5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【物語】物語的な詩

1 :放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/10/21 11:42 ID:bdeqXNe3
バンプオブチキンみたいな詩の中で物語が展開され完結されるような
詩をかいてみませんか?

2 :放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/10/21 11:51 ID:bdeqXNe3
「小さな正義」

連なった無気力な殺し屋の一段の後ろをお前はいつも一人で歩いてた
黒光りした悪魔の銃を背中に背負って 似合いもしないミドリの帽子
をかぶって どれだけ歩いても何もみえやしない 
笑う月が 空から 殺し屋の一団の最後をあざけ笑うかのように
見下ろす 
もうどれだけ歩いたのか 誰一人として口を聞かずに
揺れ動く 大きな背中だけが 生きている証
突然 前から 銃声が ばたりばたりと倒れてく 
血だらけの地面に 小さな手が いくつも
逃げ出した 小さき正義は いつの間にか 
倒れて 朝を迎えた 笑う月は 白骨化し
透けて 青空が見えていた

3 :名前はいらない:02/10/21 14:20 ID:1q8fwLbB
sage

4 :名前はいらない:02/10/21 14:27 ID:1q8fwLbB
駄スレ立てまくってんじゃねーよ。

5 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

6 :名前はいらない:02/10/23 00:51 ID:BKsS7aWx
お前ら、いかいかが立てたってだけで糞スレって決め付けて荒らしてんじゃねーよ、ボケが。

7 :e:02/11/09 11:34 ID:pxn0dcY2
,l

8 :e:02/11/10 20:18 ID:6Etwco1B
oiuiueeeeeeeeeeeeee

9 :名前はいらない:02/11/11 08:04 ID:QALuCiH9
>>1>>7-8
恥ずかしい奴だなコイツ

10 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/11/20 19:30 ID:1w4ikKVo
鍵がない。
財布も  ぼうしも
一体全体どういうわけだ
表にでてみたが、何時もと変わらず
然し朝なのにどうも夕方らしい
してみると出かけなくてもすむわけだ。
しかし用事があった。
それがなにかは知っている
しかし知らないふり通せんものか
あいつが帰るまで。
向こうはもうこっちの体は見えないだろう
もうさよならだ
思い出すよ 人間がする最後の(用事)を


11 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/11/20 21:14 ID:J2vY5ZES
第2部 
月は明るい 何人が知っているというのか
昨日見た月はたしかにあかるかった
だがこれはどうしたことか
今日の月は明るくないのだ
昨夜夢を見た 建物の中の入り組んだ回廊
そこにも月はあったよ
部屋の中 電灯なんかぢゃない本物の月
だがその月は真っ暗だ
しかし発する光は目も眩まんばかりだ
やがて夜も明けるだろう
月は輝くのをやめ 本体は明るさをとりもどすのだ

12 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/11/20 22:00 ID:J2vY5ZES
第3部
電車に乗り遅れるのが嫌いだ
でも時刻表は持ってない 時計も無い
だから駅の手前ではどきどきする
飛び乗る用意は万全だ
鞄を肩に掛け直し駅の階段を3段飛び
果たして間に合うのか まだ行くな!

13 :黒いはね(1/3):02/11/20 22:02 ID:OO9wcvz3
ある日
闇のように黒いはねをもつ天使が生まれた
これまで神様のおつくりになった天使に
黒いはねをたずさえたものなど
ひとりとしていなかったから
天界は大騒ぎになった
目にも眩しい白いはねをうちふるわせて
天使たちは相談した
この黒い天使をどうするか

これは何かのまちがいだ
黒いはねは歪んだ醜いこころをもつあかし
天界が汚されぬうちに
地上に追放してしまえ
黒いはねをもつ天使は
何もわからぬまま地上に墜された
黒いはねをたずさえて生まれたというだけで

天使は途方にくれ
ただ地上をとぼとぼ
歩いてまわるしかなかった
黒いはねは本来の役目を失い
空を飛ぶこともできなかったからだ

14 :黒いはね(2/3):02/11/20 22:05 ID:OO9wcvz3
そのころ地上では
人が
信じるものの違いから起こした小さな争いを
世界を巻き込む
いつ終わるとも知れない戦いへと広げていた
一粒の戦火はまたたくまに拡がり
多くの人々をその炎の渦に飲み込んでいた

天使は
焼き払われた街の片隅で
黒く煤けながらも
未だ苦しい吐息をもらす少年と出会った
天使はどうすることもできず
ただ自分の黒いはねで
その顔を拭ってやることしかできなかった
少年は歓喜の表情をうかべて
息をひきとった

不思議なことが起きた
少年の顔を拭ってやったはねの一部が
暗闇に投げ上げた真珠のように
白く輝いていたのだ
天使は希望を見たような気がした
そして
天使は戦場を歩きまわり人の最期を
次々と看取っていった
そのたびに天使の黒いはねは
白さを増し
ついには純白のはねへと生まれかわった

15 :黒いはね(3/3):02/11/20 22:07 ID:OO9wcvz3
天使は泣きながら空を舞い
やがて地上に降り立つと
両のはねをしっかりと握りしめ
力の限り引き抜いた
はねは切り口から夜光虫のような淡い光を放ち
やがて幾つもの光の粒子となって
天へと還っていった

それを見届けると
天使だった者は
地上に墜された時と同じように
歩きだした
少しだけ力強い足取りで


16 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/11/20 22:44 ID:J2vY5ZES
第4部
駅に降りると雨だった
荷物は持たない 当然傘もない
雨をかわしながら軒から軒へ 庇から庇へ
だんだん店も家も減って行く 遂に万策尽きたか
向こうに公園が見える
水溜まりなんか気にしない 道路を横切り木立に駆け込む
公園の中はくねった道だ
無駄は嫌いだ 最短距離だ
そのまま真っすぐつき進む
くねった道を抜ける頃果たして雨はあがっているのだろうか

17 :GEORGIA:02/11/20 22:47 ID:H2Ghxx+h
>黒いはね氏
いい世界観ですね。

18 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/11/21 00:09 ID:EZ3waEk+
第5部
車がやって来る 赤い車だ
すぐ近くだと思ったのに はて、大変遠くだ
どうやら乗り込んでるのは私の知っている人らしい
顔は見えるがそれがだれかは分からない
やがて車が近づいて来る
すれ違い際かるく一瞥をくれた後又、遠ざかって行く
私は聞きたい事が幾つもあったことを今思いだした
だが彼はもう私を尋ねて来ない気がしてならないのだ

19 :the raven:02/11/25 10:50 ID:IhVtJa5O
鴉    
               byポオ

嘗て物寂しい真夜中、
忘れ去られた伝承をしるした
興味深いいくつもの本の上に一人語らい、
頷き、まどろんでいる時、
突然の物打つ響き、
部屋の扉を打つ響き、どこぞの紳士の訪い。
「客人か──扉を叩いている、此処を訪い;」
私は呟いた、「他何も無い。」

おお、はっきりと思い出される、
それは希望の無い十二月、
飛び散った灰が描く、おぞましい幽霊、
私は頻りに明日を待った、
悲しみに満ちた書物を漁った、
無為に引き出した悲しみ、失われたレノアへ、
類まれな淑女であったレノアと言う天使の名前、
永遠に、此処には刻まれない。

20 :the raven:02/11/25 10:51 ID:IhVtJa5O
そして薄絹のカーテンの擦れた
悲しく、不明瞭な囁きが、
嘗て無い不意の恐怖を溢れさせ、私を捕らえ;
私は立たずにはいられなかった、
逸る鼓動、「客人が来たのだ、
扉の向こうで、入室を待ち構えているに違いない、
真夜中の客人が、扉の向こうにいるに違いない、
その音だ、それ以外に無い。」

やがて精神が安定すれば、
躊躇いは無く、私は言った、
「そちらは──いや誰であれ、私は許しを請いたい;
実を言うと、私は眠っていた、
あなたが来て、起こされたのだ、
そんな上品な、かすかな音では部屋に響くまい、
しかし私には確かに聞こえたよ」 私は扉を開い た。
そこには闇、他何も無い。

深い闇を凝視し、怪しみ、
長くその場に立ち、恐怖し、、
疑い、夢を見、それはいつ終わるとも思えない、
だが沈黙は破られなかった、
静寂に印はなかった、、
答えたのは唯一つの囁き──闇が答えたのではない、
レノア?これは私だ、エコーが言葉を返 す、
「レノア、」他何も無い。

21 :the raven:02/11/25 10:51 ID:IhVtJa5O
私は部屋に戻っていた。
だが正気に返った今もまだ
あの音が、さらにはっきりと聞こえるではない か、
私は言った、「確かにあれは
窓の格子を鳴らす音だ、
ならば教えてくれ、この音の意味を知りたい。
ひと時の強さをくれ、この謎を解き明かしたい。
風だろう、それ以外に無い。」

あまたのうろたえが支配する中、
此処に私は雨戸を押し上げた。
それは神聖なる太古の鴉の堂々たる入来。
少しの礼節をもわきまえず、
うるさく羽ばたくのもやめない鴉。
だが遂には、部屋内のアテネの胸像の上に揺らい、
腰を下ろした、まるで貴族か淑女の様な風体。
腰を、下ろした、他何も無い。

その時、この漆黒の鳥に私は
悲しみを覆われ、微笑んでいた。
恭しい、かつ厳粛な、礼式の表情をまとい、
「汝がとさかは禿落ちている、
しかしなお、汝は臆面も見せぬ、
死の如く冷徹ないにしえの鴉、黄泉よりこの部屋へ、
かの冥府より来る者、その深遠なる名を明かしたまえ。」
鴉は曰く 「もう無い。」



22 :the raven:02/11/25 10:52 ID:IhVtJa5O
私は無様にも驚嘆した。
鳥から明確な答えを聞いた、
その答えと言えば、意味も乏しく、殆ど場違い。
誰もが信じえないだろう、
人として生きながらにしてもう
彼女の肩に座す鳥を見る祝福を受けようとは思うまい。
部屋にはアテネとその鳥、いや獣かもしれない、
その名はそう 「もう無い。」

しかし鴉は、もう何も語らず、
静かな像の上に止まっている。
あの言葉だ、恐らくあの言葉こそ彼を成していた霊。
そしてもう羽ばたきは無かった;
その言葉に続きは無かった;
私が低く呟く程に、 「他の友はもう居ない、
希望も、そう明日になれば、彼もやはり己が家に帰 る。」
その時、鳥は言った「もう無い。」

返答に値する言葉が
沈黙を破った事に驚いた。
「まさしく、その言葉が唯一の持ち物に他無い、
どこかの不幸な主から得た物、
無慈悲な災いが次から次へと
後を絶たなかった人、そして彼の歌は形を変え----
とうとう彼の希望の挽歌は、物憂いひとつの言葉へ。
つまり、「もう、---もう無い。」

23 :the raven:02/11/25 10:53 ID:IhVtJa5O
しかし、猶もこの鴉に私は
悲しみを覆われ、微笑んでいた。
私は、鳥と像のちょうど前にクッションの椅子を置き換える;
そして身を沈めたビロードの上、
空想と空想をつなげ
身を向け、考える、このいにしえの不吉な鳥は一体----
このいにしえの醜い、恐ろしい、不吉な鳥は一体
何を意図したのか、「もう無い、」と。

私はそんな推量に耽るまま、
しかし一音節も発せないでいた。
今やこの鳥の眼は、胸の奥焼きついて離れない;
他にも様々に思い至らせた。
ビロードの線をランプに照らされた
背もたれの頭部のクッションに頭を寄せ、だがこの中へ
ランプの光を受けた、紫色のビロードの線の中へ、
彼女がもたれる事、おお、もう無い!

そして、次第に濃くなりゆく空気、
柔らかな絨毯に足音ちりちり
鳴らす天使が揺すった、眼に見えぬ吊り香炉の匂い。
「哀れな男よ、」 私は叫んだ、
「我はこの天使らを遣わしたのだ、
そしてレノアの記憶から逃れる為の優しき薬を汝に与えた!
飲め、我は汝に失われたレノアを忘れさせる薬を与えた!」
鴉は曰く、「もう無い。」

24 :the raven:02/11/25 10:53 ID:IhVtJa5O
「預言者め! 気味が悪いわ!
サタンが遣わした悪魔か或いは、
嵐が此処へ呼んだ鳥か、兎も角も預言者に他無い!
呪われたこの不毛の地で----
恐怖に憑かれたこの家で----
独り、だがなお気高い、教えてくれ、私は知りたい;
ギレアドに薬はあるか?---教えよ、教えてくれ、私は知りたい!」
鴉は曰く、「もう無い。」

「預言者め! 気味が悪いわ!
御国より降りたる鳥、或いは
悪魔、兎も角預言者よ!我らの崇める神に誓い----
真実を、悲観に暮れたこの魂が、
もしエデンの園に辿り着けたならば、
レノアと言う天使の名の、聖なる乙女に会えるのかえ?
レノアと言う、類まれで無邪気な乙女に会えるのかえ?
鴉は曰く、「もう無い。」

「それを我らの別れの言葉に、
友よ!」 私は立ち上がり
声高に叫ぶ---「嵐に乗って冥府へ帰りたまえ!
これは全て嘘、汝が言葉もだ、
だからその証拠となる羽は残すな!
私の孤独をそのままに、像から影を消したまえ!
この心臓から爪を抜き、遥か冥府へと帰りたまえ!」
鴉は曰く、「もう無い。」

25 :the raven:02/11/25 10:54 ID:oxT3jMfq
故に鴉はこの部屋にいる。
座っている、まだ座っている。
青ざめたアテネの像から飛び立とうともしない;
そして彼の眼は、悪魔達が夢見る
全ての光景を持っている。
ランプの光は彼の影を広げ、床に横たえる;
床に浮かぶあの影が、私の魂から消える事は無い。
そう---「もう無い!」



原文
http://www.heise.de/ix/raven/Literature/Lore/TheRaven.html

26 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 10:05 ID:8XIt2U3V


ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。


27 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/04 16:00 ID:8YWVOrPm
▼特別章>>[26]▼
阿呆がきた とびきりの阿呆
ぼんくらか?
ドピュッシーときたか
サティも知らんどあほうが
己の所存をぶちまける
恐らく脳内曲ヲタの
自分の無脳を晒けだし
ホームページまで造るとは
末代までの恥晒し
たずねてくる物しらべれば
ダニか毛虫かさなだ虫
脳内ヲタの(26)
未来に幸のあらんこと。

28 :岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/10 16:47 ID:AQgn4icS



お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。


29 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/10 19:09 ID:yPNOzmKU
特別章2
>>28
阿呆か?火星で花でも摘んどけや。( わ・ら
阿呆か?火星で花でも摘んどけや。( わ・ら
阿呆か?火星で花でも摘んどけや。( わ・ら
阿呆か?火星で花でも摘んどけや。( わ・ら
阿呆か?火星で花でも摘んどけや。( わ・ら

30 :1/2:02/12/13 03:42 ID:VuIdRFbf
男前の痴漢。
下校途中。JRの網干方面行き快速。
よくいる顔のよろしくない女子高生。
ミッション系の女子高に通っておりました。
化粧はしておりません。というのも先生に落とされたのです。
私はアメコミ風お洒落漫画を読んでおりました。
しかも、全く面白くない。というのもよく見ると「参」と表記されている。
サイケデリックな表紙にまた騙されました。
こういうことがよくあります。
義務的にページをめくりながら私はうつらうつらしておりました。

そして、隣に男前が座りました。私の席は二人掛けのシートです。
ファッションは当時よくいたスカ系の帽子からなる野郎です。
あら。わりと。と足りない頭で考えておりましたら
野郎の手が私の腰の辺りで不穏な動きをしておりました。
発情期だったので多少興奮しましたが
こんな不細工を痴漢するわけがないと思い
飽きたので妄想と漫画はやめて
私は本格的に眠りに入りました。

31 :2/2:02/12/13 03:43 ID:VuIdRFbf
しかし野郎の手つきも本格的に怪しくなり
混乱した私は席を立ちドアのあたりまで
逃げました。すると大変です。野郎も追ってきやる。
私は混乱した頭で後二駅をどのようにやり過ごすか思案しておりました。
隣に立った野郎がまた私の脚をさするので
腹の立った私は野郎の手首をつかんで怒ろうとしましたが
野郎は物凄い力で抵抗したので手を離すことができず
私は後一駅をどのようにやり過ごすか、
と。向かいのガラスに映る自分と男前の姿を眺めておりました。

するとガラスに映る男前は
三千円。ちらつかせております。
三千円です。それは一体何の対価なのでしょうか。
あまりに混乱した私はただ見える景色を眺めておりました。

田舎の繁華街、日暮れの。いかがわしさは都会よりも素敵です。
難なく電車を降り家路に向かう途中
私はとりあえず怒ってはみたのですが
男前と三千円、と、自分が。あまりに笑えるので
帰りに小さな辞典をぎりました。
なるほどサイケデリックとは、
幻覚的な、極彩色のと。いう意味なのですね。


32 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/13 12:26 ID:rzWiAaDZ
>>31
「いかがわしさは都会よりも素敵です。
」。
絶妙な言い回しやね。
「黒塗りの素敵な馬車だ。艶消しだ」
↑賢ちゃんの詩思いだしたわ(W

33 : :02/12/13 12:30 ID:BMJYVx2H
http://hentai.s1.x-beat.com/sample1.wmv
http://hentai.s1.x-beat.com/sample2.wmv
http://hentai.s1.x-beat.com/

34 :31:02/12/13 14:46 ID:73QPqLR0
>32
賢ちゃんて、宮沢賢治ですか?そうだったら好きだし、嬉しいです。
違う人だったら勝手に嬉しがって済みませんでした。

35 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/13 17:55 ID:rzWiAaDZ
>>34
いや、あってるよ「宮沢賢二」の事。
しっかし網干行きって・・家、上郡かいな
でも千種川のあたりの夜空は
「それはもう市場の様なさかんな取引です」ってな星空やね。

36 :名前はいらない:02/12/14 07:18 ID:NBbsNq1A
>35
あー上郡ではないですなんつーか中途半端な田舎で。
でも文字から想像する空きっときれいですね。
自分は地理も弱いし関西弁もなぜか覚束ないので
宮沢さんと同じ誕生日であることを自慢して去ります。多いみたいですが。
構って貰ったのでテンションあがりました。さよなら。また。

37 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/14 23:18 ID:SYuRJVw4
第2部 西へ 1
はて、どう過ごそうか?
年末の休日出勤の埋め合わせ休みをくれるのはうれしいが何時もいきなり決めやがる
3連休って言ったって・・何んにもやる事ありゃしない
そうだまた行ってみるか?
道程はあるが悪い気はしない
金は・・とりあえず足りる
ガソリンは満タン 煙草もOK
少しの着替えを詰め込んで車に乗り込む
県境の川を渡るころ
カセットテープを手探りで・・


38 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/14 23:20 ID:SYuRJVw4

いつもの事ではあるけれど 渋滞にぶちあたる
まだ神戸市内に入ったばかり
しかも普段混んでいない様な所まで流れが悪いのだ
見切りを付けて高速道路にお別れだ
だが下もおんなじだ 高速の下をゆるやかな行進
「1月16日」の新長田はいやなくらいにゆるやかな行進だ
(華氏57℃のこの部屋は僕には暑すぎる)
車のスピーカーはこういってるけど
たしかに何時もの1月程は寒くはない
明日は寒くなるんだろうか?
 


