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長編詩の投稿、長編詩の批評

1 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 22:30 ID:i5fz09TR
僭越ながらもスレッドメイキン。

連続投稿で長編詩を投稿するには気が引ける・・・
そこで、敢えて長い詩だけを投稿するスレを立てます。
行数には規制があるため、切って連続投稿してください。
それでも、「本一冊できますよ」という長さに耐えることは、
できません。目安となるルールを作らせて頂きます。

・1作品につき連続投稿は6回までくらい
・投稿が1回で済む短い作品は投稿しない
・最速でも1人1日1作品、1人で投稿し過ぎないように
・投稿中と分かったら他者はできるだけ書き込まない

批評はできるだけするつもりですが、おっつかない可能性が
高いです。手伝っても良いよという方いましたら、ご協力
お願いします。

それでは、良い作品に出会えることを願いつつスタート。


2 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 22:31 ID:i5fz09TR
「憂歌」

死と折り合う方法を100個考える時間が、生きる時間として僕の記憶に
刻まれる。花壇の花を踏むとしかられるんだ。「花にあやまれ」
決断を迫られる著者達には、多くの死が道路の中を行き交う様に見えて、
ただ一度で言いから神秘そのものを目に見える形で。
人間は欲張りだから、二度、三度、四度。
神秘を見たって、君は折り合っていると感じないはずだ。
パン職人の男達は、いずれアルコールとタバコにて、自分の体を慰める。
そう。小麦粉があればパンはいくつでも作れるから、方法論だけないままに
大量のコッペパンが道路を行き交う様に見えて、
あとずさっても、それは事実として受け止めなければならない日がきっとくる。
あるいは、あの技師の強力な接着剤があれば、刺繍糸で人体を
モデル化することだってできる。僕達は小人。
錆びてしまっても僕の操作する人体にしか影響は無い。しかし
人間機械論を学会で発表するころには、もう動かなくて
全てのものに興味が無くなる。知覚を止めることではなく、
思考を止めることが先だ。


3 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 22:32 ID:i5fz09TR
(続き)

小学校では「迷惑」が最大のテーマだったが、この腕にからみつく
技術と訓練の比例関係にすがりすがってすごすだけ。
おかげで円周率は30桁も覚えたし、アメニモマケズを暗記した。
僕は只、港の近くの小屋の中で毎日海も見ず、
ぶつぶつと暗記した数字の羅列を、賢治の詩を暗唱していたんだ。
じゃあそれが何だって言うのかは、今になっても片隅の議題だし。
馬に乗って荒野を駆けていた方が
良いとおっしゃるかもしれないが、それでもそのころの僕には、全てが夏に
見えた。静かな夏。ひまわりの後姿がゆれる夏。そうして、記憶は戻りつづけ、
3歳をいやいやすごしていた自分にまでさかのぼる。
小さいころは、あらゆる景色が写真に見えて、
価値は数字付きで僕の目に飛び込んだ。
航路を東にとる先生達にいかに逆らうかを、仲間達はメルカトル図法で
描いていた。ぼろぼろの月は目に痛い。平和な世の中だから
彼らも現在生きているのだろうが、何をしても罪と思っているだろう。
それが、僕を産んだ黒い記号。記号化。記号化の夜。


4 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 22:33 ID:i5fz09TR
(続き)
江ノ島の猫、君の覚えた多くの写真は、
あらゆる海、世界中の海にも匹敵するほどの細かな江ノ島図。
全世界など、名前に過ぎない。もっと君の足、君の耳を謳歌してほしい。
僕はしてほしい。そして強烈な切断。
断末魔は、若い服装をする老婆にもこれから仙台に向かうトラック運転手にも
共通している。どれだけ斧を研ぎ続ければ、
良いのだろう。超人という理解の仕方もどこか抜けている。
自分が大怪我をした記憶からでは、超人はこの世にいないような気がするよ。
書いた文字をなぞるように、猫はふらふらとふらふらと
海岸へ。

病気さえしなければ、朝から晩まで大好きな仕事を
することができるよ。虹に向かって走るような開放的な青春は
ないけれど、僕らの歌には静かな夏が見えている。
生きている以上安心することはできない。安定した生活など
不安定を見ていないだけの怠惰な代物。
得意げになって既製の橋をわたる。強情な君と、強く美しい君と

無機的管理行届既製橋をわたる。



5 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 22:35 ID:i5fz09TR
なんだか、短い詩のスレッドが同時にできている。アイロニック。


6 :chacha ◆cha/xejyz2 :02/10/13 23:08 ID:YqBuZxDg
>>5 禿同。
わずか1分の差で、長短両スレが立つなんて!
わたしはこちらのスレには、たぶん縁がないと思いますが、
とにかく、がんがってください。
おじゃましました…

7 :名前はいらない:02/10/13 23:11 ID:dLKS1u43
長文詩の人は、◎のシバン派で書いてください。

8 :名前はいらない:02/10/13 23:23 ID:J/rA34Ou
シバン派は、126行まで書けるそうです。
2ちゃんの詩板の下ウケ専門みたいはサイトです。
長文を書く人は、そちらが便利でしょう。
ただ、人の少ないボロサイトですが。そこが難点。(w

9 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/13 23:37 ID:i5fz09TR
>>7 >>8

詩板にいる人は皆◎に行くのでしょうか?
加えて行くことを推進しているのですか?
すでに立てる前に◎のことを知ってはいましたが、この板に必要だと思って
立てたので続けようと思います。

もし長文詩があれば是非投稿してください。


10 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/14 12:13 ID:+go6J1d7
「涙の糧」

より多くの文字を原稿用紙に埋めることが作文の基本だ
一定の周期で露出する場所は変わっている
感情もまた然り テレビではいかに人の涙腺を緩ませたり
快感原則にあやかっているかが議論の鍵になり
メッセージというメッセージがもはや作為的であり
コミュニケーションをとるためには真似事をするのが
一番楽な道になった そんな道程でごく少数の人間が
ぽんぽんと浮かぶありきたりで記録するに足りぬ情報の重要さを
何も考えないということ何も聞こえない何も見えないということの価値を
※見つけたのではなく
見つけたつもりでいた 偶然の産物が結局は
偉大な科学者のあらゆる仮説をも越えて のうのうと学会を闊歩する
自由気ままにIターンをこなし 毎日花を育ててすごすような
風変わりの男にそのような機会が訪れることもある
我流で磨いた10年目のピアノ演奏が音楽史を覆すこともある
論理的に追求しても非論理的な女を裸にすることはできない
この乾ききった目の玉から涙が溢れ出すよ

今日は酒の肴に目から落ちたうろこをつつこう 満足しないなら
図書館に行ってみれば良い もうあなただけで金字塔を建てる事は叶わぬ
生活を劣等感に任せてうつろうこと むしろそんな状態がこの世の原点だ
誕生日も成人式も葬式も排卵日も もはや状態にしかならない
客観的なまま 一番痛い針には目もあてようとしないまま
時の砂をかけてそれらはなかったことにしたまま
あなたの分かりきったような目の玉から涙が溢れ出すよ


11 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/14 12:15 ID:+go6J1d7
(続き)

登竜門の口はもはや恋人の小指すらとおることはできずに
不屈で生身のアンドロイドたちがメディアの中を泳ぐ すいすいと
理屈をこねる以外 やっていることは原始人と変わらない僕ら
チャンネルを変えながらユートピアを覗いている
自分がいつか死ぬことも忘れて覗いている
自分は死ぬということは誰しも分かっていることらしい
あのアンドロイドたちは忘れていないだろうか
軸はぐるぐる回転している 理解の枠を超えて回転している
惑星には衛星がつき物だから 意志があったりなかったりするから
多くの人は誰かを回転軸にして生きている
たくさんのエネルギーでその進路を変えようとしている
ラインダンスのように 一糸乱れずに真似事は繰り返され
何が流れに逆らうことかも 逆流があるかどうかさえも
消している 明日も僕らは誰かの手によって
社会的存在理由を明らかにされて 印鑑を押して
改札口を抜けて時間に余裕を持って行動を開始する
将棋刺したちの嘲った目の玉から涙が溢れ出すよ


12 :うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg :02/10/14 23:59 ID:Jz+q1l9M
以下3レスほど続くと思いますが、よろしくお願いいたします。

*空ソラ 冶金ヤキン 盛りサカリ 鋏ヤットコ 吐くとツクト 鑿ノミ 金キン 水面スイメン 明日アシタ

  [10月12日 空の作業場5]

私は空ほど腕の立つ冶金師を知らない
鍛冶も細工も磨きも 彼に敵う者は無いだろう

濃紺を泳ぐ星々の
あの一つ一つを打ちそして彫った彼の偉業を思う時
時間と数字と共に私は 底なしの井戸で永遠に沈む
ノヴァが貫いた胸で


ヒップバッグのフラスコの中で無重力の音を立てているのは
精製したての蒸留水
彼の 好物だ

「お邪魔かな?」 と虹をくぐると
「もう少しだ」 と汗がくぐもった
並んでいる見慣れない鎚

その時だ 私は初めて月が造られる様を見た

地平線を幾重にも歪める 熱の波頭はいつもと違い
高く盛り 紅く荒れた  壁は炎一色だ

空は魔王の手に似た鋏で滾る円を掴み上げて
数本の鎚でしきる雹のように 剛さを叩き込んだ
その都度走る流星


13 :名前はいらない:02/10/15 00:09 ID:nfCI5zzd

「昨日の月を見たか?」
隆起する筋肉の排熱はまだ 火花の色をしている
「後6日もつ筈だったのによ、あいつぁ、もう駄目だ」
彼の繊細な作品は 雲の粒子に傷を受けやすい
理を嘆くには 彼は歳をとり過ぎていたけれど


望月の完成
瀑布の息を吐くと 広大な半身を起こし
左に逆手に鑿を握り 右では新しい鎚をくるり
 頬髭かける稲妻
砲丸投げの振りかぶるフォームで
   鎚を

 り下   ろ         シ
                                       真っ二つ., `. タ。 .’,.の黄金。


断面から噴くダイヤモンドダスト  月の海の氷
説明求む私の目に
壁掛け時計の曲針は暦の半月を 指していた
水槽から溢れ出す夜 冷え切らない片割れの金 幾分紳士の鋏と 墨汁の水面の祝言

赤く輝く新しい月は泡を引き闇を下りていく
災いの巨星が 大地を震わせて墜ちるように

「出来たては浮力が足らねぇ まあ明日には高く上がる」
おぼつかない軌道横目に 空はフラスコを投げて返した
地平の火は すでに消えて 鍛冶場に生い茂る暗がり


14 : :02/10/15 00:13 ID:nfCI5zzd


私が視線を矢印にして残った金を突っつけば
空は雷鳴と破顔し 屑星も付けると約束をした
「あれがすっかり冷えたらな」
千年も私は待てないけれど

ようやく止まった半月は 誕生のサバトで律を奏で
街は赤い月光に蠢く 酒気を帯びて漂う夜霧

さぞや怜悧に宙を統べるだろう 空の手より成ったのだから


青い星の斜めの二等星の二つ右隣の糠星
目印の星を書き留めて 私は遅い帰路に着く
初めて月が造られる様を見た忘れられない夜のこと

15 :うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg :02/10/15 00:27 ID:nfCI5zzd
あ、もたもたしていて日付が変わってしまいましたが、
12-14、一つの詩です。

16 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/15 13:54 ID:KUh/yNs6
>>12-15
うたた寝死人さん、提供ありがとうございます。

素直な詩で、強いイメージを感じました。
人に語るためにスケッチするという手法にあっています。この場合
この詩の最大の旨みが、自然と冶金の重ね合わせということが
すぐわかってしまいますが、期待を裏切らず読んでいて面白いです。

「空」の擬人化、特に素朴な性格が精密だと感じます。
「空」の声はあくまで「私」だけに向けられたものではなく、地全体に
話し掛けているようで、それが良いと思います。

道具が「鎚」「鑿」「鋏」の3種類登場しますが、道具から感じ取れる
『使用の感覚』に関する描写がもう少しあると、造られる様子を
もっともっとリアルに感じることができたかなと思います。
例えば、9連目の「くるり」や「砲丸投げ」は、鎚を使っている様子を
よく表していると思います。

所々、アニメーションではなく紙芝居を見ているような印象を受けます。
状況設定や背景に割く分量がどうしても増え、埋もれてしまった
動きのある「隆起」や「瀑布」などの言葉がもたっとしてしまったせい
ではないかと思います。
鎚を振り下ろすシーンの様に、動きの描写が外観からして動いている
描写なら、より強い印象を与えることができるかもしれません。


17 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/15 13:55 ID:KUh/yNs6
後半10連目以降は、全体として少しうるさく感じます。何故か考えた
のですが、火、道具の動き、打つ音、それらは同時に停止するからでは
ないかと思います。10連目の4行目に諸所の記述がありますので、
ここをもう少し関数として細かく扱うと良いかなと思います。

最後に「目印の星を書き留め」るところは、非常にイメージとして
強く残りますが、疑問だったのは「私」がかなり冷静なことです。
まあ、これは読んだ人によると思いますが。

それでは、気が向いたらまたよろしくお願いします。


18 :うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg :02/10/16 00:56 ID:Va6P1XEt
>>16-17 qwertzpwerty様。
丁寧なご批評、全く以って痛み入ります。
こう細かく、そして具体的に指摘していただけるととても解りやすくて助かります。
所々紙芝居、や、後半がうるさく感じるというのは本当にそうだなぁと思います。
「空」の声や、「私」がかなり冷静であることについては全く気付いていなかったので、
勉強になりました。ありがとうございました。
 またお邪魔することがありましたら、よろしくお願いいたします。

19 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/16 01:13 ID:oRdgMZlV
「片思い」

自分の内側だけで旅を終わらせるのが
自分の時代の終わりであるのなら
一回は全ての筋肉を意識的に止めて
全ての無意識の中へ

昨日あなたは 僕の目を見ずに直線的な涙を流し
その加速度で僕から逃げてゆく
しかも 人間はそう簡単には死なないと 僕に告げる
楽とは到底言えない 長い1日

言葉が いったいいくつの無色の土台から
成り立っていると思っているんだ?
なにがあなたを作るというのか? その二筋の涙
その平行線は僕の目には相反する二つの曲線分だ
有難みなど忘れるが良いのだ
眠気も絶頂に達する頃 掘り当てたのが片思いの図式で
その頃には 勲章だって取れたはずの頭脳だろうと
なんだろうと もう
理解できるスケールではない
実力のメーターなどいらない


20 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/16 01:14 ID:oRdgMZlV
さっきから
僕は必要だと言っている
他人の空がどんな表情で語りかけたとしても
僕の中のあなたが顔をしかめることなど けしてない
花が好きらしい 午後は独り悲しみの紅茶
独りでいれているのですか
10代最後の日を独りで迎える
許されない文章として 刻まれるばかりだ
僕は必要だと言っている

苦しい苦しい眠りの中では
それなのに 悲しみと痛みを忘れる特権が僕に与えられ
岸壁を余裕で登る体力が与えられ 頂上で見た景色が
片思いの図式で ひたすらにそれを
削り取っていけばいいのだ 3000ページの分厚い辞書は
僕の生涯で必要な知識など さほどないことを
僕に教えていた なのに 朝がくると なんで なんで
なんでいい加減な言動を許す
なんで許すという言葉は空気を伝う

なんで王様になれない!
なんで畑は自立性をもたない
なんでこの国の言葉は誤解ばかり生む
なんであらゆる手段は遠回りにしかならない


21 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/16 01:15 ID:oRdgMZlV
なんであなたと食事をする その30分が
僕の目に見えるもの全てを灰色に変えてゆくのか
もう 昼という昼 春風という春風が 僕の前では
一匹のネズミの性格を以て 僕を支配する
右手に持ったノートパソコンで 限界の駆け引きをしても
次の日のあなたは(また違う意味で)涙を流し
明らかに僕を叩いたり 抱きついたり (また違う意味で)僕から逃げてゆく
なんで一日はこんなに(また違う意味で)長い
なんで法は ひまわりに灰色の絵の具を塗ることを許している

僕に不理解は許されない 僕は王様になれない
僕の不理解が指輪を川へ落とす
あなたの電車を待つ背中に向かい
口の中で繰り返し ここに戻ってこないかと
ここにいるからきてくれないかと
口の中で繰り返し 繰り返し

あなたが電車に乗って行ってしまう


22 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/10/27 01:58 ID:3TaRcIBA
『宇宙球体説』

マザー・シップが還ってきた
気の遠くなるような長い航海を終え
人々の眩しい歓喜の渦を貫いて
月が溶けて淡い桔梗色に染まる
オリエンタルな夜空の下

通行人A:
「前人未到の
 宇宙一周航海の成功に
 乾杯!」

凱旋のパレード
(檻(バイオスフェア*)の中の異形の者たち)
退屈から解放された人々
(好奇の視線そして盲目)
サーチライトが宇宙港をめぐる都市を彩り
年老いた聾唖の天使たちを空に解き放つ
彼らに還るところはなくなった
そう すべての謎は解き明かされた

帰還者A:
「航海の間も パレードの最中も
 心はいつも地平を見つめていた
 そして思うのだ
 塵と消えていった 宇宙が無限だった頃の
 無邪気な時代の人々のことを


23 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/10/27 01:59 ID:3TaRcIBA
 宇宙は球体である
 私を中心にまわっている
 あれは 北極星
 あれは オリオン座
 夜桜の下で死んだように横たわり
 星空に大きく指で絵を描いて
 頬を濡らした
 ひとつの昔話」

そしてマザー・シップが還ってきた
永遠に奏でられるはずだった
あの牧歌の亡骸を悼みながら
(吊り下げられた鮟鱇のじっと見つめる)
倉庫には いっぱいの希望
ただそれだけを載せて

今夜限りの忘却の調べ

帰還者B:
「パレードの中 観衆に手を振りながら
 鏡の向こうで そっと口を拭う
 他者の血で汚れた口を丹念に拭う
 それでも まだ汚れているのだ
 汚しているのは誰の血か
 もう見分けもつかない
 
 私は口を拭いすぎて 下顎骨を道に落としてしまった
 子供たちがそれを拾い上げて戯れている
 子供たちの はちきれそうな笑顔
 血だらけの両手
 それを見た私は満足して
 車の背もたれに深々と顔を埋めた」

24 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/10/27 02:01 ID:3TaRcIBA

歴史は繰り返す
ようでいて 決して繰り返さない
新たなシップの準備が進む 錨をあげた
サンプル採取用の首輪と鎖
恒星間ミサイル
惑星改造プラント
(そして民衆の満面の笑顔 ほとんど好戦的な)

忘れられた遠い神の名を冠した
彗星の大接近に
まだ 誰も気付かない

*バイオスフェア:生態圏。1991年、NASAによってバイオスフェア2と呼ばれ
る「ミニ地球」が造られた。将来人々が宇宙で住むことを想定し、全て(空気、
水なども)を自給自足の上で、八人の男女の科学者たちが二年間その中に住む
ことになった。結果は、土中の微生物の不足のために全員が酸欠寸前になると
いう惨澹たるものに終わった。


