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白と黒

1 :名前はいらない:2005/08/13(土) 17:52:09 ID:CqRVJZcp
白と黒
夢幻と実存
光と闇

2 :名前はいらない:2005/08/13(土) 18:10:48 ID:Zv6Hl79x
暗黒神よ
我に2を与えよ

3 :名前はいらない:2005/08/13(土) 19:11:31 ID:CqRVJZcp
ハラペコだよな
実際 そこらへんはリアルに蠢くんだ
ほら見てみろよ
おれ
今日は真面目にお勉強したんだぜ
蝉が鳴き止む合い間を縫ってさ

何喰わしてやろうか?
胃袋のバカにさ

中華は最近喰いすぎだ
ドンブリは品がない
肉は一人で喰うもんじゃない

寿司も目の回るヤツこの前喰ったしさ

ビールで充分だよな?
ビールで充分だ

しかしさ ハラペコなんだよ

おれ 寂しいだけなのかもしれないな

4 :  ◆UnderDv67M :2005/08/13(土) 20:46:16 ID:KxDMVmEA
>>3
そんなお前は胃袋以下だな

5 :名前はいらない:2005/08/13(土) 21:47:35 ID:WqsTw2az
食べたよ 満腹だ
今日は疲れたから早く寝ようかと思っても
寝れないもんだよな
起きちまったよ

結局さ
鯖の味噌煮とおでんの大根と卵と
青菜のお浸し食べたよ
時々行く定食屋でさ

食べるって不思議だと思わないか?
連綿と繋がる生命の駅伝を
支えてるのが「食」なんだぜ

すごいよな
なんだかおれ 
ビールで顔洗いたくなってきちゃった


6 :名前はいらない:2005/08/14(日) 00:27:07 ID:17kLIb/1
初めてビールを飲んだのってさ
高校の時だったよ
家の住人が寝静まった頃にさ
こっそり抜け出すんだよ 玄関の扉をゆっくり開けてさ

当時 友人から譲り受けたばかりの犬が
深夜の飼い主の不審極まりない行動を察知して
吠えるんだ 

おれは家の住人が起きないか心配しながら
チャリンコに乗ってガコガコ漕ぎまくるんだ
酷い田舎だったから
街灯もほとんどなくてさ
それでもダイナモも点けずにガコガコ漕ぐんだ
星が綺麗に光ってて
妙にセンチな気分になったりしたよ

それよりも何よりも
ビールの自販機が眩しかったのを
今でも覚えてる

7 :名前はいらない:2005/08/14(日) 01:59:41 ID:+DuqT2AD
高校の時に 
おれ 経験すべき事は経験したと思うよ

酒もタバコもセックスも

死にたいっていう衝動も
生きたいっていう反動も

そんなの全部 高校の時に済ませたよ

でもさ
あの頃って非常にバカだったけど
(死にたくなるほどのバカもやったけど)

「あの頃って良かったよね」

とか言うヤツには膝カックンの刑

8 :名前はいらない:2005/08/14(日) 02:15:07 ID:+DuqT2AD
眠たいのに寝れないって
道理に反してるよな

友人にウツを抱えるコがいて
「何かあった時の為に」って
デパスくれたけど
今はデパスの活躍シーズンじゃないと
おれ自身思ってるから
見向きもしない

ミンザイが宜しいかと

とか言ってる端から
どうせグウグウ寝ちまうんだよ おれって奴は

この眠りに落ちるまでのグレーゾーンで
奇妙なひらめきなんかが したり顔でおれの灰色脳味噌に
挨拶しに来るんだ

困るんですけど 
歓迎しますよ

9 :名前はいらない:2005/08/14(日) 11:37:13 ID:yPc1MIPV
朝だ
起きたよ 曇天の朝だ
窓から見えるおれの世界は
灰色ナマズの吐息の中で
首根っこ縮めて
ビー球の気泡だ

どんより濁る 
目ん玉太陽

朝だ 起きてよ

空っぽの部屋では
おれの匂いが
気忙しくハグしてくるんだ

おはよう おれ
独りぼっちも悪くなかろう


10 :名前はいらない:2005/08/16(火) 12:28:19 ID:lYNAhZQF
帰省したんだ
そこには
人見知りしながら夜がやって来て
月が半分だけ光ってて
静かで 空気のネジが緩んでいて

おれと家族は
小奇麗な焼肉屋で
談笑したり 近況を報告しあったり
心無い人の心無い行動に腹を立てたり
虚しくなったりしたんだ

腹を満たして 心臓の近くに隙間をつくって
駐車場から見上げた月は
やっぱり半分ぽっちで

なんでだろな

こんな夜は海に沈めて
深海魚の餌になればいいんだ

11 :名前はいらない:2005/08/16(火) 12:35:15 ID:lYNAhZQF
オンナの体温が
オトコのそれよりも低い事を
おれは歓迎する


12 :名前はいらない:2005/08/16(火) 12:54:48 ID:lYNAhZQF
フローリングに座布団を敷いて
オンナの友人だか家族だかが
海外に行った時のお土産を

リッツの上に塗ってのせて
もしゃもしゃ喰う

クリームチーズとキャビアと炭水化物は
ビールと一緒に食道から暗澹へと落ちる

おれたちは
「ブルース・オールマイティ」を観て抱き合い
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観て抱き合い

タバコを吸って
宅配弁当を喰って
シャワーを浴びて布団へ潜り込む

胃袋の中では恋だけが
消化されずに転がっている

おれはオンナが仕事に出掛けた後
洗い物を洗い 布団を片付け
タバコを一本吸って
そっとその部屋に鍵を掛けた

13 :名前はいらない:2005/08/16(火) 16:01:28 ID:Hc3L3CZY
それだけの事だよ
それだけの事

14 :名前はいらない:2005/08/16(火) 16:04:26 ID:Hc3L3CZY
紫は赤と青の融合で
青は黄色と緑の融合で

結局

何色になりたいのか
わからないのが おれで
それに混じるのがオンナで

鍵はポストに入れておいたよ

約束通り

15 :名前はいらない:2005/08/16(火) 16:13:36 ID:1yyGtyEH
いい、スゲー好きだ

16 :名前はいらない:2005/08/16(火) 16:17:38 ID:Hc3L3CZY
少し眠ろう
今日は静かだ

公園ではしゃぐ子供の声も
蝉も選挙カーも勧誘のチャイムも
べったりと引き伸ばされて
アスファルトで甲羅干しをしているに違いない

いい日だな
瞼が重いや

17 :名前はいらない:2005/08/16(火) 22:31:56 ID:KDmZOmrF
眠りは一体おれを
何処まで引き擦り込むのか

記憶の深海
意識の底辺

それは
見せる事のない月の裏側

18 :名前はいらない:2005/08/16(火) 22:39:31 ID:KDmZOmrF
おれはその海底深くから
記憶の砂を手にして
また浮上する

その砂は浮上する途中に
みな零れてしまう

時々 爪の間に残ったものが
おれを苦しめる

19 :名前はいらない:2005/08/16(火) 22:40:26 ID:KDmZOmrF
記憶は残酷だ

20 :名前はいらない:2005/08/17(水) 22:52:44 ID:rzQ+uBki
足音に気付いて振り向けば
大抵の場合
想像よりも一歩
近い

21 :名前はいらない:2005/08/17(水) 23:08:16 ID:rzQ+uBki
夕立と呼ぶには
出遅れた雨は

なりふり構わず

頭へ 肩へ 胸へ 靴へ

降る降る降る降る降る降る降る降る

散髪嫌いの頭へ イギリスのメーカーのシャツへ
家路へ急ぐ疲れた胸へ お気に入りの革のスニーカーへ

降る降る降る降る降る降る降る降る

ブーツカットのジーンズへ 大きく平たい手の甲へ
眠気を秘めた二つの目玉へ 誰かから貰ったベージュの鞄へ

降る降る降る降る降る降る降る降る

そしたら

じいちゃんの小便みたいなのを
ちょろりと垂らし

遠雷ゴロロで

はい さようなら

22 :名前はいらない:2005/08/17(水) 23:13:50 ID:rzQ+uBki
こってりであっさり
もっちりでしっとり
もっこりがひょっこり
すっぽりとがっぽり

23 :名前はいらない:2005/08/17(水) 23:14:31 ID:rzQ+uBki
がっぽり
ガハハで
がり勉気分

24 :名前はいらない:2005/08/17(水) 23:18:43 ID:rzQ+uBki
記憶は残酷だ

微塵もなく
砕ける骨だ

柊の葉の先端

捨て猫の
千切れた尻尾の
微かな揺れ

25 :名前はいらない:2005/08/18(木) 00:46:53 ID:LR62td6x
おれは何年か前
何人のオンナと寝たか数えた事がある

何処かで読んだ小説の通り
浴室で頭を洗いながら

その時に出た数字は15で
たぶん あの記憶の海に
埋もれたオンナも存在するだろうから
16か17

そいつが
その数が生きていたら高校生だよな

それから何年か経った今
やはり何人かのオンナと寝て
数は増えたけれど

だけれども

別にそんなのは
何の役にも立たないと知ったよ

なんでだろな

まったく無意味なんだ

26 :名前はいらない:2005/08/18(木) 00:47:26 ID:LR62td6x
数字は記憶と関係ないんだ

27 :名前はいらない:2005/08/18(木) 01:04:53 ID:LR62td6x
エロ本か

中学の時はエロ本が主流
おれは こそこそ自販機などへ
行ったりはしなかったな

本屋のおばちゃんが奥の部屋で休憩してるのを
「すんませーん」とか言って
レジ前から呼び出し
安いエロ本を一冊

机の引出しは
その重みに耐えかねるかどうかの瀬戸際で
引き出す度に
ギイギイ喘いでいたよ

サンタフェも本屋で予約注文

美とはなんて滑稽で薄っぺらいものかと
陰茎も萎える思いで
写真集を見てたよ

なぁ
裸体はその全てを晒せば同時に
その全てを委ねるんだ

おれの目は
背景と被写体を
交互に見る とても
不器用な

情報伝達器官の一部にしか過ぎなかったよ

28 :名前はいらない:2005/08/19(金) 00:53:46 ID:uECpBBOg
肉体はとても不純で
とても要領が悪い

とても怠け者で とても疲れやすい

とても変則的で とてもちゃっかり者


おれ
身体
とても
弛緩して

ぐ〜〜〜〜

29 :名前はいらない:2005/08/19(金) 20:32:39 ID:ju8jIWyt
怠け者は美しくあれ
働き者は汗を拭うな

30 :名前はいらない:2005/08/19(金) 20:42:16 ID:ju8jIWyt
帰り道 
見上げれば 
月はぼんやりと
妊娠している



31 :名前はいらない:2005/08/19(金) 20:54:56 ID:ju8jIWyt
知ってるかい?

月は裏側を見せない

その理由
何故だか知ってるかい?

月の裏側は醜くて
深い渓谷とグロテスクな山々が
びっしりと表面を覆い
首のない生き物が地べたは這いずりまわり
琥珀色の岩と目潰しの砂がもじゃもじゃ喋っていて

そこには
蟹もウサギも杵も臼も
存在しない殺風景で味気ないものだからだよ

でもさ
残念な事に おれ

月の裏側なんて
見た事ないんだな

32 :名前はいらない:2005/08/19(金) 21:10:48 ID:ju8jIWyt

残念 → ビール → エロ本 → 高校 → 中学 
                             ↓ 
    蛍 → 暗い所でしか見えません      D
    ↑                        ↓
  つまり ← 光るもの ← C ← 再び ← 素人
          
      

33 :名前はいらない:2005/08/20(土) 19:16:36 ID:NkSQVDG1
喪服をクリーニング屋に持って行く時 
初めて気付いたんだ

角の薬屋が潰れているって事にさ

この街は
新しいコンクリートが好きだから
こんな事がよく起きるのは知っている

でもさ

そこにあった
洗剤の匂いや薄汚れた白衣は
どこに整理されたのだろう

おれが気持ちの節目として
喪服を片付けるのと

どこが違うのだろう

街路樹の陰は色濃く
おれは訳もなく

そのがらんどうを見てた


34 :名前はいらない:2005/08/20(土) 19:19:39 ID:NkSQVDG1
陰は影になり
影は光と逆走する

競争するとどっちが早いのかなぁ

光と影って

35 :名前はいらない:2005/08/20(土) 21:00:39 ID:ZCXoCJKp
酒を買いに行こう
こんなに星が重たい夜は
酔っ払って眠るのが
理に叶っている

酒を買いに行こう
純粋で愚直なおまえが
電話をくれない夜は
酒を飲むのが身体に良い

酒を買いに行こう
自転する大地に逆らい
支離滅裂と握手をしよう

そうすれば
おまえの傍に
おれは

36 :名前はいらない:2005/08/20(土) 23:41:18 ID:ZCXoCJKp
おれがこの街に来て
初めて寝たオンナには
深い負い目と 少しばかりの欠陥があり

おれは
まだウブに毛が生えただけだった おれは
その事実にたじろぎ
同時にそのオンナを
愛しく思ったんだ

そのオンナの部屋は
小奇麗過ぎるほどモノがなく
テレビすらなく
目に付くモノと言えば
ベッドと電子ピアノと
冷蔵庫と小さなラジカセと
白と黒のウサギだけだった

ウサギはゲージの中で
鼻をひく付かせては
おれを物珍しげに見てた

おれはそのオンナの誘いで
電子ピアノを少しだけ弾き
ビールを飲んでその時を待った

部屋の中は空っぽが囁きあって
体温が体温を呼んでいた

37 :名前はいらない:2005/08/20(土) 23:49:26 ID:ZCXoCJKp
おれは
戸惑っていたのかもしれない

朝を迎えたベランダで
素っ裸でタバコを吸った

オンナの膣は
萎縮症と云うのか閉塞症と呼ぶのか
オトコのそれを受け入れるには適していなかった

オンナはおれの陰茎を咥え
なんとか事を果たそうとしたものの
ゲージをごそごそ動くウサギが気になり

おれは
射精もせず
オンナの隣りで
浅く苦しい眠りに落ちた

どちらかと言うと おれは
泣きたかった

泣いて湧き出た涙を全部
そのオンナに呉れてやりたかった

38 :名前はいらない:2005/08/21(日) 00:04:07 ID:TLNkmI+2
「オトコの人はエッチなしでは
 オンナの人を好きになれへんのかなぁ?」

オンナは言った
おれは強く否定した

オンナは髪の長い美人だったし
ウサギはゲージをごそごそ動き回っていた

おれよりも2つ年上のなのがオンナで
ウサギよりもオンナの話を聞けないのがおれだった

おれは ウブに毛の生えただけのおれは

ウサギよりも20才も年上で

オンナよりも「哀しい」を知らなかった

テレビのない部屋は
朝陽が差し込み

その朝陽を踏み付けておれは
その部屋を去った

39 :名前はいらない:2005/08/21(日) 00:32:58 ID:TLNkmI+2
夢幻を食い止める方法は
実存に甘んじるしかないのか

過去は入り組み迷宮と化し
現在は途切れ途切れで

おれ
一人ぼっちの鼻歌歌うよ

誰かに聞こえたら負け
誰かに聞こえたら負け

40 :名前はいらない:2005/08/21(日) 04:20:02 ID:TLNkmI+2
テレビが詰まらないのは
テレビがない部屋に
足を踏み入れた事がないから



おれは
この続きを
書くことを拒む

それは
実存だから

それは
今も生きているから



41 :名前はいらない:2005/08/21(日) 04:22:54 ID:TLNkmI+2
ピッチャーは的外れに投げ
バッターはフルスイングで空振り三振

全力はぶつかり

結果的に

ピッチャーの勝ち

書生さん

あんたの事だよ

42 :名前はいらない:2005/08/21(日) 12:19:55 ID:ZmAsNOk9
脳味噌は時々
頭蓋骨に納まりきらず
空中へはみ出す

おれ
よく分かんないや

酒を宿した指先で
何書いてるんだろ?