39 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/14 23:53 ID:SYuRJVw4

海沿いの道が好きだ
淡路島が見えるこの場所で
窓は何時も全開だ
しかしやはり寒い
あわてて閉めて缶コーヒーに手を伸ばせば
時計はもうすぐ4時になる
大きな川をいくつもこえて夕暮を迎える頃
不思議な彩りが道を賑わす
うかいや ポプラ デオ
知らない店 知らない何か
胸がドキドキ締め付けられる瞬間
私は走っている 私は道の上にいる
この道は僕の家へとつながっている


40 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 00:23 ID:f9L3cWSS

夜が好きだ
でも朝は嫌いだ
一日の始まり・・学校に、会社に行かなきゃ
朝礼で見た月は白かった
もしあの月を黄色く色をつけたなら
空を紫に染めたなら
もう家に帰れるのに
・・こんな事を考えた遠い昔
間もなく(一日の始まり)を迎えようとしている私の上から
だいだいから紫色にかわる空が
まるでシーツを被せる如く
一つの町ごと覆いかぶさろうと静に機会をうかがっている
大きな川の 大きなボーリング場が見える頃には
大きな月はのぼってるんだろうか・・

41 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 00:45 ID:f9L3cWSS

曲がった道もいよいよ真っすぐに変わりだし
スピードも視線も固定され
まるでマグロかニシンの群れの様にひたすら目的地に突き進む
しかし・・お腹がへった 何食べよう?
もうすぐ何時もの立ち寄る店が見えてくる
年に4回の道程ながら立ち寄る店は決まっている
果てしなく長いバイパスの途中にある店
夜更けに見えるその場所は
クリスマスか何かの装飾がつけられて
それ程明るくないこの辺りでは
妙にきどってみえるのです
間もなく2度目の県境
ちょと遅い昼食

42 :@たもい@きな粉より砂糖醤油:02/12/15 00:50 ID:BFrtCjSF
8帖間、四方の窓を閉めてまわる。
フローリングの床に、重すぎるCDデッキを乱暴に置き
16℃設定のクーラーのスイッチを入れる。

クーラーの噴出し口の真下に、愛犬チコの存在を確認し
私はTシャツの袖を限界にまくり、台所へ向かう。

入れすぎたアイスコーヒーを、こぼれるがままに運び床に置く。
ティッシュケースとクッションを抱えて、デッキの前に座る。

CDをセットし、うつぶせになった私の脚の間にチコが寝る。
すでに効き過ぎているクーラーの設定もしなおさず
チコの温かさが気持ちいい。

まったく好みじゃない曲が、予想外のボリュームで流れる。
慌てて下げようとしたけど、すぐにやめる。
堅い床を潜った騒音は、私の腰骨から伝わって、鎖骨へと抜ける。
これも悪くはない。

43 :Aたもい@きな粉より砂糖醤油:02/12/15 00:51 ID:BFrtCjSF
デッキのスピーカーにたまった誇りを気にしてるうちに
アイスコーヒーの表面には溶けた氷が、透明にいる。
私はグラスに口をつけ、その透明だけをすする。

腰骨が痛い。
私は姿勢を変えようとする。
チコは迷惑そうな顔で起き上がり
ベロリと仰向けになった私の脚の間に、再び寝る。

歌詞カードを持つ両腕が疲れてきた。
私はソレを胸元に置き、目を閉じた。

44 :Bたもい@人参ジュースにフルーツとか入れないで。:02/12/15 00:53 ID:BFrtCjSF
ガラリと扉が開く。
汗だくのあなたが避難してきた。

何聞いてるの?
あなたの知らない曲。
誰に借りたの?
あなたの知らない人。
こんな曲、聴くんだったっけ?
・・・まぁね。

騒音と、骨の響きと、チコの体温を何となく感じながら
私はウトウトとしていた。

あなたは、しばらく退屈そぉに私を見てる。
起きて話をし始めはしないかと、期待して。

あきらめたあなたは、私の身体と垂直になるよぉに寝転び。
私のお腹を枕にした。

45 :たもい@納豆料理なら数十種類。:02/12/15 00:59 ID:BFrtCjSF
どぉも、頭のおさまりが悪いらしく
少し下にずらしたり、上にずらしたりを繰り返す。
あなたは、犯人をみつけたよぉに言う。

これ何よ。
・・・何が?
これ、これよ。
・・・ああ・・・・腰骨。

あなたは納得したらしく、頭の位置をソレより下ではなく
ソレより上と決めて静かになった。

腕を伸ばすと、冷たいものに触った。
グラスの周りから床に広がった結露。

ああ、アイスコーヒー入れたんだった。

46 :たもい@鶏軟骨ぶらぼー。:02/12/15 01:00 ID:BFrtCjSF
↑Cで完。
がは。長いの初めて書いてみた。ちょとはずかし。(逃

47 :ドン猫 ◆YdTp8oxx7. :02/12/15 01:06 ID:KmAQD2zn
猫。

48 :たも芋:02/12/15 01:08 ID:BFrtCjSF

意味わからんわ!

49 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 01:10 ID:f9L3cWSS

近付いてくる 目的地
もうすぐだ ベットが待っている
ミスドまだ開いてるかなぁ?
ホテルの湯豆腐も食べたい 熱燗も・・
最後の大きな川をわたれば見えて来る
窓を少し開ければ潮の香り
海が見える
着いたよ
でもまた見れるかな?
いろんな店も
だいだいの空も
潮の香りも


この道は僕の家につながっている

50 :名無しー :02/12/15 01:12 ID:ErJ30ffV
ドン猫は魚類を狙っているんだろう。

51 :たも芋:02/12/15 01:14 ID:BFrtCjSF
そなの?
あらま・・・。

それより魚類さん、ごめんね。
まだ続きだったんね。(ぺこり

52 :ドン猫 ◆YdTp8oxx7. :02/12/15 01:16 ID:KmAQD2zn
寝子。

53 :名無しー :02/12/15 01:18 ID:ErJ30ffV
あっ!!
ホントだ、ごめん。

54 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 01:26 ID:f9L3cWSS
>>51
>>53
別にかまへんよ(W
ハートカクテル風やね。
こぼしたコーヒー心配やわ(W
私は文才亡いから「切り捨て口調」になってしまいます。


55 :たもい:02/12/15 01:28 ID:BFrtCjSF
魚類さん、ごめんね。
私は箇条書き。w
長い文て難しいね。

56 :名無しー :02/12/15 01:29 ID:ErJ30ffV
いい人だ。
魚は好きなの?


57 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 01:34 ID:f9L3cWSS
たもいサン
このスレは>>1が逃げた様なので(みてたらゴメンね)
どんどん思いついたら書いてください
私もそうしてます(W

58 :ドン猫 ◆YdTp8oxx7. :02/12/15 01:36 ID:xxCayBsL
お前らうっさい!
安眠妨害!

59 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 01:37 ID:f9L3cWSS
>>56
別の板でそう呼ばれたんでそのまま使用してます。(W

60 :名無しー :02/12/15 01:39 ID:ErJ30ffV
ドン猫寝るなー
寝たら詩ぬぞー。

61 :たもい:02/12/15 01:40 ID:BFrtCjSF
>>57
そっか、では留守の家ですね。
感謝して使いませう。w
たまに、物凄く長い詩?になる時があるんで
ここがいいかもです。はい。            ごちです>>1さん

>>58
安眠て言う言葉すら似合わないよ。(* ̄m ̄) ププッ

62 :名無しー :02/12/15 01:41 ID:ErJ30ffV
>59 なるほど

さかなくん・・・じゃ無いよね?

63 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 01:50 ID:f9L3cWSS
>>62
だったら楽しいですね。
なるならなるべく食べられないさかなに(W

64 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 23:00 ID:f9L3cWSS
今回は詩というよりドキュメンタリーの要素が強そうですが勘弁を。
今日は復路です
そして東へ 長い一日。1
8時・・40・・43分?
滞在先のホテルで目を覚まし
枕元の聖書の下にある時計で時間を確認・・した
昨日は何時に寝たっけ・・
寝呆けた頭でテレビのスイッチを習慣的にひねる
映像が出る ニュースか
港らしき場所 岸壁にヒビが入っている様だ
神戸?津波・・か?!あ・・いや道路が倒壊?
地震か!でも・・何時揺れた?
ちょっと待て!帰られないんじゃ?道路は?・・あわてて身仕度を整えチェックアウトに向かう
(あの〜昨日・・あ、いや、今朝?・・揺れました・・か?)
恐る々聞いてみると神戸程では無いがかなり揺れたと・・
かなりの揺れでも気づかず寝ていた自分を可笑しく思いながら
車に乗り込み東へ向かった


65 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 23:03 ID:f9L3cWSS

結局とんぼ帰りの旅になってしまった
まだ10時だと言うのに何処にも寄れず帰るなんて初めてだ
高速道路のパーキングエリア
自衛隊らしいジープが数台停まっている
中の喫煙所では自衛官等数十名が
他の客に混じって状況を流している設置テレビを見入っている
そのまま高速を走るが果たせるかな遂に通行止め
姫路西。まあ急いでかえっても・・まだ2時か
映画でも見るか?
一体全体どういう映画だったのか今ではは全然思いだせません
この10年間映画なんて
全くもってこの時だけなのに
御幸通りは昼間なのに学生が多い
地震の影響で臨時休校か
車が明石に入る時いよいよ様子が変わってくる
立ち寄る店の先々で
ほとんど食べるものが少ないのだ
全く飲み物がたりないのだ
やがて歩道はめくれだす
家の壁ははがれだす
そして月は上りだす


66 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/15 23:05 ID:f9L3cWSS

海沿いの道を走る
しかしこれでは蟻の行進だ
山の向こうにある「あの街」は空が馬鹿に暗いのだ
やがて信号が消える
歩道の灯りが消える
道路はやけにガタガタだ
知人の家に立ち寄る
高層住宅に住んでいる
エレベーターが動かないので階段を駈け上がる
誰もいない がらんどうだ
しかもどの部屋の扉も全部開け放たれている
逢うのを諦め車に戻る
ガスの匂いがあたり一面漂っている
エンジンを駆るのがひどく不安だ
引火しないかな?
街中はひどく静だ
信号も消えた街
向こうの方にあるビルが道側に10度ぐらい傾いている
通ってる最中に倒れてこないかな?
昔の漫画みたいだ
恐竜の骨が崩れていく中を車が走り抜ける
無事通過だ!
だが何処まで走ってみても誰もいない
みんな何処にいったんだろう
でもあと一頑張りだ
もうすぐ家に着く
早く家にかえらなきゃ

この道は僕の家につながっているんだから


67 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 00:40 ID:G8GjbmyH

みんな居た 急に居たのだ
また蟻の行進だ
川の向こうに墓場がある
家が倒れる位だから当然お墓もガタガタだ
隣の公園ではすでにテントが張られている
川沿いの道はやがて大きな道にぶち当たる
だがよく見ると運転手は眠っている
恐らくもう何時間も動いていないのであろう
それらを擦り抜け高速の下の道を走る
やがて道の真ん中に一台車がとまっている
やりすごしそのまま行くとまた一台
どうやら眠っているらしい
行き着く先はまた行進だ
後を見ると誰も来る気配がない
真っ暗な闇が広がる世界
あわててバックで引き返す
遂に辛抱切れて180度転換 4車線道路を逆走だ
バックミラーに目をやると他にもそうしている奴がいる
無理も無い 信号も消えたこの街を
灯りが消えたこの街を
逆走する自分が妙に現実感を覚えず愉快なのです
仕方ない 万策尽きた
山を越えてまわり道

68 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 00:43 ID:G8GjbmyH

長いトンネル 冷たい空気
山の向こうは明るい灯りがあった
風は無い
 でも灯りに照らされた夜の空気が白いのだ
まるでおおきな霧吹きで
辺り一面に吹いた様に夜の空気が白いのだ
その白い夜の空
今日の月は何処にいるのだろう
でもまた蟻の一団に加わる羽目になろうとは
もう疲れたよ
午前2時30分
今日はとても長い一日だ
やがて道が流れだす
車のタイヤも廻りだす
私の家に向かって
最後の大きな川を渡る頃
窓を大きく開け放つ
この次潮の香りがする時は
不思議な灯りを見る時は
またドキドキしながら走れるかな?

僕の家から続くあの道で

69 :名前はいらない:02/12/16 01:44 ID:s9n+aHzq
  「 秘密図鑑 」
戸棚の奥から、取り出したるは、古ぼけた資料
ずっしりと重くて、大きな本の
色褪せたカバーをそっとはがす…
物知り顔のじぃさんが、広げて見せてくれたのは
異国の文字で綴られた地名とデタラメな地図だった
ぼくはしばらく見入っていた。
幼い頃、自分で書いた拙い宝の地図よりずっと高尚で…
埃くさいにおいがする。そこから歴史を紐解いて、今に準える。
ぼくは森の中を冒険してるみたいに、わくわくしていた。
ぼんやりと灯のともる薄明かりの談笑。探検の土産話。
子供心に純粋に凄く感動したんだよ。
おばさんやおじさんが来て、ふいに眠くなった。
大人の言うことが必ずしも合ってるとは限らない。
ああ、めちゃくちゃな事いってら。目を伏せてたら眠くなった。
…眠い。とても眠い。
うとうとと、心地の良い睡魔がぼくをおそう。(んんっ?)

目が覚めると… 昨日の出来事をすっかり忘れてた。
何か、とっても面白いことだったような 気がする…。
思考回路は目まぐるしく動き その閃きは一瞬にして 
消えていく… 
記憶っていうのはさぁ、自然に 忘れてくものなのかなぁ?
ぽつり、ぽつりと、呟いた言葉が、微かに耳の裏に残ってる。

70 :名前はいらない:02/12/16 20:55 ID:HeXyKfV+
食べることしかもうない
もうないんだ。何も
食べることだけ考えて衝動に身をゆだね
後悔
幼い少女はイヤになりました
全部が。友達も大好きなぬいぐるみも何もかも
なので少女は森の泉に行きました。そしてそこで見つけたのです
少女がずっとほしかったものを
それは、一輪の花でした。薄いブルーの綺麗な花でした
少女は近づくと手を差し伸べ言いました
「さあ、つれてって」
すると、少女は食べられました

当方摂食障害です

71 :名前はいらない:02/12/16 20:58 ID:qTNrO8z7

http://petitmomo.com/mm/

ここがちょっぴりエッチ系のめぐが運営している出会いサイトです。
もしよかったら使ってみて、、、
ヨロシクです。

めぐ(^o^)-☆


72 :1/3:02/12/16 21:01 ID:HeXyKfV+
『みかん』
ある朝目覚めると悪魔がいた。「大きなみかんが食べたい」
そう言うと悪魔は笑って答えた。「3人殺せ」。
僕は森の湖に最初にきた人を殺すことにした。
しばらく経つと若い男が汗だくでやってきて僕に問う。
「ここの、ハアハア、み・・水、ハアハア、の・・め・・る?」って。
「うん、飲めるよ」、
僕が答えると男は夢中になって水を飲み始めたんだ。
水面に映った僕の影にも気づかないほど夢中に飲んでたんだ。
だから殺した。後ろから刺した。ザクザクと。
新雪を踏んだときみたいに…

73 :2/3:02/12/16 21:03 ID:HeXyKfV+
次は森で殺すことにした。
しばらく行くと夢中でキノコを採ってるおばあさんに出会った。
枯葉を踏む音にも気づかないほど夢中で採ってたんだ。だから殺した。
大きな石で頭をカチ割ったんだ。パカッと。
スイカ割りのスイカのように…

74 :3/3:02/12/16 21:04 ID:HeXyKfV+
あと一人。帰り道に出会った人を殺すことにした。
しばらく行くとイヌの散歩をしているおねーさんに出会った。
犬を取り押さえるのに夢中で僕の粗い息づかいにも気づかなかったんだ
だから殺した。のこぎりで。バラバラに。
プラモデルの部品のように…
僕は3人の爪を悪魔に渡して言ったんだ。「みかん」。
すると悪魔は大きな鎌でそばにいた人を上半身と下半身をに分断して、
下半身をみかんにしたんだ。
僕はそのみかんを皮もむかずに食らいついたんだ。
血の味、肉の触感。でも、おいしんだ。だから貪ったんだ。
とっても大きなみかんなのでどんなに食べても一向に減らない。
うれしくって目をぐるぐる回しながら
食べては吐き、吐いては食べたんだ。
延々と繰り返すその行為に快楽を覚えると同時に幸せを見出したんだ。
発狂するほどの幸福…


75 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 23:09 ID:G8GjbmyH
西へ東へ 番外編1
線路伝いに車を走らせて行くと
やがて駅までつながる商店街が見えてくる
また来たよ 
しかしすっかり陽も暮れて辺りの店も
ほとんど灯が消えている
駅のロータリーに車を停めて買い出しだ
漫画と雑誌 
そうそう、となりの店でチョコファッションも4つ忘れず買わなきゃ
ビール2本を従えて やがてホテルに到着だ


76 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 23:13 ID:G8GjbmyH

行きつけのホテルにある料理店に入る
間一髪間にあった
湯豆腐と熱燗を注文する
客は・・斜め向かいに一組の中年夫婦が居るだけだ
木綿はあまり食べないのですが
ここの木綿豆腐はやけにおいしく感じるのです
部屋に入って靴をぬぎちらかす
投げる様に服も脱ぎちらかすとバスルームに直行だ

77 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 23:17 ID:G8GjbmyH

はだかでバスルームに駆け込むと
シャワーの栓は全開だ
しばらく上向きで顔にお湯を当てながらそのまま立ち尽くす
バスタオル一枚で本当は部屋に居たいのですが
やはり冬は寒いのです
ところが一人で自分の家に居る時は
そんな事はしやしないのに いったいどういう訳だろう
部屋の暖房を最強に・・チョコが溶けたりしないかな?
買ってきた漫画を広げてドーナツをほうばる
家で漫画を買う時は何時も表紙だけで判断して買ってしまう
読み出すと気が付く  先週買った本だった
こういうことがよくあるのです
でも今日は気にしない
だって今日はこれらを楽しむ為の旅だから
やがて本も飽きてテレビのビデオに手を伸ばす
有料チャンネルにあわしてみる 700円料金がかかる様だ
700円はかまわないが
チェックアウトの時になんか恥かしいなぁ
でも折角来たんだから見てしまおうか・・・
少ししか開かない窓を開けると冷たい風が部屋に入る
月は真上だ


78 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/16 23:22 ID:G8GjbmyH
>>30
引用ゴメン。
じつは私もそうなんです。(W


79 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/17 01:16 ID:NpZLeoDL
もうダメ!限界だ。眠い
部屋の灯りを消した
大きな窓は南を向いている
深夜ななめ真上にあった月はもうだいぶ西へ傾いている
おかげで斜めに差し込む月明かりのせいで変に眺めて眠れない
寝返りをひとつ 壁の方を向き直す
壁には30a四方の絵が飾ってある。花瓶の絵だ
誰が描いたんだろう 複写かな・・
今この暗い空の下でこの絵を描いた画家も寝ているのかな
いやっ、友達と飲んでいて・・
待てよ。こんなたいした値が付きそうもない絵を描いてるくらいだから
ノルマに追われてまだ絵を描いて・・
いや、自分じゃこの半分も描けやしないのにえらそうな事言って・・
こんな調子だからますます目が冴えてくる
起き直しテレビのスイッチをいれてはみるが、なんにも映りゃしない
有料チャンネルも放送終了だ
また窓を開けてみる ほんの少しだけ
月はもういない やがて朝日が顔をだすだろう
もう一度ベットに突っ伏す
・・記憶はそこで終わっていた

80 :名前はいらない:02/12/17 05:59 ID:aibzPSgV
>78 いえいえ、引用だなんて恐れ多いです。

81 :1/4:02/12/17 06:00 ID:aibzPSgV
例えばイージーライダーを見た。
例えばロックスタァが好きだった。
好きな子ばかりがいなくなる。
教室に入って窓際の一列め。
窓の外は中庭。
校舎の囲い。あのからすは飛べるのかしら。
遠く灰色に霞む工場町に気をつけて。
油断すると泣いちゃうだろ。それはださい。
だから私は夢想。
空は曇ってるし授業は退屈だけど大丈夫。
こんな、雲に虹色の混じってる時には
彼が来ることになっている。

太ったバイク乗り。あ。たぶんハーレーの。
それはきっと朝見たいかすお兄さんの影響だな。
ひげ面すげえワイルド。
彼がこの窓をぶち破る。
まぁここは3階なんだけど。
でも皆驚かないで。よく見てて。
ね。このガラスの飛び散り方はとてもきれいでしょう。
ガラスの破片をよく見て。
虹ってきっとこんな色だったでしょう。ね。安心でしょう。

82 :2/4:02/12/17 06:02 ID:aibzPSgV
教卓に乗り上げたデブライダー。
大丈夫彼は上手だから先生にも怪我はないのよ。
そして私らを一瞥した彼は野卑に笑う。にやり。
出来れば私を選んで欲しいなぁ。あ。そうか。そうだった。
彼は私を選んでバイクの後ろに乗せ。ああ!夢みたい
また別の窓をぶち破ったわ。
ああ、ああ、ああ、飛び散ったガラスがとてもきれい
私たちは空を飛ぶ。風船がたくさん付いてるから平気なわけ。

ああ。素敵だなぁ。
灰色の景色に気をつけて。私はデブライダーにしっかりと手を回す。
しかし、うわ。さっきのからすが風船をつつきやがる。
彼はどうするかしら。この位置からは表情は見えないし
あ。あ。あ。最後の風船が割れる
割れた。
気が付くと授業は終わっていて私たちはまっさかさまだし
夢想も思い通りにならないだなんてこんなことあるのかしら。




83 :3/4:02/12/17 06:03 ID:aibzPSgV
また友達が学校を辞めた。
今日はよく晴れた日だなぁ。それでもやっぱり退屈だけど
バス停で暇をもてあます。バスが来た。今日も人が多いね。
鬱屈してる私。この音楽ももう飽きた気がするし
そこに。私はいつか見たいかすバイク乗りの姿を認めました。
信号待ちね。その皮のジャケットは本物かしら。
呆けた私を皆が追い越してバスに乗る。
私はのろのろと車道に出てゆきました。

バイク乗りを見つめてただけよ。
信号が変わって、青。
まだバスは乗車中。
いくつか車が私とバスをよけてゆきました。
お兄さんもちらと私を見てバスをよけようとしました。
でも私はお兄さんのジャケットをつかんだ。
だって格好よかったから。
お兄さんは驚いて何とか体勢を立て直そうとしましたが
やっぱり駄目でスピードのあまり出てないせいもあり
私とともにバスの後ろで間抜けに倒れた。


84 :4/4:02/12/17 06:03 ID:aibzPSgV
バイクがひどい音を立てたけど傷は深いかしら。
お兄さんと私はこんがらがって車道脇にいます。
お兄さんはまずひとりでに走り出して倒れている愛車を見やり
それから、私を睨んでお前、なんだこの、馬鹿。
というようなことを言いました。私は、好きです。
というような意味のことを言いました。
お兄さんはしばらく私を睨んでいましたが
舌打ちをするとそのまま転がった可哀そうなバイクを起こして
走り去りました。

あんまり空が晴れています。
私は学校をさぼって海岸でひとり。
なんだか寂しいのでまたデブライダーのことを思ってみる。
ここには窓がないけど彼は来てくれるかしら。

85 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/18 01:38 ID:cmpI1Z9a
>>84
以前公園の枯れた木に
まるで林檎の実がなる様にカラスが大量に留まって
ベンチに座った「私」を凝視していました
なにか不思議な光景でした(W