以前書いたものを、少しリライトしました。


25 :Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/10/27 13:04 ID:3AEMHORG
いつもご批評ありがとうございます。私もちみっと批評(?)など。

>>2-4 イメージとしては、作者の独白、記すことばが、さざ波となっていき
ます。そのさざ波によって作者の世界は動き、いくぶん毛羽だっている。
気になるのは、作者の独白が、長々と連なっているわりには、いつまでたって
も、さざ波のままなんですよね。無感動な現代の比喩であると考えると、それ
も納得はいくんですが。江ノ島の猫のくだりで、ちっとだけ波が高くなって、
そこは好きでした。
作者の渡る橋に関しては、こんなものかなあ。ただ私ならば、あくまで外見上
は魅力的な虹として貫きとおしたかも。ここは好みの違いでしょうね。全体的
に渋い色調の、華やかさを排除したことばを選んでいますからね。

批評になってなくて、すみません。

26 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/27 14:15 ID:g8VOzxWz
>>22-25
書き込みありがとうございます。加えて批評もありがたく頂戴します。
内容の長さに可能性を探すと、必ず個人の独白めいたことが
見えてしまいますね。確かに「虹」は私にとって趣の対象には
あまりならないものです。

批評はちょっと時間がかかるのでまだです。すみません。
じっくり鑑賞したいので。


27 :韻乃助:02/10/29 12:59 ID:+HWVdaoa
  吸血鬼の饗宴

「これは今日取った若い女の血だ、そしてこれは・・・
おい、もっとグラスを取ってくれ、足りないよ、これでは。」

三人の男がグラスを並べ、
その日まで調達した血を注いでいる。
およそ吸血鬼には似合わぬ場で
まるでワインを選り分けている風にも見える。

「血という物はだね、それがどういう人間の----
!・・・血であるかなど判っていてはつまらんのだよ。」
「おい。君は何を飲んでい----血だろう?」「血だよ」
答えたのは口髭を生やした声太の男
「たかが血にそんな瞑想じみた嗜好を加えるんじゃない」
彼を諭す初老の男、「しかも『語りつ呷る』とは、何とはしたない!」
そう言って彼は縛りつけられるように椅子にもたれる。
「まあいいじゃないか」最後の一人がそれをなだめる
彼は小さなテーブルごし向き合っている二人の両隣に座った。
若く、体格も良い、冷めた男で、その顔は甚だしく醜かった。
今日そろえられた血液は八割がたこの男の物資で、
彼はそれを無償で提供している。「何かね?」
「このグラスに注いだのは豚の血か?腐れてるぞ。」
「ああそれはあのじじいから取った血だな。八十過ぎの。」
「八十過ぎのじじいだと!ああ!何てこった、この苦味!」
「おいおい、老人を馬鹿にしちゃいかん、知ってるだろうに。

28 :韻乃助:02/10/29 12:59 ID:+HWVdaoa
古き時代、老いは叡智の象徴だった。ご存知だろう。
多くの人々が高潔さを老人にのみ求めた頃を。
 しかしワシはあれ程
蔑みに耐えうる老人を嘗て見たことが無い。
 あの気丈な精神程
他の老人が欲しがる物はあるまい。

ワシは彼のことを本の様に良く知っているが、
---彼は今だ健在だがね---結局見抜けずだ。
あの気丈さの秘密、妻や娘、隣人に、
全てに軽んじられ、心に積もる悲しみ----
心が麻痺するなどという事はありえんのだ。
無我の境地など無い。それはつまり「死」だ。
そして忍耐の精神というものはそう、
年老いていく程に失われる物だろう。
何よりも彼より数倍も年なワシらこそが
それを得るかどうかも疑わしいとは思わんか?」

「我々のそれを『老い』と呼べるかどうか---」
「気丈な精神だと?貴様が何をした!
悪党め!忍耐の精神だと?
蔑み?何を蔑みと言えよう!----何も。

俺はお前と言う男を知っている。
さあ、誰が一体じじ相手にそんな事が出来る?
 誰が一体
その大いなる侮蔑を与えたんだ?
 お前しかいない
お前が老人を追いやったんだ。」

29 :韻乃助:02/11/02 09:21 ID:EZFbARhL
  エロス

私は恐らく、何もかもを与えられて
何もかもを与えられて
私は何もかもを与えられて

 今ここにいるはずなのだから、
 本当に願うことを知れば
聖なる杯にXXXXを満たせよう。
  あけすけなく言って
   話はデタラメ。
心臓は狂気で潰れそう!
 しかしこれは恋ではなく、
 生命の精のイタズラでもなく、
単なる現実のバラの香の効用。
  言葉の無い語らいは
  語らいの無い言葉。

私は恐らく、何もかも知ることができて
何もかも知ることができて
私は何もかも知ることができて
そして何もかもを与えられて

過ぎ去った情事に満たされている状態──

「ああ!私は何だって──
何もかもを与えられて。。。。」

30 :韻乃助:02/11/02 09:21 ID:EZFbARhL
 強がっていた孤独は去った。
  僕の呼吸は乱れていた。
そして僕を置き去りにする唯一の恋人。
   まだ見ぬ恋。 
   僕は服をまとい、
「毛!あのふうわりとした毛。巻毛よ!」
   思い返していた。
  ワルツを聴きながら。
いや、それは鼓動だった。
そう、それは鼓動だった。

何故僕に心音を三つに区切るなどと言う事が出来たのか

操れない力
僕はそれに打たれていた筈だった。
ト、ト、タ、ト、ト、タ、ト、ト、タ、ト、ト・・・
この例えようもない奇妙な音楽に
導かれる奇妙な世界。

私は確かに、全てを不足なくされて
全てを不足なくされて
わたしは、全てを不足なくされていて
そして、何もかもを知る事ができて

    何もかもを知った気がした

31 :韻乃助:02/11/02 09:22 ID:EZFbARhL
  不安はもう残っていなかった。
代わりに彼女が不安を背負っていった。
それについては僕が少し無礼をしたから。
   かつても今も恋はなく、
  しかし結婚の時は近づいてる。
大丈夫、何も無くさない気がするから。

ヅボに入った笑いのように
僕の中に芽生えたあの奇妙な世界。
これこそがエロス神の存在だろう。
人生におけるたった一度の恋の夢想。

人は何もかも知る事ができる

32 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/02 12:01 ID:KLBwa31F
おはようございます。

>>22-24
遅くなって申し訳ないです。提供ありがとうございます。
感動しました。現代的な叙情に満ちてます。
帰還者たちの冷え切った言葉が強烈なミスマッチを感じさせます。

私の解釈が偏ったのかもしれないですが、タイトルと詩の核心は、
少々ねじれの関係にないかなと思います。「説」というよりは、
すでに分かってしまった空しさに迫っていると思うのです。

最後の連は個人的にはあまりいらないと思いました。
感動が発散して別の場所にいってしまってないでしょうか。
なによりも10連目の「サンプル採取用〜」のあたりからの
スピード感が良いと思うので、そのままぐんぐん名詞が現れて
爆発的に終わる、でも良いかもしれないです。

バイオスフィアの話を印象的に思い出しました。
私はまだ小学生だったのでしばらく怖かったのを覚えています。

また、あればよろしくお願いします。
ありがとうございました。


33 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/03 14:45 ID:M07kcf1Y
>>27-28
はじめまして。ご提供ありがとうございます。

まず、何より前提となる背景が緻密で心打たれます。
熱の入った話し合いは、血を酌み交わしながらのものである、
ということを、直接は書かずにうまく出していると思います。
三人の男という設定も個人的に好きです。

前半、重きを置かれていたであろう血を飲むということへの観察は、
後半にまったくと言って良いほど現れません。

「なんてこった、この苦味!」がもっと重要ではないかと思います。
ここまで「じじい」に対する蔑みの言及を重ねていれば、最後に
もう一度「血」の味に関する記述を加えると、その関連を強く押し出す
ことができるのではないかと思います。

また、内容の半分は「じじい」の精神の話なので、タイトルにもうちょっと
反映させても良いかと思います。


34 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/07 11:12 ID:K85eu1Zw
「とりもち鉄球」

甘い駆け引きを期待されて 今日から俺は
明日も俺は ぐっとこらえる男に
なってやるよ 少しは暖かいものが食べたい

サイダーの泡を数えながら テレビの音は流れたまま
これが日曜日の風景であることを悟られてはならない
快感は きっともうすぐ現れることを知っての気取り方
不思議でしょ
これでも 昔はこの感情を盾に自分を大きく見ていたんだ

鍵盤には 小さな物語を詰めすぎるな
まだ入るから でも もう入らない
手伝ってくれた悪人たちは登山中に行方不明
明日も地元の捜索隊が はなを垂らしながらの必死の行動
俺はこたつでお茶を飲もう 入れ立てだ あついやつだ

電車の音は案外遠くに聞こえていたが
それでも尚 俺の心を尖らせる ああ 皮膚が痛がっている
痛がっている 小心者を許すのなら このこたつの電源も
お茶も許すんだな まだまだ片づかない部屋


35 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/07 11:13 ID:K85eu1Zw
買ったボールペンを実用に持ち込むのに 君が要る
明日の方向を見定めるのに 君が要る
自分をアンラッキーな人間だと勘違いしないために 君が要る
君が要る
君が要る

野菜は 籠の中でひそひそと 俺のことを笑っている
味の素は 自分の実用性を盾にとって 俺を嘲っている
洗濯石鹸に至っては 俺の汚れを全て知ったような顔で いつからか
下品な冗談も板に付いていることが嫌みたいで
次々と姿をくらませた

眠い目をこすって 鉄材をここからそこへ
ここからそこへ
ここからそこへ
次は ベニヤ板です
ここからそこへ
ここからそこへ
ここからそこへ
明日はまだか 明後日はまだか
また 笑顔が 知らんぷりした後の甘い笑顔が
好き勝手 俺の笑顔はほしいかい?
暑がっては 脱ぎ捨て 寒がっては 身を縮めこませる
ある箇所から 紐は強度を弱めてしまい
補強するわけにも行かず 取り替えることもできず
笑って済ませれば それは人間ではないことをいう
もう 音にするなんてことは たくさんだ
素直に言葉にすれば少しは 顔がゆがまずに済むはずだ
いつからか 君は 俺の言葉の信用性に 問題を置いていた
抱え込むのではなく 飲み込む 冬を越すためには大事な作業だ
本屋に行けば何でも解決すると 図書館の静寂も同様


36 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/07 11:13 ID:K85eu1Zw
いくつかの結論のせいで 分からないと口に出す
俺はどんなときでも鉄球が正しいと思っていたけれど

君は濁すこと、混ぜること、ぼかすこと、くるめることを知っていて
時々は 異国の蓋によって俺は途方に暮れたりする
苦い薬をすすんで飲んだりする
立ち向かう壁 いままた大きく映る ある時は青 けれど ある時真っ赤に
俺を塗った
君は塗った
粘る液が一歩一歩近づいてくる

折衷案の中でも異例で ああそのまま苦しんでいれば
つられて頷けたかもしれないのに そこまで厳しい現実でもないから
まじまじとみてしまったとりもち鉄球



37 :j:02/11/18 15:05 ID:v2jNYO3R
『砂だらけの世界』第一部

一面砂のサハラ砂漠
砂 砂 砂 砂 砂しかない
砂 砂 砂 砂 うんざりする
砂 ああ砂 いい砂 うー!ウウー!砂! えーくそ!砂!
砂砂砂砂すなあー! すなあ!
す!な! すな! 砂砂すな!
砂しかないのか!砂だけなのか!砂よそんなに砂が好きなのか!
砂! あー!暑い! 暑いわ砂は口に入るわ! ああ!

砂 
すな
すー なー ・・・・

・・・・! 砂!おお!砂!砂の山だ!砂の海だ! 砂の竜巻が向こうに見える!!
砂竜巻だ!飛び乗れ!砂に紛れて空中浮遊だ!オアシスまで連れて行け!
砂はもう沢山だ!ウンザリだ!いい加減にして欲しい!勘弁してくれ!要らない要らない!
砂の世界は砂しかない だから砂の世界なんだろう・・・ってオイ!

すなー!!!
す!す!す!す!砂!砂!砂!砂!すなーがサラサラ手に落ちる
サラサラ サラサラ 砂は砂色 薄い土色 砂色一色 一面砂だし当然か
飽きたよ 飽きるよ 砂の世界 
頼むよ 止めてよ もういいよ
砂の粒でも数えるか?

38 :j:02/11/18 15:15 ID:v2jNYO3R
『砂だらけの世界』第二部

夜は涼しい砂の世界 
砂漠のサソリは嫌だけど
昼に比べりゃ天国 極楽

空には満天のお星様 輝け
星座を探す 南半球の遊び
月が光り 駱駝が眠り
テントの中で日記をつける

見渡す限りの地平線
夜の明かりは星光
向こうの山も砂山なのだ
何の役に立つのか 砂よ

日本は今何時なんだろう?
What time is it now from JAPAN?
サハラ砂漠は真夜中1時さ
ここは砂の世界 
今は僕の世界 人間は僕一人だけだ
大声で歌を歌っても素っ裸になって辺りで踊りだしても誰も咎めない
砂漠の王様 砂の世界の神様だ

王様は喉が渇いた
水を飲もう ゴクゴクゴク 水は美味しい 水だけが頼りだ 水が砂漠の女神なのだ
僕が神様で水は女神様 駱駝は・・・そのまんまでいい

夜の砂漠は静かな海
風がひゅうと吹いているけど音はとても静か
砂漠の海の真ん中でテントを張って静かに眠る
眠れ 眠れ 砂漠の王様

39 :名前はいらない:02/11/18 15:16 ID:sMviX4tt

ئةثشصظضغيشصئةثشصظضغشصثشص
ئةثشئةثشصظضغيشصئةث
شصظشصثشصゔ
صظضغ
ةثشصظضغشصثشص


40 :j:02/11/18 15:28 ID:v2jNYO3R
『砂だらけの世界』第三部

砂しかない この世界 砂の世界を遥遥 遥遥 
ザク ザク ザク
ザク ザク ザク
足跡が残る

太陽が一杯だ
一杯過ぎる もう要らない 
太陽ってこんなにも暑いものなんですね
はあーつ!はっはっはっ!暑いなあ!はいい!!
砂と太陽と駱駝と俺と・・・他にも何か出て来いよ!ウラ!

駱駝の瘤の上に跨り ヒタスラ北へ進路を進める
風は強いが砂塵は多少 我慢辛抱負けるなめげるな
砂の世界を征服する迄
さあ!行け!

ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク

砂漠を横断する前に水筒を沢山持って水を大量に入れて来た
だから水にはそんなに困らない
筈だったのに
喉が渇く 乾く 駱駝にも水をやる 水 水 水 ゴク ゴク ゴク

ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク ザク

あれだけ積んで来た水が飲む度に少なくなる 当たり前だけど心細い
水がなくなる前に砂漠を横断しないといけない
この砂だらけの世界を 

41 :j:02/11/18 15:41 ID:v2jNYO3R
『砂だらけの世界』第四部

遥か彼方 エジプトの首都カイロ まだか
砂の世界を歩き通して一週間 一体いつまでかかってるんだ?

砂が目に入る 痛い
涙で砂を出す 砂を出す涙は単に砂が目に入ったから出ただけなのか?
なかなか目的地に到着しない僕の焦りが涙を出したのか?

朝が来て 昼が来て 夜が来て 又朝が来る
繰り返し 繰り返し 砂の世界はやる事が同じだ つまらない
毎日北に向かい歩く 歩きながら水を飲む 夜が来たらテントを張り眠る
朝が来たらテントをしまい駱駝に水と餌をやる それの繰り返し
他にやる事と言えば 毎日日記つけるのとトイレぐらいだ

砂 砂 砂 砂 砂の世界はまだまだ続く 
しかしそろそろ町の明かりが見えてもいい頃
大体出発してから誰一人と人間に会わないのは何故?
みーんな砂に埋まったのか?
そこら辺穿りかえしたら人間埋まってるとか
太陽にみーんな溶かされたとか?
何もかも蒸発して砂になっちゃったんか?
人は死んで土に返るが砂漠では砂に返るとか

何時間も無心で駱駝に乗ってる
不意に我に返り辺りを双眼鏡で見渡す
砂山しか見えずガッカリして水筒の水で欲求を満たす

ザク ザク ザク ザク 駱駝は歩く
旅は続く 
砂だらけの世界の旅

42 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/19 01:22 ID:BAmeF2DJ
>>37-38
>>40-41
よくおいでくださいました。
命がけのスレでちょくちょく拝見しております。

この詩に限ったことではないですが、jさんの作品は面白い(趣深い)です。
想像であると割り切っている姿勢、何か見つけるまでは純粋に繰り返す姿勢、
「どひゃー」と言ってしまうような各種オチ、とにかく潔いと思います。

きっと今作品も気がすむまで「砂砂砂」と頭で繰り返していたのでしょう。
この単調な繰り返しが、ミニマルの要素だなとふと思わせるのが第二部
です。これは、長編ならではというか、協奏曲の感想曲の様な透明感が
あります。「夜は涼しい砂の世界」、あれだけ「砂砂砂」言っていた「砂」
が突然別の色を帯びるところが心持ってかれます。

もし、この第二部が意図であったとしら、その後三、四とあまりテンションを
保持できていない気がします。第四部は問いに至っているようには見えますが
やはり「砂」に埋もれて話は途絶えてしまいます。
なにかびっくりするような終わり方があるのかなと、感じてしまう運びと、
あまりそうではない選択肢の多い終わり方がいがみ合っていると感じます。

これだけの大作ともなると、部分部分との関わりも面白いです。
色々と勉強になりました。
提供ありがとうございます。


43 : :02/11/25 11:02 ID:oxT3jMfq
バイオスフィアは微生物の不足のためではなく、
微生物が増えすぎたためにおこったんだったとおもう

44 :名前はいらない:02/11/26 13:36 ID:KQj6WWKr
>>42

45 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/26 14:48 ID:jZedQe5D
あーあ。
じゃあ、私とjさんも同一人物になるんですかね。

ザクロ。


46 ::02/11/26 16:41 ID:MDDSJv6y
窓の外の世界は 私がいる世界とは違う

暗い部屋で一人 テレビはつけたまま

煙草の白い煙が 部屋に広がってゆく

外へ出ることは 僕にとって苦痛でしかない

浮いているような存在感に 吐き気をおぼえる

二十歳を過ぎても 人間は何も変わらないものだ

穴のあいた壁に ぬいぐるみを投げる

入らなかった

義父が騒ぎだし 母親の悲鳴が聞こえる

もう気にもならない 慣れてしまった 

そう思っているだけかもしれない..