出て来たものを
殴り書き

クライアントはお冠

43 :名前はいらない:2005/08/21(日) 14:25:35 ID:3EYkTNqo
言葉は
手入れしてやならきゃ
膿み始めるんだよ

知ってらい そんな事くらい

膿は切開して
悪血を抜かなきゃいけないんだよ

知ってらい そんな事くらい

悪血は陰干ししてから
スープにして飲むんだよ

知ってらい そんな事くらい

44 :名前はいらない:2005/08/21(日) 14:32:25 ID:3EYkTNqo
穢土 紫 
プリンの稜線

おれの手は楽器
鳴らせ 叩け 爪弾け

平均律を
純正律を

ぐるぐる回して
音符を接着

ぐるぐる回して
ぐるぐるぐるぐ〜〜〜

45 :名前はいらない:2005/08/21(日) 23:37:37 ID:KutWi8JC
いつの間にやら
蝉はみんな死に絶えたらしい

あんなにぎーぎーうるさかったのに

死を知るからこそ
あんなにぎーぎー鳴いてたんだろうな

短い蝉の生涯なんて
おれの記憶の一滴に過ぎない

おれは以前 何人もの人間から
「お前は30で死ぬ」と言われた

24・5の時だ
友人から 職場の人間から
ピアノの調律師から

「お前は30で死ぬ」と

おれは30で死ぬかもしれないし
死なないかもしれない

猶予はまだある

蝉は
非常階段のコンクリートの上で
生涯を閉じる

おれは何処で閉じるのだろう
その時は記憶を手放すのだろうか

46 :名前はいらない:2005/08/21(日) 23:54:37 ID:KutWi8JC
蝉は聞こえなくなりました
私は昼間のビールを買いに
サンダルでした

桜の木は雄雄しく
陽射しを抱きしめ
アスファルトと排気ガスの
交尾する匂いが
私の鼻腔で泳いでいました

私の耳元では
古い友人やピアノの調律師が
「お前は30で死ぬ」と
囁き合っては
まだらな青シーツの空へ
消えていきました

どこかの非常階段では
蝉が死んでいる事でしょう

私は喉か渇いたので
ぺたりぺたりと
歩きました

ぺたりぺたりと
歩きました

47 :名前はいらない:2005/08/22(月) 21:13:45 ID:9DDsDG9d
ぺたりぺたりと歩いていると
濁音を忘れました

2005年ミス・タイプは
あなたに決定!

タイプミスは
おれに決定

濁音なんて嫌いだよ
いつも濁ってばかりいて
おれ
澄み切った愛液みたいな
言葉が好きなんだ

「今日の朝陽はきらきらと
わたしをしっかり見つめた後に
ほっそり優しく突き放したりして
そしたら 私を受けとめて
光の水滴くれました」

ほら
なんて品のいい言の葉たち
小便なんて言わないのよ
ここはお小水の世界なのよ  

48 :名前はいらない:2005/08/22(月) 21:14:27 ID:9DDsDG9d
がはは!

49 :名前はいらない:2005/08/22(月) 21:19:43 ID:9DDsDG9d
ははが!
だはさ!
さはだ!

そやつ何者?



50 :名前はいらない:2005/08/22(月) 21:20:33 ID:9DDsDG9d
知りませぬ 

51 :名前はいらない:2005/08/23(火) 00:02:05 ID:v28EkCMb
自惚れビールをぐびぐびやろう
足の先まで真っ赤になろう
腑抜けた話題でらったらった
ティッシュの香りで朝まで泣こう

でっかい魚で小エビを釣ろう
ベーゼンドルファーやっつけよう
秘密の階段だんぐだんぐ
ナイフの先っちょチラリズムん


かいわれ大根ナツメロメロウ
指輪の代わりに炬燵でドロー
ひしめくよろめくさんざめく
わめくひらめくめくるめく

52 :名前はいらない:2005/08/23(火) 00:03:06 ID:v28EkCMb
調律師は
白髪の声で

53 :名前はいらない:2005/08/23(火) 00:39:57 ID:/esJL8iy
調律師はおれのアップライトを調律しながら
ビール片手にその様子を見ているおれを
涼しい目で一瞥して
それから視線を音程に向け
こういった

「あんたは30で死ぬタイプだね」

やや関東訛りの声の高い
神経質そうな細い目で

白髪まじりの声は
おれをすり抜け
流し台の中で木霊した

おれは
つい最近も友人に同じ事を言われたけどなんで?
と音程を探る手に問うた

声は
同じ一瞥をくれただけで
またチューニングを始めた

「最近は仕事が少ない 昔はキャバレーなんかの仕事も
 たくさんあったんだけどさ」

と それは答えだったのかはぐらかしたのか

おれの小さな部屋は
歪んだ音が背伸びするたび
窮屈そうに姿勢を正した

54 :名前はいらない:2005/08/23(火) 00:48:07 ID:/esJL8iy
おれは
この指先で
何が出来るのか

なぁ

ここには
残骸しかない事を
おまえは知らないのか

ここは霊安室の特等席

おまえは
亡骸を見ているに過ぎない

影は光を呼ぶ
光は影と逆走する

記憶の砂は
零れ落ちる

深海へ

記憶の底辺へ

55 :名前はいらない:2005/08/23(火) 00:59:51 ID:/esJL8iy
世界が
目に見えるもの全てが
白と黒なら
おれは満足するのか

いや 違う

白など捨ててしまえ
黒など燃やしてしまえ

残ったものを
おれは掌に乗せ

握り締めず
振り払わず

おれ

飲み込むよ

きっと
ビールの味がするんだぜ

56 :名前はいらない:2005/08/23(火) 01:07:50 ID:/esJL8iy
ろくでもない
おれ
こころなくした
おれ
ひとでなしの
おれ
はとではない
おれ
かんがえても
おれ
かんがえたら
おれ

空洞ばかりが目に入って
それって
あんまし良くないと
思います

おれ


57 :名前はいらない:2005/08/23(火) 01:19:01 ID:/esJL8iy
音楽室でキスをするのが好きだった

放課後の夕陽が
漆黒のピアノを生温く染めて

おれたちは
決められたように
唇の挨拶をする

校舎の壁に
帰る生徒の靴音と会話の一部が反射して
ピアノの弦に共鳴しては

どのタイミングで呼吸するのか
灰色脳味噌の片隅で

手は 宙ぶらりんの不恰好で
そしたら
バッハと目が合って
ちょっと照れた


     記憶は時に美しく置き換えられ
     都合よく解釈されるのを

     おれは知っている

58 :名前はいらない:2005/08/23(火) 23:19:46 ID:II6ysEdF
海馬の近くを散策すると
ひなびたおれとすれ違う
こっちは よう!と諧謔に
そいつに声を掛けたもの
そいつはしらっと素敵にスルー
暖簾に腕押しくたびれ儲け


59 :名前はいらない:2005/08/23(火) 23:20:25 ID:II6ysEdF
橙は
紅よりも
少しバカ

60 :名前はいらない:2005/08/23(火) 23:27:04 ID:II6ysEdF
ここには秘密も
カラクリも仕掛けも種も
何もない

コウノトリの優雅な飛翔も
キャベツ畑の孤独な夜明けも
何もない

あるのは埃臭い過去と
捨てきれない現在と
下らない言葉の単独飛行

見ろ

そして 見るな

消し去る呪文は「てじなぁ〜にゃ!」

61 :名前はいらない:2005/08/24(水) 00:16:31 ID:n/UUO/82
ピアノはおれで
おれはピアノで
呼ぶのがおれで
ピアノも呼んで
白黒白黒白白黒
ハミガキハノン
エチュードミソ
真夜中行き交う
音符のパレード

62 :名前はいらない:2005/08/24(水) 00:22:45 ID:n/UUO/82
歌う
寿ぐ
夜は
耀く

63 :名前はいらない:2005/08/24(水) 22:41:49 ID:cW07caRH
身体よ
聞け

お前はいつから
おれを見くびりだしたんだ
お前はいつから
おれをコントロールしようと思い立ったんだ

内臓は泥水袋じゃない
皮膚はコールタールの油膜ではない
骨は賞味期限の切れたチーズではない

おれは
生きている
おれは生きている

そうだろ?

おれは散々 お前を痛めつけて来たかもしれぬ
おれは時には お前を投げ出そうとしたかもしれぬ

しかしだ

だからと言って こんな仕打ちはないだろう
だからといって こんな裏切りはないだろう

もう少し おれの傍にいてくれよ
もう少しだけ おれの身体でいてくれよ

今 お前を手放すのは
正直 辛い

64 :名前はいらない:2005/08/25(木) 03:56:11 ID:i5EIZP8V
こころが
ひとりぼっちで
彷徨ってる

おれ

助けてやらなきゃ

65 :名前はいらない:2005/08/25(木) 04:01:12 ID:i5EIZP8V
肉体

おれ

精神

おれ

繋ぎとめなきゃ

おれ



66 :名前はいらない:2005/08/25(木) 04:09:31 ID:i5EIZP8V

頼むから
おれに時間をくれ

頼むから朝など寄越すな


67 :名前はいらない:2005/08/26(金) 02:57:07 ID:zy/BmKXP
遅い朝は
電話の音と
倦怠感と
アパシーを引き連れて
やって来た

おれは

ヘッドフォンを被り
残った仕事をやり遂げ

うるさい留守電に応対した

この何時間かの間に
大きな球はぐるりと回り
おれの細い線を(神経が行き交う黄色の線を)
ズタズタに引き裂き
それでいて
安穏と午後の陽射しなどを
振り撒いていた

おれは
疲れた

それだけで満たされた気分だ

68 :名前はいらない:2005/08/26(金) 03:22:12 ID:zy/BmKXP
朝は重たい脱脂綿の気圧の中
私を無気力と云う箱の中へ押し込み
私から空気を抜きました

ヘッドフォンから
生活が湧き出るのを知っている私は
音像の一つ一つを撫ぜ回り
イビツな形に仕上げ
それを電話に打ち明けました

告白のような
夏の空に漂う 小さな雲のような
陰陽のない 平淡でざらついた声で

足元では大地が
揺れもせずごおおおおと決められた方向へと
営みを果たし
私の中枢では
ぷちぷちと私である証明が息絶え
赤裸々に午後の陽射しを
言い触らしていました

それだけで
私は己を憎み
同時に安堵し
死人の顔で眠りました

私は生きるのが
得意ではありません

それは仕方がない事だと
私自身思っています

69 :名前はいらない:2005/08/27(土) 00:18:59 ID:IE3W3BQL
ワカラン
リカイデキン
ゲセン
フニオチン

カタカナノ
オレハ
カタイジ ハッテ

カッコワルイヤ
カッコワルイ

70 :名前はいらない:2005/08/27(土) 00:33:17 ID:IE3W3BQL
滑らかに
白肌で休息する蝶の触覚の
空を揺らめくタクトのように

息は 吸われ
吐息は 垂れ下がる

重たい瞼の睫毛の旋風

ゆるゆるるるる

そうだよ

ゆるゆるるるる

71 :名前はいらない:2005/08/27(土) 00:34:59 ID:IE3W3BQL
るるるるるる〜

なんか

キツネ呼べそう

72 :名前はいらない:2005/08/27(土) 00:38:47 ID:IE3W3BQL
るるるるるるる〜

なんか

ケダマ出来そう

73 :名前はいらない:2005/08/28(日) 22:42:06 ID:cmQp/A1J
キミの小さな手のひらの上に
鬼灯を置いた時

おれ

キミを好きになったような
なんだか変な気分がしたんだ

星が夕闇のベッドの中で
次々と生まれる

とある田舎道で

74 :名前はいらない:2005/08/28(日) 23:02:28 ID:cmQp/A1J
錆びたチェーンをしっかり握り
夕暮れが陽を隠し 星を起こす頃
ブランコ

青く眠そうな藤棚へ
両足が届く程
ぎーぎー

「ひとりで色々考えるんは
 別にキライやないねんで」

キミは鼻に掛かった声で
おれは畠の向こうの民家の明かりなどに
気を取られたままで
反動を付けるキミの声を 聞く

「なんかよお分からへん事ばっかやわ」

開き直りに似たその声は
おれを少し安心させる

星が生まれる頃
おれは鬼灯をひとつ千切って
キミの手のひらに乗せる

風は静かで
キミの手は
ブランコの錆で赤茶けてて

75 :名前はいらない:2005/08/28(日) 23:21:39 ID:cmQp/A1J
キミと手を振り
おれは
電車の中でしたたかに寝る

電車はおれをオンナの部屋へと
ぐらぐら運ぶ

オンナはいつもの眠たそうな目で
おれを迎えに来る

オンナの部屋から夜が始まり
この部屋で夜が終わるのを知っているおれは
いつもより強く抱きしめる

背中のホクロに毛が生えているのを発見される
小鳥が啄むようなキスをする

それだけの事
それだけの事で

おれの身体は確かに重い

76 :名前はいらない:2005/08/29(月) 00:49:54 ID:dfPSSmyq
足の爪を
ぷちりぷちりと切り落とす

3LDKに
その音は冷たく響き渡る

空っぽの部屋には
誰も帰って来ない

空っぽの部屋には
誰も帰って来ない

空っぽの部屋には

おれが爪を切る音だけが

ぷちりぷちりと
住人の顔

77 :名前はいらない:2005/08/29(月) 00:57:38 ID:dfPSSmyq
眠たいね

おまえも眠たいのかな

おれは

生きてるよ

下らない言葉を

子守唄にしながら

78 :名前はいらない:2005/08/29(月) 22:22:37 ID:tKetZc3/
分かるかい?

