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名画を詩で賛美するスレッド

1 :名前はいらない:02/06/12 22:01 ID:TmvQHjUC
例えば、クリムトの「医学」っていう作品を見てみよう。
   ttp://www2.plala.or.jp/Donna/klimt.htm
はい見たね。
現物は消失してしまってないらしいんだけど、写真から
だけでも、その作品世界に圧倒されてしまうよね。
 このように名画は、観る者にすばらしいポエジーを提供してくれる。
みんな、世界の名画から受けた印象を、詩で表現してみようよ。
 新しい詩の世界が開けるんじゃないかな?

2 :名前はいらない:02/06/12 22:08 ID:TmvQHjUC
「医学」
 たとえ幾千幾万の魂が天に召されようと
 私の視線は揺らぐことはないでしょう
 救うべき生命は
 いつでも私の目の前に


3 :名前はいらない:02/06/12 22:26 ID:4Se048jk
結構面白そうなスレだと思う。勝手にリンク貼っていいか分からないから、
題材は任せるよ。生き残りそうなら、今度書きにきます。

4 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/12 23:18 ID:???

「医学」に寄せて

女神は称える
生命の繰り返しを
誕生を
消滅を
全てが忘却の彼方へ呑まれていく星屑であることを

賢人達は光の勝利を望んでいた
その淡い理想は
留まる事を知らぬ彩の交錯に呑まれていくだろう



5 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/12 23:20 ID:???
クリムトはかなり好きです。


6 ::02/06/12 23:55 ID:???
>4 すてきな詩をさんきゅ。
   「医学」を見ながら、これを口ずさむとなかなかいいかも。
   
  じゃあ、次のお題はゴッホの「ひまわり」なんてどうかな。
  安田火災のサイトに所蔵の「ひまわり」の画像があるんで、
  見に行ってみてね。
  みんなもお気に入りの名画があったら教えてね。
  名作との出会いに詩心がくすぐられます。
   
  「ひまわり」
 花の生命は短いというのに
 この十五本のひまわりたちが
 孕む奇妙な熱気はどうしたことだ
 
 生命の躍動というには
 あまりにもぎらついた光を放つ
 黄色いひまわりたち
 
 時に狂気にも似た
 その生命の煌めきで
 短い生を太く熱く生きる


7 :名前はいらない:02/06/12 23:58 ID:1CNOmQ3A
「自画像」ゴッホ

俺は何枚も自画像を描いた


8 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/14 23:33 ID:???
「ひまわり」に寄せて

太陽の華よ
その燃え上がる 黄金の華よ
その炎は胸の内に宿り
情熱は枯れ果てても
絶える事は無い



9 :名前はいらない:02/06/15 02:08 ID:0tbhQilR
>7 ワロタ

10 :名前はいらない:02/06/15 02:40 ID:KEVJ8I/F
ttp://www.twentyfirst.net/gogh/

11 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/16 07:13 ID:???
ジョージ・フレデリック・ワッツの「希望」
儚くていい作品です。


12 ::02/06/17 21:36 ID:7ka8IGxu
青の羊タン イイ作品紹介多謝 盲目の少女が奏でる希望の調べで解釈はO.K?
ttp://www1.kcn.ne.jp/~mohlie/past/arts/exhibition_2.html

「希望」
少女は
ただ一心に琴の調べに耳をすませた
盲いた眼のかわりとでも言うかのように
ただひたすら琴を爪弾く
弦の震えを
心の震えに変えて
ただ一心に耳をすませ
いつかは
心の中に光を取り戻そうと
ただその日を夢見て
少女は奏で続ける
希望の調べを










13 ::02/06/17 21:42 ID:7ka8IGxu
みんな、ワッツタンの「希望」はかなりイイ!
まだ見たことがない人はぜひ見てみて!
で、詩作ってクレ!!

14 :名前はいらない:02/06/17 21:45 ID:PCP5T2Eo
何これ?
http://freehost.kakiko.com/freen/kesaku.html

15 :うたた寝死人 ◆ShSU0mOg :02/06/17 21:49 ID:???
>>13
どこかで聞いたなあ、と思ったら。
久石 譲さんもその絵に触発されて、
hopeという歌(歌詞と曲)を作っていましたよ、多分。
インスピレーションを付与してくれる絵なんですな〜。

16 :neri ◆lw8TzHjk :02/06/17 22:01 ID:lSHKuScy
はじめまして。過去の作品ですがゴヤ暗黒の14(だったかな?)
作品のひとつ 犬 で


「ゴヤの犬」

恵みは上方より降り注ぐ
花にも
虫にも
どんなに愚かな罪人である
私のこの掌にも確かに

だから もしかしたら人は
天国を空に描くのかしら

かつてそれを描いたもので
地の底を描いた画家はいたかしら

今の私はゴヤの犬

抵抗することかなわず
砂の海へ溺れゆく

哭くこと
それが あの犬に出来ること

私は上方より降る陽のぬくもりに溺れながら

あなたの名を ただ呟く



   しつれいしました。。

17 :neri ◆lw8TzHjk :02/06/17 22:15 ID:lSHKuScy
生き永らえるより
ミロのオフィーリアのように綺麗に死にたい

と書いて ミロでしたっけ?と言ってみる・・・

18 ::02/06/17 22:16 ID:7ka8IGxu
ttp://www.abaxjp.com/goya-konbo/goya-konbo.html
ゴヤすげぇ。人間の暗部、醜さに対する絶望の歌が聞こえてくるようだね。
砂に飲まれる犬は何のメタファーなんだろう?

19 :neri ◆lw8TzHjk :02/06/17 22:21 ID:lSHKuScy
1さん面白いスレッドですね。
絵描く人間なので嬉しいです。


20 ::02/06/17 22:31 ID:7ka8IGxu
>17ジョン・エヴァレット・ミレイだね。これも素敵な作品だよね。
  おっ、奇遇。漏れも趣味で絵を描くよ。詩板には、絵の好きな詩人さんは
  あんまりいないのかな?
  

21 :名前はいらない:02/06/17 22:33 ID:???
絵は好きです。
描く事も好きです。

なかなか学べる機会が無い年頃ですが、、

22 :neri ◆lw8TzHjk :02/06/17 22:38 ID:lSHKuScy
ミレイでしたか(^^;)
結構いそうな気しますけどね。
色んな絵に突き動かされて詩を描くというのは面白そう。。
また来てみます(^-^*)


23 ::02/06/17 22:41 ID:7ka8IGxu
>21 社会人になってから本格的に描き始めたので、きちんと描き方
  勉強したことないけど、楽しく描いているよ。詩と一緒だなあ。

24 ::02/06/17 22:45 ID:7ka8IGxu
>22 またのお越しをお待ちしております!

25 :21(カンジタコトョ☆):02/06/17 22:50 ID:???
想像もつかないという あってならぬ言葉を添えて言う事といえば
私は土台の上に成り立っている、感謝せねばなるまい
と言う事だ

ゴヤの黒い絵は 黒い絵でしか無い
だが黒い絵であるのだ それだけで十分だと感じた

ところで
黒と言う色彩は
誰しもが惹き付けられるという色彩では無いか

たとえば踊りだ。
踊る肉体が黒に染まればたちまち
意欲が湧くのか 目玉が良くなるのか知らぬが どうにも
「ゴキリ」といったような流れの区切りではないか

まぁ、今の時代には
真実の黒と言おうか 真に混沌とした 実に純粋な黒は存在していないようで 助かったものだ、日本よ。

しかしながら 困った事と言えば
黒い色彩に誰しもが惹きつけられると言う事で
日本人はそりゃもう ギリギリ平和な今だって事さ(日本はね)
ギリギリでしかない日本人の黒への抑圧は いかなるほどか?

ほら
貴様等 むねに正して聴くがいい
御前の鼓動は きちんと黒いだろう?

26 :21(カンジタコトョ☆):02/06/17 22:52 ID:???
詩じゃないYO・ゴメンナサイ

27 :21(カンジタコトョ☆):02/06/17 22:53 ID:???
付けたし;名画に対するってことね。

28 ::02/06/17 23:06 ID:7ka8IGxu
21タン・・・・ムズイヨ・・・ナンカ現国ノシケンミタヒ・・・


29 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/17 23:07 ID:???
「希望」に寄せて

ワタシは縋る
残された一本の弦に

パンドラの箱を開けた
ワタシは光を失った

手探りで奏でる歌
孤独な弦の音色

ワタシには聞こえていない


30 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/17 23:11 ID:???
乗り遅れてますね、自分・・・。


31 ::02/06/17 23:29 ID:???
おお、青の羊タン。ひとしきり盛り上がったところだよ。
またいい作品あったら紹介してね。眠くなったからそろそろ失礼します。
ほんじゃ。

32 :Nothing:02/06/18 01:49 ID:OeHifE/j
その裸体は静かに叫ぶ
私になりなさい
私を求めなさい
私の裏側に潜む悪魔を殺しなさい
どうやって?
無意識な心の眷属となって
何のために?
虚無と嘘に陵辱された肌を掻き毟るため
いつ?
自らの魂と向きあう時
どこで?
一瞬の美を崇拝し
死と醜さから逃れし者が
集いしその庭で
その裸体は再び叫ぶ
この庭の真実を暴きなさい
知識の花を咲かせなさい
私が沈黙する前に
あなたが盲てしまう前に
あなたがその庭の鍵を飲み込んでしまう前に

クリムトの裸体の真実という作品を見て書きました。
一番好きな絵です。

33 ::02/06/21 13:42 ID:EUnvNw0W
>32
あちこち探したんだけど「裸体の真実」見つけられなかった。
この詩を読むと、いったいどんな絵なんだ〜って、すっごい興味が
湧いてくる。漏れの頭の中の「裸体の真実」と現物がどれくらい
シンクロするのか楽しみ!引き続き捜索するとしよう。
>ALL 「裸体の真実」居所をご存じの方は、このスレまでご一報下され。
 また、他にお薦めの作品があったらぜひ紹介してね。

34 :Nothing:02/06/24 06:41 ID:???
ドイツ画家アルノルドベックリンの死の島の四つある中で第3バージョンを見て書きました。

この大地に生ける者は皆全て
生まれた時から
その島へ向け
旅し続ける
地図に載っていない神の住む島へ
静寂と冷たい血
恐怖と畏敬の念
混沌の中の秩序
残酷な中の純粋さ
終わりであり始まり
それらがその島の正体
聞こえるか?
その島の沈黙の中に聞こえし鼓動を
感じるか?
子宮の中にも似た温もりと安らぎを
旅人は長い旅路の末
その島にたどり着き
祈りを捧げる
無に返る恐れと喜びを抱きながら
現実からの隔離と解放を感じ
諦めと悲しみの間に美しさを垣間見せ
魂を故郷に返す
愛することも
愛されることもない
その島へ



35 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/29 23:43 ID:???
>34 Nothing様
杉の木の生えた島に小船が進んでいく画ですか?

