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◆◆◆あなたの好きな詩を書いて◆◆◆

1 :名前はいらない:04/06/13 16:31 ID:ngFXD4hq
著名詩人や、ネット、2chなどで見た詩でも可、
あなたの好きな詩をコピペしてください。
(できたら出典もキボンヌ)

2 :名前はいらない:04/06/13 16:42 ID:cXI/yLtG
niに二22
にのココロ

3 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 17:03 ID:Mjg5LNWP
斬新なスレですね

4 :名前はいらない:04/06/13 17:05 ID:ngFXD4hq
>>3
イタチさん。いらっさい。
何かないですか?

5 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 17:13 ID:Mjg5LNWP
>>4
何もないです。
ことごとく何もないです。

強いていえば「削除依頼のススメ」くらいですかね。

6 :BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/06/13 17:22 ID:UmOHb66Y
作:未来

「贈り物」

この世界に存在する全ての書物

そこに書いてある秘密の暗号

さらに四季の移り変わりを

さらに星の歌声を

どうか届け

夢の虹色シャボン玉

7 :名前はいらない:04/06/13 17:32 ID:ngFXD4hq
>>5
帰れ!
>>6
ハワイさん、さんくす。

8 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 17:36 ID:Mjg5LNWP
こういうスレ
他に二つくらいある筈。

どうしてもやりたいんだったら、
誰か一人がスレ主になって
「俺が一人で俺の好きな詩をコピペするスレ」にすれば。

実際つまんねーのばっかコピペする素人多いから、
目の高い人がやってくれると面白そう。

9 :BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/06/13 17:37 ID:UmOHb66Y
>>7
どういたしまして。未来さんの作品です。超レア物です。
素晴らしい作品が集まると良いですね。楽しみにしています。

10 :名前はいらない:04/06/13 17:38 ID:ngFXD4hq
>「俺が一人で俺の好きな詩をコピペするスレ」にすれば

白○○じゃん(w



11 :BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/06/13 17:41 ID:UmOHb66Y
>>10。゚(゚´Д`゚)゚。

12 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 17:47 ID:Mjg5LNWP
>>10
白石淳?

13 :名前はいらない:04/06/13 17:50 ID:ngFXD4hq
そうそう。

14 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 18:17 ID:Mjg5LNWP
そんな無名人知らねーよはくろーきんなんて

15 :BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/06/13 18:24 ID:UmOHb66Y
智に働けば角が立つ。情に棹せば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角にこの世は住みにくい。

                     夏目漱石


16 :名前はいらない:04/06/13 18:45 ID:CybKlV2/
2chなどで見た最も好きな詩をコピペするスレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1063176319/l50

重複スレッドです。上記スレへ移動してください。

17 :イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/13 18:53 ID:Mjg5LNWP
>>15
草枕かぁ。
俺もそのフレーズは職場でよく繰り返ひてたよ。





てか詩ちゃうやろ!

18 :死ね晒す。:04/06/13 18:56 ID:jBrJmWqN
http://www.geocities.jp/sweet_very_kiss_happy_very/top.htm

↑DIDのアホだぜ、こいつ。

19 :夏空:04/06/13 22:12 ID:EQm86Ixg
未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。
その一方で、成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ。

ヴィルヘルム・シュテーケル

20 :名前はいらない:04/06/13 23:25 ID:ngFXD4hq
>>17
国語の先生?

21 :名前はいらない:04/06/14 04:22 ID:MJipHsen
 帽子
                      西條八十


 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?

 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
 谿底へ落したあの麦藁帽子ですよ。

 母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
 僕はあの時、ずゐぶんくやしかつた、
 だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

 母さん、あのとき、向ふから若い薬売が来ましたつけね、
 紺の脚絆に手甲をした。
 そして拾はうとして、ずゐぶん骨折つてくれましたつけね。
 けれど、とうとう駄目だつた、
 なにしろ深い谿で、それに草が
 背たけぐらゐ伸びてゐたんですもの。

 母さん、ほんとにあの帽子どうなつたのでせう?
 そのとき傍に咲いてゐた車百合の花は
 もうとうに枯れちやつたでせうね、そして、
 秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
 あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

 母さん、そして、きつと今頃は、  今夜あたりは、
 あの谿間に、静かに雪がつもつてゐるでせう、
 昔、つやつや光つた、あの伊太利麦の帽子と、
 その裏に僕が書いた
 Y・Sといふ頭文字を
 埋めるやうに、静かに、寂しく。

22 :ポエマー ◆9i8bnxqogo :04/06/14 19:54 ID:ZS+B2MgY

    西條八十


やがて地獄へ下るとき、
そこに待つ父母や
友人に私は何を持つて行かう。

たぶん私は懐から
蒼白め、破れた
蝶の死骸をとり出すだらう。
さうして渡しながら言ふだらう。

一生を
子供のやうに、さみしく
これを追ってゐました、と。

23 :名前はいらない:04/11/12 01:31:01 ID:Zer6y6ca
http://www.h6.dion.ne.jp/~kurokan/harukaGallerynew.htm

24 :名前はいらない:04/11/12 01:44:57 ID:p29ojR8+
やれうつな ハエが手をする 足をする

25 :名前はいらない:04/11/12 01:47:37 ID:p29ojR8+
幸せなら手をたたこう

26 :名前はいらない:04/11/13 00:11:24 ID:X42pae4j
詩を思うとき、生は輝きを増す。

27 :名前はいらない:04/11/13 20:12:19 ID:Pzq5OFV9
踊るアホウに見るアホウ
同じアホなら…

28 :名無し:04/11/14 23:42:53 ID:qq36sxOl
心に恐れがなく、頭を下げずにいられるところ、
知識が自由であるところ、
狭く部屋を仕切って世界が分割されていないところ、
言葉が心理の奥底から現われてくるところ、
疲れを知らぬ努力が完成に向かって腕を差し伸べるところ、
理性の澄んだ流れが、無意味な習わしの陰気な砂漠に消えてしまわないところ、
あなたの導きで、心が思考と行為とにますます発展するところ、
そういう自由の天国へ、私の祖国を目覚めさせてください、私の父よ。

ラービンナート・タゴール (出典 ギーターンジャリ)

29 :名無し:04/11/14 23:45:55 ID:qq36sxOl
名前ってなに?
バラと呼んでいる花を
別の名前にしてみても美しい香りはそのまま

「ロミオとジュリエット」 ウィリアム・シェイクスピア

30 :名前はいらない:04/11/15 09:01:25 ID:gPVpre1g
すてなよ 松葉杖なんか 足がやられても踊りだそう

なにかを 残して いこう
だれも まだ 死んではないよ


トッド・ラングレン「BREEDING」の邦訳カバー
訳はサエキけんぞうだったかな…

31 :名前はいらない:05/02/28 01:56:22 ID:Q/FKoKpN
あげ

32 :名前はいらない:05/03/11 01:47:35 ID:4sbopxNL
━ただいるだけで━
あなたがそこにただいるだけでその場の空気が明るくなる
あなたがそこにただいるだけでみんなの心が安らぐ
そんなあなたに私もなりたい

33 :名前はいらない:05/03/13 18:46:07 ID:6GVQ6xmv


74 :藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/06/10 00:50 ID:oeJf86tn

 「猫はもう飼わないんだってさ、、」

偶然ぽいけど 
今日17年間一緒だった猫が死にました 
庭に穴を掘っていると 
蝉の幼虫が3匹も出てきました 
死ぬ寸前、冷たくなってきているのに 
ララって呼ぶとしっぽをふってたよ 



34 :名前はいらない:2005/05/01(日) 22:21:31 ID:6x6TbxMs
あげ

35 :名前はいらない:2005/05/31(火) 20:24:06 ID:79MZmy2E
アリゲル「旅にある人へ」より


私はあなたのいとしい人になりたい
あなたの力に
爽やかな風に
            日々の糧に
あなたの上を飛ぶ空になりたい

あなたが道にまよえば
足もとに身をなげて小道になろう
君 その道をふりかえらず進みたまえ
渇きになえたあなたを見たら
しばしば小川にかわろう
君 そばによりうちかたぶき 水をむすびたまえ

多くの人なかのあなたを見分けた私
恋人よ
私たちの道はひとつ
どこにいても私に出会うさだめのあなた
いずれは私に気づき
永く私を愛するさだめのあなた

36 :名前はいらない:2005/06/06(月) 20:56:17 ID:EBEi0OsN
著作権は大丈夫なのですか?

37 :名前はいらない:2005/08/09(火) 23:31:44 ID:InjIy1HB
やっぱりうまく言えそうもない。
思いを伝えようとすればするほど私の言葉は粉になり、
前のめりの勢いにのって風に消えていってしまうのがわかるので口に出さない。
この言い方ではなにひとつ伝わらない。
結局正しいのは、ありがとう、というところだけだ。

38 :名前はいらない:2005/09/02(金) 01:44:24 ID:hV0vlowg
age

39 :名前はいらない:2005/10/14(金) 00:56:00 ID:pnCklgun
質問です。

 『あなたに初めてであった時 私はそよ風に吹かれたように 思いました
  あなたに再びであった時 私は花のつぶてを投げられたように思いました』

 というフレーズで始まる詩の題名と作者についてご存知の方、教えてください。

他にも『自我よ、自我の主よ』というフレーズの詩も書いているはずです。

 数年前、偶然何かで見かけて以来、頭から離れないのですが、タイトルや作者を忘れてしまったため、詩集を買うことも出来ないのです。
 相当数の詩集をあさったのですが、載っていなくて・・・



40 :名前はいらない:2005/12/05(月) 15:09:24 ID:1mncomTd
仕方がないよ 今夜は満月だから
涙は世界で一番小さな海だから

41 :名前はいらない:2005/12/13(火) 22:55:49 ID:tnhVxIac
中国の花瓶があって
昔のイギリス女優のポスターの張ってある部屋に 男と女がいた

二人とも矛盾が大好きだった
二人とも真実が大嫌いだった

虚構の世界で遊んでは それをふざけて壊した
大きな声で笑った
目は笑っていなかった

しかし男は気づいてしまった
この世界が女の妄想であることを

しかし女は気づいてしまった
この部屋が男の想像であることを

一度も交わることの無かった視線が交わり

そして 二人はいなくなった
扉も窓も無い部屋から いなくなった

フランスのオルゴールと
中国の花瓶も無くなった

ただ昔のイギリス女優のポスターだけが
笑顔で壁に張り付いていた

目は笑っていなかった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2ちゃんねる詩板

42 :名前はいらない:2005/12/13(火) 22:57:24 ID:tnhVxIac

「森の死」

星だけが見える 苔の上 
わたしでなくて 美しい骨からは

アルコール 星の光にゆっくりと揮発して
明け方には 霧にとける

冷たくて静かで 密度のある森
骨だけが 来年 雨に洗われている

 ※

魂が持っていかれる寸前まで マクナギを吸って

止める もう一度 すごく清潔になる もっと

最後の景色はきらきら 雪のようなマクナギ

むらさきな森の夕方 木立の隙間には古代杉の幽霊

透明なマクナギの群れが 体のなかで震えている

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2ちゃんねる詩板

43 :「疲れた時に考えること」 −−−− 2ちゃんねる詩板:2005/12/13(火) 22:59:45 ID:tnhVxIac
雨が降り出したので
ハハハハハハハハと私は笑い出した
丁度隣にいた筈の私の妻はポカンとして私を見つめていた
私が妻の肩をハハハハハハハ笑いながらポンポンポンポン叩くと
妻の口から金魚が飛び出してきたので
私はすぐさま傍にあった割り箸を割って(うまく割れなかった)
その金魚を掴んだ その手を妻が掴み さらにその手を妻の不倫相手が掴んだ       ふひひひっひ
その不倫相手の方を私は掴んでハハハハハハハハ私は笑いながら
「人」「の」「女」「に」「手」「を」「出」「す」「と」「は」「ど」「う」「い」「う」「つ」「も」「り」「だ」
と 言った ハハハハハハハハハハハと笑いながら
雨 はさらに強くなった
1004     hP     a
 私はミリバールに同情して                愛に                 俺は
金魚をバールのようなもので殴ってしまった     命も                ノンケでも
私の耳から蟻が出てきた           雪なんてもうここ十年降らない           構わず
私の息子は中学二年生                                食っちまう
風がカツラヲ剥ぎ取っていく                                           んな男
 ハハハハハハハハハハハハハハハハと笑い転げながらながらながらながら
(おい!エコーかけんなよう)(なよう)(なよう)(なよう)(なよう)(なよう)