分からないんだ

分かるかい?

分からないんだ

分からないが
分かるかい?

分からないを
分かるかい?

79 :名前はいらない:2005/08/29(月) 22:24:50 ID:tKetZc3/
闇に目が慣れてくると
光が痛い

たぶんそんな感じなんだろう

分かるかい?

分からないんだ

おれにはちっとも分からないんだ

80 :名前はいらない:2005/08/29(月) 22:36:15 ID:tKetZc3/

錯綜する
真理は何処へ
哲学は干乾び
精神は堕胎


81 :名前はいらない:2005/08/30(火) 01:00:59 ID:SLB1md/2
何をしているんだ

この手は?
この目は?
この体は?

おれを返せ
おれを返せ

おれを何処に隠したんだ
おれを何処に隠したんだ

82 :名前はいらない:2005/08/30(火) 01:13:35 ID:SLB1md/2
おれは今から布団に入り
出来るだけ自由に伸びをして
携帯の目覚ましをセットする

そして電気を消す

豆電球の心許ない明かりの下で

おれは一体何者なのかを
寒天の脳味噌でぐるりとひと廻しし

虚脱の海へと身投げする

おれの体は千千に千切れ
細胞は回帰し 精神は皆無と冥合する


朝が来るまでそのまま

誰かを抱きしめる事もなく

そのまま

83 :名前はいらない:2005/08/30(火) 01:14:28 ID:SLB1md/2
夢など遠い幻として

そのまま

84 :名前はいらない:2005/08/30(火) 01:16:52 ID:SLB1md/2


記憶は朽ち
明滅する

闇の底で
光の先で


85 :名前はいらない:2005/08/31(水) 23:20:13 ID:5dP31sCR
雨が止み
湖が干上がって
お日様が空の上で遭難したら

おれ

魚になりたい

銀色の鱗で
パクパク鰓呼吸で

瞬きなんてしてやらない
糞尿なんて垂れ流し

乾きに乾いた窒素の海を
すす〜いのすいで縦横無尽

あのコのスカートひらりとさせて
黄色い歓声 聞く耳持たず

だってさ

背ビレのある生活って
なんか良くなくない?

86 :名前はいらない:2005/08/31(水) 23:24:12 ID:5dP31sCR
幻想は複雑骨折

ばかみたいだ


おれは


何を












分からない 





87 :名前はいらない:2005/09/01(木) 00:14:41 ID:7jQZCdf2
寝室のゴミ箱を
黒のビニールに移し変える瞬間

オンナの匂いがした

それは
ペディキュアだけ派手な看護婦の陰臭

こんな所にまだ居たのかと
おれは狼狽しつつも懐かしくなり
だが 素直に捨てた

88 :名前はいらない:2005/09/01(木) 00:29:27 ID:7jQZCdf2
だめだ

こんなの見るなよ

下らない戯言に過ぎぬ

今は神経が拡散して

(なぜだろう?今、今のオンナから電話があったから?)

言葉の工場は臨時休業

白も黒も陰も陽も

夢幻も実存も光も闇も

一緒くたになって洗濯機の中で

脱水されているんだ

だめだ

こんなの見るなよ

ふしだらで清潔で清楚で卑猥な

不潔で純粋で聞き分けの良い天邪鬼の

言葉の屍骸にたかる蝿の羽音の

実直な周波数

89 :名前はいらない:2005/09/01(木) 00:30:02 ID:7jQZCdf2

]掃き溜めの賦役

90 :名前はいらない:2005/09/01(木) 00:38:47 ID:7jQZCdf2
生きろ

そして 笑え

記憶は途切れぬまま
そこに鎮座している


生きろ

そして 嗜め

海底では亡者が
おれを待ち侘びている


おれの生き血の残り香を
啜るように目を細めて

91 :名前はいらない:2005/09/01(木) 00:46:31 ID:7jQZCdf2
おれはもうおれではなく
ピアノは遠くで鳴り響き

電線を越えた辺りでおれは

右腹の奥の斜め後ろが
鈍く痛み


おれ

目を閉じるのが怖いんだ

何処までも落ちていきそうで

92 :名前はいらない:2005/09/01(木) 22:36:41 ID:K6mrRAMT
ピアノを習い始めたのは高校の時で
近所のピアノの先生の家で

若いオンナの先生でさ

おれは 意味もなく張り切って
ピアノの練習をしたんだ

88鍵の世界に秘密が隠されているのを
まだおれは知らなかった頃だよ

ただただピアノを弾いて弾いて

夏の日に先生のシャツの隙間から見える
ブラジャーがやけにピンクで

それが気になって気になって

レッスンの終わりの方になると
次の生徒が来てて

それが気になって気になって

グランドピアノは狭い2階の一室で
たどたどしくもひとつひとつ
音を組み上げていったよ

それは
夏の擦り傷のかさぶたを剥がすように
ぺろり と潔く

93 :名前はいらない:2005/09/01(木) 22:52:54 ID:K6mrRAMT
次に習ったのがこの都市に来てからだ

自転車で徘徊していて見つけたジャズピアノ教室

作曲編曲ボーカルシャンソン云々 やたらと肩書きだけが大袈裟な看板を見て さ

入り組んだ路地の角にあるそこは普通の民家で
部屋の中は調度品とピアノとピアノと
ピアノが部屋ごとにひとつないしふたつあるような
叩けば音の鳴る民家で

先生は老人の2・3歩手前の小太りで 

何故だかは知らないが只でレッスンをしてくれた

作曲・コード進行の妙・譜面の書き方・云々

おれはなんだか知らないが教わり
そしてぷつりと行かなくなった

「行きません」とも連絡せずに

目に見えるもの全ては穏やかに回転していて
陽射しは強く 何もかもが湿っていた

94 :名前はいらない:2005/09/01(木) 23:05:09 ID:K6mrRAMT
世界が綺麗に終わる頃
おれはそいつにキスをする
88のその向こう
銀河の果てのちょい手前

95 :名前はいらない:2005/09/01(木) 23:06:46 ID:K6mrRAMT

がっつく犬は鎖に繋げ!


96 :名前はいらない:2005/09/02(金) 00:51:56 ID:evCkAvF4
おれが高校を出る年に
大地は大きく震え 亀裂を街に刻んだ

おれは田舎を捨てその街に越した

世間知らずの優柔不断を脇の下に隠し
純朴な眼差しで 崩れた生活の骸を見た

モラトリアムの薄霧が
おれの背中を押したからだ

訳も分からず足手まといな奉仕に行った
役場の罹災証明発効の名前呼び 銭湯へ並ぶ列の整理係り
泊り込みで奉仕もした

テントの中は窒息するほど自由に満ち
おれは使命すら忘れた

それでいて
いい気分で当時のオンナをテントに呼んだりしていた

己の事しか見れない独善はここで産声を上げ
おれを形作ろうと躍起になっていた

崩壊し壊滅した街から投げ出され
行き場のない人々が 余った平地を埋め尽くす土地で

星が孤高の光りを放ち 冷気が酒を呼ぶ冬の最中で

97 :名前はいらない:2005/09/02(金) 00:58:18 ID:evCkAvF4
言葉は死んだ
記憶が蛇行する遠心力で
ふしだらに
自叙を始めた

おれは

目を瞑る程の体力もなく
遜るしか方法はないのか?

そして

アスベストは 舞う

98 :名前はいらない:2005/09/02(金) 21:08:23 ID:5E5fA5A+
雨は局地的に降り
おれは 裸足に憧れを抱き
持っていた傘をフェンスにぶら下げ

ずぶ濡れになる

皮膚の表面全てが
排気ガスの混じった水滴で満たされるまで


ずぶ濡れになる

そしたら おれ
なんだか肺の中が温かくて
ひとり鼻歌を歌うんだ

 ビートルズの「FOR NO ONE」

通り過ぎるヘッドライトが
雨で迷子になるのを横目で見ながら

99 :名前はいらない:2005/09/02(金) 22:09:11 ID:5E5fA5A+
街は夏に覆われて
おれはアスベストの舞うセンター街を
前掛けを腰に巻きつけ
走っていたんだ

崩れた街は「頑張ろう」を合言葉に
再生の新芽を育てていて

おれは配達のバイト

サインを貰う時に女子店員の胸元からブラを見る術を会得したり
どうすればサボれるかを真剣に考えたり
ポケベルが主流で携帯は高値の花で
何もかもが夏で彩られていて
その土地で出会う人の大半は
必ず 家族か知り合いが死んでいて

瓦礫の街は甦るために必死に生きていた
おれはそこでのうのうと息をしていたんだ

懐かしい友人に声を掛けるように
死にも気軽に声を掛けたよ

誰よりも大声で笑い
誰よりも空想し
誰よりも己が可愛かった

夏の湿度がおれを満たして
暗い夜を作ったんだ 光と影があるように
こっそりと

100 :名前はいらない:2005/09/02(金) 22:21:41 ID:5E5fA5A+
もういいよ
疲れたろ?

少しのアルコールと
柔らかいチーズがあるよ

体を温めて
ゆっくりおやすみ

時間はレールの上で
ことこと煮詰まるのを待っているんだ

疲れたろ?

重心は バランスは
何でこんなにも不均一で
傾きを好むのかなぁ?

ピアノでも弾こうか?
夜想曲でいいかい?

おれ おまえの為に
いま 何をしていいのか


分からない

101 :名前はいらない:2005/09/02(金) 22:27:56 ID:5E5fA5A+
言葉は低い方へ流れる性質を持つ
言葉は斜面を愛撫しながら流れて流れ
落ち着く先は
ドジョウの沼だと決まっている

おれ

雲が欲しいんだ

生まれたての雲が

真っ白で よく見たら透明で
触りたくても触れなくて
気が付けばいつの間にか包まれている

真っ白で透明な

雲が欲しいんだよ

102 :名前はいらない:2005/09/02(金) 22:45:53 ID:5E5fA5A+
飲酒は緩慢な自殺だと言った
酔っ払いを思い出して
ガードレールにでも腰掛けようか

 
  お願いだから

 死なないで下さい
 生きて下さい

 不条理は喉元で
 句読点の練習をしているけれど

 死なないで下さい
 生きて下さい

 サヨナラは恥部だと心得て下さい


月でも見ようかとベランダに出たが
ここからは何も見えん

或いは月さえ出ていないのか

夜だけがのっぺり

103 :名前はいらない:2005/09/03(土) 00:39:04 ID:YrC2gmqj
なんだか本気でどうでもいいや!
こんなのぐちゃぐちゃに丸めて
ベランダから見えない月へと
投げちゃえよ投げちゃえ!
そしたらさその落下点に
種が根付いて芽が出て
ぐちゃぐちゃの蔓が
月を目指して伸び
ぐちゃぐちゃの
花をぽつんと
綺麗に付け
なんだか
おれは
今日













気がして


104 :名前はいらない:2005/09/03(土) 00:50:30 ID:YrC2gmqj
そんなささくれたおれに
ワイングラス半分くれた

明日はステージ

コンビニで買った
白バンドは

偽善者の証

それを付けて
明日をやり過ごすよ

おれ

ほんとは

死にたくないんだ

世界の隅っこに愛と云う
生暖かい風が吹いて

おれが
不平等を全部食い尽くして

おれに争いのいがみ合いの
虚飾の虚栄の
毒素が溜まって
死ぬほど世界が澄み切った時

ぽっくり逝きたい
誰にも看取られずに

105 :名前はいらない:2005/09/03(土) 00:55:01 ID:YrC2gmqj
彼岸花の細い茎を
子どもがいたずらに手折るように

ぽっくり と

106 :名前はいらない:2005/09/03(土) 01:00:37 ID:YrC2gmqj
腹減ったから寝る

生きるには空腹と云うエネルギーが不可欠

107 :名前はいらない:2005/09/04(日) 23:02:51 ID:EHti8hQO
おれは
おれでなくなる時が来て

おれは
しばらく宙に浮かぶタバコの煙なんかに
目を奪われ

おれは
回想の中で

おれは
懺悔の言葉をもぐもぐと噛み潰し

おれは
さよならの約束を忘れている事に気付き

おれは
死ぬほど後悔するんだ

おれが
おれでなくなる時に

きっと

108 :名前はいらない:2005/09/04(日) 23:09:34 ID:EHti8hQO
ここは
おれの
闇の街
ここは
おれの
黒の旅
ここは
おれの
影の骸
ここは
おれの
生の轍

109 :名前はいらない:2005/09/05(月) 01:29:44 ID:o4pRsjzL
センター街のとあるブティックの
女子店員とコンパをしたとある夜に

おれは
夜光虫を見た

それは象の屍骸のように
折れ曲がった埠頭で

おれたちは
敗者の気分で
缶コーヒーを飲み

夏は重たく
風は風景に張り付いたまま動かなかった

オリックスが優勝する何ヶ月か前で
海の向こうの人工島は ぼんやりする霧の中
生活の明かりを灯していた

ざざと言う海をふと覗くと
無数のルシフェリンが青く儚く瞬いて

おれは

その静かな美しさに
死者の霊魂を
見た

110 :名前はいらない:2005/09/05(月) 01:32:03 ID:o4pRsjzL
クレバスが
ぱっくりと口を開ける

崩壊した街の
崩壊した埠頭で

111 :名前はいらない:2005/09/05(月) 01:39:36 ID:o4pRsjzL
手を伸ばして海水を弄れども
そいつらはきまって手に出来やしないんだ
消えてしまうんだ
生温い海水だけが
おれの手の感覚を刺激して
おれは
ついに
光とはなんて遠い存在なのかと
気付くんだ
そこに光っていながら
なんて遠いんだと

112 :名前はいらない:2005/09/05(月) 01:44:24 ID:o4pRsjzL
おれはひとりで旅に出た
それは夜光虫から
何年も先の事

113 :名前はいらない:2005/09/06(火) 01:25:37 ID:azc1C7d8
不穏な空

台風が来る

何もかも滅茶苦茶にして
あっさり帰ってしまうあいつだ

テレビでなんとかという黒人が言っていた
「ブッシュは黒人をゆっくり助けるつもりだ」



おれは
昼飯を食べながらそれを観てた

観客はおれとその他大勢で
主役はいつもテレビの中で悲愴な顔をしていて

つまり

おれは部外者で無関係な人間のひとりで

なのになぜこんなに昼飯が不味いのだろう?