36 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/06/29 23:53 ID:???
「死の島」に寄せて

お帰りなさい

墓標たる永遠の緑が貴方を迎える
忘却の海を越え
全てを手放した 純真な貴方を
貴方を慕う 優しい人達の黙祷は届かない
貴方はただ海に向かい
静かに瞳孔を広げるだけ



37 :Nothing:02/06/30 08:23 ID:???
>青の羊様
そうです。その絵です。ただ同じ絵でそれぞれ違う
四つの絵が存在します。自分の好きなのは三番目に
書かれたものです。自分もあの島は墓標に見えました。

38 :1:02/07/01 21:12 ID:YbC/RX2U
おっす。青タン、無いタン元気かい。
ひさびさだ!
いや時々は覗いてたんだけど、書き込む暇がなかたよ。
仕事忙しくて。
さて、「死の島」4つのバージョン探して見てみたよ。不覚にもこの作品も
知らなかった!!う〜ん、これもイイね。「死の島」ってタイトルだからかな、
何番目の絵だろ?明るい日差しの下の、なんかただの島の絵なのに
「絶対上陸できねぇ、したら死ぬだよ。おら絶対やだよガクガクブルブル」
的な怖さを感じるのは妄想?あっそう。
でも、ボートで上陸したら、手術着きこんだ医師団が、これから君の体を解剖
しま〜す。っててぐすね引いて待ってそう。いや妄想なんだけど孟宗竹。
これにインスパイアされた詩は後ほど、ほんじゃ。


39 :裸体:02/07/01 22:23 ID:D2QkXp7t


白楽譜

しろい紙
音符

あなたのあたまで

新鮮さ
とくっついて

残念にめざめようと、、、





40 :1:02/07/01 22:58 ID:???
死の島
ttp://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/9957/art2.html

聖域

司るは生と死
生命は巡り
いつかまたこの島へ
還ってくるのです

何回目の朝でしょう
また夜が明けました
静謐なる朝の気配を乱さぬよう
舟はゆっくりと
こちらへやってきます

お眠りなさい
束の間の死を
目覚めなさい
無限なる生を

いくつかの夜と朝が
繰り返された時
また舟は旅立つでしょう
波音一つない静寂の中を

41 :1:02/07/01 23:10 ID:???
>39 う〜む。裸体と言われてもヌードの絵は
  くっさるほどあるぞ?
  これは・・・・何?お題になる絵は、な・に・か・な?
  誤爆・・・・じゃないよね?
  梁山泊のテーマは「音楽」だって・・・。はっ、楽譜?音符?そゆこと?

42 :Nothing:02/07/02 20:51 ID:z7Xx2xlE
>1様
自分も同じ事感じました。なんか富士急ハイランドの戦慄病院?
とかマンガのドラゴンへッズの伊豆の病院とか
想像しちゃいました。なんかへビィメタルとかのMTVの
クリップにありそーとか。

43 :1:02/07/02 21:15 ID:???
>42 おお、無い殿!共感してくださった!!
田舎者ゆえ富士急は分かりませんが、ドラゴンヘッズなら分かりますぞ。
あの絵が発している怖さは、
荘厳で静謐に満ちた、とても美しい景色ゆえに
頑なに人を拒んでしまうそんなオーラなのかもねぇ。
生者が足を運ぶところではないという印象が拭えないね。

さて、次のお題はなんでござろうか?
どなたかおられぬか?  

とか書きながら思ったんだが、
名画に限らずさ、名曲を賛美する詩っていうのもありだなあ。
でも、ここではスレ違いになるから、また別のスレッド立てるかなあ。

44 :Nothing:02/07/02 23:33 ID:???
マックスエルンストの聖アントニウスの誘惑を見て書きました。
名曲もいいですね。面白そうです。

その者は罪は犯していない
その者は見せしめではない
堕落した偶像でも
劣った種族の出というわけでも
決してない
すでに囚われた者は見出す
己とマグダラのマリアとの共通点を
そして自ら人柱に立ち、神に祈る
魂と共に大洋に解放される日を夢見ながら
今まさに捕らわれ、責め苦を受ける者は思う
沈黙と妄想
苦痛と快楽
欲望と罰
誘惑と真実
全てが具現化した理由を
それらが己を傷つける刃となった理由を
その者の中から生まれたわけではない
その者がそれらの一部だったにすぎない
百鬼夜行の群れが
その者の膿を吸出し
その沼に帰した時
その者は枯れ木となり
朽ちて森を育てる糧となる




45 ::02/07/03 00:25 ID:???
ダリの聖アントニウスの誘惑
www3.ocn.ne.jp/~salvador/sakuhin1.html

彷徨える恍惚

幻視の砂漠
果てしなき流れの果てから
やってきたこの一団は
彷徨える恍惚
熱風吹きすさぶこの不毛の大地に
聖なる刻印
刻みつつ
ただひたすらに
彷徨い歩く

神の御国は何処かと
涎たらし
眼血走らせ
空中の楽園は
すぐそこだというのに
彷徨い歩き続ける

その恍惚ぶりは
足下の信徒が捧げる祈りさえ
貪欲にむさぼり
いつまでも
飽きることを知らない


46 ::02/07/03 00:33 ID:???
>45 ダリの絵は見たこともあったんだが、マックスエルンストにも
同じタイトルの絵があったんだね。どうしてそういうことになってるのかは
>>45のサイトに行ってみるとよろし。実は自分も初めて知っただよ。
しかしシュールレアリスムの絵画はイイ!
負けじと我々は色の変わりに言葉を用いて超現実的世界を構築せねばならんね。

47 ::02/07/05 16:22 ID:f4ywq3lN
現在まで詩で賛美された名画達一覧

1 クリムト        医学
2 ゴッホ         ひまわり
3 ワッツ         希望
4 ゴヤ          暗黒
5 クリムト        裸体の真実
6 アルノルドベックリン  死の島
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑

さあ次はダリだ?

48 ::02/07/05 21:02 ID:TrazhVTs
フェルメール 真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)
ttp://homepage2.nifty.com/kenkitagawa/earring-Ken.jpg

蠱惑

暗闇に差し込む
柔らかな光
照らし出すのは珠玉の宝石
現れた
真珠の耳飾りした
一人の少女

慈悲深き照明は
少女の肉体に
血液を巡らせ
肌を火照らせ
眼差しに光を与える
そして
艶光る唇が
口ずさむ
蠱惑の旋律

耳に届かぬ歌声は
しかし
眼に見えぬ光となって
僕の眼に飛びこみ
囁く
生命の躍動
そして希望の調べを

49 :鞘へ:02/07/05 21:23 ID:???
経済生活が、保証されるのなら、OKです
もう俺もどんづまりでして、

50 :名前はいらない:02/07/05 21:25 ID:???
203 名前:コテコテなコテ :02/07/05 21:13 ID:???


『2ch詩板コテハンランキング』ってのがあるらしいんです。
現在171票入っております。いろいろと。いろいろに。(笑)

コテハンランキングですからね、コテハンランキング。コテハンランキング。(藁
http://mona.2ch.net/458/poem2ch.html
ここから入れます。皆でいろんな板に教えてあげましょう。

51 :TK:02/07/06 10:29 ID:xcNC+ZRU

 竹久夢二「立田姫」
 ttp://www.city.okayama.okayama.jp/museum/yumeji/02-tatsutahime.html

とうとうその時がきて
私はこんな姿で去っていく
決して豊かな体には
なれなかったけれど
心の中はせいいっぱい
その細い腕の先まで
私は美しくあろうとした

それが本当に豊作を呼ぶのか
分からなかったけれど
私はいつでも舞い続けた
こんな姿で舞い続けた
ああ最後に着たこの着物は
やはり私には大きすぎる
本当なら今ごろ
一面の稲穂に囲まれていて
人々の食卓を潤した
はずだったのに

私がもし
まだ女神でいられるとしたら
それは人々が私と同じ心で
生きているからだろう
私は決して豊かな体には
なれなかった
ただ美しくあろうとした
それだけで私は
去っていく



52 :1:02/07/07 20:24 ID:???
立田姫

西方より
秋の気配を携えて
女神降臨
しなやかなその舞いは
黄金色の風を吹かせ
秋の空に
さらなる彩りをそえる

53 :1:02/07/08 10:31 ID:???
どうでもいいことではあるが、竜田揚げってなんで竜田揚げっていうんだろ?
この言葉と立田姫の関連は、なんかあるのかな?ないか。
しかし、このスレはいい勉強になるね。立田姫が秋を司る女神様なんてこと全く
知らなかただよ。ちなみに春の女神は佐保姫っていうんだってさ。


54 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/07/12 12:31 ID:???

エゴン・シーレ 「死と少女」

抱擁

枯れた両手で 貴方を抱く
虚ろで深く傷ついた 愛しい貴方を

静かに蝕んでいく この傷は
癒される事の無い 死の病

もう何も映す事の無い この瞳は
貴方だけを映す 黒い鏡

枯れ果てた魂には 貴方の温もりだけが
何にも感じない 虚無の躯には しなだれる温かい貴方だけが

願わくば このまま・・・
願わくば このまま・・・





55 ::02/07/12 13:39 ID:LOy+lrIj
死と少女
ttp://www.lain.ais.ne.jp/~iris1226/egon25.jpg

「抱擁」

少女は知らない

瀕死の男が誰なのか
なぜここにこうして身を横たえ
迫り来る死の足音に怯えているのかも

そしてなぜ
自分がこの男の最期を
看とる気になったのかも

暗い路地の片隅で
街娼として生きるより他にすべを知らない
少女には不似合いな抱擁

ぎこちなく少女は手を回す
しなびた老婆のような腕で
そして静かに語りかける
聖母のような囁き

「もう何も怖くはないの。さあ、ゆっくりお眠りなさい」
男は母親の言葉にうなずく幼子のように
身体を震わせ
そして深く眼をとじた

わずかに残った生命の熾火
ゆっくりと消えていく
それでも少女は
抱きしめた両の腕を解くことはなかった

少女は生命を抱きしめていた

56 ::02/07/12 13:52 ID:???
男は瀕死の浮浪者。少女は街角に立つ娼婦。
一目見てその設定が脳裏に浮かんで離れなかった。
(私の脳内妄想TVにはそう映ったのです)
なぜ、少女は男をぎこちなく抱きしめているのか。
それは少女自身が過酷な運命に翻弄されるはかない存在であり、
男の末路に自分の運命を覗いたからなのだろう。
少女は男ではなく、男の生命を、そして同時に
哀れな自分自身の生命をも抱きしめていたのだ。

57 :1:02/07/12 20:28 ID:jvaOO161
現在まで詩で賛美された名画達一覧

1 クリムト        医学
2 ゴッホ         ひまわり
3 ワッツ         希望
4 ゴヤ          暗黒
5 クリムト        裸体の真実
6 アルノルドベックリン  死の島
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑


58 :1:02/07/12 20:31 ID:???
9  フェルメール   真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)
10 竹久夢二     立田姫
11 エゴン・シーレ   死と少女



59 :D子 ◆2VBtJvDU :02/07/19 17:04 ID:IXkqachh
ルネ・マグリット 「Le Viol」
http://www.ping.be/cfa/images/Viol.jpg

貴方はいつだって

私を視姦するから

キッチュな魔法をかけてあげたの

今度は貴方がされる番


60 :1:02/07/19 19:29 ID:???
おお、ひさびさの獲物・・・じゃない、投稿が。
ありがとうございます。そしてはじめましてD子さん。

ルネ・マグリット 「Le Viol」

「お笑い肉体劇場」

何笑ってんのよ
わたしだって恥ずかしいに決まってるでしょ!
ほんと
失礼しちゃうわ!
プンプン!!