86 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/18 01:40 ID:cmpI1Z9a
散歩 1
歩くのはそんなに嫌いな方じゃない
こんなへそまがりな言い方をしてしまうのは
それ程好きでもないからだ
知らない道はワクワクする。知ってる道は退屈だ
けど退屈をくぐり抜けなきゃワクワク出来ない事は知っている
矛盾を抱え込んだ頭でっかち
深夜の散歩と言えば聞こえはいいが
最終電車に乗り遅れ 家まで歩いて帰るのです
でも、あまりに退屈すぎるので 歌いながら歩くのです
人がいなけりゃおおきな声で
誰か来たなら小さな声で
これが散歩の醍醐味です


87 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/18 01:41 ID:cmpI1Z9a

もう繁華街からだいぶ離れた
開いてる店もあまり見付けられない夜の道
遠近法の示す通り、街灯が遥か先まで続いている
とある山村に住んでた頃 月明かりが街灯の代わりでした
無人駅から村までの山道は 街灯なんか無いのです
谷側に沿った山道は
月の上らぬ夜にはそれこそ何にも見えず
下の川に足を踏み外しそうになり
それこそ凶器にもなるのです
・・反対車線を空のタクシーが何台も走って行く
やがて何時もの曲がり角
そこを曲がれば退屈が僕を待っている


88 :a-1:02/12/19 06:56 ID:csvCMGPu
真夏の夜中。空気が澱んでいる。
川沿いの土手。
私は高そうな車に乗って気違いとデートしてるの。
このひと、あたしと死ぬ気らしいよ。
馬鹿じゃねーか。本気かしら。
「満月の夜は犯罪が多いのだと。ほ、ほ、ほら。
月の満ち欠けは海の満ち潮とね。ね。ね。みち。みち、ちちち」
だめだ。スクラッチしてやがる。
しかも満月じゃねぇしな。

私はとりあえずこの猛スピードで頭をぶつけないように
後部座席のシートに深く座ってるの。
なぜ助手席じゃないかと言うと、奴がバックミラーで私を正面から見るためらしい。
変な奴だ。なんであたしここにいるのかしら。
「ふうぅぅぅぅ」男が泣き叫んでハンドルを無茶にきった。
うあ。ほんとの馬鹿だ。車がひどく揺れながら土手を滑走。
うわうわうわこわいイタッ あ、口噛んじゃった。血ぃ出た。殺す。
男は焦点が合ってない。がくがくしながら笑ってるみたい。

89 :a-2:02/12/19 06:57 ID:csvCMGPu
がががががががが
ほんの少し水面を走ったわよ。
当たり前だけど今は沈み始めた高級車。
男はフロントガラスに頭をぶつけて嬉しそうに昇天。
むかつく。あたしばかりがこわい目に遭うなんて。
少し開けておいた窓から水が。
嘘。この河そんなに深くないはずだけど
濡れないようにシートの上、真ん中にしゃがむ。
この靴高かったのよ。
まさかまさかと思ってたらあたしの靴をしっかり濡らして浸水は止まったみたい。

男は動かないけど死んだのかしら。
また水が入ってきそうだから助手席に置かれてた地球儀で窓を割って
車の上に登った。
屋根の上でどうしたもんかとしゃがんでしばらく
波の音じゃなくざばざば何かが近づいてきた。
あ。下がった眉毛が色っぽいですね。
まぁ間抜け面が水を掻き分けていたと。
助けかと思ったら私を見上げたきり呆けてるので
命令して岸まで運んでもらった。
「お世話になりました」
まだ黙ってるから私はタクシー捕まえてとっとと帰ったの。


90 :b-1:02/12/19 06:58 ID:csvCMGPu
猫みたいな顔した女だったよ。
僕は巡回 早朝の散歩 いや宿無しだから例によって川べりでぼうとしていた。
昼間蒸発した水が地表にたまってるんだ。
おかげで寒くないけどさ。

そこに、暴走カーだよ。
僕は退屈してたわけじゃないけどまぁ珍しいので、成り行きを見てた。
そしたら向こう岸、突然ぐるぐる回って土手を落ちてきたのだ。
水面を滑ってるときにあげた飛沫はきれいだったな。
あれだよ。スワン1号。湖のおもちゃ。あれを思い出した。
車がぶかぶか沈んでくから
僕は何の遊びかと思ってまだ見てたら
ボンネット?屋根?の上に小奇麗な女が。

91 :b-2:02/12/19 06:59 ID:csvCMGPu
女と運命なんて三日ぶりだから
僕はまた宿と女が手に入るかもしれないと思って川を行った。
女は特別僕に気がない様で
「濡れたくないの」とかかわいいことを言うので
岸まで連れてさようならだ。さみしい
車には男もいたが、笑顔だったので放っておいたら
しばらくして泣きながら向こう岸に帰って行ったよ。

それからまたしばらく。夜が白みかける頃
僕は車を岸に上げることに成功。すげぇ疲れた
目的はエンジンだったが。嬉しいことに札束も見つけた。やったね
ボンネットに腰掛けて煙草を吸う。
そうしてると男前の若いホームレスがやってきた。
やぁ。こうして三日目だね。おはよう。
宿無しはまた哲学的な話をする。
好きだね君は。僕には少しむつかしいな。まぁ、お金をどうぞ。

そうしていると若者たちABCが。
僕らは散々殴られてお金も取られたのさ。痛ぇな。もう
でもエンジンは無事だったのでまぁ良いか。
あとはたくさんの木材と。工具はあるかな。

92 :a-3:02/12/19 07:00 ID:csvCMGPu
会社を首になりました。
こんなことってあるのね。あの野郎。
全面的にあいつが悪いのに何であたしだけ職を失うのかしら。
まぁいいか。平日の昼に暇なのは気分がいいし
でも腹いせに。あの男の馬鹿面を肴にぼんやりしようと思って
いつかの川に来てみたの。
そしたら。あ。いつかの間抜け面だわ。
そばでスクラップされてるのは馬鹿の車じゃないの。

それにしてもその横のあれ、何の装置なのかしら。
することがないので近寄って話しかけてみる。
「いつかはお世話になりました」
間抜けは鼻歌を歌いながら無視。
「あの」
鼻歌が楽しそうだ。こいつも頭が弱いのかしら。
でもよく見ると耳からコードが。なるほど。
しばらく楽しげな男を眺めていた。
気付かないのね。そんなところはいいかもね。
何だか殴られたあとのような顔してるけど、もともとこんな顔だったかしら。
鼻歌が佳境。申し訳ないけどそこで男が気が付いたらしい。
どうも。と、照れくさそうに言った。あ。声が好きだ。


93 :a-4:02/12/19 07:00 ID:csvCMGPu
質問してみる。それはなんですか。
「飛行機」
いや、あたしは機械は全く詳しかないけど
やっぱりこいつは頭が弱そうだ。
そうですか。と言って
私はスクラップに腰掛けて眺める。
男はしばらく嬉しそうに作業してたけど
気が付くと私を忘れたみたいに滑らかに手を動かしてる。

ああ、それはプロペラっぽいけど、プロペラね。
その手つきはなんかまた色っぽくてよいわね。
あの気違いを肴にするよかよっぽど素敵だわ。
それきり男は真剣で私を見なかったけど
日暮れまで私は満足して
鼻の奥でさよならと言ったつもりで帰ったの。

94 :b-3:02/12/19 07:10 ID:KStC9F/0
材料をそろえて、僕は幸せだ。
ずっと夢だった。飛行機を作る。
若者に襲われてからポケットまで裏返されて、生活の危機だったけど
哲学的な宿無しがなぜかお金を呉れた。謎だ。
しかし男前は殴られても男前だね。
また哲学の話か。もうしばらくはいいよ。
お礼に君を一番に飛行機に乗せよう。
そう言ったら宿無しは笑ってくれた。僕も嬉しいぜ。

木材をラインに沿わす。設計図は僕の頭の中
一寸も狂わない。つもりだ。それ以外に脳使ってねぇからな。
さらにイヤホンを拾って僕の毎日は素晴らしい。
そんな日々にまたあの猫の女を見た。
女と運命だ。やはり一番に乗せるのはこの猫かな。
僕は素直に嬉しがりたい気分だった。
でもやはり嬉しいことがありすぎるとおろそかになって
気が付くと夜で目は見えないし猫はいないしさみしい。

95 :b-4:02/12/19 07:11 ID:KStC9F/0
こんなときは哲学に付き合おうじゃないか。
でも宿無しも来ない。なんだよまったく
宿無しがいなくなってしばらく。僕は普通程度幸せだったのに
ひどい。大姉ちゃんが来た。僕を連れ戻すと言っている。
大姉ちゃんが嫌で宿無しになってんだよ。べたべた触んなよ。
あんたのイメクラには飽きたんだ。やめてほんと。
こんなとき宿無しがいたら哲学でやり返しちゃるのに、くそぉ
とりあえずばばぁに話を合わせてやり過ごしたが
あーあもうすぐで飛行機も完成なのになぁ。

宿無しのこと好きだったよ僕、ほんとさ。
と言って感傷に浸ってた翌日昼
あれ。向うから血相変えて走ってんの宿無しじゃん。
しかも怖い人に追いかけられている。えー
しかもそのそばに僕は大姉ちゃんの姿を認めたのでした。

96 :end:02/12/19 07:12 ID:KStC9F/0
職とともに彼氏も失った私はまず職探しの毎日です。
でも職探し飽きた。
というわけであの間抜けで暇を潰そうと思い
また川に来てみたんだけど。

びっくりしたわ。
飛行機飛んでんの。
いや、すぐに川の真ん中に着水したけど。
10メートルくらい飛んだのかな。
よく見るとその飛行機を追ってスーツの男が二、三人
と、おばさんが必死で川岸を走ってて。
飛行機に乗ってる子汚い二人の男も必死で飛行機漕いでるし。
それらの人間と比べて飛行機、というかもう舟だけど
それがあんまりゆっくり進むから。
なんか面白かった。

しかも天気が凄く良くて。

97 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/20 00:55 ID:nkdTmlhi
海 1
ついに夜になってきた。待ち焦がれたよ
西南西にはいつもの星 だけど名前はわからない
東の空には これは知ってるオリオン座
しかし はて・・
夜だというのに街は変に明るいのです
コンビニなんて無かった頃は 街は異様に楽しかったのに
今じゃ昼間も同然だ
夜をさがしに 闇をもとめて・・
しかし何時から夜が好きになったのか
昼の太陽 夏の浜辺 悪くないね 楽しいよ
けど妙に歯切れが悪い
みんなサンオイルを塗って、浜辺に寝そべっている
僕も真似して試みてはみるのですが
すぐに飽きてしまってどうにも居心地がよくないのです
みんな平気なのかなぁ・・退屈しないのか?
つぶっていた目を開けてみれば 世界の景色が変に色あせてしまっている
まぁ、これはこれでそういうものなのだ・と
とりあえず自分を納得させて何時も海を後にする
秋の海はどうだろう 同じかな


98 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/20 00:57 ID:nkdTmlhi

晩秋の海辺 砂浜ではありませんでした
テトラポットが並んだ長い堤防
だから靴の中に砂がはいらなくて とても気分が良いのです
11月にもなるとさすがに人の気配もまばらで
気にせず歩いて行けるのです
あんまり気分がいいもんだから海にむかって歌ってみるのですが
あんまり声が響かないのでつまらなくなってやめました・・
実は他に理由があったのです
なぜなら、向こうの方で誰か座ってたからです
聞かれたかな? バカな奴だと思ってるだろうな・・
煙草をふかしてはみるのですが
陽も暮れそうなので それを理由に立ち去りました
・・0時を過ぎた夜の街。この道の街路樹がすきだ
夏の深緑の頃のこの道は
まるで緑のトンネルです
夏のトンネルが消えてしまったこの道で
もう一度煙草をふかしてみました


99 :名前はいらない:02/12/20 08:17 ID:1GkkDsSp
信じる心を失った少年がいました。ある日彼は人から優しくされました。
でも彼はその優しさを素直に受け取ることができませんでした。
だからその少年のこころにはいつも寂しさが住みついていました。
そして、彼は死にました。自ら死を選択しました。
寂しさのあまり…
そんな彼を哀れに思った神様は次は人を信じるこころを彼に与えました。
少年は人を信じました。
裏切られても裏切られても。
周りの人達は彼のことを哀れに思いました。
でも、彼は幸せでした。

100 :名前はいらない:02/12/20 08:18 ID:1GkkDsSp
100げと


101 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/21 11:15 ID:PIQQ+SRN
一夜の夢1
通勤電車は今日も快適に走っている
終点のホームに滑り込み素早くエスカレーターを駈け降りる
ふと遠くに目をやると、ホームの端に店がある
きっと新装開店したんだな。コロッケ屋だ
乗り換え電車はまだ来ない 買っていこう
しかし注文がどうにもうまくいかないのです
それというのも売り子がインドの女の人で
うまく言葉が通じないのです
結局電車に乗り遅れ 仕方ないのでもう一つ
コロッケを揚げてもらうことにしたのです
だが事態は更に悪化したのです
他の乗客達が急にざわめきはじめ 指差す先に目をやると
爆撃機による空爆がはじまっていたのです
1・・2,3・・計7機の爆撃機が空中を縦横無人に飛び回り
無差別にしかし確実に爆撃を続けているのです


102 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/21 11:17 ID:PIQQ+SRN

(とうとう始まったか あそこに奴がいるものだから
遂にシビレがきれたに違いない)
はるか先にある私の家の辺りでも
煙とおぼしき幾本もの灰色のスジか見受けられる
だが事態は急変したのです
地上からの猛烈な反撃に合い
一機の爆撃機がその銃弾の掃射に機体を揺るがす顛末に陥ったのです
やがてバランスを失った鉄の大きな固まりが
いつもの事ではあるけれど 私を目がけてゆっくり墜落してくるのです
鉄の固まりは私をなめるようにして
隣のビルに頭を突っ込む様に不時着したのです
私はとりあえず会社に午前中すこしおくれる旨を伝え
自分の家に帰っていきました


103 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/21 11:19 ID:PIQQ+SRN

更なる攻撃が始まった
私は横に建ってる予備校の影に隠れる事にしました
この予備校は奥行がすごく長いので安全だと踏んだのです
ガードをくぐり抜けて廃品回収の車を避けながら
ようやく道半ばまで辿り着いた時
どうにも道に迷った様なのです
仕方ないのであるアパートの中に避難する事にしたのですが
半畳程の玄関には多数の靴が散乱し、足の踏み場がないのです
どうにも埒が開かないのでそのまま家に向かう事に決めました
やがてプレハブの選挙事務所らしき建物がありました
しかし出入りしているのは迷彩服に実を固めた軍関係者だけなのです
(そうか 早速前線に基地を設置したのだな)
ところが陰謀があったのです
プレハブを出ようとした私の靴に女軍曹が煙草の吸い殻を入れようとしているのです
それはどうやら重要人物の吸い殻らしく
手柄を焦った軍曹が私を犯人にでっち上げ様と
小手先ばかりの細工を計る刹那だったのです
私はあわてて逃げました しかし女も追ってきます
(これが知れたらあたしの一生は台無しになってしまう!)
やがて女軍曹を見事に振り切った私は再び迷い込んでしまいました
西の空を見上げると もう空爆は終わった模様です


104 :Mana魔名:02/12/21 16:53 ID:o2syEX7J
「月下の夜想曲〜第一幕〜」

月明かりの下 今日もまた結べそうもないふたつの影がゆらめいている
下降線をたどると 小鳥のさえずりに運ばれて 出逢ってしまった彼等
のどけき秋の真夜中にふたりは永遠を誓う ねがいの彼方で微笑みかける
夜の静けさに僕は涙を流し 月の温もりに君は手を伸ばし
想いは闇の中へそっとしまわれた 澄んだ瞳でオルゴールの人形をみつめて
曲芸師が風船を手渡した  彼の指が長い夜の終わりを告げる・・・

105 :Mana魔名:02/12/21 16:53 ID:o2syEX7J
「月下の夜想曲〜第二幕〜」

月が赤かったアノ夜に 揺れるユメの狭間でこの身を振り落とし
下等な愛の下、アメとムチが飛び交った 「こんばんは」「おひさしぶり」
のどもとにピストルを突き付けて ゆっくりと顔を上げて
夜行性の天使は月の都で仮面舞踏会楽しみ 髪をかき上げる仕草に恋をする
想像するだけでもおぞましく そのくせ気持ちのイイ こぼれる***
曲がったパーツ 折れた翼 躯を巡る糸 つめたく砂吹雪 モノクローム

106 :Mana魔名:02/12/21 16:54 ID:o2syEX7J
「月下の夜想曲〜第三幕〜」

新月を眺めていた ふと月の雫を口に含み 同じ言葉を月に託す
階下には踊る影 昔見た下弦の月はふたりのベッド 地下室に人形
この屋敷には 蒼い薔薇の雨が降り注いでいる いつものように
白夜にはオルゴールを 夜の深みに堕ちそうにざわめく夜風にも
夢想曲を聴かせて また想い出が空へと還り ふたりの想像を超え
歪曲された記憶の中 選曲されたふたりのハーモニーが曲線を描く

107 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/21 19:02 ID:PIQQ+SRN
>>101>>103
2ヵ月前に見た変わった夢です
こないだ第2弾を見ましたが もう見たくありません(W
ま 夢もとりあえずは(見た)という一つの事実という事で・・

108 :名無しー:02/12/22 02:46 ID:pMQwCKiC
   『 存在の軽さ 』

 今、遠く離れた場所で一つの魂が消えた。

 彼女が必死で生きた3年と7ヵ月は
飲み水は濁り、大地にけして帰ることのないゴミが風に舞うなかで
肉や野菜など満足に食べる物も無く
誕生日のケーキも食べたことも、見たときも無かった。

 とても小さく、弱々しく揺れていた、
  炎とも言えない可愛いその火が今ついに消えてしまった。

 3匹のハエと、精一杯生きている母の見守るなか
その小枝のような細い手も動かせず、
愛する母に『ごめんなさい、さようなら、ありがとう。』も言えず。

  一匹のハエが彼女の潤んで濁った右目を見つめているときに、
  一匹のハエが彼女の閉じることのないその口元で純白の歯を見つめているときに、
  一匹のハエは彼女の左手の薬指に止まった。

 遠く離れた、この地でボクは
食べきれないほどの食べ物を、
笑いながらビニィール袋に入れ
それを『生ゴミ』と呼んでいた。

 母親は体重が3000グラムにも満たない程の彼女の髪を撫で
愛しい彼女を寝かそうとしていた、

 どうか彼女がその脚でこの大地を歩くようにと・・・
  いつの日か彼女の存在が重くなるようにと・・・

彼女の好きだった子守唄をやさしく歌い。

109 :名無しー:02/12/22 02:50 ID:pMQwCKiC
>108 
ごめん・・・
前、別スレにのせたやつ
(ちょっと変えたけど)

もしかして、こっちむきかな思って
おねがい誰でもイイから感想聞かせて。

110 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/22 11:32 ID:OoMI0hkG
>>108
今、起きたわ。(W
拝見したけど アフリカっぽいね(エチオピアとか?)
あるがまま。
そこの人はそれが「普通」になってしまっている。悲しいケドね。
人間は今の自分を基準に物事を計ります
でも、着てる物や食べる物を勘定から抜き去ると
残る物はそれぞれの「私」や「あなた」という
いわゆる一つの清濁した記憶と感情の形です
私はそれが好きなのです
また描いてください。それでは。

111 :名無しー:02/12/22 11:42 ID:pMQwCKiC
おはよう、んで、ありがと。
魚類さんもまた書いて
ここ、けっこう楽しみにしてんだ
イイよね、ここホワワ〜ンとして

112 :1/4:02/12/22 20:25 ID:3yJEfaAc
ぼくんちのおじいさんは元気です。
どのあたりが元気かというと、つまり恋に関してです。
なぜおじいさんが恋をするのかというと
おばあさんが3年前に死んでしまったからでしょうか。

おばあさんが生きている頃からおじいさんは
恋に関して元気でしたが
それはもうおばあさんと 熱いのでした。
ぼくたちがいる前でも平気でべたべたしています。
でもおばあさんが死んだとき
本当におじいさんが悲しかったのかぼくにはわかりませんでした。
だって涙を流さないのです。
悲しいときには涙が出るものだと思います。
なんといってもおじいいさんは
通夜の席でさえいとこのおねえさんを口説いたりするので
ぼくは少し腹が立ちました。

113 :2/4:02/12/22 20:26 ID:3yJEfaAc

こんなおじいさんですから恋の話は大すきです。
いつもぼくにいろんな話を聞かせては満足そうです。
おじいさんはなにかと ぼく自身の恋の話を聞きたがりましたが
ぼくは絶対の秘密だと思っていましたから言わないのでした。

けれどぼくは失敗しました。
みいこちゃんのことがばれたのです。
みいこちゃんとぼくが下校途中
公園で愛を語らっているところを
おじいさんが散歩で通りかかったのです。

そのときはなにも言わないでただにやりと笑って
おじいさんは通りすぎたのですが
おうちに帰ってから散々
ぼくはやっぱり質問攻めです。
おじいさんは、そうかそうかと言ってはにやにやし
しきりにぼくの頭をわしゃわしゃとなでるのですが
たいへん嫌でした。これはからかいというやつではないでしょうか。
失礼です。ぼくだって恋ぐらいします。
だからぼくはその最中ずっと怒った顔をしていたのでした。

114 :3/4:02/12/22 20:27 ID:3yJEfaAc
あるとき みいこちゃんとのデイトの帰り道
こんどはぼくがおじいさんを見かけました。
なにやら若い女のひとと 並木道を歩いています。
ぼくは今度は仕返しだと思って、後をつけることにしました。

秋の終わりの並木道です。
車はめったに通りません。
おじいさんがしたようにぼくもおじいさんの
必死な会話を盗み聞いてやろうとしたのですが
なぜだか少しもしゃべりません。
女のひとは無表情で押し黙って
おじいさんはにがいような顔をしているのでした。

風がふわりと吹いて寒いです。
枯れ葉をくシャリとふむたびに
はじめは気付かれないようにと それを心配していたのですが
しだいにふたりの邪魔になるのをおそれていました。
「あ。」
風がびゅうと吹きました。
はじめて女のひとがしゃべったというのに
おじいさんは黙っています。
きれいなかれ葉をつかまえて 女のひとはしずかに笑いました。
それでもおじいさんはまだにがいのです。

115 :4/4:02/12/22 20:27 ID:3yJEfaAc
ぼくはもう走っておうちに帰りました。
さっきからおこった顔が治りません。
おじいさんのにがい顔
おばあさんが死んだときにも ぼくに隠れて
こんな顔をしていたのでしょうか。
涙を出さないやり方を ぼくははじめて見たのでした。

日がすっかり暮れてから、おじいさんが帰ってきました。
ぼくはおこった顔が治らないので隠れていたのに
おじいさんにみつかってしまいました。
もう夕ご飯の時間だったのです。
あんなににがい顔をしていたくせに
おじいさんはもうすっかりぼくのおじいさんで
ぼくの顔をからかったりするので
わあんと言って泣きました。
おじいさんが驚いています。
みいこちゃんは元気でしょうか。

116 :112:02/12/22 20:41 ID:/r30ycxY
おじいいさん→おじいさん(泣)

117 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/22 21:45 ID:OoMI0hkG
>>116 律儀ヤネ!

