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二段階評価スレ(仮)

1 :名前はいらない:2005/06/18(土) 19:42:34 ID:3QMxHK4C
まずは気軽に投稿してみてください。
投稿された詩の中に目に付くものがあったらコメントしてあげて下さい。
評価は良い、悪いの二段階です。つまりコメントが主ですね。
コメントしてくれる人はいつ表れるか分からないので投稿した人は気長に待って下さい。
評価は必ずでは無いのでしなくてもいいし、被ったりしててもいいです。
作品に関する雑談とかもOKなので気楽なノリでどうぞ。

2 :名前はいらない:2005/06/18(土) 19:47:31 ID:1XUS+HD2
>>1
イラネ

3 :名前はいらない:2005/06/18(土) 19:59:52 ID:iyYc2Hg8
「ねこのしっぽ」

時が増えると
ねこが減る
しっぽだけ残して
丘のうえ
道のわき

天気のいい日は
幽霊も透けて
踊りまくるよ
重なりあって
ぶつかりあって

ぼくは車に避難しながら
かなしい気のする世界を見てる
どこにも行き着く場所はないけど
ただ探してまわる
道から生えたねこのしっぽ

空気に水が充満してる
存在してるよと揺らす
ぼくの口にも流れてくる
消えたように見えたねこたちが
ぼくになる

4 :名前はいらない:2005/06/18(土) 20:36:02 ID:ftOIqlzq
悪い

5 :名前はいらない:2005/06/19(日) 14:00:58 ID:bhdJyhy4
せめて
良い
普通悪い
の三段階じゃないとなー。。

6 :3:2005/06/19(日) 14:14:21 ID:O77HFw/5
それだと普通ばっかりになって面白くなさそう。
実際セン五スレがDやCばっかりなように。
スッパリと切られちゃうほうが気持ちいいよ。

>>4
ありがとう。
でもコメント重視だって>>1に書いてあるよ。

7 :  ◆UnderDv67M :2005/06/19(日) 23:10:39 ID:kYWw3Fpy
>>4
評価:わるい

コメント:イミわかんね シネ



さて、このスレも栄光あるセン5スレの植民地とするか

8 :名前はいらない:2005/06/20(月) 00:06:31 ID:9stYoN44
Underって頭悪そうだね

もう評価すんなよ
書いてる人に迷惑

9 :  ◆UnderDv67M :2005/06/20(月) 20:15:10 ID:QPsBBWiJ
>>8 欠陥生物の心情なんぞ知れた事ではない 才なき生物がでしゃばるな 目障りだ

10 :名前はいらない:2005/06/20(月) 22:11:01 ID:9stYoN44
>>9
お前は何様のつもり?
マジならちょっと痛すぎるんですが
精神病患者ですか?

11 :名前はいらない:2005/06/20(月) 22:13:08 ID:w3pTJIJQ
>>3 「ねこのしっぽ」  よい

リズムカルな調子があって楽しい。
ことばの意味を追いかけると、
ナンセンスとはいえ暗い内容?のことが
語られているような気がする。
つまり
暗いことを、楽しいリズムで語っている
ような気がするから、かなり良い
と思った。

12 :すぐる:2005/06/21(火) 05:13:03 ID:F2NqgOVn
「らりるれレールはロリロリららら」

レールにのれるよ
アニマルマニア

マニュアル片手にてにをは覚え
えばれる叔母とはそばを食い
ついにはワニまでついばんだ

この世のすべてが罠ならば
縄まですべすべ
おれパンダ


13 :名前はいらない:2005/06/21(火) 09:29:15 ID:+DpZzTXg
>>12
まず一番に「くっだらねー語呂合わせ。中学生かよ」と思った。
次いで「どこを縦読み?」と思った。
すると最後の一連は調子が違っていて、
「おれパンダ」の一行に「そうだったのか」という気がした。
単なる言葉遊びとしては子供っぽいが、
頭の固くなってしまった大人には出せないバカな味だともいえる。
特にタイトルは読む気を最低限まで萎えさせるほどくたびれる。
「悪い」に限りなく近い「よい」でお願いします。

14 :名前はいらない:2005/06/21(火) 16:19:32 ID:q7qwc4WQ
さてさて、びぱーの俺が来ましたよ。
早速ネタ投下

お日様輝く夜遅く
老いた子供が自殺した
鋭いボロの包丁で
泥の人形絞め殺し
子供は息をひきとった
それを見ていた盲人は
ツンボのサツに電話して
見ていたことを聞き出した
ツンボは車で現場に歩き
死んだ子供に殺された

15 :名前はいらない:2005/06/21(火) 19:09:49 ID:jlPDzKks
>>14  よい

昔あった矛盾の詩ですね。子供時代を思い出しました。
うるおぼえですが私の地方のバージョンは、
おおよそ次のようなものでしたよ。

「カラリと晴れた曇り空。その日は朝から夜だった。
生まれたばかりの婆さんが水なし池に飛び込んで
それを目が不自由な人が目撃し
口が不自由な人が耳が不自由な人に電話して
秩序正しき大混乱
正義の味方の悪漢も黒い白馬に
跨がり落馬して
曲がった道をまっしぐら
前へ前へとバックした」

時代ですねぇ。はは。

16 :名前はいらない:2005/06/21(火) 21:25:02 ID:vKR6rNin
飛ぶのもイイと思う
格好いいなと思う
でも僕は
やっぱり歩いていくよ


17 :名前はいらない:2005/06/21(火) 21:40:19 ID:mCBO1oKT
  身体の中で最も熱い部分 

   滴る しぶく 欲望が 迸る

 まるで水の 表面張力のように

  僕らはひとつに 融けたがる

 そうして きっと すべて蒸発してしまうんだ-------

18 :名前はいらない:2005/06/24(金) 11:14:53 ID:4ghCb4l8
くるくる回る 時計の針は虚空を指し
不吉色の空に太陽と月が重なる

かちゃかちゃ鳴らす 奇怪なリズム
風の止んだ公園で銀色に陰る悪意

白い家を猫が横切ると 静寂が赤く染まる
雲が乱れ 時計は花を潰す

乾いた土埃が歯車を転がす
静寂は止まない

19 :名前はいらない:2005/06/24(金) 14:19:12 ID:vsnEA4/0
身体中に流し込まれた猛毒の意志
そいつは突然やって来た
全ての景色は陽炎に変わってゆく
生まれたのは怒りより安らぎだった