不穏な空は
明日 荒れる

114 :名前はいらない:2005/09/06(火) 01:32:01 ID:azc1C7d8
ひとりぼっちで光が光ってもさ
暗がりがのさばってたら
光は寂しかろう

もしおれの手のひらが発光体なら
どうやって暗がりに手を翳そうか?

おれ考えるよ

その前に
どうやって人と握手したらいいのか

ってさ

115 :名前はいらない:2005/09/06(火) 01:36:39 ID:azc1C7d8
暗闇ばかり見てたら
目に虫が入ってさ

痛いんだ

光ばかり見てたら
眼孔が焼けちゃって

痛いんだ

だからキミ

片目は時々瞑るようにしなさい

ウインクするみたいに
キュートな感じで

116 :名前はいらない:2005/09/07(水) 01:11:32 ID:3s/mY3LJ
おれは
眠たいので
おれの体の欲求に従って
寝る事にする

台風は逸れ
雨だけが思い出したように振る

夜に

117 :名前はいらない:2005/09/07(水) 01:13:19 ID:3s/mY3LJ
もしかして
おれ
陸地の半分が水没しても
今日の気だるさを忘れずに
のうのうと寝るのかなぁ?

118 :名前はいらない:2005/09/07(水) 01:20:55 ID:3s/mY3LJ
おれは何処に行きたいのだろう
おれは何がしたいのだろう
満たされたいのか?
削ぎ落として欲しいのか?

電話の声は
リスカのオンナで

おれより2・3遅く生まれた
フェラチオの巧いオンナで

おれは
酔いの最中に応対をして

肝心な事を言い忘れたかもしれない

「生きるって何?」

その問いにおれ どう答えたのか
忘れてしまったよ

119 :名前はいらない:2005/09/07(水) 01:21:30 ID:3s/mY3LJ
生きろ
細胞は生を望んでいる
その手首が傷つく度に
その傷は再生する

生きろ

120 :名前はいらない:2005/09/08(木) 00:10:50 ID:PduJ1Q7h
東京は雨だった
しみったれた雨だった

おれは夜行バスの揺れを
三半規管に軽く残したまま
味気ない早朝の都市を歩いた

整備された閑散が
軍落ちリュックと楽器の肩には優しかった

雨はおれを受け入れてくれ
同時にひとりぼっちにさせた

優しく降る代わりにおれを冷やした

山手線に乗り 聞き覚えのある駅で降り
出来る限り静かで人通りの多い場所で
楽器を弾いた

しかし
音はすぐに疲れ 手の中に小銭が残った

夕の頃 見知らぬ街はコンクリートの堅さで暮れ始め
おれはそこでやっと友人に電話をした

彷徨っていた自由が
明日を考え出してから30秒後のことだった

121 :名前はいらない:2005/09/08(木) 00:16:44 ID:PduJ1Q7h
記憶は私小説へと転落した

掴み損ねた砂の粒は
キラキラと海底に沈み

また同じ場所で安穏と
静寂を聴くんだ

122 :名前はいらない:2005/09/08(木) 00:18:15 ID:PduJ1Q7h
おやすみ
世界中の手首たちへ

おやすみ

123 :名前はいらない:2005/09/08(木) 21:30:14 ID:P0ex+lsO
リスカのオンナは
死ぬつもりなんてないんだ

 死にたいのじゃなくて
 生きたくないだけなんだ

「血が安定剤みたいなものなんだぁ」
と酔っ払ったような声で言う
「流れてる血を見てると あぁ生きてるんだなぁって
 嬉しくなるんだ」

抗鬱剤が呂律の端っこを結んでいるのか
縫合の後の恥じらいからか
恍惚からか

その声は聞き取りにくく
おれは電話に耳を押し当てる

何処かで誰かが不意に死ぬ
何処かで誰かがあさり殺される

地軸のズレは
電話の向こう側から
おれに語り掛ける

「生きるって何?」



124 :名前はいらない:2005/09/08(木) 21:37:20 ID:P0ex+lsO
死はいつも
あんぐり口開けて
おれたちがそこに落っこちるのを
のんびり待ってる

死はいつも
あんぐり口開けて
おれたちがそこに落っこちるのを
のんびり待ってる

死はいつも
そこにある

死はいつも
そこにある

死はいつだって
おれの背後で出番を待ってる

死はいつだって
おれの背後で出番を待ってる

125 :名前はいらない:2005/09/08(木) 21:38:58 ID:P0ex+lsO
ちいさく笑いながら
ちいさく笑いながら

ちいさくちいさく笑いながら
ちいさくちいさく笑いながら

126 :名前はいらない:2005/09/08(木) 22:40:28 ID:P0ex+lsO
おれは首都を転々とした
友人宅をまわり
その後は
コンクリートを布団にして寝た

やたらとカラスとネズミが多い事を知った

誰も何も言わなかったし
おれが誰であるかすら
誰も知らなかった

生きていた

鼓動はいつもより早く
コーヒー一杯を頼み
マックで寝た

サンダルに穿き潰したジーンズ
黒いジャージの上着姿で
赤坂の信号を渡った

すれ違ったOLがくすりと笑った

生きていた

誰にも邪魔されずにおれはおれを見た

その姿は滑稽なほどに

生きていた

誰かに笑われるほど

127 :名前はいらない:2005/09/08(木) 22:53:13 ID:P0ex+lsO
光よ
お前は何を照らす

光よ
お前は何を明るみにし
何をその刃で喰い千切る

光よ
おれはおまえの許へと帰りたい

光よ
笑ってくれ

光よ
出来る事なら殴ってくれ

光よ
お前は今何処にいて
何を計算しているのだ

光よ
おれは今 おまえに会いたい

光よ
おれは今 おまえに会いたい

128 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:19:37 ID:xgp5eXdj
訳もなく
両目が泣きたがっている夜は

吐息が鎖骨を舐める
オンナとの淫行を思い描いても
札束を浮かべたプールに
ドンペリを垂れ流す夢を見ても

背骨が苦しいだけで

おれ
涙が欲しいんだ

死海の塩辛さで
零れる涙が

129 :名前はいらない:2005/09/11(日) 22:38:33 ID:xgp5eXdj
冷蔵庫のビールを探っている時に
一匹のちいさな蜘蛛が
わざわざ冷蔵庫の中へと入り込んできた

おれは
迷信を信じる薄汚れた人間だから
家にいる蜘蛛は縁起がいいと
やはり薄汚れた思想でもって
そう信じている

朝ではなく 夜のことで

おれはいち早く酔っ払って
今日に穢れを洗い落としたいと
思っている最中で

蜘蛛はその足で身軽に冷蔵庫の奥へと
プラスチックの白い壁をととととととと歩き入り

おれは仕方なく 割り箸でそいつを外の世界へと
引きずり出そうとすれども
そいつはどうやら冷蔵庫のバターとかマヨネーズとか
誰かがわざわざ買ってきて おれの口には合わないチューハイとかの
隙間へ潜り込んだので

おれは
ビールだけを取り出しパタンと扉を閉めた

だってさ
ビールが温くなってはいけないから・・・・

130 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:02:55 ID:xgp5eXdj

命は簡単に消える
命は簡単に消せる

  泣きたい泣きたい泣きたい泣きたい

命の摩擦で焼け爛れた心臓が
行く宛てなく流れる涙を欲しがっている

  泣きたい泣きたい泣きたい泣きたい

女々しいと笑え 声高らかに
馬鹿面こいて同情しろ 鼻の穴ピクつかせて

おれは誰かに指図も受けず
おれは誰かに憚る事無く

  泣きたい泣きたい泣きたい泣きたい

言っておくけど 
火傷に塩を揉み込み出て来たおれの涙を
「生きてる証拠だよ」と簡単に丸め込むヤツは

死んでくれ

131 :名前はいらない:2005/09/11(日) 23:04:55 ID:xgp5eXdj
生が
お手軽ならば
死もまた同じ

132 :名前はいらない:2005/09/11(日) 23:09:49 ID:xgp5eXdj
光は常に
闇へと進む

闇はいつも
光を取り込む

影は光の後を追いかけ
光の意味を際立たせる

おれは
白にも黒にもなれず

夢幻と実在
区別も出来ずに

133 :名前はいらない:2005/09/13(火) 00:21:29 ID:uOu5iys8
コーヒーカップに浮かぶくらいの恋ならば
捨ててしまえとおれが言う

夢にも現れぬくらいの
浅い感情は世迷言だとおれが言う

オンナに電話を掛けて
睫毛の上で昼寝をする象の子供みたいに
おれは少しだけ自分の中の自分を確かめて

おやすみ またね と電源を切る

静寂が左耳を支配して
おれはグラスを傾け
眠りの汁を啜る

降れば流れるくらいの情ならば
傘を差すなとおれが言う

誰かと居ても誰かと居なくても
誰かと寝ても誰かと寝なくても
お前は一人ぼっちじゃないかとおれが言う

リビングの白い壁に
左肩を押し当てたまま

おれが言う

134 :名前はいらない:2005/09/14(水) 00:18:29 ID:bPoocbsD
あの頃のおれは快活で しかもよく笑った
何にでも興味があったし
誰とでも仲良くなれた

テレビドラマの助監督の部屋に泊めてもらった
映画を作りたいんだ と意気込む青年の部屋へも転がり込んだ

東京はだだっ広いと云う当たり前の事実を知って
コンクリートは硬いと云う在り来たりな情報を得て
意外にも寂しがり屋の側面を持つ首都におれはいた

春の終わる頃で
夏が始まる少し前で

おれはひとりのオンナと出会った
偶然しか存在しない旅の途中で
巡り合わせと呼ぶには大仰なほど
単純にして明快に

その時おれは
流れる人波をぼんやりと見つめ
財布の中の重たい紙切れが少なくなっているのを
気にしていた

アーケードの隅には
どこにも行けないオトコが楽器を弾いていた

出来得る限りのたおやかさで

135 :名前はいらない:2005/09/14(水) 00:21:31 ID:bPoocbsD
言葉が家出しました

言葉が家出しました

おれはそいつを探しています

言葉が家出しました

言葉が家出しました

どなたかおれの言葉を探してください

見つけられた方には ささやかながら

ゴミ箱を一年分差し上げます

136 :名前はいらない:2005/09/14(水) 00:28:27 ID:bPoocbsD
ほら見ろよ
夜がおれの掌の上
したり顔でこっちを見てるぜ

夜のクセに生意気なヤツだ

お前なんか くしゃくしゃに丸めて
半分お月様のゴミ箱へ
放り投げてやる

飛べ!

夜よ

二度と来るな!

137 :名前はいらない:2005/09/15(木) 00:36:27 ID:YJJI67bC
考え込め
押し潰せ

理性のぬっぺらぼんを
哲学の沈黙を

噛み千切れ
引き裂け

他愛ない劣情を
掃くに足らぬ諌め言を

138 :名前はいらない:2005/09/15(木) 00:50:51 ID:YJJI67bC
おれは今から
台所に行き
換気扇のノイズを聞きながら
メンソールを吸い
眠気に怯え
この続きの文章を
足の裏で考え
グラスに透明を注ぎ
左の頭を少し掻き
瞬きを気の向くままして
液晶の電源を落とし
いつもの夜の習慣に沿い
目覚ましをセットして
寝る

骨だけが重たく

寝る

どこかの子馬は
喉に孔を開けられ
半分閉じた目で
小さな飼い主を
見ている最中に

139 :名前はいらない:2005/09/15(木) 01:03:32 ID:YJJI67bC
全て止まっている

花も木も 風も月も
自動車も酔いどれも
街娼もポン引きも

靴下もハヤシライスも
強姦も万引きも

鼓動も顫動も
滴りも声も

鬱もハイも
エニオパも
影も

ほら 見ろよ

電子の休憩時間は
息も出来やしない

140 :名前はいらない:2005/09/15(木) 01:06:40 ID:YJJI67bC
哲学を
斜め
よんじゅう
ごどから
見る
くんれん

あなたは
小便の途中で
思い立つ
べき
だった

141 :名前はいらない:2005/09/15(木) 01:08:18 ID:YJJI67bC















142 :名前はいらない:2005/09/17(土) 21:12:46 ID:BnVPlY9o
酔いが臓腑を掻き回し
理性は千鳥足のままオンナの髪を撫で付ける

電気を消した瞬間から
舌がぺちゃくちゃ会話する

暗くてよく見えないや
名前を呼ぶ

吐息の中でオンナはうんと言う

いつもの手順で
いつもの方法で
いつもの性交で

ホックを外し 掌を這わせ
指先をオンナの体へ忍び込ませて
そのうち陰茎をすっぽりと嵌め込む

いつもと同じ手順で
いつもと同じ方法で
いつもと同じ性交で

いつもと違うのは
オンナだけ

143 :名前はいらない:2005/09/17(土) 21:17:42 ID:BnVPlY9o
夜は
終わるのを待っている

暗闇の目で
おれたちを見ている

裸を擦り付け
液体を滲ませ飛び散らす

おれたちを見ている

深淵の眼窩の
漆黒の目で


144 :名前はいらない:2005/09/17(土) 21:20:05 ID:BnVPlY9o
夜だ
夜だ
夜だ
夜だ

おれは

夜だ
夜だ
夜だ
夜だ

145 :名前はいらない:2005/09/18(日) 11:14:26 ID:wtyvIWz+
気だるい朝は昼間の顔で
リビングで寝ている女の体を
カーテン越しの淡い光で照らしている

おれはステレオでレゲエを鳴らし
それを聴きながら昼ごはんは何にしようかなどと
酔いの残る頭で考えている

キックがどむどむと
ベースがどぅっどぅっと
その光を踏み付ける

白は黒に憧れて
黒は白を仰ぐ

おれは白
寝ている女は黒

もしかすればその反対

なんだか狭心症になった気分だ

いっその事その光が
白も黒も見分けが付かない程に
おれたちを混ぜ込んでくれたら

いいのにな
いいのにな

146 :名前はいらない:2005/09/18(日) 11:20:04 ID:wtyvIWz+
そうしたら
おれ
おれが何であるか分かるかなぁ?
液体から生まれたんか?
おれ
漂う気体の結晶なんか?
抱き締め合った結果が
固体になったんか?