61 :1:02/07/19 19:35 ID:Q2eg7BOC
え〜、ひさびさにあげます。
おすすめの名画はございませんか?
ございますれば、このスレにカキコしてくださいませ。
すかさず、詩で賛美しますよ。 
誰かがね〜。

62 :名前はいらない:02/07/19 21:44 ID:???
もう、秋だと俺は結婚してるから、だめだよ、

63 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/07/19 22:05 ID:???
>61 1様
マグリットの「光の帝国」
今いろいろ考えているんですが、詩にならないのでまた今度。
なんとなく詩板を連想しました。

64 :名前はいらない:02/07/19 22:07 ID:???
1>瀕死の浮浪者。プップッ、おもろい。
もう、なんでもいいから、俺の身体パソコンで管理するなよ
浮浪者にもなれないじゃん。あんたは、浮浪者の映画とるために
俺を32年と5年管理してきたのかい?そんなに浮浪者の姿
撮りたいなら明日にでも浮浪者のかっこうして、街をうろついてやるよ
好きな時に撮ってテレビでも新聞でもだせばいいじゃん

65 ::02/07/20 01:15 ID:???
光の帝国 マグリット
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1175/theempireob.html

恐ろしい。
一目見ていい知れない恐怖を感じた。
同じく、詩は後で。




66 :TK:02/07/20 09:32 ID:wxlfNwgU

ルネ・マグリット「光の帝国」より

わたしの そらは あおぞら
わたしの そらは あおぞら

   わたしは 傷ついてなんか いません
   あの人が 出て行った 最初の夜
   気持は晴れやかで
   せいせいした ぐらいです

わたしの そらは あおぞら
わたしの そらが あおぞら

   泣いているように見えますか?
   沈んでいるように見えますか?
   思い出に浸っているように見えますか?
   わたしの心に最後まで灯る
   ささやかな希望の灯など
   どうでもいいものなのです

わたしの そらは あおぞら
わたしの そらは あおぞら


67 :1:02/07/23 23:14 ID:wOzNTfjJ
ルネ・マグリット作 「光の帝国」より

「End of World」

とうとう
漆黒の夜がこの地上から
去ることはありませんでした

そう
その日が来たのです
地上の誰もが確信したことです

なぜなら
空は泣きたくなるくらいに晴れ渡って
爽やかな光を投げかけてくれるというのに
地上には光の破片の一片でも
注がれることは無かったから

審判はいつ下ったのでしょう

頼りなげに震える灯りを糧に
人々は空を仰ぎ
希望という名の美しい晴天に
祈りを捧げます
どうか終わらせてくださいと

この終わりなき終わりの世界を

68 :D子 ◆2VBtJvDU :02/07/24 01:30 ID:MiN2yCb/

オズヴァルド・チルトナー 「Menschen neben einem Bild」
http://www.swissart.net/rigassi/bilder/tscgirtner.jpg

朝、鏡を見て

ヘアーと呼吸を整える

また僕は

ドラゴンワールドに

出掛けなければならない

母さん、胃が痛いよ


69 :1:02/07/24 11:15 ID:???

オズヴァルド・チルトナー 「Menschen neben einem Bild」より

「果てしなき流れの果てに」

ふぅふぅ
四本足の超長距離マラソン
残りはおそらく42.195億q
何しろ歩みが歩みだけに(時速2cm)
ゴールはまだまだ果てしなく

ふぅふぅ
おっ、給水所発見!
ボトルの中身は1.5次元+2.5次元の
特製4次元ブレンドジュース

よ〜し
給水所まで4m32cm!
あと1週間と2日だね〜

70 :TK:02/07/24 21:10 ID:ZR5vzX3S

オズヴァルド・チルトナー 「Menschen neben einem Bild」

なんとまあ
しばらく見ないうちに私は
こんな姿になってしまった

あなたと一緒ではない道を
歩きたくないので
足はたよりない枝みたい

あなたに手を伸ばし
抱くこともできないので
手はぶら下がった紐みたい

それでもやっと
今日鏡を見ることが
できた

思い込みは醜いものだって
思い込みは醜いものなんだって
よく分かったよ

さよならあなた
私はこれから毎日鏡を見て
元の体に戻れるようにするから
さよなら
あなた


71 :1:02/07/26 01:34 ID:f7DlNSoQ
エドヴァルド・ムンク「叫び」
ttp://www.allposters.com/gallery.asp?aid=775355&item=153378

「ぐるぐる」

見られてはならない
このぐるぐるを

世界は橋の上から
覗いた川の流れに等しく

ぐるぐる渦巻いて
僕を飲み込んでいく

聞かれてはならない
このぐるぐるを

世界は橋の上で
囁いた二人の噂話に等しく

ぐるぐる渦巻いて
僕を吐き出していく

すでに僕の目はくり抜かれ
あとは耳を剃り落とすだけ

見られてはならない僕の心に
聞かれてはならない僕の心に

72 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/07/26 02:29 ID:???

「光の帝国」に寄せて

ああ、まだ眠っている
こんなにも澄み渡る空なのに

ああ、こんなにも貴方を想っているのに
この空は たった一つの灯火よりも 昏い

目覚めぬ
貴方は永久(とわ)の夜

私は目を閉じる
この皮肉を呪いながら





73 :1:02/07/26 11:13 ID:???
現在まで詩で賛美された名画達一覧

1 クリムト        医学
2 ゴッホ         ひまわり
3 ワッツ         希望
4 ゴヤ          暗黒
5 クリムト        裸体の真実
6 アルノルドベックリン  死の島
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑
9 フェルメール     真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)
10 竹久夢二      立田姫
11 エゴン・シーレ    死と少女
12 ルネ・マグリット  Le Viol
13 ルネ・マグリット 光の帝国
14 オズヴァルド・チルトナー Menschen neben einem Bild
15 エドヴァルド・ムンク 叫び

74 :1:02/07/26 11:32 ID:???
絵じゃなくて彫刻なんだけど〜

岡本太郎 午後の日(彫刻)
ttp://www.new-york-art.com/taro-sculpture-Afternonn.htm

「再会」

よう
どうしたの?
ひさしぶりだよねぇ

なに
いそがしいの?
まあそういわないで

ちょっと休んでいけば?
えっ
おれ?

ん、ちょっとひなたぼっこ
そうね
八千年くらいね

75 :TK:02/07/27 08:58 ID:???

エドヴァルド・ムンク「叫び」より

あの叫びが聞こえるのは
私だけらしい
他の人は新聞などを読みながら
薄ら笑いをしている

あんな事件を前にしても
何も聞こえないのだ
何も分からないのだ
連れだって平気で歩いている

人間が恐ろしいのは
事件を起こすことではなく
事件を理解できず
繰り返してしまうことだ

天に轟く叫びが聞こえるのは
私だけらしい
きっともう何千年も
空を飛び交っていたのだろう

時代と共に武器が
変化しているので
分からないだけかもしれない
それならまだましな話だが

空気を歪める叫びが聞こえるのは
私だけらしい
あの川を見よ
我等は流水なのだ
酷い死体は
すぐに流されてしまう
それだけのことだ



76 :名前はいらない:02/08/03 19:25 ID:???
現在まで詩で賛美された名画達一覧

1 クリムト        医学 >>2 >>4
2 ゴッホ         ひまわり >>6 >>8
3 ワッツ         希望 >>12 >>29
4 ゴヤ          暗黒 >>16
5 クリムト        裸体の真実 >>32
6 アルノルドベックリン  死の島 >>34 >>36 >>40
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑 >>44
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑 >>45
9 フェルメール     真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)>>48
10 竹久夢二       立田姫 >>51 >>52
11 エゴン・シーレ     死と少女 >>54 >>55
12 ルネ・マグリット  Le Viol >>59 >>60
13 ルネ・マグリット 光の帝国 >>66 >>67 >>72
14 オズヴァルド・チルトナー Menschen neben einem Bild >>68 >>69 >>70
15 エドヴァルド・ムンク 叫び >>71 >>75
16 岡本太郎  午後の日(彫刻)>>74

77 :Nothing:02/08/10 18:38 ID:SSsxniL+
フェルナンクノップフの私は私自身に対して扉を閉ざすを見て

破壊を知らない静寂
平穏に場面が流れる
一見矛盾のないその部屋で少女は眠る
石のようにかたくなな彼女にとって
外の世界は
酷く冷たいものだったに違いない
閉ざされた箱の中で
彼女は夢を見る
高いところに行くために
深く目を閉ざして息を殺し
その部屋の音を黙殺する
全てのものに
彼女の香りが染み入るように
注意深く寝息を立てる
花々が枯れてく声も
外からの叫びも
彼女には届かない
揺りかごを揺らす手を
魔法の終わりを知らせる
その手だけを
彼女は抑圧された
時間の狭間で待ち望む
嗚咽をどこかに閉じ込めて






78 :1改め画廊主人:02/08/12 09:16 ID:Q51f7OZq
Nothing様
フェルナンクノップフ知らなかったので、ぐぐってみたら1件だけヒット。
どっかの高校の蔵書目録でした。探し出せたら詩にしてみます。