この生活は いつまで続くのだろう

助けなど 求めていない

助けてくれるものなど この世に存在しない



47 ::02/11/26 16:42 ID:MDDSJv6y
【続き】

将来の夢は サッカーの選手

子どもの頃に 夢みたことがあるはずだ 誰にも

夢がかなう者は ごくわずかで

残りの者は 普通のサラリーマンの道を選ぶ

残りの者の中に 私の姿があった

「才能のないものが どれだけ頑張ろうが

才能のあるものに 勝てるはずがない

スポーツや勉強も 同じようなものだ」

自分が言いつづけてきたことに

頭を抱えた

短くなった煙草の灰が 床に落ち

ぬいぐるみの首の糸が ほつれて

いまにも取れそうだった

48 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/11/28 16:48 ID:QL3wzHA9
>>46-47

Kさんはじめまして。
詩の提供ありがとうございます。

心の低迷が、良く汲み取られていると思います。
ただ、詩が”記録”になってはいけないと個人的に思います。
何になったらいいのかはまだよくわからないですが。

ひっそりした自分の内部が明示されている中での、
「穴のあいた壁」の登場、黙して語るものが現れたことで、
対比がうまくなされています。

最後の3行、何かの一部がとれて、落ちてしまう感覚が、
虚しいと同時にその先を感じさせます。

救い、助け、期待を否定する姿勢は、勇ましいと思います。
その思いを中心に書いた詩があったら、是非読みたいです。

それでは。


49 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 10:42 ID:b+RKRERg



ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。


50 :霧都 ◆WISH/t.n/I :02/12/04 02:30 ID:mpG/5agW
(ごめん、ただの保守作業)
まかりまちがってdat落ちでもしたら、恐ろしいので

基本的に短いものばかりなのですが、人様のものを拝見するのは好きです
どうか、今後とも頑張っていただきたいです

51 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/10 16:28 ID:Z2plVUjp


お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。


52 :奈々氏の憂鬱 ◆SlZmOxy3Ys :02/12/10 22:09 ID:yeGxjpqr
保守支援。。

53 :奈々氏の憂鬱@流氷の如く ◆SlZmOxy3Ys :02/12/11 23:01 ID:JAykQsYq
保守支援。。

54 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:13 ID:p5A1EEG9
>>52-53
陰の支援、感謝いたしております。
以前Canopusさんにご指摘いただいた通り、私の長編に見出せる可能性は、
「独白」なのかも知れません。


55 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:14 ID:p5A1EEG9
「横から見た紙の束」

今年の最後に、
部屋を掃除したことで集結した、紙の束。
上から見てもつまらないだろう。
小説の目次だけ見ても、賞は決まらない。

僕ら、無駄遣いの常連で、
紙といい、筋肉といい、退屈な時間といい。
忙しいものを
いかに忙しく見せるのかが、まるで
就職難を救うかのような、使命感で歩き出す。

そこで、
紙の束を、
紙の束の束にして、もう一度だけ確認のため
上から覗き込む。一番上はブラームスのスコア。
「つまらない」

腰をかがめて、じっくりと、
横から? そう、横から!
まるで統一感も、協調性も
ないね。 そう、ないんだ!


56 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:15 ID:p5A1EEG9
はみでているA3は、たしか
書きかけのコンチェルト。メモには
〜言葉でくくることに安心を求めて 僕らは努力をしなくなる
 役立たずの鎧は 必要ないから もう一度 笑顔が見たい〜
と。
血を混ぜるな。そんなに楽におまえの手で
汚せる白じゃない。

思わず捨てそうになったB6には、たしか
ありきたりな素描。そこには
〜白い肩のあなたを見る〜
と。
是非のない判断。好き勝手叫んでも最後は
手を出すつもりだろう。

出そうと思って書き始めた葉書には、たしか
昨日からの苦痛。そこには
〜主人公の名札は捨てられないうた〜
と。

その開き直りを許すことは、できますか?
と。
愛という言葉を求めても、いいのですか?
と。


57 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:16 ID:p5A1EEG9
「言葉が増えた」
それをまじまじと見せる紙の束。(僕は泣きそうだ)
頂上には、真っ赤な音楽。ブラームスのスコア。
見せちゃくれないんだ。あくまでも上から。
掃除の、ひいては今年が終わるということの、

見た目はそれでいいのさ。そうじゃなくて、
横から? そう、横から!
汚してはならない白に、
静かな獣の前足が、
触れては開き直っているのだ。
目をあけろ。

もう一度だけ、
紙の束の束を、
紙の束の束の束にしての、実験です。
「まだ、ブラームスの赤が見えるかい?」
今度は対位法の教科書が、無色の威厳を見せて
静かに冷えている。
余白だらけのメモ帳が顔を出す。
おまけに僕は、現代詩をかき集めた入門書に
目を付ける。


58 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:17 ID:p5A1EEG9
技術。(大きなプロペラを求める飛行)

〜技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
 技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
 技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
 技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
 技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
 技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術
技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術技術〜
と。
書いてしまうだろう。メモ帳がおびえているよ。
「やめろよ」

彼は弱きを助け、律儀な人だね。
下腹部に何を埋め込む気だい?見え透いた優しさばかり。
何もわかっちゃいない。
(好くことと愛することは別問題だ)
マニュアルではない。
不器用な人間のための抜け道。
せめてもの救い。

違う。(その間掃除は中断される)


59 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 10:18 ID:p5A1EEG9
〜違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う〜
と。

静かな獣。けもの。けものけもの。
しなやかだから、マニュアルはいらない。
マニュアルが必要なのは、執拗にうるさい詩人だ。
下腹部には、10グラムの予備知識。
軽くないと飛べない。そんな思い込み。

〜幸せにしてやる〜
と。

その開き直りを許すことは、できますか?
と。
愛という言葉を求めても、いいのですか?
と。


60 :山崎渉:03/01/19 13:58 ID:0KpP5AQU
(^^)

61 :j':03/02/08 14:39 ID:heOICOKf
『俺は売れたい演歌歌手』第一楽章・第二楽章
※歌詞「歌い方」と読んで下さい

俺は「おー おおおおおーれはあー」
売れたい演歌歌手「うれたいー えんかーかーしゅー」

俺は売れたい演歌歌手「おれはうれたいえんかかしゅ」
今夜も場末のバーにいる「こんやもばすえのばーにいる」
歌をいくら歌えども「うたを いくら うたえーどーもー」
聞いてくれる客はなく「きいーて くれえるー きゃくーはーなあーくうー」
それでも妻の子の為に「それでもー!つまのー!このーたーめーにー」
今夜も俺は歌うのさ「こーんーやーもー おれえはー おーたううのおさあー」

俺は売れたい演歌歌手「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいー えんーかかしゅー」

俺は売れない演歌歌手「おれは うれない えんかかしゅ」
シングル出せども買う客おらず「しんぐる だせども かうきゃく おらず」
一生懸命歌っていても「いっしょうけんめい うたっていても」
デビューしてまだ日陰の身「でびゅーしてまだ ひかあげえのおみー」
いつか親に孝行するぜ「いつかー!おやにー!こうこーおーするぜー」
早く売れたいああ早く「はーやあーくう うれえたあいー あああはーやあーくうー」

62 :j':03/02/08 14:51 ID:heOICOKf
『俺は売れたい演歌歌手』第三楽章・第四楽章
※歌詞「歌い方」と読んで下さい

俺は「おー おおおおーれはあー」
売れたい演歌歌手「うれたいー えんかーかーしゅー」

何故か売れない演歌歌手「なぜかうれないえんかかしゅ」
同期はテレビに引っ張りだこ「どうきはてれびにひっぱりだこ」
俺とあいつの何が違う「おれと あいつの なにがちがう」
俺の方が年配なのにさ「おれの ほうが ねんぱあいーなのにさー」
有名作詞家作曲家さんよ「ゆうーめええいーさくーしーかー さっきょくさーさんよー」
売れる歌を俺にくれ「うーれーるーうたあをー おれえにーくうーれえー」

俺は「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいー えんかーかーしゅー」

頑張る俺は演歌歌手「がんばるおれはえんかかしゅ」
NHKが頼みのつなよ「えぬえっちけいがたのみのつなよ」
地道に歌って貢献し「じみちにうたってこうけんし」
媚びて耐えて我慢して「こびて たえて がーまんんしいてー」
大晦日紅白大トリ俺よ「おおみそかー!こおはくー!おおとりー おれーよー」
いつか掴むぜ出場するぜ「いーつうかあ つかむーぜー しゅーつじょお すーるうーぜー」

63 :j':03/02/08 15:00 ID:heOICOKf
『俺は売れたい演歌歌手』第五楽章・第六楽章
※歌詞「歌い方」と読んで下さい

俺は「おー おおおおーれはあー」
売れたい演歌歌手「うれたいーえんかーかーしゅー」

ここで一発演歌がいいねえ「ここでいっぱつえんかがいいねえ」
演歌が一番演歌でなくっちゃ「えんかがいちばん えんかでなくっちゃ」
日本人なら演歌だろ「にほんじんなら ええええんーか だあろー」
他に歌う歌でもあるのか「ほかにー うたうー うたーでえもー あるのか」
俺は演歌を歌うぜ「おれはー! えんーかをー! ううううー うたうぜー」
ここで一発演歌で二発「こーこーでえ いっぱあつー えーんかで にはあつー」

俺は「おー おおおおーれはー」
売れない演歌歌手「うれないー えんーかーかしゅー」

演歌歌手だぜ演歌歌手「えんかかしゅだぜえんかかしゅ」
舶来歌には興味は無いぜ「はくらいうたにはきょうみはないぜ」
なにがロックだジャズだスイングなんだ「なにがろっくだ じゃずだ スイングなんだ」
男だったら演歌を歌え「おとこだったら えんんかを うたあえ」
演歌演歌演歌だ演歌「えんかー!えんかー!えんかーだあ!えんんかー」
演歌に命かけてるぜ「えーんかーにー いのちをー かーけてえるうぜー」

64 :j’:03/02/08 15:10 ID:heOICOKf
『俺は売れたい演歌歌手』第七楽章・第八楽章
※歌詞「歌い方」と読んで下さい

俺は「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいーえんかーかーしゅー」

演歌でこの世を渡るのさ「えんかでこのよをわたるのさ」
択捉島から与那国島まで「えとろふとうからよなぐにじままで」
日本全国台湾も「にっぽんぜんこく たいーわあーんーもー」
フィリピン韓国中国ロシア「ふぃりぴんー かんーこくー ちゅうごーくー ろしいあー」
ベトナムカンボジアどこまでも「べーとなあむう かんぼーじいあー どーこまーでえもー」

俺は「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいーえんーかかしゅー」

演歌売れなきゃこの世は闇夜「えんかうれなきゃこのよはやみよ」
レコード会社は冷たいものさ「れこーどがいしゃはつめたいものさ」
売れりゃ天皇売れなきゃ奴隷「うれりゃてんのううれなきゃどれい」
何度掌返された「なーんんどおー てのひいらー かーえさあれえたー」
見ていろ今にこんちくちょうめ「みていろー!いまにー!こんんちくーしょおめー」
長者番付出てやるぞ「ちょーおーじゃあー ばんーづうけー でーてやーるうぞー」

65 :j’:03/02/08 15:20 ID:heOICOKf
『俺は売れたい演歌歌手』
※歌詞「歌い方」と読んで下さい

俺は「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいー えんかーかーしゅー」

演歌の魂みせてやる「えんかのたましいみせてやる」
これが男の涙よ汗よ「これがおとこのなみだよあせよ」
血滲む命の叫びの歌よ「ちにじむー いのちのー さけえびーの うたあよー」
見たか俺を聞いたか歌を「みいいたーかー おれえをー きいたーかあ うたあをー」
おおおおおおおおおおおおおおお「おおおおー!おおおおー!おおおおー!おおお!」
感じてくれよ泣いてくれよ「かーんじいてえーくれえよー なーいてえくれえよー」

俺は「おー おおおおーれはー」
売れたい演歌歌手「うれたいーえんーかーかしゅー」

俺の還暦までには十年「おれのかんれきまでにはじゅうねん」
女房一人娘一人「にょうぼうひとり むすめひとり」
三十年だ三十年「さんじゅうねんださんじゅうねん」
家族を守り演歌を歌い「かぞくをまもりー えんかーをを うたあいー」
売れて家族に幸せあげたい「うれてー!かぞくにー!しあわあせー あげたいー」
俺は売れたい演歌歌手「おーれえはあ うれたあいー えーんんかあかーしゅうー」

66 : :03/02/09 08:26 ID:1bjqdcrQ
(;_;)≦並みだ

(;_;)≦波だ

(;_;)≦ナミダ


67 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/02/10 00:06 ID:uQ79gkKa
>>61-65
お久しぶりです。ダッシュがつきましたね。

純粋ですね。こういう作品を作る人はここにはあまりいないですね。
想像上の演歌歌手の独壇場。
歌い方も書いてしまっているので音読もさせない。
こんな歌は実際にはないだろうとすぐに悟ることができる。ので
「売れたい演歌歌手」が一人路上で歌っているような雰囲気があります。

歌詞「歌い方」とありますが、この書き方に失敗を感じます。
平仮名の多さは、内容を読む気をなくさせると思うからです。
”わあーすごい量”とは思えますが、それ以上踏み込ませないように、
平仮名の群れががっちりスクラムを組んでいるように見えます。

強く長い束縛です。もし、目の前にいたらきっと逃げます。
ただ、長編というものをひとつの手段にしていることには
間違いないと思います。
この束縛は、4行詩などでは到底出せそうにないです。
実験として意欲的だなあと感心します。

ここまで考えてたどり着くのは、『演歌』という概念の
大げささ、もっと悪く言えば間抜けさのようなものを突いている
のではないでしょうか。内側に広がる日本的な心を敢えてさらけ出したら
えらいことになってしまった。
「うれてー!かぞくにー!しあわあせー あげたいー」
なんて、もう目もあてられません。

考えるところ多いものを読ませていただきました。
ご提供ありがとうございます。

68 :名前はいらない:03/02/22 16:44 ID:Rk5/lzaQ
「横から見た紙の束」の批評

うーん何だかただ単に「紙の束」を見て勝手にどうでもいい事を想像してるだけみたいです。
しめの言葉が「現代詩をかき集めた入門書に目をつける」となってるけど
サッパリどうしたいのか分からない。
この事は他の詩を投稿してる人にも言える事ですが
分かり難い詩を重宝している事はありませんか?
読む方は別に詩の達人でも批評家でもありません。
そこらへんの子供や主婦や老人やサラリーマン等不特定多数の人が読んで
「うーん面白いな」と思える多数決的詩の方が受けると思います
「お前にはこの詩の意味がわからないのか!」と怒られても
「あなた一人だけわかればいいと言うものではありませんよ」と返す。

>>56は本当は見せ場なのでしょう。しかし何を言いたいのか・・・
分からない不思議な心情をそのまま字にしているのなら割といい詩だとは思います。
shかしその場合「意味は特にない」と言う意味で。

>>59の「技術」の詩はそんな感覚からすればいい詩だと思います。
「技術」の文字の連呼は迫力があっていいです。
どちらかと言えば心の中の思いを吐露した詩を書くのですね。そうだとなかなかいいと思います。

詩はもっと自由に書くべきかもしれません。小説と違い感覚とかを直接ぶつける所がる文。
素人目だと(僕は泣きそうだ)という部分が「何でアンタ泣かなきゃならんのだ?」と
突っ込みたくなります。それが面白いのかもい知れません。

でもなかなか読んでて不思議な気分になれそうな詩だと思います。
又読みたくなる詩待ってます。

69 :つる:03/02/22 16:53 ID:49u9RPeD
そっか・・・

http://www.hamq.jp/i.cfm?i=KIRO

70 :オクリン:03/02/23 15:48 ID:6TXLTfHI
「瞬きもせず」
あなたの言葉一つ一つに
心躍らせていた
あの頃

ただ真っ直ぐに
あなただけを見て
ただ真っ直ぐに
自分の想いをぶつけてた



71 :オクリン:03/02/23 15:49 ID:6TXLTfHI
【続き】
子供みたいな
恋だったかもしれない
自分勝手な
愛だったかもしれない

傷つくことすら
快感に思えたあの頃

過去も未来も
あなたの全てが知りたくて
くたくたになるまで
あなたのことを考えて
へとへとになるまで
あなたについて行こうとした

あなたの
仕草や
笑顔や
眼差し
その全てが愛しくて
必死に心に焼き付けていた
あなたの眩しさに打ち震えながら
瞬きもせずに




72 :名前はいらない:03/03/06 00:54 ID:cyzSVfle
保守by通りすがり

73 :名前はいらない:03/03/07 05:34 ID:DxcLQbXG
age


74 :名前はいらない:03/03/07 05:37 ID:4003J1kd
http://www.pink-angel.jp/betu/index.html
★いらっしゃいませ!!ようこそココへ★

75 :bibo(hiki):03/03/10 05:38 ID:Y9YYrToP
「死にたくないのに森三中4.3」



0.8

君はまだ
部屋の中にいる。

それを聞いて、僕は安心する。

君が部屋を出なければ
僕も部屋を出なくていい。

僕だけ先に部屋を出ても
しかたない
だろう。

待ってても
寒いし
めんどくさい。





76 :bibo(hiki):03/03/10 05:41 ID:Y9YYrToP
1.3

理想。

僕と
君が
同時に部屋を出る。



さりげない
グッドタイミング死語で
君と出会う。



デート。 ←映画館・喫茶店・喫茶店・喫茶店・服屋・オーパ・ハンズ・オーパ・世界の下着
エピソード。 ←喧嘩・復帰 浮気・復帰 留学・復帰 意識不明・復帰 親の反対(駆け落ち可)
ダイジェスト。 ←笑顔・笑顔・ちょっと怒った顔・泣き顔・笑顔・夜・甘い顔・よがり顔・翌日すっぴん



そして一発で結婚。
願望です。
独りで
死にたくない。





77 :bibo(hiki):03/03/10 05:42 ID:Y9YYrToP
1.9

出ると
会うで
出会う。

セットになっている。
効率的な言葉。



2.0

一年経った。

めちゃくちゃ太った。
言えない。

今頃
君も太っているのだろうか。

ニュースでは睡眠時無呼吸症候群。
CMではアミノサプリ。
芸能界では西田敏行。

デブとして
焦っている。





78 :bibo(hiki):03/03/10 05:42 ID:Y9YYrToP
2.3

痔。便秘。

腎臓が痛い。
体がチクチクする。

糖尿病っぽい。

君はまだ部屋を出ない。



2.4

とうとう。

死にたくないからジャージを履いた。

それなのに。

僕は
森三中みたいだ。

とうとう
部屋を出て、
君の分まで寒空を突っ走る。





79 :bibo(hiki):03/03/10 05:43 ID:Y9YYrToP
3.3

今日も走っている。

呼吸しながら
小さく、

やっせてっ     (はっ)
          (すう)
もってたいっ    (はっ)

と、口ずさんでみる。



3.5

今日も走っている。

今ごろ君も、森三中の村上のような格好で
走っているだろうと思う。

もしかしたら、
出会うかもしれない。





80 :bibo(hiki):03/03/10 05:44 ID:Y9YYrToP
4.0

今日も走っている。

君を探すことにして、
とりあえず出町柳まで走ってみる。



4.3

今日も走っている。

ふと立ち止まって
空を見る。

君がどこまでも広がっていく。





81 :火尭烏 ◆lXZBPVO3GQ :03/03/15 13:09 ID:wNqwc4EE
君はtearsだね。

82 :名前はいらない:03/03/18 15:35 ID:H1BXE3m8
>>75>>80新らし過ぎるのかつまらないのか良くわかりません。何が言いたいのかな?
俗人には「下らん」の一言で終わりそうな詩ですなあ。
>>81おういここは長編の詩の場だぞ!それと>>1はどこに行った!アンタの詩と批評はどうした!
みんながおまえをよんでるぜ!