自由を奪われたのは俺
自由に生きるのはお前
互いに違うと解りながらそれでも情熱は続くのか


大事なものは腐る程ある
選びとるのは運命
無力なのは最初から
研ぎ澄まされた切っ先で越えてみよう

20 :名前はいらない:2005/06/24(金) 15:14:06 ID:BX2Eo9OV
>>16
まぁ表現したいことはわかる。
でもおもしろくはないよね。
シンプルはいいんだろうけど、
覚えて何回も唇に乗せたくなるほどのフレーズがないから
結局普通。普通=ありきたり=悪い。

>>17
これも普通。
見たこともないようなエロをくれ。悪い。

21 :  ◆UnderDv67M :2005/06/28(火) 18:07:01 ID:lnX8Suzf
評価人不足は本家スレもココでも同じようだなwっうぇ

22 :  ◆UnderDv67M :2005/06/28(火) 18:23:58 ID:lnX8Suzf
>>857 D+ まるで造花が不の象徴とでも言いたげですね 枯れないし消臭効果もあんだぜ?馬鹿にすんな殴るぞ
じゃ最初に花瓶について語り合おうか 皆が集まっている一輪の花 つまり皆の存在が花瓶であるからこそ美しい
プラスチックの容器が土に刺さる? っつか乾いた土に"ささる"だけじゃすぐ抜けるだろ 君を求める?ハァ? 
その君の価値に依存する理由も分からんしキモィだけ なんでもかんでも恋だの軽く言うなよ 馬鹿じゃねーの
誰かの真似事ってのも意味がないんだよね、第一偽者の自分を支持してんのはテメーだろ 価値のない表現大杉 

>>858 D これはポエムか? ポエムなんだな?? 過去を述べるより今を表現したホーが良いよ 初潮きた?

>>859 C− なにが罪の音だよ馬鹿か、、あなたはって共犯だろ Q「亡くす命があるのならば」 A「ネーヨ」
まぁなんて意味不な出だしかしら!! 星屑は流れたが空&月はナッシングとは(pu しっかしココだけ古い表現でつね
あーだこーだ言う割には世界観の表現が乏しすぎ松ね「家の中で薬吸ってラリってるだけ」と言われたら所詮それまで
闇夜の森で彷徨うならそれで言う事あるし、洞窟ってもの非現実的だしもぅなんでもありって感じで今ひとつって感じ?
つか個人的に大嫌い 満月出る日違いますからぁぐんじょってないでいーから外出ろって感じ マジチョバチョブ!!

>>864 D 涙が舞ったと思えば水鏡に落ちたりと随分と都合の良い涙だなヲィwっつか思い出ってなに?沈んでろ豚w
「通り抜ける風は紅&鉛色 」ハァァ? 色彩頼りに楽な表現ですね 馬鹿じゃねーのお前 <`∀´>HAHAHAHA
「時を表す円盤は 私の心を写し出す 」 ギャハハ 馬鹿丸出しのこの表現 うはwwwwくだらねwwwシネwww

>>865 D−誤字脱字は無視するがもぅ完全な妄想のレベル 愛だの心だの一言で終らせる辺り自分の力で表現できませんか?
光で数日間だかあんま知識ないから触れんがそこまでして移住する必要あんのかよ その星々がどーなってんか知ってるの?
突飛的でただ「二人の想いは重いで〜」と言いたいだけだろが 繁殖願望に依存するだけの作品は興味がない 消えろチビ

23 :  ◆UnderDv67M :2005/06/28(火) 18:24:45 ID:lnX8Suzf
誤爆記念カキコ


<丶`∀´>スレタイが紛らわしいんじゃボケェ

24 :名前はいらない:2005/06/28(火) 20:27:12 ID:S41ocZRG
絶句


話やセリフの途中で言葉につまること。

漢詩の詩体のひとつ。起・承・転・結の四句からなる定型詩。五言絶句と七言絶句とがある。

25 :名前はいらない:2005/06/29(水) 04:48:28 ID:U2Eq0dFv
>>18
カラフルな動画のような印象を受けた。不気味な感じのする時計と天体の運動。
小刻みな音、公園の誰のものとも分からない感情?地上の出来事と空の風景と
時計のリズムが同時に露出されれいるような感じ。
これといったドラマが起きたような気もしないし、意味もさっぱり分からない
けど、カラフルな印象だけは残った。
たぶん、よい

>>19
この詩もぼくには難しすぎる。なにがなんだか、さっぱり分からない。だけど、
あちこちに、かっこ良いフレーズがあって、おお!とか思った。怖い感じもし
たから悪いことは言わない方が賢明だろうし。
きっと、よい

26 :名前はいらない:2005/06/29(水) 04:54:40 ID:U2Eq0dFv
>>24

この詩は良く理解できる。「絶句」の意味について、辞書をそのまま引用してあるのだ。
辞書にのっている言葉は、すでに死んでおり、詩人の仕事はいま一度その言葉に新たな
生命を吹き込むことだ、っていうのが本当なら、この詩の怠慢ぶりは一目瞭然という他
ない。という訳で、この詩については自信をもって評価できる。
ぜったいに、わるい

27 :名前はいらない:2005/07/02(土) 18:28:52 ID:Q8KfGO1H
>>28     

なんと言って良いのか分かりません。これまで数えきれない色々な人が、
この詩板に詩を投稿してきましたが、あなたのような発想をした詩人は一
人としていませんでした。まさに前代未聞、新機軸の発想です。
理解を絶するがゆえに、あなたは孤立しておられる。が、その圧倒的な存
在感によって、あなたは不毛なる批判と卑屈な絶賛を同時に封じ込めてし
まれました。ゆえに私に出来るのは阿呆のように、ただ分からないと白状
することだけです。嗚呼。偉大な詩人と、凡庸な読者との掛け橋を渡す仕
事は私には荷が重すぎる。より賢明なる批評家が、あなたの真の理解者と
して出現せんことを。祈るのみ。

           最高に良いつまり、傑作
               ↓
 

28 :  ◆UnderDv67M :2005/07/02(土) 19:04:42 ID:RMd7243t
あさになったよおなかがすくよ ごはんをたべたらうんちのじかん
うんちをぷりぷり においもぐぅ うんちをだしたらおならもでたよ
おしりをふきふきふいたらぽい  うんちぱくぱくおいしいね