79 :Nothing:02/08/12 10:38 ID:2hVTUdvO
ttp://www.ne.jp/asahi/art/dorian/M/Murillo/Murillo.htm

>78画廊主人様、上のサイトはいろいろな人の絵があって検索しやすいです。
自分も上からフェルナンクノップフの絵を見つけました。フラアンジェリコ
の受胎を見たくて検索してて見つけたんです。良かったら見てみてください。

80 :TK:02/08/12 21:41 ID:SEX8a52I
マグリット、クノップフときたらやっぱり同じベルギーのアンソール
ジェームズ・アンソール「死神と仮面」より
ttp://www.lyons.co.uk/A4H/bigmod/Masks.htm

どこから来たのかこの仮面の群は
そんなに俺が好きなのか?
そうさ君達
いつもいつも本心を偽った顔をして
それはまるで仮面のようだものな
よく来たよく来た歓迎する
かわいがってやるぞ諸君
ずっとそんな顔をしていれば
俺と一緒に素敵な旅に出られるぞ
二度と帰る必要の無い
長い長い旅に出られるぞ
さあ明日も心を冷たく閉ざし
仮面のように生きようじゃないか
空を飛びたくはないか?
人を蔑みたくはないか?
誰かの首を撥ねたくはないか?
俺と一緒ならみんなかなえることが
できるのだぞ
さあ涙を拭くのだ
旅の支度をしよう


81 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/08/12 23:18 ID:Cl+Bb8b2
クノップフ 「私は私自身に対して扉を閉ざす」に寄せて

彼女は頬杖をつき 私を見透かす
自らをも捨てた 冷徹なる淡く美しい瞳よ

貴方は原風景をも捨てた 閉塞した魂によって
ヒュプノスの祝福は貴方を沈黙させた
もう 誰一人として貴方の声を聞く者はいないだろう
貴方自身でさえも


82 :Nothing:02/08/12 23:22 ID:zDlt3YIs
フューズリーヨハンハインリヒの3人の魔女達を見て

冷ややかな鉄火面の中で
身代わりの老婆達が
私にすがりつく
過去を最良とする老婆は言う
おまえを支配していると
現在を司る老婆は言う
おまえは支配されていると
未来に生きる老婆ただ沈黙し
彼女にしか見えない場所を
指し示す
生き神になった私は
その地割れに
再び隕石が落ちることを望む
うつろな目の女達と共に
何かに抗いながら
何かに怯えながら
何かを許しながら
何かを諦めながら
歩みを進める
沈黙を現実に変えるために
未来を真実にするために




83 :画廊主人:02/08/13 21:54 ID:P9Kcj90s
>>79 レス遅くなって申し訳ない。
    無い様 いいサイト紹介してくださって感謝。さっそく見てみました。
    これから試作に取りかかるとしましょう。
    また、青様とTK様も投稿ありがとうございました。これからも
    「詩で賛美画廊」をよろしくね。
  
    さて、今、お盆で郷里に帰ってるんだが(勝手が違ってなかなかネットにつなげないよ)
    地元の美術館で「黒田清輝展」に行ってきました。(って記すと出身が分かるかな)
    重要文化財にもなってる「情」「感」「智」を見てきた。やっぱり本物は違うね。
    迫力を感じたよ。みなさんも地元の美術館に足を運んで実際の絵を見られてみると
    いいんじゃないかなあ。 
     

84 :画廊主人:02/08/14 14:30 ID:DP1Cn5EX
フェルナン・クノップフ 「私は私自身に対してドアを閉ざす」より

「言葉が世界を作るなら」(1/2)

この
閉ざされた
奇妙な部屋で
わたしは待っている
言葉がわたしを訪れるのを

あなたもご存じのように
世界が
言葉で構成されている以上
言葉なしに
この部屋から出ることは
かなわないのだから

そう
言葉が見つからないのは
私のせいではない

世界が言葉を失い
意味を持たない虚無へと帰すなら
わたしはずっと
ここで待ち続けるだけ

85 :画廊主人:02/08/14 14:32 ID:DP1Cn5EX
「言葉が世界を作るなら」(2/2)

枯れた花たちのなぐさめも
耳には入らない
今はただ
静かに頬杖をついて
待ち続けよう

私を解き放つ
言葉の訪れを

ドアが開かれる
その瞬間(とき)を

86 :画廊主人:02/08/14 14:35 ID:DP1Cn5EX
ジェームズ・アンソール「死神と仮面」より

「仮面祭」


仮面のお祭り始まって
街は歌え踊れの大騒ぎ
奇々怪々の行進は
いつ果てるともなく
続いてく

さあ歌え
さあ踊れ
声高らかに髑髏の仮面
でも
仮面の下に顔はない
それが素顔
髑髏が素顔

さあ歌え
さあ踊れ
地獄の宴を続けるのだ

髑髏の仮面は
死神の素顔

周りを取り囲む仮面たちは
もちろん誰も気がついていないが

87 :画廊主人:02/08/14 14:43 ID:DP1Cn5EX
ヨハン・ハインリヒ・ヒュースリー「三人の魔女」より

「お前だ!」(1/2)


お前だ!

振り返ると三人の老婆がいた
異形と呼ぶほかない醜貌だが
鷹のようにとんがった眼には
一点の曇りもなく
まるで魂の裏側まで見透かしそうな
鋭い眼光を放つ

思わずたじろぎ
後ずさりする

老婆たちには
何が見えるのか
ねじ曲がった唇をにやりとゆがませ
地獄から吹く風のような
震える声で囁く

お前だ!

88 :画廊主人:02/08/14 14:46 ID:DP1Cn5EX
「お前だ!」(2/2)

節くれ立った枯れ木のような指先で
指さされると
魂を掴み出されまいと
胸をかばいつつ
さらに後ずさる

そんな姿をあざ笑うかのように
さらに唇をひきゆがめ
邪悪の笑いは激しさをます

お前だよ!
他の誰でもない
お前だ!

これは地獄への魂の召喚だろうか
なかば諦念の色を浮かべた
表情に
老婆たちは呆れかえったような
口調でなじる

だからお前だってば!
今さいふ落としたのは!

89 :画廊主人:02/08/14 14:48 ID:DP1Cn5EX
黒田清輝「情」「感」「智」より

「情 この世を潤すもの」

世界を
乾いてひび割れた亀裂に
閉じこめぬよう
裂け目に水を注ぎましょう
注いでも注いでも
いっぱいにはなりませんが
これが私の使命
私の手が止まることは
決してありません

90 :画廊主人:02/08/14 14:50 ID:DP1Cn5EX
「感 この世を探るもの」

世界を
混沌の中で迷わせぬように
いつまでも
そばに寄り添っていましょう
言葉はまだいりません
今はただ
本能の命ずるままに
すべてをうけいれましょう
哀しみや苦しみさえも
これが私の使命
私の眼が閉ざされることは
決してありません

91 :画廊主人:02/08/14 14:52 ID:DP1Cn5EX
「智 この世を照らすもの」

世界を
言葉でくみたてて
その実相を明らかにしましょう
意味の彼方から言葉が
やってくるなら
私はそれを見逃さないように
しっかりこの手につかみましょう
積み上げても積み上げても
果てはありませんが
これが私の使命
私の言葉がとぎれることは
決してありません

92 :TK:02/08/14 21:40 ID:dHZu5D9s

クノップフ「私は私自身に対してドアを閉ざす」より

さあおいで
私の心を壊そうとする者達
私はもう武器をそろえている
それは昔からの神話や伝説そして
今の世に残った芸術品達だ
私はその中に逃げ込む
だけど逃げ込むばかりじゃない
必ず奴等を撃退する
そのつもりでいる
なんと私の日常は
つまらない成果主義で
埋められているものだな
営業成績と人心操作の巧みな人間ばかりが
とりあえず幸せを装える世の中だ
私もさすがに擦り減ってしまったよ
でもそんな私自身はとりあえず
ドアの向こうの部屋に
閉じ込めておく
今ここにいる私が
本当の私
さあおいで愚か者達
私はもう壊れない
私はあらゆる時代と時間を
味方につけたのだから



93 :画廊主人:02/08/16 00:55 ID:tlgjpgRG
現在まで詩で賛美された名画達一覧
17 クノップフ       私は私自身に対して扉を閉ざす>>77 >>81 >>84 >>92
18 アンソール       死神と仮面>>80 >>86 
19 フュースリー      三人の魔女>>82
20 黒田清輝        情・感・智>>89 >>90 >>91

94 :吉田吉田吉田:02/08/16 17:29 ID:3/1BM6It
「村 山 槐 多 の 絵」

カタ あなたの選ぶ紙の鋭さ
カタ あなたの絵からは凄まじい悪臭がする
カタ これらは本当に油絵の具や鉛筆で書かれたのか
   まるで血液のように見せたがってるみたいじゃないか 本当は
   本当は噴きだす鮮血で色を塗りたかったんじゃないのか

あなたの描く絵は全て重傷をおってる
瀕死の絵画だ 瀕死の絵画
あなたは突き刺す 血みどろへ

カタ あなたの顔の皮膚を剥いで探してみたいよ
   咀嚼筋と舌骨筋の間に埋もれた絵を
              僕は取り出してみたい

あいつらが狂う事は        もはや無くなった
あいつらは色盲だ あいつらはただの梯子
僕はライブハウスで 一瞬のブレイクの後の
メチャクチャ そこに背中から 飛び込んで あなたの
絵をかついで 飛び込んで 大きな怒鳴り声
絵の具をかぶって暴れ続ける
黒い絵の具を使ったのに赤い絵が出来るのなら

村山槐多を殺す
村山槐多を殺す
画廊を燃やそう

95 :吉田吉田吉田:02/08/16 17:31 ID:3/1BM6It
絵の事は全く分らないんですが…
必死で褒めてみますた

96 :画廊主人:02/08/19 01:18 ID:K12yd6yV
>>95 はじめまして吉田吉田吉田さん。
  ちょっと気になることがあって、こっちに書き込む余裕がなかなか、
  なかったのですが、さきほど解決しました。
  ttp://members.jcom.home.ne.jp/frenchy/kaita_new/kaita_index.html
  村山槐多ですか。
  実は名前だけは見覚えがあったのですが、こんなに多才な人だとは思いませんでした。
  絵画だけでなく、文藝作品もあるのですね。
  で、>>94は、村山槐多の絵画作品全般について言及したという理解でよいの
  でしょうか。私も、彼の作品を味わった上で何か詩作しようと思います。
  では、またの投稿をお待ちしております。
   

