を用意させ、キムにはデスクワークを担当、そしてヤマシタを連れてこの事件を解決するために直接現場に向かわず、まずはマッドサイエンティストのフェイル博士に会いに行く事にした。

山の上にある博士の家に着いた後、デビッドを外に残したまま、ヤマシタと一緒に博士の家に入った。普段からここは鍵がかかってないのだ。
博士の研究室から声が聞こえてた。
「そしたらウチの庭を覗いてる子供がいたんですよ。『ブルドッグがいる〜』なんてね」
「ほうほう。それで」
「そのガキに俺は言ってやったんですよ。『おいおい。そいつはウチのワイフだよ』ってね」
『あ〜〜ハッハッハ』
何が可笑しいんだろうと思いながらスコット警部は部屋に入った。どうやら助手のジムと談笑してたようだ。
「おお、スコット君、どうしたんだい?」
「単刀直入に言います、博士。透明人間になれる薬を開発しませんでしたか?」
「おお〜、さすがは名探偵のスコット君だ。昨日完成したばかりでな。ほれこれじゃ」
そう言うと博士は一握りできるほどの瓶に青い液体が入ってるのを見せた。
「なんてこった。すごいやこれで透明人間になれるんだ」ヤマシタは驚いた。
「博士。それは本当ですか?」
スコット警部も尋ねる。
「本当じゃ。試しに飲んでみるがいい。それ全部飲まないと効果はないぞい

16 :長文問題1-8:2006/11/08(水) 16:42:37 ID:l/EN3HVt
そう言うと博士は瓶をヤマシタに手渡した。
「では、いただきます」
ヤマシタは古郷の習慣なのか、手を立てて、ペコリと頭を下げ、一気にそれを飲み干した。
するとヤマシタの姿は衣服と毛を残して消えてしまった。
本当に透明人間になる薬があったんだ。
「服を脱いでくれ」
スコット警部はヤマシタに命じた。
「はい」ヤマシタは服を脱ぐとそこに体毛だけが残った。
「すごい毛を剃れば、完璧な透明人間だ」
密室トリックがこれで解明できるとスコット警部は思った。
「ふふ、その体毛すら消えてしまうぞい」
博士に言われてヤマシタの方を向くと、なんと体毛すら徐々に消えていったのだ。あとには死滅した細胞のフケや恐らく抜け毛やその他カスなどだけが浮いていて、言われない限り、そこに誰かいるなんて思わず、ただホコリが舞っているように思うだろう。
「血液だけでなく、飲んだものの細胞にまで浸透し体中に行き渡れば消えてしまうんじゃい」
「すごい。効果はどれくらいなのですか?」
スコット警部は色めき立った。
「死ぬまでじゃ!!」
『え!?』
これにはスコット警部もヤマシタも驚いた。
「え?じゃぁ僕は一生このままなのですか?」
「うむ。だから10時間後という事になる」
『え!!!!?』
「うむ。10時間後には死んでしまうのがその薬の欠点じゃ」
「先に言えよ!!!」
ヤマシタは透明状態で博士を殴り「チクショー、死ぬまでに好き放題やってやる。女の更衣室に忍び込んでやるぜ」といい、姿は見えないが、どうやら博士の家から飛び出していったようだ。
「いたた・・・。キミの部下はなってないなぁ。先に言ったら飲まないのにな」
と博士は言ったが、スコット警部は頭をかかえる他無かった。

17 :長文問題1-9:2006/11/08(水) 16:43:21 ID:l/EN3HVt
「博士今の話、本当ですか?」
助手のジムが確認する。
「うむ、きっちり10時間後には彼は死んでるはずじゃ。そう言えばキミ、昨日ここにあった薬は知らないか。さっき飲ませたの以外ではそれしか残ってないのじゃ」
ジムは震えながら
「それ風邪薬だと思ってワイフに上げちゃいましたよ。しまった。後で連絡しなきゃ・・」
スコット警部はジムのブルドッグ似の妻のエレナの冥福を祈った。
「とにかく、もう薬は無いというのは事実ですね?」
「うむ、ジムが持っていたのを除けばもうない。調合に時間がかかるから1ヶ月はつくれないな」
「博士。あなたは後で逮捕させて頂きます。決して逃げないで下さい」
「なっ?なんでわしが逮捕されるのじゃ?職権乱用じゃぞ」
スコット警部はわめく博士を置いて、デビッドの馬車に飛び乗り、現場に向かうことにした。残念ながらヤマシタの捜索は諦めるしかないだろう。

(解決編)
事件現場のゴードンの屋敷に到着した。
スコット警部はゴードンの屋敷に入るのは初めてのことである。法と秩序を重んじるスコット警部と悪党のゴードンが仲が良いはずはない。
もちろんゴードンはスコット警部がこの難解な謎を解けず、悔しがる姿を見てみたくてうずうずしていた。
「お〜ヘンリー。なんと悲しいことだ」
しかし、スコット警部はヘンリーの死体を見て部屋を見回すと、すぐさま真相を口にしたのだった・・・。
問題終了

18 :長文問題1-10:2006/11/08(水) 16:45:24 ID:l/EN3HVt
執事はそこまで話し終えると、一息ついた。
「では皆様、皆様に考えて頂きたいのはヘンリーの死体出現のトリックでございます。もちろんそれに付随して犯人もお答えになるのがよろしいかも知れません。
さて、問題で気になるところと言えば・・・宗教者の肖像画にかかったワインはもちろん酔った客がこぼしただけでしょうから関係無いでしょう。透明人間になれる薬をエレナが持っているのに意味があるのでしょうか?
色々考えて頂くのがよろしいかと思います。
おや?おやおや?なんと言うことでしょう!!この事件トリックが二つ成立するではありませんか!!なんと同じ問題にトリックが二つ!!そして、それぞれで犯人まで変わってしまってます!!
おお、こんな事があって良いのでしょうか?しかもこの二つのトリックと犯人は問題にあからさまに書いてあるではございませんか・・・。
ええ。ええ。もちろん、一つお答え頂ければ正解でございます。真実は一つなのですから・・・。
ですが、名探偵の中でも数々の難事件を解決してきた皆様方のことです。瞬く間に二つのトリックを解明してしまうことでしょう。
この二つ同時に成立させるには非常に困難であると言わざるを得ません。別々にお考えになるほうが良いかと思います。では、また24時間後にでも解決編の続きをお話し致しましょう」

執事の一人語りいらねぇなぁ・・・。しかも長すぎた。10レスも消費するとは・・・。

19 :名無しのオプ:2006/11/08(水) 17:13:23 ID:t94KQGA6
いくら何でもながすぎ


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