118 :112:02/12/22 22:02 ID:DncNHfar
>117
毎回構ってもらっております。ありがとうございます

119 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/22 22:45 ID:OoMI0hkG
>>118
今回は「歌曲」方式やね。ピアノ習ってるの?
そっちはもう雪ふったんやろうね。
寒さにまけず・・ネ!

120 :112:02/12/22 23:00 ID:FtkcnlsG
>119
昔に少し習ってました。
雪降ったらしいけど見てないんです。
今は兵庫じゃないですけど寒いですよ。
まぁどこでも寒いんでしょうね。ではまた

121 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 10:30 ID:bUHehkKk
あの子 「男」
どうにも惚れっぽい
自分でも嫌んなる
君の事が好きだよ
でも通りの向こうを歩いてるあの子も好きだ
あって話がしたいな
どこから来たのか 何処へ行くのか
いっしょにお茶でもどうですか?
その後遊びに行きませんか?
僕の恋愛は引算だ
相手を100l好きになる
そして相手の嫌な所が見えてくる
0lになる前にさよならしよう
1lでも好きなうちにお別れだ
そしてまた別のあの子を好きになるんだ
えっ 君の事かい!?
大丈夫だよ まだ70lは好きなんだ


122 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 10:31 ID:bUHehkKk
あの子 「女」
どうにも嫌んなる
最近 ちょっと
昔は楽しかったな なんて考えてる暇なんてない
あたしは美人とは自分で言うつもりはない
でもあの子よりはまだ可愛いとは思う 違う?
今やってる事はすんげい難題(笑)
むずかしい事なんてホントは知らない
学生の頃はあんなムズカシイ事よくやってたと自分でも思う
いつまで続くのかは分からないけどとりあえずは・・
あ 今日何曜日だっけ?


123 :名前はいらない:02/12/24 10:42 ID:Ur0SFcxF
私は障碍歴約40年の男です。前からこのホームペイジを見ていて不思議に思い
また、憤りをおぼえていた者です。
この掲示板では、feelさん、前の大野氏いずれも障害者としての正当な権利や意
見の主張をしたに過ぎず、それを受け入れないばかりか他の主張も、健常者に媚
び諂い、同じ障害者を援護するどころか、貶めている傾向がある。
過去と現在の障碍者を取り巻く扱いは明らかに不当であり、差別であった事は
火を見るより明らかな事実であってそれを改善するという正義の革命は
今以上に性急に行わねばならない障害者の権利は、これを健常者が無条件で
受け入れねばならず、それに異論を唱えるものはすべて差別主義者であると言
わざるを得ない。
あらゆる物事、結婚、就職、就学などに障碍を理由にして断わられる事はあっ
てはならない
もしそれらを行った場合、その個人または団体に対し、刑事または民事で訴え
られるような法律の整備こそが最優先で、また、障碍者差別をなくす唯一の方
法であると確信しています。
障碍、健常のお互いの理解などは不可能です
健常である事は暴君であり、障碍を得ている者は市民であり、強者と弱者、お
互いにお互いの心など酌みようがないのはあたりまえと言えばあたりまえであり
仕方のないことである。
小生も40代にして、いまだに独身なのは障碍のせいではなく障碍を差別視する
世の中の風潮や、世の中の女性の悪しき思想のせいであることは言うまでもなく、
今まで何人もの女性に自分の偽りのない愛を告白して来たが、みな障碍を理由に
断わられてきたという、あからさまな差別を受けてきたのである。
真のバリアフリーや真に差別をなくすという事は健常者と障碍者が話し合い行う
ものではなく、障害者の要求と要望をすべて健常者と社会が受け入れるべき
なのである、現在のような差別発言や、差別発言を行う者への援護の書き込みは
厳に慎まれたい。

障害者特別性交特権の早期実現を!


124 :名前はいらない:02/12/24 13:37 ID:ummRCyI8
だから、私も障害者だけど、障害者同士で結婚するのには抵抗がある
差別とは言わないんじゃないの?
あなた知的障害と結婚できる?
迷わず結婚できるならそういう意見もわかるけど、
それなりの覚悟がいるでしょ。
子供だって育てなくちゃならないし、
経済的に余裕がなければ安定した生活を送れないでしょ?

125 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 13:58 ID:dmZwDks4
>>124
半分宣伝やから無視しとき
それか人権板来る? 待ってるで。

126 :シダ科@14時まで潰します。:02/12/24 14:29 ID:F7YAAlI6
電車遅れそう。大急ぎでカキコ、慌!
魚類さんコンニチワ、たもいと申します。(ぺこり
んと・・・ちょっと内緒の暗号。

アスピア アカ○ ←コレ、ワカル?
ワカンナカッタラ カンチガイ チョットネ マエカラ キニナッテタノ
ホカノヒトニハ ナイショネ 〜ニゲ

それだけ。w
行ってきます。

127 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 15:52 ID:dmZwDks4
たもいサン、おひさしぶりですが・・
ってワカランよ。
アしたスペインでピーナッツ祭りがあるから
アンタもカネ持ってきて 違う?(w

128 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 15:55 ID:bUHehkKk
あの子 「父」
例えば 良い父でありたいと思う
面倒をみる様に言われたが 今日はどこに行きたい?
とりあえず外に出てみよう
自分が父親にされて嬉しかった事をしてあげればいいのか
子供の頃、父親と野球の練習をした
ただノックが下手だから球が見当はずれの方向にしか行かない
遠くに転がって行ったボールを取りに行く・・そのくりかえしだ
一枚の写真がある 父親と並んで歩いている後ろ姿。遊園地だ
どんな顔で歩いていたのかもう覚えていないよ
でも今こうして手をつないで歩いている私の目にお前の顔が映っている
ひょっとして写真のあの子もこんな顔をしてたのかな
お前には私の顔が一体どうみえるんだろう


129 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 18:32 ID:bUHehkKk
>>81
ゴメンよ!デブライダーと出だしカブった!
後で気ついたよ 私、影響受けやすいねん(W

130 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/24 18:35 ID:bUHehkKk
あの子 「母」
公園の横の並木道
まだ小さい私が母親と並んで歩いている
「ねぇ〜10まで数えて?」 わたしはせかす
「・・9,10。」母が答える
「そのつぎは〜!」色の違う石を飛びつたいながら私が言う
「11。」 「の次は?」 「12。」・・・
母はこの時帽子をかぶっていたのだろうか?
手を後ろ手に組み伏し目がちに歩いていた
近所の団地に同い年の女の子が住んでいた
黒縁のザーマス眼鏡を掛けていたあの子が私は好きだった
ある日会いに行ったが他の子と遊ぶのに夢中で
私はてんで相手にしてもらえない
振られたのかな 私は家に帰った・・
歩いていてふと 思い出したけど 
これは母にはだまっておこう
だって道はまだ延々と続いているんだから


131 :名前はいらない:02/12/24 23:00 ID:SV3X05M1
>129
気にしないで下さい。私も影響受けやすいですから

132 :たもい@ラムロックは:02/12/24 23:09 ID:/XriOAoI
>>127
らじゃらじゃ。なんだ勘違い。
ところで、その祭りはとても美味しそう。
失礼こきました。w

133 :はろん:02/12/25 01:13 ID:ZkZ05m+W
>放浪の名無しこと、>いかいか!
あんた、すっげえウザイ
あっちこちで、ない脳味噌まき散らしてるんじゃないよ
大人しく自スレに引っ込むなり、他スレ行くならもうちょっと言葉選びな!

私がこんなこと書いたからって、あんたが絡んだコテハンに迷惑かけんじゃないよ?
悪いけど、私はあんたに絡まれたことは一度もないからw
見てて、最近マジ目にあまるんだよ、あんたの言動
もうちょっと自制しろ

あ と 、 あ ん た の 粘 着 な ん と か し ろ !

スレ違いすまんな>ALL
放浪の名無しの自スレって、ここしか知らないんだ

お邪魔さん

134 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/25 08:37 ID:tQtjNHCu
お〜い!はろん!
いかいかは「暗い詩」で見たけど ここにゃ見訪問ちゃうか?
もうひとりは・・・しらん(W

135 :1/3:02/12/26 05:25 ID:BtbHPy2g
おはよう。
彼はメッセンジャー。
文字通りメッセンジャーの格好をしている。
詳しくない私から見て、機能的っぽい なんつーかそれっぽい自転車が愛車
ちゃんとヘルメットもしてる。でも職業ではない。
いや、職業なのか。彼の中ではそれが仕事なんだから

今日はどんな街まで行きましょうか
冬の朝は厳しいけれど夏とはまた違って 好きよ
こんな寒いのにまたそんな格好。ぴったりしてんの。

一体何を届けるの

彼とは病院で知り合った。
私がベンチで喫煙してると彼が自転車で颯爽と登場。見た目40代
なんたってメッセンジャーだから動きが機敏だ。
私が怯えと寒さで震えてたって
メッセンジャーだからメッセンジャースーツだし
そして登場から一人で喋り続けてる。私をちょっと見たけどそれきりまた独り言
喋りながらメットを脱ぐとちょっと禿げてる。


136 :2/3:02/12/26 05:26 ID:BtbHPy2g
そんなだからすぐに私は憧れたの。
でもやっぱ彼は私なんて無視だし
私から話しかけなきゃなんなくてとっても頑張った。
心臓凄くて 声が震えたけどいっしょう懸命喋ったら
ちゃんと通じた。どきどきして嬉しかった

それ以来長い時間かけて彼と親しくなった。
なんたって彼は私を大体無視だし、私は口を開くのが難しいから。
今は気の合う時にこうして彼と自転車。
夜明けから日暮れまで二人乗り 彼の仕事に付き合う
「今日はちょっと時間に余裕がない。だから 君 煙草吸わないで」
ほんとは頭痛いけどあなたとなら煙草 いらない 
いつも思うけどすっごい速い。
景色が流れて流線 朝焼け 見てる?もう、時計ばっかり
同じ坂を3回登った。坂のときは 後ろ向きに見るのも面白いのよ
水ばかり御飯も食べないで隣の街まで
何故かたどり着くのはいつも夕焼けのきれいな場所 いつも  前から知ってるの?
今日は川べりの土手が終着 草むらに二人 少し座ろう
「僕、頑張ったから予定より早く回れたよ。君 煙草 ごめんね」
喋りながらメットを脱ぐとちょっと禿げてる。

137 :3/3:02/12/26 05:27 ID:BtbHPy2g
川風 寒いね 寒くない? あ、そう
一体何を届けたの。ほんとは聞きたい
でも彼私なんて無視だから やっぱだめかなぁ
そんな感じで私はたくさんの事を彼に聞けない。
私の中にたくさん積もるのは煙草の気遣いとメッセンジャーの彼ばかり
けれど時折、忘れた頃に彼はぶちまける。
素晴らしい陽の落ち方だね。
「       」
川風が彼の汚れた髪を遊ばす ちょっと禿げてる
いつもはメッセンジャーに隠れてるけど 彼はこんなふうに切なさの塊だ。
私は切ないものなんてつらいからほんとは嫌いだけど
それを隠してる彼が好きでたまらない。
だからそれを剥ぎたいのだけれども
剥ぐのはいつもこんな空で私ではない。
だからいつも不意打ちで。私はいっしょう懸命涙を循環させてなければならない
「帰ろうか」
もう彼はメッセンジャーだから私を見ない。
でもおかげで怒った顔を見られずに済む。
涙の膜も手伝って 流れる街。光が。素敵過ぎる。
ほんとは この景色全部私にくれてるの?
聞けない。自惚れかな。
そう思ったら涙が出たけど もう彼はメッセンジャーだからいいかと思って
風呂嫌いの彼の匂いをかぎながら泣いた。

138 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/26 14:54 ID:SVEqg9k/
すごく簡単な買物
夜、テレビを見てたら急にラーメンが食べたくなった
ラーメンのCMが流れてた訳だが それが全然うまそうじゃない
それならばと買いに行くことにしたのです
家のすぐ脇がコンビニエンスストアなので結構重宝しています
店に入ると店員2人と客は・・2〜3人程
店員は見たことない人。夜は働いてる人が違うんだ
本のコーナーでは男が一人だけ 立ち読みしている
しかも、棚に体の前部をひっつける様にして読んでいる
こうなると不思議なモンで その男の影になって見えない棚に
自分の探している本があるのではないか?
と思えてくるのは一体どういう訳だろう
だが今日は本に用は無い
ラーメンと あっ!そうそう雪印コーヒーも買っていこう
(でも何時まであるんだろう?)
レジで支払いをすまし店を後にする
「ありがとうございました」
私も返す「ありがと」と口を動かすが
それは声にはならない なんか恥ずかしいよ
入り口のガラスに反射してる店員に口だけ「バイバイ」と動かしてみたが
果たして気付いていたんだろうか
店を出ると息が一層白かった
やや早足で家に向かう
やっぱ寒いよ。 あっ お米まだあったっけ?

139 :たもい@1件目:02/12/26 23:54 ID:xznwBLIL

魚類さんども。
またまた載せてみてよいですか?

それはどうも、んじゃ遠慮なく。w

140 :たもい@1件目-1:02/12/26 23:55 ID:xznwBLIL
鏡を見ると、まだ生え際に泡が残っている。
その位置を確認してから、私はもう一度ぬるま湯を流した。
子供の頃から変わらない、この2段階作業。
なぜだか、一度で洗い流せた試しがない。

顔を包んだバスタオルは、思いのほか堅く乾いている。
目を閉じて、少し力を強く顔をあずけてみると
続きの眠りにつけそう。
誘惑を断ち切るように、再び鏡を見ると
まだ実感こそ無い冷気の中で、私の顔は小さく湯気を立てていた。

化粧水をつけてみる。
目は覚めない。
ピシャピシャと叩いてみる。
まだ目は覚めない。
鏡の中のボヤケた自分をしばらく眺めてから
大きく目を見開いてみた。眠くないという暗示。

冷たくなり始めた耳に気付き、あわててキッチンへ走る。

141 :たもい@1件目-2:02/12/26 23:56 ID:xznwBLIL
先につけておいた暖房は、強引に部屋を温めている。
何もない冷蔵庫、仕方なく冷凍庫。
日付だけ書かれた素材不明の塊を次々に解凍。
時計を見ると、朝の5時半。
静まり返った外の気配は、フライパンの音にさえ気を使わせる。

もう少し、もう少しと選んでいるうちに特大のタッパーに辿り付き
詰めても詰めても空く隙間に、更に2・3種類追加した。

空のフライパンが、まだパチパチと音をたてている。

換気扇だけでは出し切れていない油の煙。
氷みたいなガラス戸を開けると、
目の前で勢いよく空気が入れ替わる。
その素早さと、入り込む産まれたての空気の
冷たさに感心しつつ、私は大きく息をした。

2日前にツボミだった椿は、少し咲き過ぎていたけど
鮮やかな赤をよしとした。

142 :たもい@1件目-3:02/12/26 23:56 ID:xznwBLIL
玄関先のアスファルトをひねるタイヤの音。
私は特大のタッパーを手にして、キッチンを出た。
玄関のドアも開けず、ドアホンも取らないまま
スウェットを着込み、髪を束ね
更にマフラーまで巻いた。完全武装。

靴下を出すのにテコズッていると、とうとうチャイムが鳴った。
それは、誰かの訪問を知らせるものではなく
あきらかに、私を急かすものだった。

わかった、うるさいよ。
勢いよく玄関のドアを開けると
白い息凍らせながら爽やかに居るあなた。
重いタッパーをあなたに突きつけて、私は不機嫌な顔。


今から行くよ、の明け方の電話から約一時間。
確かに私は、寝ぼけた頭であなたの事だけを考えていたわけだ。
庭の椿を見た時以外は、ずっと眉間に皺寄せてたわけだ。

143 :たもい@1件目-4:02/12/26 23:57 ID:xznwBLIL
大きなバケツには、親指サイズの黄色いふぐ。
お昼前に、あなたが網ですくったもの。竿は要らなかった。
半透明の背びれをピラピラさせて、チィーと泳いでる。
あなたは岸壁に脚を垂らしたまま、私なんて居なくてもいいみたい。
黄色いふぐのその上の緑の水に映った私。

堅いコンクリに、膝を抱えて座った私は
眠いとか寒いとかで、あなたに話し掛けてみたりする。
膝にオデコをつけたまま短い夢とかみたりする。

お弁当の包みを持ったあなたが、私の横にベッタリと近付き過ぎて
座ったから、私の夢はそこで途切れた。
それと入れ替わりに立ち上がった私は、岸壁に近づき
水面を見下ろしたりしてみた。
小さくやんちゃに叩きつける並、白い泡が少し嫌な臭い。

144 :たもい@1件目-おわり:02/12/27 00:16 ID:ANa4ECP2
揺れる藻に魚が隠れているように見えたから、あなたを呼ぼうか
考えていた。教えてあげない。

これメッチャクチャ美味いよ、食べてみなよ。
バカみたいに嬉しそうな笑顔。
分かってるよ、自分で作ったんだから。

私は再び立ち上がり、あなたに近づき過ぎて座り
あなたが一番美味しいと勧める卵焼きを食べた。
冷えきったそれは、私が朝味見した時よりも美味しくなっていた。

ねぇねぇ、魚が隠れてるの。
袖を引っ張られたあなたは、慌てて箸を置く。
水面を見下ろすあなたと私。
何処よ。
あそこ。
あれ、藻だよ。
違うよ、その右。

145 :たもい@1件目-いいわけ:02/12/27 00:18 ID:ANa4ECP2
ワイン1杯だけ呑んで
帰って来て、即お風呂はいったらプチ走馬灯走りました。
なので、誤字脱字わけわからんは堪忍な、と。

146 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/27 10:12 ID:VP3lNOQZ
↑誤字脱字OっKよ(w
>>135 早起きうらやましいわ(w

147 :名前はいらない:02/12/27 12:24 ID:xrSdy3QI
>146
いえ、一人耐久レースの不毛な結果です すげー朝弱いです

148 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/27 23:31 ID:uKDuCedw
6.4Km
とある事情で住む羽目になったこの町の県道を南へと歩く
冬 人もあまりに少ないこの町では
大晦日ともなるとほとんど店も閉まっていていよいよ淋しさをますばかりだ
県道の脇を並ぶ様にして線路が敷かれている 
線路の向こう側はたんぼだ
だが収穫もとうに終わっているので
刈り取られた後の枯れた根っこの部分だけが僅かに残っているだけだった
踏み切りの手前の信号を右に折れ西へ向かう
一転して曲がりくねった道だ 
少しばかり先に鉄工所が見える。中には自転車が置いてある。誰もいない・・
歩き疲れた私は一計を案じ、鉄工所の塀を乗り越え
「失敬!」とばかり自転車を中から担ぎ出し
西へ進む速度を更に2倍に増やしたのです
やがて空港が見えてきた
空港のまわりには戦時中に造られたひよこ饅頭を横に伸ばした様な
防空壕の残骸が幾つも建ち並んでいた
もうすぐだ やがて防波堤が見えてくる
(海岸400m)の標識 でもそんなにある様には何回来ても思えない
防波堤の上に駈け上がると一気に冷たい西風が顔に当たる
間に合った 今年最後の夕日だ


149 :たもい@んらん:02/12/27 23:48 ID:LP6YEPA9
>>146
ほ。寛大なお言葉、ほ。
身体にお酒あるままお風呂はいったん初めて。
よろしくないですね。びっくり。
また遊びにきます。

150 :名前はいらない:02/12/27 23:56 ID:qM6IVJFm
おもしろいの読ませな? オール。

151 :水母:02/12/28 00:09 ID:UNmtDKoK
ダーツ

タバコを吹かしながら歩く
銘柄はアメリカンスピリット
嘘ばっかりの誇り持って
カリスマ気取りの男がいる

「俺は何でも出来る。と言いきってしまえば決まりだ!」

視線に白い服の少女
右手に黄土色のダーツ
それを横取りして一言
『俺は何でも出来る。』

ところが投げたダーツは昨日の方へ飛んでいく

---------------------------------------------------------

これ、まだ途中です。
そのうち完成させます。
ごめんなさい。

152 :糞猫:02/12/28 04:29 ID:DwvjJQDw
小さな小屋の片隅で二匹ウサギが暮らしてます
春先にできる木漏れ日の下
ぼんやりとまどろむのが好きな黒と白
綺麗な綺麗な赤い目はあったかいお日様を見てました

小さな小屋の片隅でニ匹のウサギが笑ってます
夏の夜空と心地よい風
二匹で寄り添っているのが好きな白と黒
深く澄んだ赤い目は流れ星を探してました

小さな小屋の片隅で二匹のウサギが黙ってます
秋の夜の虫の声
寒くなってきた空気を吸っているのは白だけで
涙に濡れた赤い目は黒の抜け殻を見つめています

小さな小屋の片隅で一匹のウサギが住んでます
冬の朝の白原で
自分の黒い影見つけ必死で必死で追いかけます
冷たく虚ろな赤い目はあったかかった春を見つめています

小さな小屋の片隅に二匹のウサギが住んでました
春先にできる木漏れ日の下
ぼんやりとまどろむのが好きだった黒と白
綺麗な綺麗な赤い目は
秋の夜闇と雪の野原に
静かに溶けて
消えました




153 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/28 11:07 ID:7x2J1hI0
金くれや >>150
「仕事」なんやったらお前の気に入りそうな
(嘘)いっぱい散りばめて(作)ったんで(藁
一文字200円な。(大わら
真実と現実が退屈やったらジャンプでも読んどくか?