俺オレ俺オレ俺オレ俺オレ事故事故事故事故事故起しちゃちゃちゃちゃちゃた
示談金1000000000000000000000000000000マンマンマンマンえんえん

雨はまだ降っている 私は私と私の私を私ながら私 妻とその不倫相手は逃げ出し
金魚を飲み込んだ割り箸 中華街の殺人 エコー×× 
PSPSPSPSPSPSSSPSプレイ ステーション ポータボー
×××☆×雨×ま×ている △Δ△Δは×○◎ニジェール オマーン国際 雨はまだ降っている


44 :名前はいらない:2006/03/13(月) 04:46:47 ID:8xgKE+oe
『雨が降っている
 僕は高速道路の下にずっと立っている
 街は雨に濡れて 車も雨に濡れて 
 僕はずっと立っている
 僕は考えた
 心はこの遺跡を前にしてどうしてこんなにも静かなのか
 どうして昨日作られたものが今日たちどころにして遺跡になってしまうのか
 ずっと考えていた
 垂直に落ちる水 水平に広がる都市
 その雨の視線と僕の視線の交差するところに僕達の今がある
 雨は僕の空に降り 
 僕の屋根に降り
 僕の車道に降り
 自動車のワイパーに沿って流れ落ちて僕の前に垂直に下降する』

45 :見捨てられた少年:2006/03/13(月) 11:02:28 ID:MxqNURnO
『Er, der am Ende lacht, lacht am besten 』

傷ついた、笑うヒト。
笑うことしか知らなくて。
憎悪を含んだ笑いしか知らなくて。

彼はいつも笑っていた。
自嘲して、笑って。
ココロのどこかで泣いているのかもな。

なんて、そんなコト思ったり。

最後に笑うは使者。
最後に泣くは己自身。

自覚したのはいつだっただろうか?



46 :名前はいらない:2006/03/13(月) 13:28:17 ID:e3HWtBa/
ttp://we.magma.jp/~ayamati/index.html

綾真智さんの詩が好き(^^)!

著作権とか分からないから張っときまーす。。。

47 :名前はいらない:2006/03/13(月) 16:19:02 ID:78/7TASl
さみしそうなあなたのために この歌を贈ろう
明日の朝は あなたの顔に 笑顔もどるように
雨・雨・風・風
吹き荒れてみろ
そんな時こそ 俺たちは
また強くなっていく

さみしさに沈んだことや 苦しみになやんだことが
明日からの生きる力に なってゆくだろう
雨・雨・風・風
吹き荒れてみろ
そんな時こそ 俺たちは
また強くなっていく

生きてるなら叫んでみたい あの陽が落ちるその前に
今日も一日確かに生きた 俺たちだから
雨・雨・風・風
吹き荒れてみろ
そんな時こそ 俺たちは
また強くなっていく………


48 :北の星:2006/03/15(水) 11:22:09 ID:Z0ryWvb4
母親というのは無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれる事を
心の底から願います
どんなに高価な贈り物より
我が子の優しいひとことで
十分過ぎるほど幸せになれる
母親というものは
実に本当に無欲なものです
だから母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです

49 :名前はいらない:2006/03/17(金) 02:26:59 ID:tjqjfBUI
船は確かに道の岬を目指している
魚は確かに産卵の日を待っている
小鳥は確かに散弾に怯えている
少女は確かに運命を知っている
一枚の絵の中には無数の決断が隠されている
目には見えない静かな決断が
そして日々は過ぎてゆく
そして日々は



50 :名前はいらない:2006/03/17(金) 02:30:54 ID:tjqjfBUI
歩き疲れて
振り返れば
急がなくていいよ、と
囁く影法師
柔らかな 日差しの中
過ぎる時間に
しおりを挟んで
続きはまた明日
続きはまた明日

昔、聖飢魔Uで赤い顔してギター弾いてた人が今はこんな詩を書くようになった・・・
とても元悪魔とは思えない。
良い作品作る人なんだけど、性格が軟弱なんだよな〜

51 :名前はいらない:2006/03/17(金) 02:33:09 ID:tjqjfBUI
真っ赤な長襦袢が流れて
鬢付け油の匂いにふらふらってなって
ごめんね 八方から手を入れたりして
金貨やら小判やら金槌やら
普段はやたらと硬いものばかり手にしているものだから
男はつい 優しくて柔らかいものに触れたがる

谷川俊太郎、女様参るより

52 :名前はいらない:2006/03/17(金) 15:44:59 ID:e1VjnEl5
予言者達の書き付けた壁は
割れ目から崩れ落ち
殺戮の道具の上に
日の光は燦然と輝く
あらゆる人が悪夢や夢想とともに
引き裂かれていく時
栄冠など何処にもありはしない
静寂が叫び声を呑み尽くしてしまう

破滅の定めの鉄門のもと
時の進行の種子は播かれ
聡明かつ著名な偉人らの行為が
水を与てきた
掟を決める者もいないならば
知識とは死を招く友人
全人類の破滅の定めは
愚者どもの掌の上にあるようだ

錯乱こそ私の墓碑銘となろう
ひび割れ荒廃した道を私は這い進む
なんとかなるというのなら腰を下ろし笑ってもいられよう
しかし 私は明日が怖い 私は叫び続けるだろう
そうだ 私は明日を怖れ 私は叫び続けるだろう

53 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/17(金) 23:39:52 ID:hZED7nYH
[若菜集・白壁]島崎藤村

たれかしるらん花ちかき
高楼われはのぼりゆき
みだれて熱きくるしみを
うつしいでけり白壁に

唾にしるせし文字なれば
ひとしれずこそ乾きけれ
あゝあゝ白き白壁に
わがうれひありなみだあり

54 :名前はいらない:2006/03/18(土) 00:00:45 ID:pSHwIbjU
ネロ 愛された小さな犬に

ネロ もうすぐまた夏がやってくる
お前のいない夏がやって来る
お前はただ二度ほど夏を知っただけだった
僕はもう18回の夏を知っている

そして僕は今 自分のや 自分のでない
いろいろの夏を思い出している

淀の夏
メゾンラフィットの夏
ウイリアムバーグ橋の夏
オランの夏
そして僕は考える 人間は一体もう何回くらいの夏を知っているのだろうと

出典なんて書かなくても分かるだろうな、これは

55 :名前はいらない:2006/03/18(土) 02:56:44 ID:SoDhVoh0
昨日の胡桃を明日の林檎に
雨の日も歌う
風の日も歌う
遠くの人と握手をするように
ただILove You そっと

楠清四郎 雨の日も風の日も

56 :名前はいらない:2006/03/18(土) 04:20:34 ID:Tz4el9f5
三界の狂人は狂せることを知らず、
四生の盲者は盲なることを識(し)らず、
生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、
死に死に死に死んで死の終りに冥(くら)し

空海

57 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/24(金) 23:35:07 ID:PioO+/Vc
[上り坂]クリスティナ・ロセッティ


この曲がりくねった道は、ずっと上り坂なのだろうか?
そうだとも、登りきるまでは。
この旅はまるまる一日かかるのだろうか?
朝から晩までかかるだろう。

だが、夜になったら、泊る場所はどうなんだろう?
夕闇が迫る頃には、泊る家も見つかるはずだ。
だが、暗すぎて、見つからないってことは?
そんな心配は無用だ、宿は必ず見つかる。

58 :名前はいらない:2006/03/25(土) 00:14:19 ID:36+r3j+U

  ネロ −愛された小さな犬に−

              谷川 俊太郎

ネロ
もうじき又夏がやってくる
お前の舌
おまえの眼
お前の昼寝姿が
今はっきりと僕の前によみがえる
お前はたった二回程夏を知っただけだった
僕はもう十八回の夏を知っている
そして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思い出している
メゾンラフィットの夏
淀の夏
ウィリアムスバーグの夏
オランの夏
そして僕は考える
人間はいったいもう何回位の夏を知っているのだろうと

ネロ
もうじき又夏がやってくる
しかしそれはお前のいた夏ではない
又別の夏
全く別の夏なのだ

新しい夏がやってくる
そして新しいいろいろのことを僕は知ってゆく
美しいこと みにくいこと 僕を元気づけて くれるようなこと 
僕をかなしくするようなこと

59 :名前はいらない:2006/03/25(土) 00:19:42 ID:36+r3j+U
そして僕は質問する
いったい何だろう
いったい何故だろう
いったいどうするべきなのだろうと

ネロ
お前は死んだ
誰にも知れないようにひとりで遠くへ行って
お前の声
お前の感觸
お前の気持ちまでもが
今ははっきりと僕の前によみがえる

しかしネロ
もうじき又夏がやってくる
そして
僕はやっぱり歩いてゆくだろう
新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ 春をむかえ 更に新しい夏を期待して
すべての新しいことを知るために
そして
すべての僕の質問に自ら答えるために

60 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/28(火) 20:38:01 ID:8RBzvzMl
[恋衣より、しら玉の]与謝野晶子

しら玉の清らに透る
うるはしきすがたを見れば、
せきあへず涙わしりぬ、
しら玉は常ににほひて
ほこりかに世にもあるかな。


人のなかなるしら玉の
をとめ心は、わりなくも、ひとりの君に染みてより、命みじかき、いともろき
よろこびにしもまかせはてぬる

61 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/04/06(木) 23:04:24 ID:cAHfsFxK
[真夜中を過ぎて]ルイース・シンプソン

暗い通りに人影は絶えて、ドラッグストアがただ一軒、眠っている体
のように、やわらかな光を放っている。


店の奥に、自殺や堕胎を照らし出す
白い裸電球が、
ぽつんとひとつ。


この暗い家並みには、誰が住んでいるのだろう。
ふと気がついた―

わたし自身がここに住んでいてもおかしくないと。

ガレージの店員が戻ってきて、
わたしの手にガソリン代の釣りを寄越す―
念入りに一ドル札を数えながら。

62 :名前はいらない:2006/04/06(木) 23:20:44 ID:qP6Wm9Tb
谷川俊太郎の詩は強烈。10年前に読んだときのフレーズが
未だに残ってる。うろ覚えだけど。以下その好きだった詩の抜粋部分

世界は私を呼ぶ
すると私はいなくなる

私が去るとき
私の健康が戻ってくるだろう

陽は絶えず豪奢に捨てている
私たち人間は卑しい生まれなので
夜になっても それを拾うことに忙しい

(以上)…こんなかんじだったかな?

63 :名前はいらない:2006/04/08(土) 18:53:37 ID:pBnl7SAZ
詩に詳しい皆さん、この詩を知りませんか?