83 :>1はドコダ!:03/03/18 20:55 ID:s3JdMSU3
恐縮ながら,,,,,,Kritik〜〜〜machen!?
>>75-80
こういうの、以前ありましたよ。
何だったかなあ,,,,エト,エト,あのね,,,そう,確か
<心変わり/M.ビュトール>だったかA.ブルトンのNovelだったかで。
経時的に忠実に出来事を追っていくという手法ね。
実は,出来事に内面を重ね合わせて行く訳ですからプルースト来の
<意識の流れ>の伝統に沿ったものなのでしょうけれどね。
新鮮だし応用の効く書き方を思い出させて貰いました。
作者は,仏文専攻のお嬢様でもあるのかな?
イイ!何か、Frische!



84 :j':03/03/22 15:46 ID:b49OZjOj
『戦争参加賛歌』

勝てば正義さ 正義が勝つのさ
正義の勝利さ 逆らう国は粉砕だ!

北の国では独裁者が
自国民に圧制をしき踏ん反り返って他国に文句をつけている

そんな国は許さない!
我等が正義のアメリカ合衆国
空母だ戦車だ戦闘機
ミサイルマシンガントマホーク
海兵隊の先制攻撃
とどめだくたばれ神に祈れ
参戦するのが正義なのさ
乗り遅れたら損するぜ

空の上では重爆撃機が
爆弾を雹の様に落としている
正義に犠牲はつきものさ
俺等も犠牲はなるだけ避けたい
でもこの戦いは聖戦だ
勝たねばならない 神が味方の戦争さ
敵の信じる神は悪魔さ
俺達に味方する者は正義だぜ
参加する兵士は天使だぜ
俺達は自由を齎す天使なのさ

おおマリアよイエスよ
我等に勝利の福音があらん事を
そして敵に地獄の苦しみを与え給え

85 :j':03/03/22 15:57 ID:b49OZjOj
『戦争参加参加』

アメリカの味方はどこの国だ?
韓国 日本 スペイン イギリス
おいフランスよドイツよロシアよ
何でアメリカに逆らうんだ?

兵士の数 戦車の数 戦闘機の数何もかも上回る
何もかもが敵より上だ
これで勝てなきゃ核ミサイル一発
21世紀最初の核戦争だぞ

国際連合役には立たない
そんな割には戦争の邪魔ばかりする
どこの土地に本部が建ってると思ってるんだ?
そんなに俺達のやる事が嫌なら南極大陸にでも建設しろ
日本に金を出させてな

戦争に参加しよう
聖戦に参戦しよう
これは正義の聖戦だ
自由と民主主義を守るのだ
束縛と圧制から人民を解放するのだ
文明社会から隔絶された途上国を
俺達が救うのさ いや 俺達で救うのさ
だから
君も銃を手に取れ 軍服に着替えろ 
敵を叩くのだ 叩いて叩いて叩いて叩いて完膚なき迄叩き潰して
絶対服従させるまで叩き潰してひれ伏させて沈黙させるのだ
正義の勝利の為に
今こそ平和の使者になろう
アメリカは君達の参加を待っている!

86 :j':03/03/22 16:10 ID:b49OZjOj
『戦争参加賛歌』

あちこちで爆音が響き渡る
ピンポイント攻撃だ
敵はハイテク兵器で一撃だぜ
3〜5m誤差あるけど

勝つ為には手段は選ばない
対外的には隠すけど
BC兵器は使わないけど
アメリカも大量破壊兵器は使うのさ
だって自国の兵士の命を守る為に使うんだ
自国民と敵国民の命 自国民の方が大事だろ?

戦争反対デモなんかやりやがって
お前達自分の仕事はどうしたんだ!
デモなんか何の役にも立たないぞ
そんな事してる暇あるんならアメリカに募金でもしてくれ
戦争には何かと金がかかるから

イラクが何だイランがどうした
イラクの次は北朝鮮だ
世界の石油はアメリカ資本が頂くぜ
全世界に石油を売るのさ 売って儲けてアメリカにこにこ
国家予算の足しになる
そうなる為にはこの戦い
何が何でも勝ってやる!

敵は近いぞもうすぐそこだ
さあ戦争に参加しよう!
外人部隊も全然OK!
世界はアメリカが動かすのだ!

87 :j':03/03/22 16:20 ID:b49OZjOj
『戦争参加賛歌』

死ぬ
死ぬ死ぬ
みんな死ぬ
死ね
死んでしまえ
お前達が死んでくれれば俺達は大助かりだ

本当は殺したくない
戦争は嫌だ
嫌だけど戦場に行く
戦場で人殺し
仕事と割り切る 人殺しが仕事と
男も女も子供も年寄りも病人も医者も看護婦も教師も弁護士も
もう誰でも彼でも目に付いた人間全て殺す
分かる訳がない ここは戦場だ
誰の目も気にする事はない やりたい放題だ
多少の犠牲は計算内に収まる
収まらなくても大した問題じゃない
そんな事末端の兵士に分かる筈もない
勝って軍功で認めて貰って帰国したら特進が待っている
妻も子供も両親も兄弟も僕の帰りを待っている
みんなみんな待っている
この戦争が終わる事を
奇麗事が通用しない世界からの脱出を

だから俺達は戦い続けるのさ
正義の為自由の為何より自分自身の為に
はは ははは ははははは はははははは
はははははははは はははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははは

88 :採点:03/03/23 14:06 ID:qlSH3h7E
>>70>>71オクリン!
女の表現なのか?>>70が短くて>>71が長い表現なのは凝っているな!
全体的な心情が実に「詩的」だ!
100点万点中50点!

89 :>88へ:03/03/23 14:13 ID:hdUrgDrt
>>71
L5-6
L13-17
可愛いじゃんよお、、、どっかで聴いた事あるような気はするけど。

>>

90 :名前はいらない:03/03/23 16:22 ID:aV3jrzpy
>>88
おかえり、旅行はよかった?

91 :名前はいらない:03/03/29 18:14 ID:PvjVkhII
>>90
もちろんさ。

92 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/06 01:37 ID:adywGBDk
みなさんすみません。
この前まで書けたり書けなかったりで、すっかりやる気失せでした。
これもちゃんと書き込めるかな?


93 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/06 01:41 ID:adywGBDk
>>68
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
明らかなる外へのメッセージか、手紙の瓶を海に投げているのか、
の間をさまよっています。
分かりやすいと、「分かりやすいもの」を書いている意識に
とらわれます。これが私の未熟なところ。

>>82,83
ほんとすみませんです。
なんだか良く分からなかったんですが、今は大丈夫そうです。


94 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/10 00:03 ID:VizaujiX
>>75-80

あくまでも一解釈。
断続的に続く小数。決して精密に計った何かの単位時間ではないと思うのです。
1.9から2.0でbibo(hiki)さん自身が否定しているように見えます。
「一年経った。」
多分、“体感時間”のようなものを表しているのではないでしょうか。
これが良いです。すごく良いと思います。

Web上の日記で感情的になってフォントに色をつけたり大きさを変えたり
しますが、そのあからさまがない。ないのに明らかな「差」として
連が写っています。

というのと、
連と連の間に語法のまとまりがないことが、裸になって見えます。
これは、お洒落に言えば“裸の心をさらけ出す”ですが、冷たく言えば
“推敲がない”のではないかと思います。

いろいろな手段で書き言葉から離れようとして、でもそんなに
難しいことを書きたいとも思っていないととれます。
自分の内声がもっとあるんじゃないかと思います。
「太」ることがこの作品の構造に絡んできますが、
起承転結の承あたりで止まっています。
(小数はもしかしたら増えた体重のことかなあ。)

空間と時間の4次元を見事な冷静さで1次元に落とし込めていると思う
のですが、その見事な技術であっけなく終わる感が否めない。
でも推敲すべき点が沢山あると感じます。

ぜひまた投稿してください。
提供ありがとうございました。


95 :山崎渉:03/04/17 13:44 ID:GAm0uYE/
(^^)

96 :山崎渉:03/04/20 01:54 ID:3rQpfsMd
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

97 :採点:03/04/20 14:08 ID:Q5/01OLw
>>1は自分で詩を書いてかつ他の詩人の作品も評価している様だがj’の「戦争参加賛歌」はどう評価する?

98 :採点:03/04/29 16:24 ID:vlbt6zdy
誰か書かないの?>>1はどうした?

99 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/30 00:34 ID:sOPwq+A+
はい!すみません。寝てました。すっかり。頭が。

>>84-87
相変わらずの手法であり、よもや僕にはjさんの手法をこの世の
あらゆる事象に差し向けている実験にしか見えません。
「訴える人がいそうなこと」を感じ取らせる虚しさの連続。たくさんの
人の代弁をしているような不可解が残ります。

以前「砂だらけの世界」での批評を書かせていただきましたが、
この作品はその時よりまずいと思います。読んだ人が答えを見つける
までは、沢山の正しさの中のひとつを誇張したものにしかならない。
結局、読んでいる間は、考える隙を与えない圧迫感の固まりになっている。
ということです。これは「表現」ではなくて「(固執した)写生」に
過ぎないのではないかなと感じます。

あまりよくまとまりませんが、詩を書いて表現がないというのは、
読者の能動を待つ受身の文章だと思うゆえ、この作品に対して
私は詩を感じません。
ということでした。


100 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/30 00:49 ID:sOPwq+A+
「痩土」 改訂

ついに のどから手が出て
しあわせを
金や 努力や みえみえの嘘で 買った
急には車線を変えられないから
口でべらべら喋って 心が凍っている
思ったように視力は悪くならないし
(眼鏡をかける男が彼女の理想)
好きな音楽も相変わらず違うし
(涙が止まらないようなアコースティックギター)

急には車線を変えられないので
特に言うことはないけど まあ敢えて
「だってお酒が入ればノールールでしょう?」
とかなんとか言って沢山の人を困らせた

(このなかでは〔一応〕僕が一番年上なので
なりふり立居振舞いがやたらとおどけていた)

(そしてこのあたりで薄々気がつきだしたのだった)


101 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/30 00:50 ID:sOPwq+A+
−続き−

7年前のこと 無邪気な微笑みを追って新幹線に乗り込み本州を
(別の角度では)眩暈のする 優しく 暗く
語り掛けるようなスピードで飛び出ていった
電話をするより 幾分幾分酔いしれ 研ぎ澄まされた心持ちで
無邪気な微笑みをもう一度みるためだね

(無邪気な微笑みはもう二度と 帰らない)
凍った微笑は 巧みなセックスアピールの後で ぬらりとするもの
深い切り傷から 生き血をすくうような
その感触を (おそらくは)自分のものにしたかった

(そう この頃だ この頃から
僕の行動は常に嫌なものを避けるためだけに
成されていた そしてふさいだ手から
灰になった親族の愛情が
さらさら)


102 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/04/30 00:51 ID:sOPwq+A+
−続き−

もっと 根本的に
恐れていたこと どこかの我が家のベランダで
洗濯物を干す母のように
彼女が洗濯物を干すこと
そんな淋しい顔をしないでと
淋しい顔で僕に言うこと

何杯もの 同じ釜の飯が
幸せのために消費されゆくこと

でも
急には車線を変えられないから
心が凍っているから 結局うまくいかない
本当は隣の車線には
他の車なんて一台もいない夜中で
避け続けた僕の 孵化した妄想が
僕の全てを喋ることに 仕向けただけだ
特に言うことはないのに


103 :j':03/04/30 16:14 ID:cdq5ML7U
>>99悲しかった

104 :倉井みち代:03/04/30 21:52 ID:N1raAEeZ
`(;_(;_;)_;)°・.

105 :倉井みちを:03/04/30 22:02 ID:N1raAEeZ
(;__;)・°°・.

106 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/05/01 01:43 ID:Ybdt1eDx
こんばんわ。

>>103
悲しませてしまったのは申し訳ないです。
でも、jさんが悲しむということは、詩に対して真剣なんだなと
思います。私一人の意見に偏って欲しくないのです。

せっかくこれだけ投稿してくださったjさんに去って欲しくないです。
このスレだけで語りきれる範囲ではもちろんないのですが、この板での
長編詩に可能性を見ている数少ない人だと思います。

私にしたって、作品に至らないことはきりがない。沢山の人から
評を頂き思いもしない虚をつかれる。まだまだ推敲が足りない。
判断力がなく審美眼が足りない。

あからさまにフォローみたいな書き込みをお許しください。

多くの人が研ぐことから逃げている。
(「直感的」と「思いつき」も違う)


107 :j’:03/05/02 16:32 ID:/v9RKVbg
>>67は嬉しかったです有難うございます。又投稿します。

108 :山崎渉:03/05/22 03:07 ID:9hqkSSyZ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

109 :山崎渉:03/05/28 11:13 ID:0k3PpwVO
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

110 :長編の詩:03/06/11 14:32 ID:0MaIOkR1
長編 長編 東映まんがまつり
長いんだよ 詩 長編の詩
ヘイ!長編の詩!
誰か書けよ 誰か書けよ
書きやがれよ

111 :山崎 渉:03/07/12 11:44 ID:Gu5iF5xl

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

112 :山崎 渉:03/07/15 11:56 ID:91J1lTCd

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

113 :なまえをいれてください:03/07/15 13:18 ID:5guHr/Iz
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

114 :採点:03/07/20 13:49 ID:lH5pNiQA
>>1はどこに行った?作品発表しないと駄目だよ!

115 :山崎 渉:03/08/02 01:14 ID:8+jueK0E
(^^)

116 :山崎 渉:03/08/15 12:56 ID:jFO+cPAl
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

117 :名前はいらない:03/09/02 21:29 ID:0jJOcFme
人生身近し流し、、去れ

118 :名前はいらない:03/09/14 18:42 ID:xrTnplsZ
あげ

119 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/09/18 00:35 ID:6/f05btP
「夜を作る」

度重なる合図 先を見ないのなら
もっと欲に任せた使い方ってのがあるはずだ
さあ もっと先を見せて もっと先を見せて
集まり出した 有色の光は 放射線状で
僕を中心に 町を中心に 次々と
危ない! と声を出して叫ぶころにはもう
姿形も残ってはおらず ああそれは
架空のお話だよと語られるまでに
100年を要した
照れるのならきっと 気づくのはこの老人より早い
もし数えていたのなら 途中で止めて悪いが
今にもっと 強情な世界が待っているはずだ
ほほを赤らめても それで変わるのは
僕の鼓動だけ それが独占というものでしょう
寒々しい空を何日か前に恨んだ オリオン座はおろか
視力の落ちた右目ではみえない2等星たちさえも
いなくなればいいんだ 暗闇は暗闇 カラスはカラス
上を向いていたらつまずくから こんな空
星などなくして どこを向いても上を向いているような
夜を作り出せ 暗い空ではほほが見えない
聞こえるか また会えぬあなたへ


120 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/09/18 00:36 ID:6/f05btP
続き

いまやコンピュータのファンの回転と
時たま通る車しか音を立てない静かな町
屋根によって暗闇の空を思い浮かべることに成功し
僕の声はあっちの世界では上機嫌だ
聞こえるか
かの渋谷や新宿に夜がないように 僕の部屋には
一点の夜もない 5つの時計はすべて僕のほうを向く
嫌いじゃないなら好きと言って 何度も言った
ダフ屋のチケットだ たいそう疑わしく確実な羅列
不充分な満たされ方 まだ髪一本分も足は浮かないのに
心臓は僕を急かした
緊急事態と称して 君の腕を借りた
春のようだった あの飛行機さえ飛んでいなかったら
あの事故さえ起こっていなければ
後悔はいつも 似たような現在のにおいを残す
すきだよ 残響する気配はない
すきだよ
回転しろ 無機質なファンの音には欠伸が出ても
早く回転してくれ 僕の耳の近くで
硫酸とは程遠い 甘い劇物が漂っていた
2つ目の時計が狂い出す 早く
そんな暇があるなら 僕をこの前の雷の餌食に
膨大な時間を浪費した犯人に Fコードの押さえられないか弱い手に
しちゃってくれ 早く


121 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/09/23 03:20 ID:L3dZayd2
「恥の上塗り 紙の箱舟 正誤論」

テリトリーを分別する脳を持つ猿に
近づくための訓練 小径をそれれば君の家のある町
ダイアモンドに自分勝手な名前をつけて
通り過ぎてしまう 同じ時刻の日の高さに
崇める気持ちを代えよう

特に僕はロンリー 浴びている日光も透き通って僕の影にきしむ
反射熱の温度は高く 歩道橋の雑踏を這って
新たなアングルへ

「そうそうに せきたてるな
優しさは 種として 細長い時間を生きる
がめつく脂汗のにじんだ 君には
その優しさが分かるか」

同じく 人のために正しく美しい光
JR品川駅の白い螺旋を滑り落ち
ダイダイで 同じく 人のために正しく美しく
テリトリーを破線にして感情から遠のく 僕たち大人の
訓練から逃げ延びていく 僕たちの癖

君の家のある町へと 鼻が痒いからって鼻を掻いて
自分の正しさだけが 世間の正しさで
だからって大声を出して 世間にはさみを入れて
「結局何もわかっていないから」そんな
友達と笑う


122 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/09/23 03:20 ID:L3dZayd2
(続き)

意味が紙になって飛んだり 石油になって燃えたりはしない
恥じることが社会的動物の傷だと僕は思う
「僕は思う」の鉛も 燃えかす 炭になって
ダイアモンドになって JR品川駅の
白い螺旋を滑り落ち 黒い回廊をAlto Saxのレガートを

解体しながら流れ込み 特に僕はロンリー
回避する日光の「荒々しい」直線も透き通って僕たちの影にきしむ
避暑「という罪の意識」の温度は高く 歩道橋の雑踏を流れ込み
新たな視点へ

「分かっているのは 年上がいつもなら
僕たちを見守っている年上が 後では教えてくれない
別に大人たちは」 世間の人々は 「僕たちを見ていない」
そう 見ていない
君には 「JR品川駅の」 その厳しさが分かるか

とりあえずとは言いつつ ¥7300のネクタイの
不細工な魔法にかかったカエル 正体は「魔法のかかった」種として
うすっぺらの 百貨店紙ぶくろで すだれになり
つけては 汗かき歩いて 定時後の
滑り込む気にもなれずに 汗かき歩く 濡れた紙のすだれ


123 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/09/23 03:21 ID:L3dZayd2
(続き)

それ以上ない ダイダイが正しい 僕たちに気力がなくて
汗をかいて歩いて 紙のすだれが「意味の薄い」ビル風に
ああ無力な飛び方だ ネクタイがばさばさと湿気に絡まり
僕たちはロンリーだから 頼る大樹のない世間虫だから そんなに
せきたててはいけない

優しさは種として細長い時間を生きる
がめつく汗に濡れた僕たちには その優しさがなんとなく分かる
魔法に立ち返って 君の家のある町ではやはり うやむやになり
避暑地のテニスラケットから 白が基調の家具のにおいから
意味の紙が滑り出し 僕たちの甘えを笑う

JR品川駅の白い螺旋は 僕たちが追い越せない硬い事実だ
「間違ってはいない」世間の僕らが
¥7300のネクタイに乗って滑り込む この回廊が
箱舟に見える


124 :名前はいらない:04/01/04 00:06 ID:+32kuvmD

元気…?