また批評しに来てネ。

>>151
気長にいきましょう。



154 :渚ようこ:02/12/28 16:14 ID:a5YVql3I
襲名致しました(亜流)。
このスレッドの30、31 81〜84 88〜96
112〜115 135〜137は私です。宜しくお願いします。

155 :渚ようこ 1/2:02/12/28 16:15 ID:a5YVql3I
イチロとサンゲッチャンは僕の友達だ。
イチロをいじめるのは皆だけどサンゲッチャンが一番強い。
サンゲッチャンに殴られっと目から星が飛び出す。
僕は足だけは速いけどイチロだけにはどうしても勝てない。

イチロとサンゲッチャンと屋上。僕らの学校は空港が近い
こんなふうに三人で屋上にいるときは何にもない。
サンゲッチャンとイチロもただの友達だ。
だらけて空を眺めてる。よく晴れてるなぁ。あ。飛行機 でけぇ
サンゲッチャンが言う。青空は嫌いだ。胸がしくしくして痛い。
僕は本当に可哀そうなのはサンゲッチャンなのだと、そっと思う。
イチロが言う。僕 サンゲッチャンのこと嫌いじゃないよ。
サンゲッチャンが怒ったような顔してイチロを殴る。
イチロは素直に殴られてぶっ倒れた。
ああ。青空に流星群だ。きれい
そう言ったイチロは鼻血出しながら笑ってる。
サンゲッチャンはにがそうな顔してた。

156 :渚ようこ 2/2:02/12/28 16:16 ID:a5YVql3I
僕らの教室は一階だからあんまり空は見えない。
退屈した皆がまたイチロをいじめてる。
皆は暇をうまく潰してるのかもしれないが
サンゲッチャンが一番無表情なのを知ってるだろうか。
僕はイチロとサンゲッチャンの友達だ。
いろいろ考えた末
イチロを助けることもサンゲッチャンと殴ることも
物事の解決には至らないのだなぁと最近思う。

皆のやりくちが陰湿になる。
そろそろかな。僕は立ち上がって机をすり抜けながらイチロのとこまで
そしてイチロの肩を軽く叩いて合図
競争しようぜ。用意。どかん

イチロが走る。

逃げろ 逃げろ 教室出て校舎出て運動場突っ切って裏門から出て
空港のそばの空き地 草がぼうぼうだ。
イチロが先にフェンスにぶち当たる がしゃん ああ。行き止まり。負けた
振り返ったイチロは無表情だけどちょっと微笑んだような顔してる。
皆と追いかけてくるサンゲッチャンは泣きそうな顔してた。

157 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/28 17:02 ID:wILhWqOZ
>>154
襲名おめでと! 早速お祝いを(W
今日からお休みです
また放浪の旅に(W

158 :渚ようこ :02/12/28 20:24 ID:3gWrbPbT
>157
アリガトゴザマース 
そして行ってらっしゃい。いいですね旅とは

159 :K:02/12/29 00:39 ID:WAJgekn1
チキン

木製の小屋
亀甲の形の網
朝メシ食って、今日の楽しみは無くなった
クチバシでじゃれあったトモダチは、
クリスマスに喰われちまった

・・・黒い鳥でさえ、飛んでやがる
このままいたら、正月にでも鍋にされちまう。
俺は決めた。脱走してやる。

明朝七時。
掃除の時間、いつものオヤジがやってくる
抵抗なんてしたこともなかったんだ
考えるのはドアが開いたら、走るのみ。

爪を地面に思いっきりからませた
オヤジ、真っ赤んなって追っかけてくる
・・・わりぃな、恩はあるが喰われたかねぇよ。







160 :K:02/12/29 00:59 ID:WAJgekn1
・・・続き。
さぁて、そろそろ飛んでみっかな!
羽を目いっぱいひろげて、はばたいた
・・・あれ?
5cmぐらいしか浮いてないよ・・・
もしかして俺、飛べねぇの?
やばっ! オヤジ追いついてきたよ!

猛烈に走ったね
草も木も吹っ飛ぶぐらい。
みるみるうちに、オヤジは豆つぶのようになった

ショックだったさ、飛べないなんて。
自由もクソもねぇって、そう思ったんだ。


一年後、俺は生きている
相変わらず飛べないよ。
・・・けどな、羽が使えなきゃ、俺は走るさ。
あん時のダッシュが気持ちよかったんだ。
この細い足でどこまでいける?

今、幸せかどうか、そんなことは分からねぇ
逃げてるだけかも知れない。
まぁ、せいぜい走るさ・・・世の中に喰われないように。

161 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/29 13:20 ID:SRnsI4Mb
>>158
久々一人になれるだけよ
先立つモンがないから日帰りの放浪か?(W
なぎさサンは休み長いん?今を楽しんでネ。

162 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/29 13:21 ID:SRnsI4Mb
線路
郵便局の角に水路が流れている
水路づたいにしばらく行けば踏み切りがある
ボールをもてあましながら待っているとやって来た
「遅いの〜」 「すまん!」
踏み切りから線路に入り二本のレールの間で
交互にボールを蹴りながら南へと進んで行く
あまりに運行本数がすくない田舎の単線なので
こういう芸当が可能なのです
無人駅をすぎた頃 土手までゆるやかな登り坂だ
大きな川にさしかかる
鉄橋では30a間隔の枕木の間から下の川原が見えるので
ドリブル不可能 横のドブ板を敷いてある
歩行者用(鉄道関係者用?)の側道を利用する
「走れ、走れ!スピードゆるめたらあかんぞー!」
時々はずれかけている溝蓋に足を乗せて下に落ちそうになる
「おまえ 入学したら何すんねん?」
「俺は柔道。」
「えっあそこ柔道部あんの?」・・
この次ぎの鉄橋を渡る前にはもう陽はしずんでるだろう
次ぎにここを走るのはいつだろうか

163 :渚ようこ:02/12/29 13:44 ID:VLC8eGdy
>161
休みは学生なので春のが長いです。
ここちょっとづつにぎわってきて面白いですね。
しばらく来れない間に期待してます>ALL

164 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/30 01:32 ID:38MAm/I4
詩人
詩人がみんな無口とは限らない
「男のくせによくしゃべるねー」
詩人がみんな生真面目とは限らない
「あかん。武にやられた。でもまだ最終レースがある」
詩人がみんな控えめとは限らない
「このシュークリーム誰のん?食べんで〜!」
詩人がみんな文学家とは限らない
「おばちゃん!大スポとモーニング!」
詩人がみんな上品とは限らない
「なんで代打出せへんねん!お前もうクビや!」
詩人がみんな几帳面とは限らない
「あー、適当に置いといてくれ!後で見とく。」
詩人がみんな綺麗好きとは限らない
「髭、8日剃ってへんけどもう面倒くさいから今日は風呂ヤメ!」
詩人がみんなナルシストとは限らない
「また腹出てきた。チョット見て?」
詩人がみんな堅物とは限らない
「なぁ、よかったら今度一緒に・・どお?」

あした詩人は何をするんだろう?

165 :快楽童子:02/12/30 02:56 ID:DFp+lnFw
「俺が小六のころ」

そっと俺のことを呼んだ先生 でも授業中 みんなにバレバレ 教室出た時みょうに誇らしい
じいちゃんの軽トラに乗って 俺だけ自由 行き先はあるけど

親父は2年前から体調悪し あんまり好きじゃなかった 愛が痛かった

もうすでに人いっぱい緊張顔いっぱい
知った顔 数人
その中心 親父はいた

まだ生きてる なんとかいきてる 生きてんのか 目 開いてない そのプラスティックのマスク 嫌


なんで こんなに 人が


俺には分からないが 母ちゃんには 親父の鼓動が 聞こえるのか その時 泣きそうな 声で 飛びついて ヒモ の 先の ボ  タ  ン を

痛いだろ このクソ医者 そんなにぐっぐって押したら痛いだろ かわいそうだよ 親父
とうさん

親父かっこよかったんだよ 本当に 写真みせようか?
もう 一緒にトランプが できない なんて そん時 思ってさ 
思ってさ

我慢できなかったよ


その後はもう書きたくない話なんだ


166 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/31 23:44 ID:OENjhsL/
峠1

「・・大丈夫?眠たくない?」
「あぁ、眠くはない」
「持ってきたおにぎりあるけど・・食べる?」
「いや 腹はへってない いいよ」
「何時位に着きそう?」
「わからんよ・・また混んでる もう12時だぞ!こんな山奥で」
「・・お正月だから仕方ないわねぇ」

「あそこで何か買ってくるよ 君は何にする?」
「あたしも降りる」
「寒いな 2度か・・・」
「ねぇ・・無理しなくていいのよ・・今ならまだ・・
 私、実感ないのよ 本当に・・」
「いやそんな事ない 俺は気が変わったりはしないから・・」

煮え切らない男の言う言葉など 爪の先程の価値も無い

「凍結 大丈夫?」
「タイヤがでかいから・・凍る前に山は抜けれるよ・・」
「あたし寝とくね」
「起きる頃には抜けれてよ」


「抜けれるよ・・多分・・」


167 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/31 23:47 ID:OENjhsL/
峠2
「やっと姫路に入った!もう10時回ってますよ!」
「最初から高速乗っといた方がよかったかな」
「でもラーメン食べに岡山まで行くなんて普通じゃ考えないでしょう?」
「だから面白いんだろう?」
「今日中に着けますかねぇ」
「この山を越えればあったはずだが・・」

「・・トンネル抜けましたけど店無いですよ」
「あれ、おかしいな・・あっ!ひょっとして
あの時、お盆だったから営業してたのか?」
「終わってしまったようですね どうします?」
「あっ この先に知ってる所があるからそこに行こう」

「・・たしか、ああ!あった。ここだ」
「・・あぁ結構広そうですね 気温10度ですって・・」
「山間だからな この辺りは冷えるんだ」
「なに食べます?」
「そうだな チャンポンうまそうだな」
「僕もそれにします」

「かえり運転変わりましょうか?」
「いや、大丈夫だよ」

168 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :02/12/31 23:51 ID:OENjhsL/
峠3

「・・ねえ何時ぐらいに着くの・・」
「そんなの俺が知る訳ないよ」
「何でそんな言い方すんのよ!」
「別に変な言い方してないだろ?前、走ってる車に聞いてくれ!」
「あたし今日買物すませたいの。帰りに寄ってくれる?」
「買物なんて明日でいいだろ?」
「明日食べる物ないわよ」
「・・・・まあ寄れたら寄るよ」

「ねえ、喉乾かない?」
「いや、べつに・・」
「何か飲みたいから何処かで停まって・・」

「ここでいいだろう」
「あたし買ってくるわ」
「俺は待っとく・・」
「何か飲む?」
「いらないよ・・まだ残ってるから」
「・・へ〜、5度だって・・寒いのね・・」
「あぁ、いつもよりはな・・・」


169 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/01 12:05 ID:tF1TUj8t
大晦日

「40g入りましたー!・・」
必要以上に澄みわたった声がガソリンスタンドの屋根の下に反響した
銀行に間に合わず年明け数日は金が引き出せないとあっては
満タンに出来ないばかりか何処にも行けやしない
走りだしてみたもののどうしたものか
年末最後の日の夕方とあって人影もまばらだ
おまけに街は一層その陰欝さを人に押しつけて
自分は知らないふりをきめこんでいる
これじゃ放浪だとは名ばかりで徘徊だ
道沿いにまんが喫茶がある 入ってみるか
裏路地に廻りこみ車を降りてみれば
白い猫が私の前をすごい勢いで駆けて行った
成る程、年末で猫も多忙なのだろう
それに引き替えこの男は
徘徊するのが年末の用事だというんだから始末が悪い
寒さを避ける様に小走りで喫茶店の前まで来てみたが
中は人が結構居る この人等も徘徊者か
みんま無言で本に集中している
まぁ至極当然の事なのだがしかし妙だ
まるで図書館の様な雰囲気で音でも出そうもんなら睨まれそうだ
入るのはやめとこう 徘徊終了だ

車に戻る頃にはもう陽は沈んでいた
明日は何処にいこうか・・

170 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/02 02:36 ID:S1VTYY9t
星空1

玄関を出ると道路が黒く染まっていた
雨か・・どうしよう。とりあえず行ってみるか
40gが減っていくのは忍びないが家に居るよりはましだろう
車を走らす。右のタイヤがキュルキュル鳴っている
故障している訳ではないのだが・・今度みてもらおう
やがて車輪の音も鳴らなくなった・・

雨は上がり、西の空の下側が僅かに紅く染まっている
海が見える。例によって窓を開けてみる でも潮の匂いはしない
寒さに負けて窓を閉める 右の耳がとても冷たい
冬の風のせいで雲の流れがとても複雑だ
この辺りの高そうな飲食店の入り口に立て掛けている
イタリアやトリコロールカラーの旗がバタバタっと今にも飛んで行きそうだ
しっかし何でこんなに高いんだろう
死ぬまでに一回位は入ってみたいもんだ・・

夜の街を擦り抜けようやく着いた
橋の手前のドライブイン どうやら今日は休みらしい
おかげで見過ごしそうになった
その広い灯りの消えた駐車場に車を停めた


171 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/02 02:40 ID:S1VTYY9t
星空2

車から降りてみるが想像していた程は寒くはない
橋の方へと歩いていく
陽もとうに落ちてしまった山中では
こんな時間に歩いているのは僕だけだ
橋の真ん中辺りで空を見上げてみる 雲は無かった
見えたよ 千種川の星空
四角いのから波打つ様ないろんな形の星座
市場の様とはいかないけれど
丁度、夜の海に浮かんでいる幾つもの船の灯りの様に
夜空の海を照らしている星という名のまばゆい灯台みたいな輝きだ

川の先は大きく曲がりその先はみえない
そこにある街灯が川を照らす場所だけが
かろうじて川の静かな流れを確認させてくれる
もう一度夜空を見上げると雲が星を覆い隠していた・・

車に戻る途中、ポケットから煙草を取り出したけど
中身はもう空だった


172 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/02 23:52 ID:S1VTYY9t
落葉1

タッ タッ タッ・・!
小学校につながる階段を2段跳ばしで駈け上がる
外はあんまり寒いだろうけど あの公園の高台でランチと洒落こもう
公園に続く橋を渡りきった所にセメントで造られた象の置物がある
この間、走って象の上に足を跳び乗せた瞬間
太ももに激痛が走ったっけ・・
再挑戦を果たそうと一瞬迷ったが
丁度向こうから親子連れが歩いてきた
仕方ない 今日のところは勘弁してやるか
高台までは間延びした階段が、ら旋状に伸びている
あえて階段を使わず松の木が点在する斜面を登って行く
他の木もあるのだろう 落葉が大量に散らばっている
落葉はいったいどこに行くのだろう
街中では誰かが片付けてしまうので
落葉は秋の物と世間では決まっている様だが
今こうして1月の公園の斜面には無数の枯葉が敷き詰められている


173 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/02 23:56 ID:S1VTYY9t
落葉2

高台に着いた 辺りには全く誰もいない
冬特有の黄色く澄んだ日差しを吸い込んで目はますます冴えていく
ここにも枯葉はあった
靴が埋まってしまいそうな落葉の絨毯の中を
パンをかじりながら靴で鳴らして歩いてみる
冬の暖かい陽射し でも少し寒くなってきた 戻ろうか
途中にあるもう一つの広場で空を見上げてみる
まるい青空 それを淵取る緑の木
見上げたままで右に一回転

それはもうとても愉快ですごく不思議な光景です

174 :渚ようこ:03/01/07 03:18 ID:3OV3eSiU
山田さん家のまひろ君は気が狂ってる
と言われている。私の幼馴染だが
一歩引いて眺める分には
ひとりで爆発したりしていて面白い。
彼は曰く発明家であるらしい。
数々の妙な装置の置き場がなくて
お母さんに叱られ
まるで拾った子猫のように装置を抱えて
公園でぼんやりしているのをよく見る。

 さらさらと僕は粉になって珊瑚になるのだ。
 そうして酸素を創りたい 皆 安心だろ

これは彼の口癖だ。
もしかしてそんな装置を作り続けているのだろか
一見まったくの馬鹿に見える彼だが
ものすごく頭が良いので なんだか いろいろ

私が土地を離れてしばらく
人づてに彼が失踪したと聞いた。
まさか装置が完成したのだろうか
それ以来呼吸を意識するたび
時折彼を思い出して。


175 :渚ようこ:03/01/07 03:39 ID:3OV3eSiU
時折彼を思い出す 

に変えます
推敲足らず すいません

176 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/07 11:15 ID:wEFhVE2z
>>175
おかえり。また描いてネ!

177 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/01/16 01:35 ID:d9uJvBYT
西の街

国道に出る側道の信号が青に変わった時
ガラスに水雫がはじけた
折角 足を伸ばしてもう少しばかり進んでみようと
出発したとたんにまた雨だ
朝はやい休日の通りはこんな田舎じゃ人影もまばらで
この天気が更に拍車をかけそうだ
ワイパーの向こうにはなだらかなカーブが続いている
やがて海が見えてくる
この辺りは土地も低いので
水面が異様に高くに見える
台風が来たらどうするんだろう 大丈夫かな?
いらぬ心配をよそに車は確実に目的地へと進んで行く
スピーカーからはピアノの音 昨日から7回以上は回っている
こんな雨の日にはぴったりだ
弦をハンマーで叩く音
窓に落ちる雫を拭き取ろうとするワイパーの音
体の下から響いてくるエンジンの音

そして当分は止みそうない雨の音

178 :山崎渉:03/01/19 13:34 ID:HfSLZrvL
(^^)

179 :ドウター:03/01/30 22:34 ID:Xvw+LPRI
 若い彼女は朝の食卓に座って、テーブルの向かい側には彼女の母親が居て/それとも居なくて、どちらにしろ彼女はつぶやく。
「わたしを娘と呼ばないで」

 彼女が幼く、彼女の母親もまだ若かった頃、彼女はよく母に本を読んでもらった。隣の居間では父親がTVを見ながら釣りの道具を手入れしてるか/ビールを飲みながら雑誌を広げているか/でなければ、もうそこに父の姿は無かった。
 父が去ってからもしばらくは、彼女と母親はむしろ仲よくやっていた。彼女は母を独占できて嬉しかった。父親は好きだったが、彼女にいつもなにか、わけのわからない畏怖の感情を引き起こさせた。それは「外」からやってくるものに似ていた。

 彼女はTVスナックの朝食か、あるいはトレイにのった病院食を見おろしたまま、長い間座っている。頬から血の気は失せ、目の下には深い隈がある。
「わたしを娘と呼ばないで」

180 :名前はいらない:03/01/30 22:37 ID:Xvw+LPRI
 彼女が幼く、彼女の母親もまだ若かった頃、彼女は母からヴァイオリンを習った。
 彼女はバイオリンを弾くことより、彼女の母親がヴァイオリンを弾くのを聴いたり、あるいは弾いている姿を眺めている方が好きだった。だから彼女のヴァイオリンはいつまでたってもあまり上達しなかった。
 父が去って何年かたった頃、彼女と彼女の母親の関係は、まるでぴんと貼られたヴァイオリンの弦のようになっていた。弦の端には彼女が、もう一方の端には彼女の母親がいて、たがいに引っ張りあう。
 手を離せばどちらか一方は助かるが、そうでないほうは奈落の深みに落ちてしまうだろう。彼女も彼女の母親も、弦が僥らないよう、つねに緊張させるのに疲れてしまっていた。




181 :名前はいらない:03/01/30 22:37 ID:Xvw+LPRI
「わたしを……呼ばないで!……」
 彼女は絶叫する。
 彼女は吐瀉するように絶叫する。
 彼女が一日中座っているテーブルの、反対側の席に、彼女の母親が来て腰掛け――それはさっきのことか/それとも昨日のことだったか?――目の前の娘を見つめる。皺のよった顔の上の、擦り切れてしまった表情。
 困惑と自責。現実と理想。いまと過去。
 天使のようだったあのころの娘。ちょっと叱っただけでも目を大きく見開いて、おびえと自責と心からのすまないという気持ちを体全体で表していた。