もうダメだと思った時、そこからダメになる
・・・・・(忘れた。こんなカンジの詩が3つくらい続く)
ダメだと思うキモチのどこかに・・・・(忘れた。まだまだ続く)


これだけしか分からない
詩が合ってるかも分からない
誰か知ってる人がいるといいな

64 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/04/12(水) 23:01:10 ID:4NB48HYi
[ちょっとひと言] ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ

冷蔵庫に
入っていた
すもも
たぶん君が

朝食の
ために
とって置いたのを
失敬した

ごめん
うまかった
実に甘くて
冷たくて

65 :名前はいらない:2006/05/17(水) 20:48:26 ID:dWW0oSyr
[白い月]
ポール・ヴェルレーヌ

白い月
森に映え、
枝々から葉をふるわせて
発する声・・・・・・


おお 愛するひとよ。


底深い
池の鏡に
映る影、
その黒い柳に
風は泣き・・・・・・


さあいまは、夢みる時。


ゆったりと


やさしい和らぎが
月の渡りの
虹色の空から
降りてくるよう・・・・・・


いまこそは 妙なる時刻。

66 :名前はいらない:2006/05/21(日) 22:58:25 ID:a0CjMdFI
歌詞ですが


なんにもいらない
あなたに触れたい
行き場を失くしたうたが胸に響く
思い出す度 心配してみたり
涙が一粒 だけどあなたには届かない
気がつけばまたここにいる

67 :名前はいらない:2006/05/25(木) 01:32:04 ID:ENgBxz5K
「BAD」
(byU2訳詞)

君が顔を背けるのなら
君が自分を引き裂くのなら
僕はやってみるよ
降参して位置を変えてみよう

使えない命綱を風に投げられるとしたら
僕は弱い心はいらない
雨の中へ立ち去る君を見つめていよう

道を見つける為に放っておくんだ

絶望、混乱、孤立…
僕は現実を直視している
眠ってなんかいないよ…
あぁ絶対に…

68 :名前はいらない:2006/05/25(木) 19:05:18 ID:wfpximoS
戦争を知らない大人たちに捧げよう。
彼らの過ちは、三つある。
子供たちが自分たちから生まれたと信じている。
子供たちより多くを知っていると思い込んでいる。
子供たちがいずれ自分たちと同じものになると願っている。
それら妄想の馬鹿馬鹿しさと言ったら、
戦争よりも悲惨なのだから。

                森博嗣「スカイクロラ」冒頭より――

69 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/05/29(月) 21:29:04 ID:+Rxg+Ztv
one man one goal one mission
one heart one soul just one solution
one flash of light yaeh one god one vision誰にもひとつのゴールとひとつの使命がある
ハートもソウルも解決法もひとつ
チャンスも神もヴィジョンもたったひとつ
ONE VISION by queenより

70 :名前はいらない:2006/05/31(水) 02:08:07 ID:NqSmdI2w
やる気をなくしたスーパースター!
待ちこがれる声が聞こえないの?
胸に秘めてる期待に応えてよ
舞台も照明もあるわ 整えて君を待っているだけで
僕にはなんにもできないから 踊ってみせて♪♪♪

かろやか素敵なスッテップで
 風に身をまかせてさあ

君がいつも僕に夢をくれる スーパースターさ!
素敵な声唄で僕に響かせて
泣き濡れていたいの
『安藤裕子姉やんのドラマチックレコード』

71 :宮坂純:2006/06/04(日) 01:19:12 ID:5taOyqlD
「ほほづき」萩原朔太郎

ほほづきよ
ひとつ思ひに泣けよかし
女のくちにふくまれて
男ごころのかなしさを
さも忍び音に泣けよかし

72 :大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/06/20(火) 21:41:22 ID:4hJKODxu
美しい一日の憂鬱
byピエール-ジャン・ジューヴより冒頭部抜粋


雨の多い夏に樹々は巨大だ。
空は見分けがつかない それほどに月の光が

73 :hide:2006/06/20(火) 22:01:19 ID:gJxHCiOw
―― Wish ――
君が 幸せになることを
誰より僕が 願っている
儚い 夢と希望を抱きしめた
輝く笑顔を見ていたい

http://poet-poems.seesaa.net/
↑からの出展。
ここの詩は結構好きかな。

74 :一味とうがらし:2006/07/02(日) 11:20:20 ID:4Rh5eTIE
   『白鳥』
 
 洗練されない野生の
 下等な生き物たちは
 鳴き声かんだかく
 うるさく
 くさい
 
 目を輝かし
 興奮した口調でさけぶ
 縄張り争いか
 責任のなすり合いか
 なき
 さわぐ
 
 脈絡もなく
 筋書きもなく生きている
 白い羽をもつ魔物
 動物園の白鳥 

 

75 :一味とうがらし:2006/07/02(日) 11:23:39 ID:4Rh5eTIE
あれ、ここって自分でつくった詩をかくところじゃないのか。

76 :名前はいらない:2006/08/20(日) 01:44:51 ID:yKsoU9Kp
「THE FIRST TIME」
(U2訳詞)

かけがえのない恋人
彼女は優しい心を持っていて僕に唄う全てを教えてくれる
道を失うと意見を明らかにしてくれる
信じることを失うと希望をくれる

僕の父は金持ちの仮面を被り、僕に天国の鍵を渡した
だけど僕は裏口から出ていった
そして鍵を投げ捨てた…
投げ捨てたんだ…

生まれて初めて
僕は愛を感じている

77 :M主任:2006/08/20(日) 12:33:45 ID:DmYZaMo8
ウイスキーを水で割るように
言葉を言葉で割るわけにはいかない
            「田村隆一郎詩集」より
→田村隆一郎氏の詩は、大人の孤独感みたいなものが感じられるし、
考えさせられるものが多いので好きです。


78 :名前はいらない:2006/08/20(日) 12:39:58 ID:DcFZ2SmG
言葉を意味で、ではないでしょうか

79 :名前はいらない:2006/08/20(日) 12:40:37 ID:DcFZ2SmG
そして、隆一郎じゃないしw

80 :M主任:2006/08/20(日) 13:40:26 ID:DmYZaMo8
あ、間違ったね。
アルツハイマーだからさ、俺。

81 :名前はいらない:2006/08/28(月) 02:07:28 ID:2rs00mMs
「火の鳥」
(泉谷しげる)

鎖に縛られた僕を見て君は一時泣いてみせてる。
すぐに敵に色気をみせて僕を
「殺せ」と指差した。
振り落とされるハンマーは軽く頭を吹き飛ばし、僕の体は西へ東へゆっくりと飛び散った。
僅かに残った左の目に君の嘴が囁く。
「どうせお前は一つの夜」
笑い話にもなりゃしねぇ。
あぁなんて冷たい火の鳥。

昨日知った贅沢を今日捨てるのは無理さ。
でも僕は欲しかった贅沢過ぎる君を
ハイカラだよ君のやる事は、
僕はもうバラバラさ。
あぁなんて冷たい火の鳥
あぁなんて冷たい火の鳥…

82 :名前はいらない:2006/08/31(木) 23:47:48 ID:UiFZZ/yO
ロカ岬の石碑より

ここに地終わり海はじまる

83 :化粧品男:2006/09/01(金) 13:39:27 ID:35a68wVc
いつかどこかで

しんじあえるなら

だきしめてみたい

ゆーかりのはやしをぬけて そして

りんごのきのしたで

こいをハグくむ


84 :名前はいらない:2006/09/01(金) 22:12:36 ID:5A0h82UX
どっかへ走って ゆく汽車の

七十五セント ぶんの切符をください ね

どっかへ走って ゆく汽車の

七十五セントぶんの

切符をください ってんだ


どこへいくか なんて

知っちゃあいねぇ

だだもう こっちから はなれてくんだ
(ラングストン・ヒューズ「七十五セントのブルース」)

85 :ピアス☆:2006/09/02(土) 18:06:47 ID:8wqUb2mW
初カキコでぇす。

  自信が無くなっても  アナタを思う気持ちよりも
  自分を信じる思いのほうが
  自分のタメだと思うかも知れない。
  自分を犠牲にして後悔させるよりも、
  今を思う存分楽しませれば心の未来を見つめるよりもステキなことだと思えるかもよ
  存在よりも思いよりも私の『今』は輝いていて
  泣いているトキよりも笑っているトキのほうが多くなって
  自信もタクサンついて誰かに憧れを抱かれるかも知れない
  いつか自分はステキだと口ずさむかもしれない

 『ステキと言われるまで』
  

86 :名前はいらない:2006/09/23(土) 00:13:53 ID:dCg8sZp8
自分の感受性くらい」   (茨木のり子詩華集「おんなのことば」より)

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


87 :名前はいらない:2006/10/01(日) 00:27:36 ID:xy6WXib1
作者 W・カーロス・W
お読みください
題名「これをいっとかなきゃ」

食べてしまったんだ
あのプラム
入ってたやつ
冷蔵庫に
それってさ
もしかしたらきみが
とっておいたとか
許しておくれ
だっておいしかったんだもん
とっても甘くて
とっても冷たかった

88 :名前はいらない:2006/10/01(日) 20:34:42 ID:QpVwCAQ5
真実は時に残酷な結果を生む

89 :名前はいらない:2006/10/02(月) 02:51:14 ID:/TJpYkxV
つゆとをち

  つゆにきえにし

      わがみかな

なにはのときも

     ゆめのまたゆめ


(秀吉 辞世の句)


90 :◇◇◇◇:2006/10/10(火) 19:49:04 ID:smF9kCVD
あげ

91 :名前はいらない:2006/10/10(火) 23:03:01 ID:7ZO5HCIu
ひどく懐かしく 否定しがたいほどに温かい
このひとつの 俺がたった今抱いているこの形
おまえを抱きしめている ここにある現実
このひとつの 俺がたった今抱いているこの形 だから
目を見開いて 希望に満ちあふれ
目を見開いて 願わくば野性を

この大切な瞬間 もう以前に何があったのか忘れてしまった
俺はたった今ここにいる そのまま ここにいてくれ……
この身体が俺を抱いている 俺は孤独じゃないと教えている
この身体が俺に永遠を感じさせる この痛みはすべて幻想なんだと



92 : ◆ess7uJjQj. :2006/11/15(水) 03:14:49 ID:oeds8Yn8
祈りを捧げて
 祈りを捧げて

君を一発で殺せますように
 苦しまないで逝けるように

君が逝く所に
 僕も逝けますように

93 :名前はもうない:2006/11/16(木) 10:03:17 ID:H+rZQtb9
愛しています。

だからサヨナラ。

94 :名前はもうない:2006/11/16(木) 14:49:43 ID:H+rZQtb9
ずっと前から

気づいてた

僕の世界を壊すのは


君だってコト。

95 :名前はいらない:2006/11/16(木) 14:54:16 ID:vcJ06w8f
ありがとう
いえばとってもいいきもち
いわれりゃもっといいきもち
ありがとう
ありがとう

96 :名前はいらない:2007/01/11(木) 04:15:26 ID:cJrD924c
今、君の手にないものは
君にとって必要ないものなんだよ
必要ない。必要ないんだよ

97 :名前はいらない:2007/01/11(木) 18:06:04 ID:9wGk+LFR
複製「汲む―Y・Yに―・茨木のり子ダイジェスト」

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私を見すかしたように
なにげない話に言いました
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 墜ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました
外にむかってひらかれるのこそ難しい
わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました

注)
注では原文参照とのことであるけれど、これは、原文よりもいいな。
一つの理解だな。
何度読んでも。

98 :名前はいらない:2007/01/11(木) 18:47:22 ID:9wGk+LFR
暴力及び法律は馬鹿を支配するための方法である。

99 :名前はいらない:2007/01/11(木) 21:25:50 ID:0D0jmmjK
「ほつれ」

この脳のほつれを正確に掴むことができたら
自分で自分をはめてしまおう

脳は、はちきれんばかりに肥大をはじめ零れ落ちる前に
桶を用意しよう

グロテスクな表現だが返り血なんて気にしない

だって俺はシンゴロウだから

100 :名前はいらない:2007/01/12(金) 02:47:38 ID:9h3ywHLv
「或る日突然・トワ・エ・モワ編」

或る日突然、
愛し合うのだろうか、
セフレどうしでも。

101 :名前はいらない:2007/01/12(金) 03:44:54 ID:9h3ywHLv
「品格のアレンジ」

二宮尊徳はすごいことを云っている。
凶作に困った藩の家老が相談に来たとき、
まずはあなたが餓死しなさいというのだ。
そうすれば百姓たちは
己の拙さを恥じるとともに
今の悲運にも耐えることが出来るだろうと。
これはどのレベルの教訓であるのか。
少なくとも道徳の領域ではなかろう。

注)arrange=脚色

102 :名前はいらない:2007/01/13(土) 10:50:49 ID:Qs8rMviK
「NHK俳句のゲストの句」

 ことごとく
 未踏なりけり
 冬の星     (高柳克弘)

確かではないが確かこんな句でしたが無限の興趣が可能だと思います。
なお、今日の教えとしては、俳句は言い切る所に妙手ありとのこと。

103 :ふぇれ:2007/01/13(土) 11:04:23 ID:y8TPVsYZ
何も言わない 今 ここで
唯一無二の 彼 逝きたれば

104 :楊皓:2007/01/13(土) 21:20:20 ID:HWVxZWXd
蒸発

塗り固めた小石が融けた
このままサラサラ流れてくれると良い

砂浜に打ち上げられた小石を足下にして河上を浮かべる

この過程で沢山のものを巻き込んだ
流れの遥か先にいるもの
流れが読めずに脱落したもの

まだ先に光がある

波の景色にも意味を求め
人から聞いた川の名前に一級河川であることを知る

歌詠み人が小舟を浮かべ
悪戯に笑みを浮かべる

雨を降らした太陽が僕しかいないじゃないかって気だるそうに立ち上がる

105 :巨人と妖精:2007/01/13(土) 21:25:57 ID:OGh6pnq6
この街何もない
あるのはキミとボク
それでスベテ

さよなら
世界という名のカケラ

106 :名前はいらない:2007/01/14(日) 06:43:40 ID:ShEY9+OL
「サッポロ雪祭り」

何も無いこの街なら
世界のかけらを集めて
それで君とぼくのすべてを

107 :名前はいらない:2007/01/14(日) 07:14:08 ID:DOFEdWBh
一日一語一路道無き道を

か?

素敵じゃないか!

108 :名前はいらない:2007/01/14(日) 10:35:32 ID:pnIngIOk
カカッテコイヤ カエリウチジャ ジョウトウジャ ヒヒ

109 :名前はいらない:2007/01/16(火) 21:08:29 ID:y5r1B6pt
赤い眼のベイビー

この地獄のような世界は

とびきりスウィートだね

ガムみたいに



110 :名前はいらない:2007/01/16(火) 22:10:49 ID:wV25CNkA
「すべて」

すべてが私に突き刺さる
愛されることも怖くなり
愛そうとしても彼女の皮膚が裂けてしまう
愛すことも愛されることも
すべてを失ってしまうってこういうことなのか・・・

何もかも被害妄想に取り

そういわれてひっくり返った

他人が私で私が他人

だから愛すのは勿論、他人 だった。

111 :名前はいらない:2007/01/17(水) 11:46:43 ID:qYJEsD/O
「君の瞳に乾杯!」

他人とは他ならぬ人のことであれば愛することも悪くない。

112 :名前はいらない:2007/01/17(水) 13:45:41 ID:O/5mlme1
「詩」

詩・・・
詩・・・
詩・・・

詩なんか大嫌いだ!
詩なんかごんべんを取って寺にしてやる!


113 :名前はいらない:2007/01/17(水) 19:32:03 ID:DE1oVNTE
【扉】

やけに真面目そうな警備員
でも弱そうだ
「ここから先は入ってはいけません」
そう言われてみると入ってみたくなるのが人の常
俺は街でも評判の無法者

聞く耳持たずに殴り倒す

不思議と心が浮き足立つ

深い闇、先に光が見える

そうとう俺は歩いたんだ。先に光が見える。そうとう俺は歩いたんだ。先に光が見える

歩き疲れて途方に暮れた

顔を上げると
さっきの看守が現れて
「何か得ましたか?」って言った。


114 :名前はいらない:2007/01/19(金) 04:07:58 ID:cDZiTyZv
「ユーモアの鎖国・応用編」

読んだ後の私と、読む前の私との、違いが生じる詩。
それを石垣りんは「使いものになる」と書いている。

「私が好きなのは実用的な詩です。

 お前は人生を理解してはならない
 すると人生は祭りのようになる

と書いたのはリルケでしたでしょうか。
この詩句を口ずさむことで、私は
いつでも人生に賑わいを感じるのですが」

115 :名前はいらない:2007/01/21(日) 02:23:17 ID:8oQnCci7
のちのおもひに


夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を

うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
――そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもひ
忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう

116 :名前はいらない:2007/01/21(日) 08:10:36 ID:z1HQtO+g
「自己と時間(と)」

「詩」における分岐。
「にぎわい」は音楽に
「近く」なることで
「海」に還るのか。
「無用の用」へと。

117 :名前はいらない:2007/01/21(日) 08:12:34 ID:z1HQtO+g
「自己と時間(と)」

「詩」における分岐。
「賑わい」は音楽に
「近く」なることで
「海」に還るのか。
「無用の用」へと。

118 :アンチ宮台:2007/01/21(日) 14:20:31 ID:AlANmkI+
「オラ上流さ行ぐだ」  作詞:ニート 作曲:フリーター

ハァ 定職ねえ 職安ねえ パートもそれほど儲からねえ
カネがねえ 気力もねえ ネット毎日グーグルル
朝起ぎで自転車で 10分ちょっとの通勤路
飛行機ねえ クルマもねえ バスは二年に一度乗る
オラこんな身分いやだ オラこんな身分いやだ
ヒルズへ行くだ ヒルズへ行ったなら
銭コア貯めで 麻布にビル買うだ

ハァ 娯楽もねえ スタバもねえ 生まれてこのかた見だごとァねえ
美女もいねえ デリヘルねえ まったぐ童貞オレ一人
カラオケはあるけれど 使う機会に恵まれない
ゲーセンねえ 映画もねえ たまに見るのはフジテレビ
オラこんな身分いやだ オラこんな身分いやだ
外資へ行くだ 外資へ行ったなら
出張にかこつけて 南国でバカンスだ

ハァ 学歴ねえ 教養ねえ 「東大さん」とは何者だ?
大学は見かけるが 学者さんとは面識ねえ
本代ねえ 論文読めねえ たまに見るのはマンガだけ
予備校ねえ ある訳ねえ オラの地区には受験もねえ
オラこんな身分いやだ オラこんな身分いやだ
東大に入るだ 東大を出だなら
キャリアを積んで 末は大臣か博士だ 

119 :名前はいらない:2007/01/21(日) 17:19:27 ID:3l1/d6rA
「こそあど」

金、破壊、悲しみ、気付き、罪
回想してみる
尽きたときに気付くんだろう
与えてしかいなかった事

無限の【るつぼ】よ壊れてしまえ

120 :名前はいらない:2007/01/21(日) 17:33:35 ID:z1HQtO+g
「日本の六十歳」

遺伝子を見れば将来、癌になるかどうかわかる時代に、
遺伝子の治療は、そこまで追い着いているのかどうか。
とはいえ、いつ、その癌が発症するかも、しないかも、
わからないのが実際ではないのか。結果論としての、長
生きだけが、確実で、それが六十というのも知恵ではないのか。

注)十歳で終わった命に泣く気持ちがあれば、定年後の人生は、どうなるのだろう。

121 :名前はいらない:2007/01/21(日) 17:45:31 ID:3l1/d6rA
「所詮」

人間なんて散り行く定め
無償の愛なんて必要ない

神なんて自分に存在するものでしかなく
感謝の気持ちは自身が決める

さぁ行きましょう
繋ぎ併せた未来の居場所

122 :名前はいらない:2007/01/21(日) 18:05:51 ID:3l1/d6rA
わかった地獄へは葬らない

だけどさ、これって俺の命蝕み続けてるよw

123 :名前はいらない:2007/01/21(日) 18:20:57 ID:z1HQtO+g
「最後の言葉から」

三島由紀夫は、最近の戦争は、殊に汚くなっていると云っている。
その汚さについて、どれだけの日本人が知って、戦争を考えているのか。
例えば、『人権について』(みすず書房)などという本を、読んだ人は、
日本人には何人いるのだろうか。税込みで、¥3,045円出せば、買える本です。
現代の地獄が楽しめる本です。こういう本が、読まれていないというのは、残念ですね。

124 :名前はいらない:2007/01/21(日) 19:01:46 ID:8b8rnbi/
そう。
もう少し真剣に考えても良いかもね
http://society4.2ch.net/test/read.cgi/jsdf/1145305314/

125 :名前はいらない:2007/01/22(月) 03:01:40 ID:af/8ctV0
「テレビの死」

養老猛司氏曰く、死には三つあり、自分の死と他人の死、
そして知人の死である。自分が死ねばそれで終わりであり、
他人の死は気にならない。悩みが生じるのは
いつでも、知人の死である、と。テレビは
人々を知人にする。それはいいことだろう。

126 :名前はいらない:2007/01/22(月) 22:20:57 ID:/CvqZXe0
夏のおもひに

このゆふべ海べの岩に身をもたれ。
ゆるく流れるしほの香にゆふべの諧調は海をすべり。
いそぎんちゃくのかよわい触手はひそかに流れ。
とほく東に愁ひに似てあまく光流れて。

このゆふべ小魚の群れのゑがく水脈に。
かすかなひかりの小皺乱れるをみ。
いそぎんちゃくのかよわい触手はひそかに流れ。
海の香と胸とろかすひびきにほほけて。

とらはれの魚群をめぐるほとむれの鴎らに
西の陽のつめたさがくろく落ち。はなれてゆく
遊覧船のかたむきさへ 愁ひをさそひ。

このゆふべ海辺の岩に身をもたれ。
こころ開かぬままに別れしゆゑ
ゆゑもなく慕はれるひとの面影を夏のおもひにえがきながら。

127 :名前はいらない:2007/01/22(月) 22:36:23 ID:/CvqZXe0
方船

空を渡れ 錨をあげる星座の船団
灯火は地球に絶えた 悲愁は冷たく迅やかだ
湖水の風に羽を洗う鳥たちはむなしく探す
昨日の空にはためいていた見えない河原を

ひとよ 窓をあけて空を仰ごう
今宵ぼくらはさかさまになって空を歩こう
秘められた空 夜の海は鏡のように光るだろう
まこと水に映る森影は 森よりも美しいゆえ

夜の奥に胸を開いて歩み入れば
地球を彩る血の帯ははためくだろう
憎悪の暗い洞穴をゆさぶりながら
夜のしじまにしたたりながら おらびながら

この星がふるさとであるか 血は血を泛かべ
この星がふるさとであるか 河は涸れ……
鳩たちが明るい林を去ってからすでに久しい
愛するものよ おまえの手さえ失いがちに