125 :名前はいらない:04/02/11 17:32 ID:nneDxvEU
>>124
もちろん元気ですよ。

126 :名前はいらない:04/03/26 15:31 ID:EsuY3Bbf
>>125
最近多忙です。
詩、投下できませんが宜しく。

127 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :04/04/06 22:56 ID:Lqf9Wf9n
「大学がわかった」

言葉の狩人たちの高尚なお下劣さに 耐えられずスイッチを叩き
夜の闇は色を濃くして僕にのしかかる 後ろのめりのハートビート
噛み砕くには 乳歯は役立たず 「君は本当にきれいだね」 カモン

結局お前は焦っているようにしていか 満たせないんだよ
濡れ方がやけに速いことを 見透かされたかのように 「当時の」親友が
言いました
言いませんでした 実は心が感じ取っていたのです (アフレコは何の略語?)
間というものは短いな コップの氷も だくだくになったな

そういえば僕は卒業していた
壁に張り付く 土くさいつるくさを 面倒を左手にしながら
右手でほどいてゆく 無駄に過ぎる時間にかすかな快感すらおぼえて
かすかながらに やつれ細り行方に脅える 音が聞こえる

知らない 言葉がわからない国に 立たされる心の辺境 心のつるくさ
やめればあと5キロは痩せられる
そういって手を伸ばす
恋人は全くの小食で 簡単に僕に託してしまうわけだ (そんなひねくれた論理は
誰も認めないな) コダマとして返ってくれば 気を楽にすることも
できました
できませんでした やはり 間というものは短いな でたらめな科白は
やはり教授たちを鼻白ませ さんさんと積もる白雪 4月だと言うのに


128 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :04/04/06 22:57 ID:Lqf9Wf9n
(続き)

そういえば僕は卒業していた 壁に張り付き 絡まって解けぬ 心のつるくさ
ひとつひとつを解いていては 「金銭的に無理なのよ あなたを留学させるのは」
たいした理由でもないよ 食事が合わない 話が合わないと言って帰ってくれば
気楽なものだ それだけで「留学」になっていました

やはりなっていませんでした 塔はいくつもの男達にはえていて ぐんじょう色に
はえていました 間というものは
本当に短いな

決断を迫って 全てを1日とすれば午後1時頃の表現
次の鐘を聞いて 次の教授が入ってくる もはや 僕達は教わることを
いかにして事実にして残すかに もやしの身体を賭けて
傾いていた 日光のない特別教室をはさんで 長い導線を超えて 音が聞こえる
宙ぶらりんになっている卒業できていない感覚を 伝えることが出来れば
僕はもっと元通り もっと元通りの魔の飛沫が聞こえ

石床の乾いた音が聞こえ 揃い踏みする下卑た同調の音が聞こえ
神を呼ぶしきたりの声が聞こえ うろたえて物いえぬ友人のうなりが聞こえ
そして恋人であった君の声を聞いたあたりで すっかりと午後10時になり
後ろのめりのハートビートも (お得意の)ナルシシズムにて身を冷ます
勝手が違うな この大学に絡まった心はいらないはずだ もっと夜にスピードを
このうざったい ぐんじょう色の夜にスピードをください

129 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :04/04/06 22:58 ID:Lqf9Wf9n
(続き)

そういえば僕は卒業していた 壁に張り付き 絡まって解けぬ 心のつるくさ
かんむった白雪を 身ごもった孤独に移し変えれば 理解はされるかもしれない
ただ もうここが現実には見えない
そういうものかもしれない 過去として語らう記号の中でしか
僕のいた大学はない 当時と同じような物たちは 着実に記憶を古くして
平気で違う顔をしていた カモン


130 :採点:04/06/08 13:27 ID:rsDHH4Mp
おうい、採点だぞう!戻って来たんだぞう!詩を投稿しないのかい>>1さん!

131 :qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :04/06/10 00:04 ID:AmHoyU9i
書いても音もなく残るだけなんですよ。
意味を求めるのはむなしいながらも。


132 :名前はいらない:04/06/10 11:12 ID:suatf/Tq
特に最近はさ、そんな空気だよね。
いろんな人がいなくなったし。

133 :(山脈の詩人) No Name:04/06/10 23:54 ID:lCd4fy7o
『荒野』


いざ開かれん 錆びて固まった扉よ
享楽の喜びにふける者どもを差し起こせ

かつての沃土を洗った風が今も残る
この僻遠の地に残る最後の証よ

澄ませば聞える排気口の唸り
嬌声の影にかすれて 滅びの時を告げる
しかしあの時、やにわに不吉なる文字が浮かび
南よりの轟音が平穏に淀む大地を過ぎて
華奢で豪奢なうわものを吹き飛ばしたのだ

死者たちの亡骸も欠片すら消え失せて
残れるものも土へと埋もれる
干からびて潤いを持たぬ土漠の荒野に
人影なき街が捨て去られて残る


134 :(山脈の詩人) No Name:04/06/10 23:54 ID:lCd4fy7o
陰湿なる暗がりを覗き込めば
そこには過去の生活が見える
いつかは人を楽しませたであろう
芳醇なる葡萄酒の瓶が土埃を被って立つ
優しくしつらえられた寝台は
鮮やかなキルトのカバーに守られて
今も主の帰還を待ち続ける

太陽すら味方とならず
灼熱に焼かれたかつての街は
ひび割れ乾き、朽ちてゆく
そして雲もただ天より覆うばかりで
一点すら濡らすまいと身を保つ

刻む時すらここには無いのだ!
さてはキイキイと軋む扉が
今は時計の代わりと果たしているのか
末期の鼓動よりも遅く
生命の炎が消えるように揺らめくのだ

しかし弱き者よ まなこを向けよ
なお古き所より立ち昇る瘴気を
いにしえの情熱は封印を溶かし
この廃墟に立ち返らんと欲するのを
やがて亡霊のごとく這いずり回り
壁から壁へ、影から影へと行進を見せるだろう

135 :(山脈の詩人) No Name:04/06/11 21:59 ID:K2+fZyM5
「降雨に一人あきれて過ごす」

そぼそぼと水滴の続く季節
南よりの雲は馴れ馴れしく頭上を覆う
臭いもない灰色の天蓋を遥まで目で追えば
生気までもが吸い取られて
湿気のみがこの身に残る

そうして雨に囚われて
ひとり寝屋でやり過ごす
ただ、もう、幾日が経過をしたのか
昼夜を数えて知りえても
日はまた雨の向こうで休む

彼は知りえようか
天空を駆け青天を友とし
海をまたぐ日輪に



136 :(山脈の詩人) No Name:04/06/11 22:00 ID:K2+fZyM5

灰色の世界におのれを慕い
再びその姿を眺めたいと望む
そんな生命が隠れている事を

いつまでも続くこのしとしとが
彼には一時の間にすぎないならば
彼を慕う生命もまた
ため息ひとつで消え入るであろう
その一息で永遠に日輪と別れ
我もまた土に還り
雨に濡れて眠るだろう


137 :(山脈の詩人) No Name:04/06/13 00:32 ID:k6DAj7TS
『三番目』

淡い期待もどこかに消えて
やはりこの女も絶望とともに消える

思い出すのはただ三番目の恋
締まったスタイルの事など
身体でしか覚えていないが
他の男どもに振り回されて
それでも微笑む姿が記憶に映る
雷鳴さえも大人しく謹み
身を正すような笑みで

甘えた瞳を口を尖らせてむけ
それでも頑なな私は何に誓いを立ててか
わが道を進んで、そして終わりを迎えたのだ


138 :(山脈の詩人) No Name:04/06/13 00:34 ID:k6DAj7TS
今さら何を語ろう
子を堕した事も
身持ちの悪いことも
当時も今も関係ないし
その甘い残り香も失せ
君の姓は変わり
君の声もただ魂に届いた以外のことは
耳には残ってはいない

ただ思い出しただけなのだ
一つの区切りとともに
古い区切りの追憶に浸り
悪い癖のように懐かしんでいるのだ

繰り返し思い描くのだ
身を寄せ合ったときの感触を
互いに溶け合うようなひと時を
一つになった幻想を
いま全身に巡らせて


139 :(山脈の詩人) No Name :04/06/14 02:04 ID:RNlJ5FET
『西方の銃声』

どこか西の知らない土地で
何だか人が争っている
顔も知らない人だけど
名前も知らない人だけど
西の知らない土地へと出かけ
水をいくらか分けてあげよう
水をいくらか分けてあげよう

近くには大河が流れ
それはこの世の一番古い本の中に
一番古い言葉で描かれ
休むことも忌むことも
思いつきもしないで流れるが
悲しむべきか 無慈悲な流れよ

そこには毒が含まれていて
どんなに心が乾いていようとも
飲めば潤いを得るどころでなく
悪くすれば死にいたる

見よ、残されたモノの逆巻きを
暴力の腕の厳格な事を
その先には堪え性もなく
ただ触れるものを見境なく打ち砕く
長い長い腕が残されるのだ


140 :(山脈の詩人) No Name:04/06/14 02:07 ID:RNlJ5FET

同朋を打ち倒し
わが身を辱め
自らを爆散にゆだね
街区を消滅させ
未来を奪い
過去を書き換え
勝利を絶対と信じ
敗北を一時とし
最後は報復という遊びに興じるのだ
今日も硝煙は広がり
血しぶきは大気を染めて
路上に染みを残すのだ

水を分けに行こう
水を分けに行こう
時として四散しても
時として消滅しても
毒の大河の流れるそばで
瞬きほどの安らぎと
毛筋ほどの希望が残るなら
いつの日にか
清らかな大河が横たわると思えるならば


141 :扇子:04/06/15 05:50 ID:wbovVQ4b
気ままに繰り出される我が二本の足
喧騒の中人込みをかきわけかきわけ目的もなく
溜まったうっぷんと共に路上に唾を吐き捨てた
その光景を何人かの人間に見られた
所詮我はのら犬、泥臭い農家
見よ!この薄汚れたTシャツについたいくつもの消えないシミを
いくらでもさらけてやるわ
目の前に転がっている石を力込めて蹴飛ばす
前にいたお兄さんの頭を見事にカツン
ギロリと彼は振り返る
我はふと自然を装う。そして思う
いつだって、装ってるだろ

気ままな旅人はいい。金もかからない。苦難も、少ない
しかしいつかはどでかい宝を授かりたい
そんな道があるのならいくらでも変身してやる
どんな野良仕事をも耐える



142 :扇子:04/06/15 06:03 ID:wbovVQ4b
↑続き

そして我はある仕事に就いた。魚を捕るのである
主にイかを。まわりにはいくつもの船がタコよどこじゃサンマはどこじゃと
己を忘れ必死だ
我もイかを探さんと最初はがんばったものだがそのうち要領を得た
仲間に漁をまかせ、一人離れ島で束の間の休息
一本のタバコもないが、手には一枚書きかけの宝の地図
あと少しで完成、といったところで終わっている
我はその続きをあれこれ思案し、にやにやしながら書いては消し書いては消し、
そんな作業で私腹を満たす
ほんとうは何を探したいのか。

我はある日、街のさみしげな商店街を歩いていて、ふとあるものに目を止めた
一枚の広告だ。被爆者展なるものをやっていて、そのPRだ
こう書かれてある。
「命こそ宝」
我は音もなくひざを崩した。両の手は冷えた砂利を握り締める
これまでの不実はこの為ぞ。何も見失ってはいなかったのだ
我はカツンと頭をこずくと、はつらつ顔で歩きはじめた
この瞬間、われ生き返ったり。われ、また走らん。


改訂一度もしてないため、稚劣で申し訳ないけどつい書いちゃった(w
まだまだ書き出しの身。何かいいアドお願いしまする。


143 :(山脈の詩人) No Name:04/06/16 22:48 ID:NhLqtCEV
>>141-142

ぱらぱらと、気の付いたところなど・・・・。

・足が気ままに振舞うより、自分が気ままに足を動かしている方が
 装う所と対照性が出てよいではないでしょうか。
 気ままな旅人ともつながって行くし。
・装っている情景が、もっと思い意味を持っていると思うので
 丁寧に扱うとよいではないでしょうか。
・私腹を満たすは、使い方が難しいですね。

全体的には個性的でよいのでない?

144 :採点:04/08/01 12:43 ID:0bVePYjn
たまには誰か投稿しないのかな?このスレには期待しているんだけど・・・

145 :名前はいらない:04/08/02 21:36 ID:axhnm6uf
「西へ往く船」 No.1

リン、チャン、シャン、キンキンキン。
ヒューーーールーーーーシャン。
雅楽のような音が空気を伝わる。
顔を赤く、あるいは黒く、または水色に染めたものどもが
葛篭をかついで、列をなす。
朱の装束、黒い直垂。青の装束、金の靴。

街のように大きい船は、白と金で塗られ、
船首には、世界をこゆる龍。目と額に水晶の球を抱く。
甲板には船室では我慢できないと誇示するかのように、
色鮮やかな天蓋が点在し、風が吹けば飛んでしまいそうな
小さい木造の建物が乱雑に建っている。
均衡をとるためであろうか、ひときわ丈の高い塔が、船首と
船尾にマストとはまた別にたち、窓から何者かが覗く。
万国旗のような旗が何百となくぶら下がり、よくよく
見ると、どの一枚をとっても見覚えのない印であるのだ。

船と船のたもとの行列には、異形のものたちが並ぶ。
皆一様に、透明な微笑みを浮かべ、なにやら浮き立つような。

異形に混じり、ときに人がいる。
今は僅かとなりし、この船に乗る切符を持ちし者どもよ。
ケイ、シン、サイ、 チンチンチン。
オユーーーーーーン。

その切符を持たぬ私。


146 :名前はいらない:04/08/02 21:40 ID:axhnm6uf
「西へ往く船」 No.2

男が一人いた。
右の目と左の目で見るものが異なる男だった。
異なる世界を垣間見る彼らこそが、
この世の美と真、善と悪を司るのだろうか。

たまたま目に留まった野良に餌をやるように、
平凡な犬に餌をくれた。
男の左の目を借りて、彼岸がおぼろに見える。
猫ほどの矜持もなく、尻尾を振る。



147 :名前はいらない:04/08/02 21:43 ID:axhnm6uf
「西へ往く船」No.3

西へ往く船に
その男が手をひいて乗せてくれるという。
切符はないのだが。
行きたい、怖い、不安がつのる。
きっと同乗の連れの半分も、
この目で観ることはあたうまい。
甲板の床板を見失う日もあるやもしれぬ。

豪奢にして、残酷、醜悪にして甘美。
蕩ける菓子のような優しさ、毒を含んだ刺激。
幻惑、眩惑、眩暈、
リン、チャン、シャン、キンキンキン。
ヒューーーールーーーーシャン。
金の尻尾のある猿。9つの命を持つ猫、
鶺鴒の甲高い鳴き声。聞き知らぬ楽の音。
やんごとなき姫君のおはす籠、
素顔のなき面を被るもの。
ケイ、シン、サイ、 チンチンチン。
オユーーーーーーン。
鬼の角に象徴されるものとは何なのだろうか。

西へ往く船が港に停泊している。
乗れないのであれば、いっそ破壊してしまいたくも思う。
彼らなくしては、
この世の儚い夢はいっそう儚くなってしまうのだろうから。
彼らにとっての、最期の夢に違いないあの船を。

多分手遅れになるまで、決別する潔さもなく、
ここに立ちすくんでいるのだろう。
視線をそらすことすらできないままに。

148 :名前はいらない:04/08/02 21:45 ID:axhnm6uf
「西へ往く船」これで終了です。助言をいただけたら嬉しいです。

149 :名前はいらない:04/08/02 22:38 ID:ZZ8BSkw1
改悪。

150 :名前はいらない:04/08/02 23:15 ID:axhnm6uf
>>149
OK。わかりやすい批評ありがとう。

151 :141:04/08/30 04:31 ID:LtrIILrZ
『現実拒否』

きみ、残像として
余韻にしては、あまりに深くて

もう9月か‥
分かってはいたけど、今年もまた風が少し冷たくなって
分かってはいたんだけど、今年もまた頭がイカれてきて
静かに泡吹く、ここは心の深海
光が差し込まないほど、そんくらい深い海の底
光を求めてもっと深みへ‥
このもっと深くでなら、また会えそうな錯覚
原形を失い、バラバラになったきみの断片と、
この微妙に楽観じみてきた傷を混ぜ合わせれば、
きっとまた生きてる事に気づけるはず
今年もあそぶよ、真剣に


もうなおらないだろう時差ボケ
昼と夜さえ認識できない頭
それでも容赦なくふりかかってくる新しい時間というモノ
情報処理という機能はどこへ?
今という時がnakunatteru
記憶という過去、予感と計算の未来
その時の中でしか、おれは生きていない




152 :141:04/08/30 04:34 ID:LtrIILrZ
↓続き

こんなこと言いながらも、低い笑いが、止まんないね
現実は、現在、それをまだ当然と思えないから、必然として
そのうち慣れる、きっと、でも
‥病んでるのを楽しんでるおれも居るんだ
哀しんでるおれもいて、2人重ねると、ふふ、こんな笑いがさあ

だから現実拒否、逃避の旅は果てしない
目指す先は、ない、終わるがくるまで歩くのみ
巧みにあいつらをかわしながらさあ
無理だよママ、いくら現実入りエキスをおれの脳に注射したって
脳にも心にも耳はあるんだよ
今のおれは何に対しても聞く耳持たず状態
スポイルししないよ一滴も
おれは今自分にしか関心ないの
厳密に言うと自分の「中」かな
そうは言ってもおれの中の70%は現実と闘ってるから、おれなりに
行動が全てだからね人間、行動はそりゃ、7割のおれでいきますよ
残りの3割で今しゃべってるんだからね
でもね、この状態のおれって、自分でも扱いづらいんだ
うごめき出したら手がつけられないときもある
自分じゃないような自分がすくすくと、いや、めきめきと‥

おれの中で価値、意味といったものは存在しない
そんなの、結局は自分が決めるものだからね
そんなものに関心はない
目指す先は完璧?いや、究極の無
それは言いすぎかもしんないけどまあそんな感じ
今さらつべこべ言うなよ、性分なんだ
自分でも呆れきっててもう諦めたから今この道で挑んでんだ


153 :141:04/08/30 04:36 ID:LtrIILrZ
↓続き

時間も自分も見失ってしまったけど、またいつか還りたい場所がある
そんな気がするから、まだ朝晩食って寝てってやってんだよ
とにかく現実拒否なんだ、もう完全におれの中が現実なんだ
おれがこれから出くわす出来事の一切は単なるきっかけとなる
現実は全ておれの中で生み出されるんだ
‥こんなんじゃどうしようもない