97 :Canopus ◆j1h.j3e. :02/08/22 00:16 ID:xsrRmNmN
チャンプスレに書いたやつですが…。クレー『忘れっぽい天使』
ttp://www1.odn.ne.jp/~cci32280/ArtKleeAngelWasure.htm

『ささやかなその両手につつまれて』

娘のおえかき画用紙に 黒いクレヨンでおおきく
ぼくはパウル・クレーの天使の絵をかいた。

単純なモノクロームの曲線。やさしく閉じたひとみ。かるくほころんだ口もと。
おおきな二つの翼。いつしかぼくはことばに出して絵をかいていた。
落書きにはもってこいの「優しい」絵だ。娘に言いきかせるようにしてぼくは
天使の絵をかく。どこに出してもおかしくないパウル・クレーの天使。
そして胸のまえで さりげなくかかげられた両方の手のひら。

ぼくはそこでクレヨンが止まった。天使がなにを大切そうに持っているのかが
わからなかったのだ。手のひらの間の微妙な距離にはじめて気付く。まっしろ
の透明な空間になにかが確かにあったのだ。妻は娘をだっこする。ぼくは妻を
だっこする。そしてぼくは誰かにだっこされる。だっこの陶酔感。

娘がぼくの天使の絵の上に 赤いクレヨンでおおきな円を何個もかいた。
天使の手のひらの間をはみだして 画用紙からもはみだして。

いつだったか ある評論家が「日本人はクレーが好きで困ったもんだ」
というようなことを言っていた。
おおきなお世話だ。

98 :画廊主人:02/08/22 18:26 ID:Wg+Q6f+G
>>97 Canopus様 すてきな詩をありがとうございました。
  クレーの絵を見てからこの詩を読むと、詩から醸し出されるふんわり感が
  また一層引き立ちますな。実は、私も少々絵を描くんですが、一貫して
  テーマは「天使」なんですよね。何故と聞かれても困るのですが、それ以外
  描く気がしないんですな〜。
  クレーの天使いいですね。思わず口元がほころんでしまいました。
  のちほど、私も詩にしてみようと思います。

99 :TK:02/08/22 23:11 ID:h1DVfgVP

  パウル・クレー「忘れっぽい天使」より

何かを忘れてしまった時
僕はたいてい頭の中で
音楽を鳴らす
その時
指揮棒の先が
天使の姿を描く

天使はその羽で飛び立ち
僕が忘れてしまったものを
探しに行く

  空からでしか見えないもの
  神の使いでなければ見えないもの
  目を閉じていなければ見えないもの

天使はその賢さで見出し
僕が忘れてしまったものを
教えてくれる

何かを忘れそうな時
僕は新しく指揮棒を振る
その先が天使の姿を
描く

   ※クレーというかコクトーに近い感じがしますね

100 :青の羊 ◆GtbbWniA :02/09/03 09:21 ID:Ol6v/6Vf

モネ 「印象・日の出」に寄せて

黎明

いつか見た 暁の色
夜の終わりを告げる 灯火よ
孤独を誇り 瞬く 赤よ
空に 海に 彩りを溶かし
眼に映るもの全てを染め上げろ







101 :画廊主人:02/09/16 00:04 ID:EdzHD3ct
久しぶり〜
クレーの天使を詩にしたいなあと思っていたのだが
なかなか言葉が浮かんでこない
そんなある日、たまたま入った書店のたまたま目についた本棚に
一冊の本が・・・そのものずばり「クレーの天使」著者は谷川俊太郎
2年ほど前に発行されたもののようだが
こういう偶然もあるのだなと不思議な気持ちになりました
もしかしたら天使のお導きかしら
ということで、この本から、氏の作品を紹介してみようと思います


102 :画廊主人:02/09/16 00:13 ID:EdzHD3ct
「クレーの天使」著者:谷川俊太郎 発行所:講談社 ISBN4-06-266369-4

泣いている天使 谷川俊太郎

まにあうまだまにあう
とおもっているうちに
まにあわなくなった

ちいさなといにこたえられなかったから
おおきなといにもこたえられなかった

もうだれにもてがみをかかず
だれにもといかけず

てんしはわたしのためにないている
そうおもうことだけが
なぐさめだった

なにひとつこたえのない
しずけさがつわたってきこえてくる
かすかなすすりなき・・・・・・

そしてあすがくる

103 :画廊主人:02/09/17 00:20 ID:GQ4QM6DC
忘れっぽい天使
        谷川俊太郎

くりかえすこと
くりかえしくりかえすこと
そこにあらわれてくるものにささえられ
きえさっていくものにいらだって
いきてきた

わすれっぽいてんしがともだち
かれはほほえみながらうらぎり

すぐそよかぜにまぎれてしまううたで
なぐさめる

ああ そうだったのかと
すべてがふにおちて
しんでゆくことができるだろうか

さわやかなあきらめのうちに
あるはれたあさ
ありたちはきぜわしくゆききし
かなたのうみでいるかどもははねまわる

104 :画廊主人:02/10/01 22:13 ID:iYwzCHig
パウル・クレー「泣いている天使」より

「涙雨」

泣き続けている

目を開いても
閉じていても
溢れる涙はとまることを知らない

泣き続けている

この世の始まりから
おそらくは終末まで
この涙は涸れることなく流れる

何が哀しいの

天使はこたえるだろう

お前達の罪が、と・・・

降り止まぬ天界よりの雨滴は
哀しみの味
天使は今日も泣いている

105 :TK:02/10/02 00:00 ID:mtu+/iJe
バルテュス「画家とモデル」より
ttp://www.allposters.com/gallery.asp?aid=775355&item=138730

いつになったらわたしの絵を描くの?
いつになったらわたしの方を向くの?
わたしがもっとおとなになるまで?

外は今日も晴れているね
外の光がこの部屋に流れこんで
わたしがその暖かさと友達になるまで?

わたしが先生を見る時は
友達と同じようには見ないよ
だって先生だもの

先生はいつも言う
わたしの友達は冷たい目をした子ばかりだと
そうじゃないとわたしは言うの
みんな大人を怖がっているだけだよ

みんな嘘つきが嫌いだよ
子供は勉強よりも遊びが大事
自由気ままに育てばいいって言った次の日に
テストの点をくどくどと怒るの
いつもと同じ目をして怒る
わたしを見てなくて
その他大勢を見てるんだ

いつになったらわたしの絵を描くの?
いつになったらわたしの方を見るの?
わたしがものわかりがよくなるまで?


106 :Dryice:02/10/02 11:52 ID:GCJ8aUD2
【クライスト・マーテル】

そして 死は訪れる……

紅く染まる苦痛の
とけるような恍惚と
交じわり合う絶頂のとき

ヘイローは落ちてくる
西の彼方に消える
血のように紅いヘイローが

そして満たされた余韻の中
紅く く 
精液は体内を移ろう

抱きしめよう 
腹の中に宿る胎児を

快楽の水面を漂いながら

やがて 死は訪れる
聖処女の子宮から
苦痛の 恍惚の
交じわり合う絶頂のとき
血の輝きを身に纏い
干乾びた胎児は生まれる


 ――Edvard Munch WMadonnaWより

107 :neri ◆lw8TzHjk :02/10/02 12:23 ID:32VwnZIm
誰か村山槐多の絵で書かないかなぁ(´∀`)
じぶんではとっておきすぎて(絵が)出来ない>_< 

108 :名前はいらない:02/10/02 13:48 ID:OBofFb/T
やっぱ、谷川俊太郎うまいわ。いいねえ。

109 :画廊主人:02/10/02 19:40 ID:Dm4JFu3+
http://members.jcom.home.ne.jp/frenchy/kaita_new/kaita_pic/kai_pisblu.jpg

村山槐多 「尿をする男」より

「還元」(1/2)

一面の青
波風たたぬ
海の水面
青に染まっていく身体を
愛おしく抱きしめて
私は
静かに
静かに
誰にも悟られぬよう

放尿する

体温が
先端から一気に抜け出し
全身を
襲う心地よい寒気
ぶるぶるっと身体を震わせ
快感に身をまかせる


110 :画廊主人:02/10/02 19:42 ID:1N/ea9OC
「還元」(2/2)

ヒトの体液が海の成分と同一なのだというなら
きっと私の放った尿は

母なる海
その胎内へ還元され

やがて生命は巡り
再び我が口元へ
貴方の元へも

きっと

111 :画廊主人:02/10/03 13:40 ID:zWfFkBap
現在まで詩で賛美された名画達一覧

1 クリムト        医学 >>2 >>4
2 ゴッホ         ひまわり >>6 >>8
3 ワッツ         希望 >>12 >>29
4 ゴヤ          暗黒 >>16
5 クリムト        裸体の真実 >>32
6 アルノルドベックリン  死の島 >>34 >>36 >>40
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑 >>44
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑 >>45
9 フェルメール       真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)>>48
10 竹久夢二         立田姫 >>51 >>52
11 エゴン・シーレ       死と少女 >>54 >>55
12 ルネ・マグリット      Le Viol >>59 >>60
13 ルネ・マグリット     光の帝国 >>66 >>67 >>72


112 :画廊主人:02/10/03 16:25 ID:s37EeTad
14 オズヴァルド・チルトナー Menschen neben einem Bild >>68 >>69 >>70
15 エドヴァルド・ムンク   叫び >>71 >>75
16 岡本太郎         午後の日(彫刻)>>74
17 クノップフ       私は私自身に対して扉を閉ざす>>77 >>81 >>84 >>92
18 アンソール       死神と仮面>>80 >>86 
19 フュースリー      三人の魔女>>82
20 黒田清輝        情・感・智>>89 >>90 >>91
21 村山槐多        >>94

113 :画廊主人:02/10/03 16:27 ID:s37EeTad
22 クレー         忘れっぽい天使 >>97 >>99 >>103
23 モネ          印象・日の出 >>100
24 クレー         泣いている天使 >>102 >>104
25 バルテュス       画家とモデル >>105
26 ムンク         マドンナ >>106
27 村山槐多        尿をする男 >>109 >>110 

114 :TK:02/10/03 22:50 ID:UoWvu+QC
村山槐多「猫を抱ける裸婦」より
ttp://members.jcom.home.ne.jp/frenchy/kaita_new/kaita_pic/kai_cat.jpg

ひどい汗をかいちまって
湯船の中しか安らげる場所なんて
ありゃしない
こりゃ猫よ
どこを見ている?
どこぞにいいお金持ちさんでもいたかえ?
どこを見ても腕っぷしの強そうな
女ばかりだねえ
外の煙突からは
きっと煙がもうもうもうもう
お空もたいそう煙たがるだろうさ
明日も朝から働いて働いて
気がつきゃいつも湯船の中さ
そらそらおまえも
裸におなり


115 :Dryice:02/10/04 14:10 ID:M4yI4ZdI
【ポイズン・テースト】 

俺はこれから死んでゆく
この広い 試験管の端っこで
俺の命は浪費される
一人の女が楽しむために

かつては俺も人を殺した
憤りはない 憎みもしない
あの美しいひとが
俺の死を見て喜ぶなら

さあ 俺を見ろ!
お前の造ったその毒を
一滴残らず飲み干してやる
どうした? 俺を見ろ……



116 :Dryice:02/10/04 14:14 ID:M4yI4ZdI

身体がしびれる
立ってられない
胃は燃え上がり
喉が焼け付く

苦しい 息ができない……
全身を縛る痙攣
俺はまるで犬のように
舌を突き出し よだれを垂らす

俺を見てくれ クレオパトラ
聞いてくれ 最後の悲鳴を


117 :Dryice:02/10/04 14:15 ID:M4yI4ZdI

お前は見に来たんだろ?
俺たちの苦しむ姿を
楽しみにしてたんだろ?
死んでゆく様を

なのになんだよ その顔は!