血を流せ
流しきれ
うらぶれたヘモグロビンを
おれの許から奪い去れ

おれ
生きてるんか?

なぁ
おれって
生きて行くんか?

147 :名前はいらない:2005/09/18(日) 11:23:50 ID:wtyvIWz+
なんでも言うよ
何度でも言うよ

おれは昼間のビールを開け
そいつを飲み干すその間に

世界が終わりませんように
世界が崩れませんように
世界が流されませんように

泡の声で祈るよ

148 :名前はいらない:2005/09/19(月) 19:32:45 ID:A1HaJ9Pl
この3日の間に
朝が夜を組み敷き
夜が夕陽をごくりと飲み込む
3度のサイクルの間に

おれ
3人のオンナと寝たよ

健康的に病的に
健全な顔で酔いどれた面持ちで

おれ
3人のオンナと寝たよ

自慢したいけど
自慢にもならないよな

言い触らしたいけど
それも格好悪いよな

おれ
3人のオンナと寝たよ

そして今 おれは
実に清々しい一人ぼっちだよ

実に潔い一人ぼっちだよ

149 :名前はいらない:2005/09/19(月) 20:50:23 ID:A1HaJ9Pl
どんなに素敵なオンナと寝ても
どんなに完璧なセックスをしても

おれの乾きは潤せなくて
いつもどこか乾いているんだ

咽頭の奥の砂漠が
睾丸の中に潜む蟹が
もっともっとと言っている

だから
死を下さい

おれに 出来るだけ純粋な

死を下さい

150 :名前はいらない:2005/09/19(月) 21:03:01 ID:A1HaJ9Pl
「へい!お待ちぃ!
 今日はあんたの為に活きのいいのを用意しといたよ!」

ってな具合に
流れ作業のように簡潔で片意地の張っていない
死を下さい

おれは
「大将 いつも悪いねぇ」と満面の外出用の笑顔で
そいつを喉仏で味わうんだ

「やっぱり大将の死は他とは違って新鮮だよ」
とか言いながら

喉仏で味わうんだ

「苦しいようで 哀しいようで
 味がいつまでも口の中で踊っていて
 やっぱり 大将の死が一番だよ」

とかおべんちゃら言いながら

喉仏で事後感を味わうんだ

それは恍惚
それはコンプレックスの勝利
それは敗北の甘い味

151 :名前はいらない:2005/09/20(火) 23:31:41 ID:EA42jTK7
疲れが
皮膚の表面を被い尽くして
おれは
息をするのも億劫だ
歪な球体の極地で
氷山は崩れ落ち
太陽の乱暴な光線が
くらくらする氷の飛沫を
宙に浮かべる
その時の

キレイ

おれを
まだ生かそうとする
未知

キーボードはカタカタ
髑髏の身震い

生きるって
ハラペコだ

152 :名前はいらない:2005/09/21(水) 00:09:10 ID:L9AKomPF
生きるって
ハラペコだ

言葉は行方不明

夜逃げしたのかもしれないな

そういえば喪服も
まだクリーニング屋に預けたままで

収納棚で燃えているかもしれないな

トースターで焼いた明太子を
ぼそぼそ喰いながら

おれは
テレビドラマがCMに入るタイミングで
明日の事を考えている

それすらも 慣れちゃえば
ハラペコだけが残る

残飯みたいに

153 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:16:05 ID:L9AKomPF
酒 愛しさ 矛盾 辛辣 悔恨 放棄 哀れ 赦し 情け 

唇から滴り落ちろ


「酒と死刑と友と毛布」

154 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:17:25 ID:L9AKomPF

・酒飲みて 友と語りし宵の頃  死刑における是非とは何か

たとえば彼は8つの小さき命を消し去り
その命の家族を 哀しみの深淵へと投げやり
電波から無慈悲にも 憎しみと怒りとやりきれなさを撒き散らした

グラスには焼酎 テーブルの下で転がる空き缶
皿の上のピーナッツは湿り気を増す


・友は言う 「死には死にて償うべきと 家族の心情計り知れずや」

だが彼は死を望んでいた 
それは反省でも償いの念でもなく
ただ死を望んでいた 生きるのを拒んでいた
まるでそれは煩わしさからの解放 回避 逃亡 
あるいは快楽 至福であるかのように

エアコンは沈黙の間だけ唸り声をあげ
錯雑とした部屋の中 スピーカーは音楽を遠い過去のものとした


155 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:18:30 ID:L9AKomPF

・軽々と「おまえの家族が同じ目に 会ったらどうする」友は言いけり

そんな事があれば 馬鹿みたいな哀しみに付き纏われ
一生の痛みを心臓に背負い 憎しみの眼を己のものとするだろう
だがその悪魔を 死神を法の裁きで消し去るのは
残された者への慰めにもらなん
改心こそ謝罪こそ ちっぽけな望み

氷のないグラスに注がれる焼酎
新聞配達のバイクの音がカーテンの外から聞こえた


・「犯人と同じ空気を吸っている それでもお前は平気なのか」

生きる事を止める権限は人間にはない
たとえそれが惨たらしさを悦とする残忍な犯罪者であっても
それによって どんなにか感情が押し流されそうになっても
理性を失ってはならない 人間の本質を見誤ってはならない

カーペットに寝そべりピーナッツを口に運ぶ男
それを見ながらまた焼酎を注ぐ男


156 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:20:43 ID:L9AKomPF

・「おめでたい」友は酔いどれ天井に言う 「犯罪肯定者に万歳!」

肯定ではなく勿論否定だ
有るまじき行為だ 非難すべき所業だ
ただ人間に生殺与奪の権限はないと言っているだけだ
犯人と同じく裁判官にも被害者にも


・「奇麗事で 全て済むなら警察いらん」友は寝息のままで言いける

なにも奇麗事など言ってはいない
真実だ これが真実だ
人間には誰をも殺す資格など認められていない
たとえ誰かを殺した者であっても 生きる事しか出来ないないのだ


・「誰に」とは言わずままに友は寝て 我は毛布を一枚掛けたり



157 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:23:10 ID:L9AKomPF


今思うと あの頃ってのは
遠いな

けりけるられるられればられろ

不可思議で

愛しい

158 :名前はいらない:2005/09/21(水) 01:29:08 ID:L9AKomPF
寝る
全ての犯罪者の為に
全ての被害者の為に
冤罪者の為に
少年の為に
老人の為に
あからさまなでっち上げの為に
不具者の為に
ダイヤモンドの穢れた煌めきの為に
精液の匂いの為に
不埒なおれの為に

愚眠だ惰眠だ貪れ
骨が眠る音を聞け!

159 :名前はいらない:2005/09/22(木) 21:50:18 ID:XwDroRhn
また間違えた
あの時もそう思ったのに

間違える理由なら沢山ある
失敗の法則なのて数え切れない

酔っ払っていた 眠たかった
不注意だった 云々かんぬん

でもさ
成功する理由ってのはない

いや もしもあったとしても
それを語ればやっかみになるんだ 

でもさ
2度間違うのは馬鹿

馬鹿は優しくしてやっておくれ
馬鹿は窮屈な布団に潜る

うん 

ごろんと寝転んで
天井は空

160 :名前はいらない:2005/09/22(木) 22:08:52 ID:XwDroRhn
また間違えた

うふふ あはは えへへ うきゅきゅ

時間の軸は小首を傾げ
痩せた体を振り回す
指先と網膜と
香辛料とアルコール

ぐでんと胸を張れ

馬鹿野郎

上澄みが欲しい
蒸留された言葉の吐息
キイロい優しさとピアノの雨音

ふらつく太陽酔っ払って
足踏み外して 井戸の中

歌うか 踊るか 跪くか 媚びるか
笑うか 喚くか 傍観者の鼻息か

おれの部屋にはおれが居て
風呂に入って出掛けるだろう

161 :名前はいらない:2005/09/22(木) 22:55:56 ID:XwDroRhn
街は 肩を風にもぎ取られ
顔面に排気ガスのペンキを塗りたくって
変にびっこを引きながら おれに近づいて
悴んだ声でこう言った

「おう 旦那 あんた 今日 明日
 金槌 拾う 来朝 雷 湯煙 バラバラ」

おれは生憎 仕事から帰ったばかりで
胃袋の中の鉛の調子もすごぶる悪かったので
こう言い返した

「ほんだ らすた たまきわる借る 電解液」

街の野郎は何を勘違いしたのか
やけに上気だって

「鳶 尚早 あいなめ チェック!」

と言いやがる 仕方ないじゃないか おれは

「ふらここ ばくはん 雲居遥か」
と言ってやったら
街の野郎 ない肩をコンクリートに押し付けながら

「ぽいと」

とだけ言って 西にある古城の方へと
びっこを引きずり歩いて行った

太陽が夜と格闘した挙句 
真っ赤な血飛沫上げる頃に

162 :名前はいらない:2005/09/22(木) 23:03:21 ID:XwDroRhn

残像 偶像 虚像 ベンゾー
警備員 バイト 眼鏡 浪人

出掛けよう 
流石に 遅刻だ

遅刻は
子供の始まり

傲慢は大人の特権

無知は馬鹿の証言

らすたははらこのまんこうまんまんたる
ひかりあふるるけなげみつうら
ぱんこでびんごとかげしっぽかんせつむじゅん
ふせっせいたいふうがさかあがりけんこうけんそう
おれおまえいまからいくのはなんだかはいのなかに
せいよくがみちていやちがうなんだかおれひとりが
おっかないとかむじゅんをしたのさきでらろらろでんぐりがえり
ぴあのはおやすみぴあのはおやすみ

163 :名前はいらない:2005/09/25(日) 23:25:59 ID:JvDMwF3m
おれは
幸福という毒薬を
飲み干す
それは
臓腑に染み渡り
うまい
だから
おれは
言葉に見限られ
ひとちぼっちという
毛布に包まり
鼻の穴を広げたりする

幸福ってのは
厄介なものだ

164 :名前はいらない:2005/09/25(日) 23:31:23 ID:JvDMwF3m

うじゃうじゃ蛇の巣窟で
でんぐり返りの練習だ!

みんな来いよ 来いよ 来い!

蝙蝠の屍骸をマットにしてさ
ぐるるんぐるん地球を一周

右脳に少し血が上ったら
言語が感覚イメージが
へのへのもへじの「も」になった

見てみろ見てみろ
地球のヌード
キレイだねって言ってやれ!
セクシーよって褒めてやれ!

クライアントはお冠

165 :名前はいらない:2005/09/25(日) 23:41:26 ID:JvDMwF3m

喪服をまだ受け取りに行っていない
出来るだけ遠ざたいセンチメンタルの仕業

おれ
ピアノを弾くために生まれたんだよ
おれ
ピアノを弾くために生まれたんだよ

なのになんで
こんなの書いてるの?
なのになんで
こんなの書いてるの?

昼間まで強かった風は止み
のっぺりとした夜を寄越す

その隙間で狭間で瀬戸際で
おれは酔っ払う

痩せっぽっちの身体でさ
脳味噌 いつも肥満気味

166 :名前はいらない:2005/09/25(日) 23:50:50 ID:JvDMwF3m
フィクション 郷愁 堕落と並進する逃避
3度目のお披露目 詩の失墜 瑠璃色桃源郷 
ブルーズ&ブルーズ 

今は何処で彷徨うのか
もう二度と帰ってくるな!



「ほんのちょっと昔の話」

167 :名前はいらない:2005/09/25(日) 23:58:26 ID:JvDMwF3m
僕は詩人になりたくて
こっそり家を飛び出したんだ

リュックにノートと鉛筆と
親の財布から盗んだお金
喉に何かが詰まったような
変な気持ちでポケットに押し込んで

玄関のドア 閉めた途端
世界が動いている事を知ったよ
毎日毎日見てる風景
その日だけは空気の輪郭も見えたんだ

何処にでも行ける気がして
薄暗くなった街角を
遠くへ遠くへ走ったんだ

電車に乗って夜が終わる頃には
知らないマンションの階段で眠ったよ
コンクリートは冷たくて
それが生きている証のような気がして
上手く寝付けなかったけれど 嬉しくて震えたんだ

たった一人ぼっちなのに 何も怖くなくて
空が明るくなる頃 また僕は電車に乗ったんだ

ただただ遠くへ行きたくて
ただただ詩人になりたくて


168 :名前はいらない:2005/09/26(月) 00:01:03 ID:JvDMwF3m
僕は知らない街角の 大きな壁を曲がったり
ネオンが消えた歓楽街 カラスの群れを覗いたり
行く宛てなどなく ある訳もなく
ただただひたすら歩いたんだ

目にしたものは記憶に書き留め
心の動きは言葉となって
僕のノートを埋めていったよ

お風呂は銭湯 刺青の隣り 
ご飯はスーパー パンと惣菜

ある朝見つけた毛布にくるまり
誰一人 僕を知らない 世界の外れで
僕は大きく寝息をついたよ

僕はどんどんみすぼらしくなっていったけど
気持ちはいつも公園の噴水みたいに
いつでも新しい空気に触れていたんだ

次から次へと絶え間なく 

飛沫が溶けて 眩しくて 
何度も瞬きしてしまうような 
そんな感じで

169 :名前はいらない:2005/09/26(月) 00:04:07 ID:6HFzTbta
  ** ノート **

『まだ冷たい 公園の水
 猫の小便臭い毛布を洗う

 僕を包むだた一枚の優しさが
 だんだん重たくなってゆく

 滴る毛布を鉄棒に掛け
 端っこを持って 身体ごと回る 
 そいつを絞る
 バタバタと砂を濡らす音が小気味よくて
 何度も絞る
 
 その途中 僕の目には空が
 馬鹿みたいに晴れてやがる空が
 僕の目を刺す
 痛みではなく 現実として

   僕は不意に
   病気の猫が痙攣するみたいに
   小さく 声を殺して 
   笑ったんだ

 毛布は
 鉄棒で干からびるのを待っている
 僕はそれを見ながらぼんやりしてる
 
 僕は僕の相棒が成長するのを
 知らない街で ただぼんやり待っている 』

170 :名前はいらない:2005/09/26(月) 00:05:48 ID:QrG1+DsO
僕の物語はあっけなく終わる
たったひとりの相棒を見つけた次の次の日に

その朝 誰かに起こされて
気が付けばそこには 胴回りの太い警察官
もちろん腰には拳銃が重たそうにぶら下がっている

僕は適当に誤魔化したけど当然無理な話で
あえなく交番まで行くはめになったよ

一生黙ってやろう と決めていたのに
「捜索願い」に引っかかったらしい

電話を切ってすぐ僕の名前を呼びやがるんだもの
あえなく僕は降参したよ

日に焼けた警察官の鼻の左にあるホクロを
どれだけ引っ剥がしてやろうかと思ったことか
分かるだろ?この気持ち

こうして僕はまた元の暗闇に戻る事になったんだ
噴水もカラスも毛布もない世界にね

え?幾つの時の話だって?