うんちぷりぷりべっとべと うんちぷりぷりべっとべと

よるになったよおばけがでるよ おふろはいるまえうんちのじかん
うんちをぷりぷり おおきいよ うんちをだしたらおわかれあいさつ
おみずをじゃーじゃーさようなら つぎにでるまでたのしみね

うんちぷりぷりべっとべと うんちぷりぷりべっとべと

29 :名前はいらない:2005/07/02(土) 20:42:49 ID:Q8KfGO1H
>>34  わるい

話は飛躍しますが。先日、別の掲示板で「酔っ払いの戯言だから許しなさい」
と書いた人が「酔っ払いの自覚があるなら黙っとれ」と。えらい勢いで叩かれ
おりました。
自称「酔っ払い」さんにはお気の毒でしたが、どこか威張りくさった言い草に
私も内心ムッとしておりましたたので、清々した気持ちにもなりました。考え
るに世の中には二種類の「酔っ払い」がいるのかもしれません。邪気がなく愛
される酔っ払いと、繰り言ばっかりで疎まれるだけの酔っ払いです。あなたは
罪のない酔っ払いのようですね。でも素面のときに投稿した方が、より後悔は
少なかろうと愚考する次第です。

30 :名前はいらない:2005/07/03(日) 08:05:07 ID:tY1iDidF
>>35  わるい

ストレートで美しい詩ですね。しかし、ぼくは淋しい気持ちになりました。すでに書くことはなく、
語るほどのことも何もないって趣がむちゃ淋しい。ぼくは思わず世をはかなんでしまったほどです。
余計なお世話だとは思うのですが、そうしたことは胸の中にしまって置く訳にはいかないものでし
ょうか。言葉の限界?を示すような仕草は、なるほどカッコ良いと感じましたが。自ら逃げ道を塞
いで回るような不自由さには、文字通りの息苦しさを感じました。
ドライブの風景は楽しいです。別に楽しくなくても良いのですが。実際にそこへ体を運んだという
だけで何事かはであったと思うのです。細かく見れば気づいたことや、感じたことは沢山あったは
ずなのに、そうした具体的な経験をすべて抽象し俯瞰するような頂きような場所から、されど書く
ことほどのことはないのだ、とか言っいるように見えました。素朴な印象はアタマ良杉。

31 :名前はいらない:2005/07/03(日) 08:15:37 ID:tY1iDidF
>>36  よい

軽く韻を踏み強烈な印象は残しながら、言葉の意味からは逃れていく、そんな疾走感が素晴らしい
です。
しかしながら連投は良くない印象を与えますよ。連投という行為のうちに、あつかまし作者の顔が
前面に拡大してくるからかもしれません。詩が素晴らしいだけに少し残念。


32 :空色かえる:2005/07/05(火) 23:35:35 ID:jA+gMl65
想像詩

つつと流す涙
せいっぱいのびあがる
指の合間の月光に
私の首ことり
あなたの子宮の中に還りたい
うずくまる部屋畳み
汗臭っささがなぜか穏やかで
さみしさの灯を消せぬのは
せめてあえてと

33 :名前はいらない:2005/07/07(木) 10:20:44 ID:mh2Z7SMD
>>32  わるい

こちらの生理的な問題かもしれないが全体に調子が悪く、繋がりがしっくり
してない感じがする。

「せいっぱいのびあがる」と「指の合間の月光に」の間は良い感じがする。
「せいっぱいのびあがる」→「指」でも
「せいっぱいのびあがる」→「月光」でも、
どりらでも自然に繋がる感じがして、いいなと思った。

34 :名前はいらない:2005/07/07(木) 11:10:18 ID:mh2Z7SMD
イメージの問題に過ぎないけど以下のように書き換えると
なんかスッキリした気分になった


つつと流す涙 ↓
せいっぱいのびあがる ↑
指の合間の月光に私の首ことり ↓
あなたの子宮の中に還りたい ↑
部屋畳み(の)汗臭ささ(に)うずくまり↓
なぜか穏やかに、さみしさの灯を消す↑

*注、「↓」は下方向の、「↑」の上方向の運動を示す

35 :名前はいらない:2005/07/08(金) 00:16:56 ID:oZLnGZs7
ロケット または(>>30)への返信


夜のロケット
打ち消しあう力が
波打ち
動けない
海岸で
ただ
錆びていく
夜のロケット

36 :名前はいらない:2005/07/08(金) 00:36:26 ID:oZLnGZs7
絡まる脚 または(>>31)への返信


赤方偏移の木陰に山高帽子
ステップ、ストライプ、ステレオタイプ
かるく近くどうってことはないけどさ
左の半分くらいはタイプかな

37 :名前はいらない:2005/07/08(金) 00:38:47 ID:oZLnGZs7
せいぜい捕まらないように?
っていうのも難しい
ステップ、ストライプ、ステレオタイプ
下の半分なら貸してくれるってさ
巣ごもりの合図だよ
ステップ、ストライプ、ステレオタイプ

           この歌が終わりしだい

38 :空色かえる:2005/07/09(土) 19:13:06 ID:swuDj2rS
ネックレス スターライト

二枚硝子透かして輝きの空
氷床の深層原始大気
金字は傾くたび刻を変え
触れるだけではかなく
手が腐ってしまう

二度まみえることはない
閉ざした青に車列を紛れて
焦がれる背中
ようやく気付いた愚かさは

過ぎ去りし想いだけを織り込むような
打ち破るしか届かぬと
破れた瞬然に消えちまう美しさと

いつか抱え落としてた
僕がふりかえり
待っていた気がして
微笑みすりぬける

ちいさくまばたいた

39 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 13:05:49 ID:zuloWJZx
「分身の物語」

1.

布団に潜り息をつめる子供
自分の呼気の熱さに身をよじる子供

そのやみくもに閉じられたまぶたの下で
もうひとりの子供が誕生する

やがて眠りに落ちる兄弟のそばで
不眠の夜をいくたびも過ごし

影の子供は、ある夜、故郷の寝床を離れ
床きしむ暗黒の台所を手探りで通り抜け

重たい玄関の戸を、そろそろと開き
つめたい夜気の中に歩み出る

40 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 13:21:17 ID:zuloWJZx
2.