ほら 見てくれよ
お前の毒はこんなに効くよ
俺はこんなに苦しいよ
こんなに悶えて 叫んでいるのに

なんなんだよ その顔は!

もういやだ 
そんな顔で見るのはやめてくれ
いやだ こんな死に方は 
誰か助けて 

ああ……


Alexandre Cabanel
WCleopatra Testing Poisons on Condemned PrisonersWより

118 :TK:02/10/04 22:46 ID:0WIQ5EmI
ttp://www.hearts-ease.org/cgi-bin/gallery_work.cgi?ID=6&work=4

カバネルとはどこかで聞いた名だと思ったらオルセー美術館にあるドキレイヴィーナスを描いた人ですな。

ttp://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/cabanel/venus.jpg
カバネル「ヴィーナスの誕生」より

すでに おとなのからだで うまれた
わたしは なにもしらないまま からだばかりは
こんなに ふくよかで すき と きらい しか
わからない だから うみの おとも てんし の
はねも わたし には おんがく に しか
きこえない あなたの こえも あなたの といきも
おんがく に しか きこえない
わたしを どれだけ あい してあいして くれるか
それだけが わたし に わかること
なみ を のりこえ はやく わたしを
だきに きなさい あなたの こと が
まだ なにも わからない から
なみを のりこえ なみを のりこえ
はやく ここに
あいに きて


119 :画廊主:02/10/09 21:53 ID:v0jUlN4m
>>117 >>118 お二人とも素敵な詩をありがとうございます。
こんなスレを立ち上げてなんですが、本当に絵を知らないなあって思います。私。
カバネルって人は、作品も全く知らなかったのです。
でも、こうして知ることができて幸せですわ。特にクレオパトラの方の絵は、
ちょっとストライクゾーンにドキュンと来ましたね。私好みです。いいなあこの絵。
壁一面を、この絵にして部屋に貼りたいなって思いました。
お二人とも、またいい作品紹介してくださいね。楽しみにしてます。

120 :画廊主人:02/10/09 21:59 ID:v0jUlN4m
>>119 画廊主人と書いて、がろうあるじと読んでほしいので、
 がろうあるじと入力して変換したら画廊主のままでした。人がないのですが、
119は画廊主人のレスです。そーりー。

121 :画廊主人:02/10/10 13:25 ID:VzmAup2e
22 クレー         忘れっぽい天使 >>97 >>99 >>103
23 モネ          印象・日の出 >>100
24 クレー         泣いている天使 >>102 >>104
25 バルテュス       画家とモデル >>105
26 ムンク         マドンナ >>106
27 村山槐多        尿をする男 >>109 >>110 
28 村山槐多        猫を抱ける裸婦 >>114
29 カバネル Cleopatra Testing Poisons on Condemned Prisoners >>115
30 カバネル ヴィーナスの誕生 >>118


122 :画廊主人:02/11/03 20:07 ID:8dQ7riF0
ビンセンテ・クタンダイ・トラヤ 「夢」より

「工場街の聖母」

朝だというのに辺りが薄暗いのは
煙突から吐き出される煤煙のせい
差し込む淡い陽光に照らされながら
私は幼子を胸に工場へ出かける

決して暮らしは楽ではないけれど
暗い顔一つしないでいられるのは
今、胸元に顔をうずめて
安らかな寝息を立てている
我が子のおかげ

世界がどんなに薄汚れていこうとも
私の夢がここにある限り
私の笑顔が曇ることはない
だってこの笑顔は
この子のためにあるのだから

私は夢を抱きしめながら
今日も一日の労働へ
力強く歩き出す

123 :名前はいらない:02/11/03 20:28 ID:r29bMT9T
ムンク「叫び」


時給やしぃよ。

124 :名前はいらない:02/11/03 20:30 ID:ZD/i8uAf
分かったよ。やるよ。やりますよ。

125 :一言:02/11/06 10:25 ID:GJf1PAj0
「ナイト ホークス」エドワード・ホッパー

懐かしい肌寒さを抱えた街の壁
昼間の人々の亡霊が塗りこめられている
夜の酒場には四つの孤独
作者不明のアメリカの落書きが垣間見せる正体
闇の歩道を抜け
暖かい光に導かれてやってきた筈の夜更かしの人々
寄り添うようなふりをして
本当は閉じ込められている

126 :一言:02/11/06 10:36 ID:GJf1PAj0
「無原罪の御宿り」エル・グレコ

天の口を開く轟音
光の衝撃
汚れ無き魂は敬虔さの箍を強引に奪い取られ
恐るべき力の金属によって昇天していく
無数の幻想に祝福され
やがて新たなる世界へ
無知で無垢であるが故に旅立つ

人々が飛ぶことを知らず
ほとんど全てが頭上から降り注いでいた頃の思い出

127 :一言:02/11/06 10:53 ID:GJf1PAj0
「自画像」(1669)レンブラント・ファン・レイン

世界という巨大な闇の中に
人々は光の帝国を築き上げて来た
私の光はあっという間に目の前を通り過ぎ
今では僅かに頭上を照らすのみだ
影が主人を見つめるように
私は世界を分解し
しまいには暗黒の底に沈めてしまった
それでも残る息も絶え絶えの感覚を糧に
私は再び自分を見る
しかし、悲しき宿命が
その鏡面に美しい物を残さなかった



128 :一言:02/11/06 11:11 ID:GJf1PAj0
「吹雪 港の沖合いの蒸気船」ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー

込み上げ
吹き上がり
叩きつける

全ての影
覆いかぶさる雲
全てが渾然一体に攻撃的
海の底には何も無い
私の背後にも世界が続いているなど絶対に信じられなかった瞬間

129 :一言:02/11/06 11:25 ID:GJf1PAj0
「晩鐘」ジャン・フランシス・ミレー

人間に与えられた時間が終わり
神の帝国が今日も帰還する
遠ざかる色彩の世界を尻目に
若き夫婦は神のみぞ知る快楽の約束を、無言のまま結ぶ
精神の塊の中へ
秘められた人間の営みの中へ
二人は帰ってゆく
神聖な闇に抱かれて
卑俗な欲望が眼を覚ます

130 :画廊主人:02/11/06 19:17 ID:xOPG1jMK
>>123 名無しさん 
  レスが遅くなりました。ごめんなさい。
  ムンクの「叫び」ありがとうございます。時給安い! 
  たったこれだけのメッセージの中に、作者の不安や焦り、時代性といった
  ものが色濃く反映されてるような気がしました。
  ところで、すぐ下の>>124は、なんか関係あるんでしょうか?
  無いほうに2000ムンク!では。
  

131 :画廊主人:02/11/06 19:29 ID:iJFHoACL
>>125-129
 はじめまして、一言さん。
 たくさんの投稿、本当にありがとうございます。
 大量投稿で、なおかつどれも質が高い。素直に尊敬もうしあげます。
 まだ見たことのない絵でも、一言さんが構築された作品世界に
 触れることで、頭の中にその絵が浮かび上がってくるような感じがします。
 これからも、すてきな作品よろしくお願いします。
 


132 :画廊主人:02/11/06 23:12 ID:1IOQAOQl
22 クレー         忘れっぽい天使 >>97 >>99 >>103
23 モネ          印象・日の出 >>100
24 クレー         泣いている天使 >>102 >>104
25 バルテュス       画家とモデル >>105
26 ムンク         マドンナ >>106
27 村山槐多        尿をする男 >>109 >>110 
28 村山槐多        猫を抱ける裸婦 >>114
29 カバネル Cleopatra Testing Poisons on Condemned Prisoners >>115
30 カバネル ヴィーナスの誕生 >>118
31 ビンセンテ・クタンダイ・トラヤ 夢 >>122
32 ホッパー ナイトホークス   >>125
33 エル・グレコ 無原罪の御宿り >>126
34 レンブラント 自画像     >>127
35 ターナー 吹雪 港の沖合の蒸気船 >>128
36 ミレー  晩鐘          >>129

133 :画廊主人:02/11/06 23:21 ID:1IOQAOQl
現在まで詩で賛美された名画達一覧
1 クリムト        医学 >>2 >>4
2 ゴッホ         ひまわり >>6 >>8
3 ワッツ         希望 >>12 >>29
4 ゴヤ          暗黒 >>16
5 クリムト        裸体の真実 >>32
6 アルノルドベックリン  死の島 >>34 >>36 >>40
7 マックスエルンスト   聖アントニウスの誘惑 >>44
8 ダリ          聖アントニウスの誘惑 >>45
9 フェルメール       真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)>>48
10 竹久夢二         立田姫 >>51 >>52
11 エゴン・シーレ       死と少女 >>54 >>55


134 :画廊主人:02/11/06 23:22 ID:1IOQAOQl
12 ルネ・マグリット      Le Viol >>59 >>60
13 ルネ・マグリット     光の帝国 >>66 >>67 >>72
14 オズヴァルド・チルトナー Menschen neben einem Bild >>68 >>69 >>70
15 エドヴァルド・ムンク   叫び >>71 >>75 >>123
16 岡本太郎         午後の日(彫刻)>>74
17 クノップフ       私は私自身に対して扉を閉ざす>>77 >>81 >>84 >>92
18 アンソール       死神と仮面>>80 >>86 
19 フュースリー      三人の魔女>>82
20 黒田清輝        情・感・智>>89 >>90 >>91
21 村山槐多        >>94