結局、マジになるほど世間じゃマヌケ、
シアワセな人間が幸せなのかもしれない
おれの中でのハーフタイムはまだ遠い


羊飼いは言わない、町は遠いと
羊飼いは言わない、歩き疲れたと

満天の星空と広大な草地、そん中の自分
スープをすする音と明日の天気
何だって対照にしちゃって、あらゆる尺度を混同しちゃえば
ギャップが吹き荒れて一度カチッとリセットできるかもよ
そうすりゃ現実って湖畔に顔突っ込んでみてもいいかな
でもそう長くはやってらんないよ
なぜっておれは‥‥


154 :名前はいらない:05/01/17 08:44:37 ID:Qgj+PTUr
保守

155 :名前はいらない:05/02/10 03:58:56 ID:jvFQja+B
保守

156 :Sensu:05/02/11 07:28:01 ID:O0Ldv8uF

『夢が続く限り』

数え切れないほどの人々が来て、数え切れないほどの人々が去っていった
そして、また数え切れないほどの人たちがやってくる


黒と、白、黒は白がいなければ、自身が黒であるとも気づかなかった
ただ何も無いと思っていたか、何も思おうともしなかった
白もそうだった。黒がいたから、自分は白だとわかった
その内、白も黒も、青や黄色で己を装飾し出した
そして時は流れ、競争が始まった。
その結果、白も黒も、自分が白で黒だったことさえ忘れてしまった
だがある時、ある事実を知る事になった
それは、自分たちが色だったということ
彼らはその事実をすぐに信じることはできなかった
地動説が天動説であったかの様な衝撃
そしてまた時は流れ、白は気づいた
光輝く者の存在に


いづれ全てが明らかになると言われて、物語のはじめに立たされた、
主人公の気分だ
まるでモグラ叩きゲームのモグラになった気分だ。少しでも動けば、
必ずと誰かがたたきにやってくるのさ






157 :Sensu:05/02/11 07:30:52 ID:O0Ldv8uF
ああ、ぼくはこの場所できみとこの景色を眺めることができてほんとにうれしい
ぼくは今自分がうれしいと思える以上にうれしいよ
それはきみもぼくと同じように微笑みを浮かべて、横にいてくれていることを
わざわざ横目に確認する必要もないからさ
僕と同じ眼差しで、同じ想いで、、、
世界はぼくらのものにならないけど、
せめて僕らをこの世界から引き離してくれないか
もう悲しみも、涙も、そういった全てにさよならを告げて、
この娘と旅をさせておくれ


全ての可能性ある人生の道を見限って、何の見当の予知も無かったこの地で
ぼくは常に新しい道なき道、過去にも無き、未来にも無かった、
常に真新しいこの大地で
ここはこの星のようで、この星のどこかのようで、どこか違うんだ
僕は鼻を利かす。正しきにおいを嗅ぎわける。
僕はかつての友、僕の最愛の友であった犬、彼と今は身を共にしている
だから僕は正しき道をかぎわけれる。
愛を分かつものはない。遂には、僕は彼と同化した。
愛という絆の基に。そして・・
目指す先は愛が輝き照らす、あの丘の向こう側・・・


158 :Sensu:05/02/11 07:33:04 ID:O0Ldv8uF
僕が夢だって?何言ってやがる
夢と夢が摩擦し合って、今を見てる・・
それも夢だ・・だって?
冗談じゃ、、ないのかよ・・


旅立ちのとき。今日おれは旅立つ。
旅の荷物は少ないほどいい。明日の食糧と着替えの服を入れたバッグを肩に、
たびびとの服ととんがり帽子を身に着けたら、後は誰にも別れを告げず、
ドアを閉めるのさ
日は落ちかけ、草地を馳せる秋風は、冬の愁いをはや思わせ、
胸に灯った明るい炎は、水の様。冷たき水か、熱き水。どちらだろうと、
この心で味わうのは、我が思う様そのまま。
旅よ。私を迎えてくれ。



小さい頃、風船をふくらませて、よくあそんだ
次の日になると、その風船はしぼんでいて、なんかさびしかった
夢は果かなく、いつかは終わる。夢はふうせんみたいなものかもね

でも、それでも夢は僕の物語

159 :Sensu:05/02/23 20:39:55 ID:A9jTHjcr
『スピードスター』

彼は今日もフリーウェイを走らせる
真夜中のストレートダンス
助手席は空いていた
これから迎えに行くのだろう
不思議な道に迷い込めば
頭上で月は意味あり気な微笑を浮かべる
突如薄い雲たちが彼女を隠した

微かな恐怖が彼に芽生える
アクセルはいつの間にかオートモード
気がつくと、トンネルに差し掛かり
左には黄色く光る眩しい壁が続き、
右には目も眩む様なオレンジの壁が、車に合わせるか、走っている
助手席にだれかいるような気がした
目線はただ真っ直ぐを定め、微動だにできない
助手席に女がいる。気配が訴えかけてくる
香しい匂いが鼻を刺激し、脈は激しく動悸は高ぶり、
女は吐息を左頬に吐きかける
全身から醸し出す香水の香りは確か何とかハートとかいうやつだ
ついに彼女の罠に心は誘惑され、虚ろな目がついぞ彼女に向けられた
欲の全てを兼ね揃えたその体は肉感に満ち溢れ、
真っ赤なルージュに覆い尽くされた、
少し半開きのその口からは、
甘い吐息をゆっくりと吐き出している


160 :Sensu:05/02/23 20:40:48 ID:A9jTHjcr
頬に、耳に、彼女の冷たい吐息が、その感触が
と次の瞬間突如彼女は眉間に皺をいやらしくも浮かべ、
その表情は形容し難く不敵に笑い出した
30秒はひっきりなしに笑っていた。そして、
「次にあなたがどこに行くつもりかは知らないわぁ、
でもあなた、ほんとはオレンジブルーで、
とりわけ唯の獨法師なのね
乗る車を間違えたわ。わたし、
空虚で何の色も知らない男と楽しみたかったの。」
そう言うと女は時速120キロは出ているだろう助手席のドアを開け、
飛び降りた
その瞬間時間は風は、一瞬緩やかになったと思ったが早いか、
空に飛び出した彼女は、
私は女よ。女なの。と呟いた気がした
それから彼は訳の分からぬ焦燥に駆られ、
アクセルをめいっぱい踏み込んだ
相変わらず黄色とオレンジの光に包まれて
ああ、フロントガラスに無表情のピエロが張り付いているじゃないか
また不思議な国に招待されたらしい
ああ両サイドの黄とオレンジが加速するごとに混ざり合ってゆくよ
潰されてしまう
所詮ブリキの車が見せる一晩限りの幻さ
それでもおもちゃの車は止まれない
瞬間、左のサイドミラーにシンバルを叩く人形が見えた気がした
彼はもう笑うしかなかった
この道の先には屋敷があって、そこの主人は手に灯篭を掲げていて、
その色は薄黄緑色の光をうっすら浮かべて、
きっと僕に宴会の予約は済ましておきましたなんて、
おせっかいな支度を済ませて待っているんだろう
そう思うともう加速は止まらない
風のようでついに風そのものになった
だれか止めてくれ

161 :Sensu:05/02/23 20:41:47 ID:A9jTHjcr
畜生!それでもオレンジと黄がチラつきやがる
速い、速い、ああ!なんだろう、黄とオレンジが混ざってゆく!
その感触がおれの中に染み込んでくる
ああ何かなこれはグレープフルーツ。
そう一言何故か落ち着いてつぶやいてしまうと、
車から飛沫がほとばしった!
車の隙間という隙間から、おれの体にある隙間という隙間から!
耳から、涙腺から、ああ体中が沁みる痛い・・第一酸っぱいんだ
あっ、この恍惚にも似た感覚、確か前にも・・


深夜、トンネルで事故があったとの通報を受けた警官は、
一人現場へ急行した
缶コーヒー片手に眠たい目を擦り車から降りたが、
現場には車も人っ子一人いない
ふと路隅に1つ、果実が落ちているのに、気がついた
その時の警官は警官であったろうか
警官は躊躇無く果実を拾うが早いかかじりついた!
貪りついた!
その目はビロードの様で透き通っていたが、
瞳孔は、はちきれんばかりに見開き、
その奥には一人、だれかとは言えぬ者の姿が潜んでいた
食べ終わると警官は車に乗りこむや全速力で走らせた
ラジオをつける
甘い女のDJが男に語りかける
「あなたを待っているわ。またわたしを連れて行って頂だいね。」
男はフリーウェイを駆けた。風のように・・


162 :Sensu:05/02/23 20:42:41 ID:A9jTHjcr
弄ばれ、波が高まっていく・・
男たるもの、行進あるのみです
あなたはただ見ていて下さい
僕の勇姿を、絶えず繰り出される均整を保ち、
地を蹴るリズムに満足と微笑を

女はビルの非常階段からその姿を見ている
冷たい目をした貴婦人は、月の光をその横顔に携えて
記憶を操るその女は、明け方姿をくらました

163 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/02/24 04:09:53 ID:Lwx/Qjhg
随分下がってるなー・・書く人も批評も来ないし。
詩を、書こう!てかぼちぼち上げよう!だれか〜。



164 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/02/25 00:11:18 ID:cwGznY/b
 
『敗れかけた、ある雨の夜から』(ほぼ嘘日記!)
その1
・・カウントダウン。何の?
 スリー。
待て、卑怯だぞ!大晦日でもあるまいし。
 トゥー。
止めぬというのか。ならば問おう!それは始まりか?終わりを意味するか!
 ・・・・。
いや、よそう。もはや全てに敗れかけた、そろそろ潮時。
一先ず一旦引き返すべし。
これ、すなわち正解。

意味・・・そろそろとこの言葉が波紋をたてはじめた。
意味、今は何も言えず、黙秘!


ただでさえ、敗れかけていた。寝苦しい夜、布団の上ですら、四苦八苦
たまらず跳ね起き、パチリと電気を点けました
真っ暗やみから解放され、ホッと一息、つけません
だからパチリと、電気を消しました
それを5回、繰り返し、やっと暗いのにも、慣れました
それでもやはり、敗色濃厚といった具合で、目をとじることもできません
こっちは静かにしていても、いろんな性質の妄想たちが、
初対面にも関わらず、私の脳裏で暴れています
彼らは遊んでいるつもりでしょうが、私は、眠りたいのです
そう、訴えかけると、しばし、静かになったのですが、
なのに、あろうことか、彼らは、新しい友達を連れて、戻ってきました
いらぬお節介をしてくれるものです
そうして彼らはそのまま居座ってしまいました

165 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/02/25 00:12:15 ID:cwGznY/b
その2
どうやら座談会と、もっていくつもりのようで、
円陣を作り、各々、真剣な面持ちで、議論を交わし、出しました
そういえば、たしか昨日も同じことを
こいつらには何を言っても通じやしないので、
私は冷えた毛布に身を絡ませ、身をよじり、ただじっと、してました
そのうち、何の決着もつかず、各人、ぶつくさ言いながら、
夜の闇に消えて行くのが、毎度のことなのです
それにしても、今夜はえらく、熱の入った議論じゃないですか
そろそろ眠らして、頂きたい
一人の小人が、私のかすれたこの一声を、聞き入れてくれたらしく、
やっと、解散の合図を出してくれました
ありがとう、だれとは知らぬ、小人くん
それにしても、いったいどうゆうことだろう
円陣の中で、とりわけ際立った大柄な男が、むっくり立ち上がるや、
「明日もここに集合のこと!」と一喝したじゃありませんか
しかし、いや、これも毎度のことだったかもしれません
それに、こうゆう類の男には、何の言葉もかけてやりたくは、ないのです

やっと手に入れた、完全なる孤独。さて、羊を数えましょう

朝、でしょうか。なのに、雀は鳴いてませんね
泣いているのは、隣の住人です
訳は知りませんが、朝夕問はず、泣き散らしてくれるのです
ただでさえ、私は、このごろ、敗れかけているのです
外は今日も、雨が降り続いている、模様
とうの昔に断ち切った、我慢の限界の糸を、再び結び合わせて、
チョキリとハサミで切りましょう
こうすることで、反動というバネの力がはたらき、私の心は、レギュラー満タン、
みたいになるのです。ハイオクなんて、滅相もない


166 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/02/25 00:13:17 ID:cwGznY/b
その3
さて、出かけましょう。用はありませんが、出かけましょう
昨日は夢を3度も見ました。そのうち1つはいやな夢でした
だから目覚めがすっきりしてないのは、当然です
それに加えて、隣人のわめき声
耐え切れん!!着の身着のまま、私は家を飛び出ました
雨降りしきる中、何の心の支えも無く、ぐんぐん歩みを進めました
安っぽいコンビニ傘の枝は一本折れていて、私の靴は、びしょぬれです
行き着いた先は、近所のカフェ
ここのコーヒーは、味がいまいち。だけど値段だけはお気に入り
だから「コーヒーひとつ」と言いました
今日の店員は、少し愛想がいいですね
いつもより、心なしか、コーヒーの量も多めな気がしますよ
こうゆう事こそ、日々の心の支えとしていかねば
そう、もっともらしく自分に言い聞かせ、静かな席を選び、腰を下ろしました
ここにいる時だけが、私の唯一休める時、
何せ眠りの時すら休めぬのだから
  (即興につき今回はこれまで)

167 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/04 05:21:59 ID:gqmaNphO
しかしここでも休めなかった
まず、雨に濡れてじめじめしてしまった靴が忌々しかった
靴下まで濡れている
降り止まない雨。いいかもしれない、と思った
いまだ正午をまわらぬ店内は、馬鹿みたいに静かだ
客は、常連のおじいさんと、ビジネスマンが一人
おじいさんは私が座っている席の対角に陣取り、何かしら読んでいる
ばかみたいに静かだ。真空
あいかわらず、あいもかわらず、ふつう、普通
何も期待していたわけじゃない。求めるな
少し私は落ち着きを取り戻し、考えごとをはじめた
まずなんか詩を書こうと思った。そして懐中からメモ帳とペンを取り出した
さあなんか書こう、と思ったら、突然店内が騒がしくなった
まだ正午もまわっていないのに、続けざま、3組の客がやってきた
出来すぎた偶然。気にせずペンをとり、当ても無く書き始めた

てんとう虫、きみは僕の指先が好きか?
指に止まるや、身動きひとつせず
心地よさげにくつろいでいる
ちょうどいい、きみの斑点の数を数えさせてくれ
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
そう数え上げるやきみは次の訪問先を求め、
飛び立った
そうかきみも自由奔放
自由に空を飛びまわるがいい
指先に黄色い汁を残していったのはいただけないが、
きみの性分だろう、僕にはわかる
今となってはきみが来たという懐かしい証

168 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/04 05:24:14 ID:gqmaNphO
その5

しばらく拭かずにしておこう
きみには羽がある。空という格好の舞台がある
きみの寿命はどれほどか
無知な僕には分からぬが、
きみの自由な生き様、わるくない

てんとう虫、気まぐれな、その生き様
自然という格好の舞台
ふさわしい
だがうらやましいぞ、てんとう虫
僕には、僕を在らしめる舞台さえないのか
飛翔、あるがまま、飛翔
自由満喫、何の思惑もなし
きみは今頃どこに居る
またきみと出会った時は、
どうか僕の指先で、しばし羽を休め、
僕と語ろう
人生について、自然について、愛について
きっときみなら、この僕の懊悩、
わかってくれるだろう

てんとうむし、日々あてもなく空を舞う
僕も今度はきみと飛ぼう
ただあてもなく


ここまで書いてペンを置き、コーヒーを少量すすった
やはり味はいまいちであった

  (即興につき今回はこれまで)

169 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/06 01:37:20 ID:3jUiDjR2
 その7

それでも何か満ち足りず、負けじともう一口いただいた
口の中にじんわりと苦味が広がっていく
この二口目は、少し違った。荒削りだが、私にコーヒーを想わせるには十分であった
私は自然と目を閉じた。コーヒー。コーヒーは珈琲豆からできるという
ブラジル。ブラジリアン。
下らない連想の渦の中に、私は知らずと飲み込まれかけていた
無理もない。私は疲れきっているのだ。さっき起きたばかりなのに、
眠りの質が問題なのだろうちっとも疲れがとれていない
潮時、ぼちぼち、潮時。
いや、これはやけだ。諦めが良すぎる
「遠いと思えば遠し、近いと思えど遠し。ならば己の足元のみ気にかけよ。」
ふとそんなことを言うやつが、私の中にいた。
もう、そうゆう事にしとこう。これにて決着。
私は、昨夜の妄想たちとは違う
いざという時は、おもいきる。瞬発力。これだ。
私は店を出た。結論が出た以上、ここに居る必要はない

雨はやんでいた。雲の切れ目からは、幾筋か光線が地を射していた
雨のち晴れ。逆転劇。
雨のち晴れもあるのだ。止まない雨はない
明けない夜もまた、ない。いくら長く感じる夜があっても、必ず朝は訪れる
信じる。ばか正直に、信じる。これより他になし。そう思った
雨上がりの空にはよく虹が出るという
空をぼんやり眺めながら、私はあてもなく歩き出した
私はカフェに傘を忘れていた

 (終わり)

170 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/06 01:43:58 ID:3jUiDjR2
↑ どうでもいいことですが、その7じゃなくて、その6でした。 

171 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/15 06:58:18 ID:vCWJBuNe

『白い冬』 〜Norah Jonesのある曲を聴きながら〜


ある冬の寒い朝、男はいつものように目を覚ました。
何の暖房器具も点けられてないその部屋は、冷え切っている。
この男には頑ななある趣向が、近頃あった。
春夏秋冬あるがままに受け入れよう、といったものがそれであった。
春と秋は、時期も短く、風情もあり、受け入れやすい。
夏と冬は、時期も長く、特徴的で、受け入れ難い。
男は夏が好きだった。冬のころは。
男は冬が好きだった。夏のころは。
そうして季節を何度か繰り返し、方針を変えた。
夏、暑いのだから汗を流し、冬、寒いのだから、寒さにふるえる。
それでいい、と思った。
それからはこれまでの季節に対する過度の対処を止め、
あるがままが一番いいのだ、とよく独り言をこぼすようになった。
それでも、その日の朝の冷え込み様といったら。
家の中なのに、鼻からもれる息すら、白い。
極寒のまち。頭まで毛布の中にもぐりこみ、そう一言男は呟いた。
鳥たちの朝礼がはじまっていた。今朝もやけに賑やかな事。
この男の家の玄関の上に、鳥の巣があるのだ。
毎朝、いくら不眠で寝たりない時も、朝礼がはじまるや、起きねばならない。
しかし男はその事で朝から気分を害したなどとぼやくことはなかった。
あるがままなのだから。仕様が無い。
ある鳥が、我が家の玄関を住居として選び、そうして朝だから、
当たり前に今日も鳴いている。
あたりまえのことだ。あるがまま。
そう呟くと、男はむっくりベッドから身を起こした。
氷のように冷え切っている床に足をつけると、激痛が下半身の神経を襲った。
堪らず男は顔をしかめたが、そのまま洗面所までゆらゆらと歩いた。

172 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/15 06:59:37 ID:vCWJBuNe