128 :名前はいらない:2007/01/22(月) 23:51:40 ID:/CvqZXe0
真昼の星

ひかえめな 素朴な星は
真昼の空の 遥かな奥に
きらめいている
目立たぬように─

 はにかみがちな 綺麗な心が
 ほのかな光を見せまいとして
 明るい日向を
 歩むように─

かがやきを包もうとする星たちは
真昼の空の 遥かな奥に
きらめいている
ひそやかに 静かに─

129 :名前はいらない:2007/01/24(水) 03:38:04 ID:LLQPCJCL
風に寄せて

さうして小川のせせらぎは 風がゐるから
あんなにたのしく さざめいてゐる
あの水面のちひさいかげのきらめきは
みんな 風のそよぎばかり……

小川はものをおし流す
藁屑を 草の葉っぱを 古靴を
あれは風がながれをおして行くからだ
水はとまらない そして 風はとまらない

水は不意に身をねぢる 風はしばらく水を離れる
しかしいつまでも川の上に 風は
ながれとすれずれに ひとつの語らひをくりかへす

長いながい一日 薄明から薄明へ 夢と昼の間に
風は水と 水の翼と 風の瞼と 甘い囁きをとりかはす
あれはもう叫ぼうとは思わない 流れて行くのだ

130 :名前はいらない:2007/01/24(水) 04:52:18 ID:LLQPCJCL
雪の日に

雪がはげしく ふりつづける        雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら         雪はおのれを どうしたら
                         欺かないで生きられるだろう  
欺きやすい 雪の白さ           それが もはや   
誰もが信じる 雪の白さ          自らの手に負えなくなってしまったかのように 
信じられている雪は せつない      雪ははげしくふりつづける
     
どこに 純白な心など あろう      雪の上に 雪が
どこに 汚れぬ雪などあろう       その上から 雪が
                        たとえようもない 重さで
雪がはげしく ふりつづける       音もなく かさなってゆく
うわべの白さで 輝きながら       かさねられてゆく
うわべの白さを こらえながら      かさなってゆく かさねられてゆく

雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう

雪はひとたびふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため

純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ

131 :名前はいらない :2007/01/24(水) 19:03:58 ID:IsULmNAL
あたしの糞ったれ人生の最高に見事にハングリーな朝はフライドポテトのようにファックしてよ

132 :名前はいらない:2007/01/25(木) 01:06:56 ID:X+ACrdCc
天使

まなざし            そして           
だけ が            てんし
みえる             に
                 ことよせて
め                ひどいこと 
の かたち           を
でなく              いいそう
                  に
まなざし            なる
という              のを

の                いっしょうけんめい
むこう の           に  
いめーじ            こらえる


おなじように
つばさ

きず


                                                                
                                                              

133 :名前はいらない:2007/01/26(金) 16:36:04 ID:iAYxBSHw
忘却の時にあって

忘却の時にあって
あなたを思うのは美しい、
天使よ。
五月の雨に果樹園に
小さな花花を咲かせるように、
天使よ。
私の胸の中にも白い花花をもたらし
あなたの翼の五彩のいろでふちどらせたまえ
   <失われるものは貴く、
    流れて行くものは美しい、
    取り残されたものは穢い形骸でしかない>
天使よ。
わたしの心のなかに倫理と戒律をもたらし
転生と輪廻を夢見させたまえ。

134 :名前はいらない:2007/01/26(金) 17:31:26 ID:3lw4WkQz
「天使」

五月の雨の果樹園に
白い花はある。
それは忘却。

135 :名前はいらない:2007/01/26(金) 20:09:30 ID:xYA7A5mg
>>126
>>133
恥ずかしい

136 :名前はいらない:2007/01/26(金) 21:50:25 ID:kbnqY0+N
風のうたった歌

一日 草はしゃべるだけ
一日 空は騒ぐだけ
日向へ日蔭へ過ぎていくと
ああ、花
色と 匂ひと 輝きと

昔むかし その昔
子どもは 花の中にゐた
しあわせばかり 歌ばかり
子どもは とほく旅に出た
 
微かに揺れる 木の中へ
忘れてしまった 木の中へ 

やさしく笑いながら
そよぎながら
ためらいながら

ひねもす 梢を移るだけ
ひねもす 空に消えるだけ

137 :名前はいらない:2007/01/26(金) 21:57:25 ID:AE8s2Ynw
しんぱいが薄れていく
しんぱいが消えていく
大人になるにつれて存在が薄くなる
小さな罪悪にもあんなに悩んで日が暮れた
しんぱいおっぱい
やっぱりおっぱい


138 :名前はいらない:2007/01/28(日) 05:30:32 ID:Kq7mS6tb
「風のうたった歌・やまなし変奏曲」

草はしゃべってむしられる
空は騒いで隠される
日向から日陰へと
色と匂いと輝きと
一日、それらは
ちょっとだけ、
気まぐれ
よ。

子どもはとほく旅に出た
しあわせばかり歌ばかり
大人になつた彼は花の中にゐた

微かに揺れる木の中へ?
忘れてしまった木の中へ?

「しらない」
「わからない」

やさしく笑いながら
そよぎながら
ためらいながら

ひねもす梢を
ひねもす空に。

139 :名前はいらない:2007/01/28(日) 12:05:04 ID:need2eqq
青くなってゆく空


雲を浮かべている
私を沈めている

真夏の真昼の真中の広がりの底で
昨日のあなたが光っている

私を沈めている
雲を浮かべている

真夏の真昼の真中の広がりの上で
明日のあなたが光っている

打ち上げられて渚に身悶えしている魚のように
砕けた恋の光の砂にまみれてひくつきながら
私は冷たく焦げている
精一杯反らした体から夢のように青い煙を立てながら

ああ 少年時
うつろは白い雲を浮かべていて
うつつは白い私を沈めていて

140 :名前はいらない:2007/01/29(月) 11:56:25 ID:4ruT82Ol
「少年時代」

私を沈めている
雲が空に浮いている。

141 :名前はいらない:2007/01/29(月) 14:27:06 ID:41Gx0quS
青猪幻影

おれの胸にあいつは住んでいる
あいつの伴侶はどこにいるのか
いつも孤独でうたふことをしない
風の凍るしののめの深山を雪をけって駛るのだ
あいつはほそい脚で
つたなく駛りつづけては躓くのだ
あいつの毛竝はみごとな雪白で
しぶきのなかにうづくまった姿は
まるで岩なのだ
岩といっしょに凍ってしまふ
あいつのおもひはおれを捉える
不器用で内気で
青いかなしみを怒った顔で耐へている
じぶんの図体のおもみと
そのありだけの温みでたたかっている

梢をわたってくる風に麓の春を知り
乳くさいほのかな花のかおりに
額をあげるとき
ちひさなその眼は
よろこびに濡れて黒く輝くのだ

142 :名前はいらない:2007/01/29(月) 17:36:07 ID:CU+wwNFv
http://61.xmbs.jp/with/

↑携帯サイトだけど、なんか好き

143 :名前はいらない:2007/01/29(月) 17:40:33 ID:oc+rR0t/
宣伝乙

144 :名前はいらない:2007/01/29(月) 21:46:38 ID:SlpmuGGD
unicorn

妖獣と僕の間には
わずかな隙間しかない
はじめは静電気のように火花が散る
暫く立つと妖獣のすべてが見えはじめた
生まれた時から妖獣の棲み家に住んでた

妖獣と話すうち
僕との違い同じものリアルに感じはじめる

145 :名前はいらない:2007/01/29(月) 22:49:35 ID:u/nkATs+
落葉松


落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる

落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる

落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる

落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる

146 :名前はいらない:2007/01/30(火) 17:53:58 ID:Frt6+5LO
し的思考

あたまの中がぐちゃぐちゃだ
感覚が元に戻ってしまうと
とてつもなく恥ずかしいこと
あまりに酷いこと
再度目にしたときにどんな感覚になるだろう

因果応報だよな
相手にも、それは振りかかる

悲惨なことを考えると
自分が惨たらしいことにあったことを思い出し

なかなかしねない

147 :名前はいらない:2007/01/30(火) 18:08:15 ID:Z+vx6PLn
天使と悪魔

頭の中の2人は囁かない

そこに一人
奥深くに雲泥を泳ぐ特殊な喫好を持った一人
まぁ所謂…って奴だ
すべては彼の思うまま

月に架かった悪魔みたいな成りしてた

148 :名前はいらない:2007/01/30(火) 23:36:22 ID:tOGHPIHQ
風に寄せて その二

風はどこにゐる 風はとほくにゐる それはゐない
おまへは風のなかに 私よ おまへはそれをきいてゐる
……うなだれる やさしい心 ひとつの蕾
私よ いつかおまへは泪をながした 頬にそのあとがすぢひいた

風は吹いて それはささやく それはうたふ 人は聞く
さびしい心は耳をすます 歌は 歌の調べはかなしい 愉しいのは
たのしいのは 過ぎて行った 風はまたうたふだらう
葉っぱに わたしに 花びらに いつか帰って

待つてゐる それは多分 ぢきだらう 三日月の方から
たったひとり やがてまたうたふだらう 私の耳に
梢に 空よりももっと高く 何を 何かを くりかへすだらう

風はどこに 風はとほくに けれどそれは帰らない もう
私よ いつかおまへは ほほゑむでゐた よいことがあった
おまへは風のなかに おまへは泣かない おまへは笑わない

149 :名前はいらない:2007/01/31(水) 20:20:05 ID:f9OZ63Pe
水底吹笛


ひょうひょうとふえをふこうよ                        がらすざいくのゆめでもいい あたえてくれと

くちびるをあおくぬらしてふえをふこうよ                  うしなったむすうののぞみのはかなさが

みなぞこにすわればすなはほろほろくずれ               とげられたわずかなのぞみのむなしさが

ゆきなずむみずにゆれるはきんぎょぐさ                 あすののぞみもむなしかろうと

からみあうみどりをわけてつとはしる                   ふえにひそんでうたっているが             

ひめますのかげ ――                            ひめますのまあるいひとみをみつめながら 

ひょうひょうとあれらにふえをきかそうよ                 ひとときのみどりのゆめをすなにうつし

みあげれば                                  ひょうひょうとふえをふこうよ

みずのおもてにゆれゆれる                         くちびるをさあおにぬらしふえをふこうよ

やよいのそらの かなしさ あおさ

しんしんとみみにはみずもしみいって

むかしみたすいしょうきゅうのつめたいゆめが

きょうもぼくらをなかすのだが

うっすらともれてくるひにいのろうよ

150 :名前はいらない:2007/02/01(木) 00:51:26 ID:RQ4iYAtP
「とてもつまらなすぎな意味不明な文」
もともと大事にしてたのは、忘れてしまった様な気がするけど、少し思い出した
心が幸せである事だった
あれも心が幸せであればと思っての事だった
心が幸せだと人に対しても優しくなれたり、前向きな気持ちになれたりするし
でも、自分が好きな人が自分に批判的ならば、あの時の事を変えようかとも思った
昔の自分や自分の好きな人、世間の目や家族の目等色んなものが錯綜する
少し思ったのは、それでわざわざ幸せそうな人??を批判する人は、心が寂しい人なのではないか
人を好きだっていう事には多分いちいち批判とかそういうのは無意味で、単純に好きで幸せって事だと思う
だから愛する家族や恋人や友人関係において、いちいちそういうのを壊すような要因は入ってくるだろうか
ところであの人が本当に自分の事を好きでいてくれたのだとしたら、どうして好きな人を
許せないのだろうか そんなに簡単に壊れてしまうしまうものだろうか
あの人はほんとに私の事を好きだったのだろうか 
やっぱり私の事をほんとには好きではなかったのだろうか
私は自分の好きな人が同じ事をしてたとしても許せるし許せないわけないと思うし、できる限り
受け止めてあげたいとか、そういう気持ちになると思う 
好きな人をいちいち批判したくはないな
何かしら許せない点とかがあったとしても、話し合えば良い事なのではと
好きな人が幸せそうであれば、それは何よりも嬉しい事なのでは、と思う


