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■アルチュール・ランボーについて語れ■

1 :名前はいらない:2006/11/20(月) 19:52:45 ID:ZwaoqRTw
ランボーを語り誉め讃え光速で批評するスレ

etc

2 :名前はいらない:2006/11/20(月) 19:56:54 ID:ZwaoqRTw
シド・ヴィシャスよりボブ・ディランより桜井和寿より草野正宗よりラムボー

3 :名前はいらない:2006/11/20(月) 19:59:33 ID:ZwaoqRTw
ラムボー、この板は詩板だというのに、君について語れる人間は誰1人として存在しないんだ

4 :名前はいらない:2006/11/20(月) 20:00:54 ID:ZwaoqRTw
ラムボー、にぃちぇ氏だって君について語ることはできない。葉土氏だって語れやしないんだ

5 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/20(月) 21:58:29 ID:+xKQf5gn
あんたはランボーのどこに惹かれたと?

6 :  ◆UnderDv67M :2006/11/20(月) 23:54:55 ID:rDbQIoTg
乱暴なところに惹かれましたとさ 終わり

7 :名前はいらない:2006/11/21(火) 03:06:48 ID:2pNGW1Lq
 幸福 アルチュル・ランボー

  季節(とき)が流れる、城塞(おしろ)が見える、
  無疵な魂(もの)なぞ何処にあろう?

  季節が流れる、城塞が見える、

誰もが望む「幸福」の、
秘法を俺は身に付けた。

ゴールの鶏(とり)が鳴く度に、
「幸福」にこそ万歳だ。

もはや何にも希(ねが)うまい、
俺はそいつで一杯だ。

身も魂も恍惚(とろ)けては、
努力もへちまもあるものか。
 
  季節が流れる、城塞が見える。

俺の言葉の意味だって?
言葉なんぞはふっ飛んじまえ!

  季節が流れる、城塞が見える。

8 :名前はいらない:2006/11/21(火) 03:24:27 ID:2pNGW1Lq
 永遠 アルチュル・ランボー

とうとう見つけた。
何がだ?――永遠。
沈む陽もろとも、
行ってしまった海のことさあ。

見張りの番の魂よ、
白状しちまえ、
こんなにもろい夜の事を、
あんなに燃える真昼の事を。

人間共の浅慮から、
俗世共通(ならし)の逆上(のぼせ)から。
おまえはさっさと手を切って、
思いのままに飛んでいくべし……。

もとより希望のあるものか、
願いの条(すじ)があるものか、
黙って黙ってまま耐えて……、
苦痛なんざあ正直(あたりき)よ。

繻子(サテン)の肌した真紅の燠(おき)よ、
お前はそっちで燃えていりゃあ、
義務(つとめ)はすむというものだ。
やれやれという暇もなく。

とうとう見つけた。
何がだ?――永遠。
沈む陽もろとも、
行ってしまった海のことさあ。

9 :名前はいらない:2006/11/21(火) 03:25:54 ID:2pNGW1Lq
さて当然中原中○の訳がほぼベースですが、
現代口語になおし一部意味のとりにくかったところあらためました
理由はカスラックが怖いからです


10 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/21(火) 04:07:16 ID:fgEsPSn2
ランボーの「イリュミナシヨン」読むなら
篠原義近著「ランボー『イリュミナシヨン』幻視」国文社
がオススメよ。
象徴主義的視点に傾き過ぎてて現代の言語学、現象学、構造主義、
(ポスト)モダニズム、またはその後派生するフランス詩たちとの関連性が
薄すぎるきらいはあるものの、ランボーの詩句の余白を通じて
「ことば」に対しての鋭敏な感覚が養われる事うけあい。
僕も全部読んだわけじゃないですけど。

あとそれから小林っちと中也っちはランボーに傾倒してたことで有名ですが
彼等の訳は結構酷いらしい(誤訳、意訳のオンパレ)のでイマージュ先行型の人、
適確にランボーつかみたいぜって人は宇佐美訳が無難らしいです。
ちなみに「地獄の季節」は本来道化師入った口調で書かれてるので、
笑いにうるさい人は現代訳ではいいのが無いかも。
みーんな頭の固い学者が背伸びして書きましたって感じの訳。
僕としては町田康あたりに訳して欲しい……