手探りで塀づたいに歩く
四丁目高野屋スーパーは深夜うずくまる黒い丘
その横の電柱のかたわらに
闇より暗い男が立っている

       公園で夕暮れに、石蹴り遊びをしてはいけない。
       いや、してもいいが、七歩以上いっぺんに跳んではいけない。
       チヨコレイト、これが六歩までの掛け声で限界だ。
       それ以上跳ぼうとすると、チヨコレイトドロツプ、と声がして
       義眼の男が、どこからともなく現れる。
       男の両眼には、青いビー玉が嵌っている。

かくして私の兄弟は永遠に失われ
かれは、ビー玉男のすそにつかまって旅に出る

41 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 13:32:59 ID:zuloWJZx
3.

子供たちは、ひとりひとり
夜の中に消える

チ・ヨ・コ・レ・イ・ト と叫んでは
夜の中に消える

さっき 別れたあの子さえ
もう 顔も名も失って

さらわれなかった、たった一人
それが私だ

42 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 13:48:56 ID:zuloWJZx
4.

兄弟よ きみはいま どこかわからない町の 家々のあいまを
うつむいて歩いている 通り過ぎる車のヘッドランプに
顔をそむけ 美容室のシャッターの前 側溝の蓋を カタカタと
踏みならし 千の夜を 歩いている
兄弟よ
きみは言葉を知らず 人を知らず きみが
消えられる 夜の奥を ただ目指して 
兄弟よ

    (自販機の照明がわずかにきみの顔を光らせる。
    きみの眼には、いま、ビー玉が嵌っている)

私がきみになる日はなく、私がきみにさらわれる日はなく
私は、ここに取り残されるだろう

43 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 14:09:35 ID:zuloWJZx
5.

午後十一時。タクシーの中。酔いに震える手で、後部座席の灰皿のふたを開けたとき
私は見た。工場跡の草地に建つプレハブ倉庫を。

あの草地の後ろに、世の終わりまで泣き続ける少年をしゃがませる、としたら。
いつか私は、そこで、兄弟と逢うことができるだろうか。

あの倉庫の、薄汚れた窓のむこうに積んであった、みどりいろの丸いもの。
あれはなんだろう。あれはなんだろう。

その謎が解けるとき。私も激しく泣くことができる。
夜の奥で、兄弟と入れ替わることができる。

そうして、夜の中を倒れるまで歩くのだ。
私はそのために生まれたのだから!

44 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/25(日) 14:11:15 ID:zuloWJZx
…後ろ向きで焦点のない詩。ストレスたまってんなー。

45 :  ◆UnderDv67M :2005/12/26(月) 00:59:28 ID:FOnw9sSB
まだ書き込めるのかこの擦れはww

46 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/26(月) 01:05:53 ID:oEJNO5AZ
すいません。廃墟になってたのでグダグダ書かせて貰ってます。
お邪魔ならどきますので。

47 :  ◆UnderDv67M :2005/12/26(月) 01:13:27 ID:FOnw9sSB
これはこれは長介ジュニア殿 お気遣いなくご自由にお使いくださいませ、余計な干渉は致しませぬ 失礼致しました<`∀´>


48 :◇PLAYBOYc7c ◆VGMdSbKWD6 :2005/12/26(月) 01:18:22 ID:TA8MxRjb
なぜに分身の物語?だっけ?緑の目、ヘッドライト、兄弟、の意味とかあった?っけ?

49 :◇PLAYBOYc7c ◆VGMdSbKWD6 :2005/12/26(月) 01:20:32 ID:TA8MxRjb
てか、昼から深夜まで常駐のチョーさん、受けるんですけどw

50 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2005/12/26(月) 01:25:56 ID:oEJNO5AZ
一週間前から、年末進行でカンヅメになってるんです…。
詩板を逃避に使っちゃってます…。

あー、仕事をもう一人の俺に任せて夜の街に消えてゆきたい。
という願望がまんま詩に…。レベル低すぎっす。

51 :◇PLAYBOYc7c ◆VGMdSbKWD6 :2005/12/26(月) 01:28:12 ID:TA8MxRjb
そういう思い入れでしたか・・・orz
もっと経験を削って入れたはずなのに読み取られないのか、ガクッ!


52 :名前はいらない:2005/12/26(月) 01:32:45 ID:wCL9rmSA
>>50、長介さん。
      …頑張るのは良いけど、身体は壊さないで下さいね。
 ○⌒\  
 (二二二) ドゾ
. _(,, ・∀・). v
/ o   つ田
(_し―J

53 :名前はいらない:2005/12/26(月) 01:33:11 ID:oEJNO5AZ
>>51
そんな超個人的事情を詩の形で書き殴る俺はダメダメっすねOTZ
とはいえ30日まで解放されそうにないので
もう少しここ使わせてくださいませ…。

54 :名前はいらない:2005/12/26(月) 01:37:37 ID:oEJNO5AZ
>>52
あ、ありがとうございます。
今の俺には右手のリポビタンぐらいしかお返しできるものがない…。
ので、とりあえず精一杯の愛をお返ししておきます。(いらないでしょうが。)

55 :◇PLAYBOYc7c ◆VGMdSbKWD6 :2005/12/26(月) 01:41:42 ID:TA8MxRjb
作品て
個人的な記憶を種火にして
想像力で風を煽りながら
作った作者の一部みたいな物なんだよね

だから他人には分からないだろうが作者には「大切」な込めた思いだとか描いた世界とかがあるわけ

記憶力がよいのでなく思い入れが強かったのだよ

分かるかな、分からないだろうな

56 :  ◆UnderDv67M :2006/01/10(火) 18:33:23 ID:JtT3PEmD
よし、セン5の姉妹スレを上げとくか

57 : ◆kuJg2yitX6 :2006/01/17(火) 02:05:13 ID:1jO6GCm0
無題

つまらない言い訳を言いつのった夜
書きすぎた文字を取り消せない夜

エアコンの室外機が咳をする
深夜の路上でクラクションが不意に鳴る

銀河や雲のことをいくら書こうとしても
ずっとつきあってきたのはこんな疲れた自分

ビジネスホテルの看板の陰に
誰かがいるような いないような

言葉は生身を超えて物になれると
思っていた昼はもう遙か彼方

言葉の塊をめぐって生身がつかみあう
そのなかに自分の顔もある

やれやれだ うんざりだ
なにより俺にうんざりだ

一杯のギネスが恋しいよ

58 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/01/20(金) 23:46:35 ID:WNHr9YtJ
「儀式」