151 :名前はいらない:2007/02/01(木) 01:48:22 ID:9ZJ3iPO2
「とてもつまらなすぎな意味不明な文 その二」
毎日毎日不安ばかり。匿名の書き込みに踊らされているようだ。
空に向かって話す独り言も、届いているのかまったく分からない。
全部自分の妄想だったのかもしれないと思う始末。
ところであの人が本当に自分の事を好きでいてくれたのだとしたら、
どうして好きな人を不安にさせるような事をするのだろうか。
そう簡単には壊れないからこそ、空に独り言を言ってるのに。
あの人はほんとに私の事を好きだったのだろうか。 
やっぱり私の事をほんとには好きではなかったのだろうか。
自分の奇妙な行動に不安をおぼえつつ空に独り言を放っていた。
受け止めてあげたいとか、そういう気持ちで。 
好きな人をいちいち批判したくはないないけど不安で狂いそう。
どこで話し合えば良いのか分からない。
好きな人が幸せなのかそれすら分からない。

152 :名前はいらない:2007/02/01(木) 18:40:27 ID:+rYGmj1D
>151さんはほんとにその人のことが好きなのでしょうね(?)
不安にさせる??人をずっと好きでいられるなんてすごい
私は不安にさせられたり浮気されたりとか、
この人は自分のことをほんとに好きではないのかな、と思ったら
引くかなあ。。ネットはよく分からないところですね、現実での話ですけども

153 :名前はいらない:2007/02/02(金) 12:29:53 ID:5ZrQjkWP
>>152
本当にネットはよく分からないところですね。
誰が書いたのかも分からない小さな画面の小さな文字に
心を揺さぶられたりするんです。
冷静に考えると、すごくばかげた事だって思うのですが
心を揺さぶられたのは紛れも無い事実なんです。

154 :名前はいらない:2007/02/04(日) 00:23:49 ID:MMq7VeO1
     The Anchor Song

     i live by the ocean
    and during the night
      i dive into it
    down to the bottom
   underneath all currents
    and drop my anchor

   this is where i'm staying

      this is my home

155 :名前はいらない:2007/02/04(日) 04:55:50 ID:K0JhAWiN
「The Anchor Song・女房とタイタニック」

海に浮かんでいる気分
いつでも夜は
氷を押しているようにも
それでもここは暖かい
沈んでいくものの
最後の微笑み

156 :名前はいらない:2007/02/04(日) 06:27:41 ID:MMq7VeO1
ゆめみたものは

ゆめみたものはひとつの幸福
願ったものはひとつの愛
山並みのあちらにも
しずかな村がある
明るい日曜日の青い空がある
日傘をさした田舎の娘らが
着飾って歌をうたっている
大きなまるい輪をかいて
踊りをおどっている
告げて歌っているのは
青い翼の一羽の小鳥
低い枝でうたっている
ゆめみたものはひとつの幸福
それらはすべてここにあると

157 :名前はいらない:2007/02/05(月) 21:54:59 ID:zowTLwQy
そのひとがうたうとき

そのひとがうたうとき                         そのひとがうたうとき
そのこえはとおくからくる                      よるのなかのみしらぬこどもの
うずくまるひとりのとしよりのおもいでから             ひとつぶのなみだはわたしのなみだ
くちはてたたくさんのたいこのこだまから             どんなことばももどかしいところに
あらそいあうこころとこころのすきまから             ひとつのたしかなこたえがきこえる
そのこえはくる                             だがうたはまたあたらしいなぞのはじまり
                                  
そのこえはもっととおくからくる                   くにぐにのさかいをこえ
おおむかしのうみのうねりのふかみから             かたくななこころうごかないからだをこえ
ふりつもるあしたのゆきのしずけさから              そのこえはとおくまでとどく
そのひとがうたうとき                         みらいへとさかのぼりそのこえはとどく
わすれられたいのりのおもいつぶやきから            もっともふしあわせなひとのもとまで
そのこえはくる                             そのひとがうたうとき

そののどはかれることのないふかいいど
そのうではみえないつみびとをだきとめる
そのあしはむちのようにだいちをうつ
そのめはひかりのはやさをとらえ
そのみみはまだうまれないあかんぼうの
かすかなあしおとへとすまされる

158 :名前はいらない:2007/02/06(火) 20:28:16 ID:7l6IdhaH
子守唄 ひな鳥のための

ろんろんろんろん                 ぼんぼんぼんぼん
おやすみ あわあわ               おやすみ とろとろ
お目目 閉じなさい                身体 まるめなさい
やわらかい                    とろける
歌がきこえるよ                  気持ちがするよ

   風が吸いあげられていく              血潮がふきでてはじけていく
   青くて遠い空の波                  わたしの口のなかの空              

るんるんるんるん                 ろんるんらんぼん
おやすみ ゆるゆる               おやすみ いい子
お羽根 おさめなさい              やわらかなとろける
あまやかな                     あまやかなおいしい 
匂いがするよ                   ろんるんらんぼん

   雲がわきでてながれていく
   白くて高い空の川

らんらんらんらん
おやすみ やわやわ
お首 すくめなさい
おいしい
味がするよ

   夕焼けがゆれて漂っていく
   赤くてひろい空の海

159 :名前はいらない:2007/02/06(火) 20:38:24 ID:7l6IdhaH
>>156 訂正

夢見たものは‥‥

夢見たものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる

告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたつてゐる

夢見たものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と

160 :名前はいらない:2007/02/07(水) 13:24:00 ID:JUlvGOLa
また昼に

僕はもう はるかな青空やながされる浮雲のことを
うたはないだらう ……
昼の 白い光のなかで
おまへは 僕のかたはらに立ってゐる

花でなく 小鳥でなく
かぎりない おまへの愛を
信じたなら それでよい
僕は おまへを 見つめるばかりだ

いつまでも さうして ほほゑんでゐるがいい
老いた旅人や 夜 はるかな昔を どうして
うたふことがあらう おまへのために

さへぎるものもない 光のなかで
おまへは 僕は 生きている
ここがすべてだ!……僕らのせまい身のまはりに

161 :名前はいらない:2007/02/09(金) 22:32:41 ID:ljB8qua7
やさしい魚

やさしい魚のやさしいうろこが
月曜日に一枚火曜日に二枚剥がれた

剥がれたうろこは銀色にひかりながら
海の中見えない底へ沈んでいく

やさしい魚のやさしいうろこが
水曜日に三枚木曜日に五枚剥がれた

うろこが剥がれて
やさしい魚はひりひり痛い

やさしい魚のやさしいうろこが
金曜日に十四枚土曜日に三十六枚剥がれた

日曜日 歌おうと海に来てみれば
砂に終止符のようなやさしい魚のなきがら

162 :名前はいらない:2007/02/11(日) 10:52:58 ID:rOfSlz2d
流れの幻想

真新しい波のひかりに
音はしずかに満ち充ちる
ああその緑の衝撃をはこんでくる
果てしない視野の海原
眼にみえぬ風の主張
あなたの解き放つ時のふるえに
渇望の視線をさかのぼる

豊饒をはらむしたたかなうねりの
あしたの予感をてらし
風光の甘美な目ざめ――
たえしのぶ脳髄の流れの幻想

刻々の変化をうつす海のように
夢と重なる鮮明な息づかい
その流れの感覚 その流れの感触

生成 氾濫 回復――
新しいさまざまな流れのうしろに
広漠とした世界がただよう

163 :名前はいらない:2007/02/11(日) 18:09:59 ID:mATi5+dz
合唱に使われてる詩多いな〜

164 :名前はいらない:2007/02/14(水) 15:34:10 ID:2crNcExo
自分がここに書いた詩は
一つを除いて全て合唱曲につかわれているものです。
ぜんぶそらで言えるのが嬉しい。


ジョギングの唄

おれは常套句を愛する                おれの生き方は
すなわち                         こうなのだ
<自分の歩幅で>                    こうなのだ
というやつだ                       こうなのだ
および腰の知性なぞ                 と確かめながら
古い運動靴のように打ち捨てて           いとしい地球を踏んで行くのだ
わっしょい                        わっしょい

人は
よりよい明日をつくり得る

意地でも思いこんで
わっしょい

心臓から押し出された血が
ふたたび心臓にもどるのに
18秒しか かからぬそうな
寸刻ごとに
新しいのだぞおれは
わっしょい

165 :名前はいらない:2007/02/16(金) 15:01:29 ID:7QhWoFkP
ぼくの学習ノートに           
ぼくの机や木々に
砂に 雪に
ぼくはきみの名を書く

読みおえた全てのページに         
空白の全てのページに
石に 血に 紙に 灰に
ぼくはきみの名を書く

金塗りの肖像に
戦士たちの武器に
王たちの冠に
ぼくはきみの名を書く

ジャングルに 砂漠に
鳥や獣の巣に エニシダに
ぼくの幼い日のこだまに
ぼくはきみの名を書く

166 :名前はいらない:2007/02/16(金) 15:03:37 ID:7QhWoFkP
夜々の驚異に
日々の白いパンに
婚約の季節季節に
ぼくはきみの名を書く

ぼくのすべての青空のちぎれに
カビの生えた太陽の池に
かがやく月の湖に
ぼくはきみの名を書く

野原に 地平線に
小鳥たちの翼に
影たちの粉挽臼に
ぼくはきみの名を書く

夜明けの 吹きつける風に
海に 船に
そびえ立つ山に
ぼくはきみの名を書く

167 :名前はいらない:2007/02/16(金) 15:08:05 ID:7QhWoFkP
雲たちの泡立ちクリームに
雷雨の汗たちに
垂れこめる味気ない雨に
ぼくはきみの名を書く

きらめく ものの形に
色とりどりの鏡に
物理の真理に
ぼくはきみの名を書く

めざめた森の小径に
末広がる道路に
あふれ出る広場に
ぼくはきみの名を書く

灯されたランプに
消されたランプに
占領されたぼくの秘密の家々に
ぼくはきみの名を書く

二つ割りの果実のような
ぼくの部屋のひらき鏡に
空の貝殻のぼくのベッドに
ぼくはきみの名を書く

168 :名前はいらない:2007/02/16(金) 15:10:14 ID:7QhWoFkP
食いしん坊のやさしいぼくの犬に
ぴんと立ったその耳に
ぶきっちょなその脚に
ぼくはきみの名を書く

ぼくの戸口の踏み台に
慣れ親しんだ家具たちに
祝福された焔のゆらめきに
ぼくはきみの名を書く

分かち合う肉体のすべてに
ぼくの友たちのひたいに
差し伸べるそれぞれの手に
ぼくはきみの名を書く

驚きの顔が映る窓硝子に
沈黙のはるか向こうに
待ち受ける女たちの唇に
ぼくはきみの名を書く

169 :名前はいらない:2007/02/16(金) 15:11:57 ID:7QhWoFkP
破壊されたぼくの隠れ家に
崩れおちたぼくの燈台に
ぼくの倦怠の壁に
ぼくはきみの名を書く

欲望のない不在に
はだかの孤独に
死の階段に
ぼくはきみの名を書く

回復した健康に
消え失せた危険に
思い出のない希望に
ぼくはきみの名を書く

そして ただひとつの言葉の力で
ぼくはまたぼくの人生を生き始める
ぼくは生まれた きみを知るために
君の名を呼ぶために

自由

170 :名前はいらない:2007/02/17(土) 23:50:15 ID:RhOg6kPB
春が来るというのに…




秋が来た
空を研ぎ雲を光らせて
染み入るやうにながれてきた
すべてのものの外皮が
冴えわたつて透きとほる
魂と魂とがぢかにふれあふ
みな一様に地平の涯に瞳をこらす
きみはきかないか
万物が声をひそめて祈ってゐるのを
どこかに非常にいい国があるのを感じてゐるのだ!