洗面所は、部屋の比じゃない程に冷えていた。
そこでも男は顔をしかめた。
布団の中で温まっていたはずの上半身も、ふるえが止まらない。
慣れだ、慣れれば問題ない。適応!
男はその勢いに任せて水道の蛇口を目一杯ひねった。
避けることの出来ない、朝、最初の関門。
ばしゃと音たてて、両手を突っ込み、間髪入れずに3度顔を洗った。
その勢いがよすぎたため、周囲の床は水が飛び散りひどい事になった。
男は水滴したたる顔をきっと上げ、正面の鏡の中の自分を見た。
物凄い形相をしていた。無理も無い。
しかし慣れればなんて事はなかった。やはり適応だ。と男は思った。
タオルを摑み、乱暴に顔を拭った。
そして床に水が飛び散った箇所を避け、つま先立ちでまた部屋まで戻った。
ぬくもりを求め、布団に戻ると、男はあぐらかいて座った。
静寂が、朝のわずかな時間の静寂が、男をとらえた。
鳥たちの朝の集いも終わり、何の音も無い世界。
自分が動かなければ、何の動もない世界。
夜の静寂とは、一味違う、朝の静けさ。
妙な空想に悩まされることも無い、無心の心地。
これほど美しい世界が、他にあろうか。
もすこし浸っていたい。けれど、時間は止まってくれない。
男はラジオをつけた。
この心地よすぎる静寂から抜け出すきっかけをつくるため。
朝に適した爽やかなメロディーが流れてきた。
男はうっとりして、眠りの続きをするように目を閉じてしばし聴き入った。
メロディーが途切れ、DJが話し出すと、いっきに現実に引き戻された。
男は最近、自分が人工的だと感じるものはあまり受けつけないのだ。
多少の不愉快と一緒に、ラジオを消した。
再びあの静寂に帰るつもりだった。

173 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/15 07:00:21 ID:vCWJBuNe

しかしあの静寂はもう過ぎた後だった。
外は風が強いらしく、木々のざわめく音が、絶え間なく聞こえる。
これに男は自然のメロディーを、自然の旋律を、自然のささやきを覚えた。
耳を傾けていると、どんどん自分がちっぽけな存在になっていった。
自然の中に在る事。自然の中に居る事。
全然別個のものの様に感じた。
男はそうやって物思いに沈んでいくにつれて、
自分のこの部屋だけが、自然と切り離されているように感じた。
やり切れない孤独であった。
人との関係で生じる孤独の比ではない。
耳に聞こえるは、外部からの風の声、木々の声、鳥たちの、声、
どこかしらの泉のせせらぎさえ聞こえてきそうで、男はたまらず起き上がり、
自然よ、おれも仲間に入れてくれ!と言わんばかりに、
窓をがたぴしこじ開けた。
強風が、冬の冷たい強風が、男の顔を体を厳しく吹きつけた。
一瞬怯んだが、これは自然の歓迎のあいさつ。
男は目を細めながらも、見れるべき自然を、そこから見れる自然全てを見ておきたかった。
目に焼き付けてしまいたかった。
しかし見えたのは木が数えられる程度、小鳥は一瞬で目の前を飛び去ってしまう。
あとは、建物だけ。いくつもの家々、高層マンション。
男は半ばあきらめた。強風は、尚も激しく男に吹きつけ、
寝癖でくしゃくしゃの髪を、一層すさまじいものにしていた。
男はそのあきらめの目を、今度は空に転じた。
雲ひとつない。冬の晴天。薄い青が、一面に広がっている。
その中に、うっすらぽつんと、月が浮かんでいた。
仕事を終え、去り際の貴婦人。

174 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/15 07:01:32 ID:vCWJBuNe

太陽を探したが、この位置からは見つけられなかった。
それでも男は、太陽の日差しを、恵みを、何となく、感じたようであった。
太陽は、いつでも燦々と、大地を照らしている。
太陽は、夜のうちは、裏の大地を照らしている。燦々と。
これ以上何があるのかと、男は思った。
そして、朝っぱらから間抜けな顔してぼけっと窓際に突っ立ている、
自身の不恰好にはっとした。
それでも男はうっすら口元に笑みを浮かべていた。
これも、自然との共生の行為の内の一つだ。向き合おうとする姿勢だけでも、大事だ。
男はその確認を再び出来ただけで満ち足りていた。
大仕事でも終えたように、ゆっくりと窓を閉じ、鍵もしっかり掛けた。
そしてどかっと布団の上に腰を下ろした。
しばらくして、また自然に置いて行かれたような気になって、
もう一度窓をガラッと開けた。再び冷たい強風が押し寄せる。
冬なのだから、寒くて当たり前だ。風が冷たくて当たり前だ。
あるがままだ。あたりまえなんだから。
もう今日一日、窓を開けっ放しにしておこうかとさえ思った。
目を閉じると、風の冷たさがより深く伝わってきて、
冬の、少し突っ張った所のある、匂いも思い出されてきて、
胸の内に、真っ白な世界が、懐かしさを持って現れた。
そこでは、全てのものが、自然が、きらきらとした白で彩られていて、
どこを見回してみても、真っ白な、プラネタリウム。
白い、白い、冬模様。冬なのだから、あたりまえ。



175 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/20 04:43:21 ID:8ZCeyz1q

『独白』


飛んでることに変わりはない
きみはいつでも超低空飛行
地表スレスレ、危険がいっぱい
でも止められないんだろう
塩気の足りない世の中だからなあ
スリルってスパイスが、いやでも必要だと感じてしまう
生きてる張り合いを感じていたいもんなあ、いつでも

コンビニの店員相手に、
マルボロメンソールライトボックスで。
何だ、この面倒くさい言葉は。
ただでさえ、メンソールを付け加えて。
ただでさえ、ライトを付け加えて。
さらに言っておかなきゃ後で聞かれるから、ボックスで。
いやになる。やりきれん。だからまたタバコに火を点ける。
マルボロメンソールライトというタバコにな。

飲み屋で常連の客に絡まれ、
新参者のような扱いを受ける。
ここのところ、毎月、週に2日は来ているはずだ。
それでもこの扱いか。むりもないな。いつも一人でやって来て、
座る場所は必ずカウンターの薄暗い隅っこ。絡まれないかぎり、
黙って自分のテーブルのある一点を見つめ続けるか、
飲みかけのビールの色合いを観察しているだけだ。

176 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/20 04:45:27 ID:8ZCeyz1q

いったい週に何度通えば、常連の内に数えられるんだ?
いや、答えなんか欲しくないね。週3のペースだなんて。
そんなことは言ってほしくない。
今のは疑問形だが、尋ねてはいない疑問形だ。
疑問形のまま、完結してるんだ。おれの中ではね。
言葉の綾だ。そうゆうのも、あるかもしれない。
それにしても、週3のペースだろうな、なんて、
よくも余裕有り気に、おれの顔も見ずに言えたもんだ。
ほんの少しの間に、だいたい、そうだな、なんて、
少なからず考えたんだろう。そうに違いない。
退屈だったからにしろ、疑問形の答えを導き出そうとしたにしろ、
そんな事に関心を持って考えることができる貴方がうらやましい。
世界は、結構広いらしいぞ。日本だって、
北は北海道、本州に、九州、沖縄だってある。
そんな日本も、世界から見ればちっぽけなもんで、
東の果ての、ぽつんと海に浮かんでいる島国、なんてものらしい。
いやになる。やりきれん。だから今夜はまだまだ飲む。
次あたりから、日本酒だな。

177 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :05/03/20 04:46:05 ID:8ZCeyz1q
また常連の一人が、おい、若いの!と叫ぶや、こっちにやってくる。
左手にタバコ。右手には焼酎のビン。足元は危うい。隣に座る。
何かしゃべり出す。まださっき吸い込んだばかりの煙を吐き切っていないから、
もくもくとおれに煙を吐きかけ吐きかけ何かしゃべる。
そのおかげで、おれたち2人のいるこの空間は、
霧まみれだ。写真に撮って、一度見てみたいな。きっと味がある。
常連のしゃべりが止まり、どう思う?と尋ねられたが、
彼の口元だけが気になり、何も聞いていなかったから、
そうですね。と言うと、やっぱりか。と言い残して席に戻っていった。
やりきれん。いやになる。勘定を頼もう。
もう禁酒禁煙だな。



178 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :2005/03/21(月) 07:32:03 ID:OYIUX9yI
 
無題


塩は、やっぱり何となくパッとしない食べ物にかけて使わないと駄目か?
歯みがき粉は、その名の通り、ギザギザの歯ブラシの上に乗せるしかないのか。
歯みがき粉って名前が可能性を限定してるぞ。
窮屈なビン中に、そのまんま詰め込まれちまう。
だったら自分はどうだ。自分は自分。
よく意味が分かんないから、ため息ついて窓に左手つく。
この窓はどうか。窓は窓、素材はガラス。
割れやすいが、色んな用途がある。
それでも限定されてないか。こんな薄っぺらな厚みで、
必死におれの部屋と外部を分けてくれてる。ありがたい。
まさかおまえみたいな薄っぺらな窓ガラスにさえ、
感謝することになるなんてな。
でも、どこかおれと似ている。おれもおまえも、薄っぺらだ。
それでもここに、いるんだから、しょうがないよなあ。
軽く笑ってみせて、すっとその表情のまま右を向く。
写真をとってくれ。こいつとの、2ショットだ。
小さい小さい、薄っぺら同士のおれたちだ。十分枠に収まるだろ。

海は大きい。大きいというか、海の大きさなんて測るもんじゃない。
大小付けるもんじゃない。海は海でしかない。
スケールが違う。別格だ。
空なんてもっと大小測るもんじゃない。
曇っている空、晴れ渡っている空、どこで見える空も、
どんな色の空も、同じ空だ。地球はまるい。空は一つ。
おれも一つ。他にどんなに大きくて分厚い人がいても、
おれみたいに小さくて薄っぺらな人がいても、おれはおれ。

179 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :2005/03/21(月) 07:32:40 ID:OYIUX9yI

この薄っぺらな窓もそう。
他にどれほどいろんな使い方をされてるガラスがあっても、
おれんちの窓として着けられているのはおまえだけだ。
何かがあるなら、大きいもの、小さいものに分かれて当然だ。
でもそれは認知の一つの切り口の作り方に過ぎない。
可能な限りの自由と、可能な限りのセレクトが許されていても、
その中のわずかしか手をつけずに、笑っていることもできる。
やせ我慢じゃなく、つくり笑いでもなく。
存在している理由を知らなくても、自分の住所は自分以外に変わることはない。
この住所には愛がある。はじめからあったもので、最後まであるもの。
自由もセレクトも空があっても、ここに一つの愛がある。

180 :名前はいらない:2005/05/24(火) 21:49:50 ID:DZjzX6vM
「深海をかき混ぜる」

静かに沈殿していた
欠片の数々が
一本のマドラーでかきあげられ、舞い上がる時
欠片は何を思うのだろうか。

ひっそりと眠ったまま溶けてゆく欠片の一片に
ひと時の愛惜をこめて。

181 :額乙丸:2005/05/25(水) 01:17:32 ID:wAxJ7Lgo
『スーパーロボット大賛歌』

鉄の城!飛ばせ鉄拳ロケットパンチ!
目から胸から腹から耳から体の各部に凄い力!
超合金作りの凄い奴!その名はマジンガー!Z!

偉大な勇者!涙は流さないが分かるぜ友情!
剣にブーメラン!飛ばせブースター!天空から雷!
戦闘のプロフェッショナル!その名はグレート!マジンガー!

宇宙の王者!敵打ちだぜ王子様!
UFO!UFO!円盤だらけだ!切れ味抜群ハーケンだ!
地球の緑とただ一輪の花の為!その名はUFOロボ!グレン!ダイザー!

ガンガンガンガン!三つの力は100万パワー!
空に!陸に!海に!神秘の宇宙線は無限のエネルギー!
不滅のマシン!今こそ合体その名はチェンジ!ゲッターロボ!

眩しい空を!輝く海を!神の力だ!さあ蘇れ!
弓の威力は天地を揺るがす!鳥の威力は全てを薙ぎる!
戦えと誰かが叫ぶ!その名は勇者!ライディーン!

V!V!V!勝利のX!五体のマシンが一つのロボに!
唸れヨーヨー!怒りを込めて嵐を呼ぶぜ!
超電磁の力を正義の為に!その名はコン!バトラーX!

迫る宇宙の侵略軍!渡しはしないぞ君の幸せ!
顔が割れたらフィニッシュ直前!竜の力はブラックホールに立ち向かう!
君もいつの日にかこの星守り!その名は大空魔竜!ガイキング!

182 :額乙丸:2005/05/27(金) 00:26:26 ID:x7TTjS5v
『スーパーロボット大賛歌』2

宇宙の夜明けはもう近い!例え嵐が吹こうとも!
異星の科学が地球を救う!父よ!兄よ!弟よ!
温もりを信じ合う五人のロボ!その名はボール!テース!ファアアイブッ!

眼差しは未来を見つめる!空手唸れトラック変形!
星星を隔てた愛を育め!お前をみんなが呼んでいる!
嵐吹き荒れ烈風生拳!その名は闘将!ダイモス!

俺が止めたら誰がやるのだ!マグネットパワー科学の勝利!
父の残した世紀のロボよ!今こそ組み立て雄姿を見せろ!
幼馴染は欠かせぬパートナー!その名は鋼鉄!ジーグ!

大宇宙の落し物!超巨大戦艦大変形!
我等幼い人類よ!冥王星から地球へ戻れ!
歌が巨人の架け橋だ!その名は超!時空要塞!マクロス!

残酷な天使!迸る熱いパトス!地球未曾有の大危機だ!
ネルフとは何か!人類保管計画とは何か!アダムよ!イブよ!ゼーレよ!使徒よ!
14歳の少年少女操りし!その名はエヴァン!ゲリオン!

嘆きと涙のループ断ち切れ!大事なもの守る為!
機械の暴走!そして最後の希望!
コマンドをインストール!その名はギア戦士!電童!

聞こえるだろう遥かな轟き!瞳凝らせよ復活の時!
伝説の力は宇宙の終わりを齎す!二つの星よ戦う事なかれ!
無限の力発動!その名は伝説巨人!イデオン!

183 :額乙丸:2005/05/28(土) 12:13:56 ID:8gX8zgED
『スーパーロボット大賛歌』3

未来はいつも僕等がヒーロー!一人じゃないさクラスみんなが仲間達!
異星人の贈り物が異次元からの侵略に立ち向かう!
三体合体&合体!夢見る力は絶対無敵!その名はライジンオー!

三つのメカが一つになって!戦え!戦え!我等の仲間!
三家族総出で地球防衛だ!犬もパイロット特攻は御免だぜ!
永遠に輝け!そして放て月の力!その名は無敵超人!ザザンザーザザン!ボットスリー!ゴー!

敵に渡すな大事なリモコン!日本最後の切り札だ!
背中のロケットは外国製だぜ!操れ少年探偵!応援しろ警察署長!
ビルの町にガオー!その名は鉄人!28号!

俺は戦士!異世界から来た空手経験者!
オーラの力は世界に混乱を齎す!海と大地を貫いて!
妖精も一緒だよ!さあ怨念を殺せ!その名は聖戦士!ダンバイン!

大人の都合に振り回されて!何の罪も無い一般市民が夥しく犠牲と化して!
もう大人には頼らない!未だ怒りに燃える闘志があるなら!
一族独裁を目論む奴らに正義の怒りをぶつけろ!その名は機動戦士!ガンダムー!ガンダム!

怒れ!鋼のサイボーグ!地球の希望救う為!
ファイナルフージョン承認!愛する者はナビゲーターだ!
三つのGは勇者の印!その名は勇者王!ガ!ガ!ガ!ガ!ガーオ!ガーイーガー!

疾風の様に大地を駆けろ!掟破りの熱い奴!
根性でこの世界に文明の光を齎せ!二つのマシーン合体だ!
砂塵の世界!ここは地の果て!流されて!その名は戦闘ロボ!ザブングル!

184 :沙月:2005/05/29(日) 01:47:05 ID:G7kCvUsK
[フルムーン]

ふと、ベランダに出てみると、満月だった―――

『綺麗・・・。』

私は、満月を見ながら考える―――

昔、思い描いた、夢を――――

私はお姫様で、素敵な王子様がいて―――

楽しそうに、いっしょに笑って過ごす。。。

小さいころの、私の夢―――


185 :沙月:2005/05/29(日) 01:48:39 ID:G7kCvUsK
『ぉぃ、おい』


『おい、おきろよ。ったく。。』

私は、肩をゆられて起きる。

〔ん?ここは。。。〕

見渡してみたら、私がいるのは、木陰の下だった

『もう、おまえいつまで寝てんだよ。』

私は、笑って答える―――

『ごめん、ごめん;;』

『おまえのせいで、もう、授業始まっちまうじゃねえか』

私は、驚いて
『えぇ!起こしてくれればよかったのにぃ。』

と答えた。

『だって、おまえの寝顔かわいかったから〔照〕』

『え?』

『〜〜〜〜〜っ、何でもねぇよ。ほら、早くいくぞっ。』

赤くなった頬。照れてるんだ。かわいいww

186 :沙月:2005/05/29(日) 01:49:57 ID:G7kCvUsK
なんて思ってクスクス笑ってたら、彼は

『なんだよ。』

って、恥ずかしそうに言った。

私が、まだ笑っていると、彼は

『ほら、手。』

私は、びっくりして

『え?いいよ。べつに』

と、照れながら、言うと

『駄目。おまえ、走るの遅いだろ』

なんて、いって強引に手を握られてしまった。

彼の手は、おっきくて、ちょっと汗ばんでいた

『ほら、急ぐぞ!』


187 :沙月:2005/05/29(日) 01:50:45 ID:G7kCvUsK
私は、そんな彼を見て

『うん!!』

と答えた。



幸せは、すぐそこに―――――

188 :侵話:2005/05/29(日) 02:30:51 ID:aYcDbpis
『共に生きる』

涼しい風が吹く
夏の終わり
花はまだ綺麗だけど
交換しよう
線香の香りが
どこか懐かしい

「トラウマ。」

女が去って二年
男は今日も拳を振るう
誰も変えられない今

止まない罵声に
二つの声が飛び交う

ねじ曲がる時計の針
神様はきっと忙しくて
こんな小さな命まで
みていられないのだろう

ボロボロになった母は
精一杯の笑顔で今夜も
子守歌を聞かせてくれる
黒い夢をみないように
優しく

薄暗い部屋に
涙があふれた

189 :侵話:2005/05/29(日) 02:31:42 ID:aYcDbpis
「約束。」

もう思春期だというのに
誰も愛せない
その先の景色を
思い描く恐怖
私のノートブックは
今日も白いまま

いつか二人で家を出ようね
幼い頃からの約束
それを守り願う事だけが
今ここで生きる理由

190 :侵話:2005/05/29(日) 02:34:25 ID:aYcDbpis
「。」
もうすぐ母の誕生日
やっと大人になれる
約束を果たせる日も近くなる

ハズダッタ

ハズダッタノニ

割れた酒瓶
破れた服
痣だらけの

白い肌

あぁ
もう全て
消えて消えて消えて消えて消えて
消えて消えて消えて消えて
消え


くしゃくしゃになった
最後のページが潤う
目が覚めたあの日の地獄絵図を
忘れた事は一度も無い
本当に馬鹿な子だ
馬鹿でかわいい
私の妹
閉じた日記をバッグにしまい込んだ