11 :名前はいらない:2006/11/24(金) 11:33:34 ID:B2P2ZYyy
  見切物

 売物。 ユダヤ人でも売つたことのないものだ、貴族も罪人も味わつた、民衆の呪はれた愛も地獄の正直も知らなかつたもの、時も科学も認める処がなかつたもの。
 構成を更へた諸〃の「声」、合唱、合奏のすべての力を集めた同胞の目覚めとその即時の実施、俺たちの感覚を解放する無二の機会。
 売り物。凡そ種族の、階級の、性別の、血統の埒外にある価も量られぬ「肉体」。歩むにつれて、迸(ほとばし)る様々な富。滅茶目茶のダイヤモンドの投売り。
 売り物。民衆には無政府を。卓越した好事家等には抑へきれない満足を。信者、情人共にはむごたらしい死を。
 売り物。住居と移住。戸外の遊技と仙境と完全な慰安。音楽と運動、猶、その齎(もたら)す未来と。
 売り物。様々な計算の応用と未開の諧調の飛躍と。人々の思ひも掛けなかった言葉の数々と掘り出し物、即時の所有。
 不可見の光彩、不可知の歓喜を目指す、狂気じみた、無際涯の飛躍。――その物狂おしい様々な秘密は、各人の悪徳へ、――その恐ろしい喜悦は群衆の手に。
 売り物。「肉体」と声、まさしく途轍もない豪奢、将来も断じて売り手はないものだ。まだまだ品物には不足せぬ。旅人達は、あわてて手附を置くには当らない。


小林秀雄訳

12 :名前はいらない:2006/11/24(金) 11:34:38 ID:B2P2ZYyy
  バーゲン

売り払え、ユダヤ人も売ったことのないもの、貴族も罪人も味わったことのないもの、群衆の呪われた愛、地獄の廉直も知らないもの、時間も科学も認識しえないもの。
声の再構成、合唱とオーケストラの全エネルギーによる友愛の覚醒、その瞬間の適用だ。我らの感覚を解き放つ唯一のチャンスだよ!
売り払え、値段のつかない肉体だ、あらゆる民族、あらゆる世界、あらゆる性、あらゆる系統の外にある肉体だ!歩みにつれて富は迸る!無鑑査ダイヤのバーゲンだ!
売り払え、マッスのためにはアナーキーを、卓越したアマチュアには抑制しがたい満足を、信者と愛人には無惨な死を!
売り払え、居住と移住を、スポーツ、夢幻、完璧な慰安を、それの生み出す響きと連続、その未来を!
売り払え、計算の応用、前代未聞のハーモニーの跳躍を。思いも寄らない掘り出し物と支払い期限、即座の所有だよ。

鈴村和成訳

13 :超訳:2006/11/24(金) 11:41:51 ID:B2P2ZYyy
ホリエモンとマスコミとノダメと引っ越しのサカイとカ●●アダイヤモンドと耐震偽装マンションとデ●●ニーランドとITベンチャーと某政党と某宗教団体とジャパネット●か●と●●姉妹に捧げる。


 売っちゃえヨ、ユダヤ人も売ったことのないものを、貴族も罪人も味わったことのないものを、群衆の呪われたLOVEを、地獄の正直者も知らないものを、時間も科学も認識しえないものを。
 ボイスを組み直し、コーラスとオーケストラの全エネルギーによるフレンドシップの目覚め、その瞬間に合わせたものだよ。 俺らの感覚を解き放つただ一つのチャンスだよ!
 売っちゃえヨ、値段のつかないボディだよ、あらゆるethnic、あらゆるworld、あらゆるsex、あらゆるpedigreeに当てはまらないボディだよ。 歩けばrichがほとばしる。 鑑定書無しのダイヤモンドのバーゲンだよ。
 売っちゃえヨ、民衆にはアナーキーを、スゲぇアマチュアには抑えきれないsatisfactionを、信者と愛人には無惨な死を。
 売っちゃえヨ、マンションと引っ越し、スポーツ、ドリーム、完璧なアミューズメント、それの生み出すバイブレーションの連続を、そのfutureを。
 売っちゃえヨ、計算の応用を、前代未聞のハーモニーのジャンプを。 思いも寄らない掘り出し物が「金利手数料無し、今すぐお手元へお届けします」だよ。
 見えないflash、知り得ないjoyを目指す、madな、無限のジャンプ。――そのcrazyなsecretは、各人の悪徳に、――その恐ろしいjoyは群衆の手に。
 売っちゃえヨ。 ボディとボイス、まさしくスゲぇゴージャスさ、将来も断じて売り手はないものですよ。 でも、まだまだセールは終わらない。 旅人さん達は、あわててそんなに早く手数料をださなくたっていいんだよ