171 :名前はいらない:2007/02/18(日) 00:12:41 ID:ANI2Apua
耳にひびくメロディーは美しい。が、耳に聞こえぬメロディーはもっと美しい。
                           ――ジョン・キーツ

172 :名前はいらない:2007/02/18(日) 18:54:54 ID:h1hzCZX5
「ジョギングの歌」

楽しいから走る。
雨の日でも走る。
幸せか?とか聴くな。
幸せとは、
走っているうちに成るものだ。

173 :名前はいらない:2007/02/19(月) 23:27:17 ID:z+7KlhNB
詩というか台詞に近いのですが

174 :名前はいらない:2007/02/19(月) 23:44:35 ID:z+7KlhNB
詩というか台詞に近いのですが…

冷たい手を

なんと冷たい可愛い手、                          けれど盗まれても悲しくありません。
ぼくに温めさせてください。                         なぜって、かわりに住みついたのですから、
捜してなんになるでしょう?                         希望が!
この暗さでは見つかりませんよ。                      これでぼくのことはおわかりだから今度は
だけどさいわい                                あなたが話を。
月夜です、                                   どうか!話してください。あなたはどなたです?
それで月がここのぼくたちのそばにいてくれます。           おしえてほしいのですが!
待ってください、お嬢さん、
あなたにお話ししましょう、ほんのひとことで
ぼくが誰か、そして何をし、どう生きているか、いかがです?

ぼくは誰?詩人です。
何をしているか?書いています。
どう生きているか?生きているんです!
気楽な貧乏ぐらしをしながら
ぼくは王侯のごとくほしいままにしています。
愛の詩と賛歌を。
夢を見、幻を追い、
空中に楼閣を描けば
ぼくは大富豪の心もちになります。
時たま、ぼくの宝庫から
宝石をみな奪い去ってしまいます。
ふたり組の泥棒、美しい目という泥棒が。
今もあなたといっしょに入ってきて
それでぼくのいくつもの夢は
それで美しいぼくの夢は
すぐさま消え去ってしまいました!

175 :名前はいらない:2007/02/20(火) 16:16:38 ID:4c1VLa69
お心あたりの方、メールを頂けると本当に助かります。
ohigenotanteisan@yahoo.co.jp

わたしの名はミミ

みんな私をミミって呼ぶけれど                       でも春が来て雪が解けて
本当の名前はルチア。                            太陽が最初にやってくるのは私のところ。
私の話はすぐに済みます                          4月が最初に口づけするのは私なの!
絹や布に刺繍をしているの。家でやったり出かけて行ったり。     最初の陽射しは私のもの…
静かで幸せな暮らしです。                           
楽しみは、百合やバラを育てること。                    バラが芽吹くと…
                                          一つ一つの葉をそっと見つめます!
好きなのは、                                  花の香りは
優しい魔法のように、                             とっても優しいの!
愛を語り、春を語り、                             でも私が刺繍で作る花は、ああ!
夢を語り、幻を語り、                              私の刺繍の花は香りが無くて、それが悲しくて。
「詩」という名前でよばれているもの…

みんなは私をミミって呼ぶけれど
理由はわからない。
一人暮らしで、ご飯を食べるのも一人きり
教会のミサにはあまり行かないけど
神様にお祈りするのは好き。
一人ぼっちで
あそこの白い小さな部屋で暮らしているの。
屋根と空を眺めながら…

176 :名前はいらない:2007/02/22(木) 04:40:22 ID:77/uSmCj
「ラジオ深夜便から」

インタビューの中でみどりさんは
司馬さんからプロポーズをされた時、「私は
機械が壊れているから駄目だ」と断ったそうである。
(正確には、「精神の機械が壊れているから」だったか)
すると、司馬さんは今度の手紙(メモだったか?)で、
「それならぼくが直してあげましょう」とか書いたらしい。
司馬さんという人は、なかなか
手紙を書くのが上手だったと云っていた。いずれにしても、
自分のことを機械に例えて憚らぬ、女性に司馬さんは惚れたものだなあ。

177 :名前はいらない:2007/02/22(木) 16:07:30 ID:CVkc65rB
えをかく

まずはじめに じめんをかく
つぎには そらをかく
それから おひさまと
ほしと つきをかく

そうして うみをかく
うみへながれこむ かわと
かわの はじまる
やまをかく もりをかく
もりにすむ しかをかく
しかのはしる のはらをかく
のはらにさく はなをかく
はなにあつまる あぶをかく
あぶをたべる つばめをかく
つばめをつかまえる たかをかく
かぜをかく くもをかく
くものかげをかく

じめんのしたの もぐらをかく
いけのなかの かえるをかく
なまえもしらない くさのはをかく
ちいさな いしころをかく

おおきなおおきな ぞうをかく
くじらをかく
もういなくなった きょうりゅうもかく
とぐろをまいた にしきへびもかく
ついでに かばもかく

178 :名前はいらない:2007/02/22(木) 16:13:06 ID:CVkc65rB
さかなをかく やせたさかな
ふとったさかな めくらのさかな
とぶさかな
それから かいといかをかく
めにみえない
たくさんの プランクトンをかく

ゆきをかく こおりをかく
しもをかく そうして
いろんな あめをかく
ゆうだち さみだれ
てんきあめ ひさめ
はるさめ おおあらし

みずたまりをかく
にじをかく
そのしたに いっぽんのきをかく
ねっこと みきと
えだと はっぱと
はなと このみと
そらへのびる こずえをかく
そうしてやっと
ひとりの こどもをかきはじめる

179 :名前はいらない:2007/02/22(木) 16:20:48 ID:CVkc65rB
まずかおのかたち
ふたつのめ ふたつのみみ
はな くち
それにまゆげも かみのけも
それから からだ
うでとあし かたとおなか
せなかとおしり おへそとしんぞう
くびとゆび
はだかで
ちょっとはずかしそうなら
パンツをかく
むぎわらぼうしも かいていい

そして そのこのたってる
みちをかく
みちのはずれに いっけんのこやをかく
えんとつをかく
まどととびらをかいて なかへはいり
おなべをかく
もえている ひをかく
じゃがいもと ねぎをかく
おかあさんをかく

ふとんをかく あかりをかく
テーブルと いすをかく
とけいをかく
ながいはりと みじかいはり
1をかく 2をかく 3と4をかく
5 6 7をかく
8 9 10と11をかく
12をかく

180 :名前はいらない:2007/02/22(木) 16:26:53 ID:CVkc65rB
ゆうべのゆめをかく
しにかけた おとこ
もぎとられた うで
ながれつづける ちと
くさりはじめた にくをかく
つむられた めと
かわいた なみだをかく

ひょっとこのめんをかく
おかめのめんをかく
ライダーのかめんをかく
わたがしをかく
べっこうあめをかく
あかやきいろの
プラスチックをかく
しちみとんがらしをかく
えんにちをかく
ぼんおどりをかく
あれはてた たんぼをかく
しわくちゃの おばあさんをかく
いっぽんいっぽん しわをかく

それから えのどこかに
じぶんのなまえをかく
そして もういちまい
しろいかみを めのまえにおく

まずはじめに じめんをかく

181 :名前はいらない:2007/02/22(木) 17:56:32 ID:77/uSmCj
「あおいの直言!ペッパー警部からSOSへ」

「樹里金さん、施工とか云う奴、軽すぎない?」
「あおいさん、“大河”を前に自民党批判は、少し」
「アパなの、樹里金さん?」
「何と、あおいさん!」
「来年の今月今夜も今のままの自民党があるとでも思って?」
「しかし、それは菅さんが都知事選に出て、敗れることが前提です」
「鈍感ねえ、樹里金さん」
「何と、あおいさん!」
「同感と申したまでですわ」
「あおいさん、♪男なら、ここで、逃げの一手だけど?」
「♪女には、そんなことは、出来はしないのよ、樹里金さん」
「出た、あおいのサウスポー!」
「学生さ〜ん、しっかり勉強していってえ〜!ああん、ああん、ああん!」

 さみだれて大河の前に家もなし あおい


182 :名前はいらない:2007/02/22(木) 22:29:59 ID:dhLoV1kV
181は天使さんですか?
迷惑だったら分かるように伝えて下さいね。

183 :名前はいらない:2007/02/23(金) 02:14:58 ID:kwUtyiL6
好きな詩をつらつら書いてきましたが
もうやめますね。すみませんでした。

184 :名前はいらない:2007/02/23(金) 02:40:05 ID:gqHkrwyj
「紙風船」黒田三郎

落ちて来たら
今度は
もっと高く
もっともっと高く
何度でも
打ち上げよう
美しい
願いごとのように

185 :名前はいらない:2007/02/23(金) 03:19:59 ID:kwUtyiL6
しつこくてすみません。
184は天使さんですか?
もしそうなら、
迷惑ではないと受け取って良いのですか?
ちょっと精神的に参ってしまっているので
はっきりとおっしゃって下さいね。

186 :名前はいらない:2007/02/23(金) 11:37:01 ID:gqHkrwyj
「黒田三郎変奏曲・「夕方の三十分」から」

符合する
小さなユリの物語。

竹の葉っぱで鶴を折る。
合間にウヰスキーをひと口。
ネギを切る。
フライパンをひとゆすり。
ウヰスキーをがぶりと。

ああ、もう三月か。
仕舞い忘れた人形が笑う。
頭が外れて。

ウヰスキー、おかわり。
卵焼をかえそうと
卵を割ってかきまぜる。
一心不乱のところで。
コンロから御飯をおろす。

それから
しずかで美しい時間が
やってくる。

食卓に向かい合って二人。
小さなユリと大きなユリ。
いつまでも夜に座っている。

187 :名前はいらない:2007/02/23(金) 13:05:19 ID:gqHkrwyj
「風のうたった歌・やまなし変奏曲」

草はしゃべってむしられる
空は騒いで隠される
日向から日陰へと
色と匂いと輝きと
一日、それらは
気まぐれに
子どもはとほく旅に出る
しあわせばかり歌ばかり
大人になつて花の中
番組からのプレゼント
微かに揺れる木の中へ?
忘れてしまった木の中へ?
「しらない」
「わからない」
やさしく笑いながら
そよぎながら
ためらいながら
目を閉じて
耳をすませば?
水の底から
ひねもす梢を
ひねもす空に。

188 :名前はいらない:2007/02/23(金) 13:32:02 ID:gqHkrwyj
「紙風船・駄菓子屋みすず亭」

落ちてくる願いごとこそ哀しけれ叩き叩かれいつか破れん  鈴

189 :名前はいらない:2007/02/24(土) 07:12:17 ID:XkHyRtMQ
「微忘録」

忘れてしまったその歌を
微笑みは
ヴォカリーズに変えていく。

190 :名前はいらない:2007/02/24(土) 16:52:55 ID:WhF+aik6
大切に感じ合う時程
その距離を遠ざけてく

口先だけで募る誓いは
ひとつずつ嘘に変わり

見えない場所で泣き崩れる君のこと
知らずに苦しめただけの恋も

もう傍にいることが出来ないことさえも
暮れる空気に掻き消され

うつむいて目を閉じる度
手を伸ばしてる君が消えない

まだ 熱の冷めない
この胸の中悟られないまま

トリカゴ/PIERROT

191 :名前はいらない:2007/02/27(火) 01:43:14 ID:DJsSsIgH
寂しい言葉ばかりが降り続く街だった
腹の底から泣いていた
あれはクリスマスの夜、おいら仕事を終え
そいつが待ってるいつもの住処へ
気だるい顔を引きずったままドアをあけてみると
「サヨナラ」と書き置き一枚
雨の降る晩行く末案じて一つ目の夜を
バイバイ
忘れてしまうしかない悲しみに
あの時流した苦い涙に


(長渕剛)

192 :名前はいらない:2007/02/27(火) 09:03:31 ID:gdDBs1rl
アンジュ

アンジュは自分にとって今でもアンジュ
いやがられてもアンジュはアンジュ
羽根に傷あるアンジュもアンジュ
両手にアンジュ
幸せだったあの頃

193 :名前はいらない:2007/03/17(土) 17:21:13 ID:wmuBs5eh
「現代の不安とは浮遊である」

吐き出されたからだろうか、
言葉は裏切るようにも聞こえる。

何を告知するために
わざわざわ空から?