午後のヤンキースタジアムのマウンドに
一人の日本人投手が立っている。
彼を包むのは歓声でもブーイングでもない。
なぜなら、誰も彼のことを知らないからだ。

1番、デレク・ジーター。ニューヨークの貴公子。
ガムで頬をふくらませながらクローズドにバットを構える。
構えただけでスタジアムがわく千両役者。

初球、外角低めストレート。二球目、膝元へスローカーブ。
ボールが来るまえにバットを振ってジーターは後ろ向きになる。
しかし顔色ひとつ変えない。それがメジャーリーガーだ。

三球目、シンカー。外角いっぱいからボールになる。
泳ぎながら当てにいって、なお届かない。
バットをぱしりと叩いてベンチにひっこみながら
「打ちにくいぜ」とキャプテンはARODにささやく。

ややサイドから、さほど速くもない球を淡々と投げ込むサウスポー。
やっと観客は、マウンド上に少し注意を向ける。
2番、ロビンソン・カノー。若き人気者。
スローカーブにまるでタイミングがあわない。

内角高めストレート。わずかにシュート回転。
呆然と見送ったあと、抗議もせず苦笑い。
シェフィールド、ネクストバッターズサークルで
「何やってんだおめー」と厳しい顔でカノーを見送る。

59 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/01/20(金) 23:51:49 ID:WNHr9YtJ
(続)

「二者連続三振!いったい彼は何者だ!?」
コメンテーターのマイケル・ケイが叫んでいる。
小柄な日本人は、無表情のままロージンをぽんぽん弾ませている。
松井秀喜がベンチで立ち上がってヘルメットをかぶる。

3番シェフ、メジャーでもっともスイングが速い男。
初球のカーブを強引に引っ張って大ファール。
もう通じないぜ、と言わんばかりにバットをぶるんぶるん。

2球目、スライダー。真横に曲がる。
完全に球を見失って、なんだこりゃ、聞いてないぜ、とベンチを見る。
打撃コーチはシェフを見返すが、何の指示も出せない。
じゃあいいや、何でもこい、とシェフはバットを構える。

ヤンキースタジアムは不穏なざわめきに満ちる。
マイケル・ケイすら沈黙してツバをのむ。
日本人投手はセットに構え、右足をゆっくりと上げ…

そこで、僕はいつも眠りに落ちる。
3球目は、まだ投げられていない。

底冷えする自室で。硬い仮眠ベッドの上で。
毎夜、誰も知らない儀式を行う10分間。

毛布の中のヤンキースタジアムで
僕は、幸福だ。

60 :厨房蓮華:2006/01/21(土) 15:20:02 ID:vwdBJKhb
寂しすぎる夜だから
僕は布団にくるまり独りで歌う
優しい優しい子守歌を

寂しい夜なのに
俺の隣には 彼女がいるはずなのに
僕の涙で彼女さえ
滲んでいないような気がする
ベッドにある温もりは
きっとそれも気のせいなのではと思う

僕は人を愛せないのだろうか?

苦しく虚しい恋愛に
終わりを告げられたらと何度思ったか
何度彼女をめんどくさいと
投げやりにしてしまったのか

罪を数えるほど悲しく切なく
僕を拘束して締め上げる
嗚呼 こんな事なら
何度その言葉を途中で終わらせた?

寂しい夜だから
僕は布団の中で大泣きする
謝罪と絶望に追われながら
苦しい虚しい寂しいと

隣には 誰もいやしない

61 :リーフレイン:2006/06/02(金) 19:51:38 ID:VOelT2rP
>>43 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6さん
突然失礼いたします。
詩板本 2冊目 スレにて、板の詩の本を編集しています。(2005年投稿分)
つきましては、梁山泊に投稿された いかりや長介の作品を是非掲載したく、
掲載許可をいただけませんでしょうか?(申し訳ない、原稿料は出せないんですが。。)

62 :名前はいらない:2006/08/21(月) 22:31:22 ID:QHmsjASf
ノシ

63 :◆r2ORk.p0PA :2006/09/10(日) 22:42:31 ID:NOWSBkK1
t

64 :◆TCNnbZb.kc :2006/09/10(日) 22:44:13 ID:NOWSBkK1


65 :◆JqqYc8cehA :2006/09/10(日) 22:50:15 ID:NOWSBkK1
e

66 :◆mszflcyTKY :2006/09/10(日) 23:05:32 ID:NOWSBkK1
・・・

67 :◆jWXORfs9i6 :2006/09/10(日) 23:08:38 ID:NOWSBkK1


68 :◆bLOSf2.kGc :2006/09/10(日) 23:10:20 ID:NOWSBkK1
a

69 :◆xFy/V8wehE :2006/09/10(日) 23:11:03 ID:NOWSBkK1
y

70 :◆vPGSxyaeQs :2006/09/10(日) 23:22:33 ID:NOWSBkK1
s

71 :◆p5CHNX570g :2006/09/10(日) 23:24:09 ID:NOWSBkK1
a

72 :名前はいらない:2006/09/11(月) 23:32:34 ID:cWgibgu+
>>1,3,5

>>1.3.5

73 :名前はいらない:2006/09/14(木) 05:46:35 ID:loPf03BY
二段階で評価しますよ

74 :  ◆UnderDv67M :2006/09/18(月) 01:45:11 ID:FLOgszKV
それじゃぁFort Minorのリリックを全て二段階評価してください

75 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/09/22(金) 21:15:16 ID:0DJuVLBb

失われつつある職人技を求めて(6)〜コントたらい〜

今は見かけることもなくなったが、一昔前までのコントでは
頭に「たらい」が落ちてくる終わり方が、よく見られたものだ。
じつはあのたらい、家庭用ではなく、コント専用のたらいで
あったことを、どのくらいの方がご存じだろうか。
たらい職人が、ひとつひとつ、コントのために手作りしてい
たのである。

現在日本に、コント用たらいを作っている職人は、一人しか
残っていない。小田原市で「孫田金物製造所」を営む
孫田銀一さん(67)さんである。
「とは言っても、もう十年は作ってません」と、さびしそう
に語る孫田さんは、昭和50年代には、コントたらい製造の
第一人者として広く世に知られていた。
「よく、ビートたけしなんかも、ビール下げて遊びに来てく
れました。<おっちゃん、このタライ、いいな。オレの頭に
ぴったりだよ>なんて言ってね」と目を細める孫田さん。
「最後に来たのはとんねるず。ウッチャンナンチャン?
来ませんねえ…。もう、コントたらいの時代じゃない」