135 :一言:02/11/07 10:31 ID:vek3aoQe
「Untitled(Skull)」1981ジャン・ミシェル・バスキア

隙間無く敷き詰められた、大衆の要素の隙間から
真っ赤に燃える真実を見出したくて
奥歯を食いしばり、思い切り力む
やがて自分の頭脳の構造が
継ぎ接ぎされたスーパースターのイメージの底に浮かび上がる
遥かなるアフリカ
ラスタファリアンほど田舎者じゃないから、もはやエクシダスなど臨まない
NY印のカラフルなフィルターを通して
愛すべき自らの系図を眺め回す
新しい形のアイデンティティー

136 :画廊主人:02/11/14 17:43 ID:oCNkMSFc
37 バスキア  Untitled(Skull) >>135  

137 :アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/11/15 01:00 ID:1uHgImvh
しまった、ややスレストッパーと化してしもた(一言=アッシュ)
もうちょっとメジャーな絵を詩にします 許してっ

138 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/15 01:21 ID:BMyI6EGe
>>137 とんでもございません!こんな過疎なスレッドに作品を
   投稿してくださるだけでもありがたいことです。
    絵にしても、メジャーマイナー問わず、何でもお気に入り
   のものをどうぞ!!できれば、当該作品が見られるサイトの
   紹介もしてくださると嬉しいなっ。

139 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/11/15 07:57 ID:UjmJPFjT
お久し振りです。名画とはちょっと違うんですが、ひとつ。

『山猫へ(Text:エルンスト「百頭女」ttp://www.mmjp.or.jp/art-u/contents/hon/hontext/ernst1.html)』

そのしなやかな
肢体で朝のひかりを浴びて
鳥の王ロプロプと戯れる

(ジェルミナル、私の妹、百頭女。)

金と銀のオッズ・アイに潜む
処女懐胎をやさしくみつめ
森の中でふさわしい顔を探す

(両眼のない眼、百頭女は秘密を守る。)

足音もなく
舞台に忍びより 身ぶるいひとつ

みえない首環の破裂


140 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/15 21:13 ID:Pme0F3T7
>>139 おお、Canopus様、投稿ありがとうございます。
   サイト拝見しましたが、アーティストブックなるもの、
   初めて知りました。浅学な自分が恥ずかしゅうございます。
   ちょうど、私たちが「絵」からインスピレーションを受けて
   詩を創造するのと対照的に、画家達は「詩(テキスト)」から絵を
   創造し、それを本にしたのですね。う〜む、この本、一度読んでみたい
   ものです。今回の詩の内容は、このエルンストの本「百頭女」とリンク
   するのでしょうが、できれば内容の解説をお願いできませんか?
   野暮な頼みとは思いますが、お願いします。 

141 :アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/11/15 22:06 ID:1uHgImvh
ここでバスキア「Untitled(Skull)」見れます
http://movien.hp.infoseek.co.jp/gazou.htm

142 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/15 22:24 ID:kbzXcLwO
>>141 アッシュ様、サイトの紹介ありがとうございました。
   早速、とんでみたのですが、残念ながら見られなくなってました。
   また、作品の投稿お願いします。

143 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/11/17 23:07 ID:rQoaBGtH
>>140 実は、この本、河出で文庫化されているんです。ヤフーでは「在庫あ
り」だったので、まだ入手可能かもしれません。

『百頭女』は、短いことばとコラージュによる構成で、>>139の()内のこと
ばは、その引用です。
あらすじはほとんどないようなものですが、三回の処女懐胎の失敗の末に誕生
した百頭女と、エルンストの絵画のモチーフとして度々現れる鳥の王ロプロプ
とが、時空を超えてありとあらゆる人生のゲームを旅する。百頭女は、その秘
蹟を守るために、人々の眼を隠す。「おわり そして つづき」で締めくくら
れます。
とにかく傑作です。興味ありましたら、是非ご一読を薦めます。

144 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/11/17 23:12 ID:rQoaBGtH
追記。エルンストのその他のコラージュ作品、『カルメル修道会に入ろうとし
たある少女の夢』と『慈善週間〜または七大元素〜』も、河出文庫から刊行さ
れています。

145 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/18 00:03 ID:9xWx9Dzo
>>143 レスありがとうございます。文庫になってますか。
   そういうことなら早速入手して読んでみようと思います。
   読めたら感想を書きますね。
    鳥の王ロプロプ>バビル2世かと思ってしまいますた。それはロプロス。懐かしぃなぁ。

146 :TK:02/11/19 20:14 ID:MI0Cg2VK
おっと、細々と続いておりますね……では私もひとつ……

ttp://www.khm.at/system2E.html?/staticE/page169.html

ヴェラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」より

青い色はわたし
青い色はわたし
宮廷画家殿はわたしを
たくさん描いてくれるけど
みんな同じ顔をしている
わたしが笑っても怒っても
みんな同じ顔で描いてしまうの
だからこの絵のわたしの顔は
わたしじゃないんだよ
でもね
今日のドレス
この青い色が好き
だからこれがわたしだよ
青い色はわたし
海みたい
空みたい
好きな人の
瞳みたい
だから
青い色はわたし
青い色は
わたし

           ※上野芸大美術館にて12/23まで展示中


147 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/20 10:43 ID:ydgJpViZ
>>140 ひさしぶりですねぇ。お元気でしたか?
   さっそくマルガリータ王女に会いに行ってみました。
   ほんと、人形みたいで、見てるうちに人形姫という言葉が浮かんできました。
   人魚姫じゃなくて人形姫。
   なんか、お話が作れそうじゃないですか?(ちょっと怖くて哀しい)
   TK様なら、どんなお話を創作されます?
   

148 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/20 14:49 ID:oZgpj7kO
>>147 訂正 140ではなく、>>146 でしたね。

149 :TK ◆NVo5.dEVHs :02/11/21 21:27 ID:X+WXs0c+

人形のお話といえば……ふと、この人の絵を使いたくなりました。

 金子國義「夏休み」より

 ttp://www.kaneko.ch/gallery/han_ol.html

夏なので こんな格好を させられました
私は 本当に生きているのか 分からないくらい
贅沢な 屋敷に住んでいます
私は 不自由が無いのです
でも それが怖くてしかたないのです
屋敷の大人たちは たぶん
私の この服をどうやってはぎ取るか
計画を たてているに 違いないのです
夜に 私が寝静まった 夜に
大人たちは ひそかに集まって
私の写真とかを 見ているに
違いないのです
ああ 私よ 夏の輝く太陽の下
無邪気に美しく 遊ぶ 私よ
私は 私自身が今 一番愛しい
きっと 今夜には ああ きっと
私が寝静まった 今夜
重い ドアを 誰かが
開け る



150 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/22 13:24 ID:sQ+mkWtF
>>149 これまた人形みたいですね〜。
   でも人形のような無表情の裏で、実は見えない何かに怯えている少女の心。
   一見すると何でもない夏休みの情景は夜、惨劇の一幕へと変わる。
   ふと覗いた窓の向こう、暗闇のそこに見てしまった何者かの顔。
   いったい何者が訪れるというのでしょう。こわひ。こわひです。
>>143 「百頭女」 先日注文しました。早くこないかな〜。

151 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/22 18:16 ID:h6SiqDDe
37 バスキア   Untitled(Skull) >>135
38 エルンスト  百頭女 >>139
39 ヴェラスケス 青いドレスのマルガリータ王女>>146
40 金子國義   夏休み>>149  

152 :GEORGIA:02/11/25 03:05 ID:2xmOe13v
ダリか「落ち穂拾い」でかいてクレヨン。(キボンヌ・・

153 :TK ◆NVo5.dEVHs :02/11/25 20:45 ID:YH9Wqwt+
サルヴァドール・ダリ
「Soft Watch At Moment of First Explosion, 1954」
ttp://www.geocities.com/Paris/Arc/6537/gallery/classic/54_explosion.htm

  君達の果て

君達がもし齢を重ね
白く濁った目を
その時計に向ける時
ああ 時計は脳髄のしわを
かきわけわきわけ蠢くごとく
恐ろしきものには剣を立てよと
君達はかつて時間に対し
怒りを覚えたことだろう
体が動かなくなること
皺が増えること
記憶が鈍ること に
でも その苦痛を越えた
果てに
時計がなめらかに蠢き始める
その時が来るのだ
ああ 時計というものは
なんて魅惑的な形状を
しているのだろう
鋭い針が 回り 回り 回り
それは穢れも 終わりも知らぬ
君達の果てに見える時計
壊れかけ
金色に輝く



154 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/26 12:09 ID:AHM5cY+l
>>152 あっ!ジョージアさん!!もしやダリかのダリは「誰」なんじゃありませんか?
  書いて欲しかったのは「落ち穂拾い」だったのでは?
>>153 TKさん 
   あいかわらず、お見事です。

155 :TK ◆NVo5.dEVHs :02/11/26 20:00 ID:Rc+o5a/Q
う、「ダリ」って「誰」のことね(2ちゃん用語?)
「落穂拾い」……これは難しいなあ。
来年「ミレー3大名画展」として日本に来るみたいですね。


156 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/28 13:34 ID:p/iSPs3i
>>155
ttp://www.ne.jp/asahi/art.barbizon/y.ide/8millet.p.7.html
「落ち穂拾い」の分析ってページです。
参考になるといいのですが。
ぜひ、詩にしていただきたいな。
自分ですか?トライしてみたのですが、凡庸なイメージしか湧かず断念しました。

今は「百頭女」を読んで、これを詩にしようと試みています。
でも、これも難しいなあ。小説とは言うものの、これが一つの詩みたいなものだもの。
この怪しい雰囲気を実感するには、実際に読んでもらうしかないでしょうね。


157 :GEORGIA:02/11/30 16:53 ID:RcLggdAp
>>154
うん、まさしく。

158 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/11/30 23:36 ID:9MAnjJgf
>>157 やはりそうでしたか。
   ところでジョージアさんも、何か作品を残されてみてはいかがでしょうか?
   お待ちしております。

159 :TK ◆NVo5.dEVHs :02/12/02 22:43 ID:8mGwP+JW

  落穂拾い

いやもったいないもったいない
この辺にだってモッタイナイオバケが
出るからねえ
食べ物を残したりするとたいへんだよ
夜中に出てくるんだよ
夜中に窓を叩くんだよ
フォンテーヌブローの森から
狩人が忘れてった猟銃を抱えて
やってくるのさ
パリの連中ときたらバカンスとなりゃ
めったやたらにこの辺りで撃ちまくり
森の精霊達はすっかり睡眠不足さ
髪の毛を逆立てて
口から火を噴いて
顔を歪めて
オバケになってやってくるのさ
とにかくもったいないもったいない
麦の穂一本も無駄にしちゃあ
いけないよ
あいつらの餌に
なるからね