14 :名前はいらない:2006/11/25(土) 15:45:42 ID:v8Op3mkb
>>9
グッジョブ

15 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/27(月) 13:02:24 ID:V02MxXW5
昨日ずっと紛失してた『ランボー全詩集/宇佐美斉訳』
探すの諦めて買って久しぶりにパラパラめくってみたんだが、酷いな、これ。
ランボーの詩語が持つXジャパンのドラムみたいな疾走感が全く消えうせちまってる。
呼んでて全く愉しくない。ランボー的な幻視(ヴィジョン)もどっか陳腐に感じる。
>>13の超訳の方が読んでて全然ランボーらしいわ。

16 :名前はいらない:2006/11/28(火) 22:21:27 ID:fUPZ8oLb
アル中乱暴

17 :名前はいらない:2006/11/29(水) 03:46:48 ID:XLpQ7TXE
>>13
旅人=行商人 だから、いまならヤフオクに絡めて「転売ヤー」との入札バトル
にしたほうがいいな

18 :名前はいらない:2006/12/03(日) 21:09:34 ID:VswUNXlG
>>15
ランボー好きです。ランボーの影響が色濃くでてるコテさんって誰ですかね?

19 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/12/04(月) 10:30:39 ID:EusmzN52
>>18
こんちは!
ランボーの影響という事ですが僕自身まだあまり良くランボーを噛み締めておらず、
しかもここ1ヶ月くらいコテつけたばっかで
あんま他のコテの人と絡んでないんで正直わかんないんですよねぇ。すいません。
日本だとランボーの影響っていうと吉増剛造あたりがささやかれるんでしょうか。
でも今の現代詩の流れを作ったのはランボーなんで、
注意して読んでれば多分どの人にもランボー的要素は(形を変えて)あると思います。
それを金脈探しみたいにして他の人の詩を読んでくのもまた一興かと。
すいませんあんまり答えになってなくて。

お詫びに「ランボーの影響」でググってていいなぁと思った詩を一つ。

    L’étoile a pleuré rose au cœur de tes oreilles,
    L’infini roulé blanc de ta nuque à tes reins,
    La mer a perlé rousse à tes mammes vermeilles
    Et l’Homme saigné noir à ton flanc souverain.


    星は君の耳の中心で薔薇色に涙を流し
    無限は君のうなじから腰へ白く転がり
    海は君の朱色の乳首で赤茶色に真珠を飾り
    そして男は君の最高の脇腹で黒く血を流す

   Arthur Rimbaud (1854―1891)

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 11:07:27 ID:2bXVZfKJ
関連wiki
http://wiki.ninki.org/wiki.cgi?p=%a2%a3%8e%b1%8e%d9%8e%c1%8e%ad%8e%b0%8e%d9%8e%a5%8e%d7%8e%dd%8e%ce%8e%de%8e%b0%a4%cb%a4%c4%a4%a4%a4%c6%b8%ec%a4%ec%a2%a3


21 :名前はいらない:2006/12/04(月) 23:38:22 ID:QgYocJny
自伝「地獄の季節」は完璧。
ランボーは「詩人」ではなく「芸術作品」になってる。
詩想が、虚構の世界ではなく、現実として存在している。
完全な陶酔、全知全能。
「不思議の国のアリス」の吸引力に負けてない。
精神が興奮するとき、内界(夢、虚構、詩想)が外界(現実、事実)の圧力に抵抗して広がろうとする、
その時、夢と現実の交錯が「文体」や「詩」となる。
そのような「言葉」を組み立てることで、夢の現実に対する圧力が強まり、広がることが
できる。このときの言葉には、色濃く血が通っている。
虚構と現実の摩擦熱が、詩になる、というような感じ。血が通っていれば、精神的なもの
は具現化される。実際の現実より、詩の方が真実性がある。
その典型例を示した心理的自伝。
ドラッグなしに、言語感覚を保ったまま躁の絶頂状態を経験した人にはわかるはず・・・
ロックに劣らない「詩」の陶酔力。