182 :名前はいらない:03/01/30 22:39 ID:Xvw+LPRI
「……娘だなんて」
 娘は白く塗られた部屋のなかで、朝食のテーブルを見おろしながら、しかし心は過去をさまよう。
 彼女の前には、若く美しく、暖かだったころの母が、手に昔よく読んでくれたあの本を広げて座り、彼女を見つめている
/あるいはその席は空っぽで、部屋の隅ではTVが空きチャンネルを剥き出しに、気持ちよさ気な唸りをたてる
/でなければそれは、張り切った弦の奏でる、狂おしいまでに静かで優しい響きか。
 彼女の母親は彼女を見つめるか、あるいは視線をそらして、どちらであっても癒してやりたいという気持ちに変わりはない。それは一点の曇りもない心からの願い。だがそれだけではない、それだけを思って娘を……それだけではない。自分でもわかっている。


183 :名前はいらない:03/01/30 22:40 ID:Xvw+LPRI
 彼女の独白は日々次第に強く、はっきりと、白く塗られた部屋にこだましたが、彼女の頭のなかでは母の声が、昔読んでくれた本を読むその声が、まだ聞こえていた。優しく、暖かく、彼女のすべてを包み込んでしまう声が。
「わたしを娘と呼ばないで」

 陽が傾く頃、しかし彼女の前には朝食のトレイが手付かずにのったままだ。彼女の声は静かで、むしろ醒めていて、しかし確実に彼女のこころは壊れている。



184 :名無しー:03/02/01 02:49 ID:cVJ20I4j
     『手紙』

 やあ、ひさしぶり最後に合ったのはいつだったけ?
もうずいぶん前のような気がする、あれは確か・・・
 まあ、そんなことよりも聞いてほしいんだ、
キミの為に書いたこの『手紙』をぜひキミに読んでもらいたいんだ。
ボクに起こってることを、今のボクを。
  
  今、ボクは眠っている、だからキミに手紙を書くよ。  
  今、ボクは明日のことを考えている。
  今、ボクは北を目指し空を飛んでいる。
  今、ボクはコンビニで買った弁当を食べている。
  今、ボクは会社からの帰りでひさしぶりに空を見てる
   星を、暗い空で微かに光る星を見ている。
  今、ボクは母親から産まれ、初めて息をしている。
  今、ボクは裏切られ、笑われ、それを知らずにいる。
  今、ボクは酷く悩んでいる、ボクにしか分からないことで。
  今、ボクは高い建物から飛び下りて、凄い音をたてた、
   少しへこんで割れたアスファルトが生きていたその証だ。
  今、ボクはとても腹を空かしている。
  今、ボクは笑っている、兎に角とても楽しんだ。
  今、ボクは不用意に飛び出した横断歩道でバスに轢かれ
   腹に乗ったこの大きなタイヤと、身体の中を見てる。
  今、ボクは文章を読んでいる、それはつまらない、ある文章を
   首を傾げる、この文章に。



185 :名無しー:03/02/01 02:50 ID:cVJ20I4j
キミとは本当にひさしぶりだね、
はじまりがはじまった「今」という「さっき」以来だね。
わかるかい?ボクが誰か、わかるかい?
キミが何かわかるかい?誰が誰か気付いたかい?
その全てがボクだとわかるかい?
ボクはキミというボクで、キミはボクというキミなんだね。
 今、キミは気付く、この『手紙』がキミの手紙なんだ
 今、ボクは気付いた、これがボクの『手紙』なんだ。
私というあなた、『手紙』をもう終わりましょう、
長々とありがとう。


186 :名無しー:03/02/01 02:51 ID:cVJ20I4j
 追伸

 しかし、それさえも「存在」の夢なんだ、
  当然・・・キミでもなく、
   そしてボクでもない。
 
          
 さようなら、人でも蝶でもない「   」のキミ
                          さようなら。

187 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/02/17 23:52 ID:YEuM5sBl
PCが復活しました
またはじめます・・。

188 :ニキトウ:03/02/21 02:31 ID:bHN71TMr
僕は空を飛んでいくよ。

北へ北へ、ぐんぐん凄いスピードで。
町が星みたいで、星が町みたいで
ぐんぐんぐんぐん、凄いスピード。

きっと君の町は「すばる」みたいに綺麗で、
君の部屋の灯りは「シリウス」みたいに明るいから、
今どこに住んでいるか知らないけど、迷わずいける。

海峡を越えて、山を越えたらきっと君に会える。

どこに行ってしまったのか解らないけど、僕は迷わずに
君の部屋の窓をノックするよ。


189 :名前はいらない:03/03/02 16:56 ID:HiiwERvg
>>187
おかえりー

190 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/03/04 01:55 ID:WHZ25mF2
カレーが好きだ
ドロっとしたのじゃなくてトロトロのスープみたいなやつ
まるで底無しの沼の様に表面が鏡みたい反射している

ご飯は固目
柔らかいのは論外だ
でもそれは相性の様なものかもしれない
どんなにすくってみても
その隙間から逃げていってしまいそうになる時に
強くつなぎ止めていけるだけの その力

もちろんカレーは何もしゃべらない
しかし しかしあんなに手間かけて造ったんだから
もうちょっとだけ 眺めていたいが
さめる前にいただこう

あ!しまった ビールが無くなってたわ・・


191 :名前はいらない:03/03/04 01:57 ID:qGj9/wrG
晩ご飯、カレー喰った……塩気が強かった。多分失敗だと思う。
次頑張って、成功する。
いや、タイムリーなネタだったからつい……魚類さんごめんヨ

192 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/03/04 02:10 ID:WHZ25mF2
私は会社の残業食でしタ・・(泣!

193 :名前はいらない:03/03/04 02:11 ID:qGj9/wrG
>>192
それはお疲れっした。明日はうまいもん、喰ってください。
で、うまいもん、喰った時の至福の詩を物語的に是非。

194 :魚類 ◆PZGoP0V9Oo :03/03/05 01:37 ID:CBhp7WIF
ラーメン

インスタントラーメンを作る事にした
お湯を鍋に入れてガスコンロにかければいいのだが
湯沸かし器の水がお湯に変わるまで待つのがつらい
どうせ沸くんだし水でもいいや
やがてぐつぐつ沸騰し始める
麺をほりこんで余分なお湯を流し台に流す
ボン!流し台がへこっむ時に音が出る
化学的に何かあるんだろう 熱により膨張したとか 何とか・・
しかし今はそんな事に気を盗られてる時ではない
世界中で最も重要な出来事が鍋の中では着々と進行している

白い泡がたって鍋からあふれてシュー!っと音をたてた
火を弱めるなんて弱気じゃダメだ
鍋の中にフーっと息を注ぎ込む それで万事ok!
固目で食べたいのでそろそろスープをぶち込むか
食べ物の好みも時間の経過によって変わって行くものなのか?

子供のころは柔らかいのが好きだった
そして麺を粉々に砕いて煮る
テレビの漫画の中ででスパゲッティーを鋏でバラバラに切って
炒めるシーンがあった すごくうまそうだった
それを真似して袋を開ける前にラーメンに肘鉄を食らわし
それで煮て食べたもんだが・・

遂にスープを入れる瞬間がおとずれた
すばやくスープを入れ、箸で手早くかき混ぜる
・・そして火を止め器に入れる

さあ 上手く出来た。 味の方は・・。

195 :魚類 ◆MAZrdbB4i. :03/03/11 02:40 ID:YBM1GjqR
トリップが変更になりました。
近いうちまた!。

196 :マ狂 ◆6O0MrCB/dw :03/03/11 20:21 ID:HGMbBkD6
大昔に別の名前で某作詞サイトに投稿した奴なんだけど……
『浮遊城』

さよなら浮遊城 僕の故郷
落ちいく様を見つめていた
最後の理想郷
ただ記憶の中に、姿を残す


果てない大地にKissするように
落ちたのは僕の涙
輝く雫の行方わからず
ただ流れるだけなのに…

微かな光をかき消すのは誰?

さよなら浮遊城 僕の故郷
落ちいく様を見つめていた
最後の理想郷
ただ記憶の中に、姿を残す


波間に浮かんだ最後の楽園

さよなら浮遊城 燃え上がって
落ちいく様を見つめていた
最後の理想郷
今では赤い空、見上げてるだけ

197 :マ狂 ◆6O0MrCB/dw :03/03/11 20:22 ID:HGMbBkD6
あ、こいうのは違うかー
ごめんね

198 :魚類 ◆Nu.i.M.gng :03/03/14 01:54 ID:kc/DD8C5
全然okヨ。(w

199 :魚類 ◆7xfNP9Luqo :03/03/20 00:38 ID:nOgoZfZH


空を見上げていた 仕事の合間
雲が浮かんでいる 
紙屑をちぎってそれをパっと空に投げ捨てた様な白い雲の群れ
雲の底は少し黒くなっている様だ
昔 飛行機で雲の中をとんだ時
窓に見る見る水滴がついていってた
あの雲もやはり水の集合体なのかな?

雲は動く気配を見せない
僕がたって居る所は髪がなびいて目が見えなくなるくらい
風が強くふいているのに あの雲は一向に動かないのだ
あらゆる方向から吹いてくる風が
互いにバランスをとりあっているんだろうか?
また風が強くなってきた まだまだ春一番じゃなさそうだ

けど 煙草の灰が服の上に飛ばされた時
何時もより今日は一枚だけ薄着をしていた事に気がつきました。

 


200 :名前はいらない:03/03/23 17:40 ID:eVqLpSEt
書け

201 :魚類 ◆7buD8oJLfg :03/03/24 00:19 ID:/yaNF13a
頭痛
 
また頭が痛くなってくた 慢性の頭痛もち
煙草の吸いすぎか それとも昼間に飲んだビールのせいか
夜飲んでも痛くはならないのに
不思議と太陽が出てる時に飲むと後で必ず痛くなる
頭痛薬の箱には「大人2錠」と書いてある
きっと万人むけの表記だろう 薬に弱い体質の人もいるだろうし
私は薬アレルギーの様な体質ではない だから4錠飲んでも大丈夫だろう
頭の右側がズキズキする 右の奥歯で薬を噛み砕く
ジワっと苦い味が口半分に広がるのを一掬いの水であわてて飲み込む
その後すぐコーヒー これじゃぁ効果半減か

頭痛のメカニズムは如何に?
動物は頭痛になるのか 犬は 猫は・・
結局人間特有のものなのか
とりとめのないことに思いめぐらす
そう、薬が効いてくるのが丁度15分あたり
それまで気をまぎらす為の与太思考
・・そろそろ効いてきた
 
もう5分もすれば頭痛の事は忘れてしまうだろう
今度頭痛がする時まで・・


202 :名前はいらない:03/04/01 20:07 ID:4h1WcZeJ
「歯痛」

医者行くか。。

203 :魚類 ◆AQ/wwchLls :03/04/06 22:38 ID:OW4eonrn
表に出ると温度が凪になっていた
こうなると現金なもので飯を食うだけじゃすまなくなる
しかしどこに行こうか
寒い 冬の季節には避けていた場所
相変わらず曲がり角では車が悲鳴をあげている
折角 修理に出したのに・・まぁいい
幸い今日はビュンビュン吹いている
季節はずれの凧上げ
最近は走らなくてもちゃんと上がるよ
そう、この場所
来た 奴は着陸体勢に入っている
あれに当てた人もいるらしい
西からの風にあおられて逆の放物線描いている
届くのかな
彼方に浮遊していた奴はあっという間に迫って来る
本当に当てたら怒られるだろうな
轟音がせまる4月の原っぱ 快晴だ

あと一月で潮の香りもここまで届くかな



204 :山崎渉:03/04/17 13:26 ID:eCtYXLid
(^^)

205 :山崎渉:03/04/20 01:58 ID:3rQpfsMd
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

206 :名前はいらない:03/05/19 17:11 ID:P3ih044E
的な詩を。

207 :山崎渉:03/05/22 02:46 ID:9hqkSSyZ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

208 :山崎渉:03/05/28 11:28 ID:0k3PpwVO
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

209 :山崎 渉:03/07/12 12:02 ID:Gu5iF5xl

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

210 :名前はいらない:03/07/13 17:11 ID:YvgQXKnx
"Innocent Love"

公園の片隅で風に踊る花のような
赤い服を着たあなたが汚れながら遊んでる
僕がもっと小さかったら
疲れて汚れた体を介抱してあげるのに

やがてあなたのママがやってきて
笑顔のままでどこかへ行ってしまった
それからはずっと僕の心に穴が開いたままで
何をしても空回りの毎日だから

もう一度チャンスがあるならば
この街のどこかに住む愛しいあなた
一度で良いから抱きしめて
あなたとともにありたい

幼稚園から出てきたあなたはいつもと同じく
ママと手をつないで笑顔で歩いてる
でも急に「遊んでくる」と言い出して
一人どこかへ走っていくのを見た

僕もすぐさまあなたの後を追う
しゃがみ込んで立ち止まってくれた
「こんにちは 今からどこに行くの
お友達のおうち? 今から連れてくよ」

211 :210の後半:03/07/13 17:12 ID:YvgQXKnx
しばらくの間あなたがいてくれて
とてもとても幸せな時間が流れた
部屋であなたがふてくされていたけど
僕は全然気にしないから・・・

ふと窓を見るとなにやら車がたくさん
響き渡る耳障りな怒鳴り声

すると警官が部屋に入ってきて
僕は自由を奪われた
あなたは警官に優しく抱かれ
下にいるママの元へ行った

悲しみと後悔に蝕まれて
法は僕を孤独の闇に追いやった

あなたがいなければこれからは
どうやって心の穴を埋めればいい?
教えて欲しい・・・ 教えて欲しい・・・

212 :_:03/07/13 17:14 ID:nMNwE2nx
僕は悩んでいた
悩んでいるフリをしていた
君は僕をかばった
僕は君にかばう役を与えた

もし君が僕をかばわないのなら
僕はマックでお子様セットを買うつもり

213 :大きな窓ガラス:03/07/13 17:22 ID:nMNwE2nx
愛しいあなた
そんなにオレンジシュースが好きなのは何故
私の黄色い服は嫌いなの?
あーんして モグモグ
私のコーラの氷が解けるまで待っててあげる

214 :_:03/07/13 17:25 ID:nMNwE2nx
待ってよハニー!
何よダダ・ダーリン
ルーズで時計は壊れたまま
そのよれよれの服でもう一度だけ慰めてもらえるのなら
私は何回でもウソを付く
「大ッ嫌い!」

215 :山崎 渉:03/07/15 11:40 ID:iuxfPmjy

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

216 :なまえをいれてください:03/07/15 14:20 ID:zLvMPaOh
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

217 :名前はいらない:03/07/23 16:41 ID:FPLT7co+


飽きることにも、飽きた

218 :王様の瞳:03/07/29 19:08 ID:h07SZCif
あいつは何をしたんだろう?

 時々だけど思い出す。
部屋の電気を消して目を瞑ると、あいつの口癖を ふと 思い出す
あの日は、夏休みで、自転車に乗って、プールの帰りに・・・

「正直に答えてくれよ・・・」
  ・・・またその話か。
「オレが目を閉じたら、オマエは消えているんだろ?」
  ・・・ほらね。
「オレは知ってんだよ、オレがいるから、オマエがある。」
  はいはい、町もあるんだろ・・・
「オレがいるから、この町があるんだろ?」
  お前が中心なんだろ・・・
「つまりオレがオマエやこの町を認識するから、
そのチャリに乗るオマエやこの町はあるんだろ?」
  ・・・
「オレが見なかったらプールの水も、いやっプールも無かったんだ。」

あいつのメガネの奥の眠そうな目が、あいつのまわりの小さな町を作り、消して行った。
あいつはまるで王様だ、「作る物」も「壊すものも」あいつ次第だった。

そうだ、小さなあいつは中学最後の夏休み王様だったんだ。


219 :王様の瞳:03/07/29 19:17 ID:h07SZCif
 色々あって、 高校は別々のとこに行った、あいつは町の、僕は都心の高校へ
家もさほど近くも無く電車の時間も全然違うから、合わなくなって半年もたったら、
あいつのことも忘れていた。

「もういいだろ?正直に答えてくれよ」
高2の夏、あいつから電話が架かってくるまでは。

あいつは、もともと友達とかはいないほうだったから、学校生活は辛そうだった。
理由は簡単で、 仲が良くなったらすぐ王様の話を出するから、
周りから避けられてたみたいだった。
あいつは笑いながら、そんなことを話してくれた。


220 :王様の瞳:03/07/29 19:27 ID:h07SZCif
他にも色々話した。
中学だった頃の笑い話やマンガの話、親の愚痴やバイクが欲しいとか、
最近聞いている曲や、懐かしい王様の話、

色々話して最後に聞いたあいつの声は
「じゃあね、バイバイ。」
だった。

二週間ぐらいしたら忘れてた。

そして、いつか近いうちに合う約束も 、

  すぐに忘れた。


221 :王様の瞳:03/07/29 19:39 ID:h07SZCif
 社会人になり、母親がしつこく言うので買った。礼服は
いとこの姉さんの結婚式に着た後、肥やしにならず、
ネクタイを変えて再び袖を通すことになった。

夜、家の電話がなり、母親から受け取ると中学の友達からだった。
「あいつ覚えてる?亡くなったんだって、明日葬式だってさ、お前も行くだろ?」

あいつの両親は別段、悲しそうでもなく淡々と式をこなしていた。

ひさしぶりに葬式であった友達たちと、そのまま飲みに行って、
あいつが自殺したと知った。
そうだ、その時に初めて知ったんだ。

   「自殺」だって。


222 :王様の瞳:03/07/29 19:51 ID:ohYkepwf
母親同士が同じパート仲間の友達から聞いた。

 あいつは二年前、17歳の夏休み家を出たきり二度と帰らず
つい最近、テレビの撮影で樹海に入ったカメラのレンズに見つかったらしい。

そのテレビを見ていた友達が言っていた。

林道から少し外れた大きな岩の裏に、
「おやこんな所にバイクがありますね、何でこんな所に?」
ツタが生い茂り隠していたバイクが見つかり、
「不法投棄ですかね?」
カメラがその先に進みだし、
「それから少し起って発見されたのがあいつだろう。」
だそうだ。
モザイクが掛かっていたが一瞬見えた彼は土に埋まるお茶碗みたいだったらしい、
「アレはもろ見えたね、グロかったよ、しかも飯時に。」
それが昔、自分と同じ「人」だと想ったらチャンネルをかえたらしい。
しかし、それが彼だった。


223 :王様の瞳:03/07/29 19:54 ID:Ja1k9kwZ
財布の中の免許書に写る寝癖の付いた、ぼさぼさ頭の写真。
無造作に近くに転がっていた顎から取った歯形。
似合って無かった、免許書にも写っているメガネ。
カッコ悪い緑と白の中古原付きバイク。

そのバイクシートの中に仕舞い込んであった、
あいつの書いた手紙。

全てが声もなく彼を示したらしい。


224 :王様の瞳:03/07/29 20:01 ID:mpLD8c9R
葬式会場で小さく名前を呼ばれ、振り向くと、
「大きくなったわね、おばさん覚えてる?」
「今日はありがとう。」
「これ、よかったら・・・読んであげて。」
「恥ずかしいけど、おばさん良く解らなくて。」
「あの子の字、汚くて読みにくいかもしれないけど・・・」

五年ぶりに見たおばさんは小さく、年老い、深々と頭を下げていた。

「よかったら・・・あの子の最後の手紙だから」
「今日はありがとう。」
「今日は本当に・・・ありがとう。」

受け取った茶色の封筒はその場で開けづらく
戸惑いながら、その場を後にした。

封筒は二つに折り、ポケットに入れたまま飲みに行き、
彼の自殺を知り。色々話を聞いて、

 みんなと別れ周りから人が消えた後、手紙のことを思い出した。

 封筒を開ける時は、少し緊張した、指が少し、震えていた。

225 :王様の瞳:03/07/29 22:06 ID:HLUJI018
   疲れました。
  生きることではなく、あなたにです。

  しかし嫌いなわけではありません。
 
 「知らない」ということはこれほど人を幸せにするんですね。
  しかし
 「知る」ということはこれほど孤独なモノなんでしょうか?