それはもちろん

ほんのちょっと昔の話さ

171 :名前はいらない:2005/09/26(月) 22:34:11 ID:+T2Uqyfv
おれは一体何がしたいのだ
おれは一体何をしているのだ
おれは一体何者で
おれは一体何屋さんで
おれは一体何色の肌で
おれは一体何冊の本を読んで
おれは一体何度間違いを蹴飛ばし
おれは一体何人のオンナと寝て
おれは一体何年前から地上で暮らし
おれは一体何を掌に隠し
おれは一体何%の酒に泳ぎ
おれは一体何から生まれ
おれは一体何に憧れ
おれは一体何を求めて
おれは眠りという馬鹿が
嬉しそうに跳ねているのを見る

172 :名前はいらない:2005/09/26(月) 22:37:43 ID:+T2Uqyfv

なんて下らないおれの文字
なんて下らないおれの思想

馬に蹴られて骨折すればいいんだ

173 :名前はいらない:2005/09/26(月) 22:43:19 ID:+T2Uqyfv
ピアノは吊り上げられ
おれを少し恨めしそうな目で見た
塗装の剥げた青いトラックの後ろ
毛布に包まれ
おれは

おれは何を思ったのだろう

あの時おれは
ビールを飲んでいた

2月だった

174 :名前はいらない:2005/09/26(月) 23:37:25 ID:+T2Uqyfv
オニオンスープが飲みたくなって
みじん切りする玉ねぎの
いつもにはない涙の視界
覆い被さりおれはついに
理由なき涙を落とす
身体は理不尽でそれで良い
感情は揺れ動いてそれで良い
おれは
涙を押さえて
フライパンのオリーブオイルに
そいつらをばら撒く
サラダ油の方が良かったのかどうかなんて知らない
おれは
弱火で
涙は
目の裏側で深呼吸した

175 :名前はいらない:2005/09/26(月) 23:42:56 ID:+T2Uqyfv
フライパンで炒めてから
鍋に移し変えて何が悪い

バジルを入れ忘れて何が悪い

おやすみ

暖かいため息よ

176 :名前はいらない:2005/09/28(水) 23:05:14 ID:HVqiPb/W
矛盾ってカッコイイ
ふしだらって魅力的
自堕落って奥ゆかしい
不摂生って逞しい
不養生は野性的
やさぐれるってニヒルでいい

でもさ

卑屈ってカッコ悪い

177 :名前はいらない:2005/09/28(水) 23:07:35 ID:HVqiPb/W

卑屈ってカッコ悪いよね

でもさ

不屈ならカッコイイ

178 :名前はいらない:2005/09/28(水) 23:17:04 ID:HVqiPb/W
改めて思ったりするんだけれどもさ
地球ってすごいよ
おれたち人間の
エゴもワダカマリも
センソウもフンソウも
キガもセンキョも
レンアイもケツベツも
フェラチオもユウジョウも
アコガレもサゲスミも
ウマレタテノナミダも
キエルサダメノヤサシサも
コウフクもフリンも
アガナイもツグナイも
全部全部その肩の上に乗せて
回ってるんだぜ

毎日大変ですねぇ
おれで良ければ肩揉みますよ

179 :名前はいらない:2005/09/28(水) 23:40:25 ID:HVqiPb/W
ピアノは入ってきた窓から出てったんだ

おれはビールを飲みながら
がたいのいい男がふたりでアップライトを運ぶ様を見てた

おれの部屋の引越しは1週間後で
生まれて初めて買ったピアノは
よたよたと揺れていた

調律師が「これは音がいいね」
と褒めてくれたのは数ヶ月前で
おれは88の白と黒を
始まりから最果てまで覚えていた

ウサギよりも早く酔いたい気分だった

猫も住めないベランダに続く窓は
取り外されて無口で

2月の風は迷子みたいで
おれの鼻の頭をコツンと叩き
辺りを行ったり来たりしたんだ

おれは あの時何を思ったのかなぁ
今でも思い出せないんだ

クレーンの唸りを聞きながら
ピアノは電線を越え
「さよなら」とちいさくメロディーを奏でた

おれが弾いてもいないのにさ
おれが弾いてもいないのにさ

180 :名前はいらない:2005/09/29(木) 00:06:47 ID:2rhmKLwT
虚無を喰ったから
おれの胃袋は空っぽで満杯だ

おれ 付き合ったオンナと別れる時にさ

「あなたの頭の中が好きだったの」
と言われた事が2度ばかしあるんだ

笑っちまうだろ?

ひとりはおれが振られる時でさ
ひとりはおれが振る時でさ

おれ 振られた時にしろ振った時にしろ
後悔よりも諦めよりもすこぶる安堵したよ

だってさ
おれの頭の中から出て来たものが
好きだっただけのそいつらが

もしも
おれの頭の中を本当に覗いたなら
何にも見えないに決まってるからさ

虚無の味は
まったりと白

181 :名前はいらない:2005/09/29(木) 21:32:18 ID:aZmGwvVG
足音は耳の後ろで響く
それはたゆたう血の流れ
おれは背骨を少し曲げ
アスファルトの平淡を

言葉が目から零れ落ち
劣情ポケット 会議をしている
おれは瞼を2回閉じ
記憶のおれと再会す

かたつむりの優しさで
街はどんより曇り空
立ち止まるは負け犬の尾
おれは肺から生きてやる

こんがらがった季節は眠い
おれは不埒に歩幅を広げ
闊歩闊歩で家路を辿る

白と黒とは交錯し
始めと終わりが入れ替わる
天秤の上 瞬く信号
靴の下にはループするグレー

182 :名前はいらない:2005/09/29(木) 21:37:25 ID:aZmGwvVG
咀嚼する
もぐもぐもぐもぐ
咀嚼する
もぐもぐもぐもぐ
ごくりと飲む
ぎゅううぎゅるぎゅるり

胃の中に
生命は落ち
そして 消える

反芻しようか
反芻しよう

反芻する
ぎゅばぎゅばぎゅぎゅぎゅ
反芻する
げぼげばぎゅるる

口の中に
命は戻り
そして 不必要

183 :名前はいらない:2005/09/29(木) 22:58:12 ID:aZmGwvVG
仔馬は生まれる
血まみれのまま
母親の
内臓の臭気を
漂わせて

生まれる

184 :名前はいらない:2005/10/01(土) 00:25:37 ID:unrCPWS3
A&Dのスピーカーは
やや硬質に
ジャズシンガーの
気まぐれで有名な
黒人の
ビブラートが特徴的な
声を
再現する

おれは
人間てのは
生まれ持って
素晴らしい事を
デジタルに知る

声とは
その個性の歴史
音は
感覚の象徴

おれは
だだっ広い両の手の
肉厚で節くれた指どもに

アイシテルぜ

185 :名前はいらない:2005/10/01(土) 00:27:40 ID:unrCPWS3
それだけでは不充分かもしれないけれど

アイシテルぜ

186 :名前はいらない:2005/10/01(土) 00:30:20 ID:unrCPWS3
おれがおれである証明

それは言葉という

面倒な媒体を用いずして

まっすぐに進む

光の習性

テレパシー

187 :名前はいらない:2005/10/01(土) 00:42:45 ID:unrCPWS3
野良猫は何処か街外れで
その亡骸を隠す

拍手は時雨
降り そして止む

ピンライトは
黒鍵の影を白に色濃く

おれはラプソディーの途中

野良猫の後姿
しだれ落ちた

尻尾を見てる

188 :名前はいらない:2005/10/01(土) 01:04:28 ID:unrCPWS3
おれの指には
半泣きの天使と
優柔不断な悪魔が
鬩ぎ合い
白と黒を境界線で
分かつ

しらばっくれるな!

おれの旋律は
酸素の輪舞


あああああああああああああ


おれは今
お前に会いたい

おれは今
お前と眠りたい

189 :名前はいらない:2005/10/02(日) 01:46:12 ID:r4Gxx52C
夜は
スポンジケーキ

しっとりとして
肌触りが良い

おれは
困憊の最中

べっとりとした
血液の重さ


あえて相似点を挙げるならば
弾力ってヤツかなぁ

おれは今日を閉じ
未知を開く

布団の中で
種を蒔く

190 :名前はいらない:2005/10/02(日) 01:53:23 ID:r4Gxx52C
クラクションが

ドブネズミの街から
おれの鼓膜へ飛来する

うるさいよ

夜ってのは
神聖な生き物なんだ

目を閉じてしか見れない
高貴な生命なんだ

穢すなかれ

夜の粒子は
おれの目の玉の
半透明な粘液へ
付着する
付着する

おれは
目を瞑るしか

方法がない

191 :名前はいらない:2005/10/02(日) 02:11:32 ID:r4Gxx52C
おれは
ビッグイシュウーを高々と掲げる腕に
敬意を払った

おれは
垢まみれの服で
額を地面に擦り付け
物乞いする乞食を
風景から切り取った

おれは
休日の電車の中
杖の老婆に席を譲る少女を
羨ましく思った

おれは
ポン引きと罵声と唾と痰と
チューインガムの黒い染みが百年後も消えない路地を
右足と左足を交互に出して
歩いた

おれは
擦れ違う人間におれの顔を見出し
おれは
のっぺらぼうになった

おれは
コウフクというイマシメを知った

おれは
おれであるというフコウを知った

192 :名前はいらない:2005/10/02(日) 02:13:00 ID:r4Gxx52C
おれは
おれであるというフコウを知った

193 :名前はいらない:2005/10/02(日) 02:19:57 ID:r4Gxx52C
夜光虫が闇に灯る
酒を浴びれば
瞼はからくり仕掛け
夢なき夢へと
墜落する

194 :名前はいらない:2005/10/03(月) 23:55:37 ID:3PnFWstT
アイスルってクウキョだよ

知ってらいそんな事くらい

195 :名前はいらない:2005/10/04(火) 00:05:24 ID:4NNfj5MY
いつでもそうだ
いつだってそうだ

おれの偏平な掌が
オンナの頭をガシガシと撫で

オンナは嬉しいのか
迷惑なのか分からない顔で
笑う

そんな時だ

いつでもそうだ
いつだってそうだ

おれは決まって肺の中に
バクテリアの棘を見つける

地下鉄の入り口が
静かに明るく
交差点が動き出す頃に

196 :名前はいらない:2005/10/04(火) 00:16:31 ID:4NNfj5MY
陰毛は逞しい

黒く黒く生えている

おれはそいつを眺め

孤独の茂みを散策する

馬鹿め!

虚根のデラシネめ!

浮遊する実存を握るのは

おれの遣る瀬無さと

ブラウン管の嘘

197 :名前はいらない:2005/10/04(火) 00:20:54 ID:4NNfj5MY
「ジャズって何ですか?」
と聞かれたら
おれは
「解決を求める音楽です」
と答えることにしている

198 :名前はいらない:2005/10/04(火) 00:29:22 ID:4NNfj5MY
誰がジャズの形式を作ったんだ
誰がジャズを分類し体系的に仕分けしたんだ
誰がジャズをクレヨンを選別するみたいに
「お前は赤 お前は青」ってなふうに境界線を引っ張ったんだ
誰がジャズ泥まみれにさせたんだ
誰がジャズを歴史から派生したひとつの文化だと命名したんだ
誰がジャズをジャズらしく発展させ
誰がジャズを殺すのか

おれはジャズなんて弾かないし
弾けやしない

199 :名前はいらない:2005/10/05(水) 23:22:13 ID:ScfMszwQ
言葉の土地から抜け出して
白と黒とで踊ろうや
初めは光 最後は闇で
あふあふ言い合い踊ろうや

ナミダの缶詰パシリと開けて
飲めや歌えの 駆け落ちる宴

200 :名前はいらない:2005/10/05(水) 23:41:01 ID:ScfMszwQ
おれの目には昆虫がいて
夏空の太陽が落とす底なしの影の昆虫がいて
  
  リンリンるるる

瞬きの度にそいつ等は羽音を揃えて
規則正しい周波数で

  リンリンるるる

おれの光が家出したら
おれの3LDKは空っぽのまま
埃が堆く積もり蜘蛛の巣が物理学の公式を描き

  リンリンるるる

茶碗の代わりに誰かの頭蓋骨の半分やなんかで

  リンリンるるる

タバスコの代わりにバニラエッセンスなんかで

  リンリンるるる

おう!
常に未知に満ち溢れた素晴らしき道!
どこまでも行ってやるぜ 覚悟しな!

獣道

201 :名前はいらない:2005/10/05(水) 23:42:25 ID:ScfMszwQ
なんて大袈裟に言いながら
実はちっとも大した事ない
かまってちゃんのお得意の
ポーズ

202 :名前はいらない:2005/10/05(水) 23:49:25 ID:ScfMszwQ


さよなら




203 :Mana魔名:2005/10/12(水) 19:06:58 ID:9H2KJVmx
白 壁 意地悪な 冷たい爪を立てて 囁くたびに風車 
となりのとなりのとなりのとなりのとなりのとなりにWither...
黒 豹 生暖かい 滴るような食紅 くしゃみして頂戴

204 :名前はいらない:2005/10/13(木) 00:06:52 ID:uy9NRxFK
悪いがおれはまだ死んじゃいない
弔電など寄越すな

205 :名前はいらない:2005/10/13(木) 00:07:49 ID:uy9NRxFK
唄も唄うな

206 :名前はいらない:2005/10/13(木) 00:13:37 ID:uy9NRxFK
転がり落ちる生命を
その手で弄ぶな
這い上がろうとする指先に
重力の魔法を掛けるな

歯の奥で感じろ
性器の外れでいけ

放蕩な夜は
少女の顔に変わり
流浪するおれの脈拍を
あるいは無慈悲を
漂白する

207 :名前はいらない:2005/10/13(木) 00:20:31 ID:uy9NRxFK
光よ そこに座れ そしてよく聞くんだ

おれが瞬きをしない代わりに
おまえは何をおれに与えてくれるんだ

闇ならばもう腹一杯ここにある
絶望ならば背中に住み着いて家族まで作っている

光よ 慌てる事はない 夜には夜の尺度がある

おまえはおれに何を提供し何を生贄にするんだ

明日を喰らう狼を飼い慣らしすのはお手の物だ
薄氷の上でタップダンスだってやってのけるさ

ははは あほだ おれは あほだ

208 :名前はいらない:2005/10/13(木) 00:23:55 ID:uy9NRxFK
くだらん妄想に付き合うヒマがあったら
ゴミでも喰っとけ 美化に協力してろ!