160 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 09:50 ID:vINq7fKN



ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。


161 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/12/05 12:44 ID:Wl/VSw7r
>>159 なるほど、そういうアプローチで来られましたか。
   モッタイナイオバケとは、まったく思いもよりませんでした。
   まあ、まともに書くよりは、このほうが実験的でおもしろいかも知れませんね。
   私もこの方面で考えてみようかな。 


162 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/10 15:43 ID:NedqmQ7p



お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。


163 :画廊主人 ◆xrE8UiKY0A :02/12/18 14:05 ID:q7ejzcO4
たまにはageてみます。
詩をつけてみたい名画があったら、ぜひご紹介ください。
その絵が見られるURLも添えてくださると嬉しいな。

164 :山崎渉:03/01/19 13:51 ID:33JLtwpT
(^^)

165 :金子すずみ ◆f2xSA4XoXM :03/02/22 16:09 ID:9RMSPI/0
hosyu

166 :名前はいらない:03/04/02 04:39 ID:VqHt9mzH
保守します

167 :名前はいらない:03/04/12 07:00 ID:KEiQA560
ミレーの有名な作品が、日本へ来ているようなので、あげます

168 :名前はいらない:03/04/12 07:07 ID:mTVGNABy
とりあえず上のHPです みんなミレー(寒

ttp://www.ntv.co.jp/millet/index.html

169 :はなまる:03/04/12 08:05 ID:tSpWxSu2
>>168
ちょっと面白かった

170 :山崎渉:03/04/17 13:17 ID:GAm0uYE/
(^^)

171 :山崎渉:03/04/20 02:01 ID:1+CNA/cT
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

172 :キッド ◆kQOyJA.DgI :03/04/22 23:04 ID:ETN8Uuq9
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/hamaguchi.html

練馬区立美術館

詩との出会い
浜口陽三・南桂子展

西武池袋線 中村橋駅から徒歩5分

考えることはみんな一緒ですね。

173 :bloom:03/04/22 23:08 ID:C8RleIsM
http://homepage.mac.com/ayaya16/

174 :山崎渉:03/05/22 03:16 ID:9hqkSSyZ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

175 :山崎渉:03/05/28 11:09 ID:gH/nLI1G
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

176 :名前はいらない:03/06/03 23:41 ID:Q4ELkF2N
アルマ・タデマ『ヘリオガバルスの薔薇』
詩とか書いた事ないけど、好きな絵なので。
お見苦しくてすみません。
ttp://art.pro.tok2.com/T/Tadema/al11t.html


雲を溶かした薄青い空に
花びらが舞うよ 舞うよ 舞うよ

人々の悲鳴も血も奥深くうずめて
花びらが舞うよ 舞うよ 舞うよ

突き出た手の先 爪に張り付いた花びら

まるでマニキュアの様だと
笛吹き女は思ったけれど

傍観者を決め込んでいたので
黙って 笛についた花びらを振り落としたのでした


それでも まだ

花びらが舞う

舞うよ 舞うよ 舞うよ

177 :青の羊 ◆pNGtbbWniA :03/06/19 21:27 ID:T5vnqb5H
ミレー  「オフィーリア」より

「麗らかなる怨み」

彼女の残した最期の詩が解けてゆく
ドレスに水が染渡る様に

彼女は全てを奪われる
花摘む様に 無邪気に呆気なく

木洩れ日に輝く 麗らかなる小川に
肢体を浮べ 春を謡う様に 彼女は呪う

木洩れ日に浮ぶ 彼女は美しい



178 :山崎 渉:03/07/12 12:19 ID:Cc9F2JY5

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

179 :山崎 渉:03/07/15 11:49 ID:7z6F/fGC

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

180 :なまえをいれてください:03/07/15 13:46 ID:utyJ2XGU
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

181 :山崎 渉:03/08/02 01:35 ID:TahhWmQI
(^^)

182 :山崎 渉:03/08/15 13:52 ID:6uqIVx7n
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

183 :青の羊 ◆pNGtbbWniA :03/09/04 10:53 ID:L7AQW81O
カスパー・ダヴィド・フリードリヒ 「海辺の僧」



「この美しい海の彼方へ 瞑想の小船で辿り着けたら」

そう夢想する私に差し出された自然
風や光や 唯在るそれらが 奇跡に思えて

いつしか口吟んでいたのは感謝の祈り
止まらない涙と共に



184 :名前はいらない:03/11/28 23:18 ID:tCsKVDVE
くるくるまわれおどりこよ やすものすかーとひらめかせ あぶさんにおぼれるそくせきしんしのゆめうつつ こよいもふうしゃのしたでしょうふがわらう ロートレック「ムーランルージュでの踊り」

185 :名前はいらない:03/11/28 23:29 ID:Uf12B35b
>>177
オフィーリアは、A・ランボーの詩にもありましたよね。

186 :名前はいらない:03/11/28 23:39 ID:Uf12B35b
フランソワ・ジェラール「アモールとプシューケー」

美男アモールよ、美女プシューケーよ
アモールはプシューケーを抱擁し、接吻せんとす
甘美な情景、牧歌的な情景
まさに恋の翼が羽ばたくよう

ギリシアの詩にて歌われし
はた、ミルトンの失楽園か
愛は、美の肉体を見て
魂がうち震えるのだ

肉体を脱ぎ捨てると
それは蛹だった
そして、魂は
蝶となって飛んでゆく

地上的愛から
天上的な愛へと
肉体的な愛から
精神的な愛へと

187 :sage:03/11/28 23:41 ID:uizsKaIC
__∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉

188 : ◆ozOtJW9BFA :03/11/28 23:43 ID:uizsKaIC
__∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉

189 :ギリシャ ◆Greek82/Ig :03/11/29 13:21 ID:ZfUEAJ3B
ジャン=フランソワ・ミレー 「春」
ttp://homepage1.nifty.com/hosizora/art/millet/millet01h.html

昼とも夜ともわからぬ雲の下
虫達も声をひそめ雨の奏でる音に聴き入るか
身体を打つ雨が感覚を麻痺させ
いつしか静寂が闇を現す

凍りついた世界に風が動きを呼び
雲を溶かした太陽が大地に降り立つ
いまだ日の当たらぬ木陰にも
虹がその光を分け与えよう

温もりに感覚を戻され
いつのまにか騒がしくなった虫の声に気付く
いま、虹もその役目を終え
雲とともに消え去った

190 :名前はいらない:04/02/07 17:55 ID:FdvMeM/m
保守。

191 :名前はいらない:04/03/21 14:12 ID:bvdV50Ng
良スレあげ

192 :名前はいらない:04/05/04 00:11 ID:yNN6V265
『大いなる西部』
校庭にダッシュするテーマだな
あー楽しかったと

193 :よいどれ:04/05/04 02:21 ID:fM4bIGMr
マティス「音楽」

冬の宮殿にて

イイよ
お前らイイよ
この寒いのに素っ裸で
素敵だよ
素敵なアホだよ
お前ら


194 :名前はいらない:04/05/04 03:37 ID:7QpyKF4+
ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」

あれ?
首折れてない?ホラ、なんか
首おかしくない?
おかしいって
アハハ。この人首の骨折れてる〜w
ねえ、ね、なんで首折れてるの〜?
ん?どうしてそんな顔するの?
あたし何か変なこと言った?
もーう、怖い顔しないでよ、笑って〜
あー… ねえ、次どこいこっか?

195 :名前はいらない:04/05/04 03:41 ID:7QpyKF4+
ダ・ヴィンチ作「モナリザ」

よく見えな〜い小さくて
あたしあの絵知ってるよ モナリザでしょ?
ふーん なんか気持ち悪くない?
ていうか女?おかまっぽくない?
おかまだよ絶対 アハハ
あれでしょ、あれ
そうよ わったしは モナリザの女♪
やっぱおかまじゃ〜んwアッハハ


196 :名前はいらない:04/05/04 03:47 ID:7QpyKF4+
男(この女とは別れよう…)

197 :青の羊 ◆pNGtbbWniA :04/07/05 00:29 ID:doJhxSIA
イヴ・クライン 「海面レリーフ」





               青















198 :青の羊 ◆pNGtbbWniA :04/12/29 13:34:17 ID:+31VZEjB

パブロ・ピカソ 「ゲルニカ」

罪無き人々の頭上に降り注ぐ
(あるいはソドムの如き場所でなかったとするならば)

無慈悲な災い
(それは少しの感傷も無く実行されたのならば)

より効果的な殺戮の実験と実践


その成果とその結末の  恐るべき姿
今なお続く 悲劇の群像



199 :名前はいらない:05/01/14 22:23:51 ID:9u6e3YDZ
ゔ〲〲〰

200 :すぐる ◆sugulu85W6 :05/01/15 21:54:04 ID:a8eMj57o
200

201 :KAWORU:2005/04/26(火) 23:27:51 ID:GLPwG4QA
「名画閲覧紀行」

光る
ドガの少女の脚

伸びる
モディリアーニの女の頸

溶ける
ダリの体内時計

燃える
ゴッホの眼の中の向日葵

沈む
シャガールの青い宇宙の水

広がる
モネの天国の水面

飛ぶ
マグリットの人工庭園の空へ

202 :空色かえる:2005/05/28(土) 16:08:43 ID:GnAh7Ngw
「絵画」

絵は、私を見ないのだ
空想の絵筆をなぞり、
精密な模写になり思い巡らせ
同じ場所に立ち
同じ空眺め
頬を伝う雨は過ぎ去る紙片なのだ

そこに彼女はいないのだ
探しても、探しても、探しても
腰掛けカンバスに向かう身姿を

私を見ないのだ
私を知らぬのだ・・・

203 :名前はいらない:2005/08/23(火) 05:17:57 ID:XjpvUlkc
>>1
開けますた

204 :名前はいらない:2006/02/14(火) 07:49:02 ID:mghhgNkj
「キオス島の虐殺」を見る機会に恵まれた折、
兵士にとらわれた女性の裸体にばかり思いを馳せた。

205 : ◆Ivan..p.mo :2006/06/04(日) 13:55:03 ID:Olbjx/at
てs

206 :名前はいらない:2006/06/10(土) 19:03:12 ID:1bwlFEmC
第25回安田火災東郷青児美術館大賞受賞作

「想」 作:和田義彦 より

「ごめんなさい」

ごめんなさい
盗作ですた
ごめなさい
パクリです

207 :名前はいらない:2006/11/20(月) 00:10:38 ID:t/ZLzBvM
age

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