   疲れました。
  慣れることではなく、待つことにです

  この森を出る時は私の瞳は知っています。
  
  かならず生きて下さい。
              
  「知らない」から「知る」あなたへ
  
  どうか願いが叶いますように。


最後に日付とあいつの名前があった。


226 :王様の瞳:03/07/29 22:21 ID:HLUJI018
懐かしい相変わらずの汚い字は
間違いなく送り主があいつだと言ってるみたいだった。
でも、
この手紙は、あいつへの手紙みたいだった。

 正直、救われた気がした。
  彼が死んだことにじゃない。
   その手紙に自分の名前が無かったことにだ。
    恨まれ、憎まれ、罵られないてないことにだ。
     頼りにされ、特別に想われ、謝られてなくてだ。

きっと、彼のことを何も解ってあげられない。


227 :王様の瞳:03/07/29 22:27 ID:vWasGxLW
 手に入れようとしていたモノに裏切られ、

その全てを終わらされ、時間を潰したいだけのような
テレビのコーナーにその様を映され、
なんの感情も無く、ただ垂れ流され、背けられ、忘れられる彼。
あるのは「凄いでしょー、ねっ、凄いでしょー?」だけだ。

全ては、その17年という濃ささえも、驚くほど早く、そして確実に
塗り替えられて行くだろう。
この書き込みを偶然目にしたほんの数人も、やがて忘れ、
運が良ければ、ふと思い出すだけだろう。
それだけだ。


228 :王様の瞳:03/07/29 22:28 ID:wQc5tXS1
  時々だけど思い出す。

 最後のあいつとの電話。

「オレは見てみたいんだ。」
  なにを?・・・
「もっと、もっと見たいんだ。」
  だから?・・・
「まずは、広い世界が観たい。」
  オレならバイクを買うね、かっこいいヤツ・・・
「おお、バイクか、かっこいいのか・・・良いねそれ。」
  で、何をしたいの?・・・
「それはまた今度、時間が開いたら近いうちに合おうよ、オレはいつでも良いから。」
  ああそうしよう・・・
「絶対だぞ。」
  ああ・・・
「気付いているか?」
  えっ・・・
「オレ達はなんだって出来るんだ。」
  ・・・
「じゃあね、バイバイ。」
  ああ、バイバイ。


229 :王様の瞳:03/07/29 22:30 ID:EQ2LprSh



  ああ、眠たくなってきた、
 
   
    もうこの瞳を、閉じよう。

       
       ・・・・・・・

230 :魚類 ◆AQ/wwchLls :03/07/30 00:16 ID:jDruLSL8
おやすみ・・。

231 :山崎 渉:03/08/02 01:11 ID:TahhWmQI
(^^)

232 :山崎 渉:03/08/15 12:51 ID:6uqIVx7n
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

233 ::03/08/28 12:17 ID:V2yblR3X
今日はデートで幸せだった
君の事色々わかったし
できることならずっと一緒にいたい
でもお別れの時間
せめて今夜の夢でも会いたい

という夢から覚めて飲むインスタント珈琲

234 :魚類 ◆AQ/wwchLls :03/08/31 01:28 ID:LArWSJVw
その子と初めてのデートは9月の空気がぬるい夕方だった
帰りに話ながら歩道を歩くのがとても楽しかったよ
けど この顛末には未来がないのは分かっていた
「指針」の見出せない男など 女の視野からは盲点そのものだ
感傷に逃げるのだがやはりは現実との二束のわらじ
人は現実逃避を恐れるがゆえ、センチメンタルに傾倒するのを嫌う

あれから20年近くが去った今
やはりあの歩道を通る度に思い出してみる
君との未来は闇に消えていく歩道の様に見出す事は出来なかったけど
ここに私の今が見えています

235 :慣れは必要:03/08/31 03:10 ID:I9oFGlfM
 愛情の枯渇は酷く寂しくて、いつも空虚。
 人と縁の無い彼は人恋しさに涙した。
 余りに寂しく街へと旅立った。
 思い遣りに溢れた優しい彼女、情に厚い友人達。
 こんなに素敵な仲間が出来た。
 だけど前と同じく不幸せ。
 幾千に渡る親愛の言葉さえ彼の耳には届かない。
 愛された経験の無い彼は愛情なんてやっぱり理解できなかったから。

236 :名前はいらない:03/08/31 09:47 ID:YiMkGmed
あぼーん手結局なに?

237 :名前はいらない:03/11/02 10:26 ID:g9PxGIci
(;´Д`)ハァハァ

238 :名前はいらない:03/11/02 15:42 ID:tmIfeJYE
人生には山があり谷があり
学ぶことができ 歩くことができ
それよりもまだ先があると信じる
まだずっと先 変わることのないリング
違うんだ 理解することと 極めることはね

239 :魚類 ◆AQ/wwchLls :04/01/03 21:55 ID:9oNj9pZV
今年の冬は、遠出できなかったのでネタが出来ませんでした。
近日!

240 :吝嗇VR4 ◆LEWJ0wrImE :04/01/31 23:07 ID:YE1gbo3T
君は昔むかし柿を埋め、大きな柿の木育てたよ
僕は高い木にも登れるよ、木になる柿を取ったげる
君はおにぎり持って遊びに来たよ、あたしも柿の実食べたいな
僕はおにぎり貰ったら、青い柿を投げてやる、君は潰れて割れちゃった
君は割れた殻から蘇り、臼と蜂と栗を連れて仕返しに来た

241 :名前はいらない:04/03/26 15:48 ID:EsuY3Bbf
>>239
おお、期待してますぞ!

242 :クロラ ◆oNwpnhIJYU :04/05/12 16:48 ID:fIswjgx7

 広い海を渡ってきた男
 彼の名が飾された船も
 彼自身の服もすり切れ
 浮浪者のように世界の片隅に隠れて

 瞳を光らせ
 林檎の実の奥にダイヤの種を隠して
 いくつもの恋を足蹴にしてきた
 その男は
 いくつもの若い恋を泥に蹴落としてきたんだ

 広場の中央で古い本が燃やされている
 憲兵はとぐろを捲く鼻を仮面の裏に隠す
 まるですべての人びとが冷たい肌をしていると言うように
 まるで頼りない熱を持ったすべての人たちを
 それぞれの孤独に当てはめるようとするように

 彼が出逢った十番目の女が住むの街では
 新しい本が燃やされていた
 彼が出逢った百番目の女が住むの街では
 若草色の本が燃やされていた



243 :クロラ ◆oNwpnhIJYU :04/05/12 16:49 ID:fIswjgx7

 今となっては
 これまでに見たすべての顔が
 たった一つの食卓に集う親戚のように見える
 人生をやり過ごし
 垢を塗り重ねて
 今からようやく家を出ていくような気がしてしまう

 広い海を渡って
 においの染み付いたボロを纏った男は
 いくつもの恋を足蹴にしてきた
 いくつもの若い恋を泥に蹴落としてきたんだ



244 :魚類 ◆AQ/wwchLls :04/05/28 16:40 ID:uCx/pndd
>>241
ギターの練習と併用になったので
そっちにも使えるのも考えマスw。

245 :風鈴n ◆uo.k2UmwDQ :04/08/15 21:53 ID:YHPo4XQ8
メーターが壊れていた
潮の香りが嫌でも充満しているこの町から脱出して気づいた
行きによっぽど急いだせいだろうか
渋滞に巻き込まれ残り2時間で道のりの半分も来てやしなかった
普段針が指さない所まで速度上げすぎたせいであろうか?
帰りはゆっくり 急ぐこともあるまい
明日も明後日も仕事は休みだ その気になれば着くのは明日でもかまわないのだから

よくトイレに入ったときにもそういう事を考える
特に土曜日の夜 自分の家のトイレなんかで
その気になれば・・えーと・・24・・34時間入ってても気にしないでいいのか!
しかしやっぱり早く家にはかえりたいのは正直な気持ち
途中でなにか楽しい事でもあれば話は別だが・・

行きの性急さとは裏腹な復路の旅路ももうすぐ終わり
この川をこえれば 「今日」はまた来年までお預けだ
とりあえずギリギリ本日中には家に着きそうだ
明日はやる事はないし 風呂の掃除でもしようかな・・

そうだ トイレにでもこもっていようか!

246 :しんしん:04/08/15 21:56 ID:CvkIIV7O
どちらかと言えば
俺も物語的な詩を書くほうなんだろうな

247 :名前はいらない:04/08/17 21:57 ID:32ZOdJ5K
物語っていうかバンプは説話だよね。あげ

248 :名前はいらない:04/08/18 21:08 ID:0xZ2a4T7
大金持ちなのにマンションの住民を凄いだなんて
みせっこする訳ないから仕方ないけど
しょうも無い事いうおばちゃんだなと思い
若い頃ろくでもない男に付きまとわれたんやろと
尻の辺りを眺めてみたが男みたいやった
雨の降る前から駆け出す姿を目の当たりにすると
トイレとバスが一緒になっている国ならと
アメリカあたりに夢を馳せるが
めんどくさくなってトイレでアイスホッケイ
それは子供の頃の話しで
今は詐欺師になってやろうと太ろうとするが
夏はジュースで勝手に貫禄が更によくなるが
この詐欺師に向かう準備のお金
会社の経費から出てるのおばちゃん知ってるんやろか

249 :魚類 ◆uo.k2UmwDQ :04/08/25 23:34 ID:bK4a5Cgm
8月最初の海は曇り空でした。

何んでも台風が停滞しているらしくうねりが凄い
それでも休日とあって浜辺は結構にぎわっている
普段は海にはつかるだけ 浜辺で寝ていて熱くなった体を冷やすだけ
ところが今回は様相がちがってくる
波打ち際に叩きつける波を見ているうちになんだか楽しくなってくる
胸の高さの場所まで海の中を進み沖を見ると
波がまるで険しい山脈の連なりみたいで幾層にも果てしなく地平線まで続いている
そしてそれが終わることなき進軍を僕に向かって仕掛けてくる!
今はまだ待つ時期だ もうじき来る・・来た とびきりでかい山脈だ
捕まる刹那体を180°転回し その波に捉まると後は自動操縦だ
波と一緒に砂に鈍角に着地し ズボンを脱がす勢いで波がしてやったりと引いていく
ズボンの中が砂だらけなんて何年振りのことだろう

浮き輪で海に浮かびたい
浮き輪を浮かした上に飛び乗ろうとするのだが
水の中からのジャンプだと ズボンがこれまた脱げて恥ずかしい
仕方ないので一番浅いとこでお尻を乗っけて手をオールの様に
ジャブジャブ漕いで沖へ進む事にした
浮き輪から見る空は全然見えない
というより なんだかぼやーとしてるというか
漕ぐ事に気をとられてさっぱり認識出来ないのです
テレビや映画で見る程 気楽な感じで浮かんで居るのが困難になってきた頃
太陽が何時もより速く落ちて行くことにやっと気がついた

妙にボーとした体を頬の辺りで感じながら海を後にする時に
成るほど、台風とは結構愉快な代物だと妙に感心した夏でもありました



250 :魚類 ◆AQ/wwchLls :04/09/02 23:51 ID:bSR0PUAq
急に寒くなった
今日は長袖じゃないと風邪をひきそうだ
昨日はランニング一枚だったのにどうしたことか
してみると昨日の昼に夏が終了した様だ
そして今日未明に秋に突入したらしい

家に帰る途中スーパーに立ち寄ろう
こんな日は湯豆腐だ でも間に合うかな
駅の時計を見ると閉店5分前
階段を駆け上がり 信号を渡るとスーパーだ
だが自動ドアの入り口で女性が地団駄を踏んでいる
「辛子一つだけでいいのに・・!」
次々とタペストリーが降ろされていく窓をつたい 出口へと向かってみる
やはり開かない どうやら中からじゃないと反応しないらしい
丁度アルバイトの女の子が出口に近付いて来てドアが開いた
「ごめん 豆腐だけでも買わしてもらえない?」
「もう閉店なんです」
「お願い!すぐだから!」
「もう終了しましたんで」
「相変わらずやる気ないな・・」
「はぁ?」 女の子が聞き返した
「相変わらずやる気ないな!」 私は繰り返した
「どうぞ・・」 女の子は渋々店内へ入れる仕草を示した
「いいの?ありがとう!!」
私の歓んだが表情が余程おかしかったのか
女の子は何も言わずに笑いを噛み殺した表情を浮かべていた

家に帰って早速鍋にに水を張り火に掛けた
そして洗面台の鏡に自分の喜んだ顔を映してみた

たしかに変な顔だ

251 :魚類 ◆AQ/wwchLls :04/09/16 22:39:34 ID:VXQzIb23
金欠だ
よって会社に昼飯持参と相なる
おにぎりを作った
具の入っていない塩だけで握ったおにぎり
うちの母親が何時も作るおにぎりはやはり塩だけだった
炊飯器を開けて中のお米に塩をたっぷりまぶす
そして手で混ぜながら適量をすくって手のひらで転がす様に形創っていく
手のひらが熱い! 火傷しそうだ
あわてて蛇口を捻り 水流に手を差し入れる
母親もこんなに熱いのを握っていたんだろうか?
涼しい顔で握っていた表情しか覚えていない
最初は今の僕みたいにきっと熱かったのかなぁ?
長い年月をくぐり抜けるうちに馴れてしまったんだろうか・・

さぁ 出掛ける時間だ
あ!炊飯器洗うのは、帰ってからでいいか!?

252 :魚類 ◆pj4T9.M.QA :04/10/05 23:29:52 ID:mjS1rmDx
斎場の北の角に煙突と杉の木が並んで立っている
昔は煙突の方が倍以上の背丈だったのに
いつの間にか杉の木がそれを追い抜いてしまった

まだ煙突の方が高かった夏の日 いや、っていっても もぅ秋の虫がないていた夏の終わる頃だけど
お墓の横の土手を トボトボと歩いておりました
実はどんな用事で歩いていたのか皆目覚えちゃいないのですが
兎に角、額から滴る汗を拭ってはその手をズボンに擦りつけておりました
ふと先に目をやると 何やら白い物体が やはり私と同じ様にトボトボ歩いて来よります
私の方は心の準備がすでに出来ておりまして
俄然やる気になっていて 何時でも身を翻す用意はしていたのですが
向こうは全く不意をつかれた安梅だった様でした
ど肝を抜かれた白い物体は 「ザッ!」と獣らしいおよそ本能的な俊敏さで
私を避けてまた何事もなかった如くトボトボと土手の向こうへ遠ざかって行きました

今となっちゃぁなんだかそれと自分がとてもおかしくて
妙に誇らしい気持ちで 一人悦に入っていたのですが
何故土手にいたのかは とうとう思いだせず仕舞でした

253 :soft ◆ZYsoftMCT2 :04/10/06 04:28:55 ID:DupHUxcx
『君がいない』
真新しくピカピカ光る 傷一つない
その名前の刻まれた石の前で
少年は泣いているよ

こう決めたらしい 「もうここへは戻らない」と
荷物は二人写った写真だけを持って
手作りの舟で海に出た

全て忘れるくらい 大きな嵐が何回もあって
少年はいつのまにか大人になってった
得意になったのは 忘れ去る事


こう信じたらしい 「きっと戻ってきてくれる」と
悲しい顔だけ残して去ったあの人を待って
ただひたすらそこにいてじっとしてた

もう忘れてもいいくらい 長い長い時間が過ぎたのに
石の下で横たわる人は忘れなれなかった
気付いてしまった 忘れ去る事が出来ないと

254 :soft ◆ZYsoftMCT2 :04/10/06 04:29:45 ID:DupHUxcx


嵐の中であの写真は飛んでった
雨も風もないあの場所で 石は倒れるはずもない


雑草がぼうぼうとしてる コケまみれの
その名前の刻まれた石の下から
泣き声が聞こえてくるよ


海の上で大人になった人
「前へ進める 前へ進める」


石の下で子供のままの人
「君がいない 君がいない」


255 :魚類 ◆pj4T9.M.QA :04/10/07 23:18:34 ID:98qHC77T
雨をやりすごうそうと喫茶店を探すのだが
こんなときに限って自動販売機すらありゃしない
まぁ毎度の事ではあるけれど…

やること成すことなぜか間が悪い
狭い路地で車とすれちがう時なんてきまっていつも電柱が飛び出ている所だったり
鉢植えや自転車なんかが置いてあったりする
地下鉄に乗る時なんかも切符を買おうとすると 改札口から人が溢れだしてくる
こんな風に言うと知らない人からはのんびりしてる人間なんて言われそうだが
実ははセッカチがそのまま町へ飛び出した風体の人間だ
いや もしかして自分で勝手にそう思っているだけで
本当はのんびりしてる人間なのかもしれない
元々無精で興味の湧いた事しかやろうとしないのは昔っからだ
そうだ 早く晩飯喰わなけりゃ
台所の掃除を今日しなければ…
でもまぁいいか?もう少しのんびりした後ででも
まだ寝るまでに時間はあることだし

256 :名前はいらない:05/01/06 23:27:51 ID:IzHEvQBe
age


257 :魚類 ◆yrycargCMg :05/01/09 23:45:23 ID:FDkrMDXj
今年は遠出なしでした。さて、どういうのを物語にするか?(笑)

258 :魚類 ◆yrycargCMg :05/01/10 21:22:09 ID:TMHFA9iA
漆黒の光(闇)

闇をくぐり抜けてきた
蹴散らしちまえ! いや むしろ居心地は良い
闇は少ない しかし日常から居る
知っててそこを通り過ぎ やがて自らが足を踏みこむ
2、3年に一回あるかないかの闇の領域に捕まる
そこに行かなければいいのに
それをしなければすむのに
どういう訳か自発的に闇に飛込む
そしてその先にあるものは毎度お決まりの結末だ

それでいい それが望みだ
いつまでも闇の中で揺れていたい

259 :魚類 ◆yrycargCMg :05/01/10 21:34:22 ID:TMHFA9iA
漆黒の光(日)

大半が日に照らされる
殆んどが光の中だ
みんな輝いて見える
みんな楽しそうだ
でも何でかな?
気持ちが 心が 見えないのは
逆光のせいなのかな それとも光源が強すぎるのか?
兎に角 みんながみんな光の中に溶けこんで一体になって
そこに居る自分の気持ちまで解らなくなってしまう

楽しいからこれでもいいのかな?
でも胸が苦しく ドキドキしないから嫌いだよ

260 :魚類 ◆yrycargCMg :05/01/10 21:48:14 ID:TMHFA9iA
漆黒の光(生活)

あ…二度寝だ…
風呂は駄目だな
洗濯物は取り合えず半分だけ取り込んでおこう
雨は降らないかな?
煙草はまだ鞄に入っていたっけ…
携帯充電し忘れててたか!
コーヒーはまだ残ってたかなぁ?
あぁ、財布が前のズボンに入れっぱなしだ
後10分、ゆっくり座っていたいな…それから行こう
そうだメールは来てるかな…?

あ!おはよう

261 :雨傘 ◆aNcczJY1pQ :2005/05/11(水) 00:07:25 ID:qftUN5oh
今日は横顔だけの君
こっち向いて

ごめん、許して
俺、、悪かったから

君が通る度薫る匂い
狭い部屋で偶然すれ違う時触れるものは暖かくて

昼間は自然な君の目も灯りが消えた暗闇では………

ごめん今日はちゃんと散歩に行くから



猫の癖に首輪つけて散歩できる君

262 :mayuki ◆kTbUDdAxZI :2005/05/11(水) 00:22:37 ID:5wPXo15l
良スレ発見☆

263 :名前はいらない:2005/05/11(水) 01:14:55 ID:o92I+1Cn
良性交発見☆

264 :名前はいらない:2005/06/06(月) 03:26:52 ID:l9VmVaF1
幼君は小雪の降りやまぬ中、山道を登っていました。振り返れば黒々と足跡ばかりが曲がりくねって遠く海まで続いていきます。
いったい何時から、どこへ向かうものか、足を止めればもう二度とみじろぎもできないでしょう。
薄く伸ばされた雪模様の方が洋君を捨て逃げ去っていくのかも知れません。靴底の痛みだけを頼りに
誰もいない夜を指折り越えながら、川を渡り、尾根伝いに下り、湖を巡り、その全てを二度と立ち戻れない場所に張り替えて往くのです。

敷き詰めるうざったらしい星々は輝きます。それほど冷たいのです、月に照らされるほど闇なのです。枯れ木の風に揺すりさわさわ音がします。

「ここまできたよ、こんなところまで来てしまったよ、還れないよ」

増える呟きは手垢がついて癖になり、知らず知らず息のように溢れ落ちます

「誰?」

265 :名前はいらない:2005/06/06(月) 13:17:33 ID:l9VmVaF1
吸い込む息が、肺の中で凍り付く度にわずか温もりが手の甲をすきとおって、散りぢりに体温が奪われていきます。
自分の声両耳から届いた後に自分の感情を知る、幼君は懸命でした。息せき切らしまた、口を開いた瞬時。

「誰?」

首を巡らせ幼君が辺りを見渡しますと坂の直ぐ下に二十歩ほど距離を隔て人影が立っていました。
きっとすぐ横を過ぎてたのでしょう、慌てふためきながら異国の衣装を身に付けた、
地味だけど丁寧な刺繍の施され首から足元まで厚い一枚布を羽織った人物が歩いて来ます。

フードを外し額を晒すと
どうやら女性らしきその人の顔がはっきり大きくなってきて、とてもとても懐かしくて仕方なかったのです。

(それがどこにもないんだと、決め付けておきながら!!)