今日が何の日か知らないおれは
クリーニング屋へ行き 遅くなりましたが などと挨拶して
おれは何を受け取ったんだったけな?

神の河が見てた
おれの喉を 

209 :名前はいらない:2005/10/15(土) 19:44:51 ID:QSq1m9ol
鯵が見てる
河豚が見てる
伊勢海老が平目が穴子が
見てる 見てる 見てる

群れをなして
ぷかぷか浮遊して
生簀の隅で水槽の底辺で薄暗い角で
見てる 見てる 見てる 見てる 見てる

硝子の向こう側
こっちの世界を

窮屈なカウンターで天婦羅などを喰う
背の高いオトコと色の白いオンナを

見てる 見てる 見てる 見てる 見てる

その時 ―――― 網だ!

平目が攫われた!

目が鰭が髭が長い胴体が
ドキドキと鼓動して
水中には不穏なエアポンプの泡が

オトコが神の河を飲み干すのを
恨めしそうに 

見てる 見てる 見てる 見てる

210 :名前はいらない:2005/10/15(土) 19:58:47 ID:QSq1m9ol
ソファーの近くに立てた墓標は40点

酔っ払いのミミズ文字を読んでくれた
カラシニコフさんに感謝の念を紙飛行機に乗せて
ベランダから滑空

おれ
ひねくれてるけど
攻撃するほど人間好きな性質じゃないよ

孤独のスープを火に掛けて
ことこと煮込んで

いただきまーす


211 :名前はいらない:2005/10/15(土) 20:15:14 ID:QSq1m9ol
昨日はまだ続いていて
なのに戻れないからムシャクシャする

気の効いた居酒屋でキミとふたり
女将さんは久しぶりに顔を見せたおれに
「お酒おっごったげる」とぬる燗2合

小さな胸の中に詰まった
キミの話を聞きながら
おれは悉く酔う

帰り道 おれたちは手を繋ぎ
駅へと流れる人込みの中

ほんとはさ

キミをポケットに入れて持って帰りたかったんだけど
そんな事するとキミはおれをキライになっちゃうだろ?

改札を入って「バイバイ」と手を
さっきまで繋がっていた手を振る

最終電車がおれを
そしてキミを
元の場所へと引き戻す

あらかじめ決められた時間に
約束の通りに

212 :名前はいらない:2005/10/15(土) 20:18:10 ID:QSq1m9ol
その手は鬼灯を乗せたのと
同じ手

213 :名前はいらない:2005/10/15(土) 20:39:14 ID:QSq1m9ol
雨は止んで夜だけが一人ぼっちで
ここにあって

でもさ おれ
雨がキライなワケじゃないよ

傘を差すのが億劫なだけ

ありがとうって言おうとすると
口篭もってしまうだけ

おれはここにしか居ないし
白と黒でしかない

そしてまた掘り返すんだ
過去を死に切れない現在の屍を

214 :名前はいらない:2005/10/20(木) 23:37:35 ID:VIsH9ioM
おれが住む世界は黒い
おれが見る視界は黒い
おれが聞く言葉は黒い
おれが知る知識や概念は黒い
おれの下着に隠した優しさは黒い
おれが触るオンナは白い

豆腐の脆さで白い

215 :名前はいらない:2005/10/20(木) 23:40:20 ID:VIsH9ioM
気分がいい
秋の気分だ
頬過ぎる風
したたかに
擽るようで
躊躇してる

216 :名前はいらない:2005/10/20(木) 23:48:06 ID:VIsH9ioM
好きだ!好きだ!

消えたネコの屍骸

蒼茫たるおれの決断

余りある残響と

ズル剥けの魂

217 :名前はいらない:2005/10/20(木) 23:52:34 ID:VIsH9ioM
おれは死んだ

秋の青白い月のナイフ
左胸から中央寄り

ずっくと深く あやふやに

218 :名前はいらない:2005/10/20(木) 23:54:17 ID:VIsH9ioM
死んだ

219 :名前はいらない:2005/10/22(土) 01:03:14 ID:2rG4EZ30
てな訳でおれは死んだ

220 :名前はいらない:2005/10/22(土) 01:07:05 ID:2rG4EZ30
秋は
テーブルの上で
おれを喰らう

おれは
食べ残された
ヘタやら種やらの心地よさで

さよならを噛み締める

221 :名前はいらない:2005/10/31(月) 22:34:23 ID:0KDStHbA
「2005・04・25」

葉桜が さわさわ揺れている
マンションの下 公園の隣り
僕という塊を見下ろしながら

揺れている

散ってしまった花びらや
安穏とした陽気
ほんのり染まる散文を
忘れてしまったかのように
雄雄しく凛凛しく

揺れている

僕という塊の如何によらず お前は
夏になれば目一杯その腕を伸ばし
秋には痩せ細り 葉を散らし
冬にはただ黙って立ち尽くすのだろう
そして春がくれば 鬱陶しいほどの花びらを付け
少し幸福な面持ちで 空を見上げ
散れば またさわさわと僕という塊を見下ろすのだろう

(僕は・・悲しいのかどうかすらも分からないんだ
 僕は  感情って奴に置いてきぼりにされちゃったんだよ
 でもね なんだか嫌な気分なんだ とっても嫌な気分なんだ
 廻り来る季節の移ろいの中に キミはもういないんだろ?)

葉桜が 揺れている
僕をいう塊を見下ろしながら
さわさわさわさ 揺れている

222 :名前はいらない:2005/10/31(月) 22:36:44 ID:0KDStHbA
「桜花」

幸福な死などない
果てる事なき愛ならば
現在においても幸福

消え失せた桜花を
記憶の遠心力が
さも美しいものだったと
錯覚するのと同じように

ちゃちぃな

恋は現象
反応の過程

愛はサイクル
循環の象徴

その光

だが僕は 桜が咲くたび
その美しさに溺れてしまう

それもまたあり

223 :名前はいらない:2005/10/31(月) 22:43:26 ID:0KDStHbA
「揺らぎ」

羊の毛皮を被ろうよ
出来る事ならみすぼらしくて
くるくるくねったヤツがいい

時々めぇーってないてやれ
もったいぶってないてやれ

それからタバコに火をつけて
ため息まじりで言ってやれ

もうごめんなさい 悪かった
明日のご飯は目玉焼き

そしたら地球の端っこを
力いっぱい蹴っ飛ばせ
地震だ津波だ脱線だ

涙に濡れろ 羊の毛皮


224 :名前はいらない:2005/10/31(月) 22:44:05 ID:0KDStHbA
ほんとは僕は弱虫で
トントン拍子の裏拍で
キミの毛並みは宜しかろう
僕は慌てて手の甲つまむ

悲しいばかりで前が見えん
煙のせいかと思っていたよ
理不尽 不条理 不摂生
不協和音に音信不通

愚かな人ほど優しく泣くね
心の針穴 電車が通る

頼むから ねぇ もう泣かないで

羊の毛皮を貸してあげる


225 :名前はいらない:2005/10/31(月) 22:47:19 ID:0KDStHbA
「東京発」

窓の外では
僕の失敗や後悔や懺悔が
時速270キロのスピードで
かの地へと
飛んで行った

僕は
苦いだけで味のないコーヒーを飲み
足を組替え
目を閉じた

君や君たちや
あの人やあの人たちは
僕の事など忘れてしまうだろう

君や君たちや
あの人やあの人たちは
2・3回笑ったら
僕の事など忘れてしまうだろう

窓の外では
失敗や後悔や懺悔や弁解が
時速270キロのスピードで
かの地へと
飛んで行った

僕を閉じ込めたまま


226 :名前はいらない:2006/01/08(日) 05:08:34 ID:12Zacmky
おれは言葉の息の根を止めたんだ
意外とすんなり事は運んだよ

最初にまずそいつの首根っこを
暗がりの中で探し当て
それから雑巾みたいにしぼるんだ

いや
実際は雑巾ほど太くはなくて
そうだな
例えるなら茹でたほうれん草を冷水に放ち
それをしぼる感覚に近いね

ぼたぼたとフローリングは
言葉が吐き出す例の汚物で汚れたけれども


227 :名前はいらない:2006/01/08(日) 05:16:33 ID:12Zacmky
おれが床を拭き終わる頃には
言葉の野郎ぐうも言わずに横たわっているんだ

換気扇を回しタバコに火を付け
なんだかそいつがあまりにも動かないものだから
不憫になって おれは毛布なんかを掛けてやるんだ

毛布は
世界のぬくもりを溜め込んで
まるまると太っていて

おれはまたタバコの続きを吸い始め
明日の献立なんかを考えたりするんだ

228 :名前はいらない:2006/01/08(日) 05:18:23 ID:MGqvPcbY
書くの待ってたよ。

229 :名前はいらない:2006/01/08(日) 05:18:43 ID:12Zacmky
出来るだけあっさりとしたものがいいな

おひたしなんかがいいんじゃないかな


ため息と同時に
メンソールの煙を吐き出しながら
思うんだ

230 :名前はいらない:2006/01/08(日) 05:23:41 ID:12Zacmky
ぽちゃぽちゃ滴る蛇口の水に

同情などしながら

231 :名前はいらない:2006/01/11(水) 00:49:41 ID:gCf4Ya9c
***

おれ
もうダメだわ
やられた やられたんだよ
やられちゃったのさ うふふん
ってな具合に見事に華麗に
骨抜かれたよ

bottom in the depths

初めて知ったのが
今日だったってのが
そもそも不幸の始まりだったのかもな
参りました

降参です

***

232 :名前はいらない:2006/01/11(水) 00:59:15 ID:gCf4Ya9c
半透明で素敵じゃぁないか

参った! 降参! お手上げ!

創作すんのがイヤんなっちった

参った! 降参! お手上げ!

負け犬がカッコ悪いと知りつつ

尻尾を股間に隠すおれは

世界におけるこの2秒間で一番

バカ犬だ

233 :名前はいらない:2006/01/29(日) 01:52:12 ID:WUW+cM3K
ウイスキーを舐め
チップスターを噛む

エアコンは喘ぎ
瞼は神経質に

キミが入浴剤をどれにしようか悩む頃
おれは液晶に夜を書き殴る

月が凍って
オリオンは燃えた

月は凍って
オリオンが燃えた

234 :名前はいらない:2006/01/29(日) 01:57:57 ID:WUW+cM3K
晩秋 夕暮れ
鬼灯を乗せたてのひらは

風呂からあがりおれを呼ぶ

世界はなんて小さいのかしら

草原で息絶えた
病馬のように

キラキラと

235 :名前はいらない:2006/01/31(火) 23:58:24 ID:UNDDx81I
米を研ぐ音が
白いクロスに吸い込まれて
おれの手は冷たい

今日という
三百幾つの中のひとつは
産声もあげぬまま排水溝の中

おれは瞬きを年の数だけして
台所の蛍光灯を
その細く伸びた紐を
右手の重さだけで引っ張る

 死にたいって衝動
 生きたいって反動

 殺されたい願望
 殺戮のグリード

滴る蛇口の水は
盗掘された明日
ぽつりぽつりと
呼吸してる

236 :名前はいらない:2006/02/01(水) 00:03:35 ID:UNDDx81I
固まった脳だ
おれの灰色

なぜ
きみまでもおれを

酔いどれて
白と黒を両手の下に

音階なき音律を
旋律なき音像を

置き去りにする
おれを
なぜ

237 :名前はいらない:2006/02/01(水) 00:08:09 ID:UNDDx81I
睡眠時間なんて
ケンケンパっで充分だ

目よ

生きろ

238 :名前はいらない:2006/02/01(水) 00:10:55 ID:mimznuR6






























239 :名前はいらない:2006/02/01(水) 00:13:47 ID:mimznuR6
















240 :名前はいらない:2006/02/08(水) 03:57:54 ID:mv49SnsJ

深夜が窓の外 鬱蒼と茂る
音符と記号と鉛筆の匂いと
少し伸びた爪のカタカタ鳴るぎこちなさ

今日ってヤツは
さんざん駄々をこねた挙句
疲れちまって不貞寝してる

おれはその隙に台所で
ブロッコリーを茹でパンをかじる
ビールをグラスに

幾千の兵隊の怨念が
幾万の散った魂が
蛍光灯にほの明るい

精子よ

無邪気な源泉よ

おまえは何処で何をしている

241 :名前はいらない:2006/02/08(水) 04:00:01 ID:mv49SnsJ

くしゃみを2回

1回目はおもむろに

2回目はややこわばって

3回目を期待するかのように

242 :名前はいらない:2006/02/08(水) 04:10:14 ID:mv49SnsJ

携帯が鳴った
おれは「もしもし」

「あのね 話たい事があるの」
女の声

「なに?」
おれの声は低い

「・・・・」
沈黙という抗議の手段

「だからなに?」
おれの声は低い

「別れたい・・・」
語尾を電波の届かない所へ持って行くのは
おんなの手腕

「そうか」
おれの声はやや持ち上がったものの やはり低い

「うん ごめんね」
泣き笑うかのような鼻から息の抜けた「ね」

「それじゃ またな」

ポチリと電源を押せば 終了

なぜガチャリじゃないのかを
おれは悔やむ

243 :名前はいらない:2006/02/08(水) 04:15:42 ID:mv49SnsJ
×セバスチャン
〇してあげる

244 :名前はいらない:2006/02/08(水) 04:18:45 ID:mv49SnsJ
×寓話
〇洟垂れ坊主の話し方

245 :名前はいらない:2006/02/08(水) 04:26:59 ID:tnl57GqD
>>240
いい。

246 :名前はいらない:2006/02/24(金) 20:47:06 ID:+IDd06rr

口腔いっぱい 人魚の懺悔
らりりるれれれろ 人魚の残骸

おれ 生まれ変わったら
もし そんなことが出来たら

お前が投げ付けたグラスになって
午後8時にガチャーって割れてやるんだ

散々に砕けて 欠片の欠片のその破片になって
お前の靴下にちゃっかりくっ付いて
林間学校の飯盒の内臓みたいに
怒りに任せておれの3LDKのドアをガツリとやる直前
お前の靴の中でチクーって刺してやるんだ