さて、コントたらいは、普通のタライとどう違うのだろうか。
「軽く薄く、が基本です。素材はアルミニウムの合金」と孫
田さんは語る。「大事なのはまず、きれいにヘコむことでし
てね。底を当てたらきれいにヘコむたらいを作るのが、まず
職人の技です。底の金属を極限まで薄くする。機械で作った
んじゃ、どうしてもへこみ方に風情がないんですよ」

76 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/09/22(金) 21:16:19 ID:0DJuVLBb
しかし、良いコントたらいの条件は、それだけではない。
「頭に落ちたときの衝撃を和らげるために軽くするけれども
同時に、重たそうに、きれいに落ちなきゃいけない。これが
難しくてね。業界では、<へこみ十年、落ち一生>と言われ
ていましたね」

孫田さんによると、コントたらいは作るのも難しいが、落と
すのも難しいという。「昭和の頃は、各テレビ局に、たらい
を落とす専門の人、いわゆる落とし師がいましてね。
落とし師ひとりひとりに合った重心のたらいを、作ってたも
のです」
時には、人気コント番組を支える落とし師と、つかみ合いの
口論をしたり、たらい落ちの美学について、夜を徹して議論
したりもしたという。

「熱い時代でしたよ。やはり、コントたらいは、美しく笑い
を取るために、どうしても欠かせない。
今はすたれていても、いつか復活すると思いますよ」
孫田さんの情熱は、少しも失われていない。
しかし、現在、後継者のあてもなく、昭和を彩った小道具、
コントたらいは、日本から失われようとしている。

77 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/09/27(水) 22:03:48 ID:lfSvXdH9
「サンリオピューロランドで会おうぜ」を読んで衝撃を受けた。
あんな詩は一生かかっても俺には書けない。
重々わかっちゃいたけど、やっぱり俺は本物の詩を書く人間じゃない。
そう負けを認めることから始めよう。
しかし少し作風を変えるトライをしようと思う。

78 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 20:28:07 ID:hhpzkJhv
酔って話す 長い長いグダグダの詩を書こう

79 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 20:29:58 ID:hhpzkJhv
「酔って話す」


なにか話してよ って言うけど
何も話すことはないよ

愛用の のど飴について話そうか
それとも戸籍謄本の取り方について
のど飴について五時間語れたら僕は本物だ
なぜなら僕はのど飴を愛用していない

うん 僕は希望も絶望も抱えたりしてない
世界の秘密も
ラジコンカーに情熱を燃やしていたりもしない
膨大なほぼ無価値の個人情報と
重たい身体を持って ここにいるだけだ

ここというのが
どこなのか
よくわからないけどね

80 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 20:31:24 ID:hhpzkJhv

そうだ きみは
泣く魚がいることを知っているかい
オホーツク海をすごい数の群れで遊泳する
マイワシのなかに ごくまれにいる
百万匹に一匹ぐらいの割合でね
生まれつき彼は泣く機能を持っている
天才なんだ
仲間たちにまぎれて泳ぎ続けながら
彼は開きっぱなしの眼からずっと涙を流しつづける
でも 誰もそのことに気づかない
彼の涙は海水と同じ濃度だから

僕はおとつい 糸魚川漁港の埠頭で
水揚げされた彼を見つけたんだ
彼は横たわって 曇り空を見上げていたけど
籠に乱暴に押し込まれて どこかへ消えた

うん もちろんぜんぶ嘘だ
僕には語るべきことなんてなにもないんだから
三分前にもそう言ったよね

それにしても
ここは どこなんだろうね

誰にも見られないもの
誰にも知られないもの
誰にも語れないもの

そんなものに価値なんてないんだ
たとえ僕が泣く魚の夢を見たとしても
夢の終わりはいつも加工工場さ

81 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 20:50:50 ID:hhpzkJhv

僕の高校時代の友人に
開かずの弁当を持っている男がいたよ
学級机の奧の奧にそれはあって
半径五十センチ以内に近づくことは
教師でさえ許されなかった
三歳のときに母親からもらったそうだ
いつか彼が 司法試験に合格したとき
亡き母のためにそれを食べるんだと
修学旅行の夜にこっそり教えてくれた
彼は卒業の二ヶ月前に交通事故で死んだ
太った母親が通夜で大酒を呑んでいた
机から弁当箱は見つからなかった

嘘でしょうって そりゃ嘘さ
本当の彼はいまごろ
青年会議所で馬鹿笑いしてる
もちろん僕は彼と会ったこともない

誰かの 誰かの
秘密の生涯
そんなものがあるだろうか
ああ あるかもしれないね

それはたぶん この僕の生涯のように
ただ 語れないというだけのしろものさ

82 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 21:02:27 ID:hhpzkJhv

なんだい 退屈かい
きみの声をきいていると
つい 愛していると言いそうになる
だからこうしてしゃべっているのさ
きみの声は
どうしても思い出せないけど

きみについて話してほしいのかい
そうだな
きみは二十四歳で
パソコンに向かうときだけ眼鏡をかける
えんじ色のツルの細いやつだ
好物はきのこのパスタだ
日本酒はかなりいけるが
ワインを飲むと頭が痛くなる
笑うと声が裏返るのを気にしている
父親がけっこう好きだが二月前に話したきりだ
股関節が固いからセックスのとき少し痛い
愛してると言われたことがいままで二回ある
さっき食べたスナック菓子のかけらが歯にはさまってる
ああ なんてことだ

さて きみはだれだろうね
きみはそれを知ってるかい?
笑いごとじゃないんだよ
声なんか裏返ったってかまわない

83 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 21:25:12 ID:hhpzkJhv

まあいいや
きみが誰か きみは知ってるようだから
僕は知らなくても安心というもんだ

ところで 壁と壁のすきまについて
考えたことはあるかい?