また会いに来るね

191 :◆3tgOiuWr4M :2005/05/29(日) 04:30:40 ID:xNAA8RRU
Danger-4U DRuGoN+Rock'nRoll★2005


【LEADY】
己の唇を歯で斬った
金斬声が明けの空を滑り
心の臓腑がドゥームを刻む
走り出す僕の手にはスパスパ・キラキラ硝子片
幼なく弱かった僕の宝物

街へ繰り出そう
道々の仮面共が歪んだ顔と歪んだ声を
ドゥームに合わせて奏で出す
何も見ずに僕は走り続ける

【321-Go】
スキップと鼻歌
開放された希望と欲望
避けるのは嫌いだ
道の真ん中を歩かせて

玉の汗かいて大声で歌い笑い
はだしのまんまで迷い無く
ぶちまければ仮面たちは
笑うか怯えるかの二者択一
評価はどちらも一緒
「狂ってる」アァ気持ちいい

192 :◆3tgOiuWr4M :2005/05/29(日) 04:31:24 ID:xNAA8RRU
【Solo】
二度目のスウィッチが脳裏で弾け
ぐるぐるぐるぐる星が舞い踊る
僕もぐるぐる ぐるぐる 
切っ先が星明りを照り返して
きっと今の僕はとても綺麗

この魂は僕のもの
生れ落ちた僕のもの
この世をどう生きたって
咎められる謂れは無いはず

【The End】
周りが歩きづらいから自分が小さくなるだとか
大声を出すと周りに迷惑だからやめるだとか
考えれば考える程暗闇に顔を食われた

たとえこのまま砕けても
世界の何分の一かを巻き添えにして
僕を中心に世界をぐるぐる ぐるぐる

やっと僕は
やっと僕は
やっと僕は

今 生きてみせました

193 :額乙丸:2005/06/21(火) 23:27:30 ID:e9FEaI+F
採点してくれる人を呼ぶ為にサンバ歌います!
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
   ∧_∧   ∧_∧
  ( ・∀・) ( ´∀`)
 ⊂    つ⊂    つ
  .人  Y   人  Y
  し'(_)   し'(_)

 「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
   ∧_∧  ∧_∧
  (・∀・ ) (´∀` )
 ⊂、   つ⊂、   つ
    Y 人    Y 人
   (_)'J   (_)'J
  「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
  ∧_∧  ∧_∧
 ( ・∀・ ) ( ´∀` )
 ( つ⊂ ) ( つ⊂ )
  ヽ ( ノ  ヽ ( ノ
 (_)し'  (_)し'

 「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
   ∧_∧   ∧_∧               
  ∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩             
   〉     _ノ 〉     _ノ            
  ノ ノ  ノ  ノ ノ  ノ               
  し´(_)   し´(_)   

194 :名前はいらない:2005/06/22(水) 00:02:39 ID:a/PfzOJk
コテハンは自己顕示欲の象徴デスカ。

195 :Sensu#:2005/07/29(金) 04:11:57 ID:wb3JP2EB

『光景』


夜が深まったら、ゆっくりとカーテンを開けて、
でもレースのカーテンは、そのままで。
レースは、そう軽やかに波打って、
夜の空を、隠してくれないんだ。
山の頂が、遠くに見えるね。いつものように赤く点滅していて、
無常です。明かりも、もう、まばらです。
いったいどこを見渡せばいいのでしょう。
星は遠く。雲は流れず。ただレースがなびくばかり。
鳥たちは、今どうしてますか。

夏の頃には、夏の唄を。そんな落書きを破り捨てて、
ゆっくりと髪をかき上げて、時計の針の音に耳を澄ませる・・
一秒、一秒、また、一秒。
海に行こうか。

松の木々の隙間をぬって行けば、ここはもう海岸。
波打ち際に歩み寄って、腰を屈めて、海水をそっとすくって顔を洗う。
滴をぽたぽた垂らしながら、また松の木の方へ。
ざらざらしたその木にもたれ掛かって、
舐める様に背中をすべらせ、腰を下ろして、
小一時間。もう波の音も聞こえない。
落ちていたマツボックリを手にとって、握り締めて。
そいつを虚ろな目で眺めながら、小一時間。
そんな間も、体内時計は休むことなく、かちり、かちり。。
わたしはだれですか。

196 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :2005/07/29(金) 04:17:34 ID:wb3JP2EB


夜の海に集う若者たち、重低音を響かせた車が、せわしなく。
いつまでこんな人たちと、同じ世界にいなければいけなんですか。
波は寄せては返しているのに。
道路の白線の内側を通って、家路に着いた。

夜の部屋に戻ると、デスクのスタンドライトを点けて、
今日が終わるのを、じっと待とうと思いました。

わたしは眠りを失った。

夜が明けた。レースのカーテンを剥ぎ取って、
それをマントのように身にまとい、また通りに出れば、
もうただの流浪人。車もまだ通らない交差点で、
一人信号が変わるのを待ち。
わたしはだれですか。

街をゆく。だれもいない、街をゆく。
この街は、本当に質素簡潔。振り仰ぐべきものひとつない、
過ぎ行くべくして造られた街。
牛乳パックのビルが立ち並ぶ。
飲みつくされ、開封せられた牛乳パックが、逆さになって立ち並ぶ。
日が強い。朝日か夕日か判断しかねる。
街全体が日の光に包まれはじめれば、立ち並ぶビルは、その光を受け、その内部を明らかにする。
すっからかんの、立方体、そんなことは知っていたけれど。

197 :Sensu ◆uHt1CMXZJM :2005/07/29(金) 04:20:00 ID:wb3JP2EB


何が故に。
そう去り行く枯葉に尋ねるか。
移ろいやすき諸々の、意志のかけらを集めても。
あの瞳の奥の景色には辿り着けない。
ただ湿度だけが増してゆき、霧に包まれてゆく。
半透明なその世界で、情緒不安定という型に流し込まれ、
出来上がったとして、そのビスケットの熱は続かない。
真空パックに密閉されれば、静けさに襲われ、
静けさを渇望すれば、近くでカツカツと音がしてくる。
けんだま使いの少年が、機械的に技を繰り返し、
その動作は意志というより習慣的で、満足を求めず、
最後に玉を沈めるまで、安息を知らない。
不安定でも、定期的な波にただ身をまかせ、
一陣の風を待つように。
とめどなく流れる粒子をそれ以上細分化して、
一体どうしようというのだい。

鳥が今日も歌っているから、時は今日も流れているから
こうしてまだ呼吸していられるから
今日と呼ばれる日があるうちに。

終 

198 :名前はいらない:2005/09/24(土) 02:15:54 ID:WjqjUGH5
保守。

199 :名前はいらない:2005/10/17(月) 22:53:18 ID:xYGzyRhf
マジンガーZとラブひな

どっちが面白い?

200 :額乙丸:2006/01/24(火) 00:23:19 ID:nUUhkJhN
「スーパーロボット大賛歌4」

人類の生存を賭けて立ち向かう二人の少女!叩け宇宙怪獣!合体せよガンバスター1号2号!
キック!コレダー!ビーム!ミサイル!レーザー!武装は豊富!超光速の戦いだ!
必ず地球に帰って来いよ!時間は貴重だコーチも大事だ!二人で狙え!その名はトップをねらえ!

悪党どもに名乗る名は無い!妹想いの拳法使いが今合身!又合身!
狼の印は正義の証!ジェット!ドリル!頼れる仲間と悪を討て!
父の難きは兄を操る!闇ある所光あり!悪ある所正義あり!その名はマシンロボ!クロノスの大逆襲!

情け無用の宇宙の始末屋!4つのウルフがアウトローを震わせる!
粉砕せよ大アトゥーム計画!迎え撃てコズモレンジャーJ9!広がれプラズマ!
アルファ!マキシム!ブライシンクロン!その名は銀河旋風!銀河旋風!!ブライガー!

果てる事無き戦い!正義と悪の超ロボット生命体バトル!
You can fight! サイバトロン戦士!デストロン兵士!
変形!合体!ヘッドオン!その名はトランスフォーマー!トランスフォーム!

201 :名前はいらない:2006/01/24(火) 01:19:19 ID:Al4yt2ko
ouenn

202 :名前はいらない:2006/06/11(日) 04:48:03 ID:6rwkTF4z
みんなすごいなー

203 :名前はいらない:2006/06/11(日) 04:49:33 ID:6rwkTF4z
サ荀篆、ア、、ォ、ハ

204 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

205 :zekken ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:25:21 ID:bLc9n0Om
「ラスカル」1

夢の川原を
どうやら、おれは
落としたハートを探して歩いていたようです
見てください 川の向こう岸では
流れ着いたおれのハートをアライグマが
川の水でせっせと洗ってくれているではありませんか
タバコのヤニで黄ばんでいたはずのおれのハートは
燃える新鮮な紅を取り戻していた
おーい! おれは両手を口に当てて
大声でアライグマに呼びかけます
おーい、アライグマー! おれのハートを洗ってくれてアリガトー!
きゅむ?
おれに気づいたアライグマは
洗い終わったハートを
流れる水面から頭上の陽光のただなかにかかげて見せてくれました
息を吹き返したハートがどっこ、どっこ、と力強く脈を打ち
そのたびに辺りには星が流れるようでした
アライグマがまぶしそうに目を細めています 
ハートのしっぽの先端から
洗い上がりの水滴が
陽光を ピカリ とはね返して落ちました
おれはひざまでまくったジーンズでざぶざぶと浅い川を渡り始めます
アライグマはおれが川の中ほどまで渡ってくるのを待っていましたが
小さな牙の並んだ大口を開けると
両手で挟んだおれのハートにかぶりつきました

あ、やっぱり食べた

そうです。アライグマは食べる前に洗うのでした

206 :2 ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:27:02 ID:bLc9n0Om
きゅむきゅむきゅ、う〜ん、テイスティ
脈を打つたびに鮮血を噴いて跳ねるハートをしっかりと両掌で抑えつつ
アライグマは肉片を噛みちぎって飲み込みます
若い頃のひげの剃り跡も青々しい精悍な加藤茶と志村けんが褌姿で腕組みしておれの背後に立っている 
そういう光景がなぜかしらおれの脳裏をよぎったとき
川は急に増水し、おれを青い水中に押し流し、そこでおれは夢から覚めたのです

目を覚ましたおれは自分の部屋の天井からベッドの上で死んでいる自分を見下ろしていた
胸にはぽかりと穴が開き、シーツは血まみれだった
ああ、ほんとうのことだった
いまやハートはないわ天井に浮かんでいるわでちょっと、うちには帰れそうもない
しかたなくおれは、天井から
ベッドの上で無精ひげを伸ばしたまま死んでいるおれを見下ろしているしかない
その姿は生きているときのおれにそっくりだった
なにも起こらないままに時間が経ち、昼になり、部屋の温度が上がり、おれは気づいた

腐るね、夏だから

うわあああ、だれか見つけてください。死後三ヶ月。腐乱するおれ
さみしさの罰なのか? さみしい、などと口に出して言い、他人を傷つけたおれは
罰を受ける 
のか?
金色の光条が差し、蓮の花弁が舞い降るなか
部屋のすみから沸き起こった雲の上には
如来とふたりの童子が乗っています
お迎えが来てくれたようです

207 :3 ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:28:21 ID:bLc9n0Om
しかし、おれはすこし疑り深くなっていた
おおっぴらに目を背けることを許されるのだとしたら
それはおれにとって救いだが、話がうますぎやしませんか?
雲は死体の上に降りていき、如来はおれの胸の穴に腕をつっこむと
探し物をするようにかきまわし始め、すると
こんなせまい胸の穴からよく出てくるなという感じで
血のすじが絡んだ白い肌のおれが首筋をつかまれて
如来の腕によって引き出されてくる
ゲヒャッ、ヒュゥー
固まりかけた血の塊を吐き出して息を吸ったおれは
わっ、と泣き出して如来の胸にすがりつこうとし、
如来がそのおれに平手打ちをくらわす
おれは倒れて雲の端まで転がり、そこで泣きつづけた
如来は苦りきった顔で、このばか、と呟き
ふたりの童子がおれの冷えきった身体に毛布を掛け、
その上から肌をこすって暖めてくれた
雲は上昇し始め、
ちょっと!
黙って天井から事の顛末を眺めていたおれはついにたまらず言った
ちょっと、あのですね、おれ、さっきからずっと待ってるんですけど
おれは救ってくれないのですか?

お れ の 番 は ま だ で す か ?

如来 "Fuck off! You, Go to HELL"
童子による同時通訳「知るか、ボケ、シネ」
おれ「はあ? なに、その言い方。なにさまのつもり?」(答え→ほとけさま)
如来とふたりの童子と泣いているおれを乗せた雲はいちどきに加速し、部屋の壁をぶち破って西の空へ消えていった

天井に浮かんだまま取り残されたおれは、抜け殻となったおれを見下ろした

208 :4 ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:29:06 ID:bLc9n0Om
おれは一生このままなのだろうか?
艦砲射撃によって扉を破壊し、火炎放射器を背負った海兵隊員が部屋に上陸してきた 
背中のタンクにはGo to OKINAWAと書いてあった
上陸に成功した海兵隊員がすぐさま無線で連絡をとると
地獄の師団本部からレーダー女が送られてきた
黒革のトレンチコートを着た女の頭部はくさったメロンで
両目の穴からはどろどろに崩れた実と種が流れていた
女はすぐにおれをみつけるだろう
天井に浮かんでいるおれは引きずりおろされて連れて行かれるのだ
海兵隊員がおれの抜け殻をナパームで焼いている

おれがすまなかったと繰り返すたびにあのひとは傷つくだけなのだ
けっきょくおれは変わらなかった
おれはこのまま連れて行かれる方がよい

くそっ。いつもいつも、いつもどおりの捕まり方をするのか?
おれはバタついて足掻くが
空中ではなにも手がかりがなく
おれの身体はぐるぐると回転するばかりだった
空中であまりにも速く回転したためにおれは気持ちがわるくなり
その後のことはなにも覚えていない

知るか、というのが正直な気持ちだった

209 :おわり ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:40:07 ID:bLc9n0Om

部屋の火災報知器は鳴り続けていて
おれは眠ることができず、そのことを理由にして
おれは大切な人を失った気分になり、
安心している

誰か

210 :ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/23(日) 09:57:21 ID:bLc9n0Om
誰か?
おれしかいねえだろ
くそだ

211 :うたた寝死人 ◆utatasFSi. :2006/08/31(木) 02:12:25 ID:CNIVJzQv
そうですね、アライグマは食べる前に洗うんですね。


オモロカッタス

212 :名前はいらない:2006/11/20(月) 20:22:50 ID:t/ZLzBvM
あげ

213 :やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/01/06(土) 21:57:12 ID:5pARCpmR
このスレの主旨は他と類似してないし、なかなかいいと思う。あげ

214 :やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/01/23(火) 13:04:02 ID:bfJdOA1B
書いてる元気ないがあげとく

215 :とりあたま:2007/01/24(水) 00:56:14 ID:iorfqE7l
「ニート!ニート!ニート!」
朝8時 起床
世界の始まり。何かしら輝かしいものが生まる日の、まさに輝かしき始まりである。

朝9時 試運転
布団の中で。
ブーン・・・ブーン・・・

朝10時 朝食
カロリー摂取。輝かしさのための材料は私の中に取り込まれ、一つの方向性を保ちながら留まっている。

昼12時 活動開始
顔を洗う。顔の醜さなんて、誰が決めるものか!
ウォーク・アンド・トーク。なにものかとともに。

午後1時 いざ、いざ!
ブックオフへ。愛についての物語を知り、言葉がいかに伝わりづらいかということを知る。
300円消費。空が青いので、空青し!と指差し確認。

午後2時 帰宅
パソコン起動。げに美しきは・・・などと、思想家たちとの歓談。
実り多く、失うものはない。少なくとも、ないように見えた。


216 :とりあたま:2007/01/24(水) 00:57:12 ID:iorfqE7l

午後3時 思考停止
「私、幸せよ、こんなふうに・・・ん・・・?」
思考が停止する。
のちにこの思考停止の重大さに気付くが、この時はまだ、わからない。

夕方5時 反転
空が赤色を帯びているのに気付いた私は、頭の奥にパイプオルガンの音を聞く。
ここで初めて、どうやら終わるらしいという噂がもたらされる。

夜7時 夕食
終わりのための演習。
終わりますか?終わりませんか?と問いかけるが返事なし。
組立たなかったプラモデルの山で、ちょろまわるこけ鼠を殺す。
とにかく、味がしない!
ここまで書いた文章が全て恥ずかしいものだったのだとわかってしまう。
===ここまで妄想====

夜10時 終わりの最中
生まれるはずだった輝かしさ(ガラス状の)がフローリングに落ちて割れます。あ、ドアが閉じました。
取り返しがつかないことを、実感を持って知る。
床にある陰毛に気付き、背筋が凍る。
いやになる。明日がくるのが。だってもうやだよ俺。

夜11時 終わりの終わり
何もない。眠気が私を襲った。ドアの開く気配がないよ。
宇宙もこれほどではと思われるほどの暗闇の中、ふと見つけた光は机の上の電気スタンドであった。
殴ったら割れて消えた。
あ、暗いっすか?ざまあみろ!おまえがそんなことするからだ!
死んでいくとちゅう。お、お前は、私に、なな、何をくれる・・・?お、おまままま
おまんこ。


217 :とりあたま:2007/01/24(水) 00:58:35 ID:iorfqE7l
夜11時半 静寂
一発抜いたらなおったぜ。
と思ったら余計ひどくなった。
そしてふたたび思考停止。
バイブバイブバイブバイブ・・・うーん
テレビの見過ぎ!
酸素の浪費!
ままままま
ママのまばたき。
またたき。
===この先、万華空間へ入る====
たたび思考停止。
まさか・・・いか
しかし・・・れて
いや・・・・なんて
がばがば・・いませんが。
のろま。  でも
ろ     つらくもありません。
ま     らくもありません。苦楽もりま」せん。
・。    いひひ。
・。    わーっ、あなたは、まさか僕が世界の酸素を無駄に消費しているというのですか?

にやりと笑う。

夜11時50分 発狂
ものをこわす。隣人の気配におびえる!イエー!
笑いが止まらない!フヒヒすいません!死ね!誰が?
終わったって何が終わったんだろう。
とにかく、ばらの花。「おまえ、ホモだな!」
頭を割ってどこかへ去る。きっとハンプティダンプティにかまを掘られたんだ。
くちびるを切る。

218 :とりあたま:2007/01/24(水) 00:59:22 ID:iorfqE7l

夜12時 はじまり
電気スタンドに虫がとまっているのを見た。
こんなやつ、潰してしまえと思ったが、そいつは逃げ回って結局見えなくなった。
今日も一日、何もしなかったね。
明日は何かをできるといいね。何かって何?
ブーンブーン。
あー・・・だりい。
寝よう。
明日のテレビの占いを待とう。

===ここまで自作自演====

219 :とりあたま:2007/01/24(水) 01:18:47 ID:iorfqE7l
↑で終わりです。失礼しました。

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