266 :空色かえる:2005/06/09(木) 17:13:49 ID:urmArKV4
「嘘付きはサンタクロース」

幼君は雪の降り止まぬ山道を歩いています。振り返れば、足跡ばかりが曲がりくねって遠く海へと伸びていきます。
何時から、辿り付くはずの場所は一体どこなのか、あるいは通り過ぎたものか、靴底の痛みだけを頼りに歩いてきました。
指折り数えた景色達は走りさり、季節を握ってもすべり落ちていきます。

「こんなところまで来てしまった。やっと返れないよ、還りたいよ」

見張らしのいい高台にある一本の大樹にまでまで往き暖をともすと決めると
肩の荷物を掛け直し周り中が白銀に染まった情景にしばらくの間眼が慣れて来たのは、気付けないなにかを降り落とすようで不安を覚えなが周りを取り囲む
木々になにかしら意味を探し付けようと眺め歩いてきたのです。


267 :空色かえる:2005/06/19(日) 15:31:29 ID:0SXfbejZ
見開けた高台には一本の枯れ木が腕を伸ばし、陰の廻る幅の分、周りの木々を寄せ付けない風だった。一面の白に人靴の跡を見つけ、人影だろうか。
近付く点は男のようだった。人恋しさに男のほんの数メートルまで近付いたが、気付く風もなく枯れ木を見上げていた。
敷き詰める満点の星空は小さな光をたたえ、見渡す海の黒と、街の灯が揺らめいて何が違ってるものだろうか。
あの遠さ、温かみは手を擦り、はいた息は、たちのぼっていく。

それほど彼は独りだった。

幼君は、「何をしているのですか」男にききました。振り返り、その男は白く氷ついた髪に赤く腫れた頬に少年然としていました。

男はしばらくそのまま凝視して「友達を待っているのです」と、かすれ声で呟いた。
静寂に雪は踊ります。

「名前は」
唐突に沈黙が破れ、声色の意味を反芻するまでの間、空気が質量を持って襲いかかってきました。幼君にできることは、首を横にふることだけでした。

268 :空色かえる:2005/06/19(日) 16:36:54 ID:0SXfbejZ
なにか男は名乗りました。わかりません。一夜の宿を借り、寝ところに厩をかりて枯れ草のなかでねむり、一杯のスープを頂きました。なぜ味わからない。

朝が来て手を挙げ二人はすれ違う。幼君は、わけなく泣き出す。とても寂しい気分になってしまいます

「約束が果たせない」

何処かで、小さく声がしました。自分の唇が動きます。が、己の内なる声だから幼君にはもはや用の無い言葉でした。

「約束が果たせない」

それは遺骸なのだとききます。それは、もっともっと深いところで、いつからか幾念も幾念も、深い地中のなかで、守り続けたものでした。

幼君は何故か倒れこむのでした。疲れているわけでも、苦しいわけでもなく、うなされながら、かみしめるものでした。

269 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/07/13(水) 11:52:30 ID:suZjBw4J
暖め。

270 :まぁ:2005/09/05(月) 23:22:39 ID:S3LzCl41
「図書館通い」1/4

ほんの十数年前にはもっと賑わっておりましたが
近頃の田舎の図書館は人も疎らで
おられるのはそうとうにお年を召された方と
お子さんを宥めるために涼みにいらっしゃった親御さん
課題を抱えた学生さんは、もっぱらコピーを取りに来られます
私は繁く通いました

群れた本の芳香は大変に好ましいものです
年寄りの本の香りは深く鼻腔を擽り
まだ若い本は初々しさに笑みを誘われます
端々に書かれた悪戯や、長く開きっぱなして変色したページ、
詩篇の数々に多く見られた、熱の込められた走りには
指が震える時もございます

271 :まぁ:2005/09/05(月) 23:23:43 ID:S3LzCl41
「図書館通い」2/4

私の職は文学とは酷くかけはなれたものでして
本を読む暇があるなら技術を磨くよう
常々言い付かっております、けれど
図書館通いは、私の生きる糧でございます
私は繁く通いました

いつかの春先より、いや夏であったでしょうか
新刊が入らなくなりました
人はますます疎らです
私の求めた本の大抵が
大きな町の図書館よりの貸し出しとなりました

272 :まぁ:2005/09/05(月) 23:24:42 ID:S3LzCl41
「図書館通い」3/4

つい最近気付いたのですが
閑寂であった館内に
子育てを終えられた主婦の方々が
寄り合うようになりました
雑誌は入荷されるようになりました
新刊は、それきりです

書庫より取り出された本を手に
館内の椅子に初めて腰掛けて、私はページを捲りました
読みたくて読みたくて仕様のない本でした
大きな町の図書館より貸し出して頂いた本でした
まるでまっさらな、しゃんとした目次に、私の指は仰天しました
折り目の一つ、皺一つございませんでした
鼻の奥がつんと痛み、頭が酩酊したようにぐらりと揺れます
私はそれ以上座って居られませんでした

273 :まぁ:2005/09/05(月) 23:25:24 ID:S3LzCl41
「図書館通い」4/4

別段私が哀咽するようなことは何もございません
手には所望の本がしっかと存在しております
館内には奥様方と、若い奥様方、お子様方の賑やかなお声が響いてらっしゃいます
けれど私にはまるで墓場よりも森閑としているかに思えるのです!
ああ、ああ!酷い静寂です!
棺内には私と、お前だけだというのに、そうか、お前が先に居なくなるのか!
私は黙祷のつもりで目を閉じました
いっそこのまま盲になっちまえばいいと笑いました

手当たり次第に打ち噛ましてやりたい、打ち噛ましてやりたい
けれど私にそれは出来やしません
静かに静かに瞑目したお前に、気づきもしなかったのですから
いっそ、埃をどっぷり被って、それから熾になりゃあいい
それまでは、そう、それまでは
私は繁く通うでしょう

274 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/25(日) 21:51:02 ID:PCJWjJnd
墓場の焼肉

飛行機曇がにじみ出すとどうにもしらけてしまう
通過して直ぐの蒼と白のはっきりしたコントラストの方がなんだか具合が良く思う

朝からアイツが何時もより入念な準備をしているのを知っていた
見て見ぬふりをしてる訳じゃない けれど口を挟むのも何だか野暮ったい気がして
内容の殆んど頭に入ってない新聞を眺めていた こういうはっきりしない自分が昔から嫌いだ

開け放たれた障子の縁側越しに夏の空が広がっている
庭にある4本の背の高い向日葵の影が縁側の下にある大きな石の淵に触れそう
もうじき昼になる合図だ

275 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/25(日) 22:22:53 ID:PCJWjJnd
墓場の焼肉

 「そろそろ出掛けなきゃ アナタ…よろしくって?」

とうとうアイツが口を開いた
出掛けるも何もアイツは後鍵を探して履物に足を通すだけといった案配なのに
こっちときた日にゃ寝そべってわざと何もせずにいたおかげで
とても表になんか出て行ける風体ではない 髪なんて右側が逆に跳ねてしまっている
まあ…どうせ人気のない町外れなんで誰も俺の毛など気にしないのが真実だろうが

外に出たがまだ暑い 庭の樹で蝉がワシワシと鳴いている

 「わたし…郵便局に届け物があるから、アナタお肉屋さんに寄ってくださる…?」

白い日傘をクルクルと回しながら視線を自分の手の甲に落としながらアイツが言った

 「肉?肉って…一体どうするんだ?」

 「あら 食べるのよ…」

上目使いで口の端を僅かに持ち上げてアイツは続ける

 「あと牛舌もおねがいね…」

そう言うとアイツは田んぼ沿いのあぜ道を郵便局へと歩いて行った

276 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/25(日) 22:40:46 ID:PCJWjJnd

盆も過ぎて九月の声ももうすぐだというのにこの暑さだけは実に忌々しい
分かれた三叉路で額の汗を拭って待っているとアイツが直に戻ってきた

 「ほら 買ってきたぞ…」

ふとアイツの手を見ると杓の入った手桶を持っていた

 「今から何処に行くんだ?」

 「お墓よ 墓参りに行くのよ…」

 「この肉はどうするんだ?」

 「どうするって…、 焼いて食べるんじゃない?」

悪戯っぽい、それでいてかなり真面目に見える微笑みを浮かべてアイツわ言う
もうこれ以上追求する気になれない 一体何がはじまるというのか…?!

277 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/25(日) 23:21:49 ID:PCJWjJnd

田んぼ添いのあぜ道を突き当たった場所から池の土手を緩やかに上りきった場所に墓地はある
土手の傾斜にそって植えられた桜の木の根元には蝉が這い出した穴が開いている
その墓場に続く道を手桶を持ったアイツの後ろを汗を拭いながら付いていく
アイツの襟足の白いうなじが挿した日傘が揺れる度に見えたり隠れたりして
何だか不思議な光景というより気持ちがする

墓地は小学校の運動場程の平な場所だ
入り口の右側には斎場がある 家の墓は入って左側に建っている
アイツは斎場の脇にある水道で手桶に水を汲み墓の上から浴びせていた

 「貴方 あそこに置いてあるガスボンベを持ってきて下さらない…?」

 「持ってきて…どうするんだよ!」

大体の見当はついていた でもまさか…

 「あら お肉を焼くんじゃない」

 「なんでこんな所で焼くんだ?」

 「今日がお墓参りだからじゃないの…」

墓地と池の間から流れている小川にあるの柳の葉の陰がアイツの足元を擽るみたいに揺れてやがる…!
こうなると一種の集団催眠状態…というのであろうか?これ以上理由を聞く事自体が無意味に感じてくる
実際俺は一人で集団ではない訳なんだが
ガスボンベを砂地に輪を画くように回しながら墓の前まで運んだ
汗でシャツが背中に引っ付いている

278 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/25(日) 23:53:44 ID:PCJWjJnd

墓の前ではアイツが実に手際良く持って来た皿と箸を
墓地を仕切る壁から突きだした段になっている棚に並べている
持ってきたボンベのコックを捻ってみた
(シュー…!) ガスが勢い良く噴出する

 「貴方 悪戯してる暇があるんだったらその長いホースに着け替えて下さいな…!」

咎められながらホースを繋いだ しかし地面までは届かない長さだ

 「墓石の横に差し込んで下さらない?ごめんなさぃ…」

墓の横を見て見ると成程 底の部分に縦横20a四方の穴があった
今まで全く気付かなかった!
まあ墓の横なんて一々調べたりしなかったが…

 「火をつけて下さらない?」

 「つけて下さらないって、まさか墓を燃やす気か!」

 「燃やしたりしないわよ… 燃やすのはお墓の上で焼くお肉よ」

もはや世間の理など此処では意味のない事なんだろう
墓の底はどうやら丸い空洞になっているらしかった
俺は火の着いたマッチを投げ込むとボンベの栓を一杯までゆっくりと捻っていった

279 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/26(月) 00:14:22 ID:ZckwpY3P

墓が熱くなってきた
熱気で側に立っているだけで更に汗がにじんでくる
アイツは墓の天辺に油を曳いている
油は直ぐに熱くなってきたらしく 墓の向こう側の景色がユラユラと揺れている
到底この世の光景とは信じがたい

 「貴方…牛タンから乗せて下さらないかしら?」

…夢遊病者が瞼の裏側から銘じる誰かの指令に従うが如く手が勝手に動き牛タンを墓石の上に並べる
だがその手の 指の感覚自体が妙に鋭敏で自分の意識が進んでやってる様にも思える
しかしもうどっちでもあまり関係がなくなってしまった

280 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/26(月) 00:30:55 ID:ZckwpY3P

墓石の上の牛タンがクルクルっと剃りはじめた

 「もう焼けたかしら…?乾杯しましょうよ 貴方…」

アイツの小鼻が二・三度動いた

 「あぁ。何に乾杯しようか…?」

アイツがずっと挿していた日傘を足元に置いた

 「何にしようかしら…実は…ね…」


墓地に続く桜の木ではまだ蝉が鳴いている
来年もまた地面から這い出して鳴くのだろうか…

281 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/09/26(月) 01:03:55 ID:ZckwpY3P
晩わです。久々に慌てて書きましたので誤字、脱字、送りがなミスだらけですが勘弁><
携帯から一気だとやっぱ辛い(微)


282 :名前はいらない:2005/09/26(月) 09:26:54 ID:3yKrBqFW
氷のように冷たい
私の肩は
ついに
その冷たさに耐えきれず
氷柱をはやした

目に映ることもない
その氷柱は
葉をふるい落とした
黒い木の枝のごとく
肺の毛細血管を可能な限り伸ばし
一つため息をついた

その氷柱は
私の存在を隠すかのように
生い茂り
私を身動き一つできなくしてしまった

外の見えない
厚い水槽のなかで
ここは なんて 冷たいんだろう

幾たびつぶやいただろうか

これも又
夢なのだろうか


283 :魚類 ◆yrycargCMg :2005/11/18(金) 00:57:43 ID:oHafMp4X
今夜獅子座流星が見えるらしい
だけど今見たいのは…

駅から5`程離れた山中に寝ぐらがあった
トボトボ歩いてみるのは何時もの事
だけどしんどいよ とくに月が見えない夜なんか

街灯なんてないから月だけが頼り
くねった道を右に左に歩けば月も右に左に空でくねる

月がないある晩に流星を見た
願い事なんてする暇もない あっという間に神様は消えてしまった
遠い空の彼方にある流星があんなに速く動いているのに
僕ときた日にゃ差し出すような足どりで
流星から遠くはなれた惑星で
そんな事を考えたらまたおかしくなって…

でももうすぐ着く
もうすぐ

284 :名前はいらない:2005/12/06(火) 21:09:39 ID:UwpqrBxS
指人形 歩く
サンタさんは 僕を運んでくれなかった
仕方が無いから 子供の家まで旅に出る

指人形 歩く
雪被る杉並木 獣道 人里は未だに遠い
狼の遠吠え聞こえる ちょっと怖い

指人形 歩く
山脈を越えて 川を越えて 海も越えて
幾つかの年月が過ぎた でも まだ歩く

あの子はきっと泣いてるよ
プレゼントが届かなくて泣いてるよ
僕が行かなくちゃ あの子の涙を止めなくちゃ
お願い 笑って
僕はちゃんと君に届くから

指人形 歩く
ボロボロな体を引きずって
やっと着いた あの子の家
あの子 体が大きくなっていた

あの子は泣いてなかった
冷めた瞳でテレビを見ていた


指人形 遅過ぎた
指人形 届かなかった


285 :自分だけの歌:2005/12/13(火) 00:16:07 ID:0sbluLfp
思い出せるかい? 一番初めに聞いた歌
当たり前のように流れていて 誰も気にしなかった平凡な歌
目覚めた時に始まって 眠りについても続いている
誰でも一度は口ずさむ 一番身近にあった歌

変わり行く環境の中で 変わらない歌が続いていて
いつもと同じように 自分の耳元で響いていて
時々 落ち込む自分を慰めてくれたり
時々 不貞腐れた自分を叱ってくれたりもした
いつでも気付けば傍にあった 自分だけの歌

思い出せるかい? 一番初めに作った歌
不器用なりにも頑張って 下手に格好付けた無骨な歌
自分の足で歩こうとした時 進むべき道を示してくれる
誰でも一度は呟いた 一番大切だった歌

移り行く時代の中で 何処にも行かずに歌は続いていて
いつもと同じように 自分の胸元に響いていて
時々 怖気付く自分を勇気付けてくれたり
時々 挫折する自分を立ち上がらせてくれたりもした
いつでも気付けば隣にあった 自分だけの歌

誰でも同じように それを聞いていたんだ
誰でも同じように それを歌っていたんだ
誰でも同じように いつしか耳を塞ぐんだ
誰でも同じように いつしか忘れてしまうんだ

変わり行く環境の中で 変わってしまった自分に戸惑った時
移り行く時代の中で 何処にも居場所が無いと知った時
その歌詞を思い出せたなら いつもの響きが聞こえたなら
くたびれた声を張り上げて歌え 自分だけの歌

286 :魚類 ◆MCPgo/ILn6 :2006/02/26(日) 21:16:16 ID:kOs+t7cR

寒くなると思い出すことがある
でもそれは他の季節でも同じようにあることに気がつく
年月を重ねるうちにそれは数を増し
癌に侵されていく臓器の表面のように様々な彩りを描いていく

15才 春
山ほどある未来を抱え部屋の中で流浪の日々
実現の術さえ分からず
しかし朧気ながら認識できた
それは実現できないであろうということ

窓の外に月があがっていた
次の日の同じ時間は少し低い位置にあるのを知ったのもこの時

どういう訳か低い月を見つけられなくなった
いまは真上にある月しか見つけられない

287 :名前はいらない:2006/02/26(日) 23:43:26 ID:vL+peYMZ
悪魔が沈んでゆく・・・・・・・・・


288 :ロジ:2006/04/10(月) 00:15:37 ID:L54uffsq
「復讐の面 〜末路〜」

もう色つきで思い出せない復讐とかの意味

復讐の面をつけて生きてきた時間が長すぎて静かな生活忘れたよ

お面が感情を尖んがらして争い絶えず
まともに一つの場所に留まれない

どうしたらいい
幸せはどこで手に入る
もうどれくらい渡り歩いたか
だけどお面は捨てられない
ああああ
また争いが僕をつつむ
いや、自分から求めているのか
わからない

もいここにも居られない
また逃げさるのか
強くなったはずなのに何も変わらないじゃないか・・・
また夜に、お面をつけた男は居場所を探して歩きだした

289 :ツナギ:2006/04/13(木) 21:53:38 ID:yVaUvPi7
「フューエル」

僕の中にはフューエルが詰まっているんだ
だけど、火種がないからいつもクールなままなんだ

これは燃やしてはいけないんだよ
僕は知っているんだ
一度燃えてしまったら、二度と真っ当な道には進めない
だから火種を消す努力をするんだよ

290 :ツナギ:2006/04/13(木) 21:55:06 ID:yVaUvPi7
>>289続き

でも中には、今も少しずつヒューエルは溜まっていっている
もう溢れてしまいそうなんだよ

火種も引っ切りなしにやってくるし
もう燃えてしまいそうなんだ
いっそのこと燃やしてしまおうか?
クールには戻れないけれど・・・
これ以上、我慢は無理だ
自分と共にアイツらを燃やしてやろう
修羅の炎で燃やしてやろう

291 :黒猫:2006/08/14(月) 00:12:51 ID:zGSbg1CT
「十六夜」


あれから半年近く経った
恋とか、そういう類のものだったか 未だに良く分からない
あの頃はただ お互いが夢中でひいたチェス盤の縦と横の線の上を
滑稽に踊っていただけの気もする

ゲームの意図も分からずに
ゲームの行方も分からずに

周りを巻き込んで狂気の宴はどんどん大きくなっていった
後戻りは許されない
でもどうでも良かった
どれがキングでどれがクィーンでも
私はただ貴方と踊っていたかった

ゲームはチェックメイトを待たず 突然終わった
私は踊り疲れたのだ
釈然としない様子の貴方に最後に告げた言葉


「十六夜」は満月の翌日にのぼる月の呼び名
自信に満ちた昨日を恥じて 少し欠けた姿でゆっくりのぼる
そして長い時間夜空を照らす

貴方に最後に告げた言葉は「もういい」
半年が経つ今なお 自分の言葉に嘘をついている


292 :サンボ:2006/08/14(月) 00:40:03 ID:R1ttyJnU
肘が黒いのなんで
腹が黒いのなんで
舌が黒いの関係あるの?

そう君の王子様
だから君と抱き合ってもなんにもならない?

君は満足?
なんか全部失っちゃった気がするんだ

奴隷は命さえも自分の物じゃない?
なんて悲しすぎるね

ああ報われないなんて嘆いてもきっとその意味さえもわからないね
マスメディアはなにしてんのよ

293 :River..:2006/09/23(土) 00:21:48 ID:RfFgMukJ
(1/2)
『ナイフ』


いつの間にかポケットに入っていた
小さなナイフ
玩具のようなそのナイフは錆びていて
手にとると少し懐かしい気持ちになった

それから僕はいつもそのナイフを持ち歩くようになった
持っているだけで自信が湧いた
自信が湧く毎にナイフは鋭くなり
光を増して冷たくなった

僕はナイフを持っているんだぞ
お前達なんか一突きでおさらばだ

いつの間にかナイフはポケットに入らなくなっていた
いいじゃないか
見せ付けてやればいい
ほれみろ
恐がって誰も近寄らない

294 :River..:2006/09/23(土) 00:28:42 ID:RfFgMukJ
(2/2)


ナイフはいよいよ鋭くなり
折れそうなほど薄くなった

そしてある日
僕は友に向かってナイフを突いた
ナイフは刺さることなく折れ
僕の体を貫いた

痛いよ…
助けて…
苦しいよ…

不意に差し出された友の腕

もう大丈夫
ナイフは消えた
苦しまなくていい
僕がいるじゃないか

295 :名前はいらない:2006/09/23(土) 00:35:29 ID:hZ7ksDl7
とてもいいサイトです沂、感出来る詩がかならずみつかると思います、http://32.xmbs.jp/1218/女性向きかなぁ

296 :魚類 ◆AQ/wwchLls :2006/09/28(木) 00:04:49 ID:tlxzTWCy
「またね」

今日会ったあの人は来年はもういないだろう
いや、この世から消えるなんてそんな大それた話しじゃなく
自分の世界からっていう、それ・・・

今の世界を変える為
新しい自分を探す為
それら大義名分の名の下に
友達や知人や恋人を切り捨てる終わりなき粛正が読み捨てた雑誌のように積み重なる

それらを袋に詰めてコインロッカーにでも預けておけたら
きっと捨てるなんてしなかったのに

そして楽しかった毎日も何時の間にか退屈な日々に早変わり
また新しい世界が欲しくなった
今が重荷だ

一番捨てるべき、捨て去られるべき人間が
浮かれた足取りで今日も街にとけていく

297 :名前はいらない:2006/11/01(水) 20:56:18 ID:soSa6v4s
こういう詩は好きです

298 :しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/29(水) 18:06:08 ID:2nTFbaPR
「とめどなく」1/2

うーん…


中学生の頃3つ年上の人が好きになった
手をのばしてもあえなく中指は宙をきるような
一光年先にいる人に恋して光が届く頃には
もうその人はいないような
埋めようもない机と机の谷間だった

その価値観は薄れ今僕の手で届くギリギリ範囲にあなたが居て
僕は谷間から手を伸ばす


ある寒い日公園に彼女を呼び出し今はまさに
 そ の 瞬間だった
谷間から吹く風が足をカクカクさせる
真っ白な頭を駆け巡り彼女の顔に標準が
 あっ た…
「フライ、しん!」

299 :しん ◆SHIN46tkbs :2006/11/29(水) 18:07:56 ID:2nTFbaPR
2/2




彼女のおでこが前のめりになった
僕の頭ではエマージェンシーの赤いランプが
柳沢シンゴのわめき声に合わせて点滅している
ピーピーヤバいよピーピーヤバいよ
「私、彼氏いる─ 」


魔神ブウに殴られたベジータみたいな叫びが響いた
「クハァッ」

谷底に真っ逆さま
顔はカエルになっている
ちょっとおどけてみた
「ケロッ」

谷底に沈んだ僕は帰還すると今はベッドに沈んでいる
左足がビチャビチャだった
どうやらマジで谷底に落っこちたらしい

足は臭いが谷間を怨み眠りに落ちた───
た───
た───
た───

と、現在の彼女に頬を張られながら走馬灯を見た

柳沢シンゴが脳内でピーピーわめいていた

153 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)