ヨセミテには重力異常の場所があるけど
世界にはもっと不思議な場所がある
誰も 足も手も踏み入れたことがない空間
この世が始まって以来 生きたものは誰も
人間も猫も蚊もわらじ虫もね

それは三鷹市の郊外の佐々木さんの家の二階にあるんだ
世界で確認されてる唯一の完全デッドスペース
壁と壁の間の三十センチぐらいの隙間だよ
ウイルスさえそこをよけて通るのさ

それから?
それだけだよ
別にそこはブラックホールでもなんでもない
ただ隠れたら二度と見つからない場所だというだけのことさ
世界にその場所を知っている人間はいない

なら なぜ僕は知ってるんだろうね
不思議な話だと思わないか

たぶんいつか ひんやりした壁にはさまれて
そこで眠った夜があるんじゃないかな
僕か もうひとりの僕か さらにもうひとりの僕が

84 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 21:46:31 ID:hhpzkJhv

うん そろそろ酔いもさめてきた
ほんとだって
ここはひどく暗いけど
ここはひどく暗いんだ
歩きながら眠り込みそうなほどね

「ぼくらがひとつの始まりそして終わりになるために
どんなスポーツシャツがどのくらい必要なのか」

つい三十数年前に ひとりの詩人はこんなことを書いた
それにしても詩を口ずさむなんて正気じゃないな
僕もひとつの終わりってやつが近いのか

詩人はどのくらいスポーツシャツを集めたんだろう
ひとつの始まりそして終わりになれたんだろうか
僕は毎晩 夢で幾多の生を生きるけど
スポーツシャツの夢は見たことがない
不勉強にもほどがあるね
僕の生涯はいつもマンションの4階のベランダから
落ちてジエンドと決まってる
笑うなよ 高所恐怖症なんだ

ああ まだ切らないでくれ
僕の酔いはまださめていないみたいだ
ここは少し風がふいてて僕は震えてる
話すことは何ひとつないけど
この次はもう少し楽しい嘘をつくからさ

85 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 21:48:13 ID:hhpzkJhv
(というわけで この詩はまだ続く
しかしこれは詩じゃないね)

86 : ◆L4LyBSss3w :2006/10/14(土) 21:54:26 ID:g7a9Wfwb
詩ですよ。とびっきりの。

87 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/14(土) 22:08:27 ID:hhpzkJhv
(あ どうもありがとうございます>>86
まあリハビリなんでてきとーに読み流してくださいませ)

88 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/15(日) 23:36:22 ID:kd6HfZKJ

やあ 三分ぶりだね
その後どう?

それにしても ここは
どこなんだろうね
とうもろこしの匂いがするよ
かすかに

僕が僕の分身のことを考えてしまうのを
ロマンチックな妄想と思わないでくれ
僕は希望も絶望も抱いていない
分身もきっと抱いていない
僕と同じように
寝るときは枕を右手で抱くだろうけどね

枕のなかには ときどき
ラッキーカードが入っているんだ
埼玉の職人にだけ伝えられてきた技さ
二センチ四方の小さなプラスチックで
三百四十一個にひとつの割で入ってる

僕は十四歳のときに当たったんだ
古い小豆入りの枕でね
人を殺したい夜に破ったら出てきた

こう書いてあったよ
ラブローション割引サービス

その瞬間 僕の運命が定まった
ラブローションの革新に一生を捧げる運命が

89 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/15(日) 23:48:53 ID:kd6HfZKJ

うん もうわかってるよね
どうも低調で困っちゃうな

僕には語るべきことが何もない
なぜだろうね?
きみ 冷ややかにわらってるね

僕の叔父は九州のヤクザの親分だった
ストリップ劇場をやっててね
ワゴン車の後ろにいつも半裸のおねえさんが詰まってた
八歳の僕はおびえながら
むせかえる化粧の匂いの中でうずくまってた
叔父は前の助手席で大声で笑ってたよ
金払っても替わりたいもんだ なあ坊主

叔父は五年で零落した

叔父の顔は思い出せない
どうしても
あれは僕の思い出なんだろうか
おねえさんに頭を撫でられた僕は僕だったんだろうか

うん これも嘘だよ
嘘ということにしておいてくれ
かすかに胸が痛い

90 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/16(月) 00:04:22 ID:kd6HfZKJ

ねえ
きみは だれなんだい
きみの股関節は本当に固いのかい

知ってるかい
僕のための箱があるんだ 世界のどこかに
死んだ後のためのあれじゃなくてね
両手で持てるぐらいの小さな箱さ

そこには僕の全部が入るんだ
とっちらかった僕の全てが
僕の陰茎も 僕の悔恨も
僕のそろばん二級も 僕のフォアボールも

僕のすべての分身もね

たぶん 箱はいま
信濃町の裏路地にある雀荘の前あたりの
地面に転がってるんじゃないかな

もしかしたら 僕はもう
その箱の中に入ってしまっているかもしれない
うん たぶんそうだ
火曜日には清掃車が回収してくれるね

そう考えるとしあわせになる
そうじゃないかい?

ここは寒いな

91 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/16(月) 00:27:15 ID:zac4oou2

2ちゃんねるという匿名掲示板があってね
時計・小物というカテゴリーでスレッドが立った
時計と小物でしりとり というスレッドさ

2004年の11月3日 そのスレの183番のレスが書かれた

たすけてよ

誰も反応しなくてそのスレッドは1ヶ月後に読めなくなった
それだけの話 それだけの嘘だ

僕は言葉と身体で出来ているけど
言葉は僕のものじゃないんだ

どこからか響いてきて どこかへ消える
追悼もされない言葉たち

言葉を発しながら 言葉を聴きながら
僕は分身を生み出してゆく
誰にも聞いてもらえない言葉とともに
一瞬のちにはどこかへ消える分身を

かれらは うつろな記憶と小さな幻をかかえて
いまも背を丸めて歩いているんだ

僕のようにね

きみには見えないだろう
夜道ですれちがっても
僕も 僕の分身も

92 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/16(月) 00:45:47 ID:zac4oou2

ねえきみ
きみは僕を知っていると
あるいは 僕を知らないと言ってくれ

そうしたら 僕も
きみを知っている
もしくは きみを知らないと言ってあげよう

僕は死んでいると
または 僕は死んでいないと言ってくれ

もし僕が死んでいるなら
きみが恋しいと きみに告げよう

ゴミ袋の口を縛るのに高確率で失敗するきみ
右足の薬指が少し腫れてるきみが恋しいと

そんなに憤慨することはないさ
ほんとうにゴミ袋がうまく縛れないのかい?