22 :名前はいらない:2006/12/05(火) 00:05:37 ID:GtQcs1LV
中原中也
小林秀雄


23 :名前はいらない:2006/12/05(火) 00:33:42 ID:60/rOxPq
小林秀雄と中原中也だったらどっちの訳がオススメですか?

24 :名前はいらない:2006/12/05(火) 00:44:19 ID:5PwWV2aj
秀雄♪
宇佐美さん訳の感覚は素晴らしい

25 :名前はいらない:2006/12/05(火) 00:58:25 ID:5R6pQwcz
「初聖体拝領」が綺麗で好き。
あれでランボー=赤っていう色のイメージが自分についてしまった。

26 :名前はいらない:2006/12/05(火) 01:49:53 ID:X3gMMK9m
>>21
関係あるかわからんが、夢の中で詩を書くと物凄い勢いで詩が書ける。
言葉が次から次へ沸いてくるんだ。
しかも、夢の中に居るときは「詩の陶酔力」とやらをビンビンに感じている(気がする)。
起きた時にはほとんど覚えていないのが難点だな。

27 :名前はいらない:2006/12/05(火) 02:20:22 ID:5R6pQwcz
>>26
夢の中で詩が書けるの?すごい。
シュールレアリスムみたい。

でも、それじゃ駄目なんじゃないのかとも思うけどw
レーモン・クノーが言うように、
現実の制約の中で作品化できて、初めて詩と呼べるんだろうし。

28 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/12/05(火) 02:21:01 ID:eqO7qQ7U
>>26
そりゃシュルレアリスムの自動記述だべ、あんた
無意識のファッキンパワーに負けて
そのまんま言葉を取り出したのがシュルレアリスム、
その超パワーに負けないほどの超超絶な現実意識を保ちつつ
言葉を網で絡めとったのがランボー、マラルメ。
「ハイ、これがボクの詩ですょ」って言われた時にどっちが「おおっ!」
てなるかはアナタ次第。

29 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/12/05(火) 02:23:19 ID:eqO7qQ7U
わ、凄い30秒差で同じ事言ってる人がこの世界にいるなんて

30 :名前はいらない:2006/12/09(土) 02:06:36 ID:I3czXZA9
>>24
サンクス
小林秀雄のを探してくるよ

31 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/12/18(月) 19:26:07 ID:knzK44gn
卒論が無事終わったので、これからランボーを読み解いてゆこうと思います。
はじめに借りてきたのは中地義和の『ランボー−精霊と道化のあいだ−』です。
文学板の方でもすこぶる評判の高いこの研究書は
一体どんなランボーの魅力を教えてくれるのか?わくわく

32 :名前はいらない:2006/12/27(水) 16:46:37 ID:slOE6Fw3
ランボーは好きですが、このスレは伸びそうもない。
フランス語が、相当出来ないと、詩を味わえないですから。


33 :青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/12/29(金) 15:59:23 ID:jZSuBb8O
問題は、切れ味鋭いレトリックが幾重にも重なった
超絶技巧の重厚さと反比例するようにして、どんどんスピードをあげていく
ことばたちとの、ランボーの詩独特の詩想と詩句のぶつかり合いの火花が、
邦訳ランボーだと上手に表現されていない所にあると思う。

までも、
レトリックのきらめきそのものは
日本語フィルター通してでも何となく感じる事はできるはず。
だから頑張りまっしょい。

と、中地義和のランボー論読んでて思った。

34 :名前はいらない:2007/02/24(土) 22:32:41 ID:KhhWzxR2
>>32
日本の俳句でも
「静けさや岩にしみいる蝉の声」

この文を英語にして海外の人に紹介しても
この俳句の良さの半分もわからないように
外国語のできない日本人がランボーその他の詩人の良さは
わかっていないと思う。

小林秀雄のランボーは素晴らしいけど
小林秀雄のランボーだし

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