おれの生まれ変わった腰骨の一部が
お前の踵の先端から3センチをチクーって

口腔いっぱい 人魚の懺悔
らりりるれれれろ 人魚の残骸

247 :名前はいらない:2006/02/24(金) 21:23:00 ID:umdA5shf

欲しい欲しい 欲しくない欲しい
いいわるい わるくないわるい
嬉しい嬉しい 嬉しくない嬉しい
怠惰 堕落 落伍 極楽
見栄 偏見 劣情 自殺願望

欲しい欲しい 欲しくない欲しい
ネコ シベリアンタイガー ヒメネズミ ヌートリア
エゴ フェミニズム シシリズム プリズム

切れっ端 記憶 アスファルトの窪みに溜まる雨水 嘘
兵隊 コンドーム 超絶技巧 フッフールの鐘の声
光 光源 マンホールの裏側に垂れ下がるアーバン 
すぐに震えるお前の上唇 チョコ 空き缶 ライター
河川敷 スカイラインの夜 墓標 奈良の二酸化炭素
立上る粒子 トマトソース クリシェ 留守電
下北沢のベーゼンドルファー 膣閉塞 花屋の軒先 溜息

さよならさよなら こんにちはさよらな
おれは言えない
さよならさよなら こんにちはさよなら

さよならさよなら こんにちはさよらな
おれは言わない
さよならさよなら こんにちはさよなら

248 :名前はいらない:2006/02/24(金) 21:28:33 ID:umdA5shf

つまらん くだらん いらん
おれはもう言葉をなくした
死んだんだよ あっさりと
それで充分じゃないか
それだけで充分楽しいじゃないか
死んだんだよ もう
あっさりと

249 :名前はいらない:2006/02/24(金) 21:30:14 ID:umdA5shf

人魚との口付けが終わる頃に

250 :名前はいらない:2006/03/25(土) 18:31:44 ID:RyUOsvPX
スタンダールの赤と黒

251 :名前はいらない:2006/03/27(月) 10:29:41 ID:uYSQH3oV
火の無い所に煙は立たず?
事実無根のでっちあげさ
それで去るなら去ればいい

252 :名前はいらない:2006/03/27(月) 17:43:27 ID:Jpn8Zg9w
白と黒
その境目には
静かな灰色のバランスよい空間があったりする
でも 少しでも動けばそこは
純色に染まった
広大な傾いた空間
キミならどっちを選ぶ?
静かで狭い世界?or辛くても自由な世界?

253 :名前はいらない:2006/03/28(火) 23:11:53 ID:nWc/x8sl
言葉は死んだ
その死に顔は綺麗だ
木蓮の柔らかさで
綺麗だ

254 :名前はいらない:2006/03/28(火) 23:13:50 ID:nWc/x8sl
吸いたいと肺が蠢く
痛いと椎間板が騒ぐ
恋人は
とても
理解

あり
おれはひとり
アルコールで
目を
洗う

255 :名前はいらない:2006/03/28(火) 23:20:01 ID:nWc/x8sl
憐れなり
人体の奇怪さ
他人の臓器
植えつけられ
ほっぺたを腫らす
幼子の血流は
エゴイズムと
情と呼ぶ深海
冷たき流れに
翻弄され

おれは

痛々しさに
一億何千万の傲慢さに
虫唾が走った

そして同時に

健やかであれと願った

256 :名前はいらない:2006/03/28(火) 23:34:20 ID:nWc/x8sl
誰がための命ぞ
誰がための呼吸ぞ

胸の中に ニッキ水満たし

なにが優しさぞ
なにが幸福ぞ

おれはこの命果てども誰にもやらん

だが

命あるならば
息するものならば

おれは同じく命あるものとして
息するものとして

泥まみれの幸福を
ニッキ水の優しさを

噛み締め
歯茎から赤水でるころ

おまえと同様
請い求むるだろう

ちっぽけなおれが出来得る最小限として

257 :名前はいらない:2006/03/28(火) 23:42:59 ID:nWc/x8sl
兵隊さんは死にました
ころりと転び死にました

おれはそれを手紙に書いて
見知らぬ国へと投げました

街で街娼待ちました
マッチを点けて待ちました

おれはそれを写真に撮って
生ごみの日に出しました

劣化ウランが燃えました
うひひうひひと燃えました

おれはそれを声にして
コップに波紋を付けました

嘘八百と野次られて
罵詈雑言の悪口誹謗

儲からなけりゃやってらんない

おれはそれを瞼の裏で
見えないものに変えちゃいました

見えないものにあいなりました

258 :名前はいらない:2006/06/03(土) 01:24:55 ID:81mBKjXa
尖ってた
先っぽには常に殺意があった

誰かを
殺すんじゃなくて 

形振り構わぬ勢いが
くちをパクつかせながら
あった

おれは 今
腑抜けた奥歯で今日を噛み締め

追い詰められては眠ろうとしている

言葉は死んだ

それはおまえが一番よく知っている

259 :名前はいらない:2006/06/03(土) 01:43:24 ID:81mBKjXa
胸を焼くアルコールと
記憶を喰らう一輪の痩せっぽちと

瞼の業苦とその重たさと

干上がったダムから申し訳なさげに顔を出した神社の鳥居と
民家の屋根と立ち枯れた杉の骸と

脳細胞の馬鹿と
明日の憂鬱を天秤にかけるしたたかな夜と

日曜に降り注ぐ芝生の匂いと缶ビールの吐息は

誰かが切望したであろう 
二酸化炭素よりも無価値で

おれは覚悟を決め
そんなのを全部クシャクシャに丸めて
ベランダから放り投げてやるんだ

地面で大きくバウンドしたら
くたって動かなくなるんだ

そしたら
今日を昨日に変えられるのに

260 :名前はいらない:2006/06/03(土) 01:44:01 ID:81mBKjXa
昨日よりも残酷な今日に巡り合えるのに

261 :名前はいらない:2006/06/03(土) 01:45:29 ID:81mBKjXa
言葉は死んだ

見えなくなった

それは
美しさを求めた罰

それは
生きることの罪

262 :名前はいらない:2006/06/03(土) 05:53:50 ID:X6IEr6fg
音だけになった言葉が
窓のむこう


蛙やコオロギ、雀
彼らは声だけしか存在しない
誰も見たことがない
(俺の体の中を 音だけが)


窓のむこう
蟹のワルツが聞こえる

ぴあののあの白と黒が
ぴあののあの白と黒が

263 :名前はいらない:2006/06/06(火) 00:26:10 ID:qj9St3bF
つまらない

264 :名前はいらない:2006/06/06(火) 01:23:15 ID:jOz3w4ce
白黒ついて
スッキリした
明日も日本晴れ

265 :名前はいらない:2006/06/06(火) 01:56:32 ID:VqSR8oCp
おれもつまらないと思う
それでいい

言葉は死んだ

言葉も無く

死んだ

それでいい

266 :名前はいらない:2006/06/06(火) 01:57:14 ID:VqSR8oCp
それでいい

267 :名前はいらない:2006/06/06(火) 01:59:14 ID:VqSR8oCp
そんなのハナから知っていたじゃないか

白は白鍵
黒は黒鍵

誰かがエチュードを弾いているだけだ

ここには何もない

あるのは

死んだ言葉だけ

そしてそれはいつだって

つまらない

268 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:06:43 ID:VqSR8oCp
つまらない?

いや おれはこう思うぜ

ツバメが巣を作り
桜の葉が硬くその掌を厚くする頃
おれはしばたく目の奥で
水銀灯のアンニュイを持て余し
嘆くのはいつだって 靴の裏の社会で

ハッパやクラビンやトンテッチやパパトスや

憐憫めいた6月の湿っぽい熱気や

ああぁ


 下らない


これに尽きる

269 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:08:03 ID:VqSR8oCp




























270 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:14:01 ID:VqSR8oCp
目が覚めれば
そこにはきっと何も無い

そんなことを願い 布団に入るには
きっとこの地上で あるいは水の底で

何千何万と繰り返された願いなのだろう

おれは
だれかが吐き出した 願いのCO2を
きっと鼻毛のスキマに埋めて

のうのうと
眠るのだ

年老いた獅子の尻尾のように


271 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:14:11 ID:q3Dmde+q
書かない
災いを呼ぶのは言葉と文
だから二度と書かない
もう二度と悲しみの淵に落ちたくない
自分の文が大嫌いだ
災いを呼ぶ
同じ過ちは繰り返さない
黙っていると涙を流さずにすむ

飛べない小鳥
咲かない花
何も出来ない役立たず
あの人は認めてくれるのかな

どうすれば嫌われないのかな?
笑顔になってくれる?(こんな何も出来ない何もない私に?)
誰か教えて

272 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:16:18 ID:VqSR8oCp














273 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:17:17 ID:VqSR8oCp


















274 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:17:51 ID:VqSR8oCp














275 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:18:23 ID:q3Dmde+q
おしゃべり…
気の毒にな

276 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:18:37 ID:VqSR8oCp















277 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:22:44 ID:q3Dmde+q
…捨てられた犬は眠れんのだよ
飼い主が本当に迎えに来てくれたと確認しなきゃ
眠れんのだよ
捨てられたショックと捨なきゃならなかった不幸を
ずっと覚えてるんだよ
犬を甘く見ないことだ

278 :名前はいらない:2006/06/06(火) 02:33:33 ID:q3Dmde+q
犬は夢を見る
幸せだった頃の夢
犬はうろたえる
夢が現実になったら
二本足でスキップするだろう
目を白黒させながら
喜びにワン!と一声鳴くだろう
大好きな存在だけに、こっそりと

279 : ◆ztekc0mEGk :2006/06/06(火) 02:51:40 ID:VqSR8oCp
はいよ。

なんかさ、吹っ切れたよ。
実際、僕がここに書いたのは自分史みたいなもので、
誰かが推薦してくれた女のコとの話も実話で、
ほんとは誰かに言いたかっただけれど、僕は男嫌いなので、
女のコにこんな話をするのも気が引けて、まぁ、ここに書いたって訳だ。

正直、一番触れられたくない過去ではあるけど、
推薦されて実際ちょっと考え込んだけど、
書いたものは結局誰かに読まれる宿命で、
それを書き手が口を挟むってのもオカシナ事だと思うから、別に僕は何も言わない。

こんなふうに推薦されても、まだ自分の作品を読むのに躊躇してるのだな、実は。

それくらい僕にはナイーブな部分であり、そしてたぶん僕自身の考え方なんかを作る、とても重要な出来事だったのだよ。

まぁ、僕は明日も仕事で、
もうかなり眠たいのだけれど、
結構これが良いタイミングだったんじゃないか、とも思ってる。

と言うもの、僕は音楽家になりたくてなりたくて、
日々、録音やライブやその練習やなんかに追われているんだ。

なので、この機会にアッサリと2ちゃんと手を切るってのは
僕にとって有益な事であるんだよな。

まだ確たる答えも出していないし、これから白黒をどうしようかなんて考えてもいないけれど、
最近、どうも僕は言葉に嫌われている気がするので、たぶん金輪際書かないだろう。

なんか、こんなふうに誰か(僕の憶測ではコテだし、しかも僕が知ってる人だ)に書かれて初めて
キリの気持ちが分かったんだよな。あれは僕が悪かった。すまない。

280 : ◆ztekc0mEGk :2006/06/06(火) 03:01:54 ID:VqSR8oCp
あと少しだけ。

捨て犬もちゃんと眠るだろうに。
そして、それは希望だけを求めるのではなく、(それでも希望を捨てきれずに)
どうにかこうにか自分でやっていこうとするんじゃないの?

か弱いイメージしかないんだな。キミには。捨て犬ってのはさ。

それがたぶんキミ自身だよ。

僕は随分とひとりで生きてきた。

そして、僕はそれで良かったのだと思っている。
だけれど、僕はひとりぼっちが怖いとか、それが悪いものだったとは思わない。

僕は僕で充分楽しかったし、束の間の幸福感も味わった。

いや、別に人生経験や、生い立ちや生き方がどうとかこうとか、言うつもりはない。

僕は、僕の経験の全てから僕の「僕らしさ」を作り得たって話なだけで・・。

ま、と言っても、そんなに誰が見ても不幸な生い立ちではないし、
もしやすれば、あるいは僕は恵まれているのかもしれない、が、
僕は・・・・・


つかれたし、明日も早いので、もう寝るよ。

キミとはもう言葉も交わさないだろう。

すれ違いって経験したことあるかい?
なければここですれ違ってみような。スレ違い。白と黒。

281 :名前はいらない:2006/06/07(水) 00:10:29 ID:9X44oMpP
鍵盤、どうしても話したいことがあるので、
捨てアドで構わないからメールください。
スレは汚したくないから、直接話したい。
いつでもいいから待ってる。気が付いたらお願いします。
siita_@jupiter.livedoor.com

282 :リーフレイン ◆LeafL/oiO. :2006/06/08(木) 10:23:34 ID:OpLOEIcV
>白と黒 の作者様
詩板本 2冊目 スレッドにて、2005年投稿作品から、作品集を(100部印刷の同人誌版)を企画しています。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1149018617/l50
是非、>>36-38を掲載させていただけませんでしょうか?

(多分いろいろと考えておられることと思われます。書きあげられた言葉は
書いた本人のものであると同時に読み手の心にも積もってまいります。
どうか、それを素晴らしいと感じた読者のために、掲載を許可していただけると幸いです。)

283 :名前はいらない:2006/06/08(木) 23:48:04 ID:A7wp86rI
無神経にも程がある。

284 :名前はいらない:2006/06/09(金) 06:33:41 ID:nhCjrTgm
>>283
本人はそう思ってなさそうだがなww

285 :名前はいらない:2006/07/24(月) 15:44:42 ID:5f7+2htA
わたらせ(AP)

286 :名前はいらない:2006/09/07(木) 02:03:17 ID:53iTH4F0
なかさい

287 :名前はいらない:2006/10/12(木) 01:01:04 ID:0UkFkCfp
ほんざん

288 :名前はいらない:2006/10/12(木) 01:07:12 ID:QFPDYZmM
やーめたやーめた

反抗するのもうやめた

部屋に帰るとなんか違う
僕のマルメンでらすげー
でも見えない

誰が隠した誰が隠した
見せないつもりか
早くしないと隠れた目玉をひんむくぞ

まっくろくろすけ

でておいで

289 :名前はいらない:2006/12/23(土) 13:36:32 ID:+ElYgNG3
ho


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