きみのささやかな情報を集めに集めて
きみというタグを結びつける
そうして 僕はきみに恋をする
恋をする予定だ 二分後には

僕らには そういうことしか
出来ないんだから

93 :名前はいらない:2006/10/16(月) 00:55:10 ID:hfLCWU7h
凄いけど
サンリオの匂いがきつい。

94 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/16(月) 01:02:56 ID:zac4oou2

どうやら 着いたようだ
きみも そうとう
眠そうだね

僕に語ることが何もないのは
僕も 誰かの分身だからさ

言葉が尽きたら記憶は消える
記憶とともに感情は消える
僕は夜の中に消える

さようなら 世界と世界のなかのきみ
明日になれば誰かが眼をこすって起きてくるだろう
僕のかわりに
それが誰なのか僕は知らない
体重が65キロだってこと以外はね

きみに恋することができなくてごめん
でも仕方がないんだ
ここは何一つ物音がしないし
僕はきみの声が思い出せない
きみがだれだか知らない

そして 僕は
きみと電話していない
携帯電話を持ってないんだ

じゃあね
おやすみ

95 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/16(月) 01:08:27 ID:zac4oou2
いちおうこれで終了。予想以上のグダグダでした。

>>93
やっぱり…。ま、いまサンリオショックのまっただ中なので
大目にみてください。

96 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/01/14(日) 19:34:49 ID:af5KkQ25
さて、新年もはや14日。
拙者は詩など作れる状態ではとてもなし。雑談する気分でもなし。
加えてこの場も閉鎖されるかもしれぬ、という状態。
さてどうしようか。

97 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/01/14(日) 19:40:00 ID:af5KkQ25
過去に書いた駄作を改作してみる。そのあたりから年をはじめようか。
リハビリ期間がずっと続くなあ。

98 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/01/14(日) 20:21:02 ID:af5KkQ25
「二度目の冬に」


あたたかいだろう?
でも 近づきすぎてはいけない

手を出したらだめだよ
とても あぶないものだから

あれは ぼくたちにはふれられない
あれくるう力のかけらなんだ

おもしろいうごきの炎に
さわってみたくて

きみはいま なみだをためて
じだんだを踏んでいる

でも あれを手にとることができる日は
ぼくたちには やってこないんだ

そのことに気づく日
きみが きちんと絶望するように

けれども 絶望しすぎないように
いのっているよ

いまは ねむくなってきたきみのために
ちいさな声で一曲うたおう

99 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/25(日) 05:35:18 ID:ugINqwdN
1ヶ月ぶりか…おそらく誰も見ていないこのスレだ。

仕事柄か、どうも俺は人に読まれるという意識から脱却できない。
自分一人のためのテキストですら。
せめてここでだけは、ワガママ放題に書かなきゃなあ。
ここも人に読まれる場所じゃん、というセルフツッコミはあえて無視だ。
クセになったあの不気味な口調もここじゃナシだ。

100 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/25(日) 05:57:12 ID:ugINqwdN
「記憶から半歩ずれて」

記憶から半歩ずれて ごろりと寝ころぶ
猫の眼には暮れかかる街
サルート!
どこかで泡まみれのオヤジが叫んでいる

いま僕らはここで安らかだが
パリンとガラスを割る音が聞こえたら
それまでさ
唐揚げを喰っているヒマもなく全てが消える

紙を数える仕事は僕たちを数える仕事に似てる
幸福から半歩ずれて僕たちは薄い
手を切るなよ
ゆっくりと揃えるんだ 世界の端を

あたしたちに身体なんてものがなかったらね
と 鴉のような僕の恋人は言った
だから地面に横たわり
記憶から半歩ずれて空を見上げているんだ

「思い出さないで 私が誰か
思い出さないで 私が何か
思い出さないで…」

繰り返す歌 繰り返す声

このままここで
夜が来るのを見ているんだ

101 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/25(日) 06:03:28 ID:ugINqwdN
「クレマチス」

ああ
クレマチスについて僕は何もしらない

「世界は暮れて」

おそらくそれは花なのだろう
遠い

遠いところに咲いているんだ
僕から

「わがにがき心のうちにレモンひとつ」

東北なまりの かの詩人が手に取り
痛ましい眼でタバコの煙を吹きかけた
(かもしれない)

クレマチス

「育ちゆくとき世界は暮れて」

102 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/25(日) 06:20:35 ID:ugINqwdN
「そんなに人間が」

そんなに人間が好きかい?
と 彼は言った

目に映るのがいつも人間ばかりで
閉じこめられてると感じたことはないかい?

閉じこめられてるさ もちろん
だって仕方がないじゃないか
俺たちは人間から来て人間に帰るんだ

草や河や象を歌っても
俺たちは人間の容器の中さ
どうしろっていうんだい?

なに簡単さ その皮をぴりぴりっと剥いだら
俺と同じような何かが出てくるのさ

と 彼は言い
出された団子をぱくりと食べて

そして脚をふるわせはじめる

さよなら 賢い小さな君
またいつか もっと
とりとめのない世界で会おう

103 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/25(日) 06:41:27 ID:ugINqwdN
「徹夜明け」

徹夜明けの朝

飛ぶ鳥の影
を 
見ても
信じてはいけない

鳥はいない
こんな真空には

眠る機械
のよこを
しずかに通り過ぎて
どこかへ行こう

開かずの踏切の前で
老婆

遠い目をしている
街の
無人交番で

泣き叫ぶ子供

抱きしめ
抱きしめ
眠るんだ

104 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/26(月) 04:22:56 ID:w5NcE7YU
「さびしい小鳥」

さびしい小鳥の羽音は誰にも聴こえない
真空のなかを雨が降る

さびしい小鳥はひっそりと濡れる
飛び立ち 墜ちながら

空のなかに嵌め込まれ
さびしい小鳥は眼をひらく

ゆれて遠ざかるすべてのもの
だが どこへも行けない

さびしい小鳥のなかを時間が流れ
凍りついた雲が視界を流れ

眼下の大河を夢見て
さびしい小鳥は聴こえない歌を歌う

105 :長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2007/02/26(月) 05:19:11 ID:w5NcE7YU
「告白」

俺は夕暮れと分身に取り憑かれている
繰り返し見たことのない情景を思い出す

俺は何も見ていない
ただ分身を夕闇の中に探すだけだ

毎日会う人々の細かい心の糸を
ぼんやりと感じながら何もしない

聞こえない歌のことばかり考えているが
歌われているものが何かはついにわからない

三重四重に封じられた箱のなかには
何も入っていない
そのことを俺は知っている

遠いもの ゆれるもの 名指せないもの
俺の手が届かないあらゆるもの

俺が滅びもせずここにいる理由を
俺はほんとうには告げることができない

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