もう、どうでもいいじゃない。
話のわかる夫でもなし。ふう。

194 :名前はいらない:2007/03/17(土) 17:42:48 ID:lSSmL5DD
どうして私を選んでくれないの?私は貴方だけをただひたすら想い続けているの愛しているの。お願いふりむいて、私だけの貴方になって

195 :名前はいらない:2007/03/18(日) 06:26:24 ID:1mbi9L4z
好きな人には
好きと伝えること。
進めば誰か
待っているから。

196 :名前はいらない:2007/03/19(月) 14:24:38 ID:PCn3YiGU
「チョコミントアイスクリーム」

甘くて苦くて病み付きになる君
食べ過ぎたら鼻血が出るよ これホント
黒々としたビター味がお気に入り
ポリフェノールたっぷり
過剰摂取に注意

爽やかな五月の風のような君
君の良い香りに害虫だってイチコロさ
君の結晶 フィルターに詰めりゃ
ハッカタバコのできあがり
喘息持ちは注意

そんな二人が一緒になれば
なんて素敵なハーモニー
僕は君らのコーンになろう
君らを支えるコーンになろう

197 :名前はいらない:2007/03/28(水) 06:16:41 ID:IDoq0xTG
「加齢臭」

ノネナールがどうのではなく
それを消すための香水などが
それだろう。
例えば、縄文人は
川の水をそのまま
飲んでいただろう。

198 :名前はいらない:2007/03/29(木) 05:05:43 ID:28a7J+qI

愛を知らない

孤独な雛は


泣けないまま

翔べないまま


地に墜ちた



暗い暗い闇の中を

彷徨い歩いて






静かに消えた…




某サイトの管理人さんが書いてたのですが…読んでて凄く涙が溢れました。

199 :名前はいらない:2007/03/29(木) 16:20:51 ID:f67+MQGb
>>195 仲間もおらず
差別され続けた何十年もの日々
どれほど進んでも誰も待ってはいない
我々を待っているとしたら必ず利益関係者
経験上よくわかるんだけどなぁorz

200 :名前はいらない:2007/03/31(土) 19:44:51 ID:lQugxTGd
詩やタイトルだけじゃなく作者が誰とかも知りたいです。
是非作者名ものせてくださいな!

201 :名前はいらない:2007/03/31(土) 23:45:29 ID:O85DLc/R
>126>127>149
大岡信

>128>130>
吉野弘

>129>136>148>159>160
立原道造

>132>161>164
川崎洋

>133>145
野上彰

>139>158
宗左近

>141
真壁仁

>154
Bjork

>157>177-180
谷川俊太郎

>162
大橋住江

>165-169
ポール・エリュアール

>170
高橋元吉

>174>175
歌劇「ラ・ボエーム」より

202 :名前はいらない:2007/04/01(日) 05:28:23 ID:7oii7HSX
>>201
有難うございました!
わがままついでになんかいい詩を書いてください!
ランボオでも中原でも大欟けんじでもいいんで

203 :名前はいらない:2007/04/01(日) 07:41:49 ID:wvspznYw
「舟下りへの誘い」

やって来るよ!
やって来るよ!
何が?
永遠が。
太陽とつがった海。

海なんて見えない。
だから幻想なのさ、
内陸地方では。

川があるよ!
川があるよ!
どこ?
最上川。
日本海と交わった一級河川。

204 :名前はいらない:2007/04/02(月) 02:21:23 ID:7hrUs0ge
「歩け!」
作:アントニオ猪木
 
どんなに
 
道は険しくとも
 
笑いながら
 
歩け!
 
 


205 :名前はいらない:2007/04/02(月) 02:59:13 ID:SPBd9lm/
どんなに深いよろこびの海にも一粒の涙が溶けていないということはない

206 :名前はいらない:2007/04/03(火) 01:59:08 ID:eGaq9f4y
愛し方を教えてくれてありがとう。
今度は忘れ方を教えてください。

207 :名前はいらない:2007/04/03(火) 10:19:44 ID:zwdgIwKs
あのー皆さんなるべく出典とかを書いてくれるとありがたいです。
わからないときは出典不詳とでも明記してくれるとうれしいです。

208 :名前はいらない:2007/04/06(金) 20:58:08 ID:/bR2nqFp
好きな詩どんどん書いてよ研究したいから


209 :名前はいらない:2007/04/06(金) 21:14:11 ID:eDHim1FP
「模範的なラブレター」

君に初めて出会ってから健康でいられるようになった
君の笑顔で御飯3杯は食べれる
君がいるから頑張ろうと思える
君がいないと今の僕は生きる意味を失ってしまう


君のため君のために僕は

ーーーーーーー
誰に贈ろうか

210 :名前はいらない:2007/04/06(金) 21:37:07 ID:wdV73EkU
左半分には商品の記憶が入る予定。

211 :名前はいらない:2007/04/07(土) 04:41:59 ID:oR7TsOoT
猫に名前をつける    T.S.エリオット(平田良子訳)

ねこに名前をつけるのは難しいものだ
休みの日のゲームじゃあない
ねこには三つの違った名前があると言ったら、まず狂っていると思われるかもしれない
第一に、家族が毎日使う名前
ピーター、アウグストゥス、アロンゾ、あるいはジェームスのような
ビクター、ジョナサン、ジョージあるいはビル・ベイリーのような―
これらのすべては、一般的な日常の名前
もっと耳ざわりのよい、かわったすてきな名前がある
紳士たちや婦人たちが名前をつけたいなら
プラトン、アドメトゥス、エレクトラ、デメター
これらすべては、一般的な日常の名前
しかし、ねこには特別な名前が必要なのだ
独特の、もっと威厳のある名前が
そうでなければ、どうやってしっぽをぴんと立てることができるのか?
ひげを大きく広げることができるのか?
誇りを大切にできるのか?
このような名前を、いくつか申し上げよう
マンカストラップ、クアスコ、コリコパットのような
ボンバルリーナ、それともジェリーロラムのような―
一匹のねこ以上にはつけられない名前だ
しかし、これらより以上のすばらしいひとつの名前がある
想像したこともないような名前
人間が研究して調べてもわからない名前
ねこ自身だけが知っているが、決して告白しない
ねこが深遠な瞑想をいている時
その理由は、いつも同じだ
自分の名前を考えることに没頭している
考えて、考えて、考えている
言いようがない
どうにも言えないような
とても不思議な他に類のない名前を

212 :名前はいらない:2007/04/07(土) 12:22:23 ID:8sRggGMp
猫に名前をつける    T.S.エリオット(北村太郎訳)

猫に名前をつけるってのは容易じゃない。
 休みの日のゲームってわけにゃーいかない。
諸君はおれを気ちがいと思うかも知れんが、いいかい、猫にゃー三つの名前がぜったい必要なんだよ、どんなやつでもさ。
まず、家族が毎日使う呼び名だ。
 ピーター、オーガスタス、アロンゾ、ジェイムズとかヴィクター、ジョナサン 、ジョージあるいは、ビル・ベイリーとかさー
 こんなのは日ごと夜ごとの平凡な呼び名さ。
もっと調子のいい名前というなら凝ったのだってあるよ。
 紳士にも向き、淑女にもおあつらえっていうやつで、たとえばプレイトー、ア ドミータス、エレクトラ、デイミーターなんて
 でも、これも日ごと夜ごとの平凡な呼び名だ。
そうじゃなくて特別な名前が必要なんだ。
 いっぷう変わって、もっと威厳のある名前がさ。
でなきゃ、どうしてしっぽをぴんと立てていられる?
 髭をぱっと左右にひろげ、誇りの高い思いを舐めていられる?
この種の名前にゃー最低、つぎのようなのがいいね。
 マンカストラップ、クウエイホウ、あるいはコリコパット、ボンバルリーナ、 それともジェリローラムかな
 ようするに、ぜったいこの猫以外にゃー通用しないっていう名前だ。
だがそのうえに、第三の名前がまだ残っているぞ。
 きみにゃーけして思いつかない名前、人さまの研究じゃみつけられないなまえさ
 でも猫じしんはしってて、だれにも明かさないんだよ。
ねえ、猫ってよく深い思索にふけっているだろう。
 あれはいつも同じ物思いなんだ。
せんせいは自分の名前についてうっとりと考えかんがえ考えかんがえしてるんだにゃー。
  筆舌に舌に筆に
  舌筆につくしがたあああい
深みのある謎めいた驚くべき名前についてさ。

213 :名前はいらない:2007/04/07(土) 15:39:47 ID:8sRggGMp
T.S. Eliot - The Naming Of Cats

The Naming of Cats is a difficult matter,
It isn't just one of your holiday games;
You may think at first I'm as mad as a hatter
When I tell you, a cat must have THREE DIFFERENT NAMES.
First of all, there's the name that the family use daily,
Such as Peter, Augustus, Alonzo or James,
Such as Victor or Jonathan, George or Bill Bailey--
All of them sensible everyday names.
There are fancier names if you think they sound sweeter,
Some for the gentlemen, some for the dames:
Such as Plato, Admetus, Electra, Demeter--
But all of them sensible everyday names.
But I tell you, a cat needs a name that's particular,
A name that's peculiar, and more dignified,
Else how can he keep up his tail perpendicular,
Or spread out his whiskers, or cherish his pride?
Of names of this kind, I can give you a quorum,
Such as Munkustrap, Quaxo, or Coricopat,
Such as Bombalurina, or else Jellylorum-
Names that never belong to more than one cat.
But above and beyond there's still one name left over,
And that is the name that you never will guess;
The name that no human research can discover--
But THE CAT HIMSELF KNOWS, and will never confess.
When you notice a cat in profound meditation,
The reason, I tell you, is always the same:
His mind is engaged in a rapt contemplation
Of the thought, of the thought, of the thought of his name:
His ineffable effable
Effanineffable
Deep and inscrutable singular Name.

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